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それになぁ!さっき麻袋の中身ぁボンクラが
全部ぶちまけちまったじゃあねえか。
1人分しかねえ骨ぇどうやってすり替えるんだよ!!
[怒りにまかせ、乱暴に突っ込む。]
てめえが喰い殺したヤツだろうがこりゃあ!
見てろ、クソババア!!今ぁ、てめえが
信じたくねえ事実ぅコイツの口から吐かせるたらあ!!
てめえが喰ったヤツだろうがぁ!
[ノーマンだけはセシリアに近づけないで――宿坊で耳にしたジェーンの縋るような声が耳に甦る。
ジェーンがノーマンにどのような目に遭わされたかは、彼女の疵が何より雄弁に語っていた。
だが、それでもなお、「母を疑うなら、母では無く私を」とまで云うセシリアの気が知れなかった。人狼であるならそこまで庇うものだろうか。それとも、これもやはりあくまで“人”を装う偽りの演技に過ぎぬというのであろうか。
感情の揺れを感じながらも、ノーマンの告発の行方を見守っている。]
あ…ぁぁ…ぁあ…ぁぁぁぁぁ……。
[漏れるのは、唯、
喘ぐような息遣いだけ。
気絶してしまった方が、どんなに楽であったろうか。]
[鉄棒はセシリアの鼠蹊部に触れ、僅かに皮膚を灼いた。
クインジーは掌をジュウジュウと灼く鉄棒を握りしめたまま、その痛みを気にすることなく持ち上げる。
忿怒の形相で鉄棒をひったくると、檻の外へ投げ捨てた。]
ねねねねねねねネリーお姉ちゃん!!!
あれは…なに!??
どうしてわざわざ服を破いたりしてあんな場所へあんな事するの?
[ウェンディは驚嘆の色を隠せない。]
ノーマン、証拠隠滅でもするつもりか?
やはり、貴様が狼か――あるいはセシリアを堕落させた悪魔か――
[クインジーの形相は掌の激痛からか、それとも赫怒からか、悪鬼のように歪んでいた。]
セシリアが乙女か否か、それは魔女か否かを見定める材料となったろうに。
それを邪魔だてするとは――
あァん!?邪魔してんじゃねえぞ?
[クインジーに詰め寄る。]
こりゃあなぁ、俺の力で見つけてきた証拠なんだよ。
俺にゃあ、力があるんだ。
埋ってるもん見つける力がなあ。
[鬼気迫る表情でクインジーを睨む。]
この力ぁ使えば人狼ぉに繋がる証拠見つけ出せるだろうが!
まずは、この犬ッころが人狼である動かぬ
証拠を使って、証言をここにいる全員に示そう
ってんだよ!邪魔してんじゃあねえぞ!!
[自分には人狼に繋がる証拠があると主張している。]
[股を開かせる命令に従った兵士。
セシリアは頬を紅潮させ──精神的な苦痛の声を上げる。
ジェーンの言葉に、涙が零れそうになる。
首を横に振り──、]
私は──セシリア・アーチボルドは人狼です。
早く、早く、はじめて下さい。
[悲鳴の様な声を無視して、ノーマン派の兵士に手渡された鉄棒がねじ込まれる。]
──ッ…ハゥグッ。
、、、ァあぁ…あ──ァあ…!
[声にならない声。生理的な涙がぼろぼろと零れた。
肉の焦げる臭気と共に、椅子に鮮血の染みが赤い花の様に、広がって行く──。
ノーマンを激しい眼差しで睨みつける。セシリアの口唇は苦痛に開かれていたが──、牙が。長く鋭利な犬歯が伸びるのがノーマンには見えただろう。
セシリアは鉄棒を握ったノーマンの右腕に噛み付き、骨が見える程深く深く抉り取った。]
うぎゃああああああッ!!!!!
[再び手にした棒を、あまりの痛みに投げ捨てる。]
咬んだ…コイツ、咬みやがったぞぉ!!!
[抉られた傷口を押さえながら、震える声で叫ぶ。]
[突如、セシリアの動きが変わった。変わった──と言うよりも、予想外の動きをしたと言うべきか。]
えっ? あれは…何? セシリアお姉ちゃんが飛びついた…
[それは、ウェンディにとって初めて見る、人狼の肉体的能力だった。もっとも、ノーマンにとっては不本意ながら、自らの肉体で証明させた事になるのだが。]
ええい、やめろ!!
[鉄棒を手に取った兵士の顎を砕くほどの勢いで殴り飛ばす。
鉄棒を払いのけた。]
何度も言うが、拷問は証拠のことを考えてやれ――
[ウェンディは一瞬、檻に背を向けて考え込んだ。]
あの男の人がお姉ちゃんにした事も凄い事だったけど、お姉ちゃんががやった事って…
まさか!お姉ちゃんは本当に人狼!?
[それは一般の聴衆からしても満場が賛成こそあれ、否定のできない事実であった。]
く……
馬鹿な……
[目の前で、ノーマンの腕から血飛沫が上がる様を、現実感のない茫洋とした眼差しで見ていた。
荒く息をつく。
掌からは、焼けただれた皮膚が垂れ下がっていた。]
[苦痛に歪む表情。狼に食われた鹿のよう。]
証拠だぁ?……そ、そんなもん…
俺の力でいくらでも見つけて来てやらあ!!
埋ってるもんだったら、何だって見つけられるんだぞ!!
[聖職者に向かって、異端と思われる
技術を駆使して証拠を見つけると主張。]
[骨まで絶つには距離が足りない。
セシリアは、噛み切ったノーマンの腕肉を途中まで咀嚼し、顔を顰めて、ぐちゃぐちゃになったそれを唾液と共に床に吐き捨てた。]
──…不味い。
そこにある複数の骨が、最初のものを除いて誰のものかは知らない。だが、今まで喰った肉は──どれであれ、お前よりは美味かった。
…それで、満足でしょう?
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