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[カミーラは身体を動かすことが出来ず、意識が朦朧としている。]
…私は、なんて無力なんだろう…。
力が…もっと大きな力が、欲しい!!
もしそれが聖なる力であれば、私は…喜ぶぞぉッ!!
[だが残念なことにカミーラの願いは、かないはしないのであった。]
[目覚めの時間が、
もうそこまで*迫ってきている。*]
[地図を滑る振り子は、左周りに回転している。]
……ここにゃあ何もねえようだ。
[振り子がアーチボルド家のすぐ裏手辺りに
さしかかったとき、振り子が右に回り出す。]
ん……。
[もう一度回転を確かめる。やはり右回り。
そして、粉屋の敷地にも微弱ながら反応。]
……ここだなぁ。オイ!アーチボルド家の裏と
粉屋ぁ掘ってこいや。なんか出たら、詰め所ぉ
持ってけ。俺がいなけりゃ、事情話して誰かに渡せ。
それと、粉屋でなんか出たらあのうすのろ引っ張ってこいや。
[示すと、ヴィンセントに誇らしげな表情。]
あンがとよ、クインジーさまァ。
[カミーラの身体を檻の外へと運び出すと、ウェンディの方をちらりと見る。]
神父さまァのお使いにも行かなきゃなンねぇしなァ……どうすべ。オレが行かなきゃァダメかェ?けンどよ……こンおっきな旅の娘さんの世話もしなくちゃなンねぇし……
娘さんよ。
オレぁ、こン方ァの世話すンの頼まれちまってよォ。悪いけど、神父さまァのお使い、頼まれてくれませんかの……
オレみてェな貧乏人に指図されンのは、気分悪ィかもしれねぇでござェましょうが……どうか、ひとつ。
[主の言葉から、感情の波が伝わってくる]
……お察しします
[私は、ただそれだけ口にした。それ以上に何を語ることができただろう。
願わくば、主と共に無事に――とも思う。それは偽りではない。
だが、私はセシリアに対する村人への心証を僅かなり良くするためにジェーンを利用し、そして主の身を救うためならば何者であれ犠牲とするに躊躇いなかったのだから。]
[クインジーに微かに首を左右に振る。]
――この傷は、皆さんからセシリアを守る為に私が自分でつけた傷……そう言われていますが……違います。
[ジェーンの左目は、群集の中に居るミッキーを見た。]
私の怪我は、告発した女性の息子、皆さんも知っている……ミッキーにつけられました。セシリアに度々、執拗に迫っていた事は、恥ずかしいながら周知の事実……あの日も、ミッキーは敷地内に入り込み、その手には刃物を持っていました……。
実力行使に出ようとしたのでしょう……。
[ウェンディはネリーと共に檻のほうへ向かい、カミーラを見た。ネリーがカミーラの世話をする事になったらしい。さらにネリーに頼まれごとを受ける。]
うん、分かったわ。神父様のお使いね。何をすればいいの?
え?気分悪い?そんなことないわ。貧しいとか私、あんまりわからないけど。ネリーお姉ちゃんだったら何だって引き受けちゃう!
[貴賤の本質を理解してないゆえの笑顔だろうか。]
[怪訝そうにノーマンの手元を覗き込む。]
うん?
たしかに、今振り子がおかしな動きをしたが。
[たしかに、振り子や棒で水脈を探し当てる者がいると、聞いた事はある。
だが、彼が山師でないとしても、これがたしかな技術であるという保障はあるのか?
慎重な表情を作った。]
そうだな。
どんな手がかりが出てくるのか、待ってみよう。
[ウェンディはクインジーのほうを見た。クインジーは私の姿に苦笑している様子にも感じられたが、それなりには信用しているようにも受けた。]
神父様、私が。私が包帯とか取ってきてもいいですか?
[クインジーがジェーンに証言を促すと、それを機に立ち上がってカミーラを抱えたネリーの方へと向かった。
誤って自分で切り裂いた二の腕を取り、傷の深さを見る。]
とりあえず血を止めないと。
[女の破れた袖を小袋から取り出した小さな刃で切り裂き、細長く裂いた布の切れ端で傷口から少し上の腕を縛った。]
ありがとうござェます、娘さん。
神父さまァが、詰所に傷薬やら包帯やらを置いて来ていらしたから、そいつを取ってきてもらえやしませんか。
それから、こン方ァひどい汗かいてらっしゃる。小さい桶にでもいいから、水くんできてもらえませんかェ。重いでしょうから、自警団の方ァに頼んで運んで貰ってくだせェ。
ほんとー……うに、すまねェでござェます、娘さん。
[ネリーは、ウェンディに深々と頭を下げた。]
[横合いから話しかけられ、小さな少女を見た。]
うん?貴方が取ってきてくれるのですか?
[じっとその瞳を見詰め、柔らかい声で話しかける。
では詰め所の兵士に、私から頼まれたと言って、大怪我をした人の居る部屋に案内してもらいなさい。
そこに緑色の軟膏の入った小さな鉢と布束が置いてあります。ひとまとめにしてありますからすぐに分かると思います。
分かりましたか?
[ジェーンの話が始まった。
その内容はアーヴァインの見解とは異なっていた。
群衆の中から、名指しされた件の男が気色ばんだ様子でにじり出てきた。
ミッキーである。]
「なっ! な、なにいうんだ…… いい加減なこというなよぅ
ぼぼ、僕はそんなこと知らないぞう……」
[群衆がざわめいている]
何時の間にか、屋敷内に入り込んでいた彼には本当に驚きました。心臓が止まるかと思いました。――セシリアの腕を掴み、壁に押しつけ、ナイフが見えた瞬間、私は無我夢中でミッキーに体当たりをしました……右腕の傷は、その時に出来たものです。
[乱れた髪の先端を後ろへ。]
もし、セシリアが人狼なのでしたら、それまでも、その時も、ミッキーは無事ではなかったでしょう。
[言い終わり、きっと唇を結んだ。]
へっへっへ……素敵なギフトが出てくると思うぜ。
どぉれ、そのギフトは詰め所に持ってこいと
言ってあるからよ。行ってみっか?
俺らが着くころにゃあ、団長が逝ったこと
知れ渡って騒然としているかもしれねえ。
そういうんまとめるのが、村長の役目だぜ。
[ヴィンセントに促す。もうすでに自分が
村長であるかのような振る舞いを見せる。]
よっしゃ、それじゃあ行こうか。
あ、そうだ。オイ、おまえ。
[残った自警団員に指示を出す。]
もう知ってるとは思うが、念の為俺より先に
行って団長ぉ逝ったこと神父に知らせとけや。
おそらくぁ詰め所の辺りにいると思うぜ。
そこにいなけりゃ、もう知ってるってことで
放っておいて構わねえからよ。
[そう言うと、ヴィンセントを伴って詰め所へ向かう。]
その時のナイフは――ミッキーの愛用のナイフだったように思います……この辺りでは見かけない細工が柄に刻まれていたので恐らく、きっと。
[ウェンディは神父様の言う事を深く心に刻みつけた。
神父様の説法は時折聞く機会はあったが、一般に語りかけるものと子供に語るものはやはり違う。]
はい。分かりました。詰め所に行って、兵士さんに会って、怪我をした人の所へ入れてもらって、緑色の軟骨の入った鉢や布束ですね?大丈夫です。
[ウェンディは軽い足取りへ詰め所の中へ入っていった。]
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