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[カミーラは、持っていた愛用のナイフをクインジーに没収された。]
あぁ…ああ…ッ…!!
[セシリアに対する制裁は、ひとまずこれで終わった。自分の二の腕にある傷から血があふれている。
そしてカミーラは、色々なショックのあまりに、
その場で*気を失った。*]
資産家 ジェーンは、逃亡者 カミーラ を投票先に選びました。
よかった…私もどうなるかと思ったわ。びっくりしちゃった。
セシリアお姉ちゃん、大丈夫かしら…ネリーちゃん、手当てとかしてるの?
[ウェンディはネリーにしがみつくように問うた。]
……なんだべ、この娘っ子はよ。
オレにあの娘止めらっはずねェべよ……
困ったなァ………
まあったく、金持ちの人間は、貧乏人に無茶言やァ何でもしてくれるモンだと思ってやがる……
[誰にも気付かれぬように、小さく溜め息をついた。]
──詰め所前 檻──
[カミーラは随分と長い間、檻の前で硬直していた。
檻の周囲に村人が増え始め、セシリアの瞳の色は戻り、表情から人とは言い難い威圧感は消えた。
(中略)
読み上げられる口上。
異端尋問がはじまろうとしてる。
──両手を台の上に揃えた姿勢でセシリアは座らされている。]
カミーラ!?
カミーラ!
おい……
[卒倒したカミーラの意志を改める。]
やれやれ……
こいつになにがあったのか――
[手からもぎ取ったナイフを彼女の鞄にしまう。]
えーっと、ネリー。
少しばかり、こいつの様子を見ておいてもらえねぇか?
これが終わったら俺が宿坊に担いで行くから。
[檻に近寄ってみると、その中で男女が争っているのが見えた。
セシリアを傷つけようとする女を、教会の男が止めているようだ。]
……何という事を。
だが……正式な裁判となれば、すぐに酷い拷問はしないはずだ。
急がなくては!
[ヴィンセントは、事情を了解しているであろう副団長を探した。
だが彼がようやくアーヴァインの横たえられている部屋に案内された時には、その証言を得る希望は失われていた。
ヴィンセントはアーヴァインの死亡を確認する羽目になったのだ。]
ああ。手当てさ、やらねェとならんべよ。
でもオレにできんのは、せいぜい傷口に布巻く……血ィ止めることぐれェだ。
なあ、お医者さまァは、ここにいっか?
[ウェンディにつかまれたまま、周囲を見回している。]
[打ち身は多少増えたようだが、幸いにも骨は折れていない。
ただ衰弱した身にこの衝撃は堪えただろう。今は驚愕と心労で苦痛を感じていなくても。
だが、この傷痕も弱った身体も見せかけだけの偽りでないとは神ならぬ身に分かるだろうか?
ルーサーはジェーンの身体を抱き起こし、何とか寝台へと乗せた。]
[振り返り、やれやれ…と首を振る。]
また厄介なことをしでかしてくれたものだ。
傷の手当ては私がしましょう。
詰め所に包帯と傷薬の予備を置いてあります。それを誰か取ってきてくれませんか。
[クインジーの言葉に、こくりと頷いた。]
……わかった。そんくらいならオレにもできる。
[檻に入り、カミーラの身体を預かる。自分よりも背が高く、筋肉がついた女の身体が、ネリーの痩せこけた身体にずしりとのしかかる。]
(重………っ)
[引き摺るように、カミーラの身体を檻の外へと出した。]
[担架に横たわり運ばれたジェーン。
変わらぬ証言をはじめるジェーンに、セシリアの貌は「セシリア」と変わらない、複雑な痛みを感じた様な表情に変化した。カミーラに向けた表情とは異なる、ルーサーが「人を欺く為に悪魔はどの様な姿をも取る」──と言った。]
すぐにセシリアお姉ちゃんの所へ行きたいけど…大人の人がたくさん混じってケンカみたいになっちゃってるから、今はあんまり行きたくないな…行っても怒られて終わり。になちゃいそうだもの。
呼ばれたら行けると思うけど…ずんもんの最中だし、ここで見ていたほうがいいのかも。
ジェーン・アーチボルド。
……私は。
彼女には、真実──感謝している。
彼女は、脆い、脆い人間に過ぎないと言うのに、眼窩を抉られ、棒で打ち据えられ──平凡な母親が味わうべきでは無い絶望の中、それでも、セシリアを信じているのだと言う。
これから先、私が彼女に憎まれるかもしれない事を思うと、魂が震える。深い、深い、罪の意識を、セシリアを殺した時からずっと感じ続けている。
今、彼女に対しては、どうして良いのか分からない。
お前に彼女を守ってやって欲しいのか、それともいっそ生命を奪い去ってしまって欲しいのか。
[これから尋問官を演じようとする従僕に、必要以上に声を掛けるべきでは無いと沈黙。]
医者……
先刻、檻のそばにギャドスン医師が居たはずだがなあ……
[その姿はどこへ消えたのだろう。
だが、今は起き上がったジェーンの方に意識がとらわれた。]
[ともあれ、セシリアはその瞬間──その間に、カミーラへの注意、正確にはカミーラの持つ武器の──この村にセシリアが来る、以前に滅ぼした場所を想起させるその“臭い”の事を忘れた。
刃物等、この騒ぎの前は誰にも向けられる事などあり得なかった、「セシリア」の貌で、ナイフを振りかざし向かって来るカミーラに怯える。拘束されている為、避けるすべが無い。]
[そういえば、ネリーとカミーラではカミーラの方が体格がよかったことを思いだしていた。]
ああ、すまねえ……
[カミーラの躰の片側に手を携え、わずかなりとも檻の外へ連れ出し安いように計らった。]
よお、その顔は……ついに逝っちまったか、団長?
[振り子を弄りながら。]
じゃあさっそく見せることにするかね。
とりあえずは、あの犬ッころが本当に犬
っちゅうことを証明するものを見つけりゃ
いいってことだろう?
[地図の上に、振り子をかざしながら動かす。]
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