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わ、わあっ!?
[胴を狙い振り下ろされるハンマーに黄色い悲鳴]
[腕に反動をつけて飛ぶ][遠心力は軽い体を後方へと]
──ちッ。
[頬に鮮血][わずかに掠り][巨大な十字は血を拒む?]
[勢いにのせてメイの体をうらつかせる事に成功した...は、そのまま細い体を圧迫しようと体重をかけ――]
!?
[突然飛来したパンによって、二人から5メートル程度間合いを取って後退した]
邪魔をするな!
問いたい。
リリスの宮に所属しているお前、何故――メイ・ランツァの腐食の血が効かない。――ルシフェルの加護という訳でもないだろう。お前の血はどうなっている?
[振り払った腕の角度はそのままに、ステラへ向けて走る。ステップ――左足を大きく踏み込み、左手で顎へと掌底を/傷の痛みは感じない。]
ほら、あの女性<ヒト>だってどう反応すればいいのか困ってるよ。
反応しようがなくて怒ってるよ。
[血の噴出が止まった頸筋を撫でながら立ち上がる]
ほんとに僕のARMが効かないみたい。
「私」で大丈夫かな。「私」の方がいいのかな。
こんなに血の香が濃くちゃ無理だけど。
―1F・階段下―
「くうッ!」
[ナサニエルからどんな攻撃を食らったのやら、一瞬のことで悪鬼には理解できない。ミッキーの体が宙に浮く。
が、幸い追撃の気配がない]
…けふっ。
[遠のく意識と、覚醒する自我]
けひっ。
[このままでは地面に叩きつけられる。
服のようにまとっていた黒い毛皮を広げ、自らを包み込む。着地寸前で、ミッキーの体が黒い毛皮の鞠になる]
[正直、グレンの問いには、「馬鹿なことを」というべきだろう。大体組織の裏の身体改造技術はトップシークレットにあたる。それを第三者どころか第四者まで存在する空間で口にするなど、自殺行為も甚だしい。
掌底を打ちながらくるグレンの突進を防ぐべく、ハンマーの石突(柄の頭とは反対側の部分)を棒術のように突き出した]
(まあ確かにパンなんかで攻撃されても、こっちもどうしたらいいのかわからないけど!)
[内心、メイに同意する事は忘れない]
[ぽむっ。ぽむ。ぽん。
軽やかなやわらかい音で巨大な鞠が弾む]
ひゅー、あそび、おわり?
[黒い毛皮の鞠の中、誰にともなく問いかける声]
じゃまなら、ねて、る。
[そういいながら、柔らかな闇に溶けゆこうとするミッキーの意識。肉体の優先権は出番を欲する裏返ったままの悪鬼に譲られかけ――]
かばん――!?
[不意に気づく。
鞄がない。レリア、そう呼ばれた少女がいない]
[攻撃は最大の防御――ステラが回避するのでもなく突き出した100kgの塊を乗せたそれは、面→点である為に、攻撃力は高い――だが回避率は――グレンは攻撃を止め、身を逸らして転がりステラが持つハンマーの頭部と逆側に抜けながらフランスパンを抜け様に振るう。外皮の硬さは鉄塊と比較しても劣らない。]
[超重武器の点攻撃は回避される=懐に飛び込まれやすい。今グレンが行った動作もその一点になる。おかげで...はパンの風切り音をはっきりと耳にする位置まで踏み込まれたと推察した。
だが焦りはしない。
今まで何度も懐に飛び込まれる事はあった。銃であろうと剣であろうと。
だから今回も何も焦りはしない。
ハンマーの柄だけを取り外し、無理な体勢からパンを柄だけで払い除けるように合間へと走らせる――!]
怒った?怒っちゃったね。
ごめんなさいって言えば許してくれるかな?
[くすくす笑う]
[刃は色をより深く][深い深い毒の色]
[逆手に構え──ステラへ疾走]
どこまで効くか、わかんないけどねぇ?
[≪メイ─ステラ─グレン≫と挟み込む位置取り]
[突き出し・逆袈裟・狙うはその喉]
[首筋を狙った一撃――石突がついた柄と直角に交差して十字架の影を床に落とす。
鈍い音が響き、香ばしい匂いが深まる。
ステラの間近で対峙――ギリギリと拮抗]
[黒い毛皮の鞠がぴたりと静止した。中から聞こえる声は明らかにミッキーのもの]
かばん、かば、ん、…か、ば、ん!
[ずっと気にかかっていた既視感――鞄。
何よりも大切なものとして、守られ愛された鞄。
語りかけられ、抱きしめられ、温もりのそばに]
……ま……。
[黒い毛皮の中。心地よい闇の中。名前を呼びたいのに思い出せずにミッキーが呻く。
嗚呼、違うのだ。既視感ではない。
同調していただけ。鞄の中で抱かれていた彼女と自分が]
ま、……ま……。
[『坊や、坊や――。――教えて?』
鞄を抱きしめてそっと語りかけてくれた優しい声。
耳元を駆け抜ける遠い囁きをつかまえておきたくて、ミッキーは答えた]
[あの時、自分は鞄の中にいた。
抱かれあやされながら、問いに答えたのだったっけ]
…………、ちがっ……、て………、……た…、
はね…る、………らい、だぁ……、じゅん…、すい……。
い…ぬ…、……じゃぁ、………な、……かっ、た………。
[黒い毛皮の鞠から漏れるのは、ノイズを思わせるかすれ声]
…………、…………、…………、…………、…………。
…………、…………、…………、…………、……まぁ?
…………、…………、…………、…………、…………。
…………、…………、…………、…………、……ま…。
[向かいよりメイが疾走し横では力が均衡しているグレンがいる。
そしてメイは己の喉を目指してナイフを振るい、グレンは目を抉ろうと指を伸ばす。
瞬時に頭が幾つかのプロットを導き出すと、中から一つを選び出した。
尤も致命傷が少なく、それでいて打開する方法――。
メイの一撃を避ける。
だがグレンの指は止まらない。
その止まらない指に、自ら目をぶち当てた]
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