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[毛皮の鞠の中で、声を聞いた。
それは、自分の泣く声かと思うような声で]
「…………。」
「……………。」
「……………………………殺し…て。」
[目を見開くと、闇の中に少女がいる]
れ、り…
[その名を最後まで呼ぶより早く、彼女の姿が消え失せた]
──2F 旧研究室跡──
[アーノルドは、細心の注意を払って鞄の縫製を解体し、少女の身体を組み立てようとしていた。
美しいS字曲線を描く脊髄が足りない。
誰かを組み立てなおす事を想定されていたのか居ないのか、手首や足首の腱は使い物にならないように、一本一本切断した状態で固定されていた。Dr.oddは少女から自由な身体を奪い、箱の中で全ての臓器が機能するように組み立てていたのだ。
少女に意識が有るのか無いのか。
時折、睫毛が揺れてうわ言の様に唄を歌う。
上手く動かない少女の指先。
ピアノを習い始めたばかりだった──と、アーノルドは思い出す。
>>89グレンから受け取った女を利用して、植物を接ぎ木するように少女の足りないパーツ、使用出来ないパーツを研究室内にある培養槽で育てる。]
[まだ二本飲んでそんなに時間は経っていない。おかげで今の戦闘時は持ちこたえたが、これ以上は難しいだろう。
懐からアンプルを1本だけ取り出すと、一気に飲み干す。途端にグレンにくり貫かれた目と断裂した筋肉繊維、そして強引に抜いた肩の関節が煙を上げ始める。
筋肉繊維と肩はすぐに煙が収まり、なじませるために簡単に動かすが、完全に眼球ごと抉り出された目はまるで一本一本の繊維が生きている蛇のような動きしながら長い時間をかけて再生していく。
前回分が残っていたおかげか、今回は体中の毒素も一本で消し去る事ができたようで、特に先程のように体中を駆け巡る痛みは発生しなかった。
それを確認するや、大きな息をついて彼女はその場に座り込んだ]
[ぴたりと足を止め、グレンを見る]
おるすばん?
行っちゃだめ?……僕に知られちゃまずいこと?
[じぃっとその目を見詰めて]
……ま、良いか。君がどれだけ足掻いたって一緒だものね。
"自由時間"だよ、おにんぎょうさん。
また後で遊ぼうね。置いてかないでね。
バイバイ。
(思ったより手強かったな。まさかあの細い足でハンマーを受け止められるとは。いや、それよりもあの男か。パンだって? 確かのあの類のパンは本国にいけばトンカチなどで周囲の硬い部分を割った後食す程に硬いものがあるというが、あれはそれだけではあるまいな)
とにかく、アタッシュケースを探そう。
あの二人を殺すのはそれからだな。
[自分自身の死を予感させる攻撃を連続で加えてくるメイとグレンを思い出し、思わず笑みが零れる。心にわきあがるのは久しく感じていなかった喜びだ。
...はハンマーをスカート内に戻しながら、別ルートを使って上階へと移動し始めた]
[哀しそうな眼差し。
生気を失っていく白い白い肌。
Dr.oddの最期に一瞬だけ垣間見たレリアは、トランクの中で美しく咲っていたのに――]
ほっぱぁ、ますく。
[この近くにいるはずの《正義の味方》に呼びかけた]
おんなのこが、さら、われた。
それは、《あく》、かな?
[問いかける。その最中に、上空から飛び降りてくる何者かの気配?]
もう俺は会いたくないがな――ケィオス。
[後姿に呟き、アーノルドの部屋へ向かった。]
── →2F・旧研究室跡──
……アーノルド、調べて欲しいものがある。
[アーノルドの部屋に入ると言葉少なに、ステラの眼球と、「忘れていた……」と、瓶――底にしかないスーパービフィズスとも混ざった混合剤――を渡すべく机に置いた。――壁に寄りかかり、俯く。]
……!
[ぽん、と弾むと、ミッキーは皮袋から飛び出し立ち上がる。
話しかけた内容を考え込んででもいるのか、《正義の味方》は攻撃を仕掛けてこない]
……なにか、くる。
[甘い、ChaosBloodの血のにおいと、パンの芳ばしい香り。それを身にまとった、別の誰か]
─ 3F ─
[これまでとは全く違う光景に、立ちすくむ]
お外みたいだ。みどり色。
お姉ちゃんと見た色だ。
[目を閉じる][姉の記憶][暗い部屋]
[姉が消えた日][渡したナイフ]["島"の話]
お姉ちゃんは死んだよね。
きっと島で死んだんだ。
お姉ちゃんはパパが嫌い。
僕はパパが大好きだったのに。
[何度も。何度も。
アーノルドが呼びかけても、シャーロットは答えない。
アーノルドは息を付き、病的なまでに青白い少女の額に飛び散った血痕をアーノルドが拭う。額に触れたアーノルドの右手が、少女の頬を辿り口唇に触れた時、少女は目を見開き獣の様にアーノルドの指に噛み付いた。]
…シャーロット。
[アーノルドの呼びかけを否定するように、]
「レリア…。」
「(-今はもうシャーロットじゃない。こんなのわたしじゃない。-)」
何を…。
[アーノルドは息をついて、壁に寄り掛かり俯いたグレンを振り返った。]
[先にいたのは端的に言えば『醜い物』だった。他のメンバーとは違い、殆ど接触を持たなかった彼女には、ミッキーを知りもしなかった。
だが...はミッキーを見た瞬間、ナサニエルと闘っていた人物であるという認識は働いてくれた]
お前は……確かあの正義の味方というエゴイストと戦っていた……
[階段に足をかけ、上り始める。
ずっと避けていた上方へ。光のほうへ]
《あかりは、きらい》
[優しく曖昧な暗闇から、残酷で怜悧な光明への移動。
それをさせるのは、同情か、共感か。
階段をどれほど上がったところだったのか。ステラの声を聞いたのは]
れ、りあ?
[声が、声だけは、レリアの声と似ていた。
しかし、振り向いたところにいたのは声とどこか不釣合いな容姿を持つ女で]
…?
[身構える]
く…くくく。
何だ…手痛くじゃれつかれているな。
[俯いたまま笑うグレンは、旧研究室内――オレンジライトとグリーンライトによって追い込まれた闇の中に居た。]
それを――別の腐食の血の持ち主なのか如何か――知りたい。瓶は、俺が飲んだ混合剤だ――…スーパービフィズス入りだが。
[ミッキーの驚いた反応に、思わず彼女の方が驚いてしまった。
グレンとメイのように自分に対応できる人間もいるのだから、こいつも自分の気配程度は探れるだろうという先入観があったのかもしれない。
ともかく、その場を離れようと足を出しかけて、Dr.Oddの死体側で戦闘していたのだから、ケースの事も知っているのかもしれないと思い直した]
おい、少し聞きたいことがあるんだが良いか?
「かば、ん、のおとこ。さがしてる。」
[前後の言葉を強制的に排除し、必要事項だけを抜き取った言葉に、思わず口が歪む。
どうやら一発で必要な情報を手に入れられそうだ]
そうか。
実は自分も同じくDr.Oddの鞄……いやケースか。を探している。知っているならば教えてもらいたい。
待てぇぇぇぇぇい!!!
[ミッキーの蔭から颯爽と登場する。
今は、ホッパーマスクの姿だ。]
彼は急いでいると言っているだろうッ!
そんな者を無理に引き止めるのは、悪だッ!
[構える。]
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