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[一旦は部屋に戻ったものの、吹雪く外とそこにあるはずなのに見えないつり橋、尋常でない様子で宿に駆け込んでくるハーヴェイを見つけ、不審さは更に増す]
……。
[再度、一階へ]
[浮かんだ笑みはどこか、壊れた艶を感じさせるかもしれない。
しかし食餌に夢中なウラルは気づかなかったろう。
その胸元に手を伸ばす。
見開かれた目がちょうど、赤の目に映った。
なんだか嫌な気分になって、それを無理やり、片手で閉じさせる。
血のついていない手だったからか、その痕は残るわけがない。]
[客室へ入ればやはりただ事ではない様子のハーヴェイが。一度彼が管理人室をあけたせいか、血の匂いは更に強まり]
何か、あったのか?
[混乱した様子のハーヴェイを宥めるように、静かに問う]
[ラウルの食餌の様子を見ながら、自分もその爪で、胸元をひっかく。
まだこぼれてくる血に、嬉しそうに喉の奥で笑って。
ぺろぺろとそれを舐める。
腕の方にも手をずらすけれど、そこはあまりおいしくなくて。
こぼれてゆく紅はそのまま残して、口唇を
少し考えて、血を吹いた口唇に重ねた。]
[うつらない右の目は、動くこともなかった。
左の目は、次の場所に狙いをつける。
ラウルの食べている少し脇。
口唇を離したあと、顔は綺麗になっているけれど、それも見ずに。
むき出しになった肉に、思い切り、喰らいついた。
そして狂宴の終わり。
真っ赤に汚した指を舐め、口元をぬぐって。
右足の包帯が赤く濡れていることに気づいて、それを取る。
赤い、紅い、赫い――
部屋の中は、甘い。]
[声を掛けられて、一瞬体が跳ね。
それが友人の声と知ると顔を上げる]
…ギルバート…アーヴァインさんが死んだ。
殺された…酷い有様だ、あれは……切られたり、刺されたりじゃない…引き裂かれて……
……それと…橋が。
吊り橋が落ちてる。ここからは出られない。
あと、ベンジャミンさんが…崖から落ちて……
[ぽつぽつと、ただ見た事だけをギルバートに伝えていく]
――管理人室――
[タオルと共に自らの手が赤く染まっていくのを呆然と眺めていると、背後から聞こえる声。
しかし今の彼女には振り向くことすら出来ず、投げ掛けられた問い掛けにも的確な返事すら返せない。
麓へと連絡を取りに向かうハーヴェイの足音を耳にしながら彼を背で見送り――]
……自分ではなくわたしの心配をするなんて…優しすぎるわ…アーヴァインさん――
でもね、抱きしめてくれるならどうしてっ…目の前の身体に入ってくれないの?
――わたしの能力を使うなんて…卑怯よ……。
これじゃまるでっ…わたしは自分の力を持って……あなたの死を…嫌でも認めないといけないじゃないっ……
[漏れる嗚咽。認めざるを得ない事実に、ローズマリーはただ泣き崩れる。
次第に冷たくなっていく身体を強く強く抱きしめながら。今はただ、*最後の別れの余韻に浸っている*]
ねえ、ウラル。
お風呂、入らないと。
あんまり赤いと、殺されてしまうよ。
ぼくも包帯すてないと。
血だらけになっちゃった。
[拒まれなければ、足は丁寧にぬぐって、浴室へと向かうだろう。]
ベンジャミン?客の一人か?
俺はあったことないかもな。
この血の匂いは…マスターか。
引き裂かれていた…刺したのでも切ったのでもなく…。
この雪山、獣でもいるのか?
人の気配のある家に入り込み且つ人を殺せるだけの大きさの獣…。
しかもお約束でここからでられない、と。
…まぁこんな空間でお互いに疑心暗鬼になるのは否めないかもな。
[溜息を一つ。気配はあくまで落ち着いている]
――自室――
[目覚めても、昨日の夜から酷くなり始めていた吹雪は続いていた。
...はたとえ隙間から僅かに部屋へと冷たい空気が入って来ようと、外よりはずっとましだと宿に感謝する]
山の天気は変わりやすい…か。
外で雪だるま作ってるの見たり、おれ自身罠をかけに行ったのが嘘みたいだ。
こりゃどうやら、止むまでは宿に篭もりきりってことになるかなぁ…。
[窓に触れ、外を覗く。
――違和感]
…何てこった。
吊り橋がかかってない。
[部屋からも見えていた崖、そして吊り橋。
窓越しに目を凝らしてみれば、吹雪が吹き荒れている以上の違いが見て取れた。
慌てて階段を駆け下りる]
――ロビー――
ああ、二人ももう起きてたのか。
なあ見たか?
大変だぜ…!
吊り橋が落ちて……
[そこにはハーヴェイとギルバートの姿があり、しかしそのただならぬ雰囲気に言葉を止めた。
鼻で息をすると、妙な匂いにも気付く。
女がすすり泣くような声が聞こえるのは、気のせいなのだろうか]
……何だ、この匂い?
[落ち着いた様子の友人に此方も少し安心して]
うん、ここの常連さん。
ギルバートとは会ってなかったかも。
……俺も少ししか見てないけど…あれは人がやったんじゃない……
でも…この山にそんな獣が居るって言う話は聞いた事がないよ。
[ギルバートの語る言葉に、ふと思い当たる物……]
まさか……でも……そんな物、居る筈が……
疑心暗鬼……?この中に……?
[改めて管理人室の場所を聞き、そこを見れば血みどろのアーヴァインとそれを抱え放心しているローズマリー。濃い血の匂いとその無残さにもやや顔を顰めるがローズマリーに対しては落ち着いた声で]
…吹雪がやんだら…埋めてやろう。
何時までもそのまま抱きしめていても生き返る訳でもない。
若い女性が血まみれになってるのも気分がよくない。
気が済んだら…声をかけてくれ。手伝うよ。
[ぽん、と肩を叩き、アーヴァインへは僅かに黙祷を。無理に離そうとしなかったのは、その様子から2人の関係を見抜いたからか]
[大きな声で駆け込んでくるナサニエルに、苦しげな表情を向ける]
知ってる…橋が落ちてる。
……この臭いは…アーヴァインさんの……
彼は殺された……犯人はわからない。
―自室→1F―
[足を下ろしたそのままに、扉を開ける。
におい。
口元に何かのぼるも、それは音にはならなかった。
注意しながら、階段を下りてゆく。]
さぁな。
姿が見えないものに対して、目に見えるものを疑いたくなるのが人だ。
何かのせいにしないとどうしようもなくなってくるものさ。
今はまだ大丈夫だろう。ただもしこの後も犠牲者がでたら…わからん。
少なくともお前の身の潔白は俺が保証するけどな。
お前はそんなことを考え付くような人間じゃねぇよ。
―現在 1F―
本当においしかった。
へぇ。
それに、橋が落ちてるんだ。
……じゃあ、食べられるのかな。
もっと、おいしいの。
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