情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
ステラ…さん…も?
[返ってきた言葉に、ローズマリーは目を見開き。そして視線を伏せて――]
そう…なんだ――
でも…『居合わせられなかった』のと、『居合わせてしまったの』って…一体どっちが良いの…かしら…ね――
[気遣うように微笑む笑顔が、何故だか痛々しくて、泣き笑いのような表情になってしまう。
死を認めざるを得なかった状況下は確かに辛かった。
しかし、最後の別れすら告げられなかったステラを思うと――
ローズマリーは苦しそうに唇を噛みしめた。]
[小さく溜息。食堂から聞こえる声は哀しみの記憶]
……これ以上悲しいことが起きなければ良いな。
俺にはなんの力もないけど……
――ロビー――
[洗い場を使おうと、食堂を通って厨房へ向かおうとして]
ああ…ハーヴェイ。
飯、持ってきてくれてどうも。
…おれって単純だね。
腹が膨らむと元気出てくるんだ。
パンも白い汁も美味くてさ…しかし海の幸なんぞ入ってて、山の上だってのに凄……ン?
[ハーヴェイがロビーの椅子に座ったまま、食堂に耳をそばだてているようなのに気が付く]
……何、やってんの?
[つられたように食堂へ目を向ければ、確かにそこに、深刻そうな顔をしたローズマリーとステラが居たのだが。
中に入り込んだり必死で耳を澄ませなたりしなくとも、会話を耳にすることはそう難しく無かった]
あぁ、ちょっと入りにくくてね。
女性を慰めるのは苦手なんだ。
[それでなくても聞こえる会話にナサニエルも気付くだろうけれど]
所詮は「無いもの強請(ねだ)り」ですよね…。
『そこに居なければ良かった』『そこに居れば良かった』だのって。
なってしまった事を嘆いてもどうしようもないのですから…。
時間は掛かりますが自分が強くなるしか方法がないのです…って、何か説教染みていますね。
お子様な修道女が言っても意味がない気もしますが。
[...はちらりとドアの方を向き]
そこのお2人さん、盗み聞きはマナー違反ですよ?
[言えなかった、人狼の存在を認めるのが怖い、などとは。
だから二人の話を聞きたくはないのだと]
……俺は強くない。
俺がもっとしっかりしていれば、親父だって怪我をしないで済んだんだ。
[だけどそれは声にならずに口の中だけで溶けて]
[洩れ聞こえた言葉を思わずくり返して呟く]
アーヴァインさんが人狼にって言っていたから、何か手掛かりになる事があれば…
[どうやらそれが、ローズマリーの言で]
昔愛した人を、狼に…。
[それはステラの言だった。
思わぬ過去を盗み聞く形になってしまったことに、軽い罪悪感を覚える。
未だ彼女が苦しみを伴って思い出すのだろう、そのステラの記憶に、感情が感染したかのように僅かに眉を寄せた。
あれほどまでにローズマリーが泣いていた理由にも、その言葉でようやく思い当たることとなる]
”人狼”、か。
[居るわけが無いなどとはもう、笑えずに]
居合わせられなかったにせよ、居合わせてしまったにせよ――愛した人を失ったって意味じゃ、どっちも同じくらい辛いことなんだろうな。
[小さく溜息をついていたが、こちらに気付いて微笑みを向けてくれたハーヴェイに]
ハーヴェイ、人のこと、軽〜く慰めることができるようなあんたが、何の力もないとは思わないけどさ。
うん…そうだな、何も起きなければいい。
[女性を慰めるのは苦手との発言には、そんな事言ってそつなくこなしちゃうんじゃないのと、笑みを見せた]
無いもの…強請り…。そう――なのかしら?
[ステラの言葉に頷きつつ思う。では、自分の力は無いものに取っては羨ましいものだろうか。
事切れた後に僅かに言葉を交わせる事の出来る、自分のこの力を。]
でも…なってしまったものは仕方が無い物と何処かで割り切らないと…。何時までも悲しんでいられないものね?
[お子様な修道女という言葉には、小さく笑みを零して]
そんなこと無いわよ…。あなたは立派なシスターですわ。現に今、わたしを救ってくださったし。心強いわ。ありがとう――
[素直に礼を述べ、続いた言葉に再び瞬きを繰り返す。どうやらドアの向こうに人が居る事すら気付いていなかったらしい。]
―食堂―
[暖炉のそばにいた赤は、その話が始まって、そっとそこを離れる。
それでも声は聞こえていて。]
殺された、か。
人狼に。
…………
[厨房の中で、少し、泣きそうに顔をゆがめて。]
[その場に立ったままのナサニエルに薄い笑みを投げて]
聞こえたろ?
どうやら人狼は本当に居るらしい。
まだ、ここに居るとは思いたくないけど…。
俺はそんなに器用じゃないよ。
いざって時はギルバートに助けられてばかりだったし。
女性は苦手なんだ。付き合うのも…セシリアが初めてだしさ。
[当のステラがこちらを向いて、会話を耳にしていることを咎める声が降って来る]
やべ…。
さ…「さーて、食い終わった食器の洗い物でも…」
[悪戯をしかられる子供の態で、今更わざとらしくそっぽを向く。
誤魔化すような独り言と、向いている体の位置が違うことが逆効果と気付いたのは、言い終わってからだ。
再び食堂へと向き直ると、ステラはローズマリーを抱きしめていた]
ステラさん…。
[――自分も辛いだろうに、人を暖かく包み込もうとする彼女は、自身でおっちょこちょいと言い表しながらも立派な人だなと思う。
二人の会話を邪魔しない程度の静かな調子で、尋ねる声で漏らした]
な、ハーヴェイ。
アーヴァインさんを殺したのが、本当に人狼だとして…。
…外から来た奴だとか、吊り橋から落ちてたって言う、ベンジャミンさんが「そう」だったのかな?
[本を読んでいたメガネはそのままに、一つ溜息をつくが、皆の不安を考えれば仕方ないことで。自分はどうしようかと悩み中]
…さっさと寝れば朝なのにな。
ていうか、あの連中大丈夫なのか?
―浴室―
[ずいぶん前だが、雪にぬれてそのまま放置されていた右足の白を見る。
包帯はいくらでもある。
変えておかねばなるまいと、それをほどく。
ぱさりと乾いた音で床に落ちて、新しい白を手にとった。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新