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――二階/書斎――
あれから、湯を浴んでいたのです、枚坂先生。
其の間に、また……此のような変事が起きてしまうなんて。
[そう云って血文字を視線で指し、続けて軽く会釈する]
居合わせられず、申し訳ない事でした。
叔父は……ちゃんと、永眠りますでしょうか?
『――屍鬼、殺害。如何すればあんな事が――』
──…生首。
そうだ、あたしが見たアレが屍鬼で──。
あれを捕まえれば……。
あたしはこの場所から解放されて。
[江原をじっと見ているうちに、仄かに身体が熱くなっている様な錯覚を覚える。]
アァ、余りにも奇妙で不快な悪夢に捕われすぎてしまった所為で、一瞬、自分まで死人に成ってしまったかの様に思えたけれど。
──…勘違いだった。
良かった。
―三階客室、回想から覚めて―
……何だ、一体、何が起こっている?
とりあえず、私はまだ生きている。
ならば、単に怪死として処理して、何処かへ行けるのでは?
……此処に居ては、ろくなことがない気がする……
[かたかたと震えの止まらぬ身体を、昨晩から何度自らの両の腕で抱いただろう]
……まずは、話を聞かねばなるまい。
あの娘なら、血縁として何か知っているのでは……
[とりあえず今は、独りで居るのがたまらなく怖かった。
すぐにでも素っ首を掻き切られる様な気がして]
―三階客間→三階廊下へ―
学生 メイは、農夫 グレン を投票先に選びました。
逃亡者 カミーラは、学生 メイ を投票先に選びました。
[血塗れの階段を踏みしめるたびに、グジュリと絨毯から革靴に血がしみ出てきた。手摺をしっかりと握り、どうにか滑って転倒することは免れる。
書斎には、さつきと気遣わしげな様子で寄り添う翠の姿があった。]
さつき君、大丈夫かい?
まさか、またなにか異変でも――!?
ああ、あんなことがあった後だからね。ゆっくり休んだ方がよかった。
叔父さんのことは気にしないでいい。
どうやら、天賀谷さんは火葬に付されることになりそうだ。
―2F・コレクションルーム兼書斎へと続く廊下―
[...は夜桜の言葉を思い出し、歩きながら呟く]
あのように泣けないだって?
涙を流す心を持たないと?
何故そんなことを…
[しかし夜桜の胸元に抱かれたとき、自分は確かに温かいと思った]
…そうは思えない。
そうは思えないが…そうだとしても、夜桜さん。
今この時、それは強さになりはしないか。
俺は羨ましく思うよ。
だってそれなら自分が助かるために迷い無く、屍鬼と疑わしきを殺せるだろう…。
もし襲われても首を撥ねるなり、心臓に刃を突き立てるなり…震えることなく攻撃を返せるだろう。
…探すべきだな。
俺もせめて、身を守るための何かを。
いいえ、何でもありません。
[影見や霊視が全員に知れ渡る事は、屍鬼もそれを知るという事。夜桜は何も言わずに、常の謎めいた微笑を浮かべるのみだった。]
[腕の中に丸く抱かれたままの首が一つ。
ぽたり、ぽたり。
とうとう赤い雫がタオルから漏れ出した]
江原さん。
天賀谷さんとの間に何があったのかは知らないが、死んでしまった者は何も言わない。
……水に流してやってはもらえんものかな。
この人への供養と思って。
[望月には、天賀谷への供養などそんなことくらいしか思いつかない]
―三階廊下―
[幽鬼の如き足取りで、廊下をフラフラと歩く。
廊下では例の凶状持ちのような男と、よりによって自分の音楽を罵倒したいけ好かぬ男が語らっていた。]
『……あのような蛮人こそ、死ねばいいのに』
[そう口の中で呟き、力無き視線で精一杯睨みつけると、二階へと降りていった。
先程から階下で、さつきと杏の声が微かに響いているのを追って。]
――二階/書斎→三階/十三の部屋――
[枚坂の声は室内の階段からするようだった。
翠に向けて、決然と言葉を告げる]
血で汚れようと――多少の時間も惜しい。構いませんわ。
杏、貴女は中央の階段で上がっても宜しくてよ。
此れは、私の為すべき事ですから。
[枚坂の言葉に深々と頷いて、其方へと歩いていく]
荼毘に付されましたら、叔父の霊も休まる事でしょう、きっと。
有難う御座います。
[さつきが階段に向かっていく。其の様子を、杏は心配げに、また逡巡する様子でじっと見つめていた。恐ろしいのであろう。
――と、唐突に杏が声を上げた]
「さつき様!
さつき様の――影、が!!」
[何事を云っているのか、という表情でさつきは振り返った]
どうしたの、杏。私の影が、何か――?
………そういう綺麗事で済めば、私も気が楽なのだがな。
[悲しげな瞳]
私には、詫びの機は与えられなかったのだ。
…私が水に流しても、死した彼がそうだとは。
―二階/書斎→三階/天賀谷自室
[少女が驚駭したのは、壁面の血文字のことであったか、と私はその様子に納得した。]
仁科さんが見つけた書付に色々なことが書かれていた。
よければ、君たちも集まった方がいいんじゃないかな。
[私はさつきと翠に、書付に書かれていたという力を持っているという者たちのことを説明しながら、彼女たちと共に階段を昇る。
私たちはそうして、再び天賀谷の自室へと入った。]
[夜桜の微笑に、かすかに眉を寄せるようにして。]
そうか……。
私、否外から来た者全員が信じられないと謂うのは仕方ないだろうが……。
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