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[十三の書付。
其処には、異界の様相(この屋敷が置かれた様な状況に酷似している)、影見、霊視の事。屍鬼もまた異界に捕われている事。また、屍鬼か異界化の影響を受けて狂える者が現れる可能性…──そう言った内容が、細かな字でまとめられていた。]
望月さま。
『もしも今、仮にあたしが隠し事をしたとしたっても、
いえ。』
[未だ、言うべき時ではないだろう──。]
仁科さん達が、ほら。
あれは一体何でしょう。
[十三の書付──。]
屍鬼を、見る事が出きる者?
どれ。
[首を傾げて、その紙葉を覗き込んだ。]
ひとたび異界に落ちれば、屍鬼を滅ぼさねば其処から出る事は叶わぬ。
さもなくば、屍鬼によって滅ぼされるのみ。
然し其れは同時に、屍鬼も生者を滅ぼす迄其処から逃げ去る事を不可能とする。
乃ち……
[そこで、書付は跡切れていた。]
冒険家 ナサニエルは、未亡人 オードリー を投票先に選びました。
未亡人 オードリーは、逃亡者 カミーラ を能力(襲う)の対象に選びました。
――二階/廊下→書斎――
[思考を言語化して展開しつつ、さつきは二階の廊下を歩む]
『何処へ向かうのが良いかしら。叔父様があの様になった事、施波さんが既に知っていれば良いけれど……いえ。
あの場に翠さんも藤峰さんも他の御客人も居たもの。
光景の衝撃は大きくても、何かしらの形で伝わっていると期待しましょう。騒ぎが起こっていない様子なのが未だしも幸いという所かしら。使用人の多くには伝わっていないのでしょうね』
[其の足取りは最初の内こそゆっくりと、だがやがて思考が行き着くと共に速度を増していった]
『で、あればまだ広がりは抑えられている筈。
そうすると……書斎、でしょうね。
執事として管理なさってきた文書なり書面なりを保全するのは施波さんの御仕事ですもの。それに、お父様の手紙を開封する場に、立ち会って頂かなくては』
[其の最後の部分こそがさつきの心中の望みであったのだが、意識の表層だけを占めるという訳でも無い。兎も角、杏を半ば置きざる形にしてさつきは書斎の扉で歩みを止めた]
──黄泉平坂。
[雲井の言葉に、ぽつり]
雲井さま、それは主人の書付でしょうか。
影見、霊視、屍鬼に狂えるもの──使用人達の間でも、それらの言葉は浸透しておりました。
──文字が途切れているのですね。
[綴が切れてしまった1枚を拾い上げ、]
アァ、此処には──水鏡に映る屍鬼の姿は首が無い。何故なら、屍鬼の首は既にこの世には無いからだと……。
[望月の抱える十三の首をちらりと振り返り、凝視する。]
──…生首。
否、まだあれはこの世にある首だ。
[背後の枚坂達を振り返り。]
枚坂さん。ご覧になりますか?
やれやれ……。
真意は兎も角、天賀谷は、本気だったんだなあ……。
[ぽたり、ぽたりと髪から雫を滴らせ、
天へ向かって呟いた。
かつて、楽しそうに嬉しそうに
屍鬼の伝承を語っていた。
それに抗う者の事も。
其の中の。]
私が彼岸を覗く者である事を、
知っていたのですか――――
[櫻が揺れる。
翠はきゅっと唇を引き結ぶと、
刀を手に自室へと戻った。]
―庭→自室/着替えて屋敷内へ―
[そっと夜桜の手を放そうとしながら]
…出られなかった。
俺はあの森から外へは行けなかった。
動かぬ霧が視界を邪魔して、歩けど歩けど櫻は遠いまま。
夜桜さん。
あの名前の羅列の中に、貴女の名前はなかった。
そのことは、私も気になっていた。
あの名前の中で、女性の名と思しきは――神居零……
ひょっとしたら、それが貴女の名前だと思っていたんだが。
できれば貴女の話も聴かせてくれないか。
―三階、客間にて―
なんだ……アレは一体なんだというのか……!
在り得ぬ、こんな奇怪なことなど在り得ぬ!
あんな低俗雑誌の戯言のようなことなど、何故、何故、何故……
[嗚呼、一体あれから何度このような怨嗟を吐いただろう。
悪夢でも見ているのかと願っただろう。
しかし、眠りの中で見るはあのおぞましき腐臭の真紅。目覚めた窓から覗くは、禍々しき朱の空。]
―これより、客間にて回想す……―
[夜桜に問いかけた私の耳に、雲井の読み上げる書付の言葉が届く。]
そんな……っ
み、見せてくれ!
[私は、雲井の差し出す書付に慌てて目を通した。]
其の様な生首の話は初耳です。
[──…金目と黒目の両方で、十三の首を凝視する。
供養され、真実に…──あの世へ向かった事を願って。]
…夜桜さん。
水鏡を見る事が出来る者は此の中に、本当に居る…んだろうか。
―天賀谷自室(戸口)―
古来より、サムライは首には魂が宿ると考えてきた。
[煙のように、江原は戸口に現れた。]
丁重に。丁重に扱うのだ。
[悲しそうな目つきで、天賀谷の首を見つめる。]
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