情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
――神父。
……取り乱しちまってェすいません。
[足下のジェーンの背中に手を携え、抱き起こす。]
手当をしてやってもらえませんか。
宿坊までは俺が運びますから。
証拠ねぇ……
[眼鏡の紳士に鋭い眼光を投げる。]
証拠なら、これからいくらでも見つけ出して見せますよ。
[そう、吐き捨てるように云った]
[ジェーンの女性としての過去は、決して幸福であるとは言い難かった。一子、二子ともどもを流行り病で亡くし、悲嘆にくれた歳月。女性としては最後のチャンスであったろう、遅くに授かった子供であるセシリア。娘にかける愛情は並々ならぬものがあった。]
[檻の傍で、襤褸雑巾のように崩れ落ちるも、その指はセシリアに触れたいとばかりに、棒を握ろうとしていた。]
この期に及んでもまだ「セシリア」の振りをするとは……やはり悪魔は一筋縄ではゆかぬものです。
[クインジーと抱き起こされたジェーンに目をやり、暫し顎に手を当て、考え込む仕草をする。]
そうですねえ……とは言え、まだアーチボルト夫人も人狼でないとは決まっておりませんよ。
[セシリアの貌から──徐々に表情が消えて行く。]
[クインジーが側に来ている事も忘れて、檻に押し付けられた母親に手を伸ばした。セシリアの指先を彼が折るかもしれない。傷付けるかもしれない。
セシリアの指の先が僅かにジェーンの髪を掠る。
そして、ジェーンが滑り落ちるように、その場に崩れる。]
…………嘘なんか付かないわ…。
人間であったならば勿論憐れむべき女性なのですが。
「仲間が居る」という言葉、それも嘘かも知れませんが、事実だとして、その「仲間」がアーチボルト夫人でないと言えますか?
傷の治りは確かに遅いですが、それも悪魔ならば……或いは。
[平静な眼差しで、傷ついた女性を見ている。]
資産家 ジェーンが「時間を進める」を選択しました
――そうか
[セシリアの人狼としての言葉が芝居でないとすれば、それはそのままジェーンが人狼であることを示すことになる。]
わからねェ……
[クインジーは深まる懊悩に表情を歪めながら、髪を掻いた]
[いずれ、セシリアの何が真実で何が偽りであるかは見定めねばならぬのだろう、と思いながらクインジーは神父の言葉に耳を傾けている]
[茫然としていたが、遠くの方から聞こえる
「村長が森で殺されている。」との言葉に、
気を取り直したように行動する。]
な……なんだって!!!
兄貴!兄貴ィィィィィィィィ!!!!
[絶叫して駆け出していく。
兄の身を案じる弟。そう映っただろう。
しかし、一瞬彼の顔は笑っていた。]
[ヴィンセントの存在に今気付いたというように横目で見遣り]
勝手なことをされては困ります。家に連れ帰られては逃げられるかも知れない。監視せねば。
私はこの教区を預かる神父ルーサーです。
失礼ですが、貴方は?
[向き直り柔らかい微笑を浮かべる。──しかしやはり眼に浮かぶ色は冷たく固いままだ。]
[ルーサーの言葉に、苛立ったように。]
ああ。では監視したまえ。
君達が言う「人間」を傷つける者がいないようにも監視して欲しいものだね。
私はヴィンセント・ギャドスン、この人の知人だよ。
――詰め所、檻の前――
[ウェンディは再び詰め所までやや大股で歩いてきた。欲求不満。と顔に書いてある。]
人狼ってみんなみんな言うけど、私が檻に入ってお姉ちゃんを触った時はさっぱり解らなかったわ。 ちんぷんかんぷん。
[詰め所の敷地内に入り、檻の方角をみる。檻そのものの場所へはまだある。 遠目に覗き込むと――大多数の大人が檻に視線を投げかけているのが見える。
突然、男性が脱兎のごとく、ウェンディの側を駆け抜けていった。]
あっ、最初にいたおじさん…どうしたのかしら?
忘れ物をした、という顔ではないわね。
そんなに気になるんなら、教会に付き添えば宜しかろう。
[そうヴィンセントと名乗る紳士に伝え、ひとまずジェーンを抱き上げる。
その耳に、凶事を知らせる遠い声が響く。]
また災難か……
[面倒なことになりそうだ、とクインジーは顔を*蹙めた*]
[無表情である事は意図してなのか、感情が激し過ぎた結果なのかは分からない。ただ、両目から滴る涙を止める事は出来なくなっている。寧ろ誰も聞かなければ良いと呟く。]
わ、私が何者であっても…。
…お母さん…は、お母さんに、決まってるじゃないの……。
[ただ、ジェーンが死なずに済む事を願った。]
[ウェンディは足を止め、遠巻きに檻を注視する。
明らかに大の大人が寄ってたかって何かをしているように見える。それも友好的ではなく、威圧的、一方的だ。]
あれ?セシリアお姉ちゃんが囚われている筈なんだけど…檻の外でも何かあったのかしら?
もう別の人狼が…とか。
[ウェンディは檻のほうへ近づきたい、と思った。だが流石に『子供は見ちゃ駄目』の一点張りで突き帰されるような気がする。ウェンディは進むのを躊躇している。]
―森―
[人だかりができている辺りに駆け寄る。]
兄貴ッ!!兄貴ィィィィ!!!!
[無残にもボロボロに転がっている死体に縋る。]
そんな……嘘だろ!?兄貴…兄貴ィィィィ!!!
[群がる人々は、ノーマンを憐れむような目で見ている。
兄を殺された弟という、彼が思い描いた図式通りに。]
うっ………くっ…。
[一見して、村長が狼に殺されたのか別の誰かに
殺されたのかを判断する術はなかった。
釘を並べて引っ掻いた傷は、肉食獣のそれに似ていた。
ノーマンが策を練り、村長が狼に殺されたように
見せかけているのだから。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新