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アーハッハッハッハッハッハッハ!!
大変……大変結構だ。いい覚悟だったぜえ。
おい、野郎ども!!ババアを娘んとこ連れて行ってやりな!
[男たちはジェーンの服を剝ぎとり、
暴行を加えながら麻袋に押し込む。]
で、おまえたちはこっちの処理をしとけ。
[別の麻袋を、手下に手渡す。
そのとき、中身が転がり落ちジェーンの左目に映る。]
ちぃッ…てめえら何してやがるッ!!
[それは、村長アーノルドだった。
体がまるで狼に切り裂かれたようになっている。
人狼にやられたようだが、実際はそう見せかけたものだ。]
ふん……昔から俺ぁ兄貴が大嫌いだったんだ。
あの世で俺に詫び続けろ、アーノルドォォォォ!!!
[村長の死体は、じきに森で発見されるだろう。
手下が、先に村長が入った麻袋を運び出す。
ジェーンの体を麻袋に押し込むと、檻の前へ急ぐ。]
[そう言った瞬間、顔を上げた少女と眼が合った。
少女の鼻の上に架かっているのが、拘束具ではなく眼鏡だと気づいて、一瞬呆然とした。]
君は……。
さて。
みんな、聞いてくれ。
[檻の少女に気をとられている男から話を聞くことは今はできまい、と判じたものか、クインジーはそこに集まっている村人たちに声をかけた。]
ここにいる女は、かつて人狼に滅ぼされた村に居たそうだ。
人狼がどんなヤツだったか、詳しい話が聞けることだろう。
[そう呼びかけると、カミーラを促し、彼女に視線を向ける]
カミーラ、お前のいた村を滅ぼしたという狼憑きには、それとわかる特徴でもあったか?
[ズルリ――と、ナイフを抜き出して]
お願い……あの子は…違うわ…ちが…ぁぁあ、
[残る瞳で、睨みつける][暴行――傷痕が増える]
約……束よ…あの子に。あの子に、会わせて!!!
[叫んだ声][麻袋に押し込まれる瞬間][見知った顔の――]
おおお……ぁあ、貴方は――
[血相を変えたノーマンの表情]
[麻袋に押し込まれ、怒声にかき消された呟き]
悪魔だわ。
[麻袋の中、運命に抗う術を忘れたように弛緩した]
[カミーラは檻に近づこうとしたが、クインジーに話の促しを受けたので、人狼についての話を始めることにした。]
人狼というものは、普段は我々人間と同じ様に振舞う等をして潜伏をしている。しかし、夜になると正体を現し、人を喰らっていく恐ろしい怪物となるのだ。
[足枷の先に繋がれた鉄球の錘に視線を流す。]
──この枷を解いて下されば、あなたの見たい物が見れます…。
首、両手、両脚に枷。鎖。銀の檻。
これだけ厳重にしているのだもの…。
足枷を片方外したって、私は逃げられはしないわ。
[ヴィンセントが眼鏡に気付いた事に、瞬き。]
生前は父がお世話になりました。
それに私も一度だけ……御本を。
[カミーラが話している様子である。
檻の前に、どっかと座りこむ。]
ああ、邪魔ぁしねえや。
俺ぁこの犬ッころとの約束を果たしにきただけだからよ。
[手下に、麻袋を厳重に取り囲ませる。]
「人間と同じ様に――」
[その言葉に村人たちは背筋を震わせた。彼らの眼差しが交差し、思い描いたことを打ち消すように視線を俯かせる。]
『ひょっとするとこの中の誰かが?』
[そう、狼は誰に憑いているか容易には知れないのだ。
疑心がひたひたと人々の心に染みいくようだった。]
何と。本当だと認めるのかね?
しかも君が……?
[呆れた様に首を振る。
その間にも、檻の周囲には、次々人が集まってきた。
その流れに押しのけられるように、檻から少し離れる。]
[カミーラは人狼についての話を語っている。]
…だが安心して欲しい。
幸いなことに、こんなに恐ろしい人狼達を見つける方法がいくつかある。
ひとつは、人狼か否かを見破る術をもつ者の能力を使う。但し、誰もがその能力を持っているとは限らないのが玉に傷だけどな。
もうひとつは、いわゆる邪悪なものを祓う聖なる物質を人狼に近づける。銀製品などがこれに該当しているな。
これが見つけるための主な方法…ってところだな。
[檻の前は騒がしかった。
檻やセシリアを拘束する聖銀とはまた異なるにおいをまとわり付かせた女が、村人達に人狼の話をはじめる。見覚えの無い旅人──それも女による演説。
人狼は捕獲されているのだ。
セシリアが多くの兵士達を倒したと言う事実は、その現場を目撃していない村人達に「人狼」と言う存在に確信を持たせていたわけではない。
ただ、よく見知った村の少女がこうやって捕えられていると言う事実。人として扱う必要が無いと言う現実に村人の意識は向いていた。
ヴィンセントの様に、冷静にセシリアの言葉を聞こうとする者は、この場には居ない。
アーノルドが言った様に、本当に他にも人狼がいるのならば──?
村人達は顔を見合わせ、ヒソヒソと話をはじめる。]
ああ、そうだな。
狼憑きも魔女も、なんらかのしるしがある。
それを探す裁判官たちがいる。
そして、尋問と拷問が行われる――。
[クインジーは唇の端を歪め笑顔を形作る。]
色んな方法があるみたいだぜ。
もっとも――
[人狼より人間の方が数多く裁かれるみたいだがな、とその声は低く絞り出された。]
もっと早い話があるぜぇ?
[ニイッと笑みを浮かべる。]
この犬ッころに吐かせちまえばいいのさ。
幸い、何でもペラペラ喋りたくなるような
ゲストを連れてきているからなあ。
[手下に命じて、セシリアだけに麻袋の中身を
見えるような恰好にする。]
ただの銀と、聖銀は違う…。
[銀器全般に触れる事が出来ないなら、人狼が人に紛れて暮らす事は場合によっては非常に困難になる。
意味があるのは、あくまで「聖銀」だ。]
ノーマン……約束よ……ここを………
[声は、届いただろうか。否、届いたとしても、ノーマンの気分一つで約束など違えられる。]
[麻袋の紐が緩められ、新鮮な空気が入ってくる。]
セシリア……
[仰向けの頭を逸らし、外を見ようとした]
[ノーマンの提案に対して、カミーラはこう答える。]
ほぉほぉ…確かにそれは有効な手段と言えるな。
そいつは色々と期待できそうだ。
[そして、人狼についての話を引き続き続行する。]
人狼は群れで行動をするものだ。
少なくとも、人狼はおそらく檻の中にいる者以外に1〜2匹潜伏していると考えられる。
…先程出てきた提案も有効活用したいものだな。
[まだ閉じたままの麻袋を見た時、怯える様な影がセシリアの表情に過ったかもしれない。その表情をノーマンに見られる事を避けたくて、首を振り、ノーマンに蹴られた時から乱れたままになっている前髪で目許を隠した。]
…血のにおい。
────それに、
[流されたばかりの][新鮮な][親しい者の血]
…………お母さん。
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