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[ルーサーの背中を、憎悪たっぷりに眺める。
少なくとも、決死の演技でこの場の村人の
心は掌握できたはずだが、ルーサーはそれさえも
凌ぐカリスマ性を誇っているのではないか、と。]
ふん…まだだ。まだ終わっちゃあいねえ。
俺にゃあ、まだ奥の手が残っているんだ。
へっ、今に見てろよ。誰も俺に頭ぁあがらなくなるぜ。
[*呟いた*。]
──檻──
[ジェーンが運ばれたのを見届けたセシリアは、脱力した様に息を付いた。上方からつり下がる忌々しい鎖にもたれ掛った姿勢。虚ろな眼差し。
着替の前と比べて、鎖は全身に、不均一に巻き付けてあるものの、以前よりは、やや巻きが少なくなっている。特にノーマンが押さえていた方の腕には、彼の怒りを恐れた兵士には、あまり鎖を巻き付ける事が出来なかった様だ。
それ故に先刻のセシリアはギリギリ格子に触れる事が出来たのだった。
いつの間にかやって来た>>146ウェンディがまた檻に入ってこようとしている事に気付き、セシリアは*力無く呟いた*。]
あなたの様な子どもは、もう此処に来ちゃ駄目なのよ…。
―屋敷―
[セシリアの着替えを手伝った後、ネリーは屋敷に戻りセシリアの食事――否、「餌」の準備をしていた。]
ほンだってまァ……
狼っ子はなァにを喰うんだべかなァ……
[村長をはじめ、他の者が居ないことを良いことに、つい独り言に故郷のにおいが混じる。]
あの狼っ子が肉を喰うとしてもなァ……旦那さまァが、「餌に金ェかけるな」っておっしゃるもンでのぅ……はぁ……
[先ほどの食事で余った野菜クズと、干肉の切れ端を鍋に入れ、水で煮込む。塩をほんの少しだけ入れ――]
まァ、こンくらいは入れてもいいべ……
こンでもよォ、オレん故郷で喰うモンよりはァずぅっとマトモなメシだかンなァ……
[赤ワインをドボリとひとつ、鍋の中へ。]
[彼女の雇主、村長・アーノルドの死を知らぬネリーは、どうしたものかと思案しながら「餌」づくりをしている――]
―広場へと向かう道にて―
[鍋に入ったスープ(とおぼしきもの)をトレイに乗せ、ネリーはとぼとぼと広場に向かって歩いている。]
[ざわめき声、悲鳴。
運ばれている影がひとつ。そして、もうひとつ。]
………ん?
ありゃァ、何だべなァ……
[不穏な空気を嗅ぎ分け、ネリーは思わず眉をしかめ、首を傾げた。]
まァた化けモンが人喰ったンだべかのぅ……おお、怖ぇ怖ぇ。
オレもそのうち喰われちまうかのぅ……
オレが喰われてもよォ、旦那さまァのご一家もだれも、みぃんなオレの代わりを雇えばいいとしか思わねンだろォなァ……
オレの田舎の父ちゃんや母ちゃんも……
[はた、と止まり、鍋を見つめる。
――果たして、金のために自分を売った親が、自分の死を悲しむだろうか――
その確証がない――「確証」などという言葉をネリーはそもそも知らぬのだから、もっと漠然とした不安と推測される――ネリーは、ぶんぶんと首を左右に振った。]
………死ぬのは、怖ぇのぅ………
[トレイの上に乗った鍋の中が冷めぬうちに――そうネリーは考えながら、広場へ向かう歩みを*早めた*]
でも、パン…餌をあげる時はどうやってあげたらいいのだろう。
多分、ネリーお姉ちゃんが一番詳しくて、慣れてるんじゃないかな。今度聞いてみようっと。
村長さんにも一度聞いてみたいわ。
[ウェンディは自宅のほうへ*歩いていく*]
[ヴィンセントは困惑していた。
ジェーンの手当てはしたものの、とうてい事情を聞きだせる状態ではない。
セシリアが、拷問によって荒唐無稽な自白に追い込まれた、というのが最も自然だと考えた彼は、親子が無実だと証明すべく調べて回ったのだが。
まずは、医学を修めたと明かして、セシリアを取り押さえる際に負傷した兵士たちを診察した。一人一人に負傷の状況を訊ねても、彼らの証言、そして負傷そのものも一致しきっている。巧妙な偽証とするには、何より彼らを傷つけた他の何者かを想定しなければならない……。
彼がセシリアと話している間に殺されてしまった、村長の事もある。この村に尋常でない何かがある事は間違いないように思われた。]
―教会/宿坊―
[ジェーンは傷の手当てをされて眠っている]
[手酷く痛めつけられ動かない体][顔半分を占める包帯]
[時折の呻き声]
[深い傷は、脂汗が浮かび上がらせ、ろくな看護もない状況では、今は起き上がる事すら侭ならない。]
――詰め所――
[硬い表情の副団長との、三度目の押し問答。]
だから、そのアーヴァインさんに会わせてもらいたいんだよ。
意識がないにしても、何か手がかりになるかもしれない。
もちろん、話に聞く通りの容態なら、私に命を救えるという保障はないが。私の治療が彼の命を縮めるはずもないだろう?
[そう言ってから気づく。
自分も、彼らからしてみれば「アーチボルト家の味方」、「怪しげな余所者」なのだと。]
―詰め所―
[押し問答をしている、ヴィンセントの後ろに近づく。]
あれ、アンタぁ…ちょっと前に見かけた余所者じゃねえか。
[ニヤニヤ顔で、肩に手をかける。]
何やってんだこんなとこで。
いやね。
その、セシリアを人狼だと見抜いたというアーヴァインさんに会わせてくれと頼んでいるんだが……。
人と話せる状態ではない、の一点張りでね。
これでも私は、自然科学と医学の学位を持っているんだよ。彼の役に立たないはずはないと、言っているんだが。
ほう………。
[中空を眺めている。策謀を巡らしているときの癖。]
俺が認めりゃあ、会うことぁできると思うがなぁ。
ただし、1つだけ条件飲んでくれや。
[ヴィンセントに顔を近づける。]
人狼を割り出す、とっておきの方法思いついたのよ。
まあ、あの犬ッころから聞き出す証拠ぉ見つけるんだけど。
そのために、いくつか道具集めなきゃあなんないんだが、
俺ぁ今、教会の敷地に入ることができねえんだ。
[ニヤリ。]
教会から、この村の見取り図と振り子型の聖銀
くすねて来てくれや。そしたら、俺が融通利かせてやるよ。
こりゃあ、兄貴がくたばっちまった今、
俺にしかできねえ方法なんだがな…。
俺ぁ、兄貴を殺った人狼を許せねえ。
悪い話じゃねえだろ?力ぁ貸してくんねえか。
[その兄を殺したのは、彼本人なのだが。]
あなたが、お兄さんから自警団の指揮を受け継いでいたのか。
それはありがたいが……。
し、しかし、教会にそんな物があるなら、司祭の、何と言ったかな?
彼は頭は硬そうだったが、人狼を探すつもりは充分にあるようだったぞ。彼が当然取り扱っているのでは?
なぁに、アレは俺と兄貴にしか使えねえシロモノさ。
自分にゃあ意味のないモノぉ、肌身離さずって
わけねえだろうが。絶対教会のどこかにあるはずだ。
[ヴィンセントの心をつかもうと言葉を続ける。]
それにだ、俺がこの方法を使えばよ。
村全体の心をがっちり掌握できるじゃねえか。
そうすりゃ、あの神父だって俺のこと無視できねえだろ。
そうすれば、アンタに最大限の便宜を図るぜ。
余所者が立ち入ってはいけないとこに行きたきゃ、
許可出すし、会いたいヤツがいれば会わせてやる。
[首をかしげながら。]
これでも、ふんぎりつかねえか?悪い話だと思わねえんだが。
俺んちの前に、でかい井戸があるだろ?
あれぁ、俺と兄貴で掘り当てたもんなんだ。
[ヴィンセントの質問に。]
どっからか来た余所者から、俺と兄貴が習った方法なんだ。
なんでも、本来は地下水脈を探す術らしい。
それを応用すりゃあ…決定的証拠をつかむことが
できるんじゃあねえかと思うわけよ。
[満面の笑みで。]
そのコツぁ、俺ぁ誰にも教えてねえし、
兄貴だって墓場まで持って行っちまうはずだ。
だから、俺と兄貴にしか使えねえってわけよ。
[ノーマンの迫力に圧されるように。]
つまり、司祭さんにとっては意味のない品物だというんだね?
あなたに渡しても、他に誰に迷惑がかかるわけでもないと……?
地図と振り子か。
そんな方法で人狼が見つけ出せるなら、ぜひ私もこの目で見てみたいものだが。
そうそう、アンタぁ話がわかるじゃねえか。
まあ、正確には人狼を割り出すというよりは、
犬ッころから聞き出すための証拠を探すんだけどな。
[気迫十分に。]
アンタぁ、何ていったっけか?やってくれるか。
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