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集会場は不信と不安がない交ぜになった奇妙な空気に満たされていた。
人狼なんて本当にいるのだろうか。
もしいるとすれば、あの旅のよそ者か。まさか、以前からの住人であるあいつが……
どうやらこの中には、村人が4人、人狼が2人、占い師が1人、霊能者が1人、守護者が1人、智狼が1人含まれているようだ。
悪戯好き イリスが「時間を進める」を選択しました
ちんぴら ノーマンは、文学少女 セシリア を能力(占う)の対象に選びました。
あ、パンだ。ありがとう…そして、頂きます。
[カミーラはクインジーからパンを貰い、それを食べ始めた。
後、彼に旅の理由を聞かれたので、その質問に答え始める。]
[クインジーに旅の理由を聞かれたので、その質問について答え始める。]
私が旅を始めた理由は、自分の住んでいた村が人狼達によって滅ぼされたからだ。
この村に来る以前にも、私はいくつかの村を訪れた。しかし、いずれも私の村と同じく人狼によって滅んでしまった。
幸い私は、このように生き延びているのだけどな。
[この村に関する話を聞いて、表情が曇る]
くっ、この村もそうだったのか。
だが…もう人狼達の好きにはさせない…!
[カミーラは、今度こそ人狼から自分を…そしてこの村を守る、という決意を固める。]
―宿坊―
人狼……
……まさか……
[パンを食する彼女への眼差しは柔らかいものだったが、彼女の旅の理由を聞くに及んでやや表情が険しくなった。]
……知らなかったな。否――本当だとは思っていなかった。
まさかこの地でまで――
[カミーラの言葉に、眉を蹙めながら……一時の黙思に心を沈ませた。その眸子は遠い過去に誘われるように虚空を彷徨う。
不意に我に帰ると、カミーラの方に向き直った。]
……ああ、すまない。
なあ、できたら……その話は皆の前で詳しく聞かせてもらえないか?
これから、詰め所前の広場に行こうと思っているんだが。
──詰め所前・檻──
[子ども達が去った後も、何度か投石があった。
セシリアは、足元に転がったままの母親の指を伏せ目がちに眺めていた。ジェーンの指は檻の中で、色を失い硬くなりはじめている。
あれから、しばらくノーマンやあの場に居たノーマンの取り巻き達は姿を見せてはいない。]
……お母さん。
……ぁあ。
──…お母さんの血の匂い。
[石に打たれた箇所から流れる血や、人狼だからと言っても感じないわけではない痛みを忘れて、心ここにあらずと言った様子で溜め息を付いた。
風が俯いたセシリアの髪を揺らす。]
――檻前――
[こんな田舎とは思えぬほど緊張した表情の兵士に声をかけると、すぐに詰め所にいた村長のもとへ案内された。双方が知っているこの地方の有力者、遠い血縁、パドヴァの大学、といったお互いを値踏みする短い遣り取りに続いて、すぐに本題に入った。]
昨日その町で、この村で人狼が捕まったと聞きましてね。
少し寄り道して、真偽を確かめるのも面白いんじゃないかと考えたわけです。
何でも、ほんの子供の姿をした人狼に、自警団が何人も殺されて、隊長は虫の息だとか。
いや。信じたわけじゃありませんが。噂は物事を十倍にも二十倍にしますからね。
[だが村長は、むしろ満足げにその噂を肯定したのだった。
全てが事実だと言う村長に、不信感を隠しきれないまま連れて行かれた、その場にあったのが檻とその中の少女だった。]
[落ちた母親の指を見つめながら、セシリアは淡い微笑を浮かべる。
そして、小さな口唇で──…セシリアは歌い始めた。
人間には誰にもわからない──言葉で紡がれた。
異国の旋律のような────。
人狼だけが耳にする事が出来る歌。]
ふぅむ。彼女が、人狼ですか。
どうして一体、銀の檻など用意してまで、こんな場所に?
[檻の外から、俯いたセシリアの顔を覗き込む。]
[クインジーの一言にカミーラは同意する。]
詰め所前の広場に行くのか。
分かった…ついていく。
もしかしたら私も、この村へ何かしらの力になれるかもしれないしな。
-村長宅/納屋-
[手下を引き連れ、中に入る。]
おうおう、ババア。
[ニヤニヤと眺める。]
似合うぜ、その格好。
[小指を切られ、暴行を受けてボロボロになっている。]
―村長宅/納屋―
[嗚咽]
[乱れた髪を梳かそうともせず]
[身体の苦痛を堪え][監禁に程近い軟禁]
[若者が椅子に座り][血のついたナイフを玩ぶ][落ちた数十本の髪の束]
セシリア……セシリアに会わせて。
[唾棄された唾が頬にかかる][涙と混じって落ちる]
[その時、納屋の戸が開けられる音がしてジェーンは顔を上げた。傲慢な表情で笑みを浮かべるノーマンの目が白刃のような輝きを放っている]
……。
[唾を拭い、泣き腫らした目で見上げた。]
[擦り傷、投石によって出来た傷、先刻のノーマンによって傷付けられた打撲傷がすこしずつ、ゆっくりと再生しはじめている。一番再生が遅いのは、何故か聖銀の鎖によって出来た擦り傷──セシリアの傷の中で一番軽傷に部類されるものだった。]
(…良かった、ちゃんと治癒してる。)
[顔を伏せていたセシリアは視線をあげて、明らかにただの村人とは違う身なりの良い男が、目の前に現れた事に気付く。]
―宿坊→広場―
すまねえな。
頼むよ。
皆、わからねえからこそ混乱してるみたいだからな……
[クインジーはそう言うと、カミーラを広場の方へと案内していった。]
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