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――3F――
包装は……大丈夫だ。
外気には触れていない。
[一瞥し破れがない事を確認。
チャクラムの主は、あれ以来攻撃を仕掛けては来ないようだ。脳内に記憶した見取り図を思い出し、恐らく此方だろうと見当をつけ歩き始める――階段へ。]
[がりり、と肌を掻く][滲む血の香に酔い]
[階段の上と下を交互に見る]
上はあかるい。
下はくらい。
くらいのは嫌い。
くらいのは怖い。
だから、上。あかるいとこ。
血の匂い――お前か。
メイ・ランツァ。
[メイとは反対に、グレンからは血集の他、朝食によく出てくるであろう美味しそうな匂いが漂っている。]
うる、さ、い。
[数度目のバウンド。片手だけ伸ばして蜘蛛の糸を投じようとする。しかし、現れたのは糸ではなくて]
「ぐあぁあっ!」
[遠く、魂切る悲鳴。黒く赤い毒の血が飛沫となって降りかかったそれだけで]
けひっ。
[感覚の違いで目が覚めた]
あぁ、わすれ、て、た。
[糸をなくして、代わりに毒指。毒指をなくす前に、なにかを得ないと。
辺りには武器庫から出してきたのだろう、銃を使って火遊びをする囚人たち。
――楽しそうだ。愉しそう。]
おじさんだ。トラックで会ったおじさん。
ねえおじさん。おじさんはもう殺した?
生きるために殺した?
誰を殺したの?どうやって殺したの?
……それ、なあに?
――階段・3F⇔2F――
あまり会いたくない奴のお出ましか。
一度は輸送トラックの中で話した事を忘れてしまっているのも、Chaosの血のなせる業なのかね。
ごはんの匂いだ。コーヒーもあるの?
パパはコーヒーが苦手だったの。
だからいつも僕がカフェオレを作ってあげてたんだ。甘いの。
パパのベッドまで運ぶんだよ。
そしたらパパが良い子だねって褒めてくれるの。
優しくしてくれたの。
――階段・3F⇔2F――
[後ろを向いて逃げる訳にもいかず、また切欠がない限り、動き出せない。]
生きる為に殺したとも――もっとも、互いに争い合わせた後に表舞台に出て行きたかったが。
お前も、もう――殺したようだな。
[他愛無い話だが。]
これは傑作の一品だ。
[グレンは2番目の紙袋――フランスパンを、ポンポンと軽く叩いた。半殺しにされた相手であるとはいえ、じとりと汗を背中に浮かべながらも、口元には笑みが浮かぶ。]
パンにはジャムとバターがなきゃね。
赤い紅いイチゴジャムと、とろとろのバター。
お茶の時間?ごはんの時間?
ジャムはないけど──。
[ナイフを腕に滑らせて][ぼたりと落血]
これはどうかなぁ?
おじさん、どうしたの?
[開いた距離を詰めるように、一歩前へ]
幻影<Vision>?
僕のこれ?血?
おじさん、どこかで会った?
トラックで何か言ってたよね。お祭り──、とか。
ああ、そうか。
[ニィ、と笑む]
思い出したよ、君の事。
"祝祭"の日僕が殺した女のそばに居たやつだ。
綺麗な人だったよね。あれは君の恋人だったのかな。
強い人だったよね。僕を止めようとしてた。
残念だったよね。
どれだけ綺麗でも、腐っちゃえば一緒だもん。
――階段・3F⇔2F――
[メイ・ランツァによるChaos Bloodの後遺症――暗闇でのVISION・恒久的な鮮やかなる映像/過去/未来/通して尚、今までに経験した事柄、そこから基づく経験しなかった事柄の―if― 囁き声・noise///////.....そして、昼間時における時折のフラッシュ......///]
ハッ……!
[だがしかし、グレンは唇を歪めた。]
あれが恋人に見えたか。
そうか――…
[安堵したかのように肩で息をしながら、そう続ける。]
違うの?
まあ、どうでもいいけどね。
あの人は僕に触れた。だから死んだ。
君は僕に触れられなかった。だから生きた。
で、君はどうするの?僕を殺すの?
[何も言い返せずに――対峙しているだけなのに、少女の矮躯からのプレッシャーで押し潰されそうだ。]
―――お前、誰だ?
[そこでグレンは眉を顰めた。冷静ではなかったので気づかなかったが、話し方に違和感がある。]
修道女 ステラが「時間を進める」を選択しました
[グレンの問いに首を傾げる]
今更な質問だね。
おじさんが言ったんじゃない"Chaos Blood"って。
混沌なる血。理から外れた血。僕のARM.
"血の祝祭"の大量殺戮者。親殺しの重罪人。
じゃあ聞くけれど。
君は誰なのかな?
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