情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
――Mundane East-Side/STREET――
[時同じくして、街角に佇むホログラム映像。
両手をそっと胸の前で*組み合わせた。*]
[その声は、補佐AI。
普段、通常時にはその姿を沈み込ませている為に、視れないAI――Blue in Blue 凍り漬けの司書。
「弟子」たるウェンディにも、殆ど顔を合わせる事はない。
今、トビーの目の前にはその補佐AIの姿が浮かび、視えている。巨大な何かを蒼黒(そうこく)の布で巻かれている姿、覆い隠され中を視る事はあたわず。蒼黒の布で囲まれた何かを中央とし、四方、下部には、氷の破片が、相似、同型の形で浮かんでいる。]
アハハ。
[膝に肘を置き、両手を顔に当てる。]
――そうだった。疲れるねェ。マトモナ人間の振りというのは。
[哂笑と、三日月の形が手の間から。]
ここが。
――始まりの地。
[独白。声は静かで低く。]
もう誰も残ってはいない。
樹<シンクタンク>も、枝<メンバー>も。
その実は、もいで、食べてしまった。
甘くて…美味しくて、
その為に幾つもの十字架を背負う事になった。
後悔はしていない。
そう言うのは嘘だけれど。
文学少女 セシリア が参加しました。
文学少女 セシリアは、狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
── 現世<Mundane> / ???・教団本部(第10Satyam) ──
[通称サティアン。
第1〜第11までの小型の黒繭(ブラックコクーン)が円形に連なる教団施設のうち、第10サティアンの内部は、教祖の意向により、旧世界の《キッチン》のシステムが再現されている。
黒色の金属骨が露出し、ホログラムのシールドすらない──貧しいと言って良いほどに殺風景なドーム天井の内側には、宗旨に基づき、旧式のシステムを使用して食事の準備をする、女性信者たちの穏やかなざわめき。]
[灯りの少ない暗い室内。
旧式の燃焼装置の上の旧式の大型寸胴鍋。
下層民に施すために煮込んでる《それ》──の表面に浮かんだの灰汁を丁寧に除いてから、セシリアは完璧な笑みを浮かべて信者たちの話に相づちを打った。]
(黒000000 白FFFFFF 赤FF0000。
葬列と婚礼の列は等しく)
[この──新興カルト教団では、誰かがただしき《死》を迎えた晴れの日──葬儀と同一日に、婚礼が行われる事になっていた。]
(真実なる──魂と肉体を捧げよ──)
[今、信者の脳には直接に《意思》を伝える声と、この教団独自のエキゾチカルな宗教音楽が響き。そして、先刻行われていた儀式のヴィジョンが網膜に再生されているはずだった。
信者の瞳を正面から優しく見つめるセシリアの瞳はOrange Fluorescent。人ならざる蛍光オレンジに輝き、その信者の意識を染め上げようとしていた。]
(──ただしき、死を──)
貴女も、そろそろ義体を解除しなくては、ね。
自然な本来の人間の姿に近づく事も、こわくはなくなって来たでしょう?
[それは、囁き。]
[セシリアが、信者に一歩近づきさらに視線を深く合わせようとしたその時、]
[第1サティアン(教団本部)にVIPレベルの来訪者を告げる
[Sign]
が届いた──。]
こんな時間にお客様が?
[セシリアは、淡いオーキッドカラーに透けて輝く睫毛を揺らし、まばたきをした。]
申し訳ないのだけど、このシチューの火を見ていてもらってもいいかしら。後は、弱火で煮込んで灰汁を取るだけだから。
[身体のラインが明瞭に分かるほどぴったりとフィットした白いボディスーツの上から、褪せた緋色のマントを纏ったセシリアは、オーキッドカラーの髪をふわりと揺らし、不測の来訪者の元へ向かった。
信者と向かい合う時、鮮明だった人工的な蛍光オレンジの瞳は、今は一般的な装飾を纏わない種類の人間の様な落ち着いたオーキッドカラーd9aacdに戻っている。]
[小さな羽音のような音がかすかに響き、セシリアのオーキッドアイd9aacd─目元をふくむ顔の上部を、影の様なシールドが覆った。
ドーム上の通路でセシリアとすれ違う信者たちにとってはそれが自然の光景であるのか、彼女が視界を覆っている事を気にした様子もなく、丁寧な挨拶を*送るのだった*。]
── 現世<Mundane> / ???・教団(第10→第1Satyam) ──
―― 現実世界/カテドラル・オメガ x 控え室 ――
[トビーの視覚素子を通して見える光景。
赤い絨毯と重厚で最低限の家具。吊り下がる光源。それらを背景に、銀河のように粒子の白い渦をえがいていたものが凝結し、模られる。
――Virtual Girl。
うねる様に髪は持ち上がり、ゆらゆらと揺らめきながら腰まで降りてゆく。未だ、少女の面影を残している顔立ちだった。]
――like a Sexual Reproduction.
Luther・R・Blot管轄下のNewBornかい。
[双眸を細めると目尻が吊りあがる形になる。
ふてぶてしそうに笑み、両腕を組んだ。]
のんだくれ ケネス が参加しました。
のんだくれ ケネスは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
――???/???――
[曖昧な記憶。模糊とした風景]
[何かを終わらせた感覚と、何かを失った感覚だけが、手の中に残っていた。一体それは何だったのか、自問を重ねても答えは見つからないままに男は立ち尽くす。白い霧が渦を巻き、視界を奪った。最早どこに行くあてもない。それだけは分かっていた。
やがて冷たい女の声が響き、茫洋とした空を彼は見上げた]
『――貴方なら、いつかは見つけ出すと考えていたけれど。
でも、それが最後の時になるなんて思ってもいなかった。
何故、あんな事をしたの。どうして?』
[答えるべき言葉など見つからなかった。
何が自分をそうさせたのか、何を求めての事だったのか。全てを語ったところで、互いの認識は違いすぎていた。口を閉ざした彼の周囲を風の音だけが取り囲む。それからどれだけの時間が経ったのか――いつしか、彼の意識は溶けるように消えていった]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新