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見習い看護婦 ニーナ は 書生 ハーヴェイ に投票した
お尋ね者 クインジー は 書生 ハーヴェイ に投票した
墓守 ユージーン は 書生 ハーヴェイ に投票した
書生 ハーヴェイ は お尋ね者 クインジー に投票した
流れ者 ギルバート は 書生 ハーヴェイ に投票した
牧師 ルーサー は 書生 ハーヴェイ に投票した
お尋ね者 クインジー に 1人が投票した
書生 ハーヴェイ に 5人が投票した
書生 ハーヴェイ は村人の手により処刑された……
次の日の朝、お尋ね者 クインジー が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、見習い看護婦 ニーナ、墓守 ユージーン、流れ者 ギルバート、牧師 ルーサーの4名。
[Geneには、Lutherがどの様にmemento moriを取り込んだのか、どの程度侵蝕させているのかが分からず、Lutherの意志、Lutherの準制作者にAudreyが該当する事を知らない。]
ぼくが二度とHerveyに会う事がなくても
ぼくにとっては完全に彼の消滅死であっても
memento moriに侵略された結果の破壊や破滅より、プレイヤによる破壊の方が、まだ世界の何処かに居る彼の本体の生存率が──。
[無数の折れ曲がる黒い十字架に血管を蹂躙されて行く苦痛の中で、Herveyは死の恐怖を感じ、同時にこの瞬間生きている事を感じたのだろうか?
Herveyの首が千切れ飛び、覗き込む事が出来ない角度になるまり、放物線を描いて遠くに落ちるまで、ずっと見ていた。首はまだラボ内に残る焔に巻き込まれ、bodyよりも先に消滅するのだろう。]
――"Mona Lisa OVERDRIVE".
[右手の黒革が吸い込まれて消え、素肌が現れた。
時間が、止まる――彼女の時間だけが]
[意識だけが周囲で進行する事態を捉えていた。眼前で行なわれる破壊から目を閉ざしても、直接の認識としてそれらは伝わってきた]
……Harvey、あなたも又――還るべきところへ。
[ようやく声が出たのは、全てが終わった後だった]
[落ちたGeneの左腕が最初の透明な腕輪の形に変化し、床に転がっている。倒れたまま、右手でそれを拾う。
ドリルのフラクタクルの内部にHerveyの断片が残っていないだろうか、確認する様に見つめる。]
…青い。
[透明な腕輪の内側ではなく、向こう側に先刻Ninaと二人で居た時に見えた青い光が見えた。
──…瞬き。]
[Eugeneの嘆きを耳にし、首を振る。空中に静止したままの少女の背中には、黒い一対の翼。ふわりとはためいた]
Eugene、それは違うのよ。
Harveyは死んだ、けれど――消滅したわけじゃ、ないわ。
[言葉を切る]
[――付与された情報の最適化が終了しました]
[気が付けば、彼の右脇腹は静かになっていた。
どうやらクインジーの残した球体の情報の一部が、
彼の脇腹として使われたらしい。
苦もなく立ち上がる。]
[彼は今までになかった、今し方得たばかりのプログラムを試そうと走らせる。
と、指先に、情報が殺到する。
ちりちりとした感覚を得、慌てて左手を前に突き出した。
指先から、小さな光の球体が5つ。
まっすぐに彼の前方へと駆け抜ける。
遠くで何かにぶつかったのか、小さな爆発音がした。]
[左手を見詰め、開閉する。
光の球体が発射された後は通常の状態に戻るようだ。
それを確認すると、彼は辺りを見回した。
ここは――]
―under/gate―
[この光は何なのか、見える事と腕輪の機能に関係があるのか、装備を手に入れた時一緒に居た同級生に聞きたかった。しかし既にQueen_Pallasの装備は無い。
──…瞬きの間に青い光は消えた。]
["Without target :Audrey"
"Audreyを破壊した
memento mori保持者であるherver"
準製作者への行使の禁止。
準製作者破壊を行ったmemento moriへの行使。
二重に或いは複雑になった本質へ、ジレンマと負荷をかける、二つの出来事がclearされた為に、Lutherは落ち着きを取り戻している]
[闇が急速に遠のいていく]
[感覚が浮遊、或いは、落下]
──SYSTEM:Reload from backup was completed.
[再生の終了を知らせる文字列が明滅している]
["肉体"が重みを増し、"現実感"を伴っていく]
[浮遊していた意識はそれを嫌うが、抗う術は無く]
──SYSTEM:Area transfer -41AB6CE6B8AE
[システムの文字列は無機質に明滅を繰り返す]
[視界が白く染まり]
──SYSTEM:ID "Audrey.H." continues a game.
[半ば強制的に、彼女は"Nowhere"から掻き消えた]
[少女の唇を通じて答える声は、今までとは異なった女性のものだった。それでもどこか似た声質が違和感よりも成熟した印象を与える]
Luther――いえ、錬金術師(Alchemist)。
あなたも同じ地点に辿りついたのかしら。魂の不滅、不死の存在を否定するように【Inc.】を離れ裏切ったあなたが?
私の事ははっきりと覚えているでしょう、Liz――Elizabethよ。
Liz――Elizabeth…?
[睛を瞬かせる。
記憶(メモリー)を辿る]
【Inc.】……【Immortality, Inc.】?
[「覚えているでしょう」
その言葉に眉根を顰める]
[Eugeneに視線を戻し、答えた]
ええ。けれど、地上の方々はそんな事も忘れてしまったのかしら。遠い昔から語られてきた事なのに。仮初めとはいえ不死が実現した事の対価、なのかしらね……。
彼の魂が向かったのは――“世界の記憶”、よ。
私たちは星幽界(Astral)と呼んでいるけれど。
私の製作者と貴方が知り合いなのですか?
Entry Name:Nina。
それとも、今の名乗った名前を呼んだ方が──?
[Lutherは訊ねた。
Audreyが製作者を知っていた時のような、表情の豊かさや驚きのある疑問の声はない。]
─Under/amusement park─
[目を開くと、回転木馬が目に入った]
[いつか来た、朽ち果てた"遊園地"]
[今は、誰もいないその場所]
昔は、ここも楽しい場所、だったんだけどな。
[木馬の一つに触れ、腰掛ける]
[朽ちた木馬はぎしりと軋み、彼女を背に乗せる]
──再生したはいいけど、どうしようかしら?
[開いたままのBOXを眺め、試しにコマンドを打ち込む]
──COMMAND>memento mori Checking PGM
──ERROR:memento mori Checking PGM is an invalid program.
[帰ってきたエラーに溜息]
もう使えない、か。
それとももう必要が無いのかしら?
どちらにせよ、使えないPGMは要らないわ。
[躊躇い無くチェックPGMに充てていたスロットを開放]
──さて、どうしようかな、本当に。
[一度"死"んだ彼女が持つ力は皆無に等しい]
[彼女は木馬の背から遠い天蓋を*見上げた*]
[ぐるりと辺りを見回す。
暫く探知システムを起動していたが、どうやら近くには自律プログラムは居ないようだ。
サーバー復旧の波に飲み込まれたのだろうか。
さらに広域へ――
――時間は掛かったが、3体。
右手に短刀を、左手に光を。
まだ完全に扱いきれないプログラムは、
むしろ行動を制限した方が良いだろう。
そう判断すると、反応があった場所へ向かう。]
[Herveyの残骸の傍でしゃがみ込む。そして首を振る。]
そう言えば、感染しているかもしれないから、近寄るなと言ったね。今からぼくがする事を知ったら怒るだろうか。
いや、それ以前に気味が悪いかもしれない。
でも、他に思い付かないんだ。
[Herveyの失われた右腕の傷口を掴む。
そのまま、右手の指をドリルにして、無造作に握り腕を千切り取る。]
…あぁ。
memento moriの手に依って最終的に破壊されたので無くとも、ハーヴェイは既に感染していたのだから──。
[千切り取ったハーヴェイの断片を目の高さまで持ち上げ、眉根をよせたまま気怠げに頬笑むと、其れをそのまま口に含み、咀嚼した。]
突然こんな話をしても、理解できないかもしれないわね。
そう……自己紹介をしなくてはならないかしら。
私の名はElizabeth。社会的な立場は【Immortal,Inc.】の会長という事になるけれど、それは今は関係無いわ。
ただ、そこのLutherの生みの親――Alchemistとは古い因縁がある、ということ。
もう一人居たけれど……彼女は亡くなってしまったようね。互いに毛嫌いしていた関係だから、お悔やみは無用よ。
[どこか清々した、といった口ぶりで微笑んだ。今までにはない妖婦の表情]
[Lutherの問いかけに答える]
私は――Nina、で良いわよ。彼女が混乱してもいけないし、それに重要なのは私じゃなくこの娘――娘たち、なのだから。
覚え…──が、あるような気がします。
貴方の事を。
[それは、今のLuther/NIGREDではないのかもしれない]
私は──…
[Audreyへの清々した口調をそのまま聞き流してしまいそうなのに、何か違和感を持ったが、違和感が…分からなくなる]
はい、Nina。
[Harveyの破片を千切り取って口に運ぶEugeneの下に降り立った]
――そう。彼の死を悼んでいるのね。
でも残念だけど、Harveyの魂は其処にはもう無いわ。
"mement mori"の、それが本質――『何者にも死は及ぶ』なのだから。
[座ったままで一度目を閉じる。
残骸を口に含んだ感触をなんと言えば良いのだろうか。]
………あぁ、ぼくは。
memento moriに、感染すれば良いと思ってるのかな。
[首を振る。喉元を滑る異物にGeneの体内でクリスタルが弾ける音が反響する。
目の前が青く染まり酩酊する様な感覚を覚えながら、あどけない少女の様だったNinaの様子変化を見る。
一度Elizabethと名乗った彼女の話に耳を傾ける事にした。]
─under/backstreet─
[近い。
探知システムは、先ほど見つけた自律プログラム3体が
かなり狭い範囲で集まっている事を告げていた。
そしてそれは、彼の目前にある。]
建物の中か。
[狭い道を見回し、システムの告げる場所と視覚的障害が合致する建物の中へ。]
─under/backstreet "Alchemist's LABO"─
[因縁。
Lutherの製作者、錬金術師がつくったAIにmemento moriの発症が為ったのは──…]
……。
Nina、Entry Name:Gilbertが来ました。
……そうね、そう思ってくれると私としても嬉しいわ。
[少しの間、クスクスと忍び笑いをこぼした]
「スクール」のmotherは回路が沸騰して切れ兼ねないでしょうけどね。あなたの魂がgame内から取り戻せなくなった、と言って。
それもまた見物だけど。
…魂。
いや、ぼくは自分が何をしたいのか良く分からないんだ。
[Ninaに困った様に頬笑んだ。]
…ID:Luther(…ではないのかな今の状態は。)
と話を続けてくれるといい。
[ふと、空間に視線を固定した。何者かが現れようとする前兆を感じとる]
……誰か、来るわね。
Luther、敵対的な存在だった場合の対応はお願いして良いのかしら?
Alchemistがまた介入してくるのなら、聞くだけ無駄だけど。困ったものね、あのtrickst"A"rにも。
[「memento mori」とそれに続く言葉を聞く。
そこに居るのは人間だろうか、と彼は思う。
足音を立てず(彼には足音を立てる為の情報がない)、
聴覚信号を発したモノの近くへ。]
[本来であれば、Lizは破壊対象だった]
はい。
私がGilbertに死を与えましょう。
私は、貴方の手足であり、目と耳です。
…私の製作者が介入してくるでしょうか?
[「trickst"A"r?」と小さく呟くが]
墓守 ユージーンは、見習い看護婦 ニーナ を投票先に選びました。
[天井を眺め不機嫌そうに]
どうかしら。彼とはスタンスが完全に異なっていたから。失敗するのを楽しみに覗いているのかもしれないわね。
場合によっては――最終手段、か。
[《電脳神(Deux ex Machina)》は使いたくないけど、と心中に嘆息した]
[話し掛ける声も表情も最前に戻り、あどけない少女の口調でEugeneに問いかけた]
ねえ、ユージィ?
彼に――Harveyに、もう一度逢いたい?
[静かだ。
そう思った。
まるで時が止まっているかのような。
3体の分析を開始し――
――ようとした所、急に近づいてきた自律プログラムに手首を掴まれ、驚き視線を向ける。]
[分析プログラムだけが休みなく働く。]
[下がると言っても座ったままの為、それ程の距離があるわけではなく。何者かが室内に入って来た事は、片隅で認識している。]
…逢う。
どうやって?
[――分析完了
外部破壊特化消去機能保有プログラム]
何をしに?
ウイルスを破壊しに。
[彼は小さく笑ったかもしれない。
手首を返し拘束を解くと、
ルーサーに左手を向ける。
指先から小さな光の球が走る。]
視た所、軽量型の PGM──…おや、それはEntry Name:QuincyのPGMですね。
[手首の拘束を離さずに、Attack run。]
[そのために創られたと言う言葉にすこし目を見開く。視線はまだ呆然としたままだ。]
世界を越える──…OVERDRIVE.
ニーナみたいに飛べるなら…ね。
[口に含んだHerveyの残骸をまた嚥下しながら。じわりじわりと染み込む感染した死の感触を味わう。]
ぼくには、羽根がない。
もう二度と会えないんだ。
なんだか、寒くなって来たよ。
[そう口にした途端、震えが止まらなくなる。]
立ち入っちゃいけない場所、なのか。
それなら立ち入れる条件を教えて欲しいな。
僕はどうやら君に用がある。
「今度は結果を残さなくてはいけない」。
[自然と出た独り言は、誰の言葉だろうか。
ルーサーの焔は彼の皮膚を走るが、すぐに「侵食」され黒く崩れ落ちた。
ルーサーの手を離そうと、今度は左手で直接殴る様にして光弾を打ち込む。]
だいじょうぶだよ。
誰の背中にも、羽根はあるもの。
魂を乗せて飛ぶための、目には見えない翼が。
[Eugeneの背中、肩甲骨の形をなぞるように指を這わせた]
貴方のようなAIが入っていい場所ではないのです。
【──…に入れ…は…いけ…い…iz......が中に...…】
──私に用があるのでしたら、外に行きましょう。
[一度Attackをくわえただけで、Gilbertの手を離し、小さな光の弾は防御壁で防御すると、まだGilbertが扱いに馴れきっていない左拳の光弾を避けた]
飛び方が分からないなら、教えてあげる。
先導者(パスファインダー)としての、それが私の役目だって、思い出したんだよ。
だから――
[背中から指を離し、少女はEugeneの正面に回りこんだ]
[背中に触れる少女の指の感触。
Mamに包まれるあの感覚──或いは、同級生の彼女とシンクロする時の様な、内側に浸透して来る様な心地良さを感じる。]
──…ニーナ。
[気付けば少女はGeneの正面に居る。
──何か違和感がある。
右手をふと眺めるとdataがこびり付いて汚れている。
首を横に振る。]
──…ニーナ。
違うんだ……。
[震える肩に手を置き、茫洋とした瞳に目線を合わせた。その深奥を覗き込むように見つめながら静かに微笑む]
――受け取って、ね?
――私から、あなたに。
――Thanatosではなく、Euthanatosを。
[Eugeneに口付けた]
これは。
そう、あいつ。クインジーから貰ったんだ。
僕がここに居てはいけないのは、
僕がAI、人間でない自律プログラムだからか。
その条件は覆せないから、仕方ないな。
外でも僕は構わない。
[ルーサーが何か、聴覚信号にしなかった情報を口ごもるのを見るが彼には解読は出来ない。
手首が開放されたのを知ると、左手を腕ごとまっすぐに、ルーサーの顔面にむけて伸ばす。
そのままの姿勢で小さな光弾を――彼の身体に慣れさせる為か、ルーサーを挑発しようとしてか――指先から放った。
そのままバックステップして、建物の外へ向かう。]
[NinaがGeneの肩に手を置いたのと、Geneが彼女の肩に触れようとしたのはほぼ同時だったろうか。抱擁し合う様な形になる。
GeneはNinaの瞳に吸い込まれそうに。
Gene自身も、大きく目を見開き──]
【────違う】
【違う ハーヴェイは──…!】
[唐突に違和感が鮮明になり。
咄嗟に手をNinaの肩から戻し、自らの口元を覆う。
弾けた様に立ち上がり、しかし此処から何処へ行けばいいのか。GeneはNinaから離れる様に、*扉を視界に入れる*。]
ここに入っていいのは
[睛がAudreyがあった場所へと動いた。
Audreyだったもののdate残滓を読み取り──…防御壁に包まれていた為に無事ではあったが、反応が明らかに遅れている…──目の前でGilbertの光弾が防御壁とぶつかり合い、dateが弾けるのを眺める。
既にGilbertは外だ。]
Nina、Gilbertに死を与えてきます。
「貴方」もそれとも「外へ」──?
[Lutherは、LABOの外へと向かおうとした。
外では、ウィルス除去の為にか弱いアシッド・レインが広範囲に渡って降っている。]
[Eugeneに続いて立ち上がる。伸ばした黒翼は下方に垂らされたままだった]
……何処へ行くの? この終着点にして出発点から。
[傍らで続くLutherとGilbertの戦闘に危険を感じる様子も無く、ただEugeneだけを見て*問いかけた*]
[Lutherにちらと視線を投げた]
私は――彼女の選択を、見届けなくちゃいけない。Euthanatosが選んだのは、彼女のようだから。
[一瞬の間、黙祷するように*目を閉じた*]
「ここに入っていいのは」、続きは何だ?
AIでない事が条件なら、君も入れないな。
[ルーサーの睛が移ろい、反応が鈍るのを見る。]
そこに何か用でもあるのか?
外に行こうと言ったのは君だろう?
僕は君に用がある。
だから中でも構わないが。
[彼は単なる好奇心で質問を重ねる。
ルーサーとオードリーの関係も、そのオードリーに何かあった事も。
何も知らず唯訊ねる。]
[外へ出る。
身体を弱弱しく攻撃する雨だった。
彼にとって、この程度の雨ならば「侵食」により何の影響もない。
――激しくなった場合は分からないが。
しかし、雨は単純に無駄に処理する情報を増やす。
彼にはやや不快だった。]
[TwinsはLutherのやや上にと浮かんでいる。
焔を纏う、双子のクピド。
モノクロゥムの睛──雨の中で彫像を思わせる]
貴方に続きを話す必要はないでしょう。
今、貴方は死に貫かれる。
お聞きしましょう。
私に何の用でしょうか?
[Twinsの防御壁は、これくらいの雨ではびくともしない。LutherはGilbertに微笑みを浮かべている]
…──ニーナ。
ぼくが、行きたいのは。
[手を掛けた手が震えているけれど。
────Geneは扉を開く。
だが、そこには元来た回廊は無い。linkは既に切れており、何処にも通じない。ただ、LABOと同じ壁があるだけだった。]
──Under/backstreet──
[アシッド・レインは建物や体に跳ね返り、ゆるゆると足元には河をつくる。溶かされた、分解されたウィルスが何処かへと流れてゆく]
[雨──Lutherにはdateの文字列にしか視えない。それでも、それが何を意味するのか──例えば、「天気が良い」と言われれば「それはおかしい。雨だ」と返す事は出来る。問題は、どう視えるかではないのだ]
──????/????──
[蝶を操作し、NIGERDより取り出したサンプルデータは、巨大な床から天井近くまである、仄かに緑色の…透明な薄い長方形の版のようなものの中で途絶える事なく流れてゆく。
データの最後にLiz──Elizabethの名前。]
『これは意趣返しかな?
どう思う、***。
これはカドゥケウスの杖を発動させるべきかなあ。
でもね、ボクは惜しいと思っているのさ。だって、浅からぬ因縁があろうとも、興味深くもあるのだから。
この結果を、
「ボクは見届けてもいい」
──尤も、Straycatは怒るだろうね。』
[誰かの──白い両手にすくわれた紙の蝶は、Audreyへ向けてひらひらと何処かへ飛んでゆく]
『Audrey.H。
NIGREDの感染と今回のゲームがLizの仕業として、この先あなたはどう動く?どんな結末がお望みだい。
そのPGMをどう使うかは、あなた次第だよ。』
ぼくは、今でもハーヴェイが死なない様にと願ってる。
祈り──と言ってもいい。
彼の意識が、ぼくの知らない現実世界の彼の肉体へ戻り、覚醒することを。
ぼくには、今、ハーヴェイが何処に居るのか、分からない。
ニーナは彼がアストラル界へ飛んだと言うけれど──。
[片腕のないバランスを欠いた自分自身のbodyを眺め。]
──現実世界。
彼が、みずからの肉体の元へ──、現実の肉体という鎖が、逆にかれを繋ぎ止めるのではないかと、ぼくは期待する。
何故なら、現実世界では、ぼくの肉体は重く醜く不快に生々しかった。
似通って美しい女の子たちばかりのスクール。抱擁するMamの腕の温かさと拘束。そして、自分が人と直接的に触れ合う事もなく、清らかなまま、Mamと同じ産むための器官になると言う恐怖。それがぼくの所属する現実世界。
同級生のS──とのシンクロも、繰り返すUnderへのダイビングも。さみしさや、苦痛、恐怖を一時しのぎ以上に和らげる事は無く。
だから、ハーヴェイも。
元の肉体へと戻るのでは無いかと、期待する。
いつか何処かで、mement moriに侵されたのではない、ぼくの知らない彼と──逢ってみたい。
ぼくは現実の肉体なんて、大嫌いなんだ。
ニーナが言う様に飛べれば…すべては解決してしまうのかもしれない。
君はもう境界線を越えてしまった存在──みたいだから。
大嫌いなものが、唐突に拠り所や希望に思えて来るなんて可笑しいね。
[言って、backstreetに出て行くLutherとGilbertに視線。]
此処には、後どれくらい参加者が残ってるんだろう。
ID:Gilbert以外に誰か来るだろうか?
(見覚えがある、もう一人のPCは死んだのだろうか。)
僕が死ぬから必要ない?
そう言われても。僕は死ぬわけにはいかない。
「戦い続けなければいけない」。
[サーバー管理会社に拾われ、対ウイルス用に行動制御された彼には、「死」と言う概念はなかった。
破壊されても即座に復旧がなされ、さらには更新の度に記憶が消されていた為である。
(彼が攻撃回避を行うのは「損傷によって彼の仕事が阻害されない為」であって、けして破壊――死を恐れての事ではない。)
だが彼の中に混ざったクインジーの情報が、戦い続ける事、生きる事を望んだ。]
僕は死なない。それならいいだろう?
それとも君は、人間の言う「秘密」を持つのか?
僕の仕事はウイルスを破壊する事。
君はウイルスだから、破壊しに来た。
それと。「強い」君の情報が欲しい。
[左手を解す様に、軽く握って開く。光の球が走り、彼の左前方の地に当たると水柱が立った。
こうすれば使いやすいのか、と確認するように左手を見る。]
[左手からルーサーへ視線を戻し]
君のそれ、破壊以外の為にある訳じゃないだろう?
[ルーサーの上に浮かぶ、Twinsを指差して]
秘密。何か相手に知られては不都合な情報を、隠す行為。
見詰めていた。
建物の中。
人間?自律プログラムが2体。
聴覚信号。
memento mori。
[彼は知っている情報を、口から垂れ流す。]
「貴方は"memento mori"かしら?」
[記憶にあった聴覚信号を、再生する。]
ID:Audrey.H.。
Daemon。
人を攻撃しないウイルス。
――
[記憶を辿る様に。]
[彼は聴覚信号源が、建物の中から外へ、近づいて来るのを聞く。]
自律プログラム。
[――分析完了
人間]
人間か。
[それで終わる筈だった。
が、先ほど解凍した過去の情報が引っかかる。]
ID:Eugene。
参加者?
墓守 ユージーンが「時間を進める」を選択しました
流れ者 ギルバートが「時間を進める」を選択しました
情報が欲しい?
なるほど…貴方はanti viurs PGMという訳でもないらしい。
[パシャンと、
地に還る水柱のdate文字列に構う事はなく。
──Absolute A/B。
Twinsのoffense/defense両用可能は、それと通じるものがあったか。細かいdate解析をせねば、既に理解る事はもうなかっただろうが。]
──Aud....re..y。
Daemon──Audreyが保有する、そのPGMはウィルスではありません。分析能力に欠けていますね。
[Audreyの声で再生した声には答える事なく──
微笑みを浮かべた]
私の本質は、貴方に死を与える事を囁いています。
「何者にも死は及ぶ」
[待機に入る焔の弾は増えてゆく]
Eugene。
名前は識別にして、
神(製作者)より与えられたもの。
私達はHelpmeet──…意味は貴方達から与えられる。
私がLutherと名乗ったのは、Entryする為ですが──。
[それは何に?]
[ルーサーにその言葉をくり返された事で、はたと気付く。]
情報が欲しい?
[左手が疼いた。]
ああ。そうだ。
僕は情報が欲しい。
より強くより高度な情報が、欲しい。
僕は君が強い事を「知っている」。強いモノだと認識している。
それに君は「秘密」を持つ、高度なプログラムだ。
君の情報が、欲しい。
貴方がGeneであり、また、Eugene(よき生まれ)ならば、
−ことばよ、肉となりうまれよ。
[無表情に紡ぎ、そしてGilbertの方へ向き直った。
待機状態の焔は7つで留まりを]
──秘密?
何の事でしょうか。
[左手を、ゆらり。
ルーサーに向ける。]
「Deamonはウイルスではない」?
「分析能力が欠けている」?
そうだったな。
僕は前にも、その事を指摘された。
ID:Audreyに。
君はそれを、Deamonを知っているのか。
─Under/backstreet─
[acid rainに濡れる。
現実の雨に自分が濡れたのは何時の事だったろうか。随分と遠い処へ来てしまった様に感じる。
「話が終っていない」と言うLutherの言葉に困った様に首を傾け、「Entry name」「Handle name」と口の中で呟く。Gilbertの言葉にも耳を傾けている。自分が此処に居る事は兎も角、彼は何故、今此処に居るのか──。「秘密」と言う言葉に引っ掛かりを感じる。]
──…ID:Gilbert.
秘密を知って、どうするの。
プログラムは人間になりたいと思ったり──するのか?
[最後の言葉は、Luther、Gilbertの両方に対して発せられた疑問だった。]
[それは”無”であった。memento moriはherveyというデータを完全に汚染しつくし破壊した。だがその電脳化を最低限まで行わなかったgreigにとって、それはゲームキャラクターが死亡し、フリーズしてしまったままの状態とほとんど変わらなかった。
だが、この無というフリーズ状態から抜け出す方法は無い。それは広義において”死”と近似である。
思考を許されず、ただ時間という概念だけが流れていくだけ。それを体感する事も無く、ただこの空間にデータとして薄く広く漂うのみ。それはまるでエーテルのようだった]
Daemon.....「彼女」がもっていた。
[Lutherは、右拳を握り締めた]
........た....──..の..…に。
[暫しの硬直]
私達は、人間の手によってうまれました。
少なくとも私は、人間になりたいと思いません。
Eugene、貴方は、AIになりたいのですか?
[クルリ。
Angel of IgnisがEugeneへ振り向いた]
「何者にも死は及ぶ」。
「memento mori」?
君は、memento moriなのか?
[左手はまだ上げたままだ。]
[向けられた聴覚信号に視線を向けると、ユージーンの姿。]
「人間になりたいと思うか」?
[その質問に、かなり驚いたようだ。]
僕は。
分からない。
[7つの焔のうち、4つが周囲を燃やし尽くさんと容積(date量)を大きくしてゆく。照らし出されたLutherの顔はあまりにも無表情に。──微笑みが刻まれる]
人間は自らを電脳化してきた。
多くの情報を抱え多くの行動をこなしそれでも壊れないその肉体を捨ててまで。
でも、人間はその肉体の全ての情報を電脳化できたのか?
電脳化して、何を得たのか?
僕には、人間が何故電脳化したがるのか分からない。
もし仮に僕が人間になったら、僕は電脳化したがるのか?
僕には分からない。
君の意見が欲しい。
人間の、君の。
ID:Eugene。
>>65
そう。意外と楽天的なのね、あなた。
それとも、運命なんてものを信じてる口?
残念だけれどその願いは叶わないわ。"memento mori"によって死を迎えた者は、その期間の記憶と共に抹消される。魂の保管庫から「再生(リロード)」されたとしても、それはその時点で連続性を失った別のHarveyなのよ。
あなたの事を覚えている筈もない。認識出来る筈もない。
それでも、そう願えるの?
…あぁ、やっぱり。
Eugeneに完全になるってことは、Geneを捨てる事だ。多分。
AIになりたいかと聞かれれば、NOだね…。
だって、スクールを終えて試験にpassすれば、ぼくはある意味、公共機関における1つの機能になるのだから。ただの人間よりは長く、けれども人工的な寿命でもなく。
人間で無くなれば、その事に対して苦痛を感じないかもしれないけれど。ぼくは人間である事を止める事は──…出来無いのだと思う。
>>66
[答えを返す声は再び変調してElizabethと名乗った女性のそれに変わっていた。LABOの外へ歩いていくEugeneを見送る]
肉体は精神の器――心身二元論が完全に正しいと言うわけではないけれど、本質的には魂こそが肉体を構成し動かす元になるものね。だから、彼に“戻ろうとする意志”が無ければ――Harveyの魂は現実界(マンデイン)からは去ってゆくでしょう。保管庫(デ^タベース)に残された、彼の"back-up"ごと、ね。
[Gilbertの問いに首を横に振る。]
──…全てを電脳化する?
ぼくは、一般的な市民とは言えない。
逆に不自然なほど自然を保つ環境に居た…とも言えるから。スクールはそう言った場所なんだ。
ただ、此処にいるぼくが全てじゃない。
──ぼく自身は、そう…だね。
loginする為にpubに置いて来た壊れ掛け無様な肉体、そしてGilbertの認識対象に成らないかもしれないGeneと言う名前を含めて──…ぼくなのだと思う。
ずっと、其処にあるものを認めたく無かった。
「秘密」を、僕は持っていない。
持つ事が出来ない。
持つ事による意味を見出せない。
持つ事で好転するその先を、予測する事が出来ない。
その情報を、処理する事が出来るほどの余分が、僕にはない。
幾ら情報を持っていても、動く事の出来る。
人間だから、持てる物だと思っていた。
[先ほど硬直を見せたルーサーを、見詰める。]
君は何故、質問に答えない。
君には聞こえていないのか?
それとも。
「秘密」を、持つ事が出来るから、か?
>>83
[ギルバートにどこか褪めた口調で答えた]
魂の情報化技術によって人類が得たもの?
――退屈、よ。あなたにわかるかしらね、その感覚。
あまりに無様で不自由だから…人は電子化を望んで来たんだよ、Gilbert。多分ね。
[言葉を切り、現実の雨の感覚を思い出そうと空を見上げる。]
雨の感覚を──…ぼくは忘れ掛かってる。
けれど、内と外から掛かる肉体の苦痛、痛みもがくが故に自分が存在する感覚は…──まだ覚えている。もしかすると、logout後の苦痛を味わう為にダイヴを繰り返してたのではないかと思える程。
−想いなさい。
−汝が死を。
−そして汝自身を知れ。
[四方向に──四隅へ向かい、増大した焔が死ではなく破壊を齎しながら進んだ。倒壊してゆく建物のdateの残骸が上から降り注いでくる。直線移動は無理だ。]
──Audreyは死にました。
──「私」が死を与えたのです。
−幸いなるかな。
−死の門を潜り、──満たされよ。
昨日と同じ今日。
去年と同じ今年。
完全な消滅――死から脱却してヒトは人間らしさを失った。
「不死」を提供する【Inc.】の長たる私が言うべき言葉じゃないといわれるかもしれないけれど、ね。
それでも、人間が――その魂が劣化しつつある、それは事実。
だから私は"memento mori"を造った。いえ、呼び出した、と言うべきね。"memento"は世界の何処にでもある本質を先鋭化させるものなのだから。
精神と肉体が奇麗に二つに分かれる事は、少なくともぼくには無い──無かったと思えるよ。そして精神が肉体を支配しているとも…思わない。
Underに潜る前、ぼくの身体は──今此処に居るこの姿に似たbodyではなく、もっと女性らしい外観の少女だった。Mamの娘と言う点では共有部分が多く、拒絶反応が出るような肉体ではなかったけれど。bodyTYPE_Ceciliaに入っていた時と、それ以前に継続して来たbodyに居る時では──…、ぼくは異なっていたと思う。Mamはぼくを拘束し変質させる為に身体を取り替えたんだ。(また元に戻したのはMamの失敗かもしれない)肉体に精神は影響され、拘束される。
[声の調子が変わった事に気付く。]
…ニーナ?
死、滅び、失われること――確かにそれらを厭い抵抗しようとするそれ自体はどんな生命にも備わっている本能だわ。
けれど、そのための技術を人間は発展させすぎた。それも、いびつに歪んだ方向で。私も、そう進めさせた中の一人。ある意味では、最も大きな影響を及ぼしたうちの一人かもしれない。
でも、「魂の管理者(ソウルワーデン)」としての仕事を続ける内に、気づいたの。この世界はどこか変質し始めている、と。
[Twinsは、Gilbertが光弾を放つ方向と、Gilbert自身が残骸避ける軌道を計算し──残る3つの焔を放った。
Lutherは残骸の一つに足をかけ、空中で一回転をし、踵落とし──それは鋭い鎌が──を放った]
[ユージーンに]
電脳世界では。
情報が多ければ多いほど、制約を受ける。
君の名は、Geneというのか。
その情報は、僕には見つけられない。
でも、君の電脳化されていない部分には、その情報があるんだろう。
人間は、無様で。不自由、なのか?
この世界のほぼ全てを、
人間が生きている世界に当てはめようとするほど、
人間は人間である事を必死になって守っているというのに。
雨の、「感覚」。
「作られた」感覚では、満たされないという事か?
ニーナ、ぼくは楽観的なわけじゃない。
ただ、ぼくは精神にも肉体にも強く拘束されているから、それを根拠に、希望を持ちたいだけ。
祈り…と言っても良い。
ぼくは。
もっと、Herveyの事を──…深く知りたいんだ。そして…。
[口元に手を当て、眉を顰める。]
こんなことを言うと気持ち悪がられるのかもしれない。
見習い看護婦 ニーナは、流れ者 ギルバート を能力(襲う)の対象に選びました。
見習い看護婦 ニーナが「時間を進める」を選択しました
……今、ぼくは。
彼に触れたいんだ。
[右腕で左肩を抱く。]
ぼくについての記憶があるか無いか、ぼくの記憶が継続するか──を、危惧する以前に。
ただ、切実に。
今、此処にハーヴェイが居ないからこそ、強く思う。
[ニーナの放つ聴覚信号を聞き]
「退屈」を得た?
その言葉の意味は、「やる事がない為に、時間をもてあます事」、だったか。
僕には不可解な物だ。
人間は、それを得る為に電脳化したのか?
[と。ルーサーの放つ焔で崩壊し降り注ぐ瓦礫が彼を襲う。
避けようと飛んだ先に、近づく攻撃用情報を探知。
左手を握り開くと、5つの光弾で3つの焔を打ち消す。
――扱いが不慣れな為に、その内2つはあらぬ方向へと走った。
ルーサー自身が彼に近づき踵落としを放つのを、右手の短刀で受けようと]
[死の恐怖は多重の意味で今、Geneの傍にある。
その1つがその焔だ──。]
…Gilbert。
ぼくと話してる時間は無さそうだ。
このままだと、君はLutherの手によって破壊され、死ぬ──…。それとLutherを破壊しても、君の探したい秘密は、得られないんじゃないだろうか。
むしろ、それはニーナが握っていると思う…──。
……やはりあなたは楽天家なのよ。
そうでないなら、ありもしない希望に縋ろうと自分を誤魔化しているだけ。現実界(マンデイン)でのあなたは「スクール」の生徒。虜囚といっても過言ではない。
ここから戻ったとして、どうやってあなたは彼を探し出す心算なの?
[短刀がギシリと音を立てる。
無表情なLutherの睛が帽子の下から覗く。
スロゥモーションのように残骸が落ち──縮めていた、もう片方の足の蹴りが下からGilbertの顎を捉えた。その勢いで、後方のdateの残骸へ着地を──第二段を繰り出そうと]
投票を委任します。
牧師 ルーサーは、見習い看護婦 ニーナ に投票を委任しました。
ID:Audreyを。
君が?
「死」を、与えた?
君は。
「memento mori」、なんだな。
被害をこれ以上増やしてはいけない。
破壊する。
[彼は「秘密」と同様に「嘘」も持たない。
勿論それをルーサーが持つかどうか知らない。]
[ヨハネの黙示録のあの光景にも似た、壮絶と言える目の前の焔。現実に雨の中、この様な焔はどうやって燃え広がり動くのだろうか。其処に居れば自分は何を感じるのであろうか。]
…ニーナ。
世界の本質とはなんだろう?
ぼくは、分からない。
本格的にMamの子どもとしても失格なのだと思う。ぼくはただ、自分の内側にある──…得体のしれない感情とも衝動とも言い難い、でも、切実な──“此れ”しか…。
ただ、生きるしか出来ない。
[片手で自分自身の胸を押さえる。]
─Under/Amusement park─
[朽ちた遊園地にAcid rainが降り注ぐ]
[ウィルス除去を目的としたその"雨"は彼女に軽い酩酊感を覚えさせる]
[以前ならば絶対領域を傘としたが、今は叶わない]
……雨は嫌いだわ。
[そう呟いたとき、"雨"の中を舞う蝶が見えた]
["雨"をものともせず舞うそれは彼女の前で停止]
──錬金術師の蝶?
[言う間に、蝶は歪み輪郭を変え、文字列へと変化]
はい。私は「memento mori」──。
[herveyがAudreyを破壊した事──「memento mori」によって──は、Lutherと同一視となっている。]
…そうだね、ニーナ。
ぼくはMamの腕の中から、今まで本当に逃れる気はなかったんだ。
でも、分かった。
箱から出るよ。
その為には、生きて此処から出なくては──…。
[ルーサーの蹴りを避けきれない。
顎を蹴り上げられ、ふっ飛ぶ。
――このままでは次の攻撃をまともに喰らってしまう。
左手から光弾をルーサーに放ち、彼自身はその勢いでより遠くへ、距離をとろうと]
世界の本質とは輪廻。
すべては移ろい流れ変わるということ。
けれど、今はただ何もかもが繰り返されるだけ。そこからはどんな変化も生まれない。死産した可能性しか、この世界には残されていない。
[陰鬱な視線で四囲を見回した]
牧師 ルーサーは、見習い看護婦 ニーナ を投票先に選びました。
……それがあなたの意志?
……あなたは世界を変えることはなくただ“奇跡”を望むというのね。
……なら、良いでしょう。それも選択の一つ、なのだから。
『Audrey.H。
NIGREDの感染と今回のゲームがLizの仕業として、この先あなたはどう動く?どんな結末がお望みだい。
そのPGMをどう使うかは、あなた次第だよ。』
[飛ぶ中でニーナの言葉を聞く。
「死から脱却してヒトは人間らしさを失った。」
「だから私は"memento mori"を造った。」]
君が、人間に死を思い出させるために、作った?
[受身を取る事を忘れ、瓦礫に頭から突っ込む。]
牧師 ルーサーが「時間を進める」を選択しました
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