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学生 ラッセル は 吟遊詩人 コーネリアス に投票した。
酒場の看板娘 ローズマリー は 吟遊詩人 コーネリアス に投票した。
吟遊詩人 コーネリアス は 学生 ラッセル に投票した。
冒険家 ナサニエル は 吟遊詩人 コーネリアス に投票した。
書生 ハーヴェイ は 吟遊詩人 コーネリアス に投票した。
吟遊詩人 コーネリアス は村人達の手により処刑された。
酒場の看板娘 ローズマリー は、冒険家 ナサニエル を占った。
次の日の朝、学生 ラッセル が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、酒場の看板娘 ローズマリー、冒険家 ナサニエル、書生 ハーヴェイ の 3 名。
[胸ポケットに入れた煙草を一本。
口にくわえて火をつける。
ゆるく吸い込みふぅーと吐き出せば]
思い出、か。
死神と遊びでもしたか。
[何事もなかったかのように会話の続き。
返り血を気にした風もなく。]
暫くはだれも殺さずに済みそうか?
[平静を装うけど、耳にはコーネの最期の声がまわる。]
[白い柔らかな毛並みを持つ機械を抱き上げる女の傍ら、漆黒の眼差しはモニタを見詰めた儘に船から消えた女へと想い馳せる間もあり]
殺戮現場からは――…遠退く。
[助かる見込みなど微塵も感じさせぬ呟き]
[くるくる]
[くるくる]
[意識は菫色の紫煙と共に]
[自ら命を絶つことは許されないと思ったから]
[誰かに殺してもらうしか思いつかなった]
[それはまるで過去の殉教者のように]
…ガラじゃないんだけどな。
[ほつり、呟いて見回す世界は黒と星の輝きの真っ只中]
〔細い煙は、菫の香りする紫煙でなく――ナサニエルが身に纏いつかせる硝煙とコーネリアスの左眼から立ち上る白煙。〕
――…矜持か。
〔痛みは確かに少なかっただろうが、精神的なそれに耐えた彼の気概らしきへは低く呟いた。残る右目に宿るものは故も解らないままで。
言葉をつぐ気もなく、逆手に持ち替えかけていたレーザーメスの出力を最低レベルまで下げる。手にした器具が馴染む故にか、手応えに嫌悪感はなく〕
[煙草一本が終わりに近づき、漸く遺体に目を向ける。]
つきあいが長い割に――
コーネの髪は、触ったことなかったな。
[ぽつり、呟く]
あいつが先に撫でるから、何だかんだと……いつも。
[小さくなった煙草の火を消す場所はギルバートの部屋にはなくて、そのまま手のひらで握りつぶす。]
――コーネの髪、少しもらうわ。
[ギルバートの瞳の傍に、と何となく思い。]
[カプセルに収まる眼球を前に暫くは立ち尽くし、俯き加減に見詰める漆黒の双眸に映り込む光は無く、生前に施された義眼と酷似し作りモノめいて]
君は――…
[程なくしてラズの目の前に現れて]
ごめん……待った?
[硝煙の香り。
血の付いた服。
けれど何も言わず、首を傾げて。]
正常に使えてる保証はないから、
どうなるかわからないけど。
[それでも、目の前で死なれるのは嫌だからなんて
どこまでも身勝手で、どうしようもない考え。]
…Nathaniel,――
〔常にない気配を何時の間にか治めたナサニエルの名を呼びかけて留め…撃ち抜かれ事切れたコーネリアスの傍へ膝をつく。閉じさせる瞳は泣き濡れた後を残し〕
……
――あれは其処彼処で遊びたがる。
またにしてくれとお帰り戴くのが、
僕の仕事なんだがな…
〔自らが口にする"死神"について零す。〕
わからん。
…僕は生きるために喰うが、逆の者がいたら――
[カプセルの眼球を見詰める姿は其れ以上に言の葉を零す事も無く、其の場に立ち尽くした儘に揺らぎ、コマ送りの姿は緩やかに目蓋を下ろす]
触ると何かいいことでもあるのか。
〔妙な趣味だとは人のことも言えず語尾を下げた問いを向ける。その他愛無さが非日常に麻痺した神経を和ませる錯覚を齎し〕
………。よくわからんな。
〔光条が灼き切る一房の銀髪を手に去るナサニエルの背に呟きを落とす。ふたつの屍。*瞳はひとつきり*。〕
[痩せ細った指をコンソールの上に滑らせる。
脱出した者の追跡は不可能のようで――]
――……ハーヴェイ。
[インカムのスイッチを入れる。
掠れがちの声で相手へ伝言を。]
誰か脱出した形跡はある。
だがそれが誰かは私には判らん。
[スイッチを切って一つ嘆息。うーくんを抱き上げる。]
少なくとも脱出したのはハーヴェイではない、か。
――……ギルバートで無ければいいんだがな。
ハーヴェイでなかったのは僥倖というべきか……――
[ウサギの鼻先を擽ると、コンソールの前に座り込む。]
食べられるモノが逃げるのは、よろしくない。
[死んだギルバートは、誰か食べたのだろうか。
そんなこと確認する気もなく。]
状況から考えて、逃げたのは十中八九無くなった端末の主だろうな……
アレが喰えるかどうかは知らんが……
――……否、知ったところでどうなんだ。
[殺すのだろうか。
それとも死ぬのを待つのだろうか。]
[去り際、ハーヴェイの言葉に振り返り]
……それって俺に似てるの?
[同じ思いを起こさせると言っていたのを思いだし、
不服気に――じゃれあいの範疇で――呟く。
生きるために喰う――瞬き一つ返してまた前を見、]
――触れてたいだけなのかもしれない。
[問いへの正確な答えではないけれど、
最期のつぶやきは歩き出した彼には届いていない。]
――医務室――
〔長い黙祷は、躊躇の表われかもしれなかった。〕
〔扱いなれていない人体を、顔見知りを、立続けに〕
――…
〔冷たい刃を潜らせる。食肉にする為の…血抜き。〕
〔ギルバートの身体からは、特に慎重に。〕
〔吸引機から響く、気泡交じりの排水音。〕
記録は…いらんのだったな。
〔沈紫色の内臓へ染み出す、鮮紅色の血。
繋がる管を切って、"ぷつり"鈍く跳ねる飛沫。〕
……可能な限り君と居たい。
そうするのは簡単だ。
残っている者を全て殺して全て私が喰らえばいい。
――……だが、未だそうしないでいる。
都合良く誰かが死んでくれるのを待っている。
[独白めいた言葉を受け止めるウサギはじぃと主の顔を見ている。
その背中に手を伸ばして優しく撫ぜる。]
君は私を卑怯だと思う?
生きるのも死ぬのも他人任せだ。
――……だから死んだフリかね?
[ギルバートに言われた言葉は、当たらずとも遠からない言葉だったのだろう。
引き攣ったような笑みは、すぐに解けて消えた。]
[一度自室に戻り、銀の髪を紫苑の瞳の隣へと。
今は何もせず、また部屋を出る。
ラッセルを拾って目的地へと到達すれば
座り込む常葉色の髪が見えて。]
……ローズマリー。
どうした、気分でも悪くなったか?
[そも、何故ここにいるのかはわからず彼女にもラッセルと来てる理由は謎めいたものに違いなく。]
[掛けられる言葉にゆっくりと顔を上げる。
表情の落ちた顔はナサニエルと――そしてラッセルの顔を捉えて。]
……。
気分ならもとより最悪だ。
それより……此処に何をしに?
二人揃って逃げる気?
[だが逃げたところで止める気はないのか、座り込んだまま。
ただウサギの黒い瞳がナサニエルをじぃと捕らえている。]
酒場の看板娘 ローズマリーが「時間を進める」を選択しました。
〔猫の子を取り上げるように心臓を持ち上げれば、
薄い手袋越しに五指へ埋まる。ぬたり。重い。〕
〔花につく虫をそっと払うように扱ってきた死の息吹を、
自らの間近にも感じる。…先刻のナサニエルの言葉。
……それって俺に似てるの?〕
羨ましいのかもしれん。…
〔鈍感故に自らを保っていられるだけの自分を省みて、彼にもそう伝えていたのだった。〕
[女の側で其の動向を見詰めていたが姿は揺らぎコマ送りに消えて現れては其方へと手を伸ばしていき、白い毛並みの機械を擦り抜ける辺りで止まるも指先には生前に触れた折の様な柔らかな感触も伝わらない]
他は、未だ居た。
[生前の自室で殺し合っていた男達も、自室の隅に蹲っていた男も、そして目の前の女も、この船から消えたのは一人だけ]
広い宇宙で、迷い子に成らないと好い。
[呟きが零れては宛てるべき者に届かず消えていくばかりで、女の声にまた姿は揺らぎ一旦は消え失せ少し離れた辺りに立ち、座り込む姿を首を傾け見下ろしている]
〔マスクの中で生欠伸が出そうになるのを噛み殺す。
研修医時代ですら経験したことのない、吐気の前兆。〕
っ…
〔どうにか堪え切ってトレイへ器具を置くと、がしゃんと神経質な音が鳴る。常になく毒づきかけたところで、ローズマリーから通信が入り…手首でインカムのマイクを引き寄せ〕
……
そう、か…。
消去法の手助けをするならば、Nathaniel Regelは居る。
Cornellius Northanlightsは、
〔作業台を見下ろす。剥出しの赤。皮を剥がれた〕
――解体済みだ。
[気分が最悪だと言う彼女に瞬き]
そういえば、そうだった。
[表情は笑っていたけど感情はなく]
……少し違う。
俺は預かったものがあるから、降りないよ。
[言いつつ、動く様子のないのに歩を進め、
通りしなには硝煙の臭いがしたかもしれず
コントロールパネルを触り始め]
――……解体。
[インカム越しのハーヴェイの声に暫し目を閉じる。
漂う硝煙の臭い。推測が正しければ。
――インカムのスイッチを切る。]
……そう。
君のことはわかった。
だが……
[ソレは?と問う視線はラッセルに向けられている。]
……食べられるかもしれないものを逃がすの?
食べられるかもしれないけど――
[ぐい、とラッセルの腕を引く。
セシリアの時のような抵抗はなく
抵抗がなかったことが心苦しくもなったけど]
大人の男二人分、肉はある。
……二人なら暫くもつだろ。
[二人――ハーヴェイとローズマリーの二人。
自分は食べなくても人間より生きられるから
無意識に人数からはずし。]
もう撫でられないかもしれないから、
汚れた手で悪いけど――
[罪に汚れた手。
ヒューマノイドが人を殺したなど前代未聞かもしれない。
乗せる前にくしゃり、髪を撫でて指に髪を絡ませ]
ごめん。
[また、謝罪]
[――死んだフリかね?]
[白い毛並みの機械へと問い掛ける女の貌に引き攣った笑みが浮かんで消えるのを見詰め、姿は揺らぐ事無く静かに女から少し離れた場所に立ち続け]
どちらも肉塊。
君は、そう云った。
[漆黒の眼差しだけを恐らくは女の言葉からは肉塊ではない白い毛並みの機械へと向けた]
[大人の男二人分――コーネリアスとギルバートだろうか。
ラッセルの腕を引くのを見つめて、首を傾げる。]
……食料は多い方がいい。
私がソレを食うとは限らないし、
私がソレに食われるのかもしれない。
どちらにせよ、それを逃がすのは賛成しないな……
[ウサギを抱き寄せる。
その腕にもあまり力は入っていないようで。
ウサギは落ち着きなく二人の間を見比べている。]
――……やめる気は、ない?
〔血と脂に塗れた器具を独りで片付ける気にはなれず、
どさりと椅子へ腰を落とす。指先に摘んだ肉片を、眩しい白色光へ透かして目を細め――〕
…真に受けてやる。
〔低く呟いて、未だ鮮血の滴る心臓の肉片を緩慢に舌の上に載せる。感染症から身を守るというギルバートの血肉――実験動物たちに人肉の味を覚えさせるわけにはいかない。自らの身で試すまでと噛み締めると、血腥さよりは甘味が勝って―思わず*溜息を漏らした*〕
……殺されてまで甘いのか。阿呆が…
[ローズマリーに向けた顔は無表情で、
相手が邪魔をしてくるかどうかをうかがいつつ]
やめる気は、ないよ。
[口元だけに笑みを出し]
誰かに賛同を求められる行動なら
[瞳は無機質で]
――セシリアの時に相談でもしてたよ。
[言い放つ。]
[気配が近づいて来て扉が開き眼球を預けた男が部屋に戻るのに姿は揺らぎ、カプセルの傍らに置かれる髪の毛にコマ送りの映像の如くゆっくりと俯く]
そう――…
[予想していた展開に零されたのは溜息に混じった如き小さな呟き一つだけで、部屋の主たる男が出て行く姿も見送らず身じろぐ事も無く]
冒険家 ナサニエルが「時間を進める」を選択しました。
誰かを逃がそうなんて考えるのは
人じゃないから、か。
[餓死の危機にいるものならきっとしない。
精神異常が酷くなれば親友とてむさぼるだろうか。]
この感情はきっと――
……そう。
[呟いて、ふと、腕の中のウサギを見る。
きょときょとしていたウサギはいつの間にかぴたりと動きを止めていて。
主が小さく名前を呼んでみても反応しない。]
……なら、何も言わない。
私は私なりの遣り方で生きるだけだ。
[ウサギを抱いて、緩慢な動作で立ち上がる。
引きずるような足取りは通路へと向けられて。]
……だけど、もし。
ハーヴェイを逃がすというのなら――
[君を殺すよ。
小さな囁きは、ひそやかに通路に反響して。]
そ、よかった。
邪魔するんなら少し乱暴したかもしれない。
[さらりと言い、ラッセルに声をかけて船を出す]
今はもう、皆各々の価値観で動いてるらしいから
ローズマリーはローズマリーの生き方をしてくれ。
[動かないうさぎに目を細め、女を見守る。
呟きには瞬き一つ]
どうかな。
でも彼には患者達がいる。
患者は彼に命運を託してるから
俺に邪魔することは出来ない。
[そう答えて、硝子板の向こうをただ*見つめ続けた*]
ありがとう、今まで。
最後も、俺の我が儘きいてくれて。
[うつむき]
俺はお前に何か返せてたかな。
[彼が船の外に出た今、届いてるか判らぬ*感謝を*]
[眼球を預けた男の部屋で揺らぐ姿の俯く頃にも、白い毛並みの機械を連れた女の傍らには同じく揺らぐ姿が在り、程無く近づく気配と声に向き直るでもなく漆黒の眼差しだけを向ける]
[――二人揃って逃げる気?]
[女の問い掛けに漸く姿は揺れて其方へと向き直り、眼球を預けた男と少年の面差しを残す男を交互に見遣り、視線は腕を引かれている少年の面差しを残す男に留まる。
白い毛並みの機械を持つ女と眼球を預けた男の会話を聴きながらも、視線は少年の面差しを残す男から逸れる事は無く、漆黒の眼差しが静かに見詰め続けて]
――……いっそあそこで邪魔をして殺された方が良かったか?
彼に勝てる気はせん。
[かつんかつんと思うようにならない足が刻む足音。
半ば転げるようにメンテナンスルームへと入る。
端末にうーくんをリンクさせると流れる、紅い文字。
――ERROR。]
……思考ルーチンのバグか?
いや――
[最後にうーくんが何を行っていたのか。
残っていたメモリをサルベージして確認して――]
……原因はナサニエル、か。
アレは……
[喰えない。
尚も紅い唇だけが、にぃ、と孤に*ゆがんだ。*]
[生前に眼球を摘出した白衣の男の元へも揺らぐ姿は現れ、生前の肉体が解体されていく様を見詰めるも、施された義眼と良く似た漆黒の眼差しは何の感情も浮かばず]
[――記録は…いらんのだったな]
要らない。
俺には、無意味だ。
叶うなら――…
[鈍く跳ねる体液の飛沫すら漆黒の双眸に色を添える事は無く、肉と体液の絡み合う粘着質な音の響く中に立ち尽くし、生前の肉体が肉塊へと成り変わっていく様を見守る。
神経質な音を立てる器具と白衣の男の様子に姿は揺らぎ、コマ送りに消えては現れながらゆっくりと首を傾け]
喰うなら、早い方が好い。
[死して尚も死んで逝く細胞達からは徐々に薬も失われて逝くから、届かぬと判っていながらも忠告の言葉を零し通信の様子を眺め]
[声は届かずとも白衣の男は心臓の切れ端を其の口に運ぶのに、揺らぐ姿は微か安堵の面持ちを浮かべるもあり]
[――…殺されてまで甘いのか]
――…
[白衣の男の言葉に向かいに立つ姿は揺らぎ、何も映し込む事の無い漆黒の双眸は微か見開かれて、刹那其の貌に浮かぶのは仄かな微笑み]
やっぱり人間は――…
[嘘吐き、と小さく零される囁きは何処かたのしげですらあり、白衣の男を見詰める施された義眼に酷似した漆黒の眼差しは微か哀しげに弧を描く]
[生前其の肉体にどれ程の処置をされたのか、詳細なデータの閲覧権利など非検体にある筈も無く、まして己を喰らう様な狂行を取る様な事も無かったのだから、其の肉の味は知らないけれど――…]
――…嘘吐き。
[生前と同じく口唇だけが繰り返し零しす姿は揺らぎ誰にも読み取られる事も無く、まして目の前で溜息を漏らす男に届く事も無い儘に]
[――阿呆が…]
そうだね。
[誰より其の愚かさを自覚しているらしき穏やかな囁きを零し、施された義眼と良く似た漆黒の双眸は、其れを施した白衣の男を静かに見詰め]
阿呆の血肉は、君の一部に成った。
信頼の分は、阿呆なりに君を護る。
[生前の言葉を信じ生の肉を口にした白衣の男へと届かない言の葉を紡ぎ、揺らぐ姿は半ば肉塊と化した眼窩に漆黒の瞳の義眼を宿す*男を見詰めた*]
――食堂――
〔嬉々として調理を受け持ってくれるセシリアはいない。慣れない此方が食事を用意した結果は――骨付き背肉のオーブン焼き、という如何にも原型を留めたものに。胡椒が強めに効き過ぎた其れに噛みつきながら、二人を見遣る。〕
…減ったな。
〔資源が。呟いて、指先で口元を拭う。〕
Rosemary Muller――白いあれはどうした?
〔食事の知らせを受けて姿を見せた彼女が、パートナーを連れていない様子を訝しんで尋ねる。〕
/*
ラッセルの見せ場作りにもっと配慮が
できたらよかったんだけどな。
どうも場面転換が苦手でgdgdしてしまう。
ラッセル済まん。
[――君を殺すよ]
[動かなくなった白い毛並みを持つ機械を抱いた女が立ち上がり通路へ向かうのに、揺らぐ姿は刹那消え失せるも同じ処に立ち透明な板の向こう側を見続けるもあり、けれど同時にもう一つの姿は消えては現れコマ送りに女の後を追い、メンテナンスルームで動かなくなった白い毛並みを持つ機械を前に作業する女の傍らにも立つ]
[――喰えない]
彼は――…ヒューマノイド…
[届ける気の無い確認の為の如き小さな呟きを零し、弧に歪む女の口許を見詰めまた姿は揺れた]
[同じ頃に眼球を預けた男の傍らで同じ様に透明な板の向こう側を見詰め続け]
黒は――…安息の死を齎す死神の色?
[零される問い掛けは誰に投げた訳でも無い口振りで、何も映し込まぬ漆黒の眼差しは依然、脱出ポッドの飛び立った透明な板の向こう側に注がれていた]
[皿の上の肉をひっくり返したり、眺めたり。
これはどっちの肉なのだろう。
問うてみても意味はないことだが。
手はつけないまま、ハーヴェイの言葉に軽く肩を竦める。]
……メンテナンス中だ。
[減った、という言葉に小さく頭を振る。]
減ったというより……
減らされた、というべきか?
[呼び出されて足は運んでみたけれど。
部屋に付いても尚、壁際に立ったまま闇を見つめて]
……そう、だな。
[減った、という言葉にも視線は変えず。]
…当ててみろ。
〔白く痩せた手が食材の検分をする様子へ、冗談でもなさそうに水を向ける。よく焼けた骨髄の端を齧り〕
そうか、…大事にしろ。後で1件分析を頼みたい。
〔声には僅かだが労いが混じる。ローズマリーが僅かに
表現を違える言葉にか、食事の手を止めて思案する〕
〔食料もなしに宇宙空間へ送り出す行為。それはただ――殺し合いを止めるためだけの意図。全滅の可能性は跳ね上がる――〕
では誰が、と尋ねる必要もないわけか。
……Nathaniel Regel.
話しても仕方のないことか?
〔食事に手をつけることもなく佇むナサニエルへと静かな問いを投げ〕
[かけられた声に目をやや伏せて、一拍の後顔をあげれば振り返る。]
3人しか、いないよ。
もう。
[目だけは真っ直ぐにハーヴェイを見て。
話しても仕方がない、には困ったような笑みだけを向けて。]
当たろうと外れようと食べてしまえば同じだ。
当てる必要もあるまい。
強いて言えば昨日君が解体作業を行っていた人物ではないか?
[肉の端に噛み付く。やや強い塩味に眉間に軽く皺を寄せる。
空腹ではあるのだが、肉を噛み千切るだけの力もない。]
……Got it.
できればあんまり難しくない仕事にしてくれ。
腹が減るのは勘弁だ。
[残りの食料は君しかいないのだから――
そんな呟きは胸中に留められて。]
……
Russel Saulには、期待していたんだがな。
〔船を降ろす役割を。緩い瞬き。〕
知っておきたいと思っている。
お前が生きて為そうとしていることと、
其処へ含まれる感慨を。
〔普段、相手の真意には余り関心を持たない。尋ねかたがわからない様子で、友人たるナサニエルへ興味の所在を伝え〕
この三人なら――ローズマリーにでも頼んでみる?
[腹が減るのは勘弁だと言った彼女をチラリと見遣り]
降りさえ出来たらご飯は食べられるし、頑張ってくれるんじゃない?
[問いのような、そうでないような。
彼の言葉には幾分か考えたような素振りで宙を見上げて――]
成そうとしていることなんてきっとない。
俺が誰かの糧になるのなら死んでもいいとさえ思ってたよ。
――でも、あいつが俺に託したから、俺は死ねない。
[腕を組み、壁に背を凭せ掛ける。]
成そうとしてることがあるとするなら。
出来るだけ多くの人間を残すこと――だったけど。
[言葉をきる]
くだらない感情が余計なことをさせたみたい。
[普通に考えれば、船の中にいた方が生存率は高かったはず。
それも確率の問題でしかないから、生死の予測は出来ないが。]
二択だったんだが、まあ当たりだ。
…無論必要はない。
だが少々――わかるようになってしまったので、
心地を共有したかったのかもしれん。
〔食い尽くした後の肋骨を指先で摘んで持ち上げ、密かに祈りを捧げる。許しは望んでいなかったが、自然とそういう心境にもなるようで〕
済まんな。単なる組織検査だ。
〔ギルバートの体組織――結果が生前の彼の言葉と一致すればいいと思った。そしてローズマリーの瞳へ思惑の光を探す。
(*…お前の幸せが"ひとつ"のままなら、其の後は*――)〕
何時降りることができるのかはっきりするなら吝かではないがな。
この状況じゃ……
[苦労して噛み千切った肉を飲み込む。
胃が受け付けないような気はした。]
……判った。
準備ができたら呼んでくれ。
一度部屋に戻る。
[皿を手にすると席を立つ。
部屋に置いたままのウサギが心配だったから。]
ま、降りられるようになれば考えたらいい。
――その時に誰が残っているのか、誰も残ってないのかは
神様すらわからないと思うけど。
[神に制御出来る範疇ではないのだから。
そも、神なんて信じてない。]
……一口だけ、もらおうか。
[自分が撃ち殺した男の肉。
半ば儀礼的な食事。
作った者への礼儀として、奪った命の責任として。
言葉通り、一口齧って部屋に戻ると言うローズマリーに*瞬いた*]
[食堂で食事を摂る者達の傍らで会話を聴いているのか、卓上に乗せられた調理済みの骨付き肉を黙って見詰め、白衣の男が分析を頼むらしき言葉に姿は揺らぐ]
君の求める結果が得られるかは判らない。
けれど――…
[消えては現れる姿はゆっくりと白衣の男へ向き]
目に見えるものが全てでは無い。
[船の設備とて研究を主目的としている施設程のものがある訳でも無く、白衣の男の納得する様な結果が得られるかは定かでは無く]
救援船とドッキングできる機会もあるかもしれん。
…可能性を持つ者が諦観しているようでは困るな。
〔二人の遣り取りに浅く眉を寄せる。見込みすらないなら操船要員を"喰い残す"意味もないのかもしれない。〕
誰かの糧、か。
〔ナサニエルの言葉に、コーネリアスの最期が脳裏を過ぎる。あの時代の遺物が火を噴いたとき、この友人はああ見えて激していたのではなかったか――〕
下らないとは思わん。
…僕よりはずっとましだ。
理性と野性の両立を望んで、果たせずに居る――
〔生体実験室のケージを破って、実験動物たちを直に抱き締めてやりたい――ここ数年ずっと抱いていた願望。ギルバートの血肉を得た今、それは可能なのだが〕
…糧にもなれない無念というのはあるんだろうかな。
〔卓を挟んでコーネリアスを齧るナサニエルへ尋ねるともなく呟く。――図らずも、同じ葛藤を抱えているのかもしれず〕
――自室――
〔物が極端に少ない、生活感の薄い室内。〕
〔デスク上には、採取した体組織を収めたサンプル容器。
それから、大量の記憶媒体を並べた鈍色のケース。〕
――Rosemary,…
〔仰向けに横たわる寝台は、神経質な此方にはあまり寝心地がよくない。落ち着かなさを滲ませた声が、ボイスレコーダーへ繋いだインカムのマイクへと囁く。…通信は切ったまま、録音モードで。〕
……
Rose…ロゼ。…
〔「その時は…僕の"声"を、これにやってくれ。」〕
〔その時、が何時かはわからない。備えて記録と記憶を一致させる内に気がついた。…ローズマリーのうさぎへ声を渡すために足りないもの。〕
――ローズ…
〔親しげに彼女を呼ぶ声。それがなかった。〕
〔演技は苦手だった。…記憶の中、意味深に笑んでみせるローズマリーへ辿々しく呼びかける。妥協できるものがあるなら採用すればいいだろう、などと馬鹿馬鹿しいことも*考えながら*〕
傍観せずに済むなら全力で動く。
期を待つしか、出来ない。
[銀の髪の彼が投げ続けた届かぬloveletter。
眉根を寄せて右手を眺める。
刈り取ったのではなく、奪った命――]
ラスは、さ。
そんな俺でも出来るなら糧にしようとしてくれた。
[硝子板の向こうの闇。
視線は遠く遠く――遙か先を見ているようで。
答えた声と彼が食堂を後にしたのはどちらが先か。]
こんな人間みたいなため息、
最近までついたことなかったな。
[通路をゆったりとした歩調で歩きつつ]
一番ままならないのは、俺自身だ。
―自室―
[ギルバートとコーネリアスの前に座り、
互いを見比べて生前の彼らを思う。]
……お前を撃ったのは八つ当たり、だったのかもしれない。
[銀の髪に小さく懺悔。]
大事な友人をその手で殺して
居続ける理由がなくなったから喰えばいいって、さ、
[俯くままに膝に視線を落とし]
ギルが自分を殺させた理由は俺にはわからないけど……
本当は生きててほしかっただろうに。
――人は人というだけで生きる意味がある。
俺こそ本当は居る意味なんてない。
でも……死ぬ意味もないから。
[眼球の収まるカプセルと銀の髪をに語る音をを見詰め、揺らぐ姿は途切れ途切れに見え隠れして首を傾ける]
君は、君だ。
[俯く男を漆黒の眼差しが静かに見詰め]
生も死も関係無い。
君は未だ――…
―メンテナンスルーム―
[動かないウサギから、ケーブルを引き抜く。
いくつかの動作テストと、初期起動。
このときばかりは、ウサギが生き物でないと誰にでもわかる。]
……うーくん。
[呼びかける。
何時もと同じ仕草で見上げるウサギの頭を撫でて。]
……君以外には何もないけど。
もう少し――
[ゆら]
[ゆらゆら]
[漆黒に染まりきらない星の世界は手を伸ばしても星に届くことはなく。
壊れてしまった船の翼の上、ごろりと自分の上を仰ぎながら]
…生きる意味なんて、自分で見つけなきゃ見つかんないよ。
[ほつりと呟く。
遠く、男の声が聞こえた気がして、それだけ]
〔訪ねたメンテナンスルームでは、物珍しげに室内を見回して―サンプル容器をローズマリーのデスクへと置く。彼女のうさぎが正常に愛らしい挙動をするのへ、やや安堵めく吐息もついたかもしれず〕
――幸せに過ごせるのは、いいことだ。
あれ等に僕たちが負う義務があるとするなら…
充実した時を刻むことくらいだからな。
〔背を向けて呟く。肩越しに振り返って、何か言葉を続けようとし――〕
[突然の来客にも驚いた様子はなく。
デスクに置かれた容器をウサギごしに見る。]
……分析したいのはソレ?
[何が入っているのか――
手を伸ばしかけて、振り返るハーヴェイと目が合う。]
……義務だからといって、そうするわけではない。
それに幸せだからといって充実しているとは限らん。
――そうするしかないから、そうするだけだ。
冒険家 ナサニエルは、書生 ハーヴェイ を能力(襲う)の対象に選びました。
――。…ああ、頼む。
〔デスク上の容器には、ギルバートの肝臓の一部。
死後丸一日以上経っているというのにまだ色鮮やかで。
此方が口に仕掛けた言葉は間際に呑まれ――
間近に交わす視線の内には、揺ぎ無き意思が潜む。〕
お前は自分が絶望していることを、知っているんだな。
……
〔ふぃと持ち上がる腕。細い肩を抱き包むような仕草。
ちらと見えた白衣の陰には1本のコードが這わされて〕
〔生体実験室のケージでは、保菌状態の侭のシェパードが顎を垂直に持ち上げ、声を限りに遠吠えを響かせる。――
嘆くに似る余韻は、オウオゥ――…と長く引かれて〕
〔密閉状態のケージを抱える宇宙船は、巨大な棺。〕
〔呼び声を聴く者が居るかどうかは*わからないまま*〕
[犬が吠えるのを見詰め消えては現れる姿はコマ送りに手を伸ばし、檻を擦り抜けて其の毛並みをも僅かに擦り抜け、柔らかな感触も温もりも揺らぐ指先に伝わる事は無く]
人間も――…
[姿は揺らぎ透明な板の向こう側に広がる闇と数多の光を見詰め、何も映し込まぬ漆黒の瞳はゆっくりと目蓋を下ろした]
[抱いていたウサギをテーブルに下ろす。
端末から引き抜いたコードを、ウサギへとリンクさせて。]
私は何にも期待していない。
希望も持ち合わせていない。
――否、知らない。
私にあるとすれば、1匹のウサギに対する償いの気持ちだけだ。
[ハーヴェイの挙動を見つめる眉根が少し寄せられる。
僅かに覗いたコードに視線を移して――]
[煙草はもうないけれど、
それも本来欲したものでなく
なかったとて問題のないもので
食料も水も、体さえも本当は必要なくて
ただここで起こったことを記憶する脳だけは
託されたものや託さざるを得なかったものに対して
地球に持ち帰る義務を感じ、
紫苑の瞳と銀の髪の前で膝に乗せた肘――
――組まれた手に頭を乗せる姿は
人が祈りを捧げる姿にも*似て*]
書生 ハーヴェイが「時間を進める」を選択しました。
……分析結果は君の端末に直接転送しておく。
後で確認しておくといい。
尤も――
[確認するだけの時間が君に残されていれば、の話だが。
そんな呟きは口に出すことは躊躇われて。
――……テーブルの上のウサギだけが、人事のように。
いつものように毛繕いをしている。]
……ハーヴェイ。
――……本当に何も無いのに。
このウサギごと死んでしまえばいいのに。
何故、私はそうすることができないのだろうな。
書生 ハーヴェイが「時間を進める」を取り消しました。
書生 ハーヴェイが「時間を進める」を選択しました。
[答えは、やっぱり必要としていない。
――だが。]
……君が以前言ったことを確認しても?
[死んだフリはどうしたら止められるのだろう。
たとえ肉の塊と大差なくとも、残された者の義務として。
ただ生きる以上の意味はどうしたら見出せるのだろう。]
――……本当に、何故。
[渦巻く疑問は、働かない頭に澱のように沈んだまま。
――かすかに遠く、*犬の遠吠えが聞こえる。*]
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