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学生 メイは異国人 マンジローに投票を任せて寝た。
学生 ラッセルは書生 ハーヴェイに投票を任せて寝た。
酒場の看板娘 ローズマリー は 学生 メイ に投票してみた。
冒険家 ナサニエル は 異国人 マンジロー に投票してみた。
修道女 ステラ は 学生 メイ に投票してみた。
異国人 マンジロー は 学生 ラッセル に投票してみた。
書生 ハーヴェイ は 学生 メイ に投票してみた。
学生 メイ は 学生 ラッセル に投票してみた。
流れ者 ギルバート は 学生 メイ に投票してみた。
お尋ね者 クインジー は 修道女 ステラ に投票してみた。
学生 ラッセル は 学生 メイ に投票してみた。
墓守 ユージーン は 冒険家 ナサニエル に投票してみた。
学生 メイ は村人達によってたかってぶち殺された。
異国人 マンジロー は、墓守 ユージーン を覗き込んだ。
誰かが寝たまま起きなかったみたい。
しぶとい奴は酒場の看板娘 ローズマリー、冒険家 ナサニエル、修道女 ステラ、異国人 マンジロー、書生 ハーヴェイ、お尋ね者 クインジー、学生 ラッセル、墓守 ユージーン の 8 人だと思っておこう。
せっかくだから、お尋ね者 クインジー は 冒険家 ナサニエル に投票するぜ!
夜斗、往って来てお呉れかえ?
開那の兄さんの気配は直ぐ近くさァ。
魂ひとつ、喰わずに持って帰って来てお呉れヨゥ?
[そぅと] [白の手伸べ] [夜斗の頭撫で]
夜斗にはどうぞ貴女様からご命令を。
どうぞ、お気をつけて。
彼はちゃんと貴女を守りますからご安心下さいね。
[土産を期待していますよ、と面白そうに]
/中/
一票も入らなかったことに喜ぶべきなのだろうか。
ていうか投票一個飛びでメイ投票になってますよと。
てーか襲撃された人って描写表に出ないから発見されるか微妙な。
【中】
実は今日あたり、killingやりたかったんですが……この流れじゃ無理だと思われます。orz
うわああん!切ないよー……(涙)
/中/とりあえずは先に中の人で。
蘇芳はお久しぶり、メイはお疲れ様。
ところで俺は赤描写だけだろうが、いつRPで動いて良いのやら。
頼もしいネェ。
もゥ好いかえ?
もゥ好いヨゥ。
ほゥら、往こうかィ。
[駆ける犬] [風より速く] [背に横座り] [向かう先]
[黒の浴衣] [琥珀の君] [見つけ] [三日月の笑み浮かべ]
鬼さん此方、手の鳴る方へってネェ。
***
背には何時もの主人とは違う白粉の薫り。
けれど主人は彼女に従う様に謂った。
そして女は謂う。
―――鬼を狩れと。
やがて迫る鬼。
木の気配、桜の気配、永久か刹那か。
振り向いた鬼の琥珀。
***
***
女は謂う。
扇は開かせるなと。
だから先ず腕に噛み付いた。
紅が跳ねる。
抵抗できぬ様に爪を立て琥珀の男を組み敷く。
琥珀の男は女を見て何か謂っただろうか。
どんな顔をしただろうか。
女の笑い声は何時か主人の為に狩った林檎飴屋で聴いた六博の転がる音にも似て、軽やかに夜の闇に解けていく。
喉元を食い千切ろうとした時に女は待てと謂った。
殺せと謂われた筈なのに甘い血が目の前にあるのに。
琥珀の男を組み敷く獣の足は益々爪を立て牙を剥く。
***
[ひらり] [ひら] [ひら] [周囲を舞うは黒き蝶]
[白き太腿より剥がれ] [琥珀の君へと寄って行く]
あンまり旨そうだから我慢出来なくなっちまったのさァ。
/中/
色の道試してみるかのうが遺言て、ちょっと恥ずかしいな(笑)
蘇芳さんお久し、開耶さんお疲れ様です!
上に居た時、宴場で3つの影を見つけた開耶さんに気付こうか気付くまいかと迷ううち、無視してるっぽくなって失礼しました。
RPの動きは、蘇芳さんのログを読みに行っていたところ、表の動きに合わせて反応を返すみたいな形で描写されてましたね。
だけどプロローグで特に指示もされなかったし…開耶さんの好きに動いちゃってもいいんじゃないでしょうか?
***
ひらひら舞う黒き蝶。
鬼の周囲を飛び回る。
まるで探し物でもするかの様に。
あちらこちらへ飛び回る。
やがてもう鬼を放せと女が謂う。
訳が判らぬ侭に鬼の上からのそりと退く。
***
其ンじゃ命の姐さんも一緒に盃買いに行こうかィ。
有塵の兄さんは先に始めといと呉れヨゥ。
[立ち上がる仔猫] [連れ立って] [しゃなりしゃな]
[露天へ向い] [下駄の音響かせ] [カラコロカラリ]
/中/
俺は俺で酒買いに戻るかどうか悩んでるところだけど(苦笑)
ああ無視っぽくなったのは気にせずに。
しっかり突っ込みにいけなかった俺が悪いので。
酒忘れたの気付いたのも其処だったし!(駄)
赤がいつ動くかわかりませんが、一応明日にしようかなとは。
赤人員が微妙に読めていないのでどう喰われるかが予想できず…orz
というわけなので、俺は今日は先に失礼をば。
頑張って喰われてきてください(どうよそれ)(*ぺこり一礼*)
好く我慢したネェ。
夜斗、我慢した分幾らでもお食べヨゥ。
[隻眼の碧] [漂う紅に酔い痴れ] [濡れて] [揺れて]
[くるうり] [紅い番傘回し] [にたあり] [三日月の笑み]
―――嗚呼、嗚呼。
/中/
killingしてくれる人>お手数かけますー、ありがとう。わくわく。
万次郎さんを襲えなかったのが唯一の心残りだ。
相手にされたかどうかは別としてー。
エロテロリスト遥月さん楽しそう…(メモ会話部分(笑))
司棋さんも有塵さんまでもが、その毒牙にかかってしまうのか?
彼らの運命やいかに。
勉強がてらに墓下からこっそり応援〜
***
女の声が終るより早く鬼に飛び掛る。
鋭き爪は浴衣の布を裂き其の下の柔らかな肉を裂き―――
はら、
はら、はら
―――紅が舞う。
甘い甘い赤は花弁と成り舞うばかり。
肉は如何かと喉元に噛み付く。
***
[ひらり] [ひら] [ひら] [黒き蝶]
[琥珀の君] [抉られた胸元] [張り付きて]
謂ったろゥ?
喰いたくなったら勝手に喰うってさァ。
[湿る薔薇色] [艶やかな笑み] [濡れた隻眼] [爛々と光放ち]
応、褒めているさぁ。
[カラリコロリ赤鬼青鬼肩並べ
月は長く影を落とすか]
己とあれの鬼ごっこ。
久方ぶりの本気じゃ。
己が約束邪魔すると云うなら、相棒でも容赦はせぬよ。
[くつり笑う赤鬼を青鬼揺らがぬ藍の目返し]
のう、赤鬼。
青と赤で行先ひとつ奪い合いでもしてみるか。
はは、そんじゃぁ礼を謂うかねえ。
[にやりと笑みを浮かべて見せて]
本気かい、
俺も俺で本気さあ。
容赦しねぇのは俺も同じさ。
いいねえ、そんじゃぁ奪い合ってやろうかあ。
赤鬼と青鬼と鬼ごっこだなあ。
***
逆手で扇を開こうと取り落とした扇を拾う鬼。
腕に噛み付くより早く鼻先を掠め往く黒き蝶。
紅き花弁散る鬼の胸元に張り付く。
途端、倒れ伏す鬼。
獲物が急に倒れ警戒しつつ近寄るも其処には古木の如き肉が残るのみ。
女を見上げると肉は喰えないと謂う。
鼻先で突いた扇は軸だけ残し華と散る。
***
[遥月をおいて、そのまま早足で宴会の場所へ。
あそこなら皆もおり、気も紛らわせもできように]
あれ?翠の…それと…猫!?
[連れ立って歩く真理とメイ、夜斗が牙をむき出すと同時に、見開いた己の蒼も紅く染まり]
嗚呼……
わたくしの身が、疎ましい……。
[林に一陣の風が舞い、澄み渡る宵闇に一粒の雫が飛び去った。]
かの方に、紅は……ついたのでしょうか……
わたくしの呪いを……どうか……嗚呼。
[祈るように月を見上げ哀しげな紅色を。しばしの思案の後、遥月は表情をがらりと変えて宴の席へと向かった。]
[カラ] [コロ] [カラリ] [元気な仔猫] [先を往く]
[露天まではもう少し] [夜道に人通りも少ないか]
おや、司棋の兄さんじゃないかィ。
[赤の少年] [見つけて仔猫も毛を逆立てる]
[相変わらずの様子] [仔猫が啖呵を切るのを眺め]
では、次の夜――
[共に歩む道、ぽつりぽつりと咲き始めた桜]
そうさの、林の中に桜の木があろう。
この様子では咲いておろうて、其の下で逢おうぞ。
[くつりくつり、カラコロリ]
今宵は未だ謳い呑もうぞ。
異国人 マンジロー は、なんとなく お尋ね者 クインジー を能力(透視)の対象に選んでみた。
[翠に声掛けられ、とりあえずその場を収め。
夜斗は代わらず牙を剥き出し、うなっている]
どちらまで?また夜店まで出向かれるのか?
いくらなんでも危なくは?夜斗をおかししましょうか?
[平静を保とうとするにも、横から猫が口を出し]
おう、分かったさあ。
桜の樹の満開の下ってなあ。
約束を賭けた勝負だあ、
相棒との死合いもさぞ愉しいだろうさ。
[笑う青鬼、笑う赤鬼、月が伸ばす影法師]
ああ、呑もうぜえ。
[ほどなくして、男は宴に顔を出す。妖しい紅色の光を帯びた視線は、ぐるりと周囲を見渡して……]
……おやおや皆様、ごきげんよう。
今日も今日とて酒宴とは、話題に尽きぬことですねぇ……。ふふっ。佳き事、佳き事。
[深い緑の袖の奥でくつくつ笑う。]
[唸る夜斗] [仔猫も変わらず睨みをきかせ]
有塵の兄さんと命の姐さんの盃買いに往くとこさァ。
夜斗が来て呉れるンかえ?
頼もしいネェ。
[仔猫と犬] [仲の悪いも知りつ] [ニィと笑み]
[されど] [仔猫は犬の助けなぞ要らぬと謂うかも知れず]
―回想...―
[日は一時遡る。
用が在ると言い乍ら 席を立たなんだ宵のこと
黒き靄で雑鬼払い、懐から件の珠を取り出して]
…今宵は誰そ見極めようぞ。
火影、火影よ。其方、どう思いやる。
[鍔はチリとも謂わず。空を見遣れば茜の色が差し]
彼の者はヒトか否か、こたえよ。
名は―――…司棋…――――。
[茜の色を見て、とっさに出た名は狗を連れた少年のもの]
夜斗、有難うネェ。
[ひらり] [ひら] [ひら] [黒き蝶] [舞い戻り]
[濡れた碧] [すぃと細め] [うっとりと] [笑み浮かべ]
猫姫様を此の侭喰ろうてやろうかえ?
司棋の兄さんもそろそろ我慢の限界じゃないかィ?
せっかくだから、書生 ハーヴェイ は 冒険家 ナサニエル に投票するぜ!
[挑発する猫、その言葉に、とうとうまた何かが切れたか]
「その犬や、小鬼も捕れず食われるがオチではないか?それとも夜道怖くてわらわについて来るか?」
「おぬしは大人しく、酒に潰れて犬のノミでも捕っておれ]
…この…言わせておけば…いい加減に…
[翠が見ているからこそ、抑えていたものの、前日からの我慢の限界が、とうとう臨界点を超えたのか。
紅い目は、更に鮮やかに色増し
夜斗も一瞬にして犬の姿を狼へ変え]
お帰りなさい。
そろそろあの猫を食らってよろしいですか?
それと…どうやら、見られたようですね?
かまわないでしょうか…。
……青司様と喰児様の鬼ごっことは、こはいかに。
[袖の奥に唇隠し、じぃと二人を見比べる。]
いよいよもって、殺し合いが愉しくなった、と。嗚呼、なんということ。
お止めしたとて無駄で御座いましょうから無理強いは致しませぬが……あまり感心できることでもありませぬ。……無駄な殺し合いは、程々になさいませね。
わたくし達は、狩人を捜し出さねば共倒れ。其れを重々ご承知下さいませ。
左様左様。
お前とも桜の約束ひとつだ。
かっかっか。まったく縁あれば約束ばかり増えて仕方ないのう。
[天の月、眺めてゆるり目を閉じ、
開いて見るは赤鬼に浮かぶ金の月二つ]
されど愉しや、己は百鬼ぞ刹那を越えて喰らうて生きよ。
いつか散り行くならば愉しい方が良かろうなあ。
[きろり きろり。
うつろう珠色。蒼が緋になり緋が蒼になり…
落ち着いたのは茜の沈む直前のこと、緋色に染まる珠]
っ……。
ヒト、か。
[呟くと、脇差が
チリチリ、カタカタ。愉しげに笑う]
そう騒ぐでない…。ああ、嬉しかろう。嬉しかろう。
ようよう、ヒトを喰らうことができようぞ。
はて。これを伝えたものか。
[空の茜が消えるとともに、緋色の珠は鈍く光を失った]
おやまァ、夜斗も好い形に成るネェ。
[コロリ] [コロ] [コロ] [軽やかな笑い声]
[仔猫が怯むは一瞬] [更なる威嚇をし] [爪を出す]
鬼ごっこかえ?
楽しい刹那の遊びかえ?
アタシも混ぜて貰おうかィ。
[くるうり] [番傘回し] [ふわあり] [蜘蛛の巣舞う]
[素早い仔猫] [まさか傍らからの気配にきょとり瞬くか]
司棋の兄さんにゃ色々貰って世話ンなってるのさァ。
そろそろ甘露な魂も喰いたいじゃないかィ。
修道女 ステラは、メモなげえorz
異国人 マンジローは時間を進めたいらしい。
[カラリコロリ 宴につけば遥月の顔]
かっかっか。
そのような顔をするな月。
狩り人探すは狐様より頂き命ではあれど。
己は己で為す事ある故、
そうさな喰か常葉か何れが人なれば
命も果たせるやもしれぬなぁ。
嗚呼、構ャしないヨゥ。
魂は幾ら喰ろうても旨いからネェ。
御猫様の魂は司棋の兄さんが喰らうと好いヨゥ。
ただ、喰う前に一端表で貸してお呉れかえ?
御猫様の魂を喰らうふりして開那の兄さんの魂喰ろうたら返すからさァ。
[続く言葉] [濡れた双眸] [普段の色を取り戻し]
嗚呼、蝶が気配を報せて呉れたヨゥ。
構わないさァ。
判ったところで何が出来るもンかィ。
こっから本気の鬼ごっこを始めりゃ好いのさァ。
一人が怖けりゃアタシの事を皆に謂ったって好いヨゥ。
[わなわなと、紅い瞳を怒らせて
歯軋りする歯に八重歯が鋭く]
ならば、一度食らわれて見るがいい、お前が見下すものが何者か、しかと知れ!
[言葉が終わる終わらぬかのうち、掌からはじけた蛍火が火の粉となってメイへ飛びつき、体を封じ]
夜斗、殺せ!
[瞬間、銀の目玉を光らせた闇色の塊が、猫の喉笛にくいついた]
縁たぁ異なもの味なものってなあ。
[月が透かした相棒の蒼い髪が揺れている]
そうさあ、
どうせ散るんなら愉しくさあ。
喰って千切って契って散るってな。
[宴は常と同じよう、
遥月眉を顰めれば]
約束賭けての死合いが
今の俺には大事なのさあ。
[笑み細めるのは金の眼で]
まあ、吊りは決まっておるから襲撃ほしいとこなんじゃが
妾が襲撃くれと言うたらとりあえず妖しであることは知れてしまう。
ゆえに言えぬorz
[3日連続寡黙とか死ねばいいのに!orz]
[仔猫の] [驚愕の眼差し] [受けて弧を描く] [隻眼の碧]
[小首傾げ] [常葉揺れ] [白粉の薫り] [広がる血の薫り]
厭だヨゥ、鬼ごっこはもう始まってるって謂ったじゃないかィ。
[狗の噛み付くに] [蜘蛛に捕われ] [仔猫爪を振るうか]
[ひゅうい] [動き鈍き仔猫] [月明りに映る糸が腕捉え]
[青司をじぃと見て、溜息。]
……左様で。
「男と男の勝負」とやらの美酒に酔い痴れたいならどうぞお好きに為さいませ。わたくし男の身なれども、生憎稚児と呼ばれる身。……其のような酒に酔い痴れる趣向は御座いませぬ。
わたくしは万次郎様の「見る」力を頼りに、狩人を捜し出しとう御座います。
[くるりと向き直り、万次郎に問う。]
……しかして万次郎様。
あれより狩人の影は見えましたか?
/*
こんなとんでもなら命キリングは譲れば好かったと本気で。
開那をもっともっともっともっと喰いたかった。
命も喰いたいけど赤じゃないとptががが。
[夜斗に食いつかれ、喉から血を吹くメイへ更に追い討ちかけんとし]
お前らのような化け物に見下されるなんて…僕も堕ちたものだね?
侮辱してくれた礼は、たっぷりさせてもらおうか?
[両掌の蛍火はそのまま蒼い炎となり、メイの体を炎に包む]
焦げはせぬ。傷もつかなぬ。
しかし、そのまま死なせもせぬよ。
[炎の熱さはそのままに、死んで意識を閉じることもできず、ただのたうち回るメイを冷ややかに。真理へ瞳をくるりとむけ]
…あぁ、そういえば…いらっしゃいましたね、翠のお方。
[ぷかり]
[泉の中心に仰向けに浮かび]
[見るともなしに月を見て]
今は何刻じゃ――それもようわからぬ。
[たゆたう衣を掴み取り濡れたままに羽織れば、
付いていた朱は滲んでいて模様のようにも見えて]
動きにくいのぅ……
[数珠から一つ珠を抜き緋が煌けば、朱色混じりの衣の水は
珠の中へと吸い取られて、それを潰せば滴り落ちる]
さてはて……刹那の宴を今宵も愉しむか――
[ちっとも愉しくなさそうに]
あの火で苦しんでも死ぬことはできませぬ。
魂が、抜けられませんので。
後はご自由にされてください。
あぁ、狩人があんな猫に侮辱されるとは。
[歯軋り未だ止まらず]
[夢中で仔猫を甚振る少年] [向き直るのにコロコロコロリ]
[ひらり] [ひら] [ひら] [赤黒の華咲く沫絞りの浴衣の裾]
[黒き蝶] [現れ] [悶え苦しむ仔猫の回り] [飛び回るか]
嗚呼、居るさァ。
紅ァい紅ァい血も綺麗だが、こン炎も綺麗だネェ。
命の姐さんの魂をお呉れかえ?
やれやれ、稚魚か。
鯉に成るか鮒になるか。少しばかり楽しみよのう。
万次頼るなればしっかり見ておくのだな。
任せきりでは何処に流れてゆくか判らぬままじゃぞ。
[さらりと顎撫でる手は傷だらけのまま
月の顔覗いてからから笑う
カラコロ下駄音、そちらを見れば白の姿に薄く笑む]
かっかっか。赤鬼青鬼の約束賭けての約束事よ。
ふむ、白にも約束ひとつふたつ在ったな。
赤鬼に腕でも食われれば絵も描けぬ。
ひとつさきほどの約束果たすか?
猫の魂なぞ足しにもならず。
捨て置くだけですゆえご所望ならどうぞご自由に。
[夜斗は命の喉笛食いちぎり、血が噴出すが、蒼い火と紅い血はそれはそれは鮮やかに]
そうかィ、其りゃさぞ難儀だろうネェ。
怒り冷め遣らぬならもう少し此ン侭にしておくかえ?
[小首傾げ] [ニィと笑み]
でももう魂が喰らいたくて我慢出来そうにないヨゥ。
―現在―
[いつからか
相もかわらず宴の席に。
童一人欠けた宴の席に。
月の問いには ぼぅ として一呼吸おくれた返事を]
あ、…―――ああ。
昨日の明け方、狩るモノが一疋視えた。
…――…司棋―――、彼奴は狩るモノ。
其方等に確かめる術は在るまいが、我は確かにそう視たのだ…。
[僅かに沈んだ表情で、懐より盃を―――]
[返事も待たず] [黒き蝶] [仔猫の胸元に張り付き]
[途端] [仔猫倒れ伏し] [猫の姿へと戻るだろうか]
さァ、漸く魂が喰えるヨゥ。
[舞い戻る蝶] [白の手伸べ] [そぅと引き寄せ]
[黒き蝶は白の太腿へ戻り] [持ち帰った魂] [薔薇色の唇寄せ]
ほとんど上では行き違いだったけれど、改めて、命お疲れさまでした。
あたしの時は、たまたまこちらで書いた事と、地上の二人の書いた事がシンクロしたりしたから、
けっこう助かったなぁ。
[目覚めし蝶] [白い肌を舞い] [眼窟を覆うに] [眼帯の如く]
[遊螺り] [翅揺すり] [白の面に蠢き] [薔薇色の唇] [戦慄く]
―――嗚呼、嗚呼…
[黒き蝶] [眼窟の闇] [解かす様に] [妖し光灯す]
[深い深い] [底知れぬ] [闇色の眼] [創り出すか]
約束を賭けた約束事――妙なことを言うのぅ。
まぁ、愉しそうなのは良いことじゃ。
[首を傾げて藍を見て]
約束事か――
[少し思案顔][瞳の緋は一瞬暗くなれど]
[いつものような笑みを出せば]
それも良いのぅ。
今宵は宴の気分でもないからのぅ。
[手に持つ魂] [ひとつ] [揺ら揺ら] [揺らめいて]
[眇める双眸] [碧と漆黒] [弧を描き] [妖しの光]
命の姐さんの魂は要らぬかえ?
夜斗は魂喰らうかネェ。
[小首傾げ] [夜斗を見遣る]
………稚魚。
[ピクリと眉を動かし、青司を凝視する。]
ええ、ええ。
所詮わたくしは男にも女にも為れぬ半端者。お好きにおっしゃればよろしいでしょうに!元より揶揄され石投げられるがわたくしの運命。それを良しとして何が悪い!
貴方様にわたくしの運命を馬鹿にされる筋合いなどありませぬ!
[怒りで唇はわなわなと震え、歯をギリリと強く噛む。]
……嗚呼、口惜しい。憎たらしいことこの上なし。
貴方なんか、殺し合いで死んでしまえばいい!!冥府で己の愚かさを恥じればいい!!
[杯を地面に叩き付け、肩をわなわな震わせて居る。]
いえ、腹の足しには出来ましょう。
用が済みましたら夜斗にも適当にくれてやってください。
次は…誰を食らってやりましょうか…
既に僕の面は割れました。
誰でも、同じでありましょうから。
[ぐるり面々見わたして]
我を信ずるならこの宵の明けにもまた一人、判ろう。
狩るモノであるか否かがな。
とまれ…酒を。
[童の欠けた訳をどこから聞いたか。
それでも呑むのは、弔ひのため]
[聴こえた万次郎の声]
[すいと緋色を細めて]
――……司棋、か。
[寂しそうな緋で][それでいて冷たい緋]
[発した言葉はそれきりに][万次郎へと一言言うは]
情報一つくれたお礼に妾も情報一つやろう。
信ずるかどうかは汝れの自由。
蘇芳は笛から出でた付喪神――まごうことなき妖しじゃった。
[チラリ][視線を赤鬼へ]
そこな赤鬼も妖しじゃと言うておったようじゃし――
妾を信じる必要はないが蘇芳が潔白だったと知ってくれ。
喰って千切って契って散る。
浮かぶは赤い霞か黒い霞か。
咲く花は何となろうなぁ
[赤鬼の顔見てくつりと笑い。
首傾げる白に視線戻す]
愉しや愉し。赤鬼青鬼仲良く愉しじゃ。
さて、そうさの。幻映りて宴の見世物、と云うには面白くなかろうて。されば泉にでも行くかのう。
[赤鬼向いて]
さてはてお前さんと呑む酒はまたお預けじゃ。
先に少し白と遊んでくるわ。
猫の身体ひとつで夜斗の腹ァ満ちるかえ?
アタシァ肉は要らないヨゥ。
夜斗が喰いたいだけ喰らうと好いさァ。
[白の手の上] [白に淡い若葉色の灯る魂] [ひょいと夜斗へ放り]
さァて、誰が好いかネェ。
司棋の兄さんを狙うンなら万次郎の兄さんでも好いヨゥ。
司棋の兄さんが他に誰か狩りたい奴が居りゃそっちを狩ろうかィ。
では…体は夜斗が。
赤鬼は恐らく狂うておりましょうから、白水様か万次郎様が適任かと。しかし万次郎様が生きておられても面白いでしょうし。
実は明日、戻れぬ可能性があります為、様子から白水様を、と…。
[そこらの瓢箪手に取り、盃を満たして
ぱたり はた はた
白の言葉に、盃より溢るる酒精]
―――…そうか。
[祈るよに瞑目し、すいと一息に飲み干した]
赤鬼に其方。どちらの言を信ずるべきか。
赤鬼よ、其方は真にあやかしならざる者がわかるのか?
白水よ、其方は真にあやかしならざる者がわかるのか?
どう問うても、答えは出まいな。
[こぽこぽ こぽり。
今度は溢れさせずに盃満たし]
やれやれ、お前さんが自分でゆうたのであろう。
稚児も稚魚も変わりはせぬわ。
云われて嫌と云うならはじめから自分で申すな。
物の怪に男も女もあるか。
生るように成れば良い。
[地面に叩きつけられた杯見下ろし]
願うなら、お前さんの手で殺しに来ればよかろうて。
それでも己は恥じぬわ。愚かなれど選ぶならば恥じるこそ恥。
[きっと月を睨むも一時。万次を眺め]
さて、わっぱが人か。そうかそうか。
では約束事片付けば己が喰らうか。
それともお前さんが往くのかのう?
わっぱが人か――願われたならば己はどうするかのう。
それも気分次第か……さて、はて。
あれはあれの道を往くか、
己はなんと考える。
[赤と青のやり取りをただ穏やかに見守って]
[遥月の様子に視線を落とし][けれど笑みは消さぬまま]
本当にいいのか――青司。
見たいものとは限らんぞえ。
[ゆるりと答えるも足は泉へと向かおうか]
[はたと立ち止まれば][万次郎へと振り返り]
――妾は魂を視る者ゆえ、肉の味では区別がつかん。
喰児とて恐らく魂見ても区別はつかんじゃろう。
どちらが真か、どちらが嘘か、はたまたどちらも真か嘘か。
言えることは、妾とて汝れを半信半疑で視ておる。
妾を信ずる必要はない。
司棋が死んで妖しと出れば、汝れの首を狙うまでじゃ。
[そうしてゆらり、歩を進め]
[命の灯と共] [蛍炎消え] [首元紅に染まる] [白い猫一匹]
[眺める双眸] [碧と漆黒] [白い面] [闇を覆う蝶が揺らめき]
盃ひとつで好くなっちまったネェ。
とまれ、買い物の途中だったのさァ。
もう仲の悪かった命の姐さんも居ないンだし、司棋の兄さんも気が向いたら宴席に顔出すと好いヨゥ。
[くるうり] [番傘回し] [踵返し] [有塵の盃ひとつ買い]
[序に瓢箪買い足し] [しゃなりしゃなり] [宴席に戻る]
今宵も集まってるじゃないかィ。
酒場の看板娘 ローズマリー は、なんとなく 修道女 ステラ を能力(食事)の対象に選んでみた。
[紅の目尻に、一筋の涙。カッと見開く遥月の目は怒りにうち震え、叫ぶ声は裏返る。]
どうせ貴方たちは、こぞってわたくしを馬鹿にしていたのでしょう!ええ、そうに決まって居る!!
気楽に生きて、気楽に人も妖しも喰らえる貴方たちなんかに、わたくしの苦しみなんかわかるはずがない!!女とは永久を契れず、男はいつもわたくしを捨てる!……わたくしは永遠にこどく………ッ、ゲホッ、ゲホッ……
[声が掠れた頃、耳に届くは……]
――司棋様が、狩る者………!
司棋の兄さんが戻れぬならアタシが喰ろうておくから安心おしヨゥ。
目覚めた蝶なら幾らでも魂を喰らいたがるしネェ。
よう、万次郎。―――あの小僧がかい?
へえ。
[僅か金の眼光らせて]
遥月、かっかすんなあ。
ほら、綺麗な顔が台無しだぜえ。
[少し顔を傾けた。
白水見れば笑みのまま]
ああ、聞いたぜえ。
魂の声聞くんだってなあ。
おもしれぇ力さあ。俺のやり方とは真逆だねえ。
[転がる猫の死体、夜斗が一口に飲み込んで。
バキ、バキリ、と骨の音が響いた。
闇色の狼の体はまた普段の夜斗の姿へと]
…さて…。面々を見るのが楽しみ…かな…
どうやらとうとう面が割れたか。
[にや、と笑うと、夜斗を伴い、宴の場へ]
>>10
*/うん、お疲れ様。あたしもそろそろ休ませてもらおう。
ちなみに、初回投票で命にした理由は、ジェラシーだったりするCOしておこうかなぁ。/*
信じたい方を信じなあ。
俺ぁやりたい様にやるだけさあ。
[くつくつ笑いで男を見
相棒の声に肩竦め]
そうかい、そいつぁ残念だ。
殺りあう前に一杯ってのもいいかもなあ。
判らぬわ。他の心なぞ何一つ判らぬわ。
己が莫迦にしていると思うのならお前さんがそう思うだけ。
己はひとつも莫迦になぞしておらぬ。
[それきり月に背を向けて、
カラコロ歩く白の後をついて往く]
見たいものは眼で見ると云うておろう。
何が映るか、さてはて、同じものが映るかどうかひとつ眺める。
いいえ喰児様………
わたくしは醜い男で御座います……
[くるりと背を向け、万次郎に呟く。]
……万次郎様、有り難うございます。
さすればわたくし、司棋様に……事を確認し、事の如何によっては……討ちとう御座います。
……それでは。
[踵を返し、宴の席を後にする。]
落ち着け、遥月…。
主様の前に出れば、誰しも塵芥のようなもの。
男も女も、老いも若きも、意味など無いに等しいのだ。
我も古き刀より出し身なれど……――…。
人の姿にありては男の身なれど。
主様を前にすれば、此の身など無。
さて、無でさえあるかどうか。
無と云う名さえ与えられるかどうかよ。
――嘆くのは其方だけなどと思わぬことだ……ッ…――。
[対照的に低く地を這う声音にて、遥月へ]
/*
夜斗が命の魂喰ってないみたいだから喰った事にしておこう。
うん。描写できなくてごめんなさい命。
あと好く判ってなくてごめんなさい司棋。
よう、碧。
有塵は寝ちまったようだなあ。
[酒を乾しつつ笑って見せて]
そう卑下するもんじゃぁ無いぜえ、遥月。
醜いたぁ随分だ。
綺麗なのによ。
お前の身の上は知らねぇが
俺ぁ嘘は謂わねぇぜえ。
[続く言葉に頬杖ついて]
ああ、行って来なあ。
好きにするが良いさ。
……有り難うございます、万次郎様。
[それだけ残し、遥月は林を歩く。遠くに見えるは……]
司棋様………
[――と、血のにおい。]
[月の姿を見送って尚、沸き上った想いは収まらず。
手酌で盃を満たしては干し、満たしては干し。
赤の隻眼、問う声に首肯する]
………そうよ。
其方の云う『わっぱ』が狩るモノであった。
喰らいにゆくか?…童を喰らったように。
[ふと盃に満ちた酒のおもてへ視線を落とす]
………司棋様。
お会いしとう御座いました。
[遥月の唇が震える。紅の視線は、司棋を捕らえる。月明かりで血まみれになったことがはっきりと分かる――]
[カラリ][コロリ] [下駄二つ]
[泉のほとりへ近づけば][まだ少しだけ血の香り]
――すまんな。
妾が派手に暴れたものじゃから、ところどころ水溜りじゃ。
転ぶでないぞ?
[くすり][くすくす] [笑って言った]
嗚呼、お休みみたいだネェ。
司棋の兄さんが狩る者だってェ騒ぎかえ?
[碧と漆黒] [弧を描く] [漆黒を包む黒き蝶] [翅揺する]
寝た子が起きたヨゥ。
[万次郎の声] [視線すぃと] [赤の少年へ]
兄さんは司棋の兄さん狩るンかえ?
鬼ごっこの始まりかネェ。
[遥月の震える声
自分の体を見やれば
メイの返り血で染まった浴衣]
何か用事でも?
[唇が乾く。他の人妖ならいざ知らず。
よりにもよって彼と会うとは]
[遥月のまわりを漂いながら、自分の生前は見ることのなかった彼の怒りを見て一人ごちる。]
……そうだなぁ、想う相手と契れないというのは、
……きっと切なくて悲しいんだろうなぁ。
喰らうさ、喰らうとも。
己が、揺れたとて何一つ変わらぬ。
巡り巡る鬼ごっこは散るまで続くものよ。
[万次に言い残しカラコロリ、
泉に着けば血溜まり踏まぬように、ひょいと飛び跨ぐ]
やれやれ、本当に派手にやったようだ。
白でも虫の居所悪い日もあるのか。
転べば災難よのう、まったく。
せっかくだから、修道女 ステラ は お尋ね者 クインジー に投票するぜ!
[――誰かを殺したのですか?
――司棋様が狩人とは真ですか?
様々な想いが交錯する中、遥月は唇を動かす。]
……宴には、行かなかったのですか?
何か……ご用事でも?
[問いかけるは万次郎、
にいと笑って遥月が 去った方角ちらり見た]
先客が居るからなあ。
昨日なぁ相棒だったからちょっかいかけに行ったがね。
今日は大人しくしとくさあ。
相棒との約束もあるしねえ。
今から行こうかと。
先程まで、少し捜し物をしておりましたゆえ。
[遥月の尋常でない物言いに、嘘を混ぜ]
白水様から頂いた水の球、なくしてしまっておりましたから捜していたのですが。
/*
因みに白水喰うのは黄門様への思い遣りであって決して勝敗の為ではありませんのでご了承下さい。
寧ろ是でくーちゃんが狂人だったらなんと謂う巡り合わせかと。
[青鬼見送り一言投げ遣る]
青鬼も喰らうか。
やれ、三匹で取り合いにならぬよう一筆したためるか…。
[常葉の姿見れば、すぃと眼を細め]
何ぞ狩ってきた?
雑鬼にしては、血の香が濃いな。数を狩ってもそうはなるまい。
酒の香も薄れる程よな。
[ゆらゆら 蝶のハネと碧とどちらを見ればよいのか]
先に手を出したのは彼奴らじゃ――
しかしどうにも足場が悪いのぅ……妾が手でもひいてやろうか。
[差し出した手][薄い笑み]
[青司が出せば手をとって出さぬもほとりで手をつなぐ]
汝れの視る幻が如何なるものかはわからんゆえ――
転んで溶けでもせんように、此処でこうしてみててやる。
[数珠のある手で其の傷ついた手を掴み]
[右手はちゃぷり――泉につけて]
覚悟はいいかえ?
[煌く緋色は真っ直ぐに藍を見つめる]
………では、その血は。
[風に煽られ、前髪が遥月の片目を隠す。紅の視線でじっと見据えて、司棋を捕らえて放さぬように――]
水珠ごときで、そのような血は浴びますまい……
何処へ狩りにでも往かれましたか……?
成る程ネェ。
[番傘くるうり] [赤鬼の傍ら膝着き] [瓢箪煽り]
[約束賭けたと謂う] [ニィと笑み] [白い指零れた酒拭い]
嗚呼、そいつァ面白いネェ。
勝った方をアタシが喰らうンかィ。
茄子の兄さんの頭ァ残るかネェ。
眺めに往きたいが見物は門前払いされるかえ?
[眼を細める万次郎] [血の香と謂う] [瞬くに揺らめく蝶]
ちょいと仔猫を一匹ネェ。
童の心臓喰ろうたら、蝶の我慢が効かなくなってさァ。
[血の香に、藍の目弧を描き。
けれど差し出す白の手を取れば
藍は緩み、瞬いてから微かに俯き笑う]
[手を繋がれたまま泉のほとり
水の香。ゆらり。波紋に揺れる]
――よかろう。
[緋色見詰めて、時を待ちゆると瞼下ろす]
[自分に契りを交わしたい者はいなかったけれど、
自分をずっとそばにおいてくれるはずだった娘の面影を思い出す。
髪の色以外は今の自分とそっくり同じだった]
……いや、逆だ。あたしが山吹の姿を写しているだけだなぁ。
手を繋ぐのは、如何ほどぶりか。
漣ひとつ、どこかでざわり。
刹那を越えて生きて喰ろうて。
百鬼の姿となりて己は――幻に何を見る
/*
若し良ければメモで開那の兄さんは「境内から露天へ引き返す道中の物陰辺りで、地面には扇の軸と花弁が散り、着物は切り裂かれているので其れ以外はご自由に。」と教えてやってお呉れかえ?
[童の心臓、聞いた話。
仔猫の魂、それは初耳で]
……仔猫、とは。メイ……ではないな?
[きつく、睨めつけるがごと常葉を見据え
静かな動作で、酒の満ちた盃を地に置いた。
気配を察した双刀は
ちりちり
カタカタ
それはそれは愉しげにうたう、うたう]
……夜斗様は夜斗様。
貴方様と命を共にすれども、夜斗様「だけ」でそのような姿にはなりますまいて。
見え透いた嘘はお止め下さいな。本当のことを言いなさい!
貴方様は、本当はヒト……狩人なのでしょう!?
万次郎様の「目」が、司棋様を狩人だと告げました。万次郎様の言葉を鵜呑みにすることはできませぬが、しかし手掛かりにはなりましょう!
さあ……お答えなさい。
場合によっては………
[化粧の道具箱に掛けた風呂敷をそっと外し…]
司棋様……貴方を、喰らいます。
[毒紅の器を取り出した。]
[藍を見る目は穏やかに]
[自分もゆるりと瞼を伏せて]
[繋いだ手と手をきゅっと握れば]
[言葉を紡ぎ、目をあける]
妾の目を――奥まで覗け
[藍と視線が会えば同時に]
[緋色の奥は水のように透き通り]
[奥に波紋が拡がれば]
[魂は幻影にとらわれよう――]
なかなか面白いだろお?
青鬼赤鬼の本気が見れるぜえ。
[くつくつ笑いでからかうように]
手ぇさえ出さなきゃ
見ようと見られまいと俺ぁかまやしねぇさあ。
相棒はどう答えるかねえ。
ん、相棒の頭が必要かい?
そんならちぃと気をつけるとしようかねえ。
ああ、手加減しねぇように気をつけねえとなあ。
[芳しいのは血の香り。]
仔猫たああのちいせぇのの事かあ?
蝶か。
血ぃ吸ったら綺麗だろうなあ。
心の臓が効いたんなら結構なことさあ。
そういや琥珀のは何処いったあ?
なんだかんだで来てたろう。
[手をつき肩越し振り返り
眇めて見るのは夜の闇]
酒でも見繕ってる……にしちゃぁ遅ぇなあ。
食らう……やもしれませぬ。
[びゅお、とひとつ風が吹く。紅の器を司棋の顔目掛けて投げつけ、遥月は高く飛んだ。
月明りに照らされ黒く映る影は、司棋の背後を取らんとす。]
[見据える強き視線] [受け止める] [互い違いの双眸]
[うたう双刀] [ちらと見遣り] [酒煽り] [ニィと笑み]
他に猫ァ見かけてないヨゥ。
鬼ごっこが始まったから混ぜて貰ったのさァ。
[くつくつと] [赤鬼笑う] [見詰め浮かぶ] [三日月の笑み]
本気が見れると好いネェ。
誰も彼も本気と謂いながら刹那に遊ぶにゃ全然足りてないのさァ。
其ンじゃ茄子の兄さんに一言断ってお邪魔しようかィ。
別に無くたって片目腐れるだけだヨゥ。
茄子の兄さん負けるンなら冥土の土産に呉れてやっても好いさァ。
詰まらない事なンざァ忘れて刹那を楽しみなヨゥ。
こン子は魂しか喰わないが紅ァい紅ァい血の中で舞うのさァ。
心の臓のお陰で楽しい鬼ごっこも出来たヨゥ。
[唐突に顔に紅を投げられ一瞬ひるむも、飛び掛らんとした夜斗を制し。
遥月へ背後を取られたが、何も抵抗をせず]
貴方なら、かまいませんよ。
僕とて望んで狩るものになった訳でもあるまいに。
[落ち着いたように言葉を紡ぐ。
然し顔は青ざめ、わからぬほど小さく、震えては痛けれども]
ただずっとそばにいるだけでいい、というわけには
……いかないんだろうなぁ、きっと……。
[鬼二人の手に掛かったとき。
怖いはずなのに、さしたる抵抗もできなかった。
首筋を伝った宵闇色の鬼の唇、赤鬼の舌が指をなぞった時の感触]
それだけじゃ気持ちがすまなくなるんだろうなぁ、きっと。
[振り返った首戻し
碧の微笑み見てにやり]
刹那に足りねぇ、足りねえ、
もういいかい、まあだだよ、だ。
そろそろ満ちねぇと鬼ごっこで捕まった奴らが増えて来ちまったからねえ。
そうしてくれや。
碧の眼が腐れ落ちんのは勿体ねえなあ。
まあ、残ったら残ったとき。
残らなけりゃ残ったときさ。
紅い血かあ。紅の蝶はさぞいい色してるんだろうねぇ。
そいつぁ佳かった。愉しいのが一番さあ。
[がし…と音を立て、首を絞めんと司棋の首に腕を回す。]
……お覚悟が出来て居るようで。その意気や、よろしゅう御座います。
しかして、わたくしの食らい方と申しますれば、貴方様のそれとは違い……わたくしが欲しますのは血肉では御座いませぬ。
[首に絡めた両腕を解き、司棋の目を塞ぎながら彼の顔を後ろに向かせ、唇に触れる寸前の所で語る。]
わたくしは……貴方様の中に眠る慾を、捕らえて食らう妖し……
[紅を眺める藍は穏やかに、奥を映して幻揺れる]
[桜咲く山の奥。
古びたあばら家、縁側に。
鳴くウグイス、暁覚えず昼下がり。
転がる畳に散る花びらの影落ちる。
茅葺屋根に新緑芽吹く。
向日葵咲いた落ちる夕日に影絵のように。
蝉鳴く鳴く、夏の夕暮れ。
紅葉そまる秋の山
赤い実つつく小鳥の姿。
紅葉眺める下駄の下
さくりと鳴った。霜降り始める朝
しんしんと雪積もる庭。
夜更けてもほの明るいままに
音は消えうせ、誰も彼も眠る冬の夜。
墨下ろして、静かに静かに春を待つ]
[さくらさくらさくらさく
巡りて春に筆持つ指も墨へと還り。
やがて風乗りどこへ行く]
[浮かび映ろう季節の幻
春巡り夏きて秋過ぎ冬迎え、春訪れる]
[言も無く眺め
ゆるり瞬き困ったような笑み浮かべた]
やれやれ。
手など握るから、己は百鬼に成りきれんようじゃ。
[ぎゅっと眉間に皺をよせ
憤るか哀しいか。
定かではなくも、何かしらの感情は持ち合わせ]
…メイを、喰ろうたか。
そうか。そうか……あの猫をな。
あやつは、なんの悪さもせなんだ。
だのに其方は…―――メイを、喰ろうた―――…と。
鬼ごっこが聞いて呆れる…!
疑わしくもない奴を、そうほいほい喰らうことが
主様の望みと思うてか!
……其方、名を明かせ。
明かさぬのなら、斬る。
[言いながら、既に手は柄に。
手が震える訳もなかろうに鍔は
チリチリ カタカタ
カタカタ チリチリ
歓びうたう]
そういえば、青鬼さんは、あたしを放してしまったなぁ。
……そばにいさせてくれるのかと思ってたんだけどなぁ……。
[目をふさがれて、唇寸前で感じる吐息にびくりと体を緊張させ]
何、を…?
[いつぞやの酒の席、彼が情やら欲やらと言うを聞いていたか]
夜…斗…!
[本能的に逃げようと体を捩り、夜斗を呼ぶも、主人の頭と気持ちの混乱のせいで夜斗も姿を維持できないか、そのまま蛍となって消え]
や…っ
異国人 マンジロー は、なんとなく 酒場の看板娘 ローズマリー を能力(透視)の対象に選んでみた。
嗚呼、足りないさァ。
捕まって喰らわれるンかえ?
さて、どっちが捕まえたンかネェ。
そうさァ、何も考えず刹那を遊ンど呉れヨゥ。
さァて、こン子が舞うンは何時かネェ。
喰児が茄子の兄さんに勝ちゃ見れるかも知れないヨゥ。
[万次郎の声] [すぃ] [眇めた双眸] [ニィと笑み]
[うたう刀] [呼応するかの様に] [黒き蝶] [白の面で舞う]
疑わしいか疑わしくないかなンざァアタシァ最初っから気にして無いヨゥ。
アタシァ主様の為に在るんじゃ無くってェアタシの為に在るのさァ。
誰かの為なンてェ戯言吐く様な奴にゃこン名を呉れて遣る気は無いヨゥ。
欲しけりゃ喰児から奪うと好いさァ。
によによ。わくてか。
こんな独り言は、いらんですか。そうですか…(´・ω・`)
あ。思いついた時に設定書いておかないとだね。
ええと、やっと明かせました。
マンジロウは刀のツクモです。
でもって、名は呪。占(透視)には呪が必要なのですね。
今必死で真理姐さんの名前聞き出そうとしてる訳ですが。
………そう。
ヒトも妖しも、等しく逃げられぬ定め……。
肉を食らい、悦を求め、それを仮初の「愛」と為す……。幻覚に囚われる、愚かな生き物に御座います……
[司棋の体を抱き締める遥月の腕はそうっと下り、彼の襟の奥に掌を忍ばせる。]
司棋様。後々の為に教えて差し上げましょう……
[司棋の身体を強く抱き締め、囁く。]
いつの世も、逢瀬で「愛」を語るは身の破滅……
呉れ呉れも、「愛している」とはおっしゃらぬよう………!
[そう言うと、遥月は司棋の唇に、深く激しく口づけた――]
[目の前を流るる季節の巡り
初めて見ゆる幻に
ただただ呆然と目を瞬かせ]
なぜ……
何故わらわにも見えるのか。
他人の幻を見たのは初めてじゃ――
[悪い幻を懸念していただけに、見えることにも巡る季節にもただただ目をまるくすることしかできなくて]
この桜は――いつぞや汝れが言うていた景色か。
[青司を見上げ、けれど百鬼になれぬという言葉に]
どういう意味じゃ?
さて、どっちだろうなあ。
俺ぁ喰う方が好きさぁ。
ああ、舞う様見てみたいねえ。
いい鬼ごっこができそうさ。
[刹那に遊ぶ鬼が居る。
今までになく愉しげに]
なんだい、万次郎。
碧の名がほしいのかあ?
[ゆらり、緋色の気配が揺れる]
こいつぁ俺んだからなあ。
くれてやるわけにゃいかねえさあ。
情なぞ持つからでしょうに。
貴方様より僕の方が万次郎様に切られるべきなんですがね。
あれだけ苦しめて殺してやったら、僕は気が済んだのですが。
アタシも大概莫迦だが万次郎の兄さんも莫迦だネェ。
嗚呼、嗚呼、詰まらぬ鬼ごっこだヨゥ。
主様、主様と、楽しくもなンとも無いのにさァ。
司棋の兄さんは遥月の兄さんにお仕置きされてる最中じゃないのかえ?
気が済ンだなら好かったヨゥ。
わはははー、これは遥月さん=leehaさん、司棋さん=かのんさんでFA?
よもやこんなところで会おうとは(爆)
[深く口付けられ、目を見開き。
袂から忍び込む手にまたぶるりと大きく震え]
んっ…ぁ…あ…っ
[目を瞑ることすら出来ずにただただ体が硬直し、目尻からは息苦しさに涙が溢れ。
必至に遥月の体を押し戻そうとするけども、力も入らず]
幻に其処に誰の姿も無い事に
僅か安堵と納得入り混じる。
黒きて往くは百鬼が道
刹那の鬼ごっことれば
喰いつくすまで終わりはせぬならまたひとり。
青きて往くは還る道
百鬼成れずに本懐往くならまたそれもひとり塵ゆく。
どちら取れども巡るは時。映ろうは季節。
幻に映ったのは果たして過去か行先か。
真実映すと云うならば、どちらもどちら。
[歯を食いしばれば犬歯が覗くか。
常葉の言い草に強く強く、碧の眼を睨みつけ
――赤鬼へちらり]
…戯れ言?ならば主様の言葉も、命も無用か。
ならば、どこぞで雑鬼と戯れておれば良いものを。
何の指針も持たずしての狩りなぞ、そこらの雑鬼でもできるわ。
[言い捨てて、赤鬼へ向き]
ふむ…。
赤鬼の心持ち次第…というわけだな?
どうだ、名を分けては…呉れぬか?
こやつが、…常葉の君が狩るモノであるかもしれぬ。
其方が喰ろうて確かめるまでもなく判るのであれば
……其方の特にもなろう?
[どうする?と、赤鬼に視線で問うた]
さて、白に判らぬものが己に判るわけがなかろうて。
紅見る目にでも移り込んだかのう。
[面喰らう白に、困ったような笑み向けたまま]
左様。己が棲む山よ。
刹那憶えた今ならば、泡沫越えて
血の海でも見れると思うたのじゃが
幻とはなかなか難儀なものよの。
さて、喰えぬ頃を思い出してしまったからか。
いやいや、それには足りぬものある幻よ。
己も己が映したものに面くらっておるわ。
[赤鬼の様に] [弧を描く] [互い違いの双眸] [面舞う蝶]
[深い深い底の知れぬ漆黒の隻眼] [甘い闇を孕むかの如く]
奇遇だネェ、アタシも喰うのが好きさァ。
其ンなら勝って遊んで呉れるンを楽しみにしてるかネェ。
[睨む万次郎] [視線受け止め] [コロコロコロリ] [軽やかな笑い声]
[コロリ] [コロ] [コロ] [コロコロリ] [堪え切れぬと腹抱えて一頻り笑い]
赤鬼青鬼が童を狩っても怒らぬを何を今更怒っておいでかえ?
自分の怒りの正体くらいは自覚してからものをお謂いよゥ。
謂われた通りに動くなンざァ其れこそ雑鬼にだって出来るンだヨゥ。
アタシァ全部自分で決めて自分の為に生きてンのさァ。
[はたから常葉の声。
眼の黒色は更に闇を増し、うすら黒色の靄が己を包もうか]
……っ…。
怒りの、正体………?
[唇を噛み締める。
林檎飴を呉れてやったあとの赤い舌。
木天蓼で酔わせた時のねだり声]
…我は、他のあやかしには…干渉せずに世を渡って来た故。
一つだけ、教えてくれ。
この胸の中の重石は、 なん な の、だ … ?
[困惑に揺れる黒い瞳。いつしか柄を握る手指も緩み
赤鬼へは、既に殺気めいたものもどこかへ消え去って]
……嗚呼……司棋様。
[司棋の身体を抱き寄せ、己の胸に司棋の顔を埋めさせる。]
……………ッ!
[口から出そうになる言葉を飲み込み、歯をギリリと噛み締める。
しばしの静寂。そして……]
……愚かな男とお笑いでしょう?
ですが、わたくしは貴方様を欲している……。ヒトなど、妖しなど、関係無く……。まして男と男であるなど。
これが刹那の契りなら、せめて今だけはわたくしのものに……!
[司棋の浴衣に指を掛けそっとはぎ取り、その胸板に口づけを。]
――嗚呼、もう……戻れない……
[黄金色に輝く月明りの下、遥月の胸に刻まれた紫と黒を纏う蝶は、ゆっくりとその姿を現す――*]
異国人 マンジロー は、なんとなく 冒険家 ナサニエル を能力(透視)の対象に選んでみた。
ははあ、俺の得にねぇ。
[にぃと笑んで男を見つめ]
違うんだなぁ、万次郎。
そいつぁ違う。
碧が碧なら俺ぁどちらだろうと関係ねえのさ。
それに、
碧と遊ぶ約束もあるからなぁ。
[碧の方を振り向いて]
楽しみにしてな、
鬼さんこちら手の鳴る方へ、ってなぁ。
[低く笑い酒を干し、*緋色は血のいろ揺れている*]
何故かはわからぬが――良いものが見れた。
青司の棲む山……連れて行けと言うたくせに、
泉を離るるを出来ぬゆえ諦めておったゆえ。
幻でも、此を拝めて嬉しいわ。
[まぶしそうな目][藍の言葉に首かしげ]
食えぬ頃……が、あったのか。
蘇芳を食うて笑っていた汝れがそれを思い出すも不思議なれど
――汝れが面食らっておるならば、それこそわらわも面食らおう
[くすり][あどけない笑み]
[酒煽り] [遊螺り] [立ち上がり] [紅い番傘] [くるうり]
やれ、面倒だネェ。
開那の兄さんの気持ちが少しだけ判ったヨゥ。
面倒だからお暇するさァ。
[殺気消え去る] [万次郎] [ゆるり] [顔向け]
色恋沙汰ァ刹那にゃ要らぬ、兄さんと鬼ごっこする気にゃなれないヨゥ。
[赤鬼低く笑う] [ニィと笑み返し] [揺らめく蝶]
嗚呼、楽しみにしてるヨゥ。
喰児となら本気の鬼ごっこが出来そうさァ。
[踵返し] [しゃなしゃなり] [番傘差して] [*今宵は何処へ*]
此処より動けぬか。
連れて行けと云うのに、随分な話だのう?
[繋いだ手のまま、からり笑い]
ああ、昔の話よ……いや、今とて喰えるかどうかの。
しかしてどちらも己じゃ。
面食らえども、そうさな少しばかり納得する幻じゃったわ。
[あどけない笑みを浮かべる白の顔覗き]
さて、己が幻は見たが、白はなんぞ幻望むか?
まったくもって難儀な頼みごとよのぅ。
あいすまなんだ。それでも見たかったのじゃ。
[くすくすと楽しそうに笑って]
どちらも汝れか……成るほど。
なれど、今見えた幻が此ならば、
今、心に一番深く根差しているのがこちらなのじゃろう。
[自らの幻には思考巡らし]
汝れとこうして件の山を見られただけで、幻としては満足じゃ。
墨絵で描く刹那は物悲しゅうもなるが――
今一度、蝶を所望しようかの。
汝れが似合うと言うてくれた、あの蝶を。
必ず消えるは寂しいが――嗚呼、そうじゃのう、
どうせなら、わらわの身に、直に書いてはくれまいか。
[はかない笑みを向けながら]
[抱きしめられ、着物を剥がれ、胸に口付けられ。今の自分に出来るものはわずかばかりの抵抗と僅かに上がる拒絶の声。しかしそれすら本物か区別は付かず]
いや…だ…、やだ、
おねが…、や…めて…
は、づき…!
[体を震わせ、強張らせ、目元には涙を浮かべ。
思わず口にした自分を抱くものの名前、一体何を*思ってか*]
根ざしておるか……そうかもしれんのう。
さてはて、どちらの先もあれに在りそうじゃ。
[身体に蝶を望む白を見下ろして]
己の墨を入れれば、己が気分ひとつ
そのまま喰らわれるやもしれんぞ。
[云えどもすぐに笑むは戯れか]
まあ描くと云うたから大人しく描こうか。
それもまた何れ消えるものなれど。
全ていつか消えるものじゃ、
寂しいばかりでは何も出来ず何処へも往けぬ。
[赤を避け腰下ろせる場所まで手を引いて
腰おろし、硯置き墨を下ろして、筆を持つ]
着物を脱げ。
[赤鬼見送りながらぽつり]
成る程。赤鬼は常葉の君まで喰らうつもりの様子…か。
[常葉去ったのち、地に置いた盃を持ち上げ
月に掲げて]
なにゆえ、仔猫一匹消えただけで我はこのように…。
判らぬ…。何が、どうなっておるのだ。
[猫の眼のような月。酒のおもてに映すと、其れを一息に干し]
メイよ、答えを識るならば…教えてくれ。
我の、この胸の重みを解いてくれるか…?
[干した盃懐に仕舞い、ゆぅらり立ち上がる]
[其の眼は虚ろ。
ぺたりぺたり、裸足の足音が響く。
境内を抜けて石畳の店の並びまで―――]
この香は、開那の……舞いでも舞っているの、か?
[怪訝そうに。
ふらついた足取りが、店先を覗き込む。
横道から裏へ入ると
ふぅわり
嗅いだ事のある香が鼻を突き
ぺた...ぺた。用心深く、否恐る恐る其の香のもとを覗き込む]
開那…?
なんと…、散ったか…。
[薄暗い場所には見たことのある扇と墨色の浴衣。
姿はなかったが香と扇の骨だけでも判る程]
誠に不思議なことなれど――
青司にならば、喰らわれるのも悪くはないと思うてしまった。
あの幻のせいかのぅ。
[くすり][返すも][いたづらに]
ああ、刹那だけでもこの身に刻んでくれ……
寂しさはまた埋めれよう
[幻消えて手をひかれ]
[腰をおろせば衣に手をかけ]
[肌をさらせば目をとじる]
散るものばかりだ。儚いことよ。
[扇の骨組みを拾い、そっと閉じて袂へ落とす。
虚ろな足取りは変わらず裏手を出ると
露店で酒を手に入れ、直呑みで喉を潤し]
…我は何を成すのか。
愛しき者を失ってまでも成す 事は…あ
[不意に面を片掌で覆い、表情を歪める。
ぺたり、ぺたり
足取りは不規則ながらも、暗い林の中へ]
生きるに飽いたらいつでも喰ろうてやるわ。
[呆れたように云って、
晒された肌、下地を確かめるよう、筆咥え。
ひび入る手のひら、肌を撫で触りを確かめる]
さて、此処に刻むか。
[さらり、白い肌に滑る墨色、筆先這う。
描かれる黒の揚羽、羽休める花]
白は寂しい寂しいばかりじゃのう。
やれ、膝にでも乗せれば少しは寂しい云わなくなるか。
[傍にもう一羽書き足した]
―回想―
[今宵の明け。茜色の空を前に珠を取り出し翳す]
…さくら さくら やよいの そらは みわたす かぎり...
[未だ童の事も仔猫の事も知らない頃―――
小さく口ずさみながら、林の中独り空を見上げる]
彼の者がヒトか否か…こたえよ。
名は…―――有塵―――…………。
[きろり きろり
手元に視線を落とし、珠色の変化を見つめ
蒼に緋、緋に蒼、蒼、蒼、蒼――――。
茜の色が消えると只の珠に戻る]
櫻闇はあやかしとな。
―/回想―
―現在―
[その場に頽れそうになるのを堪え
どうにか辿り着いたのは、茜を視る林の中]
我は………、失うてはならぬ者を失うた…。
我も其処へゆけるのなら、今、にで…も―――
[ぺたり...ぺた ぺたり...ぺた
不規則な足音。進むにつれ、血臭が漂い。
見えたのは、翡翠が緋に染まり影も形もない姿]
…あば、れる… ねずみ、じゃれる ねこ
人形…の家を 破、るな…よ
[小さく謡い、其の亡骸に伏した]
せっかくだから、異国人 マンジロー は 学生 ラッセル に投票するぜ!
――ああ、飽いた時には是非喰ろうてくれ。
[呆れた声にも楽しそうに笑みを返すばかりで]
[肌に触れる青司の手にどこか安心を覚え]
[描かれる揚羽蝶]
[羽休むるは蓮の花]
[書き足されたもう一羽]
[言われた言葉にくすくす笑う]
寂しいものは寂しいのだから仕方あるまい。
――なれど今、こうして汝れを前に触れていると、少しばかり安心する。
[当然零れる瓢箪の酒。
零れるのは酒だけではなく、もっと哀しい粒―――。
声殺し、肩振るわせて]
痛かろう…。辛かろう…。
我は…主様の命でなく、我に課せられた使命として
どんな手を遣おうとも…狩るモノを見つけ出し―――。
この刃の錆にしてくれよう…!
[太陽が中天に昇るまで、その場で座り込んで*いた*]
その時は手土産のひとつでも持って参れ。
[描き終われば直ぐに墨絵は肌に馴染む。
水に濡れねば煤になり失せるまで流れる事もないだろう
筆を硯に置き、楽しそうな白へと肩竦める]
――まったく仕方の無い。
泣かずに笑うとるだけ随分ましだがのう。
[隻腕伸ばして、白の体腕に攫う]
では触れて居れ。
手土産か……やはり酒かのぅ。
[薄く笑って軽口たたき、
出来た墨絵に手を置いて愛しげに撫でる。]
わらわはそんなに泣いておったかのう?
[首をひねれば]
[その腕の中さらわれて]
……そうさせてもらおう。
[目を閉じ、その感覚に安堵覚ゆる]
鬼をも参らすあの酒は勘弁して欲しいのう。
[くつり笑んで]
泣くはお前さんだけの話では無いさ。
己は笑うとるのを見るほうが好い。
[腕の中の白い肌にひとつ口付け]
ああ、そうしておけ。
[藍の髪さらり、肌を擦る]
[うっそりと目蓋を開けて空を見る、]
[月の光に花照り映えて、]
[さながら白き闇の如。]
[花に霞んだ月、朧に細く弓の如、]
……つき。
[童子の様に笑った。]
[ほんのりそうして眺めていたが、]
[喉の渇き覚えて、辺りに目を落とす。]
……やれ、宴は終わりか。おれはまた寝たか。
[頭を振って、まだ酒の残った瓢を探す。]
[ごろごろと打ち棄てられた幾つもの瓢箪のなかからようやっと]
[目当ての物を探し出し、早速傾け一息に酒喉へと流し込む。]
[ふう、と熱い息吐いて、]
杯を買うてもろうても、これではなあ。女君の酌もして貰い損ねたか。
ああ、あれか――刹那酔うたがめまいだけで終わったのぅ
[苦い微笑みそれでもたのしげ]
汝れの前では笑っていようと言うたのう、そういえば。
[くすり笑めばおちる口づけ]
[藍が髪を撫でる感触に、頭抱いて*目を閉じた*]
修道女 ステラは時間を進めたいらしい。
[眠る前、色の道試してみようと幼顔、あの偉そうな口振りを思い出し、思わず笑いが洩れる。]
[と、常盤の女の言葉も思い出されて、]
[緋の鬼ごろりと己が手枕に酔夢に浸るを眺め見て、こくりこくりと酒を干す。]
喰児よ。
女君とおまえ。本気の鬼ごっこ愉しむと言うのは……おれには分からぬよ。
佳い女と云い、惚れたと云い……何でそれで殺せようか。
元より徒し恋の戯れなのか?
眩暈で終わるは惜しい酔いよ。
左様。そのまま笑って居れ。
[頭抱かれたままくすりと笑んで]
さて、あまり色を浮かべては喰ろうてしまいそうじゃな。
否――赤と遊ぶには飢えている位が良い、か。
[藍の浴衣の袖抜き、肌晒し、重ねて
黒の蝶に吐息かけぬよう、肌落ちる唇
首元なぞり、ひとつ赤の花*咲かせた*]
色恋沙汰とは無縁とは言いながら、女君も満更憎からず思うておる気色。であるのに。
……色恋に疎いおれでは分からぬも道理か。仔猫を笑えぬな。
[くくく、と唇歪めて笑い、片膝立てて更に酒重ねる。]
[やがて夜が明けるまで、酒尽きるまで、]
[呑んで酔い、静かに睡りへ*堕ちていく。*]
/中/
寝ろよてめぇら(まがお)
と、地上組にハリセンと共にツッコミいれたく。
目が覚めたので今から寝直します(怠惰)
[境近くの空の上。
閉ざされし琥珀がゆぅるり開く]
[額押さえてふるり頭振り。
揺れる髪からもう香は散らぬ]
やれ…我は如何成った……
[衝撃は記憶を飛ばしたか。
漂う琥珀の脳裏に昨夜の記憶は過ぎらず]
[なれども唯一つ判るのは]
…嗚呼、狩られたか。
[ふぅわり。
揺れる茶浴衣、空に引き]
[姿は何時もの*雄の姿*]
[空青くして花霞。血の匂いと花の香と。
眠りの淵で聞こえたは薄墨櫻の呟きか。]
ヒトみてぇな事を謂うなあ。
まあそりゃあそれで面白いけどよ。
喰児の名の通り、
俺ぁ生粋のアヤカシだからなあ。
[半跏趺坐で樹の上に
くつくつ笑いの鬼が謂う。]
お前らの謂うのたぁ、
ちぃとずれてるのかもしれねぇなあ。
[誰に聞かせる風でなく、ただありのままに語るだけ。
緋色が風に弄られて、鬼は髪をかきあげた。]
せっかくだから、墓守 ユージーン は 冒険家 ナサニエル に投票するぜ!
墓守 ユージーンは時間を進めたいらしい。
[酒を求めて社出て、見知ったる人妖探そうか、それとも小妖ども脅してたかろうか、]
[思案しつつ、ふらりふらりと歩き居れば、一際強き桜の香。]
[これ開耶かと香頼りに尋ぬれば、]
[──あな無惨]
[涙落つるが如く、杜の桜の木々たちも]
[朋輩悼みて花散らす。]
代われるものならば、おれが、
開耶は未だ咲いて居らぬと言うに……!
[はらりはらはら桜散る]
[ゆぅるり進む古草鞋。
微かの音も上げられず]
[振り積む花は擦り抜けて]
…やれ、幻夢の中に在るようだ。
[なれど真は花の方。
己が姿は幻にすらなれぬまま]
[呼び声遠く響き消え。
ふぅわり其方へ舞い上がる]
[見上げる薄墨小さき問い]
[ふわりその傍舞い降りれども。
薄墨の瞳は空彼方]
…これの何処が夢だというか。
夢に非ず、真であろう。
……我は永久の内よ。
刹那は要らぬ、在りもせぬ。
*/>>+19後半(いきなりですが)
あと、司棋さんが狩り手とわかってみれば
香りを操る開耶さんの存在はちょっと……だったかもしれませんね。
イヌ科の生き物だと鼻と耳の機能に支障をきたす存在は邪魔でしょうから。
あ、言い遅れましたが、お疲れ様です/*
*/いや、この場合、発言量からして初回はあたしでしょう。やばいなと自覚はしつつ、リアルがどうしようもなくて。
万次郎さんに、苺飴のお礼のもんじゃも食べてもらい損ねたし(苦笑)/*
/中/
忙しそうだからバファリンの意味で投票してました…。
他の方も恐らく同様の理由で投票しているでしょうから、襲撃を別に逸らすというのも可能だったと思うんですよね。
そこから初回襲撃の可能性も、と。
もんじゃは勿体無かったなぁ、と…。
actに気付きはしたものの、反応返せなかったですしorz
*/けっこう開耶さんは、有塵さんや白水さんと絡んでいた印象があるんだけど、あたしの気のせいかな?
しかし、いまさらながら、デボラ・ミッキー・ボブで入ってみてもおもろかったかなという気がいまだにw
ばーちゃんだと、エロキリングというわけにもいかないからどうなってたかなーとか/*
/中/
絡んで貰いつつ突き放してました…orz
何だかんだで白水が一番好感度高かったかもですが。
まぁ横取りするわけにも、でしたし。
3日目の墓で言ってましたね(笑)<デボラ・ミッキー・ボブ
やー…ちょっと想像できないw
*/万次郎さんは、(PC目線での)本音としては命さんのところに来たいんだろうなー、という気はしますね。
そっちを慮っての喰いになるかどうか。/*
[林の奥] [木の枝座り] [幹に寄せた頭] [長い睫毛震え]
[夢現] [持ち上げた目蓋] [遠い碧と漆黒] [浮かぶ笑み静か]
[ひらり] [地に降り] [てらてら紅い番傘] [くるうり] [舞わす]
[下駄の向く侭] [気の向く侭] [カラコロ] [何処へ遊びに往く]
/中/
うーん、どうも白水の中の人が忙しいようなので、
そっちを考慮した襲撃になるかどうかですね。
俺だったらあのまま狂人化するのを期待して喰わn(殴)
や、やっぱり相手を殺せる人を残さないと話が止まりますから。
*/>>+29
ということは、やはり赤鬼さんが狩り手と見てる?
もし白水さん狩り手だったら喰えませんよ。手引き者の可能性はあるけど。/*
/中/
現状では赤隻眼を狩り手と見てます。
ついでに薄墨は狂人かとか(出来すぎ)
クインは狼側って印象が何故か染み付いてるのでorz
ああでもそうか。
白水はメモで「吊ってくれてもいい」とか言ってますね。
メタな部分ですが…うーむ。
[春の風] [赤黒に染まる袂揺らし] [常葉色攫う] [舞う花弁]
[見上げ眇める双眸] [潤む碧] [底無しの甘い闇] [孕む漆黒]
泣くよりゃ笑って遊びたいネェ。
[風に乗る声] [振り返らず] [片手に瓢箪] [花嵐舞う空仰ぎ]
[紅い番傘] [張り付く花弁] [見えぬ蜘蛛の巣] [囚われる櫻か]
*/これが、狂信かC狂入り編成だったら、赤鬼さん狂で、常葉の姐さん狩り手の線もありかなーとか。
それはそれで出来過ぎですけどね。/*
/中/
それはそれで素晴らしいっすな…
似たような感覚で青司狩り手、白水狂人、とかも考えたりしましたけどね。
白水はどうしても狩り手ではなさそうな気が。何故だ。
そうだなあ。
愉しい方がいいさあ。
[声に答えて空を見た。櫻の花が舞い上がる。
宙で揺れる花びらそれは
蜘蛛の捕らえた蝶の羽]
*/ま、白水さん狩り手説は、あたしも本気で言ってるわけではないしw。単なる可能性として(ほんとに何故なんでしょう)。
しかしまさか、役職者の対抗が出るとは思わなんだ。しかも霊にw/*
/中/
俺も役職予想はなんとなくですけどねw
白水のは…贔屓目?(こらこら)
あー…俺RP色強いランダ村で狂人やったときに
占師対抗で出ちゃったことありますよ(駄)
*/で、メモ履歴見てて気づいたのですが、どっちも命さんの正体について言及してないのは、いうまでもないと思ってるから?
一応言っといてほしいんですがねー。
ただ、ああいうキリング状態だったから、両者ともRPの都合上判定の出しようがないのもわかるんだけど。/*
赤鬼さんは愉しいかえ?
[ゆらあり] [春風に流れる様] [振り返り]
[番傘の向こう] [見上げる赤鬼] [紅い髪も風に乗り]
宵にゃ青鬼と遊ぶンなら景気づけに酒でも如何かえ?
[白い手掲げ] [ちゃぷり] [瓢箪揺らす]
せっかくだから、酒場の看板娘 ローズマリー は 冒険家 ナサニエル に投票するぜ!
*/ちなみに、赤と青の鬼さんに気を使ってもらえたおかげで、キリングの受けRPは思ったよりやりやすかったです、うん。
できるかな、と思ってたけど。/*
*/中の人的にはちょっとバンカラ系の野郎キャラをやるのが好きなんで、あの二人のRPは大いに参考になりますねー。
ninjin国で言うと、ディタやトマをああいう感じでやれたらなーと思いましたね、二人のログを見てて改めて。/*
愉しいさあ。
呑んで花見て喰って。
それに今日は相棒と死合いができるからねえ。
[にいと笑みで碧を見]
ああ、そりゃあいいねえ。
ひとつ頂こうかぁ。
/中/
やー、俺も参考にしたいけど技術が追いつきそうになく(苦笑)
そこらへんにいる兄ちゃんくらいがやりやすいし好きかな。
ディタは結構居そうだけど、トマはネタキャラばっかり見てるからちょっと新鮮かもしれない。わくわく(ぁ)
そいつァ何よりさァ。
[笑む赤鬼] [誘う様に流し目ひとつ] [其の場に膝つく]
[瓢箪置き] [袂探って] [木目の盃] [取り出して] [ニィと笑む]
*/トマさんはうまい方がやると、ものすごく頼り甲斐がありますよ。
実際、かっこいいトマさんにも4〜5回遭遇してますし。うち二人は、同じ中の人だったけどw/*
/中/
うわぁ良いなぁ。
と言っても俺はninjin国はROM専なんですけどね。
ガチの出来ない人なので(駄)
トマさん格好良く演れる人は他のキャラも上手そうな気がする。
*/ですよね。>かっこいいトマさん
で、どの村で出会うハーヴェイも、何かと色事に絡んでる件についてw。
唯一色恋沙汰なしのハーヴェイというのは、自分がやった時だけでしたとさ(自爆)/*
/中/
……[明後日の方向向き(←ハーヴで色事に絡んでた人]
だ、だって恋愛村だったし!(言い訳)
…ごめんなさい、恋愛RP過多な人ですorz
今回はどうやら色事には絡まず終わりそうですけどね。
其ンならお願いしようかネェ。
遊んで帰って来られたら返杯でもしようかィ。
[薄紅の嵐の中] [一際紅い赤鬼]
[瓢箪渡し] [すぃと盃差し出して]
有塵の兄さんにゃ酌し損ねちまったが今日も呑んでおいでかネェ。
*/というか、ハーヴェイの場合、もはやキャラ属性という奴な気がします、ここまでいくと。
ま、この村の遥月さんはすごいけど。児ポル云々には夜中にのたうって笑ってましたわ。自分の事だというのにw。
遥月さんにはなんか見覚えあるんですよねー、違うかもだけど。/*
[眼を細めて上機嫌、
瓢箪手にして持ち上げて]
そいつぁ楽しみだ。
[木目の杯に酒注ぐ]
有塵なあ、
酔って寝ちまうなんてガキみたいだなあ。
[笑いは何処かからかう様]
呑んでるんじゃねえかあ?
花嵐の涙酒、なあんてな。
/中/
それなりに顔の良い奴らは誰だってそうだと思います(真顔)
児ポルは噴きました。
青司のPTA発言も笑い堪えるの大変でしたけどw
夜中に笑ったら近所迷惑なるっつーに。
うーん、俺も知人がいるようないないような。
飛び込みなんで検討つかないですけどね。
するり、白の肌から
手を離してしまえば温もり失せて。
笑って居れなくなりそうで、
何度か離しかけては手を離せずに。
伸ばし抱き寄せ、
これでは寂しいのはどちらなのかと密かに苦く笑む。
それでも己は先に往くのだから
寂しいままでは何処へも往けぬ。
愉しいと笑う今こそ、己が生きる今。
喰らうて生きて、笑って喰らうて
百鬼は百鬼のままに、青墨の己も己のままに。
漸く離れて、去り際一時。
もう一度だけ手を伸ばし触れるのは黒き揚羽。
――蝶よ、寂しい云う白の傍に暫く在れば良い。
濡れ落ちるまでの刹那でも、笑っていればそれで好い。
己はあれが笑うとる顔が好きじゃ。
[浴衣の合わせを直し、離れ際暫く黒の蝶に手置いて。
ゆると笑めば泉を後にカラリコロリ下駄鳴らす。
振り返らずに歩む道。
はらりひらり舞い散る桜。
何故か涙思い起こさせ、一時空を見上げる]
桜咲き、ある日里へ帰れと云う男に
子供はぽろりぽろりと泣き出した。
すっかり身の丈伸びて青年の顔つきへと変われど
泣く姿は昔と何も変わらず。
「――心優しき人の子よ。
それでも己は百鬼なのだ。」
「遠くへ遠くへ帰ると良い。
二度とこの山に寄らぬと良い。
お前の顔を思い出すより先に、人の匂いに腹が減る。
食ってしまう其の前に、遠く遠く帰ってしまえ」
男は眉顰めそう云い、小鳥を描く。
「さぁ、その糸を離してはいかんぞ。
離さなくば、無事に山里まで逃がしてくれようて約束じゃ。
雨が降ると消えてしまう。
はよう帰れ帰れ」
離すも何も、男は解けぬように子供の手首に糸を巻く。
墨の糸は伸びても切れはしまい。
子供は涙拭うと一度だけ男に抱きついた。
それから何と云ったのか、そればかりは覚えておらず。
ただ、此方を何度も振り返るその背が小さく
木立の向こうに見えなくなるまで
男はじっと眺めていた事だけはよく覚えている。
それもまた、ただの昔話。
桜雨見る男、今は何を想うのか。
[満ちる盃] [口許引き寄せ] [ひと舐め]
[からう様笑う赤鬼] [すぃと横目で見遣り]
涙酒かィ。
泣きながらでも酒呑むなンざァ子供なンだか大人なンだかネェ。
喰児が消えちまったら有塵の兄さんはまた泣きそうだヨゥ。
*/村建て人さんが以前建てたやはり勝敗度外視の完全RP村に参加したことはあるんですよ。
なので、参加時間帯からメタであたしの中身が割れてる可能性はありますね、そのときの同村者には。
遥月さんは、それとは違うところで一緒になった方かなぁ、と。
そのときもハーヴェイで、色々と小ネタの使い方とかに似通ったところがあるのですが、果たしてどうなのか。/*
[流し見られて口の端上げて]
さあ、
アヤカシにゃぁ子供も大人も関係ないのかもなあ。
[ついと見上げる櫻の木、
冬は越せぬと有塵は謂った]
泣かれるか。
いけねえや、どうにも泣かれるのは苦手だぁ。
こりゃそうそう消えられねえか。
[何か思い返すよう、
瞼をおろして酒を干す]
/中/
成程…俺は確か村建てさんとはお初な筈。
参加時間帯は結構中身バレますね…判断材料にしやすいですし。
小ネタと言われると今はどうしても児ポルが(やめれ)
まぁ、エピになってみればわかることですか。
[物陰、憶えのある桜の香。
有塵の姿に其方歩み寄り]
[散る桜と残る香と、裂かれた着物に黒の浴衣]
……開耶か。
[残る花びら掬い上げ]
あれも桜の精であったか。
*/で、今日は青鬼さんがこちらへ来るのは確定として、青鬼≠狩り手の場合、あえて喰いを被せてくる可能性ってないですよね。
万次郎さんか、白水さんか、あるいは思いがけないところか/*
[動かぬ薄墨その横で。
返る事無き声を待つ]
[足音聞こえ目を遣れば、藍色寄りて花掬う]
[記憶過ぎるは遠き過去。
藍色袴の人姿]
…やれ、寄るな青司。
要らぬ事を思い出すわ。
[声投げれども届きはせず]
なぁに。
ちぃと謂われたことがあってなあ。
先に去んでほしくないとよ。
[頬杖ついて碧を見]
まあ―――紅に酔ってたのかもしれねぇがなあ。
/中/
まず被せてはこないと思いますが。
正直予想がつかないんですよねぇ。
白水は展開上喰うに喰えなさそうな気もするし。
遥月襲撃とか考えてしまったり。怖。
[それとも有塵が降らせた桜か、
其れも今になっては判らぬまま。
はらひらり、風に攫われ蒼穹に舞う]
花眠るはとわか、
それとも夢見るはせつなと申しておったか。
花散るはなんと読むかのう。地の。
[手の中花びら舞ってしまえば、
黒の浴衣ばさり広げて肩に羽織る]
やれやれ、お前の笑う顔は見ずままか。
――仕方の無い。
[佇む有塵残して、ふらりカラコロ空仰いで去る]
[互い違い] [碧と漆黒] [すぃと眇め] [翅揺する蝶]
其ンなら喰児を喰う前に有塵の兄さん喰らうかネェ。
混じりもンのある刹那の死合いなンざァアタシァ御免だヨゥ。
其れとも喰児が自分で喰ろうて来るかえ?
酔っ払いの戯言だろうが摑まるンなら呪(しゅ)に変わりないヨゥ。
[羽織る黒の浴衣風に揺れ、藍の髪も揺れるまま
カラコロカラリ、瓢箪手に宴の場所へ。
聞こえる声に肩竦め]
やれやれ、常葉の女が云う刹那は真水か真空か。
[琥珀は己が花弁舞うを追い]
[空青唯々仰ぐまま]
…花は散りてとわと読む。
花の刹那が過ぎ去れば、咲くを夢見て永久を待つ。
…待つは長きよ。永き時よ。
望むる者が戻らぬと知れば
…尚永きよ。
[はたり雫は落ちれども、夢幻なれば地に落ちぬ]
[揺らぐ指先握り締め。
元の姿には戻らぬと]
摑まりゃしねえさあ。
俺にゃ鬼ごっこがあるからねえ。
[にいと笑って舌出して]
有塵を喰うのかあ?
そりゃ困る。櫻の花が枯れちまわあ。
[低く笑って酌をする]
[下駄の音] [視線移し] [青鬼の言の葉] [ニィと笑む]
―――泡沫の夢さァ。
[赤鬼舌を出す] [見詰める眼差し] [静か]
如何だかネェ。
有塵の兄さん喰らおうともそろそろ櫻ァ咲く頃だヨゥ。
[物憂げに] [小さく息吐き] [盃乾かし] [山仰ぐ]
泡沫か。お前さんも暁覚えずって所かのう?
[わふと欠伸噛み殺し、ゆるりゆらり、宴の席に腰下ろす]
応、相棒。
お前さんが酌の方か。
甲斐甲斐しいのう。かっかっか。
よう、相棒。
散歩かい?
[ひらり手を上げ青鬼に。]
そうさなあ。
もう間も無く満開だろうよ。
[碧の見る先、山桜
その横顔を見つめて笑んだ。]
[あてどもなしにそこいらを漂う。
赤鬼のそばを通り過ぎたときに
──相棒と死合いができる──]
え?赤鬼さんと青鬼さん、死合いって……
──はて…
[さっぱりわからない。仲間ではなかったのか。友ではなかったのか。]
といっても、あたしが喰われたのも、別に狩り手と思われてのことではなかったようだしなぁ。
[自分が青鬼にわっぱ、小娘とからかわれていたのもなんとなくわかったような気がする。
細かい心のあやなどわかるものか。]
天気が良いので散歩よの。
どこぞで赤鬼が酒でも呑んでいるかと思ってな。
[からり笑んで、
瓢箪揺らす赤鬼に己の手の瓢箪挙げて見せ]
では、頂くか。
かっかっか礼儀か。己は白に返杯せなんだなぁ
礼儀知らずゆえ、ひとつ赤鬼に礼儀でも学ぶか。
[瓢箪置いて袂から杯差し出す]
寝た子は起きども遊び相手が居なくてネェ。
変わりに赤鬼青鬼の鬼ごっこ見物にお邪魔するヨゥ。
[笑む赤鬼] [すぃと視線移し] [乾いた盃差し出す]
綺麗だろうネェ。
[合点のいかないような何とはなしに落ち着かない気分のまま
*ふわりふわりと。*]
*/更新前後にいられるかどうかわかりませんので、新来の方(青鬼さん確定w)によろしくお伝えくださいまし/*
おっと、相棒はお見通しだねえ。
白水に返しそこねたかあ。
死合いの前にでも返杯してやりゃいいぜえ。
[くつくつ笑って青鬼の
差し出す杯 酒満たす]
ああ、錦みてぇだろうな。
[碧の差し出す木目の杯に
酒を注いで頷いた]
[ゆぅらり。
宴の席に現れるも、似つかわしくない気配。
瞳はぎらついて 微かに黒の靄を纏う]
…酒宴は始まっておるのか。
[抑揚なく問うて]
お前さんの寝た子は起きたか。
さてはて遊び相手はまだ先じゃのう。
ああ、見るも囃すも好きにせい。
[満杯飲乾して、咥えてひらり常葉に手を振る]
かっかっか、お前さんは呑むか血濡れか大抵どちらかよ。
そうさの、其の前に逢えばそうするか。
[瓢箪手に取り、返杯するかとたぷり揺らす]
[満ちる盃] [口に寄せ] [互い違いの双眸] [僅か弧を描く]
咲き乱れる櫻ァ拝むなァどっちかネェ。
[黒い靄纏う気配] [すぃと視線移し]
嗚呼、兄さんも呑むかえ?
[ゆぅらり、墨染め衣揺らして、人妖どもの宴へと。]
[心無し、ちらつく花吹雪も常より少なく、]
……酒をくれ。切れた。
[ぼそり、冷たい面で愛想無く。]
[袂より取り出すのは香の残る扇の骨組み。
輪に加わるとともに、皆の見える場所に置き]
開耶が消えた。やられた、と言うべきか…。
狩るモノの仕業とみえる。
我が持っていても仕方ない、誰ぞ持っていて遣るがよいよ。
[物言いも低く暗く]
[有塵の声] [袂手繰り] [漆塗りの盃取り出し]
漸くお出ましかえ?
昨日は遅くなっちまって御免ヨゥ。
今宵こそは酌をしようかィ。
[青鬼の言に、そのままの視線投げて]
……そうもなろう?
嗚呼、呑もう。
我は手酌でよい。名を呉れぬ者より酌なぞ呉れて欲しくない。
[ぽつりと厭味を込め。懐から盃取り出し
チリチリ カタカタ
同調、反発どうともつかないが鍔は鳴る鳴る]
さぁてどちらかなぁ?
[くすり笑んで藍の目愉しげに細まるも
万次の言葉に静かに頷く]
ああ、あれは狩る者の仕業か?
誰にせよ開耶は逝ってしもうたの。
扇か…己は羽織る此れあるから良い。
[浮かない顔の有塵眺め、笑み返す]
ああ、呑め。
暗きは桜も寂しかろうて、
同じ散るなら笑うて見る方が良かろう。
ははは、やりたいようにやってたらそうなるのさぁ。
そうしてやんなあ。ああ、白水なら水の方がいいのかねえ。
[青鬼にそう笑いつつ、
現れた影目に留めて]
おう、万次郎じゃねえかい。
どうしたあ、辛気臭ぇ顔してよ。
呑むかあ?
[謂った傍から墨櫻、愛想なしの声がする]
おう、有塵。起きたかあ?
[常盤の女にふと目を移す。]
おれも待ち兼ねて眠ってしもうたし、気にせずとも良いよ。
今は気が乗らぬが……折角の女君の誘いだ、一杯は戴こう。
[座に加わりて、杯を受け取る。]
[カタカタ鳴る唾眺めてゆるり視線向ける]
気に入り食われでもしたか。
一度その刀で誰ぞ切り捨てれば
食うか喰らわれるか鬼ごっこがはじまるぞ。
>常盤メモ
無理に判定出さんでいい、というのは本人に出したい意志がない時に使うものだよ。んなら、霊希望事態が茶番だったか。
万次郎にメイの判定出してやりたかったが、仕方なし。ぬーん。
しかも開耶は魂食われておらんのに判定出しにくくなったわ。
イタコという書き方にならった意味もあったが
素直に水鏡にすればよかったかなぁ。
偽と違って真霊だから、こんなイヤな気持ちになるんかねぇ。
せっかくのRP村で対抗いるんだし判定割れて一悶着も起こしたかったと考えれば判定出す回数減るのは普通に惜しいよ。
イヤなこと書いてすまんのー。
……琥珀のが狩られただぁ?
[置かれた扇は確かに香り]
帰りが遅いと思ったら殺られちまってたのかあ。
狩るにしたって咲くまで待ってやりゃあいいのに
無粋だねえ。
異国人 マンジロー は、なんとなく お尋ね者 クインジー を能力(透視)の対象に選んでみた。
[骨のみ残る開耶の扇を指して]
おれが貰っても良いか。何処ぞに埋めてやりたい。
仲間の生うて居るところなら寂しくはなかろう。
勝った方は遊ンで呉れるのかネェ。
[眼細める青鬼] [ニィと笑み返し]
[万次郎の厭味] [涼しい顔で受け流す]
そうかィ、其ンじゃ手酌してお呉れヨゥ。
[盃取る黒鬼] [気が乗らぬと謂う]
[瓢箪片手に] [とぷり] [とくとく] [酒満たし]
其ンなら一杯だけ呑んど呉れヨゥ。
こン間は幸せそうな顔してたが今日は浮かない顔だネェ。
嗚呼、無粋も無粋さァ。
あンまりにも旨そうで咲くまで待てなかったンだからネェ。
アタシァ気が短いから其ンなに待てないンだヨゥ。
[杯咥えたままくつくつ笑い、赤鬼の杯酒満たす]
お前さんも気の向くまま刹那愉しむか。
水のう、どうせ呑むなら同じ瓢箪が良かろうて。
やれやれ、咲くまで待つとは本当に桜の精か。
確かに無粋よ、喰らうなら花咲く待てばうまかろうに。
[有塵の言葉に頷いて]
そうか。それならそうしてやると良いさ。
[ぐっと盃握りしめ、呼ぶ呼ぶ、鳴く鳴くその双刀には手を掛けず]
―――ならば、真っ先に司棋を喰ろうて来ようぞ。
彼奴が、狩るモノ故。
…――その後に―――。
―――。
[できることがあるのか。同族を屠るのか。
それでは同じ穴の狢ではないのか、と自問し黙す。
視線は伏せられて、問い掛けた青鬼へ
ふわり
と黒靄の一部が腕を伸ばすか]
[酒満たされた杯、口に運び、]
咲かずに去んだ開耶が哀れでならぬ。
おれは彼れが何故咲かぬのか聞かぬままだった。
せめて訊いておれば、とそれが心残りで。
[くいと傾け一息に飲み干す。]
司棋……とはあの犬の童子か。
今狩人と言うたか。彼れが……開耶殺めたと?
[垂れ掛かる前髪の隙間より、片目が強い光を帯び、]
[告げたもののふ、じっと見据える。]
[有塵を見遣り]
…ああ。其方なら、開耶の良い様にもして呉れよう。
頼む。
[深呼吸一つ。
残るものさえ無かった仔猫の骸が瞼の裏を過る。
堪えない常葉にはもう言葉も掛けず
深呼吸もう一つ挟み、手酌で盃を満たす。
揺ら揺ら 面が揺れるのは風の所為―――ではなく]
哀れかどうかは開耶にしか判らぬわ。
[有塵にそっけなく告げて]
それは昨夜も聞いたわ。
――万次はその後になんとする。
[伸びる黒靄一瞥くれて、万次の目をひと睨み]
[万次郎] [司棋を狩ると謂う] [横目でちらと見遣るも] [言葉無く]
開那の兄さんは空に想い馳せ其の先にゃ何があったのかネェ。
永久の事ァアタシにゃ判らないけどさァ。
[有塵の盃干され] [瓢箪片手に小首傾げ]
もう要らぬかえ?
嗚呼、嗚呼、どいつもこいつも司棋の兄さん狙うかィ。
いっそこの場で名乗ろうかネェ。
鬼ごっこの約束果たせば其れも面白いかネェ。
勿論遊ぶさあ。
[碧をちらりと流し見る。
青鬼へ礼とばかりに杯を軽く小さく上げて見せ]
ああ、それが俺の性分だからなあ。
まぁ呑むんならそっちがいいかねえ。
酔えない酔えないと謂ってたが。
[悪戯な笑顔浮かべると]
櫻だろお?
あんな見事な紅を見せてくれたんだから違いねぇ。
枯れ木に花を咲かせましょうってなもんさ。
ありゃあ見事だった。
開那の兄さん喰ろうたは司棋の兄さんじゃなくアタシさァ。
狩ったンは夜斗だけどネェ。
[コロコロコロリ] [軽やかな笑い声]
そうしてやんな、有塵。
魂の行方なんぞ俺にゃぁわからねえが
土に還りゃあ花も咲くかもなあ。
[万次郎の面揺れ、
かたかた鍔鳴り双子剣]
思うようにやりゃぁいいじゃねぇか。
[赤鬼上げる杯に、万次睨む目すいと戻し
己の杯にも手酌で酒満たし上げる]
ああ、愉しき宵に酔いを。
さて己は刹那より巡るが性分のようだ。
やはり背中合わせかのう、赤鬼。
[くつくつ笑い]
桜かのう。
枯れ木に花を咲かせるは誰の灰か。
さてはて空に想い馳せか。
幻でなく、咲くあれを見てみたかったの。
背中合わせかあ、まったくだ。
違うから面白えのさあ、青鬼。
[笑って杯をすいと干し]
さあて、灰かもしれねぇし泪かもしれねぇ。
どんな色の花が咲いたんだろうなあ。
見る術はとうにねぇがな。
生めりゃ桜の咲くンなら、土に灰混ぜ、泪をかけて、根に抱く躯は何処かネェ。
[赤鬼の視線] [受け止める双眸] [僅か弧を描く]
嗚呼、楽しみにしてるヨゥ。
[其れきり口を開かず] [赤鬼青鬼の鬼ごっこの時は*足を運ぶか*]
そうさのう、茄子色の鬼は未だ見たことないの。
ああ、同じもの等無いから面白きかな。
唯一無二の百の鬼の宴かな。
[藍の目細めて杯干し]
灰か泪かそれも今では判らぬよ。
咲くも咲かぬも散れば終いか。
茄子、茄子なあ。
[くつくつ笑って愉しげに]
俺も見たこたぁねぇなあ。
どいつもこいつも違う面、
百鬼夜行のお出ましってな。
[樹の幹凭れて櫻を見上げ]
咲かずに散った
このはなさくやびめ、ってかあ。
春だってのにねえ。
[夜風も今は冷たくない。
*赤鬼は血の宴を待ち望む*]
[あ。ええこと思いついた。]
なんじゃ鬱陶しい。
[青司とはえらい態度が違いますね。お母さん悲しいorz]
汝れを母じゃと思うたことはないが。
[(´・ω・`)]
用件はなんじゃ。
[判定出さなくても万次郎に真実は伝えられる、ということさね。]
ああ、茄子だ茄子。
[さらり顎なで、赤鬼の金色眺めて苦笑する。
はらひらり、またひとひら桜雨]
春だと云うのになぁ。
ふゆの夢でも見ておったか。
[ゆるり、目を閉じ風にはためく黒の浴衣。
月上る桜の下で*何想うか*]
[昨晩見た四季の幻]
[描いてもらった墨絵の蝶]
――青司、か。
[出会う全てを恋うてきた]
[別れの度に寂しさ抱え]
[喰って殺して泣き濡れて]
[関わることを毒だと避けた]
巴……汝れは妾を毒だと思うておったか?
妾は汝れを毒だと思うたが、毒ではないのかもしれん――。
[揺ら揺ら揺れる水面を眺め、小さな声でぽつりと呟く]
冒険家 ナサニエルは時間を進めたいらしい。
せっかくだから、冒険家 ナサニエル は お尋ね者 クインジー に投票するぜ!
[胸の蝶々に手を当てて]
[消えずにあることに薄く笑み]
妾も宴に行こうかの――。
酔い痴れる、か。酔えぬは難儀じゃ。ほんに難儀。
[遥月がいつか言っていた――]
[自分が其れを識ることは出来ないだろうと]
[思っているのは当人だけか]
[カラリ][コロリ] [下駄を鳴らして]
[刹那の楽しさ*味わおう*]
[ぼう、と月の下、汚れた浴衣、痣やら赤やらが浮ぶ体を持ち上げて。空ろに濁った蒼い目はただただ月を映し
真っ青な顔は白粉をはたいたように
己は人だったろうか。
人妖だったろうか。
男であったろうか
女であったろうか
生きていただろうか
死んでいただろうか。
ざく、とはだしの足を踏みしめ、そのままふら、と泉まで歩みを進め]
[其の後は――自問に重ねて青鬼に問われた。
赤鬼は好きにすれば良いと云う。
己はどうしたいのか、どうすべきなのか。
総てを流すつもりで盃を干した]
共食いなどという悪食の癖、我は持ち合わせておらぬ故
ただ、ただヒトを喰らうのみ。
[―兄者のように―
妖刀は口にせず心に想い]
[宴席向かう道中に]
[ふわり、香った櫻香]
開耶――?
[辺りを見渡し][姿見えぬに目を細め]
[遠いような][近いような][不思議な香に包まれて]
香ってくるのは鼻にではないな――内に香るは……
嗚呼、そうか――
[はらはら][はらり] [目元を袖で隠しつつ]
汝れも逝ったのじゃな……
[寂しさに耐えかね一人でそっと涙流して]
[されど宴には藍の男がいるだろうから]
[それまでには涙も止めて薄い笑みをたたえるか]
[「共食い」と聞き顔顰め、ちらり、緋の鬼、藍の男見遣る。]
[溜息付きてまた酒を。]
……おれは花ゆえ、人の血肉は喰わぬ。まして物の怪は。
最初から血肉喰らいて生きる怪とは心持がそも違うのやもな。
―回想―
『…――…やっとだ。これぞ、我が至高の作品――
銘は―万次郎―――…お前の魂もこれで救われような?
―――ふ、はははっ、はははははっ……―――!』
[妖刀は人の手に渡る事無く刀匠の元で大切に大切に扱われて
――――――数年後―――――――]
『人死に?己(おれ)は何も知らぬ――!
知らぬと云っておろう!!此の刀ではない…!違う、違う…!
ぬしら…弟を失った己から、刀まで奪うつもりか
ならば、ならば…――こうして―――…ッ』
―――――ず しゃ―――――
[緋に染まる長屋の一画。
部屋の主である刀匠が首を斬って自害したという]
―/回想―
と言うておれも、桜がおれのこころを掬い上げてくれなんだら、幽鬼となりて彼のおとこを取り殺して居ったかも知れぬ。
こうして千歳待ち続けても消えぬ妄執なれば。
[渦巻く想いを胸に抱きつつ、誰に声を掛けぬままふらり席を立つ
黒い靄は纏ったまま、足の向くまま泉へと導かれるように]
……白の君。居るのか。
其方が、魂を視るというので…仔猫の正体を聞きに来た。
彼奴は…―――あやかしであったよな?
[泉にはつかずはなれずの距離で、通る声を発し
懇願するかの様に、あやかしであったかと白へ問うた]
あにじゃは狂うておられた…。
我を汀で失うて、狂うてしまわれた。
水を見る目、そして刀を見る目は狂うておられた。
それでも刀匠としての腕は認められていたようであった。
我を打つ眼は、狂気そのものであったが。
ただただ、我は其の傍にいたかったのだ。
しかし、無辜の罪であにじゃは追いつめられ…
――――我の最初の 獲物 となった――――
[遥月はゆっくりと目を覚ます。]
……刹那の、契り……。
嗚呼、我ながら情けない話ですこと……。
恋うる相手に掛ける言葉が「刹那」などと……
[袖で目許を隠し、ふるりと首を横に振る。]
……情けない。
数多のヒトと妖しを食らう「毒針」も、恋うる者に対峙すれば、只の愚かな肉の塊……
それから我は、ヒトの手に渡り数多の血を吸うて来た。
最期には、どの主も我の獲物となってしまった。
我に関わるヒトは……
死ぬる運命にあるのだとさとった。
己があやかしであることをさとった。
さとってから、幾年。人の姿をとることが出来るようになった。
あにじゃの望む姿になれたのかと一時は喜んだ。
しかし因果なもの。
家族あれど、若者―男―はあにじゃのようではなかった。
我は憤りのままに、喰らい、喰らい、喰らい―――。
[少し林に寄り道し]
[いざ宴席へと歩みを進め――]
[はっと顔あげ振り返る]
――誰ぞ、呼んでおるか。
[泉への来訪者]
[幾度となく幻夢を見せた迷い子たち]
[緋色の瞳に寂しさ宿せば]
[ためらいがちに泉へと]
[其処に居たのは意外な影で]
――万次郎。
[驚いたような、寂しそうな、そんな声音で後ろから声をかけ]
[しんとした泉からは返答が無く、声が聞こえたのは背後から]
…――白の君。
其方、仔猫―メイ―について何か知っているのであろう?
ならば我に、伝えてくれ。
我は、失うてはならぬ者を失うた。
せめて散り際の声だけでも―――聞かせてはくれぬか。
[先の通る声はどこへやら
声を詰まらせ、乞い願う様は勇ましさとはほど遠く]
[己はヒトであるのだろうか、
それとも妖しと成ったのか。
――遥月は頭の中で思案しながら、月明りの下を歩いている。
己が司棋を「はづき」と呼ぶ理由も、
己が何者であるかという事実も。
司棋がヒトであるという事実でさえ――]
……そのようなことは、どうでも良いのです……
[ふぅわり舞った白の傍。
既に己が身に香は無いが、白水には伝わったろうか]
――やれ、泣くな。
[落つる雫を拭おうも。
夢幻の手では触れられぬ]
[林に向かう白の後。
追うはできずに見送りて]
[ふわりふぅわり]
[空を舞う]
[万次郎のその声音に][背中に][言葉に]
[あの元気な子猫がいなくなったと認知して]
メイも――メイも逝ったのか。
先ほど開耶を見つけたばかりじゃ――まごうことなき桜の化身よ。
嗚呼、嗚呼、寂しいのう――……
[けれど男の悲壮な姿に己が泣くのは憚られ]
メイは――メイには会うておらぬ。
もし魂ごと喰われてしもうたのなら、妾に声は届かぬよ。
妖しであったか告げることは出来ぬが……
汝れが望むのであれば、幻くらいは見せれよう。
[白水に背を向けたまま]
そうか。其方は知らなんだな…。
常葉の君が魂を喰ろうたと―――笑うておったわ…―――ッ!
共食いなぞ、悪食の極み…!
…?
[会ってはいないと言う白水を振り返り
暗く、クマのできたおもてを晒す]
そう、よな。其方は魂を視る者。
魂を喰ろうてしまわれてはどうにも出来なんだ。
相判った…、仔猫の事はもうよい。
まぼろし、とな?
[揺ら。
上体がゆれ。それにつれて裸足の足が白水の元へ]
[桜舞う一時に、目を開ける
手酌で杯満たし、酒呑み干して。
有塵の言葉にゆると瞬く]
魂食うのと血肉喰らうは何が違うのかのう。
酒場の看板娘 ローズマリー は、なんとなく 異国人 マンジロー を能力(食事)の対象に選んでみた。
[暗い表情][裸足の足で近づくに]
[瞳は少し厳しさをみせ]
青司にも言うたが――視たいものが視れるとは限らん。
視とうもないものが視えるやもしれぬ。それでもいいかえ?
[緋色には少し哀しそうな色が宿るか]
汝れが今、一番強く思念を宿すがこの水鏡よ――。
[見たくもない過去が見えることもあろう]
[されど、それより強い思いが子猫にあらば]
[在りし日の姿や楽しく過ごした思い出]
[子猫が喰われたその最期を見ることも出来ようか。]
――視る覚悟が出来たなら、妾の瞳の奥を覗くがいい。
なれど、心せよ。其処に映るは真実しかない。
[泉の中に半身を浸し、ジャラリ数珠を握り締め。]
おれは魂とて喰ろうたことは無い。
天地の精気自ずと取り入れ、繁るが草木の性と言うものだろう。
魂喰らう怪のことは分からぬ。そういうものだと思うのみだ。
殺めねば永らえられぬと言うのなら、同じことだろう。
[暗い瞳は、瞬きで問いに頷いた]
真実であるのならそれでよい――…受け入れよう。
其方の瞳を?さすれば、我の強く思うなにやらがみえようと?
泉の――…水の中へ入らねばならぬのか?
[思い出すはヒトであったころの川の流れ。
激しく童一人なぞ簡単に飲み込んでしまう程の――
混乱で問いかけを重ねに重ね]
[手に握るのは遥月が投げつけた毒の紅。
血のようなその紅一掬い、指にのせ]
…あか…朱…赤…血の色…
[べたり、唇へ押し付ける様、まるで血をすすったように口元を紅く染め]
もっとも桜は、おれの妄念ある故に木に許された以上の寿命を超えて生きてきた。
その意味では桜はおれの魂を糧として居ったのかも知れぬな……。
[有塵の言葉に暫く瞬き、散る桜見上げ]
――そうか、そうか。
桜とはそのようなものだったな。
あれも雨と申しておったわ。
[細める藍の目どこか柔らかに、
有塵に酒まだ残る瓢箪投げる]
血肉魂喰らわぬならば、酒でものめい。
そら、これもやろう。
せっかくだから、異国人 マンジロー は 冒険家 ナサニエル に投票するぜ!
血肉喰らわば己が血肉と成ろうさァ。
魂喰らわば…―――
[ニィと笑み] [瓢箪煽り] [白い指] [零れる酒拭い]
なンと成るンかネェ。
[林檎飴、猫の血、毒の紅。
ぐらり、ぐらりと頭は廻り
焦点合わぬ目は景色すら脳裏に結ばずとも
はっきりと描き出すのは自分を抱いた遥月の顔]
…人は妖なぞ…喰らわぬに、何ゆえ、僕は喰らうのか…
人ならば…どうして…血の味恋しいと、思うのか…
なのに…あの人は
僕を狩る者と忌み嫌う…
あぁ、誰か、誰か…
[気がふれたように、呟きながら ふらりふらり]
一瞬の幻でよくばそこでも構わぬ。
だが、多くを望むのであれば――
妾のように泉に身を沈めた方がいいやもしれんな。
[優しい声音で話しかけ]
[誘うように艶のある笑みで万次郎を見つめる]
[幾人も、幾人も、迷い子達を幻に捕らえて喰らった]
[されど今は――寂しさを知る男のために]
嗚呼……貴方。
[月に舞う蝶、黒と紫。
下駄を鳴らして泉へと。]
………呼んでいる、呼んでいる。
地獄の修羅が、呼んでいる。
[紅の唇、にやりと歪め]
いつぞやどなたから聞いたお話でしょう……
『実は神様は殺し屋で
たとえ死に絶え、天国に昇れたとしても
神様に撃ち殺されて、地獄へと墜ちていくんだよ』
……と。
[カラリコロリ、そろそろ約束果たそうか。
宴より桜へと向かう途中。様子のおかしい人影ひとつ]
……司棋か?
おい、これ、わっぱ。司棋。
[ニィと嗤いて瓢箪受け取り、]
ふふ。有り難く受け取っておこう。
今は幾らでも酒の精気が要るからなあ。切れると堪える。
[そう言ってまた酒呷る。]
「あれ」と云うは開耶か。開耶は何ぞ言っていたか。
[躊躇いを隠せない己を叱咤して素足を泉へと踏み入れた]
―――そうか。…ならば。
[仔猫の影を求め泉へ腰程まで浸かり緋色の瞳を闇黒で捉えて
火の粉が舞う
ちりり、ちり
体の自由が奪われ
もがけどももがけども抜け出せぬ苦しみが苛む。
そして、白い首は闇色の犬の餌食となって緋色を散らす。
緋色にまみれながら、青の炎に焼かれ
それでも逃れられぬ苦しみ、悔しさ、様々な感情が流れ込み
相反するように、緋と青の鮮やかさが脳裏を灼き]
[青司の声は声と聞こえもせず
音と聞こえたその声に 目だけを動かし顔を見つめ。
虚ろを形にした濁り目は
青司を写しながらも青司と見ず]
……誰……?
[堪え切れず、緋色を視界から遮断した]
…ッ…――――。
[視線を緋から逸らした途端、膝から頽れる。
水面近くまで背を屈め俯いて
笑うように震える肩、起こるさざなみ]
くッ…。
其方、のこと…信ずるならばこれは―――真実なの、だ…な。
[ふ、と嗤ったように見えた]
……?
宴半ばで何処へ行く、青司。気紛れな。
[死合いの次第を知らぬゆえ、瓢に口付けつつ暢気に尋ぬ。]
[しかして答えはなく、藍の姿は遠ざかる。]
あれは花の夢をせつなと読むと申しておったわ。
[去り際有塵の問いにひとつ答え返した。
そして今、宴の席離れて見かけたわっぱ。
浮かぶ表情眺めて、藍の目顰める]
――己よ。青司だ。
[逸らされた視線][頽れる男]
――子猫は視えたか?
[あまりの様子に同様隠せず]
[緋色は僅かに揺らいで――]
辛い辛い夢を見たか――。
[万次郎をまっすぐに見据え]
ああ、真実じゃ。偽りを映すこと叶わぬ残酷な鏡よ。
――真実しか、此処にはない。
[繰り返す肯定]
[ずぶ濡れの全身。暫しののち、重く立ち上がり
緋色を真直ぐに見据え、薄ら嗤いを向けて]
…感謝する。
なんとしても彼奴を、始末せねばなるまい。
[くつくつ...その瞳は狂気を孕み。双刀も鳴動して
チリチリ カタカタ...歓びに震え、うたい、鳴いて、躍る]
司棋、彼奴は…いずこ。
[ざぶぅり。水面を乱して泉からあがり
濡れたあしあとを泉周りにつけてまわる。
闇黒の瞳はぎらぎらと]
[去り際、掛けられた藍の男の言葉。]
[咲かずに散った桜が残した、それは。]
せつな……花の夢は刹那か。
[酒を呑む手を休めて]
[眸半眼に閉じて、思いに耽る。]
有塵の兄さんは血肉でも魂でも水でもなく酒かィ。
酒に酔うて酔わせる華を咲かしておいでかネェ。
[くるうり] [番傘の向こう] [舞う花弁] [眼を細め]
[すぃと視線移し] [想い耽る様] [見詰め] [小首傾げ]
想うところがおありかえ?
[「鬼に食われよう」
この言葉、聞いた途端に目を見開き、また細め]
…鬼…食われ…る…(くすくす)
今度は…貴方が…僕を食いますか…?
遥月様のように…食うおつもり…?
なら、あの猫のように…焼き殺してやろうか…
皆、食い殺してやろうか…
[痴れ者のように、突然けらけらと笑い声を上げながら
青司の手を振り払い]
夜斗…夜斗…、僕を…殺す人がそこで待ってる…
食っていいよ、あの猫みたいに
せつなに咲くからいいのかもしれないぜえ。
[見上げて問うのは墨櫻、
口の端上げて見返した]
相棒と約束があるんでねぇ。
そろそろ時間なのさあ。
[男の様子]
[嗚呼、また一人狩られるかと緋色を歪め]
[聴こえた名前に目を見開く]
――司棋が、殺したのか。メイを。
汝れは確か、司棋を狩る者だと言うておったな。
人狩りが人をかることはあるまいよ。
メイはまごうことなき猫の化身だったのじゃろう――。
[気休めにしからならないかもしれない]
[進み行く男を止めることは出来ないだろう]
――……今宵は邪魔せぬ。
仇討ちなり何なり、為したいことを為せ。
[寂しい緋色][冷たい緋色]
[哀しい緋色][決意の緋色]
なれど妾は――今宵を逃せば狩る者を、狩る。
嗚呼……
このままヒトを……司棋様を食らい、ヒトを滅して主に捧げたとしても、其の世界は天国というのでしょうか……
[紅を懐にしまい、眉をしかめる。]
……いいえ。
わたくしは「神様」とやらに撃たれ、いずれ地獄へ墜ちるは必然……
討たずは地獄、討てど地獄。
……同じ「地獄」に往くならば、せめて貴方に御伴しましょう……
学生 ラッセル は、なんとなく 異国人 マンジロー を能力(食事)の対象に選んでみた。
学生 ラッセルは時間を進めたいらしい。
[常盤の女の問い、]
……ああ。前に青司がおれに訊いたのよ。
「花の夢は何と読む」と。おれは「とわ」と答えた。
[その時の藍の男の表情を思い出し。]
開耶の答えとは真逆だが……おれは開耶を本当に知らなかった、と。
[実直な印象はどこへやら。
冥府の遣いのように全身に黒の靄を纏い
双刀は愉しげにうたうばかり]
…ヒトを喰らう悦び、忘れておったわ。
司棋…いや。わっぱよ、只のわっぱ……。
彼奴にも仔猫と同じ苦しみ、確と味合わせてやろうぞ。
[聞き取れない程の低い声でぼそぼそと呟き]
…あにじゃ?あにじゃ……。
お陰で我はヒトを喰らう悦びを覚えたのだぞ。
感謝…する。
[くつくつくつ...くつくつ..くつくつくつ...
低い嗤いは止まらない。
すらりと双刀を抜き放ち、其の輝きも主に鳴動しぎらぎらと]
遥月? 何を云うておる。
……猫を喰らうたか。
己はまだお前を喰らう気はありはせぬ。
約束あるゆえ、焼き殺すと云うならば容赦はせぬが。
[振り払われる手、気狂いのような笑い声。
ひとつ頬をぱちりと打ってそれっきり
カラリコロリ藍は司棋の隣を通り過ぎる]
わっぱよ。迷子のままでは何れ食われる。
しっかり生きよ。
約束?何を約束したのだ。ここでは出来ぬことなのか。
……女君まで行くのか。おれ一人置いていく気か?
[不審な顔を作りて立ち上がる。]
嗚呼、往くさァ。
[しゃなしゃなり] [誘われる侭] [傍らへ]
[番傘たたみ] [赤鬼の腕] [そぅと腕を絡め]
いっとう好い席で見物と洒落込もうかィ。
[寄り添い] [微か薫る白粉] [赤鬼見上げ] [ニィと笑む]
[薫る白粉、眼を細め]
存分に見て行くといいさあ。
[有塵が不審げ問いかける。
肩越し彼を振り返り]
宴席を血塗れにするわけにゃぁいかねぇだろお?
有塵も来るかあ?
手出しは無用だがなあ。
[くつくつ笑いでそう謂って]
花の夢が永久か刹那かネェ。
永久と刹那ァ裏表、ひとつなンかも知れないヨゥ。
開那の兄さんどころかアタシァ誰の事も判らないけどさァ。
[赤鬼にひとつ] [頷き] [有塵に振り返り]
おや、有塵の兄さんもおいでかえ?
[通り過ぎざま、ふわりと青司へ口付けて]
…さようなら…ありがとう、優しい…人。
[聞こえるか聞こえないかの小さな声でポツリ呟き
そのままふらりと泉へと着き。満ちる空気ににやりと笑い]
…万次郎様、おられましょうか?
[腕絡め歩く緋の鬼、常盤の女、]
[固く蒼い面に刷かれた朱は、酔いのものでは有りはせず、]
[射干玉の黒き眸のその底に、めらと燃ゆるは。]
喰児……女君。
血塗れとは……よもやおまえは。
青司と闘うつもりなのかッ。
死合い……だと?
[ぎり、と歯を食い縛り、振り返りし面睨んで。]
何故、何故。なにゆえに、
[と問うて見たものの、答えは既に己にも分かりている事。]
[詰めた息を吐いて、遣る方無く視線を地に落とす。]
……どうしてもか。それがおまえの望みか。
[左の袖は顔を多い]
[右手は胸元の蝶を探る]
寂しいのぅ――
今宵もまた、誰かが逝くようじゃ。
[失ってはならないものを失った哀しい男か]
[奪ってはならないものを奪った狩る者か――]
青司は今――どこかのぅ。
[寂しそうな瞳は月を見上げて]
――無性に会いとうなってきた。
何故か判らぬは難儀や難儀。
[万次郎を追うことなく、泉に佇み*緋色は揺れる*]
めんどくさい。
めんどくさいから、修道女 ステラ は 冒険家 ナサニエル に投票任せた!
[通り過ぎざま、ふわり、残る口付けと微かに届く声]
ああ、これだから人は――。
[カラリ、足止め、けれど振り返らずに藍の目細め]
本当に仕方の無い。
[くつり笑う。カラコロリ、揺れる藍髪、靡く黒い羽織。
約束の桜の下へと、ぶらり散歩のついでのように往く]
[燃えてゆらゆら黒曜石、
何故だ、何故だと問いかける。]
どうしても、さあ。
俺ぁ自分がやりたいことをやってるだけだからなあ。
めんどくさいわけではないorz
決まりごとでも、嗚呼、
青司に投票しとうはないのじゃ――
決まりを破る白を許してくれ。
耐えられぬ……
[すでに白の言葉は届いていない。
泉に背を向けて周囲を見渡しながら低く低く、ぼそぼそと]
仔猫の仇討ち…ヒトを喰らう悦び…狩るモノの始末。
これ以上の機会は無い。
主様が我に与え賜うた―――…機会よ。
あにじゃも視えているか、あにじゃ…?
我は生きておるぞ、確と生きておる。
その命吹き込まれた時のまま、あにじゃを想うて。
そして今、あにじゃの望む姿となろうぞ…―――!
[ゆぅらり ゆらり
切っ先は定めずに、力を抜いた状態で周囲の空気を嗅ぎ
獲物探すに専念しはじめ]
[毎度のことながらメンタルがへなちょこな中の人を許せ。
感情移入しすぎて、どうしてもどうしても投票を青司に出来ない。
ハリセンレター受け付けてます。あて先はエピローグorz]
探しておれば、出向く獲物か。
[キンッ――――
鍔が嬉しそうに揃えて啼く。
獲物を待ち構えるように泉の周辺を
ぺたり、ぺたり ゆらり ゆらり
司棋士へと歩み寄り、適度な距離のもと立ち止まって]
ヒトのわっぱよ。
仔猫を灼いたあの時に、其方はどんな心持ちであった?
憤りに任せて灼いたか
それとも愉悦を感じながらの狩りであったか。
答えよ。
[薄ら嗤いは消えず、まとう黒の靄は濃くなりて]
冒険家 ナサニエルが時間を進めるのを止めた。
そうかい、
なら付いて来なあ。
けっつまづくなよお?
[からかい含みにそう謂って林に向けて歩き出す。
やがて櫻が見えるだろう。
青の待ち人も其処に居る。]
これはこれは万次郎様。
良い夜で。今日はお神酒は召し上がられぬので?
[痴れ者のようにけらけらと笑いながら、万次郎の問いかけへ仰々しく頭を下げ]
はて…猫?
あぁ、メイの痴れ者か。
あまりに僕を侮辱するから焼いてやった。
熱そうに転げまわってて、面白かった。
でも
夜斗はあんまり美味しくなかったみたい。
腹の足しには、なったけど
[遥月に抱かれ、ぼろぼろになった体とは正反対に、おかしくてたまらないといった態で]
待ち草臥れて寝ちまってなきゃいいがねえ。
[くくくと笑えば有塵が
望むはそれだけ、口にして]
せいぜい気張るさあ。
[櫻が闇夜に浮かんで揺れた。]
[はらりひらり桜の下。
ゆるり、待ち人来たりて笑み浮かべる]
良い夜よのう、相棒。
[視界に入る常葉も有塵も目も呉れず
にただ赤を眺めて青鬼笑う]
[カラコロカラリ] [番傘閉じて向かう先] [舞う薄紅の中に青鬼]
[絡めた] [すぃと腕解き] [ぐるり見回す林] [佳い宵の気配か]
邪魔はしないヨゥ。
其ン桜の上にでも居ようかィ。
酒場の看板娘 ローズマリーは時間を進めたいらしい。
[泉に向かう其の道すがら――
目に飛び込むは、「見る者」と「狩人」]
…………………。
[月明りに照らされて、凛とした目の男は歩く。]
――わたくしは……
――僕は……
[ふたつの声が、頭に響く。]
ふざけた真似を―――。
[問いは無視し、挨拶も無しに低く呟く]
痴れ者とな?それはわっぱのほうであろうが…!!
こわっぱのその口…
二度とふざけた言葉を口に出来ぬようにしてやろう。
………腹の足しに、か。ヒトは鬼を喰らうか。この…ッ!
[言葉続かず、双刀を両斜に構えると素足は血を蹴って
司棋の出方をうかがう事無く
相手の右肩目掛けて片方の刃を振り下ろし]
ああ、そうさ。
己とお前どちらの霞が咲くかひとつ勝負よ。
[手のひら強く握れば墨毀れて、
吐息かければ薄紅に舞う煤の花。
ゆるり見送り、赤を向く]
さぁて、血祭りはじめようかの。
[ひゅうい] [白の手振り] [桜の枝に座り] [苺色の鼻緒揺らす]
[番傘開き] [くるうり] [舞い降る花弁] [蜘蛛の巣に絡め取り]
[かける言葉無く] [対峙する] [赤鬼と青鬼] [眺め双眸眇める]
[闇夜に紛う墨染めの]
[硬い面のみぼんやりと、夜桜のごと仄白く浮かぶ。]
[張り詰めた気配、底光りする眸のほかは]
[その顔色に変わり無し。]
[ただじっと緋の鬼見詰めて無言で佇む。]
[振り下ろされた白刃をふわりと軽く飛びよけて。あざけるようにからから笑い]
何を怒ってるんだろうねぇ?
腹の足しに人を食うバケモノの癖に。
ならお前が僕を食べてみろよ。
お前は僕が食ってやるから
[子供のような、遊んでいるような。
言葉が終わらぬうちに、突然の風が巻き起こり、万次郎の背後に現れるのは闇色の狼]
[煤の花がふわり舞う。
風がそよいで髪が揺れ。]
ああ、始めようかあ。
[金の瞳が輝いて、口の端から牙覗く。
ゆらりゆれるは鬼火だろうか。
爪が、刃物のように煌いて。
―――弩の如く飛び掛る]
万次郎様……司棋様……
[睨み合う二人に歩み寄る。下駄の音色はカラコロカラリ。黒い足袋に、鼻緒が食い込む。]
このような場所で何を為さる……
ヒトと妖しの死合いで御座いますか……?
[ふわり]
[ふぅわり]
[風に流るる薄紅の如く]
[流れ揺らるる茶之浴衣]
[ゆぅらり]
[舞うは]
[ 殺しの気 ]
…何を…しておるのだ…っ
[狩る者が知れたというのだろうか]
[ならば、何故]
[ザッ
間合いを詰めすぎぬよう片脚で踏みとどまり
からから笑うわっぱには、闇黒の瞳に憎しみの炎が灯った]
ヒトとて…、獣を喰らう…ッ!
我はあやかし、ヒトを喰らうはヒトが獣を喰らうと同じ事…。
笑うなああああっ…――――…!!
[ひゅう
間合いを取り、再び仕掛けようとした瞬間背中にぞくりと。
現れたのは闇色の狼]
っ…不覚をとったか…わっぱ如きに……ッ。
[怒り心頭。戦術も何も無く、振り返るや否や
ヒュウ
体を反転させ乍ら、最上段より闇色の狼に向けて刃を震う]
[袂の硯と筆と杯を、コトリと置いて。
腰元下げた帳面を一枚破り
描かれているのは風乗る燕の姿]
往くぞ。
[口元咥えて。見据える赤が飛び掛る。
ひらりばさり
肩の浴衣掴んで赤に放ると同時、飛び退き息吹き]
[――ヒュゥイ]
[3匹の燕、鋭い風のように赤に向かう]
/中/
展開とメモが合ってないよあんたら…(脱力)
いい感じに気が抜けましたが。
ていうか無茶苦茶腹痛くて文章が日本語崩壊警報発令中。
…いつものことですね、すみません。
[風から生まれた狼は風より早く万次郎の肩に喰らいつき、そのまま肉を千切り取る。鮮血を浴びながらやはり不満そうに肉を食み]
あぁ、夜斗、やっぱり美味しくないみたいだねぇ。
[夜斗の口から肉を一欠けら、千切り取り己の口へ放り込む]
別に、悪くないじゃない
[やはりけらけらと。ふわりと夜斗とともに飛び上がり、やや離れた所へ着地して]
ねぇ、面白い物を、見せてあげましょうか?
[開く掌にはいつもと違う、青い蛍火]
[研ぎ澄まされる空気]
[青鬼から零れ] [舞う煤の花]
[赤鬼の金色輝き] [揺れる鬼火]
[爪煌かせ] [赤鬼の声]
[藍へ向かうに] [紅い髪流れるか]
[見詰める碧と漆黒] [瞬きもせず]
[風切る音は燕の羽か。
甲高い音をさせ、赤鬼目掛けて飛んで行く]
っとぉ。
[1つ、掴めば墨になる。
2つ、掠めて緋が滲む。
爪を立てれば煤が飛ぶ。]
っははは、こりゃあいい絵師だあ。
[掻い潜っては尖らせた
爪を青へと目掛けて伸ばし―――]
メイと同じ火で、灼かれてみればいいかもねぇ。
[あの満開の桜を作り出した蛍火が、今度は蒼い炎となって揺らめいて]
熱いよ?死にたくても死ねないほど、とっても熱いよ。
メイがどんな風に死んだのか、見るだけじゃぁものたりないでしょう?
[脳裏過ぎるは藍の色]
[過ぎる]
[思い出す]
[重なる]
[ 蘇る ]
――空!
[駆け出す]
[何処とも知らぬ]
[捜すはひとつ]
[藍色袴]
…ぐ、………ッ。
[風の狼に刃など届きはしなかった。
右肩をだらりと下げ、滴る血で白緑の柄が黒く染まってゆく]
なんの、これしき――――…。
[地を蹴って間合いを詰めるか。其の途端蛍火が現れて]
それは…―――!
[今でも鮮明に映る、業火のごとき逃れられぬ青い火を思い出し
動きは鈍く、思考も鈍く。ごくりと喉を鳴らして見つめ]
[蛍火を吹こうとした瞬間、目の端に写る人の影]
…!は…づき…さ…!
[がくん、と一瞬体制崩し、蛍火も消え]
あ…あぁ…!
[脳裏に一瞬、昨夜の出来事がよみがえり]
物足りない、ああ、物足りないとも…!
わっぱ、おぬしを討つまでは物足りないともな!!
もちろんその火に焼かれてやるつもりは無い。
覚悟せよ―――!
[血に濡れた片方の刃はからりと地に落ち。
左手に僅か右手を添えるのみで、緋色の柄を支え
蛍火をものともせず斬り込んでゆく]
[飛ぶ燕もろともせずに、残る一つが旋回する合間。
伸びる鋭い爪。ひらり尚も飛び退き、カラコロリ。
かわしきった心算でも
藍の浴衣裂き、胸元上がる墨飛沫]
かっかっか。
これは一筋縄ではいかぬ鬼よ。
[ゆらり、紙千切り、絵柄も見ずに咥えて吹く。
鬼めがけ走る狛犬2匹、背後より旋回終えて燕が1匹]
[空を翔る。駆ける]
空!そら!!
[帰らぬ藍色 その時が
間に合わなかった その時が]
[駆ける茶浴衣]
[薄紅単]
[重なる]
[蘇る]
[繰り返される]
[黒の浴衣] [ばさり舞い]
[三羽の燕] [風を切り紅へ飛ぶ]
[薔薇色の唇] [艶やかな笑みを湛え]
[一羽] [大きな手に握られ]
[一羽] [赤鬼に緋を滲ませ]
[一羽] [爪立てられ煤と成る]
[体制崩した刹那、万次郎に斬り込まれ、右の手から血が噴出し。
瞬間、夜斗が万次郎へ喰らいつき、その場に押し倒すも直に主人の前へかばうように]
あ…ぁ…
[がくがくと震え、立ち上がれず。
遥月を見つめる目は怯えを含み、腕はだらりと血を流して垂れ下がり]
[緋の色が飛ぶ。
手応え有りと感じたものの、黒の狼がすかさず動いて。
柄を持つ左手首を放さず
どう
と狼とともにそのまま倒れ込み。
手首からは血が ぱた ぱた と己の頬に落つる。
ぎら、と睨みつけ蹴りあげるように狼を退けようと試み。
この時点で既に息は上がり、緋色の柄を握る手も緩み始め
チャリン...
主の弱り方に比例し、双刀の輝きは失われた]
[赤鬼の鋭き爪] [藍へと伸び]
[下駄の音響かせ] [飛び退く青鬼]
[胸元より舞う] [墨の飛沫が迸るか]
[潤む碧] [甘い闇孕む漆黒]
[眇める双眸] [黒き蝶が面で舞う]
/中/
今気が付いた。
外見的には万次郎のが確実に近い。
…どっち行こう。どっちでもいけそうだよネ。
あ、さすがに[ ぴーーーー ]を過去に見てるのはアレか。
青司の方に行こうそうしよう。
ほおう、もうちぃとは深く行くと思ったがねえ!
[狛犬唸ればそちらをちらり
もうひとつは燕の羽音]
ははっ!
[漏れる笑いは歓喜の色で
足で踏みつけ尻尾を千切り、
もうひとつに叩きつけ
燕の滑空逸らして避けて]
ああ、やっぱり墨の味なんだぁなあ。
[地に落ちた緋色の柄を横目に
黒き狼と一進一退の攻防を――――]
あにじゃ…っ…あにじゃ。
我、はヒト……を、も喰えぬ 雑鬼で あった、の…か?
仇を 討、てぬ程…度の あやかし、であったの……、か。
[刀から出でた身。そこそこの堅さは持ち合わせているが
持久戦となるとどうなるのか。不安が過り、小さく弱音が零れた]
/中/
そんなメモで使い切るなーーーー!!!(爆笑)
なんだろうこの村。
すっげシリアスなのに何でこんなにメモ笑えるんだろ…w
[墨染め、身動ぎもせず見入る。]
[はらはらと降り頻る花の間に間に、緋と藍の色。]
[つばくらめ、緋の鬼の膚に燃ゆる髪と同じ色引くも、]
[烏羽玉の眸瞬かず。]
[遥月への怯えを隠し、右腕を押さえながらゆるりと万次郎の前へ立ち]
…刀の、妖精…?
お前、そろそろ殺してやろうか…?どう殺してほしい?
[己の目の色に生気は無く]
[呼気荒く、狼の重みを退けようとするだけで手一杯の己に
ゆらり近づく影。変わらず強い瞳で睨みつけ]
死ぬものか…、我が死ぬものかッ!
死ぬのは、わっぱ、お前だ―――!
わっぱ、お前を此の手に掛けて、そして我は…生き、る…のだッ!
[叫びにも似て。見おろす瞳に生気が無いと分かると、狼を撥ね除けようと渾身の力を込めた]
[燕はついと己の隣滑り抜け]
墨喰ろうては腹ぁ壊すぞ。かっかっか。
[笑えば、裂かれた傷より墨は脈打ち毀れる。
墨色染まって毀れれば、腰元の帳面濡らして絵潰す。
三度目、破る紙。
咥えて拭けど黒き蝶は飛ばずに落ちて。
――舌打ちひとつ。
胸より毀れる墨に手あて伝い絡めて
燕旋回すれば、己も地を蹴り赤へと向かう]
ああ、愉しいなあ相棒よ。
刹那も何も、あれとの約束すら忘れてしまう程愉しいなぁ!
[赤の身体に直接墨を刻もうと隻腕伸ばす]
[不安と嫌悪が入り乱れる司棋の視線を背中に感じ、遥月はゆるりと振り向いた。]
司棋様………
[空気を切り裂く様に、言葉を放つ。]
これから司棋様がご覧になる光景は、まさしくわたくしの「因果」其のもの……。わたくしの「愛」にかけられた、残酷な「定め」をお見せしましょう……
嗚呼、貴方様を欲してなお何ひとつ「真実」を語れぬわたくしを、貴方様は軽蔑するでしょう。そして、それこそがわたくしの身に降り注ぐ「呪い」の正体……!
[唇を震わせ、声を振り絞る。]
……今から起こることは、貴方様との「其れ」とは……
[言い掛けて、踵を返す。
白いうなじが月夜に照らされ、襟足で揃えられた後ろ髪は微かな風にそよぐ。]
[――そして遥月は、万次郎に対峙した。]
[駆ける二匹の狛犬] [戻る燕]
[赤鬼] [歓喜の笑みを洩らすか]
[一匹] [踏み潰し] [一匹] [叩き付け]
[燕はまた] [空を切る]
[青鬼は墨の味と赤鬼が謂う]
[長い睫毛震わせ] [傘の柄握り直す]
[気ばかり逸る]
[見付からない 見付けられない
あの時と何も変わらない]
[あの時と違うのは
己が身が失われていることだけ]
[捜すのは 求むるのは]
空 ――― !!
[今は亡き 人の姿]
[もとより生気も何もない虚ろな抜け殻、夜斗も当然同じくで。手負いとはいえ渾身の力を込められれば流石に跳ね飛ばされ]
〜っ!
[跳ね飛ばされた夜斗が己へ当たり、逆に倒れる側となり]
大丈夫さあ、
俺ぁ悪食だから慣れてるさあ。
[墨のにおいが立ち込める。
それはどこか清廉だ。
黒く墨で描かれた蝶は飛ばずに落ちて行く。
笑う、笑う、鬼が笑う。]
はっははは!
愉しいなあ、愉しいぜえ相棒。
本当にいい夜だあ!
[向かう青を迎え撃つ。
喰いちぎろうか引き裂くか。
隻腕伸ばされ夜の色、墨の残滓が掠めるか。]
[青鬼の胸元] [零れる墨伝い]
[喚ばれし蝶] [飛ばずに落ちる]
[戻る燕と共] [赤鬼に向い地を蹴る]
[青鬼約束忘れる程楽しいと謂う]
[応える赤鬼愉しいと笑う] [笑う]
[薔薇色の唇] [浮かぶ笑み三日月に]
[ようやっとの思いで、黒き狼を退けて
ゆらり
立ち上がる。右肩からは血が未だ溢れ。左の手首は使い物にならず]
其方、遥月。
……かばうのか。ヒトを。狩るモノを―――。
なんと、おちぶれたあやかしよ…!!
[出血に伴い立っているのもやっとか。
遥月に気圧され、司棋ではないが後ずさりはじめ]
ッ…。
[空間把握を怠った故の己の失敗は、すぐ背が木立であったこと。
幹と背の間はもう無い。
逃げる場を失い、憎しみあらわにする事で相手を近づけさせまいと]
[背後では、司棋が地面に叩き付けられる音。
其の音に振り向かずして、遥月は紅の視線を侍へと向けている。一歩、また一歩と……丸腰の男は剣士に近付き、やがて息も掛かる程、距離を詰めた。]
……万次郎様、ごきげんうるわしゅう。
[深い紅と月光とが混ざり合う瞳で、万次郎を見つめている。]
書生 ハーヴェイは時間を進めたいらしい。
[逸る 逸る 気持ちばかりが――]
[ゆぅらり]
[遠くで薄紅揺れる]
[緑の内でゆぅらり揺れる]
[己を呼ぶかの如くに]
[弾かれるように薄紅に駆ける]
[あの時と全く変わらずに]
…挨拶などよい。
っ、そ。其方…問いに答えよ。
[こちらが動けぬ間、呼気触れる距離で挨拶の真似事に
低く唸るように威嚇した]
なに、を……する気、だ?
この…裏切り者が。
[低めた声で云い。紅の瞳をキッと睨みつける]
[迎え撃つ赤鬼の腕、燕が抜けて赤はぜる。
伸ばした隻腕赤鬼の腕つかめども、
勢い止まらず己が身体に深く突き刺さるか]
――――っあああ!!
[膝折りそれでも腕抜けぬ。
掴んだ腕からぽたりぬるり、伝い混じる赤と黒。
じわりと墨色赤の腕を侵して、刻まれる]
[先に散るどちらの色か]
ああ…、喰よ。
お前と己、またいつか何処かで巡らば
酒呑み合って散って千切り合えども相棒が良いわ。
[墨濡れ青鬼、くつりと笑んで。
言の葉紡ごうと口開き――]
[月照らし桜舞う戦場に。
辿り着いたはその瞬間(とき)だった]
[藍に突き立つ赤の腕]
[藍に突き立つ赤の刃]
[重なる]
[蘇る]
[ あの時に戻る ]
――あ、 …あ……
[途切れる声は次第に高く]
[唸る万次郎を見て、遥月は妖しい笑みを浮かべる。]
……ふふっ。
犬を嫌う万次郎様が、犬のごとく威嚇為さるのですか?
[両手をそっと万次郎の顔に当て、白い指先を下ろす。双のこめかみを走り、顎で二つの指先が出会い、再び離れて首筋を走る。]
嗚呼、この肌……いつぞや触れたこの感触が、忘れ難くて恋しくて……。
嗚呼、このまま、貴方様を食ろうてしまいたい……。
[至近距離で吐息を漏らし、万次郎に口付ける。]
ああああああああああああっ!!!
[上がる悲鳴は女人の如く]
[頽れし姿はゆぅらり揺らぎ]
[ばさり広がる茶の髪長く]
[纏う衣は薄紅単]
[はらりはらはら雫落とすは]
[身の丈四尺の小さき少女]
―――ッ…!!
[深く深く突き刺さる
墨刻まれた腕痛む
にいと笑みを浮かべると]
―――ああ、
俺も同じさあ、相棒。
お前と呑む酒ぁ旨かったぜえ。
また、呑もうさあ。
[掻き抱くようになお深く―――]
[ギッと音がしそうなほどにきつく遥月を睨みつけ]
我は犬を嫌うている訳ではない。
あのわっぱの存在が赦せぬ…―――!!
[――――ぞくり――――
触れてくる指先に戦慄を覚え、喉仏は上下した。
それでも抗う気概はあるようで黒い靄を発し
己もろとも月を包み込んで。
闇の中]
裏切り者め、何をするとい…―――う、ん――!?
[眼を見開き、何が起こったのか把握するのに暫し。
わずかに動く左の肘から上で相手の胸元を押し返そうと]
…ッ、……。
[遥月と万次郎、遠くで感じる紅い気蒼い気…
死気が漂うこの場所で、ぼんやりと脳裏に浮ぶのは
あの、皆で笑って酒を飲んでいた、あの夜。
翠と白の少女達に華をやり。
猫と喧嘩し、琥珀色の華の香に咽せ小さな紅い少女の音に少し頭痛を覚えても、楽しかった、筈]
…僕は…ヒト…ではこの体は誰の物…?
こんな体は、誰のもの?
これは夢?なら僕はどこにいるの…
目が覚めたら、また一人…?
わからない、一人じゃわからないよ…
手を差し伸べてもらったら、泣きそうになるのに
なんで僕はこんなに殺してるの…
[何やらとまた気がふれたように、焦点の合わぬ目で
遥月と万次郎を見つめながら、涙一筋、ふっと意識を手放して。夜斗は主人をただ守るように包み込む]
[燕は赤鬼に緋散らす]
[鋭き爪は青鬼深く突き刺す]
[身動がず] [瞬かず] [魅入る]
[赤と黒] [混じり伝い] [零れ]
[青鬼の胸に爪] [赤鬼の腕に墨]
[互いに笑んでまた酒を呑もうと謂う]
[深く、深く、体貫く赤鬼の腕]
は…ぜよ。
[口から毀れる墨と共に紡がれる言の葉。
赤の腕に刻まれた墨は内から肌を喰い破り
――けれども浅く、魂どころか腕を奪う力もなく
ただ皮膚裂き血飛沫上げるだけ]
あぁ――
届かぬ…か。
[墨の血濡れて赤の血濡れて、
墨吐き、藍の目光失せて。
それでもからり空仰ぎ笑う顔の清清しさよ]
[ぐちゃ、と狼に噛み付かれた傷が広がり
遥月の胸元に血の染みをつくる。
じわり じわり...
染みは徐々に大きくなり。
それにつれて、抵抗も徐々に薄れ
木の幹を背に凭れ。
憎しみの炎を燃やしていた瞳も虚ろになりかける]
………―――…―――。
[苦しげに眉を寄せたりと、抗う動きはあるものの
力なく、それに及ばず。]
[万次郎の唇を己の舌で掻き分け、彼の舌を無理やり絡ませ、その唾液を貪る。]
……っ、ふ……ふふ……っ……
[長い、長い、口付け。
唇の両端からは誰のものかと区別の付かぬ唾液が溢れ出し、だらりと零れ落ちる。
黒い闇の霧と、唇から肌から染みる生暖かい水蒸気を発し――]
……嗚呼、うぶな御方……
[遥月は半開きになった視線で万次郎を見やり、己の掌を万次郎の胸元にそっと這わせる。]
……想像どおりの、粗い感触……逞しくて、絞まった肌……。太陽を浴びぬ者なら、こうはなりますまい……
[その掌を、更に下へと。]
[零るる雫は薄紅濡らす。
伝いて落ちて裾をも濡らす]
[なれども夢幻の身に在らば
決して地には落ちられず]
空…っ、そら、そらぁ…っ!
[繰り返し 繰り返し]
[過去に喪いし人を呼ぶ]
[視界は過去に奪われて]
[今は何も見えぬまま]
[羽を休める揚羽蝶]
[一撫でしてから右手を抜いて]
[泉をあがれば水乾かして]
[カラリコロリ][下駄鳴らし]
[月を見上げて*風と歩む*]
[青鬼に深く刺さる]
[赤鬼の腕に緋が迸る]
[空仰ぎからり笑う青鬼]
[藍の双眸光失うも]
[其の面は清清しく]
[晴れ渡る空の様か]
[互い違いの双眸]
[瞬き] [すぃと眇め]
[くるうり] [番傘回す]
[ぼたぼたと緋色が黒と交わり落ちる。
爆ぜた残滓が煤たなびかせ
光を喪う藍の眼を
金の瞳を細めて見つめ]
―――また会おうさあ。相棒。
[ざぐり、と腕を引き抜いた。
ずたずたとなった其の腕の
痛みなど感じぬようで]
愉しかったぜえ。
[身体を支えた其のままに
笑みを浮かべて囁いた]
ふ、……!!
[すでに月のペース。黒い靄も月を包み込む事しか出来ず
抗う事には及ばない]
な、ッなにを――――!!!
[叫んだのが最期、月のなすがまま黒い靄は*消え失せて*]
[赤鬼の言葉届くかうすら笑んで]
[するり、墨濡れの手は、何かを描きかけて]
[抜かれた腕、噴き上がる墨色、赤を汚して。
舞う様は霞のようか、描きかけた手はそのまま落ちて。
赤鬼に凭れそれきり動くことは無い。
燕はついと孤を描き、
月光に はらはら ひらひらり
*崩れて解けた煤の花*]
冒険家 ナサニエルは時間を進めたいらしい。
お尋ね者 クインジーは時間を進めたいらしい。
[赤鬼の言の葉] [青鬼薄ら笑み]
[墨濡れの手] [描き掛けに落ちて]
[月夜に舞う燕] [煤の華と成り散る]
ぶっちゃけて言おう。
モーシワケナイのだが、たおやか受けモエがないのであのように淡白な返答となった。その事をお詫びする。
しかしRPはまた別物。
ニヨるでござるよwww
[地に降り立ち] [くるうり] [番傘回し]
[赤と黒に濡れた赤鬼] [見詰め] [ニィと笑み]
お疲れさンだヨゥ。
[血の気を失った故か否か、万次郎の身体はズルリと崩れ落ちた。]
………ふふ。
嗚呼……いい眺め。
[万次郎の袴を結ぶ紐に手を掛け、その中に白い指を滑り込ませる。]
万次郎様、貴方様が女人と添い寝た記憶については問いませぬが……稚児遊びは初めてでしょう?ならばわたくしの為すがままに……。男の手管で喰い尽くされるのも、悪くないものやもしれませぬ……
[指先は万次郎の中に入り込み、その肉棒を取り出した。紅の唇、その奥から出る舌で舐め回す。]
……呼吸が、荒い……
嗚呼、万次郎様……わたくしが憎たらしいと言わんばかりのその瞳……
わたくしが男だから?
わたくしが裏切り者だから?
……其の目をしながら、この態は……ふふっ……
[指先に絡む液体を、舌で舐め、転がす。]
嗚呼、喰児の勝ちさァ。
おめでとうとでも謂おうかィ。
[しゃなりしゃなり] [赤鬼へと歩み寄り] [小首傾げ]
茄子の兄さんの目玉ひとつ貰って好いかえ?
なンなら甘露な魂もお呉れかえ?
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