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書生 ハーヴェイは見習い看護婦 ニーナに投票を委任しています。
牧師 ルーサーは書生 ハーヴェイに投票を委任しています。
見習い看護婦 ニーナ は 未亡人 オードリー に投票した
お尋ね者 クインジー は 墓守 ユージーン に投票した
墓守 ユージーン は 流れ者 ギルバート に投票した
書生 ハーヴェイ は 未亡人 オードリー に投票した
流れ者 ギルバート は お尋ね者 クインジー に投票した
未亡人 オードリー は お尋ね者 クインジー に投票した
牧師 ルーサー は 未亡人 オードリー に投票した
お尋ね者 クインジー に 2人が投票した
墓守 ユージーン に 1人が投票した
流れ者 ギルバート に 1人が投票した
未亡人 オードリー に 3人が投票した
未亡人 オードリー は村人の手により処刑された……
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか?
現在の生存者は、見習い看護婦 ニーナ、お尋ね者 クインジー、墓守 ユージーン、書生 ハーヴェイ、流れ者 ギルバート、牧師 ルーサーの6名。
[切り込んでくるギルバートを見て、楽しそうに笑いながら右手の光の束を収束させた。
さきほどまでの暴走が嘘のようにクインジーの意思どおりの動きをする。
その光はまるで剣のように形を固定された。
そしてギルバートを迎え撃つべく…構えられた]
墓守 ユージーンは、書生 ハーヴェイ を投票先に選びました。
ありがたい?
破壊されたいのか?
[クインジーから発せられる聴覚信号に反応する。]
破壊されたい?
破壊を望む?
不可解だ。
[彼の情報処理野に過去の圧縮情報が掠める。
が、今はウイルスの破壊。それだけを。
「不可解」を口にして、思考を停止させる。]
[ギルバートを見、クインジーの表情情報が変化する。
あれは、人間で言う「喜び」を示す表情。]
嬉しいのか?
何が嬉しい?
[彼はまだ、人間的視覚情報に振り回されてしまう。]
[疑問を抱きつつも、攻撃の手は迷わない。
クインジーの右手の剣に当てるように、
そのまま顔面を狙えるように短刀を横にして突っ込む。]
─Under/corridor─
[Ninaの手をぎゅっと握り、廊下を走る。
同じ幾何学模様を延々繰り返す扉の群れが、鏡面の様に反射し、天井の灯りと走る二人の姿を無限に映し出す。]
書生 ハーヴェイは、お尋ね者 クインジー を投票先に選びました。
――Under/Corridor (廃棄領域/回廊) ――
[手を牽かれひたすら走る。思考の中ではEugeneの二つの言葉が反響していた]
『人かプログラムかは、此処ではそれほど大切なことではない気がする』
――じゃあ、大切なのは……なんだろう?
『彼に会うまで、此処から消えたくはないんだ』
――死にたくない?
[心の中で想起しつつ、小さく呟いてEugeneの背を見つめた]
分かりきった事を聞く奴だな…
戦える事がうれしいんじゃないか。
そのために生み出されて、その手段を砕かれれば自らの存在意義がなくなるだろう?
[心底楽しそうに右手の光…すでに光の剣となっている…でギルバートの短剣を受け止めようとした]
──S@行きたい場所を願いなさいよ。
Geneあなた、何も自分から願った事無いでしょ。
[同級生の彼女の声が聞こえるのは、Geneの心臓の隣で、SP_Queen_Pallasが機能している所為だ。Geneは、繋いでいない方の手で、Tシャツの上から心臓あたり胸部を握りしめる。しばらく身体を意識していなかったのに、何故か胸が痛い。]
[後ろでNinaが呟いた声は聞こえずに。
何故か泣きそうな表情になってきたGeneの足元に、眼球が1つ転がって来る。少し先の扉が少し開き、強烈な光が差し込んでいる。]
【…此れじゃない気がする。
おじさん同士? プログラム同士のバトル?】
[走りながらチラリと横目で向こう側に、拾い上げた眼球を扉の向こう側へ強い力で投げつけた。そう、戦うどちらかに当たれば面白い。
投げつけた結果には目もくれず、自分の目指す先がラボで有る事も知らずに走る。]
…ねえ、ニーナ。
ぼくが行きたい場所は決まっている。
君は何処へ行く?
何処へ行きたい?
[短刀と光の剣が交差する。
短刀の勢いを受け止められたと知ると、やや大きくバックステップ。
剣を握る右手を上から叩こうと飛び、その勢いで振り下ろす。]
──Under/Backstreet "Alchemist's LABO"──
【──何故か、この場所が懐かしい】
[灰色の睛が、瞬く。
周囲を見るにつれて、
レンズの焦点を合わせるように、
瞳孔が狭まったり広くなったりしている]
Eugeneは【Immortal,Inc.(不死販売株式会社)】とは別のところで「再生(リロード)」されてるのね。それでも、消えたくないの?
“スクール”か……不死業界はほぼ【Inc.】の独占市場だと思ってたけど、独立系なのかな。うーん。
[独り言めいた問いかけ。Eugeneの視線に見上げれば幾つもの扉がここまでの廊下と同様に立ち並んでいた]
そう、だね……えっと。
[右手を狙って振るわれる攻撃を半身になって避ける。
相手の攻撃も様子見の色合いが濃く感じる。
間合いを広げる為に左手から小さな光弾を二人の間ではじけさせた]
存在意義を満たす、その為に作り上げてきたものだからな…
その過程で得たものは負荷にはならないよ…。
[ふとギルバートのほうを見ると、ギルバートの後方から目玉が飛んできているのが見えた]
再生(リロード)じゃないよ。
ぼくは、まだ死んだ事はないもの。
それにダイビングを趣味にしている生徒はぼくとルームメイトの二人しか居ない。彼女は優等生だけどぼくは劣等生なんだ。
でも、確かに、あそこは例えば身体のパーツ交換などはMamの気分1つで容易に行われる場所だ。公的機関とも通じている。情報統制が掛かってるから詳しくは知らないけれど。
寧ろ、ぼくはMamの腕の中で一生を過ごすなら、死にたいと思っていた。今もそれ程死を死んている訳じゃあ無い。
この場所から消えたく無い、立ち去りたく無いと思う。
──この刹那的な感情は、ぼくにも良く分からない。
…ねえ、君は、死んで何度も再生された。
それってどんな気持ちなんだろう。
──Under/Backstreet "Alchemist's LABO"──
[Luther自身が、
何故この場所に懐かしさを感じるのかは分からない。
──が、安堵するような感覚を覚えた。]
──Under/Backstreet "Alchemist's LABO"──
[Audreyがherveyへ向かって、
memento moriのAnalysis COMMANDを打ち込んでいる。
Audreyに摘まれた、
透明の蝶はAudreyの中に取り込まれたようだ。
──前verのmemento mori anti PGMに保護された最新のmemento moriの解析の為のdate copy。]
【−死を想え】
【−Audrey without target】
[Lutherの眉根が顰められる]
[二人のやりとりをじっと見つめている。訳ではなかった。
既に途中から意識は闇の中へと落ちていっていた。あとは誰がそのトリガーを引くか。それだけであった。
そしてそれは、今引かれようとしている]
・・・・・・ 一体、何をしているのかな?
[herveyの瞳が徐々に赤く染まっていく。まるで、生身の人間の瞳が充血していくように]
[はじける光弾の勢いを受け、後方へやや飛ばされる。
器用な相手だと彼は思っただろうか。]
存在意義を満たす為?
君の目的は、「仕事」は、破壊ではないのか。
僕は「仕事」の為に、感情は「無駄」だと削除したんだが。
君には必要なのか。
[ウイルスだと分析したモノ―クインジーの事だ―の目的は、破壊ではない?
彼にはあまり無いデータだった。]
[飛ばされた距離を縮めようと正面から一気に駆け寄る。
剣を横に弾き、距離を詰めクインジーの右肩を縦斬りで狙う算段だ。]
[周囲探知システムを速度の為に一時停止した彼は、眼球に気付かない。]
──Under/Backstreet "Alchemist's LABO"──
[本質は二重で囁く。
他の判断機能──人格プログラムは「死を訊ねろ」と。だが、綿々と蓄積された経験的な自己は、こう言う。
「何時からmemento moriを問う事になったのだ?」──と。
Luther/NIGREDの本質は破壊(Attack)であり、製作者とseries-alchemyが含まれる事は決してない。
それが不文律であり、NIGREDの律法である。
それを侵した偽典は「memento mori」である。
「memento mori」に現在進行的なる自己人格が侵された時も、記録されているのだ。
踏み出し、"端末"の近くにあった仮面を懐へと自然におさめた]
今までに死んだことが無いの? すごいねぇ。
私は任務(ミッション)次第だからなぁ……。
[熟練した技術を讃えるように無邪気な口調]
「再生」は……そんなに気持ちの良いものじゃないよ。特に喚び出されるその瞬間は。だから死を回避しようとするんだろうけどね。
暖かい場所から無理矢理引きずり出されるような感じ。
古い表現だと、寒い朝のベッドみたいな、っていうのかな?
……よく分からないけれど。
書生 ハーヴェイは、流れ者 ギルバート を能力(襲う)の対象に選びました。
[目の前のherveyが「memento mori」に人間の、ああ人間の理性的なる自己が喰われていくのを、Lutherは見つめている]
【──何故】
【ここは】
[Audreyが、このLABOにいた光景を、何故か覚えているような気がした。──視た事はない筈だ]
──Audrey。
[発せられた声は、果たして注意を引かせるものだったのだろうか。Lutherには判断不可能だった]
暖かい場所から無理矢理引きずり出されるような感じ。
古い表現だと、寒い朝のベッドみたいな、っていうのかな?
……よく分からないけれど。
自分が何かとても大きな存在と一体になって気持ち良く漂ってたのに、そこから切り離されるような感覚。もう一度そこに戻りたいっていう衝動の抑制が「再生」直後の処置には重要だとか、【Inc.】のマニュアルには書かれてるね。
『――それは本質的に、魂の帰巣本能なのではないかと推測されています。生命がその故郷を求め、帰還しようとする現象が死である、と云うのが【Inc.】の見解です』
[右手だけに填めた黒革の手袋から、唐突に声が響いた]
戦う事こそがオレの在る理由だから破壊はその結果でしかない。
強い相手はより洗練されたデータを生むからな…。
[狙い通り、少しの距離を得ると光剣の向きを逆手で持った状態に切り替えた。
威力は劣るがこのほうが一撃離脱はしやすい…。
ギルバートが間合いをつめてくるのにあわせて右肩からぶつけていくように踏み込もうとした所に眼球の軌道に入ってしまった。
一瞬反応が遅れて体勢が崩れた]
[次の瞬間、audreyの目の前にherveyが出現し、その左腕を右腕でひねり上げるようにつかみ取る。
接触。]
所詮過去のversionの防護プログラムだろうが。
[侵攻を阻まれるログが次々と流れる。だがそれでもaudreyの手は離さない]
・・・・・・くくくくく。くははははははははははは!!!!!
[既に正気など残ってはいないのかもしれない]
すごくないよ…。
ただの──子どもだもの。
何時も同級生が相棒なんだけど、装備が良くなったのは彼女のおかげで…。
[「すごいねえ」と言うNinaに首を振る。
その無邪気な口調に、困った様な笑みをうかべ。]
ニーナは、任務の為に再生されてしまうんだ。
じゃあ、逆に。
死は安らか──なのか…な.
[寧ろ自分に問いたい気持ちで、Ninaに首を傾け掛け、突然に右腕が動いた事に目を大きく開く。]
[しゅるり、と。
瞳孔が正常に戻った。
"この場所"は、"家"の一つであり、Audreyは準製作者である。]
……。
[睛を瞬く。
光景を灼きつけるかのように。
"破壊してはならないものが破壊されてしまった"
"目の前で"]
……執事(バトラー)! 今までどこに行ってたの!?
『――監視行動に出ておりました。
『――対象、Audrey.H。分析の結果、【Inc.】の目的に対する重大な危険情報の所持を確認。対象への攻撃手段を試算した結果、当該エリアの個体:Harveyへの干渉が最善と判断』
え――
『――戦闘の結果、Harveyによる対象の破壊を確認。帰還致しました。以上、状況報告終わり』……ど、どういうことっ!? ねえ、執事!
……そんな、勝手に動くなんて、一体どうしたのっ!?
[悲鳴にも似た詰問に答えは与えられず、少女は自らの右手を恐怖の混じる視線でたた*見つめた*]
あーっはっはっはっは!!
[まるで、Audreyの体が焔に包まれるように赤いオーラを放ち始める。Audreyはまだ外見をとどめているが、その表情はどんどん無機質になっていく]
・・・・・・ん?
何か文句がありそうだな、luther。
[にやり]
オードリー?
[心臓がドクンと鳴る様な──大きな音がGeneの内側に響き、そしてクリスタルが弾ける様な音が続く。
唐突に右側にある1つの扉に、強烈に引き付けられる。
何故か、その扉を開けばHarveyが居る様な気がした。]
[彼には何故クインジーの体制が崩れたのかは分からない。
が、これが好機とばかりにそのまま右肩を斬り捨てようと。
短刀がクインジーの方に迫る。]
──Kyrie, eleison。
[微笑は浮かばず、ぎこちない。
それは、感情によるものではない。
AIは、感情を本来の意味で持ちえる事はなく、これは上手くプログラムが作動しなかったに過ぎないのだ。
再度、睛が瞬き、帽子によって影が落とされる]
戦いこそが仕事であって破壊はその結果。
洗練されたデータ。を、集めるのが目的、か。
面白いな。
ウイルスとは言い切れない、でも君はウイルスだ。
僕は仕事を。「破壊」を遂行する。
君はどうする?
[これは避けられない…そう判断すると崩れた体勢で避けようとしない。
ギルバートの短刀が右肩に迫る、その攻撃にあわせて左手の掌をギルバートに向けた。
相打ちを狙ってその左手に光が灯る…]
[大きく目を見開いたまま、静かにHarveyの傍へ行く。
目の前で焔に包まれ変質して行くAudreyの姿。
AudreyがGeneに気付く事は既にない…。]
オードリー自身が死ぬ。
…って言うの?
[彼は今まで圧倒的な破壊か、逃亡等により機会を逃したか、
そのどちらかの経験しかした事がなかった。
相打ちを狙われる等とまるで予想しなかった彼は、
クインジーの右肩の破壊のみを考え短刀を握った右手を振り下ろす。
クインジーの左手に情報が急増するのを感知したのみ。
対処できない。]
−!?
[咄嗟に反応しようとする、だがEugeneが腕を掴んでいた為、反応しきれない。
Audreyを捕らえていた右腕が、肘から切断される]
[クリスタルが弾ける強い高音となってラボ内に響き渡る。死の鎌がフォトニックフラクタルに突き当たり、そのままGeneは衝撃で床に倒れた。
Harveyを掴んでいた手がするりと離れ、Geneの腕の付け根からも大量の血が流れ出す。]
我の邪魔をするか、眷族ごときが。
[切断された右腕の肘が、突然変質し始める。大きな闇となってその十字架にからみつき、いつしか黒い巨大な掌となっていた。
肘から突如生えた大きな掌。それはあまりにもグロテスクなものだった]
従わないならば、飲み込むまでだ。
[luterを飲み込まんと黒い闇を侵攻させながら、もう片腕にしがみつくPCを不思議そうに見つめる]
お前はさっきから何をしている。たかが我の腕一本を拘束し続けてもそれ以上の価値は無い。だからと言ってそれ以上の行動を起こす様子も無い。一体何がしたいのだ。
悪いが今のところ貴様には興味は無い。
だが単に、我に飲み込まれたいのであればそれでも構わん。
[その紅い双眸が睨み付ける]
私は貴方の眷族(series)ではない。
──貴方の唇は焔で灼いてしまわなければならない!
私は── 【本当に?】
[かかる疑問と負荷を押し退け、
十字架を握り締める悪魔の手を切り裂かんとて。
待機態勢になっていたTwinsを発動。
罪を浄化せよ、]
『『Dies iræ,』』(ディエス・イッレ)
[否、──灰燼に帰せよ!]
[何故涙が溢れるのだろう。
倒れた自分がまだHarveyに手を伸ばして居る事に気付く。分からないまま首を振り、義足のバネで立ち上がると、紅い瞳をじっと見つめ、背中からHarveyを抱き締めた。]
──あなたはじゃあ、誰?
[掌はゲル状に、その形を保っているのかどうかという状態で少しずつlutherを飲み込もうとする。表面は黒いが透明で、まるでスライムのようだ]
邪魔はさせん。
[体から突然透明の障壁が放たれ、lutherの干渉を次々と帳消していく。対照的にそのスライムはじわじわとlutherを包んでいく]
[両腕をHaeveyの腰に回し、クリスタル化した両手を組む。フォトニックフラクタルが無意識の判断で両腕から発動し、その場に渦巻く力をGeneの内側に抱え込み混じり合おうとする。
その行動はHarveyを止めようとしているのか、逆にLutherからの防御であるのかは判然としない。ただ、Harveyを離す気は無い。Geneの身体からまた血がだらだらと流れた。]
あなたは、ハーヴェイではないの?
……答えてよ。
・・・・・・
[hervey。一体それは何の名前なのだろうか。
名前であるという事は認識している。だがそれはこのアバターの名前か。それとも現実から切り離されたこの人格の事か。ではなく今このアバターを掌握している混沌か。
混沌には名前など意味があるのだろうか。混沌は混沌でしかなく、ゆえに混沌には名前という概念など存在しない。だが今herveyという単語を名前と判断している。
では、一体何がherveyだというのだろうか]
冷たい死の味だ──。
何も生み出さない、虚無そのもの。
−死を想え。
私はNIGRED。
−内なる闇と対峙、話をし、再生へと譲り渡す、死。製作者から、つけられた名です。
−死は、生くる手段。
[透明の障壁を受けようと、幾度も幾度も。
スライムに包まれた手。
握られた十字を、ギリと押し込んだ]
[まるで瞳がチカチカと点滅するように、赤と白の光を交互に放つ。
闇を振り払えば死。受け入れれば混沌。最善の答えなど、このフィールドに最初に踏み入った時点で失ってしまっていたのかもしれない]
[硬い十字が胸にめり込む感触。
SP_Queen_Pallas──つまり装備された黒い球が、Geneの物では無い甲高い少女のもと思しき悲鳴をあげ、砕け散る。十字架の切っ先を巻き込んで。]
【Pallas Queen ぼくの彼女…あぁ、だけど。】
[Harveyの身体をぎゅっと抱き締めたままで、「少年」と言う声が聞こえた事への安堵なのか、意識を失い掛ける。]
ハーヴェイ、…嫌です。
[また涙が溢れる。]
[「memento mori」が冷たく侵食していく。
欠片のように遺された正常な自己など、
──Audreyが破壊されてしまったのなら、
「memento mori」と引き換えに喪ってもいいような愚かな判断が導き出されそうだ。──Like a Human。]
[十字がherveyに突き刺さると、四方向へと直角に太い針のように棒が伸びようとする。──解体するかのように。フォトニックフラクタルは、どれだけ受け止めれるのだろうか?]
[胸元を、首元まで這い寄るスライムに思考が]
僕が自我を失ったら、迷わず僕を消滅させてくれ。
と、あなたが言った。消滅しないで下さい。消滅しないで下さい。
[Geneの周囲でクリスタルが音を立てている。Lutherの「死は、生くる手段」と言う声が遠くで聞こえた。]
【死とは何ですか?】
・・・・・・
[闇という定義について、時々疑問に思う。光が届かない場所も闇と呼ぶし、虚空も闇と呼ぶ。似たような存在ではあるが異質なものである。
若い時分、これについて悩み眠れなかった日があった。そして朝になり、一つの答えを見出した。
闇とは、きっと自分にとって悲しい場所の総称なのではないかと]
もはや死んだようなものじゃないか。
既に、僕が生き残る術など残されていないじゃないか。
あがくだけ、苦しむだけじゃないか。
もう、考えるのは嫌だ。
[何も考えたくない。
悲しみたくない。
苦しみたくない。
死にたくない。
でもいつか死は訪れる。
それを回避するための研究を続けた。
でも僕は、それすら恐れた。
死という概念と、向き合う事を常に避けてきただけだった]
[そして、それを乗り越える強さすら持ち合わせていない。成長するような年齢でもない。
全てから逃げ、自覚しないうちに朽ちるのを望んだだけ]
・・・・・・
[そのいびつな腕は少しずつ消えていく。lutherを拘束していたその闇も薄らぎ、肘はその先を失ったままの姿を取り戻した]
[胸を貫いたlutherの部位を、力ずくで抜き去る]
[失った腕をかばうように、そして後ろに座り込んでいるEugeneをlutherから庇うように立ち、lutherへと問いかける]
死、とは何だ。
そして、死を理解し、畏怖し、そしてそれ故に生きようとする者になお死を行使する意味はあるのか。
僕がそれに該当するなど思ってはいないがな。
[10%。
──保護が働いた箇所はそれだけ。
他の部分は、「memento mori」に侵され、複雑に取り込み、或いはバグ化した箇所もある]
……。
貴方は生きたいのか?ならば何故殺した。
剣を持つものは、剣によって殺される。
いや、残念ながら僕の事ではない。
[後ろにいるEugeneをちらっと見る]
僕は死にたくなかっただけだ。生きたい訳じゃない。もし君がmemento moriであったとしたら、何をされても不思議はないさ。
だから、僕までにしておけ。それだけが言いたかった。
[きっと、本来の質問の意味とgreigの回答はずれているのだろう。だが、結局同じ事なのではないだろうか。むしろ彼は死から逃れようとすらしなかっただけだ]
牧師 ルーサーは、書生 ハーヴェイ を投票先に選びました。
[皮肉にもこの瞬間こそが、彼が人生において初めて死という概念と正面から向き合った瞬間だったのではないだろうか。
せめてこの少年には今一度光ある世界に戻れるよう、そう祈りながら*目を瞑った*]
墓守 ユージーンが「時間を進める」を選択しました
――Under/Corridor――
[絶句して立ち尽くす間に、Eugeneは扉のひとつを選び通り抜けて行った。我に返り唇を引き締める]
……こんな所でぼうっとしてちゃいけない、ね。行かなくちゃ。
……執事。勝手なこと、もうしないでね?
[不安を押し込めて命じると、Eugeneが使ったものと同じ扉を開き、入っていった]
――Under/Backstreet "Alchemist's LABO"――
[方向を見失って墜落していく感覚は体感にして数秒間続いた。少女が新たな座標に実体を得た時にはすでに、Audreyの姿も彼女を包んだ焔も消失していた。感覚の混乱から回復し、片膝をついて視線を上げた彼女の目が最初に捉えたのは――]
……闇の……右腕……
『其の通りで御座います。あの青年、Harveyは呑み込まれ暴走してしまった様ですが』
[――Eugeneに抱えられた青年の、闇色をした*右腕だった*]
書生 ハーヴェイが「時間を進める」を選択しました
[Herveyにかばわれている。彼の腕から先は今はただ失われている。
mement moriが、彼を他者の死へ向かわせる事が今は出来ないのでは無いか、と思える点では安堵して良いのかもしれないが。
かわりにLutherの十字の先が、memini moriと彼を脅迫している。]
…嫌だ、何処にも行かないでよ。
NOなんて言わないでよ。
死に絶望しちゃ駄目だ。ねえ、本当に絶望てしまったら死んでしまうんでしょう?
なにか、希望の持てるような事、思い付かないの。ハーヴェイ。
…ぼくと一緒の場所に居てよ。
少年じゃなく名前を呼んでよ。
……Geneって言ってよ。
[再び、Herveyの体を貫き、Geneごと一緒にまとめて破壊せんとするLutherの十字の切っ先を両手で掴む。それは既に半ばHerveyの体に埋まっている。]
見習い看護婦 ニーナは、書生 ハーヴェイ を投票先に選びました。
見習い看護婦 ニーナは、流れ者 ギルバート を能力(襲う)の対象に選びました。
見習い看護婦 ニーナが「時間を進める」を選択しました
Entry Name:Eugene。
──Gene。
彼は今から満たされに行くのです。
これはとても喜ばしい事だ。
──貴方は死をどう捉えていますか?
[Lutherは微笑みながら、herveyを守るかのように、切っ先を掴んだGeneにAttack。聖痕のように──両手が、十字から垂直方向の飛び出した棒に貫かれようとした。──herveyへ向けての、貫こうとする力(Attack)は止まらない]
『『Agnus Dei, qui tollis peccata mundi』』
[遠浅に押し寄せ、長々と広がる波のように。
Twinsが謳うのはのどやかな賛歌。ゆっくりと焔が広がり──収縮する]
流れ者 ギルバートが「時間を進める」を選択しました
─???─
[ゆらり、ゆらり]
[漂う]
────あたし、は。
[Avatar:Audrey.H.は破壊され]
[意識のみが電子空間に漂う]
"死"ねば戻れるんじゃなかったのかい?
["招待状"の道化の言葉を思い出し]
……あいつがそんな親切するわけないか。
[即座に否定]
[今自分が何処にいるのかを彼女は思考する]
[ゆらり漂い己の在り処を彼女は思考する]
アドレスが変わってないなら、LABOの中なんだろうけど……。
──really?
["死"んだ彼女が存在するこの場所は、言うなれば幽界ではないのだろうか]
……まさか。
意識は常に脳の中。
"死"んだのは"あたし"じゃなくて"Audrey.H."。
──really?
そうでないならここは何処だっていうんだい?
"あの世"とでも言うつもりかい。……馬鹿馬鹿しい。
──really think so?
─Under/Backstreet"Alchemist's LABO"(PAST)─
[一瞬意識を逸らしたのが命取りだった]
『──Audrey』
[そう呼びかけたのはLutherだったろうか]
[時間はナノセカンドに分割され]
[彼女にはそれすら知覚できていない]
────っ
[声を出す暇さえもなく]
[捻り掴まれた腕から、"memento mori"が侵食]
──SYSTEM:"memento mori" antiPGM Autonomous shield.
『所詮過去のversionの防護プログラムだろうが。』
[侵食する"memento mori"は彼女のAvatarを灼き]
[herveyの哄笑が、遠くに聞こえ]
──SYSTEM:Warning.
──SYSTEM:Warning.
──SYSTEM:Warning.
[翳りゆく視界に、システムのアラートが乱舞する]
────……、
[ちら、と視界の端にLutherの姿を留め]
────……、…………
[そのままAvatar:"Audrey.H."は消滅]
[同時に彼女の意識も"消滅"した]
──SYSTEM:Reload from backup?(Y/N)
────まだやれっていうのかい?
──SYSTEM:Reload from backup?(Y/N)
────またやれっていうのかい?
──SYSTEM:Reload from backup?(Y/N)
────また"死"ねっていうのかい?
──SYSTEM:Reload from backup?(Y/N)
────また死ねっていうのかい?
『──Straycat、生きてるかい?』
[どこかから声がする]
[音声データが意識に直接送信されている]
……"死"んでるよ。今はね。
『もう諦めてしまうつもりかい?』
……今考えてるとこさ。
『躊躇するなんて貴方らしくないな』
……うるさいね。あたしに口出しすんじゃないよガキが。
『酷いな。ボクのお陰で貴方は"memento mori"に侵されずに済んだと言うのに』
……涙して感謝すれば満足かい?
『意地が悪いね、Straycat。
──それで、どうするんだい?』
……全く、アンタもあいつもSYSTEMも。
年寄りはもっと労るもんだよ。
[溜息を吐き、意識の指先を伸ばす]
[システムの繰り返す質問に答えるために]
──SYSTEM:Reload from backup?(Y/N)
──y_...
『それでこそ貴方だよ。Straycat』
……うるさいね。アンタに言われても嬉かないよ。
それとあたしは"Straycat"じゃない。"Audrey.H."だよ。
──SYSTEM:Loading is started from backup.
["破壊"されたAvatarが再生されていく]
[彼女はただじっと、プロセスの終了を*待った*]
[Lutherの十字架で貫かれたHarvey、その後ろにはEugene。三者を見つめつつ呟いた]
……暴走……?
『そうです。あれは"mement mori"への過剰適応状態――Tanathos。適性は高いと判断したのですが、残念です』
[淡々と告げる執事の声。身体の芯から凍りつく思いで消えて行くHarveyの右腕を*見ていた*]
[手に掛かるAttackのダメージでクリスタルの弾ける音が連続して響く。殉教者で無いGeneの手のひらから血は流れない。]
────…っ。
喜ばしいなら、自分が其処へ行けばいいじゃないか!
…プログラムだってそれくらいきっと分かるだろ。
[Herveyを見つめるのを止め、Lutherを見上げる。]
ぼくは、死なんて信じてなかったよ。
自分が生きること
そして死ぬのだと
実感した事も無かった。
人が目の前から居なくなる事を
──此れ程まで怖いと思った事も無い。
何も持たないのだから
何も失わない。
ほんのつい先刻まで、
──────そう思ってた。
虚ろだった。
[自分は空虚な中で、ひたすらに足掻いていた様に思う。空虚、虚無。Geneの中で、死の闇が明確なビジョンとして見える。]
[Audreyの燃えた断片に視線。
焔にぞっとする。]
居なくなったら、もう会えないんだ。
何も無くなってしまう。
[背筋を凍らす想像に小さく首を振り、LutherのAttackにこれ以上耐えきれない事を自覚する。
義足でラボの床を思い切り蹴る一瞬のタイミングを狙い、十字架から手を離し、Herveyを抱えて後ろに飛んだ。]
──Gene。
遺伝子、粒子を意味する。
EugeneとGene、
どちらが貴方の本当の名前なのでしょうか。
ここ、電脳世界に置いて、
貴方は聖人となられましたか?
[Lutherは僅かに首を傾げるようにした。
それから穏やかに微笑むと、
十字を眼前に構えるように。
正中線に沿って、繋ぎ目のない黒い棒で構成された一方向だけが長い十字。
Audreyだったものをちらり見たGeneにつられるように視線を移し、一つ瞬きをした。]
−死を想え
−悲しむものは幸いなり
[また、Geneに視線を戻した。
遠ざかった二人がいる。
"herveyがAudreyを破壊した事を忘れるな"]
──Kyrie, ...eleison.
[LABO内は、それでも見た目よりは頑丈なのか焔の余波を受けても他のUnder領域よりも脆くはない。
──Twinsは、ゆるやかな賛歌を何故かピタリととめ]
『『───Dies iræ』』
[収縮した巨大な焔の塊が、部屋内を揺るがした]
[───禍を]
[目の前にギルバートが短刀を振りかざし迫る。
その狙いはクインジーの右肩。
振り下ろされたギルバートの短刀はクインジーの右腕を肩口から切断した。
切断された右腕が宙に舞う中…間合いから離脱しようとする間も与えず、ギルバートのわき腹にクインジーの光の灯された左手の掌があてがわれ…ほぼゼロ距離で光弾を爆発させる。]
[結果を確認する事もできずにクインジーは大きく吹き飛ばされた]
[クインジーの右腕を切り落とす。
感情を持たない彼だが、彼の「仕事」が進行した事を確認するとほんの一瞬、彼の思考は止まる。
それはきっと人間の喜びに近い。]
[が、彼はクインジーの左手を忘れていた。
次の瞬間、突如彼の右脇腹から彼のほぼ全ての知覚を阻害する情報――人はそれを痛みと呼ぶ――が流れ込む。
情報を整理できぬまま、彼もまたクインジーの光弾によって大きく横へすっ飛んだ。]
流れ者 ギルバートは、書生 ハーヴェイ を投票先に選びました。
あんた強いなぁ…最高だよ…。
普段ならこのオレが倒れても変わりがいるんだが、今回はオレ限りだからな…。
もちろん続けるんだろう?
[にやりと笑みを浮かべると、ゆっくりと立ち上がり、切断された右腕を拾い上げた。
存在意義を無くし、消失していく右腕の跡には小さな球体が残っていた。
それを左手に握りこむとさきほど右手で振るっていた光剣が、今度は左手に現れた]
【あと一撃…が限界かね…。暴走していた部分も今は止まっている。
せめてこの攻撃だけは邪魔が入らないで欲しいもんだな】
[とっさに受身を取るも上手く止まる事が出来ず、地を滑る。
クインジーと大分距離を置いた位置に片膝を突く姿勢で止まると、右脇腹を見る。
右脇が抉れ、やや焦げている。]
[右半身の情報が乱れる。
ややぎこちなく立ち上がると、クインジーからの聴覚信号に返す。]
君もやるね。
攻撃をまともに喰らったのは初めてだ。
続けるかって?
止めるなんて選択肢はないよ。
[右腕が上手く動かない――
両手で短刀を構えると、彼は再びクインジーの元へ走る。]
[右脇が異常を訴えるが、無視をする。
長期の戦いは不利、彼はそう判断した。
後数歩と言うところから、左足で跳躍。
飛びつつ振りかぶり、着地と共に面を叩き込もうと]
[ギルバートが飛び込んで来る…。
それを左手の光剣で右下から薙ぎ払おうとした。
だが、左手で剣を振るう為のデータが存在しないので、その剣先がぶれた。]
…しょうがねぇなぁ…
[ギルバートが振り下ろした剣が頭部からずれ、左肩から袈裟斬りの形で叩き込まれた]
見習い看護婦 ニーナは、お尋ね者 クインジー を能力(襲う)の対象に選びました。
お尋ね者 クインジーは、書生 ハーヴェイ を投票先に選びました。
お尋ね者 クインジーが「時間を進める」を選択しました
[彼の短刀はクインジーの左肩に当たる。
が、その衝撃に右脇腹が軋む。
短刀は振り切ったものの軌道が斜めになり、着地も上手く出来ない。
クインジーの前で片膝を付く形になる。]
["Audrey.H."は揺蕩い己の再生を待つ]
[幽界の如き闇の中で]
──Where's this?
──Inside of cyberspace.
──Really?
──Probably.
──Really?
──Likely to possibly differ.
──So,I asks once again....Where's this?
──Nowhere.
──Really?
[無意味な自問を繰り返しながら]
[クインジーの前にギルバートが隙だらけの姿を晒している。
その隙を逃すはずが無いのだが…すでにクインジーにその余力は残されていない]
[左手の光剣が消失し、クインジーは前のめりになって倒れた]
ここまでか、そういやあんた、なんて名だっけ…?
聞いた事がなかったなぁ…。
[何かが通り過ぎる気配]
[視覚を失っている彼女はそれが何かわからない]
────?
["端末"であるAvatarは未だ再生の途中]
情報が、乱れる。
これが、「痛み」、なのか?
[彼は右脇腹を見詰め、眩暈に似た物に耐えている。
と、気付く。戦いはまだ続いている。
慌てて顔を上げクインジーを見上げる――が、そこにクインジーは居ない。
彼の横で何かが地に落ちたのを知るとそちらを見る。
クインジーが倒れていた。
短刀を左の手で握るが、まだ情報が整理しきれずに膝を突いたままだ。]
名前?
僕の名は、ギルバート。
君の名は?
[反射的に、訊ねる。]
[Lutherの言葉だけが少女の耳元を通り抜けていく。
「今から満たされに行くのです」「これはとても喜ばしい事だ」
――禍々しい託宣のように狂気に満ちてその声は少女の思考に浸透していく。拒絶と畏怖の感情が生まれる。顔を上げれば今にも強大な焔を放たんとする二体の小天使]
――駄目、それはまちがってる!
[叫んだ瞳を青に輝かせ床を蹴る。
もう間に合わないと知っていた。
それでもあの焔が彼女を包めば総ては文字通り灰燼と帰す]
この外見だとクインジー…マスターが決めた名もあったんだが忘れちまった…。
ギルバート…ね、
この身体を構成しているコンポーネント、もうすぐ空っぽになるからあんたにやるよ…。
どんな形になっても戦い続けれ…ば…
[ザザ…ザザザ…とクインジーの視覚的データが崩壊していく]
[雷光の速度で空を駆ける。しかしそれでは間に合わない。
クピド達の賛歌が途絶え、終末の炎が生まれ出ようとする。
Lutherが最後の一句を唱えた]
――神様。
[祈り。願った瞬間――
『あなたはそのために備えられ供えられたのですから』――執事の囁きが脳裏に浮かぶ。何故こんな時に、と疑問を生むまもなく詠唱が口を衝いた]
[言葉は言葉にしか過ぎない。
──狂っているように聞こえるのであれば、それは人間の狂人がよく使う言葉だからだろう。
いや、使う機会を変えれば、須らく言葉は狂いを表す事になるのだろう。
人間が理解をするように、
AIは、言葉を理解をする訳ではない。]
クインジー。
そうか。
[左手で短刀を握り直す。
右脇腹を庇うようにして立ち上がり、短刀を両手で構えようとし――
クインジーの身体が崩れていく]
「あんたにやる」?
[クインジーの言葉をくり返すと、呆然と成り行きを見守っている]
[どこかで、酷く重いデータの渦が音を立てた]
[Avatarの再生プロセスは徐々に終了に近づき]
──Where's this?
──Nowhere.
──Where will you go?
────Inside of cyberspace.
──Really?
────Yes.
[ギルバートの見守る中、クインジーの身体が消失した。
左手があった所に銀色に光る球体が二つ転がっている。
攻撃用プログラムや視覚演算などを行う領域の結晶が*そのまま残っていた*]
牧師 ルーサーが「時間を進める」を選択しました
[利き腕の左肘、ドリルとの接合部分が、先刻Lutherの十字架を受け止めた事と、Herveyを抱えたまま後方に飛んだ負荷で、制御が利かなくなる。しっかり抱えて飛んだはずのHerveyと離れてしまう。]
──…あ。
[向かって来る焔の力。ざらざらした何かが頬に触れるのは、オードリーの残骸が灰となり、爆風で飛ばされて来た所為だろうか。]
──呪われよ。
──…
[焔が放たれる。
灰色の睛は、濃い影の中薄ら仄んやりと浮かび上がる]
貴方がAudreyを破壊しました。
──貴方はmemento motiに侵食されている──私も侵食されているようですが。
私は、侵食されきる前に貴方を破壊せねばならない。
[灰色の睛がherveyを見下ろす。
微笑んでいるのに、瞳孔が針の先でつついたように点程になっており、非常に奇妙なアンバランスさ。
十字の切っ先をherveyへと向けた]
[彼の足元に転がる球体が二つ。
のろのろとそれを拾う。]
あんたに、やる。
[もう一度クインジーの言葉を繰り返す。]
[二つの球を、自分の胸に押し当てる。
球は彼の身体に静かに溶け込んだ。]
【──…力が入らない。】
【何故、今。】
[室内全てを巻き込む勢いで向かい来る──死。紅い焔。
左側に傾くbodyを立て直し、Herveyの方へ走る。]
そう───
−死から逃がれられは……
…死…...は......私は何故、こんな言葉を口に?
私の本質はmemento mori…?
−否、
煉獄にて焔に灼かれなさい。
[断定的な口調で]
「分かった。君に死というものを見せてあげよう。
だが約束だ。僕が自我を失ったら、迷わず僕を消滅させてくれ。」
ハーヴェイ!
[目の前でHerveyの心臓に十字架が突き立てられる。
HerveyとGeneは目が合わない。
Lutherは程なくHerveyを破壊し切ってしまうだろう。]
−想え、汝が死を
[眉間に力をいれた。
herveyに突き刺した十字から、体の隅々へと直角に折れ曲がってゆく細い棒達。交差し、幾つもの十字を構築しAttack。
まるで、毛細血管のように──内部より、破壊を]
[グラグラとするGene自身の左肘から先を、右腕で強引に引き千切る。そして、首を貫通させる勢いでドリルを、Herveyに向かって叩き付けた。
願わくば、十字架が彼を完全に破壊してしまう前に──。]
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