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交易商 ベンジャミン は、突然死した。
流れ者 ギルバート は、書生 ハーヴェイ を占った。
次の日の朝、自警団長 アーヴァイン が無残な姿で発見された。
……そして、その日、村には新たなルールが付け加えられた。
見分けの付かない人狼を排するため、1日1人ずつ疑わしい者を処刑する。誰を処刑するかは全員の投票によって決める……
無辜の者も犠牲になるが、やむを得ない……
そして、人間と人狼の暗く静かな戦いが始まった。
現在の生存者は、書生 ハーヴェイ、冒険家 ナサニエル、修道女 ステラ、学生 ラッセル、流れ者 ギルバート、酒場の看板娘 ローズマリーの6名。
ベンジャミンさ〜ん(涙)
とうとう言葉をかわさずに…よよよ。
さて、今日は何を食べに行こうかな☆
GW中なんてやることもないから多分俺は雑誌の美味い店探すくらいしかやらんョ。
あ〜、寝よ寝よ。
しかし良く思ったんだけど仮にもエログロ薔薇ユリありの村にベンジャミンという素材が入ったのはひっじょ〜に珍しくないでしょうか?
少なくとも俺は初めて見たヨw
――客室――
[背筋を走る寒さに目が覚めた。辺りは僅かに明るさがあるが、未だ夜のよう静かだ。]
…んっ…いま…なんじ?
[昨夜はアーヴァインの食事と、同席した泊り客達と和やかな一時を過ごし、ベッドへと潜り込んでいた。
幸せな時間。こんな楽しい一時は何時以来だろう――
余韻に浸りながら時計を見ると、もうとっくに夜が明けている時間で。
ローズマリーはそろそろとベッドを抜け出しカーテンを開けて窓の外を伺う。
外は視界がほぼ利かないほど吹雪に見舞われていた――]
―昨夜 食堂―
[ハーヴェイののろけになってゆく話。
人狼の話題はあがったろうか。
しかしそんなこと、赤には関係なかった]
連れていってくれるの?
嬉しいな
[しばらくの時間がすぎてから、赤に届いた狩りのしらせ。
眠気もとんだ]
嬉しいな
彼? 誰だろう?
女の人がかなしみそうなのは、…ローズマリーさん?
だったら…
アーヴァインさん?
[思い返すように]
そうだ、アーヴァインさんを食べてしまうなら、宿代どうしようかな。
おいとこうかな?
[自分の袋に入る宝飾品を思い出して]
餞になるかな
[身支度を整え食堂へと向かうと、いつもなら燃え盛っている暖炉の火がとろ火のままなのに気付く。]
あら?今日はアーヴァインさんもお寝坊サンなのかしら…。薪が補充されていないわ?
[くすくすと笑みを零しながら呟き、ローズマリーは保管庫へと向かい薪を補充する。見ればロビーの暖炉も同じようにとろ火のままだ。]
――変ね…。今までこんな事…一度たりともなかったのに…。
[幾ら昨日遅くまで客との談笑に混じり、吹雪で眠りを誘われたとしても、あまりにも不自然のような気賀して、ローズマリーは変な胸騒ぎを覚える。]
もしかして具合でも悪くしたのかしら…。
[食堂とロビーの暖炉に薪を補充し、キッチンへと顔を覗かせても火の気配も、人の気配すら無い事に不審に思ったローズマリーは、肩に掛けたショールをきゅっと握り締めて、彼の部屋でもある管理人室へと向かった。]
――管理人室(アーヴァインの部屋)――
アーヴァインさん?ローズマリーです。おはようございます。お加減でも悪くしましたか?
[ドアを二つノックし、声を掛けて耳を澄ます。
しかし待てど一向に返事が返ってこない様子に、ローズマリーはますます不信感を募らせ、眉を顰める。]
アーヴァインさん?入りますよ?
[まさか声を出せない位に体調が優れないのか?
そんな不安を抱えながら女の白い手はドアノブに掛かり]
[カチャリ――]
[静かにドアを開いた。]
[部屋に足を踏み入れるなり感じた違和感に、何故か背筋に冷たいものが走る。
自然とショールを握る手は汗ばみ、喉が渇く。
と、鼻腔を掠める匂いに思わず顔を顰めてしまう。
何処かで嗅いだ事のあるような匂い。それは――]
アーヴァインさん?お加減が悪いのですか?
部屋が暗いのでカーテンを開けさせていただきますよ?
[何故か震えてしまう声で問いかけ、光を遮る厚いカーテンを開ける。
そしてゆっくりと振り返った先に広がる光景に――]
アーヴァイン…さっ……んっ…ぐっ…――
[何とか悲鳴だけは上げずに済んだのは、咄嗟に口許を押さえた掌のお陰か――]
[ローズマリーの目の前に広がる光景。
それは生前の姿とはまるでかけ離れた、無残に切り裂かれたアーヴァインその人だった。
鼻腔を掠めた匂いは、大量に流れ出たであろう血液の鉄臭――
その匂いに眩暈を起しながらも、女はすぐさま駆け寄り、辛うじて原型を留めているアーヴァインの身体にしがみ付く。]
あっ…あぁ……っ――アーヴァ…インさん…返事をして…?目を…開けて…?おはようって…言ってよ…。寝坊したみたいって…笑って…よ…
[目が閉じられていたのは、手を掛けたものの慈悲か――
恐怖で見開かれて居たであろう瞳は閉じられ、損傷の無い顔だけを見る限り、まるで眠っているように思えた。手に伝わる僅かな温もりも手伝って、まだ僅かながらに息があるように思えた。]
ねぇ…アーヴァインさん、この怪我…どうしたの?寝ぼけて傷つけちゃった…の?だったら大変…麓からお医者さんを呼ばないと…今日は…吹雪みたいだから到着するのに時間が掛かるから…誰かに――応急処置を…頼まないと…
[何処か虚ろな眼差しのままで呟き、立ち上がろうとする。
と、ずるりと滑り落ちる身体が床に横たわる。抵抗は無い。目に映る光景が物語る。
『もう、彼は助かる命では無いのだ』と。
それでもローズマリーは引き出しから清潔なタオルを取り出し、一番損傷の激しい腹部の傷へと宛がう。見る見るうちに変色していく様をぼんやりと眺めながら、手を離す事はしない。
それは【見て取れる状況から】の彼の死を認めたくない為からか。*それとも――*]
―昨夜―
[ウラルの愉しそうな様子に、まずはトントンと管理人室をノックする。
中から出てきたアーヴァイン。
いつものように笑って、赤は金のネックレスを取り出す。]
これで宿代の代わりになるかなぁ
[そんなもの必要はない、というようなアーヴァインに、そう?といいながら、赤はそれを袋に戻す。]
餞でもあったのに。
[それでも赤に、きちんとした狩の経験などない。
声ならぬ聲で、ウラルに]
…どうすればいいの?
[ささやいた。]
――自室→1F――
[...は寝返りを打ち天井を見つめ、昨日の事を思い出した。あの後、皆は一体何時まで居たのだろうか――と。
昨日、あんなに食べたのに決まり良く、お腹が鳴り仕方がなく下りて行く]
…困ったお腹ですね。
[苦笑しながら下に行くと昨日とは何処か違う異様な雰囲気に包まれていた。
微かに感じる臭い――。]
…一体何が?
[...は臭いが漂う方へ*向かうだろう*]
[結局夜は眠れないまま。
昨日の今日、ざらりとした感情を胸に隠し、そのまま下へ降りようと。
ふと、荷物に目をやると鞄の近くに落ちている腕時計。本を引っ張りだした時についでに落ちたのか]
……。
[時計を手にし、暫し考え込む風。時計はその間も変わらずに時を刻む。大事そうにまたしまいなおすと、今度こそ先に風呂を、と一階へ]
―部屋―
[あまり夜は眠れていなかったのだろうか。
赤は陽を浴びて、目を開ける。
右の硝子には何一つ浮かばず、左の目には何かを思い出すような色。
昨夜、いくつも問われた答えなど、返すこともなかった。
ステラの言葉を聞いたときに、一度、目を閉じたくらいか。
とても照れたようなハーヴェイに、その様子も飛んで、くすくすと笑いながら話を聞いていた。
やがて皆が別れてゆくころに、赤も部屋に戻ったのだった。]
…だから母さんもぼくを殺さなかったのかな。
きっと、とても憎く思っていたんだね。
[それでも自分は生きている。
ぺろり、口唇を舐める。
一瞬よぎった色は、決して誰にも見せることはないのだろう。
寝台から足だけを下ろす。右の包帯は、どうやら*つけかえたようだった*]
[一階。簡単に風呂を済ませると、それをまっていたかのように腹の虫が鳴り出す。
そういや昨日は晩飯も食べていなかった、と苦笑しながら食堂へ向かう]
マスター、いる…か…?
[人の気配も和やかな雰囲気も残さないがらんとした食堂。大きな違和感を覚えながら、あたりを見回す]
――1F(現在)――
嗚呼、芳しいこの香り。
[胸の高鳴りを感じ昨夜のご馳走の場に足を向ける]
ふふふ、聞こえてくる。
女の悲しみの声が。
あはははははは。
いいぞ、もっと嘆き悲しめ。
その声がさらにご馳走を美味しくさせるんだ。
[ウラルは奴らには聞こえぬ声で]
―部屋(現在)―
ウラル?
[足を床につけたまま、聲を投げる。
しかし、その言葉の内容の意味を、理解して]
あぁ。
昨夜は、美味しかったね
美味しかった
そっか、悲しむ人がいるから、美味しいんだ。
[ようやくわかったというように]
この匂い…は…?
[嗅ぎ覚えのある生臭さ。顔を顰め、不審に思いながらも、歩き回るようなことはせず]
…。
[無言のまま、食堂を*後に*]
――昨夜――
[ルーと共にアーヴァインを訪れる]
こんばんは、こんな時間にごめんなさい。
私も宿代を持って来たのですが…。
中に入っても宜しいかしら?
[アーヴァインはこれから起こる事も知らず快く真夜中の訪問者を招き入れる]
ありがとうございます。
[ルーが中に入ったのを確認するとウラルは静かにドアを閉め鍵を掛け――]
――客室――
[浅い眠りは強い風の音で破られ、ゆっくりと起き上がって窓の外を見る]
……うわ…酷い吹雪だな、これ……っ…寒っ……
[ブル、っと身を震わせて厚手の服に着替える。
いつもならとうに暖炉に火が入り、館内が温められているはずなのに]
具合でも悪いのかな、アーヴァインさん……だとしたら少しは手伝わないと。
[そういって階下へと下りていく]
――一階・ロビー→…――
[ロビーへと下りれば、暖炉の薪は補充されたばかりで、しかしそこに主の姿は無く]
どうしたんだろ、いつもは……あれ?
[ふと見遣る管理人室のドア。
そこが開いたままで]
どうしたんだろう…?
[妙な胸騒ぎ。
ひとつ大きく息をして、管理人室に向かう]
……アーヴァインさん?何か……
[言いかけて気付く、ある筈のない臭い。
呆然と座り込むローズマリーの姿。
そして目の前に
無残な肉槐へと姿を変えたアーヴァインの姿]
……う…ぐ……
[込み上げる物を何とか堪え、ローズマリーに声を掛ける]
……一体……何が……
[返事はない。それはそうだろう、彼女にもわからないに違いない]
みんなを…あぁ、それよりも麓に連絡をしないと…
[混乱。
ただ、助けを求めようと、外へ
だけど]
――屋外・吊り橋付近――
[外は先の見えないほどの吹雪。
ほんの僅かな距離を何度も転びそうになりながら辿り着いたその先、吊り橋の支柱
しかしそこには]
……う…そ、冗談だろ?橋が……
[古い吊り橋。
強風で煽られたか…誰かが落としたか
そこには既に吊り橋は無く。
落ちた橋の行方を谷底に追い
そこに、もう一つの命の残骸を見つける]
……ベンジャミン…さん?
嘘だろ?なんで…なんでこんな…
[助けを求めたか、それとも先を急いだか
吹雪に足をとられたか
生死の確認をする術はなく]
……戻らないと……
戻れない…ここからは出られない……
帰れ…ない……?
……セシリア……っ……
[最悪の可能性を思い、恋人の名を呼ぶ]
……いや、大丈夫だ。きっと、俺達が戻らなければ捜索が来る。
それまで、待てば良い……
でも
[あの、アーヴァインの惨状
誰が
何のために……?]
……もどら…ない、と……まだ、犯人が居るのなら……
みんなに、知らせないと……
[呆然と、起きた出来事だけを脳内で反芻して
ふらふらと、宿へと戻っていく]
―昨夜―
[鍵を閉める音に、アーヴァインが不審そうな顔をしたのは赤にも見えた。
ウラルを見る。
アーヴァインを見る。
赤は、にっこりと笑った。]
…かわいそうな、アーヴァインさん。
[愉しげな聲。]
ふふふ、ボクは貴方にはなーんの恨みはないのだけれど、あの料理だけでは物足りなくて…ねっ。
[振り向いたアーヴァインの口許を抑え、異様に伸びた爪で腹部を刺し―グググッとえぐる様に。その隙間から胃袋を刺激するような香りと共に真紅の滴りが。
程なくしてアーヴァインは崩れ落ちる]
さぁ、ルー。
食べようか?
ただ、全部食べちゃうと「彼女」がわからなくなってしまうからね。
[そう言うとウラルは紅い滴りに口を付ける。貪り求める*様に――*]
うん。
食べる。
[アーヴァインの驚きに、そしてその口元を押さえたウラルに。
うなずいて、赤もその体に近づく。]
全部食べないように、
ここらへんだけかな?
[にこっと笑って、においだけでも美味しそうなそこへと顔を近づける。
ぺろと、紅が口唇に移る。
小さな、やわらかい口唇が、色づいた。]
――→屋内・…――
[呆然としたまま屋内へと入り込み、再び管理人室へ。
未だ座り込んだままの彼女には、これ以上の事は言えずそのまま立ち去って]
……どうしたもんかな、これは……
[食料は?燃料は?
そして、アーヴァインを殺したのは?
混乱が収まらないまま、ロビーのソファに座り込む]
[一旦は部屋に戻ったものの、吹雪く外とそこにあるはずなのに見えないつり橋、尋常でない様子で宿に駆け込んでくるハーヴェイを見つけ、不審さは更に増す]
……。
[再度、一階へ]
[浮かんだ笑みはどこか、壊れた艶を感じさせるかもしれない。
しかし食餌に夢中なウラルは気づかなかったろう。
その胸元に手を伸ばす。
見開かれた目がちょうど、赤の目に映った。
なんだか嫌な気分になって、それを無理やり、片手で閉じさせる。
血のついていない手だったからか、その痕は残るわけがない。]
[客室へ入ればやはりただ事ではない様子のハーヴェイが。一度彼が管理人室をあけたせいか、血の匂いは更に強まり]
何か、あったのか?
[混乱した様子のハーヴェイを宥めるように、静かに問う]
[ラウルの食餌の様子を見ながら、自分もその爪で、胸元をひっかく。
まだこぼれてくる血に、嬉しそうに喉の奥で笑って。
ぺろぺろとそれを舐める。
腕の方にも手をずらすけれど、そこはあまりおいしくなくて。
こぼれてゆく紅はそのまま残して、口唇を
少し考えて、血を吹いた口唇に重ねた。]
[うつらない右の目は、動くこともなかった。
左の目は、次の場所に狙いをつける。
ラウルの食べている少し脇。
口唇を離したあと、顔は綺麗になっているけれど、それも見ずに。
むき出しになった肉に、思い切り、喰らいついた。
そして狂宴の終わり。
真っ赤に汚した指を舐め、口元をぬぐって。
右足の包帯が赤く濡れていることに気づいて、それを取る。
赤い、紅い、赫い――
部屋の中は、甘い。]
[声を掛けられて、一瞬体が跳ね。
それが友人の声と知ると顔を上げる]
…ギルバート…アーヴァインさんが死んだ。
殺された…酷い有様だ、あれは……切られたり、刺されたりじゃない…引き裂かれて……
……それと…橋が。
吊り橋が落ちてる。ここからは出られない。
あと、ベンジャミンさんが…崖から落ちて……
[ぽつぽつと、ただ見た事だけをギルバートに伝えていく]
――管理人室――
[タオルと共に自らの手が赤く染まっていくのを呆然と眺めていると、背後から聞こえる声。
しかし今の彼女には振り向くことすら出来ず、投げ掛けられた問い掛けにも的確な返事すら返せない。
麓へと連絡を取りに向かうハーヴェイの足音を耳にしながら彼を背で見送り――]
……自分ではなくわたしの心配をするなんて…優しすぎるわ…アーヴァインさん――
でもね、抱きしめてくれるならどうしてっ…目の前の身体に入ってくれないの?
――わたしの能力を使うなんて…卑怯よ……。
これじゃまるでっ…わたしは自分の力を持って……あなたの死を…嫌でも認めないといけないじゃないっ……
[漏れる嗚咽。認めざるを得ない事実に、ローズマリーはただ泣き崩れる。
次第に冷たくなっていく身体を強く強く抱きしめながら。今はただ、*最後の別れの余韻に浸っている*]
ねえ、ウラル。
お風呂、入らないと。
あんまり赤いと、殺されてしまうよ。
ぼくも包帯すてないと。
血だらけになっちゃった。
[拒まれなければ、足は丁寧にぬぐって、浴室へと向かうだろう。]
ベンジャミン?客の一人か?
俺はあったことないかもな。
この血の匂いは…マスターか。
引き裂かれていた…刺したのでも切ったのでもなく…。
この雪山、獣でもいるのか?
人の気配のある家に入り込み且つ人を殺せるだけの大きさの獣…。
しかもお約束でここからでられない、と。
…まぁこんな空間でお互いに疑心暗鬼になるのは否めないかもな。
[溜息を一つ。気配はあくまで落ち着いている]
――自室――
[目覚めても、昨日の夜から酷くなり始めていた吹雪は続いていた。
...はたとえ隙間から僅かに部屋へと冷たい空気が入って来ようと、外よりはずっとましだと宿に感謝する]
山の天気は変わりやすい…か。
外で雪だるま作ってるの見たり、おれ自身罠をかけに行ったのが嘘みたいだ。
こりゃどうやら、止むまでは宿に篭もりきりってことになるかなぁ…。
[窓に触れ、外を覗く。
――違和感]
…何てこった。
吊り橋がかかってない。
[部屋からも見えていた崖、そして吊り橋。
窓越しに目を凝らしてみれば、吹雪が吹き荒れている以上の違いが見て取れた。
慌てて階段を駆け下りる]
――ロビー――
ああ、二人ももう起きてたのか。
なあ見たか?
大変だぜ…!
吊り橋が落ちて……
[そこにはハーヴェイとギルバートの姿があり、しかしそのただならぬ雰囲気に言葉を止めた。
鼻で息をすると、妙な匂いにも気付く。
女がすすり泣くような声が聞こえるのは、気のせいなのだろうか]
……何だ、この匂い?
[落ち着いた様子の友人に此方も少し安心して]
うん、ここの常連さん。
ギルバートとは会ってなかったかも。
……俺も少ししか見てないけど…あれは人がやったんじゃない……
でも…この山にそんな獣が居るって言う話は聞いた事がないよ。
[ギルバートの語る言葉に、ふと思い当たる物……]
まさか……でも……そんな物、居る筈が……
疑心暗鬼……?この中に……?
[改めて管理人室の場所を聞き、そこを見れば血みどろのアーヴァインとそれを抱え放心しているローズマリー。濃い血の匂いとその無残さにもやや顔を顰めるがローズマリーに対しては落ち着いた声で]
…吹雪がやんだら…埋めてやろう。
何時までもそのまま抱きしめていても生き返る訳でもない。
若い女性が血まみれになってるのも気分がよくない。
気が済んだら…声をかけてくれ。手伝うよ。
[ぽん、と肩を叩き、アーヴァインへは僅かに黙祷を。無理に離そうとしなかったのは、その様子から2人の関係を見抜いたからか]
[大きな声で駆け込んでくるナサニエルに、苦しげな表情を向ける]
知ってる…橋が落ちてる。
……この臭いは…アーヴァインさんの……
彼は殺された……犯人はわからない。
―自室→1F―
[足を下ろしたそのままに、扉を開ける。
におい。
口元に何かのぼるも、それは音にはならなかった。
注意しながら、階段を下りてゆく。]
さぁな。
姿が見えないものに対して、目に見えるものを疑いたくなるのが人だ。
何かのせいにしないとどうしようもなくなってくるものさ。
今はまだ大丈夫だろう。ただもしこの後も犠牲者がでたら…わからん。
少なくともお前の身の潔白は俺が保証するけどな。
お前はそんなことを考え付くような人間じゃねぇよ。
―現在 1F―
本当においしかった。
へぇ。
それに、橋が落ちてるんだ。
……じゃあ、食べられるのかな。
もっと、おいしいの。
……殺された?
[その非現実的な響きに思わず笑ってしまいそうになるが、ハーヴェイの苦しげな表情を見ればそれが相応しくないとは分かる]
アーヴァインさんが?
犯人は分からない…って…
[ではこれは、血の匂いなのだろうか。
アーヴァインの親切げな微笑みを思い出す。
彼が殺されるようなことをしたとも、何か人の恨みを買っていたとも到底思えない]
一体いつ?
どうして…
…橋を落としたのは、その犯人なのか?
後を追われないように、落とした…?
[ギルバートが管理人室を見に行くのを目で追って、未だそのままでいたローズマリーを見つけ目を伏せる。
恐らく二人は…残してきた恋人を思い溜息をつく]
確かに…何かのせいにしてしまえば楽、だからね。
アーヴァインさんだけが目的なら……だけど
[その先に続いた言葉は、ありえないとは言えずに。
だけどその先の言葉には薄く笑って]
ありがとう。一人でも信じてくれる人が居るのは嬉しいよ。
俺もギルバートはそういうことはしないって信じてるけど。
[管理人室を後にし、入ってきたラッセルとナサニエルには目を合わせるのみに留め]
…まぁ、とりあえずは助けが来るまで何もできない、ということかね。
外部の獣の仕業ってのもある。
戸締りだけは厳重にな。
[ロビーに集まる面々に軽く頭を下げるだけで]
……わからない、何も。
わかっているのは、アーヴァインさんが「何か」に殺された事と、橋が落ちたって言う事だけ。
[そう呟き、膝の上で手を組み、顔を伏せる]
俺と…ローズマリーさんはここに居る事がわかっているから。
だから、俺達が戻らなければここに捜しに来る筈なんだ。
それまで……何もなければ良い…って思う。
ナサ。
[ナの字、ではなく名を呼んだのは、警戒のまなざしを向けることに対しての窘めか]
何を警戒してるのかは知らんが…そういう目で人を見るのはよせ。
[溜息を一つ]
助けが…
[ハーヴェイとギルバートの言葉。
確かに、助けは来るだろう。]
…うん。それまで、ここで待ってないと?
[少し混乱しているのか、頭を振って。]
アーヴァインさん、は…?
犯人、って?
…こっち?
[血の、においのする方向を見て、そちらに歩を進めようかと。]
[早くも険悪な空気が漂うのに顔を上げる]
止めろって、二人とも。
まだ…犯人がここに居るって決まったわけじゃないんだ、そうだろう?
それより助けが来るまで協力し合わないと……
>>32
[互いに信じると言い合う声が聞こえると二人に目を向け、ハーヴェイに]
だいたいハーヴェイ…信じるも何もないんじゃないか?
だってアーヴァインさんが殺されたって言うなら、もし犯人がまだ宿内に居るなら、凶器なり何なり隠し持っていそうなものじゃないか。
でなきゃ、返り血の一つも浴びてるかもしれない…
…全員の部屋の扉を叩いてまわって、居ない奴がいればそいつが犯人…ってことになるんじゃ?
>>33
[ギルバートの、助けが来るまではとの言葉には息を吐いて]
ああ…そうか…。
吊り橋が落ちてて、そのこの吹雪。
参ったな…下手すると、人殺しと缶詰ってことに?
…ん?
[ギルバートの「外部の獣」という表現や、ハーヴェイの「何か」という言い方にひっかかりを感じ>>34]
何だよ…アーヴァインさん…
…そんなに、酷いの?
もしかして、ウラルが落とした…の?
[少しわからなくなって、首をかしげた。
自分の意識のない時に、ほとんど無意識に、崖の上にいたベンジャミンを落としていたのかもしれないけれど。
すべては白い雪だけが知っている。
赤には何も、わからない。]
……居ない奴……もしベンジャミンさんがそうなら……
でも…あの傷はそんなんじゃない…違うんだ。
[流石に「見て来い」とは言えずに]
>>37
何も無けりゃってそんなハーヴェイ…大げさな…。
[皆で固まって警戒してりゃ、犯人だって手の出しようが無いだろうよと、ハーヴェイに努めて笑いながら言おうとして、]
>>38
[ギルバートの自分への名前の呼び方が変わっていたことに、どこかいつもと違う調子を読み取って体ごと顔を向ける。
不安そうな表情は隠せない]
そんな…無理言わないでくれよギルバートさん。
おれはついさっき起きて吊り橋が落ちてる事に気付いて、降りて来た今アーヴァインさんが殺されたなんて聞いたばっかりなんだぜ…。
…そりゃ物音がしたら、今にも凶器を手にした血まみれの犯人がそこに立ってること想像して、警戒の一つや二つ…しちまうよ。
[それでも言われていることは最もで、小さく悪かったよとラッセルに謝る]
[ハーヴェイの静止の声、ギルバートの声。
赤は足を止める。
困惑の眼差しを投げて]
…でも。
[少し考える。
そのまま視線を戻して、管理人室の中を見る。
泣き崩れているローズマリー。その腕の中の……]
>>43
何だよ…じゃ、ベンジャミンさん居なくなっちゃってんの?
道理で姿を見ないと思った…じゃ、あの人が犯人なのか…?
…とてもそうは、見えなかったのにな。
[ベンジャミンの人懐こい微笑みを思い出し呟いて、続いたハーヴェイの言葉に]
”あの傷はそんなんじゃない”…。
って、おまえ…見に行っちゃうの?
[歩を進めようとするラッセルにやや驚いた目を向けるが、ラッセルが見に行って自分がそうしないのがまるで、びびっているように見えては敵わないと後に続く]
ちょっ…何もそんな…
[そしてそのラッセルを引きとめようとする、ハーヴェイとギルバートの剣幕に驚く。
だが管理人室はロビーに近く――至近距離に接近するまでもなく、室内の様子は見えた。
――見えてしまった]
/中/
独り言が減らない(そういう問題じゃない)
ベンジャミンさんはねぇ…崖から落ちてもらうしかないじゃないですか。
そして早くもptが足りない……多弁設定なのにー!!
まぁ、休日だからね。普段は使いきれない…筈(平日のガチ村で促し三つ貰った人)
RP村だと2000くらい欲しいなー(その前に調節しなさい)
[その部屋から、とん、と、一歩はなれた。
目はそこを向いたまま、後ろ向きに。]
…
[言葉は出ない。
赤はただ、ふると首を振った。]
[一歩下がったとき、ギルバートに腕を掴まれる。
その細い腕は、抵抗なく引き寄せられて。]
…っ
[もうすべては見てしまった。
驚いた顔で*ギルバートを見た*]
……っ……
[管理人室へ向かう二人を止めようにも、あれ、を思えば体が動かずに。
恐らくは見てしまったであろう二人の様子を、痛ましげに見遣って]
………だから、見るな、と……
[そのあまりの惨状に息を飲み、体が硬直する。
女の泣き声が聞こえるような気がしていたが、それはローズマリーの嗚咽だったようだ。
血に汚れるのも構わず、アーヴァインだった体を強く抱きしめる姿が哀れを誘った。
だがアーヴァインの無残な死体は、それ以上に目を引き付ける。
離したくても、逸らせない]
なんだよ、これ…?
[...はせめて悲鳴などあげぬよう口を手で押さえ、ラッセルと同じように管理人室前から後ずさった。
既にこれを目にしていたらしい二人の態度に、やっと納得がいく心地がしながら…
さすがに色を失った顔で、呟く]
酷すぎる…あそこまで、人間が…
…ただの人間に、できるのか?
[――牧師様が「巷で狼が村を荒らし回っているから道中気を付けなさい」と……。
ふいに昨夜のステラの声が頭に響き、ぽつり声に出す]
おおかみ…――いや、じんろう…?
[呆然とするラッセルの頭を自分の肩へ押し付け、ナサニエルの肩を掴みこちらへ無理やり向かせると]
見るな。お前らは見る必要はない。
いいから、あの部屋のことは忘れろ。いいな?
…後のことは…引き受ける。
[ナサニエルが小さく呟いた言葉が、それでも耳に届いたのは恐らく自身もそれを思ったからで。
先程のギルバートの言葉と照らし合わせて、微かに震える声で呟く]
……人狼…が、いる……かもしれない、と言うこと…。
[考えまいとしていた事を漸く口にする]
後の事は、って…ギルバート?
[普段と変わらず落ち着いた様子の友人を見つめる。
こんな時はとても頼りになるという事は知っていたけれど]
>>51
[肩を掴まれることで、半ば強制的に目を逸らさせられた事には怒らなかった。
むしろそれはありがたいと、余裕があれば感じる事ができたろう。
だがやはりそれを感じる間も、ギルバートに礼を言う余裕もなくただ、冷静な態度を続ける男の顔を近くに見上げ]
見るなって言われても…はは…残念。
…もう見ちまったよ。
忘れろったって…ちょっと、難しいな。
[白い顔をしていても、半分は八つ当たりのように強い光の宿る瞳で言い募る]
…見る必要は無いって…何で?
おれだって、この場に居合わせてんだ。
後の事は引き受ける…?
ははは…おいおい、何様だよ。
ギルバートさん、あんたがどんなに凄い人か知らないが…引き受けるって、あんなの…
…あんなことしやがる、人の体をあんなにできるような犯人相手に…何ができるのさ?
あんただっておれと同じ…せいぜい震えて、警戒しながら皆で、助けが来るまで身を寄せ合うことくくらいしかできないだろ!
[アーヴァインを弔う、と聞いて頷いて]
そう…だよな、このままじゃ気の毒すぎる。
[そして声を荒げるナサニエルに]
落ち着けってば!
……や、無理だってのは知ってるけど…生きてる物同士で争うのは今は止めてくれ。
みんなで…じゃないと勝てない、だろう?
[2人の言い分に少しきょとりと溜息一つ]
…俺がどうしてそんな獣に立ち向かわないといけないんだよ。俺だって死にたかないね。
死体見てそんな蒼くなってるナサやラッセル、それにもやしなハーヴェイや女性連中を血まみれにさせる訳にはいかないだろが。
まぁ落ち着けよ。
[場を和ませようという訳ではないが、小さく苦笑いをし、ナサニエルの肩を軽く叩く]
あー、もやしって…酷いなーギルバート。
これでもそれなりに力はあるんだぞ、俺。
……お前には敵わないけどさ。
[場を収める冗句と気付いて、軽く受け流すように笑って]
[されるままに肩に頭をあずける。
うつむいた口唇は何をかたどるか。
しかし続いていた言葉に、反応に。それは耳に入って。]
大丈夫、だよ。
ぼくも、てつだうよ?
[頭を離して、ギルバートを見上げる。
見えない右はぼんやりと、左目は、先ほどよりもしっかりと。]
[人狼という言葉が口をついて出ても、それが二人に聞こえたとして、笑って欲しかったようだ。
「そんなの居るわけないだろ」と言われる事を、どうやらナサニエルは期待していた。
だが顔を顰めたギルバートはともかく、ハーヴェイは震える声で真剣に呟いている。
「人狼がいるかもしれないと言うこと」と]
……くそっ、笑ってくれってんだよ。
[掠れる声で吐き捨て、自分の前髪を引き毟るかのように両手で頭を抱えかけるが、苦笑するギルバートに肩を叩かれ、ハーヴェイの声が耳に届けば、どうにか深呼吸を一つ]
ああ……弔い。そう言う事を言ってたのか…
…ごめん、ギルバートさん。
[少しは落ち着きを取り戻せても、言い募った時より声に勢いは無く、あのまま八つ当たりし続けられていた方が、自分には楽だったかもなとナサニエルは思う]
そうだな…協力。
アーヴァインさんもあのままじゃ可哀想だ。
こういう時はそれぞれができることで、協力し合わないと…。
[――でも早くも情けなく取り乱す自分に、何ができるというのか。
自分を哂いたいのだか泣きたいのだか、分からない気持ちに襲われる]
[見上げてくるラッセルには少し笑いかけ、体を離し]
いや、いい。そこの非もやし宣言してる奴に手伝ってもらうよ。
お前は俺が帰ってきても寒くないように暖炉に火でも入れておいてくれた方が助かるね。
寒いのは、苦手なんだ
[そのまま、ナサニエルへ向き直ると]
…俺に八つ当たりしようがかまわん。それで気が収まるならな。我慢は体に毒だ。とりあえず俺はもともと人狼なんぞ信じていないし、そんなもん「居るわけないだろう」?
[言って欲しい言葉を読み取ったかのように、少し意地悪い笑顔を浮べ]
[ラッセルやナサニエルがどうにか落ち着きを取り戻した様子に気付き]
とりあえず、できることから考えた方が良いな。
外、どうなってるんだろ…
[吹雪は治まっただろうか?と窓の外を見る]
……人狼が「実在する」とは思ってないよ、俺。
「かもしれない」とは言ったけどさ。
……居るわけないじゃん、ねぇ?
[それは半ば自分への言葉でもあり。
ギルバートの言葉にもう一度苦笑して]
手伝うよ。何をすれば良い?
[そういって立ち上がる]
…でも、ぼくも手伝えるよ。
……外、寒そうだから、確かに、暖炉は必要だね。
ローズマリーさんも、あたためてあげないと。
[人狼、という言葉は聞こえているのかいないのか。
ハーヴェイの視線につられるように、窓を見る。
外は白い。
吹雪はだいぶ、落ち着いてはいるようだった。]
[それこそまだ何も起こっていなかった昨夜のような調子で、ハーヴェイをもやしと呼び、頼れる態度を保つことのできているギルバート。
同じように軽口を返し、場の空気を軽くするかのように笑って見せるハーヴェイ。
...はそんな二人のやりとりに、小さく笑った。
だがそれもどうやら、おかしいからと言うわけではなく]
…強いね、二人とも。
おれももうちょっと…強い気でいたけど。
[パチリと自分の手で頬を叩いて、息をつく。
求めた言葉を察したように、「居るわけがないだろう」と言ってくれたギルバート達にハッとして、感謝の笑みを向けようとしても瞳が揺れる。
さっきまで蒼い顔をしてギルバートの肩に頭を預けていたラッセルが、顔を上げた今もうしっかりした目をしているのに、どことなく傷ついたような顔で己を恥じ]
……おれは部屋に戻るよ。
確かに少し、落ち着いたほうが良さそうだ。
[肩を落としてふらつき気味の足で階段へと歩いて行き、上がる前に振り返る]
でも落ち着いたら…戻ったら、おれにもできることはあると思う。
…協力するから。
[離れた体は、赤は、再び、先ほどの扉へ向かう。
中のローズマリーに声をかける。]
ローズマリーさん。
あたたまらないと、駄目だよ。
弔ってあげないと、駄目だよ?
[それでも、泣く彼女を、無理に動かそうとは思わずに。]
……外、いってみる。
[そう言って、玄関へ向かおうと。]
俺は強くないよ?
[立ち去るナサニエルを見送ってそう呟く]
大丈夫かな、彼…いきなりこれじゃ無理もないけど。
…ラッセル?
[外へ、と呟き玄関に向かう姿に声を掛けて]
[部屋から去るナサニエルを見やり、その様子に溜息を]
何もそんな大様に構えなきゃいけない必要ないだろうによ。
俺が緊張感なさすぎなんだよ。
俺はあいつが一番まともな反応してると思うけどな。
普通じゃねぇか、あんなの。
嫌だといわれても協力はしてもらうぜ、勿論。
[未だ放心しているだろうローズマリーへ]
恋人が死んだ時は気が済むまでなけばいい。
むりやり離そうなんてことはしないよ。
ただ…そのままだと少しお前さんもマスターも寒いだろう。
お前さんも一緒にあったまってから、また傍で泣いてやれ。体を壊すことがあったら、それこそマスターが心配して成仏できねぇよ。
[ゆっくりとローズマリーの肩をささえ、暖炉の傍へ。
その間にアーヴァインの体を管理人室のベッドの上へ寝かせる]
…うん?
[ハーヴェイの声かけに、赤は振り返る。短い髪が揺れた。]
少し、雪、かいとこうかなって。
あと、つり橋も、一度、見ておこうかなって。
…雪は、綺麗なのにね。
―玄関→外―
[視界は白。
赤はその中にぽつり。
さくさくと足を鳴らして、白を踏む。
つり橋は、ない。
まだ降る雪が頭に落ちて、少しずつ白くなってゆく。
しかし肌に触れたなら、白い肌の上で小さな水に変わる。
橋のかかっていたところまでゆくと、その下を覗き込んだ。]
[振り向くラッセルの言葉に、立ち上がる]
雪かきって…君はまだ足が治ってないだろう?
それに吊り橋は今は近付いちゃだめだ…無くなってるから。
[声は聞こえていただろうに、ふるふると首を振って、出てきたのだった。
ギルバートの声には、小さく謝罪していた。
確かに外の空気は冷たくて。]
…
[崖の上から見下ろした先に、一人の人の姿。
少し考えて、皮袋から、大きな宝石のついたブローチを取り出す。
そして、ぽとりと落とした]
餞に、なるのかなぁ
[息は白い。
手は、冷たい。]
[気付けばギルバートに連れられてローズマリーが暖炉の前に。
未だ悲しみの中にある姿に、ふと思い立ち厨房へ。
数分の後戻った手にはホットミルクのカップ。
それをローズマリーに手渡して]
体、温めたほうが良いよ?
[とだけ言って、それ以上は何も言わずに]
[そうやってしゃがんでいると、右の足はやはりじくりと痛んだ。
それでも雪で冷えるから、それはとても鈍さをもって。
立ち上がると、きょろきょろとして、雪かきの道具を探す。
見つけたそれを取る手は、小さく、細く、そして、真っ白で。]
…大丈夫。だいじょうぶ。………は、いない。
[雪の中に言葉は溶けて、消えてゆく。
そして、裏手に近い場所。
雪をなるべくまわりに寄せるように、道具でずらして。]
…時間かかりそうだし、もっと重装備の方がいいかなぁ?
[さくっとしてから、そのなかの雪に手を突っ込んで。
引き抜いた手は、ほのか、赤く染まった。
手のひらには雪の塊。
そばの崖から、遠くを見ようと目をほそめたけれど、みつからずに、雪を投げた。]
外で何やらしているラッセルを目を細めてしばし見つめた後、ホットミルクを渡すハーヴェイへ]
夜は危ないかもしれない。もし彼女が夜までこのままだったら埋葬は明日でもいいかもな。
冬だし、死体が腐ることもないだろうからさ。
あと…できたらあいつ…ナサにあったら少し励ましといてやってくれ。訳わからん自信喪失になってやがる。
[埋葬について話す言葉に頷いて]
そうだね、できれば明るいうちが良いと思うし。
今の時期なら数日は大丈夫だと思うよ。
ナサニエル…?あ、うん…良いけど。
珍しいね、そこまで気に掛けるのって。
いっただろ、俺はあいつを応援してやってるの。
多分俺が言っても説得力ないしな。
それに別にそこまで冷たい人間じゃないぜ?俺。
自己中なのは変わりないけど。
[ふるふると頭を振って、雪の――もう水となった白を振り払う。
急激に暖かくなったからか、右足の痛みが少しよみがえるが、包帯もしてあるので大丈夫だろうと、動いて。]
ありがとう。
[冷えた手が、熱い物をとる。思わず手放しそうになって、なんとか取っ手にもちかえて、そばにおいた。]
それは知ってるけど…
まぁ、確かにギルバートが言うと逆効果かもね。
[今までのやり取りを思い返し]
冷たいとは言ってないって。あまり係わろうとしてないだけ、だろ?
それに自己中とも思ってないから、俺は。
[ふ、と笑顔を向け]
ありがとよ。
お前本当に俺のこと理解してくれてるようで助かる。
[ふと、視線を外し。向ける先はミルクをすするラッセル]
…俺が気がつけないことも、お前なら代わりに気がついてくれるかねぇ…。
[しっかり両手でカップをもって、口をつけて。]
…?
[二人の様子に、邪魔はしないようにそっと、ローズマリーのそばにいく。
話しかけることはせずに、そばの椅子に座って。]
[カップを置き、手に息を吹きかけるのを見て]
あ、熱かった?
手が冷えてるようなら慌てないでゆっくり飲めば良いよ。
[そのあと、笑顔を返すギルバートに笑いを返して]
褒めても何もでないけど?
流石に付き合いが長いからね。いろいろと。
……細かいフォローには慣れてるからね。
[そういって苦笑して]
[暫しの沈黙とその後の行動に、ほんの少し首を傾げ]
…どうしたんだろ。
そういえば、ここで会ってから時々変だよな、あいつ。
[ぽつりと、誰にも聞こえない程度の声で呟き、聞こえてきた声には肩を竦めるように]
時々あんなことがあるんだよね。
でも、ラッセルは気にしなくていいと思うよ。
それにしても……
[深くソファに座り込んで]
いろいろあって…何がなにやら……
[そう溜息と共に吐き出すとぼんやりと*考え込んだ*]
時々…
本当にどうしたのかなぁ…
[首を傾げて。
飲み終えたカップは、厨房に運び、洗う。]
Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what you are!
[水の流れる音に、かすかな声は*消えてゆく*]
[ベッドでまたごろりと転がり、天井を見つめる。
アーヴァインが死んだことは、昨日今日出会ったばかりの自分としてはそこまで関係はないことだったけども]
レイ、俺はもう一度、お前の死に顔見なきゃいけないのかねぇ…?
[大事な友人を勿論死なせる気はないが、それと同様に想い人と同じ顔をした少年とも少女ともとれないあの子供。なれない感情が胸にわく。
守ってやりたいという気持ちとは気付かずに]
「ギルは悩むより、やって後悔した方がいいんじゃないの?性格超不器用なんだから、先を見越して、なんて似合わないよ?」
「…悪かったな、不器用な性格で]
[浪打つ白いシーツの上で、花のような笑顔をこぼす黒髪の恋人。ハスキーな声は少年のようでもあって。
戯れに、キスを一つ落とせば擽ったそうにくすくす笑う。
サイドテーブルの腕時計。
薄暗いランプ。浮ぶ白い肌
その上に散る黒髪
それを梳く、指 ]
「好きよ、ギル」
「大好き」
「本当に、大好き」
[まるで、別れを知っているかのように何度もつむぐ言葉]
「…あぁ、知ってる」
……ぁ〜。
[ぼんやり、覚醒する。気がつけば椅子の上で眠ってしまっていたか]
また…あの夢…。
[夢の中の人と被る顔]
…レイ、俺はまたお前の死に顔、見ないといけないのかねぇ…。できれば、勘弁だ。
[ぽつりと一人ごち。放心していたローズマリーがいつかの自分と重なった]
[食器を片付け終えて、少し夕食の準備をする。
少しあつくなったからか、他人がいないからか、厨房の中で前の釦をはずす。
包帯は見えるが、それだけ。
とんとんと包丁で野菜を刻み。
飲みやすいようにと、暖かなスープを作る。]
[乾燥するせいか、喉が乾く。
ローズマリーの様子もみようと、一階へ
料理の音が聞こえる厨房、少し顔を覗かせて]
…誰か、いるんか?
[あたためなおして、どうぞ。
そう書いて、スープと、パンを置く。
シーフードのクラムチャウダーとパンだけでも十分かもしれない。
あれを見てしまったら、食欲なんてなくなるから。
と、声を聞いて、包丁を置いてそちらを見る]
あ、ギルバートさん。
[その姿を認めてにこっと笑った。
釦をはずしたままなのに気づいて、慌てて手をそこにやるも、白い色は見えてしまったろうか]
…何してんだ、お前。
[胸元を隠す仕草は特に気に留めなかったのか、あえて何も言わないのか]
あぁ、飯、か。
お疲れさん。気を使ってくれてたんだな。
これくらいしか、できそうにないからね。
[釦を片手で、押さえたままに閉めようとして。
指先が細かく動かずに、あきらめてそのまま。]
こういうのだったら、ローズマリーさんも、食べられるかもしれないかなって。
あぁ、飯時になったら声かけてやればいい。
いつまでもあのままじゃ、体に悪い。
[暫くじっとラッセルを見ていたが、ふとポツリと]
…お前、レイっていう女性を…知ってるか?
背はお前よりもう少し高くて、髪と目は黒。
年齢は、俺と同じくらいの、少し細身の女性なんだが。
うん、そうだね。
[うなずいて、それからギルバートの言葉に、首を傾げる]
レイ、さん?
ううん、知らないよ。
…ぼくと似ていたり、するの?
[少し考えて、そう尋ねる。]
あぁ。驚いた。
レイが、ここに居る訳ないと知っていたけどな。
髪の色と性別を抜かせば、瓜二つって位似てた。
性格は、全く違うけどな。
知らないなら、いい。悪かったな、変なこと聞いて。
[少し、困ったような顔をしながら]
ううん、別に。
そっか。それは驚くよね。
もしかしたら、お母さんの、血筋の人かなぁ?
ぼくは、顔とか、お母さん似らしいし。
……大切な人?
[首を傾げる。]
[ラッセルから尋ねられれば手を伸ばし、少しだけ髪を撫でながら頷き]
大事…だったな。
お前を見てると…時々心配だよ。
危なっかしいことをしそうなのは同じだからな。
[深く沈みこんだ意識は厨房からの物音で引き戻されて]
…あれ?
あぁ、何かぼーっとしてたな…
[伸びをして、ふわ、と鼻に届く香りにもう一度厨房を見る]
食事…?誰だろ……
[ローズマリーは先程のままで。
僅かに聞こえてくる声から、ラッセルとギルバートが居るらしい事に気づく]
……なんで、あの二人?
[流石に聞き耳を立てるわけにも行かず、そのまま厨房を見つめて]
そういえば、昔の知り合いに似てる…って言ってたっけ。
[それに気付けば納得したのか、再びソファへと沈み込んで]
…そう。それじゃあ、ええと、その人じゃなくて、ごめんなさい。
[微笑んで]
…その人のことも探してあげられないし。
母さんの家族に、会えればいいんだけど、ぼくはその人たちがどこにいるのかしらないし。
…危なっかしいかな?
そんなこと、しないから、大丈夫だよ。
でも、心配だったら、そう言って。
……しないように、するから。
別にぜんぜん謝るようなことじゃないだろ。
いいんだよ、そいつのことは。
[もう死んだ人間だから、とは続けられず]
大人しくしてくれればそれでいいさ。
やかましいのはナの字で十分だ。
[笑顔が、そっくりで。
ふと酷く悲しげな顔をすると]
…悪い。
[小さく、額にキスを落とすと、そのまま何も言わずに厨房を出、客間へ]
[皆が忙(せわ)しく動く中...は、ただ、ただ呆然として居た]
……アーヴァ…インさ…んと…ベン…ジャミ…ンさんが…?
[ナサニエルの口にした「人狼」に僅かに眉が動く]
…牧師様が言っていたのはこの事なの…?
[ふらふらとした足取りで暖炉の前に行き座り込み膝を抱え顔を埋める――]
――管理人室――
[なにやら人の出入りする気配だけは感じていたが、身体は反応せず。ただ呆然とアーヴァインの亡骸にしがみ付いていた自分を気の毒に思ったのか。
気遣う人の行為に、僅かに心は落ち着きを取り戻しつつあり、暖炉の前、差し出されたホットミルクの優しい味に、固まった思いがゆるゆると解けて行くような感覚に見舞われた。
一人で居るのは寂しかった。だからただ傍でゆっくりとマグカップを傾けるラッセルの存在もありがたく感じた。人の優しさが身に染みる。ローズマリーは、感謝の念で胸がいっぱいになりながら、アーヴァインへ向け最後の涙を零した。]
……これ以上何もないよな。もう、悪い事は。
早く気付いてくれると良いけど…麓の、じゃなくて良い…通りすがりの旅人でも、橋が落ちたことを伝えてくれれば。
……それまで会えない、かぁ……セシリア……
……会える、よな?
[ほんの少しだけ気弱なのは先程の惨状のせいか。
天井を仰ぎ目を閉じる]
……
[その悲しげな表情に、額への口付けに。
赤はただ黙って、ギルバートの姿を見送る。]
……いいって、それは無理してるんじゃ、ないのかな。
[呟いて。
手は胸元よりはずされて]
あれくらい、謝ることじゃ、ないのにな。
[ぽつりと呟いた、目は何に彩られるか。]
―厨房―
[それから、野菜を切って、軽く、炒め物をはじめる。
火の爆ぜる音。
ただの炒め物だが、ないよりはましだろう。
肉は誰も食べたくないだろうから、いれずに。
できあがったそれも皿にうつして、そのまま。
それから、ギルバートの後を追うように、客間へと入って。]
――昨夜・浴室――
[管理室を後にしたウラルとルーは紅を落とす為に。
ルーの外した包帯をウラルは持ち空いた手でルーを支え連れて行く]
美味しかったかい、ルー?
君が満足してくれてるとボクは誘った甲斐があるってもんだよ。
[静かに浴室のドアを開け中に]
一緒に入るかい?
嫌ならボクは外で待っているよ。
[ウラルは外に出て行こうと]
[食堂にて。ローズマリーの涙を流す様子に近くにあったブランケットをかけてやり]
マスターは…残念だったな。
とりあえずはお前さんもここから出る方法を考えないといけない。
さっきラッセルが飯を作ってたから、とりあえず食べておけよ。
[ステラへも同様に声をかけ、ソファーで沈んでいる友人へは]
お前もいつまでもそんなところでぼんやりしてるなよ。
[軽く額を小突き]
―昨夜 浴室―
うん、おいしかった。とてもおいしかった。
[微笑み浮かべて、赤はそういう。
ウラルと共に浴室の中に入って、しかし出て行こうとする様子に]
…えと、でもそうすると、怪しく思われてしまわない?
二人も連続なんて。
……あ、のね。ウラル。
…………それじゃあ、ええと。
………………ぼくの体が変でも、気にしない?
[どれ位時間が経ったのだろう。短いかも知れず、長いかもしれない時間、一頻り涙を流すと、まだ乾かない涙を指で拭い、唇を噛みしめる。
そしてベッドで横たわっているアーヴァインに長い口付けを施し――]
死を悲しんでばかりは居られないわね…。わたしの力が…あなたの言う通り役に立つものなのであれば…それは今なのかもしれない…。
だからお願い、アーヴァインさん…。わたしにほんのちょっとの勇気をちょうだい?そして教えて?一体何者にあなたは殺されたの――?
[愛しむように髪を撫ぜ、亡骸に問い掛ける。
一瞬の沈黙――
そして女はそっと瞳を閉じて、もう一人の名を呼ぶ。]
ベンジャミンさん、あなたは…本当に人間だったの?
[何も映らない空間をぼんやりと眺めて問い掛ける。先程よりも長い沈黙の後、納得したように微笑み――]
ありがとう、二人とも。願わくば…これ以上犠牲者が出ないように…見守っていて――
[胸の前で指を絡ませ祈りを捧げて]
……何時までもこうしていられない…。信用されるかどうかは解らないけど…みんなの耳に入れておかないと…。
でもまずは…この血を流してしまわないといけないわね。
[自嘲するように小さく笑みを零し。ローズマリーは血糊を落とすべく浴室へと向かった。]
[ぼんやりと見回せば、暖炉の前、座り込むステラとほんの少し落ち着いた様子のローズマリー。
不安なのはみな同じ、と顔を伏せたところで額を小突かれ顔を上げる]
……っ…驚くだろ、いきなりっ…
って、ごめん。ほんとボケッとしてた。
ラッセルが作ったの?
らしいよ?
美味いんじゃねぇの?匂いに不審な点はないしな
材料も気遣ってくれたようだ。
ぼけ〜としてたら腐ってるの出されても、わかんなそうだけどな、お前。
[からかい口調で。直に真面目な顔に戻り、吹雪き始めた外を見て]
彼女、落ち着いたようだから、少ししたらマスター外に出すか。
明日がいいなら、明日でもいい。
今日は多分皆疲れてるしな。
へぇ…ありがとう、ラッセル。
[礼を言うとラッセルはいつもの笑顔を返して]
いくらなんでもそれくらいは…わかると思うぞ?
……多分。
[多少自信なさげな返事は、身に覚えがあるからで。
その後の言葉には真剣な表情を浮かべ]
そうだね…でも、また吹雪いてきたみたいだし、明日の方が良いかも。
寒いのは嫌いだろう?
確かに嫌いだね、寒いのは。
[吹雪に対し忌々しそうに舌打ちしながら]
お前味オンチだしね。
罰ゲームが罰ゲームにならない奴はつまらん
[苦笑しながら料理を並べ、皆が適当に食べ始めた後、少し同席してまた一人勝手に部屋へ引き取ること*だろう*]
ほんと、そういうところも変わらないな。
[外を見て舌打ちするのを聞きながら]
味オンチ、ってそこまで酷くないって。何でも食えるってだけだってば。
……あの後だってしっかり腹壊したんだからな?
[過去を持ち出されてほんの少し憮然として見せて、すぐに舌を出して笑って。
用意された食事をありがたく食べ始める]
いつもつきあってくれてありがとうハーヴェイさん
(ほろり)
男の友情ってのは何時の世もむさいけどハーヴェイとラッセルならもうバッチコーイみたいな。うん。
…う、ん。
あのね。
ぼくは、ふたつなんだ…
気持ち悪くないなら、ウラルも、一緒にはいろ?
[それから服に手をかけて、内側の白にはアーヴァインの血はついていないのが見える。]
[暫く周りと話をしながら食事を続け、ふとナサニエルが下りてこない事に気づく]
部屋に篭って考えてんのかな……
ちょっと、食事届けてついでに様子見てくるかな。
[そういって、一人分の食事をお盆に乗せてナサニエルの部屋へと運ぶ]
――二階・客室――
[ナサニエルの部屋をノックし、返事が返れば扉を開けて]
食事、持ってきた。
あまり気負わなくて良いんだぞ?ナサニエル。
君に出来る事をすれば良い。な?
[励ましになるのかわからない言葉を掛けて]
元気が出たら下に顔を出すと良いよ。
ナサニエルが元気に笑うだけでも他の人の支えになると思うからさ。
……一部を除いて。
[一部、が誰かは敢て触れずに、内緒、な?と念を押し。
そのままそこを出て自分の部屋に*戻って*]
――浴室――
[お湯を温め、服を脱ぎ捨てて血を流す。
アーヴァインとの繋がりが、これで切れてしまいそうな気がして、瞳は自然と潤む。]
でも…泣いてなんかいられない…。アーヴァインさを殺した者を…人狼を殺めるまでは――
[自身に言い聞かせるように何度も呟き、唇を噛む。人狼を探す手助けになる、使者の姿を見透かす力。その力を人前に晒すという事は、彼女自身を好奇と軽蔑の眼差しに晒すという事に繋がる。]
――でも、わたしはもう、何も出来ない幼子ではない…。大丈夫、一人でも耐えられる…。
[思い出したくない過去を振り切るように。湯船に身を沈め、女は冷えた身体を温めることに*専念した*]
[ウラルは何も言わず静かに頷きルーの中の白にそっと手を這わせ、解いてゆく。
次第に見えてくるそれに唇を近付ける]
…大丈夫、変じゃないよ。
[ルーから唇を離すとウラルも紅が付いた服を脱ぎ始め、にっこり笑い]
此処に居ては冷えてしまう。
さぁ、温まろうか。
足は大丈夫かい?
[気遣いながら湯舟の中に]
……?
[ルーの背中の黒い痕に気が付き]
これは…?
っ…
[びっくりして息を呑んで。
体に二つの性を持つのに(ひとつは不完全だが)、そう言ってくれたのにほっとする。]
…ありがとう。
あ、えと。これは…
父さんとか、兄さんに。
たくさん、殴られたり、切られたりしたんだ。
…でも、もう痛くないからだいじょうぶだよ。あ、えと、気持ち悪い?
全然そんな事ない。
[ルーを背後から抱きしめる]
酷い奴らだね。そんな事するなんて…
[黒い痕にも唇を――と、その時だった]
…ちっ、邪魔が。
ちょっと待ってろ。
[ウラルは慌てて外に出る]
…ウラル?
[抱きしめられるのに感じたのは、安堵か。
口唇を寄せられるのには気づかず。
そしてあわてて出て行った様子に、呆然と声をかけた]
[外を覗くと奴が慌てて走り去る後ろ姿が。
ウラルはまた舌打ちをするがルーには気付かれない様に笑う]
いや、気のせいだった。
[再び湯舟に浸かり、暖まればルーを部屋まで送って*行くだろう*]
/中/
只今、暴走中。
只今、暴走中。
ルーは速やかに避難して下さい。
ホント、ごめんね。
こんなんに付き合ってくれて感謝します。
これグロなのにエロに変えて行く自分…。
――食堂――
[充分温まった身体に服を纏い。ホットミルクの入ったマグカップを洗おうと食堂へと顔を覗かせる。
その場に居る人たちに小さく礼を述べ、キッチンへと向かいマグカップを洗う。
と、昨夜の光景が目の前を過ぎり、ローズマリーは軽い眩暈を覚える。]
――昨日は…まさかこんな事になるとは夢にも思わなかったのに……。
[呟いて溜息。
そして誰かが作ったであろう料理に、視線こそは落とすものの食べる気にはなれず、そのまま食堂の暖炉へと向かい、ラッセルの邪魔にならない場所に腰掛け、ぼんやりと揺らめく炎を眺め始めた。]
――昨夜――
[ウラルはルーを部屋まで送って行くと来た道を戻り、ロビーに向かう。そこには邪魔をした奴の姿があった]
…ベンジャミンさんですよね?
[ウラルは威嚇する様な顔でベンジャミンを見据える]
「…あ…あぁ…」
[ベンジャミンは言葉少なく返事をした]
先程からボク達の後を着けていましたね?
「…な、何の事だ?」
隠さなくていいのですよ。全てお見通しなのですから。ふふふ。
[鋭く伸びた爪先をベンジャミンの頬に当て静かに這わす。
ベンジャミンは腰を抜かしながらもこの宿を出て――]
[外に出ると吹雪いている]
何処に行くのですか?
[ベンジャミンは何も言わず吊り橋に駆け寄り、足を滑らせながらもこの場から少しでも離れようと必死に。
橋の半分まで辿り着き1度振り返る]
貴方がいけないのですよ?
ボク達の秘密を知ってしまったのだから。
[鋭い爪でロープを1本1本切り落として行く]
――Arrivederuci.
[そう言って最後の1本を切り、ウラルはルーの紅が付いた包帯を風に*乗せた*]
[...は暖炉前でぼんやりと燃え盛っている炎を見つめる。
こんな時に役に立てずどうしたらいいのかも分からず此処に座り込んでいる自分。
ローズマリーに声を掛けたくとも在り来たりの言葉しか思いつかない。
「神」が…と思うが「神」は一体何をしてくれるのだろうか?
今も…昔も…何をしてくれたのだろうか?
そう尋問自答しても答えが見付からない]
…一体どうしたら?
[長時間暖炉前に居た所為か喉が渇いたのでキッチンへ――]
――暖炉前――
[ゆらゆらと燃え盛る炎を見つめ、思うことは何か――ローズマリーは、ただ溜息ばかりを吐いて逡巡する思考を持て余していた。
ステラが食事中に口にした、狼の話。それが亡きアーヴァインの口にした人狼と合致するならば、おそらくこの宿泊者の中に人知れず紛れ込んでいるのだろう。
しかし――]
誰かを疑わなければならないなんて…残酷すぎる…。
[思いに押しつぶされそうになる心を支えるかのようにぎゅっと膝を抱かかえ、身を硬くする。
そしてふらりと立ち上がりキッチンへと向かうステラの姿を見て――]
彼女なら…信頼…できる?
[慰める為に神の教えを引っ張り出してこなかった優しいシスターの後姿に自問自答を繰り返す。]
[蛇口を捻ると勢い良く水が流れ出し...は近くにあったグラスに汲むと止め、それを呷る]
……ふぅ。
[一息付くとグラスを濯ぎ、再び暖炉前に戻ろうと見るとローズマリーが先程の自分の様に身を屈めていた。
...は何も言わずローズマリーの背中に手を伸ばし撫で]
…無理しないで下さいね。
[ただそれだけを言うとローズマリーの傍に座る]
――客室――
[与えられた部屋のベッドの縁に腰掛けて、じっと恋人の写真を見つめて]
ごめん、セシリア。ちょっと帰りが遅くなるよ。
君の誕生日までに戻れると良いけど……
戻れるよな?
[ぽつり、呟くのはやはり不安だからで]
戻れるさ、これ以上何もない……橋さえ戻れば。
待ってて、セシリア。戻ったら真っ先に会いに行くから。
[そう囁いて写真にキスを落とし、胸のポケットにしまって]
下に行くか。
誰か居るかもだし。
[一人では不安、だなんて子供じゃあるまいし、と否定しながら]
[戻って来るなり傍に来て、背中を撫ぜるステラの仕草に、無防備な表情で顔をあげる。]
……ありがとう…ステラさん。
[小さく礼を述べて。微かにだが笑顔を滲ませる。そして、何度も躊躇いがちに視線を彷徨わせて居たが。
思い切ったように会話の口火を切った]
あの…ね、ステラさん。ちょっと聞きたいことがあるんだけど――
[誰かの足音に耳を傾けていたが急に声を掛けてきたローズマリーに反応する]
…はい、何でしょうか?
[視線をそちらに向け微笑む]
[柔らかい微笑を浮かべたステラに、どこか安堵したように表情を和らげ]
あのね、一昨日夕飯をご一緒した時にチラッと話していた…狼の話を…、もし詳しく知っているのなら教えてくださらないかしら?
ちょっと気になることがあって――
――一階・ロビー――
[階下に下り、食堂のドアに手を掛けようとして、中からの話し声に気付く。
ローズマリーの声はどこか切迫していて、まるで秘密の話でもするかのようで。
そこに踏み込む事も出来ず、ロビーの椅子に座って耳だけで食堂の様子を伺っている]
…狼の話ですか?
ごめんなさい。
私が知っているのは何もないんです。
ただ、出掛ける間際に牧師様にそう教えていただいただけなので、どう言う者かとかまでは…。
お役に立てなくてスミマセン。
[視線をローズマリーからずらす]
[扉の向こうにある、人の気配には気付かず。
ステラから返された言葉には、ほんの少しだけ落胆の色を滲ませたため息を吐いて――]
そう…ううん、気になさらないで?わたしの方こそごめんなさい。急に変な話を振っちゃって…。
――ただ…アーヴァインさんが…人狼にって言っていたから…何か手掛かりになる事があればと思っただけだから…。
[申し訳無さそうに視線を伏せるステラを気遣うように首を横に振って。
最後の言葉は独り言のように呟いた。]
[肩をがっくり落とすローズマリーを横目で感じながら]
…ローズマリーさんの気持ちは分からなくはないの。
[息苦しくなる胸元を掴み]
…私も…昔…愛した人を狼に…。
…ただ、私はそこには居合わせて居なかったから。
弔ってあげる事すら出来なかった…。
でも、ローズマリーさんはちゃんとアーヴァインさんを…辛いかもしれませんが…。
[悲しげだけれども心配させない様な顔で微笑む]
――自室から一階へ――
おれが元気に笑うだけでも、他の人の支えになると思うから、か。
[おっと一部を除いてと、呟くナサニエルは口許で薄ら笑っている]
気ぃ遣わせたかな…でも。
[嬉しいこと言ってくれる、と、空の食器を手に降りていくナサニエルの様子は、幾らか落ち着きを取り戻しているようだった。
自室を出ると、階段を降りて行く]
ま、今おれにできる事って言ったって…食べ終わった食器を、片付けることくらいだろうけどさ。
[食堂から聞こえる声に深く溜息を吐く。
想い人を喪くした二人に自分の想い人を重ねて]
……大丈夫。きっとまた会える。
人狼じゃない…あれは違う……。
[膝の上で組んだ手は、それでも震えて]
ステラ…さん…も?
[返ってきた言葉に、ローズマリーは目を見開き。そして視線を伏せて――]
そう…なんだ――
でも…『居合わせられなかった』のと、『居合わせてしまったの』って…一体どっちが良いの…かしら…ね――
[気遣うように微笑む笑顔が、何故だか痛々しくて、泣き笑いのような表情になってしまう。
死を認めざるを得なかった状況下は確かに辛かった。
しかし、最後の別れすら告げられなかったステラを思うと――
ローズマリーは苦しそうに唇を噛みしめた。]
[小さく溜息。食堂から聞こえる声は哀しみの記憶]
……これ以上悲しいことが起きなければ良いな。
俺にはなんの力もないけど……
――ロビー――
[洗い場を使おうと、食堂を通って厨房へ向かおうとして]
ああ…ハーヴェイ。
飯、持ってきてくれてどうも。
…おれって単純だね。
腹が膨らむと元気出てくるんだ。
パンも白い汁も美味くてさ…しかし海の幸なんぞ入ってて、山の上だってのに凄……ン?
[ハーヴェイがロビーの椅子に座ったまま、食堂に耳をそばだてているようなのに気が付く]
……何、やってんの?
[つられたように食堂へ目を向ければ、確かにそこに、深刻そうな顔をしたローズマリーとステラが居たのだが。
中に入り込んだり必死で耳を澄ませなたりしなくとも、会話を耳にすることはそう難しく無かった]
あぁ、ちょっと入りにくくてね。
女性を慰めるのは苦手なんだ。
[それでなくても聞こえる会話にナサニエルも気付くだろうけれど]
所詮は「無いもの強請(ねだ)り」ですよね…。
『そこに居なければ良かった』『そこに居れば良かった』だのって。
なってしまった事を嘆いてもどうしようもないのですから…。
時間は掛かりますが自分が強くなるしか方法がないのです…って、何か説教染みていますね。
お子様な修道女が言っても意味がない気もしますが。
[...はちらりとドアの方を向き]
そこのお2人さん、盗み聞きはマナー違反ですよ?
[言えなかった、人狼の存在を認めるのが怖い、などとは。
だから二人の話を聞きたくはないのだと]
……俺は強くない。
俺がもっとしっかりしていれば、親父だって怪我をしないで済んだんだ。
[だけどそれは声にならずに口の中だけで溶けて]
[洩れ聞こえた言葉を思わずくり返して呟く]
アーヴァインさんが人狼にって言っていたから、何か手掛かりになる事があれば…
[どうやらそれが、ローズマリーの言で]
昔愛した人を、狼に…。
[それはステラの言だった。
思わぬ過去を盗み聞く形になってしまったことに、軽い罪悪感を覚える。
未だ彼女が苦しみを伴って思い出すのだろう、そのステラの記憶に、感情が感染したかのように僅かに眉を寄せた。
あれほどまでにローズマリーが泣いていた理由にも、その言葉でようやく思い当たることとなる]
”人狼”、か。
[居るわけが無いなどとはもう、笑えずに]
居合わせられなかったにせよ、居合わせてしまったにせよ――愛した人を失ったって意味じゃ、どっちも同じくらい辛いことなんだろうな。
[小さく溜息をついていたが、こちらに気付いて微笑みを向けてくれたハーヴェイに]
ハーヴェイ、人のこと、軽〜く慰めることができるようなあんたが、何の力もないとは思わないけどさ。
うん…そうだな、何も起きなければいい。
[女性を慰めるのは苦手との発言には、そんな事言ってそつなくこなしちゃうんじゃないのと、笑みを見せた]
無いもの…強請り…。そう――なのかしら?
[ステラの言葉に頷きつつ思う。では、自分の力は無いものに取っては羨ましいものだろうか。
事切れた後に僅かに言葉を交わせる事の出来る、自分のこの力を。]
でも…なってしまったものは仕方が無い物と何処かで割り切らないと…。何時までも悲しんでいられないものね?
[お子様な修道女という言葉には、小さく笑みを零して]
そんなこと無いわよ…。あなたは立派なシスターですわ。現に今、わたしを救ってくださったし。心強いわ。ありがとう――
[素直に礼を述べ、続いた言葉に再び瞬きを繰り返す。どうやらドアの向こうに人が居る事すら気付いていなかったらしい。]
―食堂―
[暖炉のそばにいた赤は、その話が始まって、そっとそこを離れる。
それでも声は聞こえていて。]
殺された、か。
人狼に。
…………
[厨房の中で、少し、泣きそうに顔をゆがめて。]
[その場に立ったままのナサニエルに薄い笑みを投げて]
聞こえたろ?
どうやら人狼は本当に居るらしい。
まだ、ここに居るとは思いたくないけど…。
俺はそんなに器用じゃないよ。
いざって時はギルバートに助けられてばかりだったし。
女性は苦手なんだ。付き合うのも…セシリアが初めてだしさ。
[当のステラがこちらを向いて、会話を耳にしていることを咎める声が降って来る]
やべ…。
さ…「さーて、食い終わった食器の洗い物でも…」
[悪戯をしかられる子供の態で、今更わざとらしくそっぽを向く。
誤魔化すような独り言と、向いている体の位置が違うことが逆効果と気付いたのは、言い終わってからだ。
再び食堂へと向き直ると、ステラはローズマリーを抱きしめていた]
ステラさん…。
[――自分も辛いだろうに、人を暖かく包み込もうとする彼女は、自身でおっちょこちょいと言い表しながらも立派な人だなと思う。
二人の会話を邪魔しない程度の静かな調子で、尋ねる声で漏らした]
な、ハーヴェイ。
アーヴァインさんを殺したのが、本当に人狼だとして…。
…外から来た奴だとか、吊り橋から落ちてたって言う、ベンジャミンさんが「そう」だったのかな?
[本を読んでいたメガネはそのままに、一つ溜息をつくが、皆の不安を考えれば仕方ないことで。自分はどうしようかと悩み中]
…さっさと寝れば朝なのにな。
ていうか、あの連中大丈夫なのか?
―浴室―
[ずいぶん前だが、雪にぬれてそのまま放置されていた右足の白を見る。
包帯はいくらでもある。
変えておかねばなるまいと、それをほどく。
ぱさりと乾いた音で床に落ちて、新しい白を手にとった。]
[ステラの言葉に中へと入るナサニエルに続いて食堂へ]
ごめん、何か入りにくくて。
[小さく謝意を告げるとナサニエルの問いに首をふる]
わからない。でも、ベンジャミンさんは古くからの付き合いだと聞いてる。
それに…人狼が崖から落ちるような奴とは思えないし…。
[囁かれた声にピクりと耳が反応する]
…ルー?
ありがとう。
こんな事していられないね。
次は誰を食べるのか選ばなくては。
[ちらりとみんなの顔を見る]
[自室から客室へ。勿論メガネは外し。
相変わらずどんよりした空気。少し苦手そうに顔を顰めながら]
またそろってるな。まだ、立ち直れない奴でもいるのか?
そうなんだ…ふふ。
[セシリアの名を口にする時のハーヴェイの顔には、照れの中にもどこか、穏やかな色が見て取れるような気がする]
セシリアって名前を言うだけで、ハーヴェイは落ち着けるのかな…良い顔するぜ。
[思い出せるだけで心を穏やかにしてくれるのだろう、大事な存在が居る事を羨ましく思う。
言いながら笑うナサニエルの顔は、今はからかっているというほどの笑い方でも無く]
…早く会えると良いな。
[人狼の話には頷き]
…そうだよな。あんな…死なせ方ができる奴なんて、確かに人狼なんて存在くらいのものなんだろうなって、おれも思えてきてる。
まだ、ここに居るだなんて思いたくない。
…うん。良く知ってるわけじゃないが、おれに親切に話しかけて紅茶を勧めてくれたあのベンジャミンさんが、そうだったなんて思いにくいけど。
でもだったらせめて…外から来て、もうここには居ない奴がそうだったんだって思いたいよ。
[――そうで無ければ犯人は何食わぬ顔で、まだこの宿内に居るということになる。
吊り橋が落ちていたこと、その理由も含め――嫌な想像に、ぶるり震えがくるのを誤魔化した]
投票を委任します。
修道女 ステラは、学生 ラッセル に投票を委任しました。
[抱きしめられた温もりが心地良い。
ローズマリーは自然と身を委ねるように寄り添い、ステラの優しさに甘えていた。
と、中に入ってくるナサニエルとハーヴェイの会話が耳に入る。内容は亡くなったベンジャミンの事ならしい。
ローズマリーはすっとステラから身を離して、二人の方へと向かい]
ベンジャミンさんは…人間よ。人狼ではないわ…
[淡々とした口調で呟いた。]
ルー…。
もしも、ボクに何かあった場合があるかもしれないから今宵はルーが食べたい奴を選ぶといいよ。
自分で生きていく力を付けなくては。
[その声は何処か何かを予期しているか――]
酒場の看板娘 ローズマリーは、修道女 ステラ を投票先に選びました。
[ラッセルの「気づいていたのか」には]
当然ですよ?教会の子供達がよくやっていますから自然と気が付くようになったんですよ
[ローズマリーの感謝には]
どういたしまして。
こちらこそありがとうございますね
[と、微笑むがベンジャミンが人間だったという言葉に息を呑む]
…ローズマリーさん?
[どこか淡々としたその口調に、そっと横を通り過ぎて、洗い場へ向かおうともしていた足が止まり]
それってローズマリーさんが、ベンジャミンさんのことを良く知ってるから…「ベンジャミンさんが人狼なわけない」って思っての発言とはまた、違うみたいだね?
[先ほどまでステラの腕の中に居たローズマリーの瞳を、確認するように覗いて]
何か…あんたはおれたちが知らないこと、知ってるのか?
[顔を顰めながらも周りを気遣う様子に少し安堵して]
ちょっと、ね。
ローズマリーさんとステラさんの話を聞いてて。
[盗み聞きとは言わなかったけれど。
ナサニエルから指摘され、微かに赤くなり]
そ、そうかな?
うん…とても大事だから。
すぐに会えるって、きっともう何もない筈だからさ。
[もうここには居ない、と思い込みたかった。
だけど…ありえる可能性に無意識に身を震わせて]
もう、ここには居ないはずだ、きっと。
書生 ハーヴェイは、修道女 ステラ を投票先に選びました。
[傍らで息を呑むステラをあやすように背中をぽんぽんと叩き、ナサニエルの覗きこむような瞳には、真っ直ぐ見返し]
――えぇ…そう言うことになるわね。
わたしは、少なくてもあなた方よりは僅かに情報を持っている。…いいえ、嫌でも得たというべきかしら?
……もっとも…、信じるか信じないかは…あなた方におまかせすることだけど…。
[何処か寂しそうに微笑み、ふっと息を漏らす。
強がっては居るが、内心は逃げ出したくてたまらなかった。でも逃げ出すことは出来ない事も判っていた。それは自身に課せられた運命なのだから――]
[一連の話を聞いてはいたけども、少しだけ聞き耳を立てたのはローズマリーがベンジャミンとやらを人間と断定したこと。あったこともない人間がどうというつもりはないが]
…?人間、とはどういうことだ?
ここに居るのは皆人間じゃないのか?
何てね。
冗談だよ。
[ウラルはケラケラと笑う]
ボクがそんなヘマするわけがないじゃないか。
可愛いルーを置いて何処かに行くなんてさ。
―浴室→食堂―
[手早く、包帯を巻いて。
まだ少し腫れの残る足を、しかし気遣うことなく、食堂へと。
先ほど出て行ったのとは違う場所から入る。
聞こえる声。
ベンジャミンが人間だったという]
…?
何が?
[>>152ハーヴェイのその願いを込めた声には、同じ願いを込めて頷く。
子供染みているというステラの呟きは、…聞こえたが、聞こえないふりをしておいた。
しかし隠し切れない拗ねたような顔も、すぐに真面目なものと変わる。
ローズマリーの言葉を一字一句聞き漏らすまいと、真剣に耳を傾けている]
少なくともおれ達より、僅かに情報を持っている…
嫌でも、得た。
[ゆっくりと首を横に振って]
…ローズマリーさん。
あんたの言葉をおれが、信じるにせよ信じないにせよ…それだけじゃ分からない。
[彼女の寂しそうな微笑みも、何かの衝動と闘うかのような溜息も、ナサニエルに尋ねることを遠慮させるには足りなかった。
何しろ自分達が無事、生き延びられれるかどうかに関わることかもしれない可能性がある]
こんな狭い、閉じられた場所に6人…。
…ハーヴェイが言うようにきっとそのうち助けが来てくれるとは思うけど、何よりも今情報こそが重要になってくると思うんだ。
もっと詳しく、おれにも分かるように話してくれないか?
う、ん。
そうだよね、ウラル。
…ぼくは、かわいいとかそんなことないけどさ。
[不安を否定するように、少し、照れたような聲]
/中/
ローズ霊能確定だけど、占い師は誰だろう?
ベンジャミンさんかなぁ…審問みたいに通知ないんだよねー?
ギルバートが俺を確白みたいに言ってたけど、あれはRPで占い師じゃないと思うし。
[矢次に飛ぶ質問に、ローズマリーは静かに目を伏せて――]
役に立つかどうかは判らないわ。わたしの力は…全てことが起きてからでないと発揮しない力だから…。
わたしは小さい頃から特殊な力が備わっていてね…。――感じる事ができるの…亡くなった人の魂を。
だから…アーヴァインさんの最後の言葉も、ベンジャミンさんが何者かも…判ってしまったの。
アーヴァインさんははっきり人狼に殺されたと言っていたわ。だから気になってベンジャミンさんに問い掛けたの。あなたは本当に人間だったのかって…。
彼、生前と同じような姿で現れてたわ…。魂は本来の姿を映し出すもの――。
人狼は…亡くなった後まで人型を保つことが出来ないのよ…。
[と、そこまで一気に言うと、ふっと力が抜けたのか肩を落とし]
これがわたしが持ち合わせている情報よ。信じる信じないは…おまかせするわ。
[ローズマリーが告げる。
ベンジャミンは人間、と。
それは、言い換えればここに【人間以外のもの】が居るということで]
……冗談だろ?
[渇いた言葉は声にならずに消える]
……死んだものの声を…魂を、見る?
[それが事実とはすぐには思えずに]
アーヴァインさんがそう言ったのか?
人狼、と…?
人狼が誰かまでは聞かなかったのか?
[質問に答え、肩を落とすローズマリーへ]
結局、死なないとわからないってことか。
やっかいだな。
俺は…無駄に命を奪って人だったと後悔するよりは自分が信用できると思った奴を信じる。
今はハーヴェイしかそういえる奴がいないのが残念だが暫くすればわかるだろうさ。
きっと、どんなに隠しても血の匂いがするからな。
[――目を伏せて説明するローズマリーの言葉を、静かに聞いていた]
……そう、なんだ。
[彼女の口から得られた情報は、喜ばしいものとは言えなかった]
ローズマリーさんの、その力とやらが本物なら…。
…間違いなく人狼って生き物は存在して、アーヴァインさんはそれに殺されて、もしかしたらベンジャミンさんもそうで…。
それで…、ベンジャミンさんが犯人じゃない以上は、もしかしたらまだここに、居るかもしれないってことなんだよな。
[重苦しくのしかかってくるかのような現実に言葉を失い、決意して話をしてくれたローズマリーにお礼を言うことも忘れた。
ハーヴェイの言葉>>159にハッと顔を上げて、期待に満ちた目をローズマリーに*向けている*]
あはは、ボクが可愛い?
嬉しいねぇ。ありがとう。
[ローズマリーの話に眉を顰め]
まさか彼女が…。
選択をミスったか。
いいかい、ルー?
「彼女」には気を付けるんだ。
「彼女」はボク達に取って厄介な存在だからね。
修道女 ステラは、ランダム を能力(襲う)の対象に選びました。
[ハーヴェイの言葉には、首を横に振り]
残念ながら…アーヴァインさんは誰がその人狼だったかは見て居ないそうよ。
それが判ったら…わたしも苦労はしないんでしょうけどね…
[自嘲するように小さく笑い、ギルバートの言葉には、静かに頷き]
万能では無いの…。ごめんなさい、お役に立てなくて…
[視線を伏せる。そしてステラの言葉には少し悩む様子を伺わせ]
姿が無いというより…原型が無いの。ただそこには憎悪だけが…残るの…。
うまく言えないんだけどね。
[血の臭い、と聞いて小さく息を吐き出す]
確かに、あれじゃ臭いだって残る…
それを手掛かりに…でも
[それは、まだ終わらないという事を暗に含んで]
信じてもらえるのは嬉しい。俺もギルバートは信じてる。
でも……
[それは昔から知っているから、で。
他の皆が信じる要素にはならないと知っていた]
いや、そこまで教えてくれれば十分だよ。
…俺もそれなりに人を見る目はあるんでね。
お前さんみたいに不思議な力ってのはないが…
きっと何か手伝えると思う。
それと…
[少し、言いづらそうに]
明日、マスターの遺体を埋葬してくる。
もし、心残りがあるなら今夜は傍にいてやればいい。
大事な人を亡くした気持ちは、よくわかっているつもりだ。
…そうか、ごめん…思い出させて。
きっと、そんな状態じゃなかったんだ……。
[あの姿を思い、改めてそっと十字を切り、祈って]
[期待をこめた眼差しを向けるナサニエルにも、申し訳無さそうに視線を伏せ――]
残念ながらそれは判らなかったわ。誰が人狼かは――
役に立たなくてごめんなさい…。
[再び頭を下げて詫びると――]
今日は朝からいろんな事があって…疲れたわ…。
悪いけど先に休ませて…いただくわね…。
出来ればもう…この力は使いたくないけど、何か聞きたいことがあったら遠慮なく仰って?
――少しでも…役に立ちたいから…。
[そう言うと、ゆっくりと立ち上がり。重い足取りで二階へと*上って行った*]
[諦めたようなハーヴェイの言葉に、肩を叩き]
…まぁ、そこらへんは任せてくれればいいさ。
[意味ありげに、少しだけ、笑ってみせ]
あぁ、どうやら彼女はボク達の正体がわかるらしい。
先に「彼女」を血祭りにしておけば良かった。
若い女の肉は柔らくて美味しいはずだからね。
[ペロリと舌なめずり]
[謝罪の言葉を残し二階へと戻るのを見送りながら]
役に立たないなんて…
充分だ…人狼がここに居る、それがわかっただけで。
[むしろ役に立たないのは…
そう考えた所で肩を叩かれ、友人を見る]
随分…余裕があるんだな。
俺には言えない事?…って、いつもそうだもんな、お前は。
[今更、か。と苦笑して]
憎悪が…?
[その言葉は誰に聞こえるわけではなく。
傷心に身を沈ませるローズマリーには]
ゆっくりとお休みください
[そう言うと...は今宵も*湯殿に*]
…いや。
調べる方法は、あるかもしれない。
知りたいなら教えてもいいが…きちんと結果がでるか怪しいんでな。
妙な期待を持たせないように、言わないほうがいいと思った。
/中/
っとね、アーヴ村確定でしょ?
ローズ霊能でこの様子だとステラさん村?
残り5人で狼2・占1…ベンジャミンは人。
ラセ・ナサ・ギルに狼が2
……ギルラセっぽい。だとすれば俺が人なの明白だし。
ナサは村だろうし(あれで占だったらこの流れならそれっぽく動くと思う)
☆ベン占・ギルラセ狼・ナサ人
☆ベン占・ナサラセ狼・ギル人
☆ベン占・ギルナサ狼・ラセ人
☆ベン村・ギルラセ狼・ナサ占
☆ベン村・ナサラセ狼・ギル占
☆ベン村・ギルナサ狼・ラセ占
のパターンかなぁ?
[階段を上り始めた直後、背中に掛けられたギルバートの言葉に、ローズマリーはふわりと振り返り]
ありがとう、ギルバートさん。そう言っていただけると助かるわ。ハーヴェイさんも…ありがとう。
アーヴァインさんの亡骸は…そう、明日埋めてくれるのね…。判ったわ。
心残りは――ないわね。だってあそこに居るのはただの器。アーヴァインさん自身は…今もわたしの傍にいるから。大丈夫よ。お気遣いありがとう。
お休みなさい、良い…夢を――
[口許に淡く妖しげな笑みを浮かべて。
再び階段を*上って行った*]
一応、これ使うつもり。
[ウェストポーチから取り出したのは針の入った包み。
中には数本の銀の針]
これな。俺の仕事用。純銀。
銀は昔から毒に触れれば変色する。
しかし生き物の血には反応しない。
だがこの銀は少し特殊でね。
人以外の血にも、反応するんだよ。
…わかるか?
/中/
ギル占・ベン村確定で。
ステラさんが狼である場合も含めて
☆ナサラセ狼・ステラ村
☆ラセステラ狼・ナサ村
☆ナサステラ狼・ラセ村
一番上が有力かなー?
[取り出された針とその説明を聞き、友人を見て]
銀にそういう性質があるのは知ってる。
でも、人以外の血に…?
って事は、人狼の血に触れたら反応する、って言う事なんだな?
多分反応あるな。
変色するか腐るか。何かしらはあるはずだ。
人狼は人とは言え血液まで人と完全一致ということはあるまい。
恐らくこれを刺せばわかる。
但し本数は限られている。
一度変色した針は使えない。
なら使うのは俺に任せてもらいたい。
俺が怪しいと思った人間に使わせてもらう。
勿論証人の前でな。
他の連中にはいうな。疑心暗鬼になりかかっている中でこんなこと言うのは少し怖い。
特に、ナサが心配だ。
相当気が立っているようだから。
そして勿論お前に使うのも無駄だと知っている。
わかった、ギルバートに任せる。
話してくれてありがとう。
それで人狼がわかれば…
うん、誰にも言わない。
これ以上混乱させるわけにも行かないし。
……俺の事は調べなくていいの?
[調べなくていいのかとの問いに]
なんで?
[小さく笑い]
…お前は俺の親友だよ。それで、十分だろ。
俺は人狼とつるむ程、友人に不自由はしてない。
流れ者 ギルバートは、修道女 ステラ を投票先に選びました。
まぁ世話になっているからな。
此れくらい言っておけば今までの借りはチャラだろ
[茶化す様に答えるも、友人の心からの笑みに、同じような笑みで]
それじゃ、俺もそろそろ戻るかね。
[踵を返しかけ、ふとソファで眠っているラッセルを目に止め]
…なぁ、ハーヴェイは…セシリアのこと、大事なんだよな?
もし…セシリアが…居なくなったら。
お前、別の人を同じように、想えるか?
借り、って…そんな風に思ってたわけ?
そんな気持ちで居るならとっくに離れてるって。
[そう言いながらその肩をぽん、と叩いて]
大変だと思うけど、任せるからさ。
俺もお前を信じてるから。
あ、そうだな。俺ももう戻るよ。
明日は…アーヴァインさんを埋葬するんだろ?
ゆっくり休まないと、ね。
おやすみ。
[そういって二階の自分の部屋へと戻っていく]
[去り際に掛けられた言葉に振り返り]
セシリアが居なくなったら……?
わからないよ……俺には…
セシリアが居なくなったら、なんて、考えたくないし……。
セシリアは、一人だけだもの。他とは比べられないよ。
……答えになってなくてごめん。
[そう答えて、そのまま二階へと]
[我ながらバカなことを、とやや自嘲気味に笑い、ふる、と頭を振り]
ラッセル。ここだと風邪を引く。部屋に戻れ。
[返事のない小さな少年。少し困った顔をしたけども]
…起きても、文句いうなよ。
[抱き上げた瞬間、その軽さに内心驚きながら、また心配でもあり]
食事くらい、ちゃんとしろ。
人に作るなら自分で食べろ。このアホが。
――管理室――
[湯上がりに昨夜のご馳走があった場所に足を運ぶ。
中は暗闇だがウラルには見えていた。
――ご馳走があった場所が。
まだ漂う紅の匂い。
しかし、それは時間が経っていて美味しそうではなかった]
…ねぇ、貴方は結局誰を愛していたんだい?
外で永遠に眠っている女?
それとも…。
中で一時の眠りの彼女?
[ウラルは昨夜のご馳走だった物の胸に鋭い爪を突き刺す。
何をするわけではなく。
ただ弄ぶ為に――]
[ラッセルの部屋は知らず、仕方なしに自分の部屋へ。
起さないように静かにベッドへ寝かせ、上掛けをかけてやる。
苦しくないように、上のボタンを外してやると目に入るのは真っ白い包帯]
…?なんだ、これ。
怪我でもしてんのか?
[気にはなったけれどもそれ以上は触れようとせず。
細い赤い髪を指に遊ばせ溜息を一つ]
レイを忘れることは…できないよなぁ…。
俺は…こいつを…レイと重ねているんだろうか…。
[ラッセルが自分に興味を持っていないことは知っている。自分もきっとラッセルにレイを重ねているだけろうがそれでも胸が痛む]
寝顔も、笑顔も、しょげた顔も、全部同じ、か。
神様は結構残酷なこと、するねぇ。
――二階・客室――
[部屋に戻り、念のために鍵を掛けて何度も確認をして。
そして心底疲れた、と言うように、着替えもせずにベッドに倒れこんで]
……人狼、かぁ。本当に、居るんだよな……ここに?
[ローズマリーが聞いた、と言うアーヴァインの声はその存在を物語って。
あの傷を思えばそれは合点が行く話で]
……俺…大丈夫、だよな…
[もう一度ドアを見る、鍵は掛けたけれど]
……きっとギルバートが見つける、見つかる筈だ。
だから、大丈夫だ。きっと。
[見つかった人狼をどうするか、そこまでは今は考えずに]
[刺し込んだ爪を抜くと幾らか紅が付着した。
それをペロりと舐めるが]
……まずっ。
[興ざめしたのか部屋を後にし、2階のルーの元に向かう]
[自嘲気味に笑い、指を髪から離すと小さく頬を撫ぜ]
お休み。良い夢を。
[小さく額へ触れるだけのキスを。その表情はきっとレイにだけ向けたそれと同じもの。
自分は備え付けのソファでごろりと横に。
飄々としてはいたが、知らない間に疲れや緊張を溜め込んでいたようで。
ある安堵を含んだ睡魔は直に...の意識を*奪った*]
流れ者 ギルバートは、学生 ラッセル を能力(占う)の対象に選びました。
流れ者 ギルバートは、冒険家 ナサニエル を投票先に選びました。
[...を調べるまでもない、と、言い切った友人の言葉をもう一度思い浮かべ、苦笑ともつかぬ笑いを浮かべる]
まったく…あいつは……
[人を苦手とする彼に、そこまで信用されていた事が嬉しくて]
お前も、俺の一番の親友だよ、ギルバート。
[本人には、多分嫌がるだろうから言わない言葉を呟き、ポケットから写真を取り出す]
大丈夫、必ず戻るから。
君を悲しませたりしないから。
おやすみ、セシリア。
[もの言わぬ写真にそう囁いて、いつしかそのまま眠りに*落ちていくのだろう*]
――ラッセルの部屋――
[――コンコン。
ノックをするが返事がなく、ドアノブに手を掛けると薄ぐらい部屋に月の光が差し込んでいた]
ルー?
カーテンも閉めないで…。
[ベッドを覗くが姿はない――]
何処だろう?
[ルーのベッドに座り白銀の世界を眺め]
/中/
だからどうしていつもその日の最終発言なんだろう、と。
まぁ、あれだ…
ラッセル人狼でFAだと思うんだ。
この人数でさ、俺占って白だと、残りの灰3に2、で。
他にいないもんなぁ?
ステラが狼だと(それっぽい雰囲気はあるし)狼CO無いときついかなぁ…
[皆が寝静まった頃――。
今宵も...は白銀の世界を眺める。
昨晩とは打って変わって穏やかな天気。
銀色に輝く月が藍色の空に浮かんでいた]
晴れて良かったです。
明日はアーヴァインさんを弔うって言ってましたから――。
[急な寒気に...は身震いをし、振り向くが、そこには何も無く首を傾げる。
しかし、何かを悟ってしまったのか悲しみの表情を浮かべ]
[暫くぼんやりとして居たが立ち上がり部屋を後にする。
去り際に振り向く顔は一体どんな表情か一概には分からなく――]
――Arrivederci.
[パタン――とドアを*閉める*]
――暖炉前――
[座り込み弱くなった炎に薪を焼べ、ローズマリーの話しを思い出す]
……人狼は憎悪の塊だから形を成さない…?
はは…。
[その笑いは何に向けてなのか――]
確かにそうだ、ボクは――。
[そこで咄嗟に口を塞ぎ辺りを見回し、誰も居ない事に安堵する。
誰に語るわけでもなく...は呟く。まるで懺悔の様に――]
漸く貴方の傍に行けそうですよ?
私が(食べたい位に)愛したヒューバートおじ様…。
[...は胸元を抑えニヤリ――と嗤う。これから皆が予期せぬ何かが*起こる事を思って――*]
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