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未亡人 オードリー は、墓守 ユージーン を占った。
次の日の朝、自警団長 アーヴァイン が無残な姿で発見された。
……そして、その日、村には新たなルールが付け加えられた。
見分けの付かない人狼を排するため、1日1人ずつ疑わしい者を処刑する。誰を処刑するかは全員の投票によって決める……
無辜の者も犠牲になるが、やむを得ない……
そして、人間と人狼の暗く静かな戦いが始まった。
現在の生存者は、見習い看護婦 ニーナ、お尋ね者 クインジー、美術商 ヒューバート、学生 ラッセル、墓守 ユージーン、書生 ハーヴェイ、流れ者 ギルバート、未亡人 オードリー、牧師 ルーサーの9名。
牧師 ルーサーは、学生 ラッセル を投票先に選びました。
[言葉を吐ききると地面にぶっ倒れた。全身の運動決定プログラムまで一時的に停止したからだ。
度重なる高負荷と不要データの為にかなり重くなった身体を、何とか道の端に。
やや奥まった路地の地面に腰掛け背を壁に預けると、*データ整理に精を出した。*]
――Under/Sky high (廃棄領域/上空) ――
[一帯を強烈な火の玉にも似た爆光が包み込んだ。
だが衝撃波も音も無く、
真夜中に突如出現した太陽のような輝きだけが生まれ、
そして消えていった]
未亡人 オードリーは、学生 ラッセル を投票先に選びました。
─Under/gate > - ─
[両手首を捻り、重ね合わせた腕輪と腕輪。
クリスタルが弾ける硬質な音が響き、Geneの手首から先を透明で硬質な物が覆う。ちょうど手首から先がクリスタルガラスで出来たドリルの様な形状へ。
その細部に目を向ければ微細な△三角形が連なり、表面積は増大して行くフラクタル構造を持つ。
攻撃を行うなら、01世界の中、増大していく事で相手を破壊し、また、防御に回るなら内部に相手の力を取り込む□フォトニックフラクタルとなるだろう。]
墓守 ユージーンは、学生 ラッセル を投票先に選びました。
[意識は光芒に染め上げられ、一様に純白あるいは透明
感情も思考も消滅した無色、其処には何も存在できない]
――では、なぜ私はここに居るの?
――じゃあ、この認識は誰がしているの?
[問いかけは生まれたと同時に漂白される。
少女の自我は果て無き虚無を漂泊する]
―――――――――――――――――――――
【Immortality, Inc.】
―――――――――――――――――――――
[彼女の生まれた場所]
[とかく、目の前に有るのは戦車で、Geneの目にはスローモーションで動く複数の砲弾。]
フォトニックフラクタルに閉じ込めてしまう事も出来る。
君の筒の中へ返してあげることも出来る。
でも、これくらいなら浴びてもどうってことないね。
なら、花火にしてしまうか。
―――――――――――――――――――――
「 memento mori」
―――――――――――――――――――――
[彼女が生まれた時、持っていたことば]
書生 ハーヴェイは、美術商 ヒューバート を投票先に選びました。
[唐突に、視界にPGMのBOXが立ち上がる]
──SYSTEM:memento mori Checking PGM starts a check.
……チェック開始?
──SYSTEM:Now Checking..._
[やがて、進捗を示すゲージは埋まり]
──SYSTEM:23A67E549F/Eugene was not polluted.
[表示された結果に嘆息]
──あの子は、安心して良いのね。
[妙な気配を感じる。何、とは言いがたいが]
──?
[中空を見上げるが、視界には暗い天蓋があるのみで]
……まあ、何が起こっていても不思議じゃない、か。
[呟き、再び歩を進める]
[両手を開き、砲弾をドリルで破壊する。
爆破した破片を避ける様にGeneは地面を蹴り、細い身体を空中で回転させる。閉じた両足の義足の先にも両腕と同様の透明のドリル。黒い破片と破裂の光が複雑で細かな表面に反射してキラメキを作りだすイリュージョン。]
[ドリルの振動。
野蛮でけれどもクリスタルの硬質な共鳴音。
天上の鐘の様に清らかな音。
玉は遅いのだから、軽い運動にしかならない。
ボール遊びをする様にして粉々にした砲弾の破片がGeneの全身に突き刺さり、小さく弱い無数の針に刺される様なむず痒さを覚える。]
………あぁ。
操縦席はあるのかな。
[にっこりと笑う。]
――Under/Boulevard――
[道は存在すれど建築物はボロボロ…いわゆる世紀末の風景を思わせるような場所…つまり、視界が開けた所にやって来た。
周囲に放った端末がいくつか消失している。
こちらの位置を知らせる手がかりを意図的に残してあるのでこの場所に来るはず…そう確信していた。]
ゲームだと月明かりの下に佇む…様な情景なのかもな…
――Under/Sky high? (廃棄領域?/上空?) ――
[少女の意識は断片と化して揺れ動く。
領域に満ちたノイズの波が寄せては返し、
漂う破片は互いに引き合って少しずつ寄り集まる。
遠い記憶から引き出される"back-up"。
それでも、彼女が目覚めるには程遠かった]
……あれは、なんだろう。
……ここは、どこだろう。
[そのまま、上下反転したままの体勢で、嵩高く捻れた戦車の側面にひょいと乗り、無造作に両腕を突っ込む。
ドリルで金属板を破り、内部を覗き込む。
内側にはG.I.ジョーの様な兵士が乗っている。
そのまま、脳髄に義足のヒール部分のドリルを突っ込むと、兵士は緑色の血を流して横に倒れ、巨大な重戦車ごと、砲弾と同様に黒い破片になって舞い散った。]
――Under/Boulevard――
[瓦解寸前の建築群──人間用視覚ソフトがあり、弧月さえ浮いていれば旧い街跡の退廃的美を思わせる光景──、dateとしては判別不可能な文字列となり途切れている場所へやってきた。入り口前に、Quincyが放った目玉があり、それを焔で灼やすと帽子に手をあてて口元を緩ませ、ストラを肩から掛けたAIが一体。]
Kyrie, eleison.
[緑の血と爆炎を避けるでもなく、適当に身を捻り適当に着地する。破片で細かな傷が出来た肌を無感動に眺め、ふとついでに思い出した様に、ノースリーブになったままの襤褸襤褸のシャツの内側を覗き込む。]
…痒い。地上での身体感覚は嫌いなのに、Underでは気にならないのは何故か。今回は無理矢理潜ったから、現実の自分とほぼ同じ姿だと言うのにな。
[シャツの内側に手を突っ込み、無造作に自分の乳房を捻る。]
…と、こんな大きさだったか。
malebodyのヴィジョンでログインしたかった…気はする。
[街跡の中の交差点の中央の台座…
―何らかのオブジェがあったのだろうが破壊されて台座しか残っていない―
の上の瓦礫の上に座って、先ほど消失した端末のほうから尋ね人が来るのを待った…。
その時、上空…座標軸での…で大きな処理が行われている存在を感知した。]
お客さんか…少し待ってくれるかな。
上の様子が面白そうなのでね。
[薄暗く汚い小路をふらつきもせずに歩く]
まだ居たとしたら、驚きだけれど。
もう何年だっけ?……て、これ何回も言ってるわね。
歳よねぇ。
[言いつつ、狭い三叉路を左に折れ]
──居るし。
[フレームの前にフードを被った老人の姿]
[それは、かつてと何一つ変わらない]
……久しぶりね。
[声をかけると、老人は口の端で嗤う]
─Under/Backstreet"JUNK SHOP"─
あんた、まだこんなとこで"商売"してるの?
稼ぎもないでしょうに……。
[呆れ半分に言う言葉に、老人はやはりにたり嗤い]
まあいいわ。
ソフトのバージョンアップとあと情報が欲しいんだけど。
『欲しい情報は今やってるGAMEと"死"かい?』
……そうよ。
今遊んでるような子たちに"招待状"が届くのは良いとして、とっくに引退したあたしのところにまで届くのが解せなくてね。
おまけにLogoff出来ない上にmemento moriの発生。
誰かの悪意にしか思えないわよ。
でも、Underに居るからには、姿形の修正よりもゲームに用量を配分したい。
[また無造作に手を離し、義足の硬質な音を響かせて駆け出す。]
『──昔馴染みに嵌められたかい?』
……かもしれないわね。
ともかく、現状の情報。なんかないの?
『ないね。"memento mori"に関してはいたちごっこだ。どれだけ解析してもすぐに新型が出て来やがる』
……使えないジジイね。全く。
『お前さんこそもう相当だろうが。
そんなナリしちゃいるが』
うるさいわね。良いじゃないさ別に。
とにかく情報はもう良いわ。
バージョンアップだけお願い。
[満ちては引く時間の潮。
原初の海にも似たイメージの海。
増殖するコードと解体されるコード。
assembleとcompile、繰り返される数多の舞い]
―― 死 と 、 再 生――
[そして再び眠りに堕ちる。
永遠に目覚めない夢、もしくは夢みながらの死の中に]
-under/Boulevard-
[しばしの休息をとり、疲れも消えたのを確認し体を持ち上げる]
っと、そろそろ行動を開始するか。
[とは言え、あの女性の言うことを鵜呑みにした場合これから始まるのは死の舞踏。しかも中にはあの男性PCのようなプログラムも含まれている。ある意味消去させるのに躊躇いはないが、強敵なのは間違いない。あまりの分の悪さに失笑が込み上げる]
まあいい、うまく立ち回るさ。
[hyper-motionとlightning、zero-fieldのチョイスは間違ってはいない。人間が操るコンソールとしてのアバターを人間の反応速度以上に稼動させ、さらに相手の攻撃プログラムに対して有利に事を運ぶ事が出来るのは間違いない。もっとも、最大の弱点は"近接戦闘を与儀なくされる"事だが。だからこそ極限まで戦闘回数を減らす努力が必要だ]
『見せてみな。……随分古いのを使ってるな。これじゃすぐにおっ死んじまう』
だからアンタのとこに来たんじゃないのよ。
頼んだわよ。……あたしは少し休むから。
終わったら起こして頂戴。
[言うだけ言うと老人の"店"へ入り込み、隅に蹲る]
──COMMAND>Modechange /sleep
(これで少しは神経を休めることが出来るかね)
(やれやれ。年寄りにはキツいよ)
[内心でそう呟くと、意識は*スリープの闇へ*]
・・・・・・ 近くにいくつか反応があるな。
ここは接触するか、それとも盛大に逃げるか。
[だが情報が乏しすぎる。様子を見ながら、接触を試みるべきかもしれない。
様子を見つつ、大通りへと歩みを進めていく]
[しばらく上を見上げていると満足したのか、座っていた場所からひょい、と降りると少し離れた所にいる、漆黒のコートを纏った男に向き直った]
下層に下りてようやく意思ある存在に出会えたわけだ…。
名乗る事に意味を見出すのかな?
[そう問いかけると両手を開いたり閉じたりしながら柔軟体操のような動きを行っていた。
その行為には何の意味もない…が、今までに拾い上げたデータの影響からか、今の体を動かす事は積極的に行うようになった]
『『Pange lingua gloriosi Corporis mysterium, Sanguinisque pretiosi, Quem in mundi pretium Fructus ventris generosi Rex effudit Gentium. 』』
[Quincyを無視して、クピドは謳い始める。]
[コンソールが勝手に動作していく。何かが蠢く]
貴様、キャリアか。
[意識が遠のいていく。今まで理性的に行動していたはずが、勝手に何かのコードが打ち込まれる。何が起こっているのか理解出来ない]
答えろ、memento moriより生まれし混沌。
我が求めし答えを持っているなら、我を導け。
[弾けるクリスタル──…。
空中の塵の様な雑魚プログラムは、時々目に掛かりそうになる物だけを、指先を細い五本のドリルにして弾いた。]
オードリー・H
彼女か、彼女の様な素敵な人に会えると良いけど。
[足は無意識に、過去のログイン時に何度も通った大通りへと向かって行く。]
・・・・・・
[上空から少し視界を戻すと、こちらも先ほどのプログラムPCと新しい男性のPCが見える。瓦礫に身を隠しながら、彼らの行動をサーチする]
墓守 ユージーンが「時間を進める」を選択しました
あのプログラムPC、はっきり言って強敵かつ僕を何事も無く攻撃してくる事は確定している。ならばここで破壊するのは得策だな・・・・・・
[狙いは黒衣のプログラムPC。赤髪のPCもプログラムであるならばそれも問題ではあるが、便乗するのは悪い事ではない。一撃離脱のマクロ構築を開始する]
[遠く呼ばわる声。
問い詰めるような青年の感情。
馴染み深い混乱と拒絶の意識。
ふわりと微笑んだ私は自我の中心を其処に見出した]
――屍と共に舞い踊り
――慈悲を以って最期の時を産むもの。
――わたしの名は、
そういえばオレが拾ったメールは一部データが破損していたな…
その部分にEntry Nameのリストがあったのかもな。
あんまり長い付き合いにはならないと思うが、相手への挨拶は欠かすな、との指示を受けているのでね。
よろしく頼むよ…。
[そうささやきかけるとクインジーの背後に10数個の目玉が現れたかと思うと虚空に消えた]
中)アドレスメモ
─Public/Gate─
263112221913-17113015
─Under/Gate─
3124141528-17113015
─Under/Boulevard─
3124141528-122531221532112814
─Under/Backstreet─
3124141528-12111321293028151530
[移動中、上空で何かが起きている事に気付く。
珍しく前髪を掻き揚げて、大きな両目をぱちりと──。]
[瓦礫の山で出来たビル程の建築群。道だけが整備された更地の様になっている。Geneの目にはそう見える。
一番高い山に飛び乗る。]
書生 ハーヴェイが「時間を進める」を選択しました
この躯はヒトにしてヒトならざる素体。
完全な不死を求めて備えられ、
極限の進化を願って供えられた器。
創られた肉と魂。
[その意識を占拠しつつ]
なるほど、我が母なる海の一端か。
ならば我が意思も貴様と共にある。己と同じように、我に命じよ。されば答えん。
わたしに先を望むなら――捧げなさい。
幾つもの生と死、創造と破壊を経た後、
この躯はまことの化身(アヴァター)となるでしょうから。
…──奇麗だ。
[前髪でまた隠れた顔で、今度は地上に目を移す。]
あれは?
[今度は片目だけでぱちりと瞬き。
地上で何かを観察しそして乱入しようとしているHarveyの姿が視界に入る。]
・・・・・・ 状況が見えないな。
[この二人がこれから激突するのかどうか。今はまだ挨拶程度なのか。それによって深入り度合いを変えなければいけない。
そう思っていた矢先、他の反応も近づいてくる。本当に厄介この上ない]
すなわち最後の晩餐の夜にあたりて
主は兄弟らと共に食卓をかこみ
旧約の則にしたがいて過越を食し
この時、御手ずから御身を十二使徒に分ち給えり!
『『Sanctus Sanctus Sanctus』』
[煉獄の焔がクピドを中心として球をつくりはじめた。複数の焔がQuincyへ向けて、他の焔は辺りへと散開する。虚空へ消えた目玉へ向かうかのように。]
[私の中に、とても巨きく抗いがたい“なにか”が入ってきた。遠のいた意識の中でその声だけがはっきりと響く]
……備えられ、供えられる?
……私、が――?
[疑問が生じると共に私は自分の存在を確認する。
意識が鮮明になるにつれて、私の中にあった“なにか”の感覚は薄らいでいった]
[その目玉っぽい偵察プログラムには特に何も反応は無く。]
ふぅん、にゃんこ一匹程度たいしたことでもない、と。
ま、いっか。
[安堵と落胆。ほぼ同時。]
ならば、全ての破壊を供えよう。
そして願わくば、このherveyもまたmemento moriという混沌の海の一部へと誘いたまえ。
[コンソールに大量のコマンドが書き込まれ始める]
・・・・・・
[背後から急速に接近してくる破片を確認し、咄嗟に体をよじりながら剣ではじく]
いきなりのご挨拶だな。
話し合いの余地は、ないのかな?
[焔の発現を目にし、少し目を細め、手にした小石をゆっくりとしたサイドスローでルーサーへと投げ放った。
そして滑るように投げた小石を追い、ルーサーへと駆け寄る]
やる気十分だねぇ…実にイイ、コレだけでもココまで降りてきた甲斐があった、ってもんだ!
・・・・・・
[上から眺め下ろすそのgeneに警戒しつつ、先ほどのプログラムから焔が放たれたのを確認する。剣にzero-fieldを一瞬付加し、弾き消す]
今ので気がつかれたら、大混戦ですね。
[むしろそれを望んでの行動でもある]
…Sword。
[Harveyの言葉が正確にGeneの居る方角に向かって来る。]
十分に使えそうな装備を持っているのに、話し合いをしたい?
それは、何故?
[コードを解析、逆探知。ころころ転がる目玉を追って黒猫は走る。]
みーっけ。
[物陰から見えるのは、さっきのこわそーな黒服のおっちゃんと、もっとこわそーな顔したおっちゃん。]
[投げ返された小石がクインジーの額に迫る。
臆することなくそのまま進み額で小石を受け止めると左手を強く握り締めて更に数歩前に踏み込んだ]
ご丁寧なご挨拶ありがとうよ…
ちゃんと礼はしないとな!
[その掛け声とともに左手を前に突き出した。
その指先から小さな…それこそコインほどの大きさの光弾が5つ、ルーサーめがけて放たれた]
お尋ね者 クインジーが「時間を進める」を選択しました
> set zero-field to sword -ltd
[様子見の為に、zero-fieldを制限付で付与する。あとは高速戦闘パターンのマクロを手元に広げ、いつでもhyper-motionを稼動可能にしておく]
そうだな、既に僕らが最初考えていたゲームとはルールが異なっているから、相談したいといった所かな。
もし君が人間なら、logoutが可能か確認をお勧めするよ。
まあ、戦闘がしたいだけならばある程度相手をしてあげてもいいが。
『『In suprema nocte coenae Recumbus cum fratribus Observata lege plene
Cibis in legalibus, Cibum turbae duodenae
Se dat suis manibus. 』』
[背後のクピドからQuincyの真ん中を貫く軌道で焔が二つ。5つの光弾を相殺するように向かう。
着地と同時に、Herveyへ向かい焔を放って微笑。追撃に来るQuincyを横っ飛びに躱した。]
[Harveyが破片を弾くのを眺め、]
…ログアウトか。
ぼくは特に現実に戻る気はないんだ。清潔なスクールに戻っても、処罰と退屈な日常が待っているだけ。
じゃあ、あなたは此処から出たいの──か。
──戦闘以外に何があるんだろう?
[瓦礫をヒールで蹴散らして、Harveyに向かって飛ぶ。避けられる事も想定内ではある。]
・・・・・・ 何が、起こっている。
[おかしい。自分はこんなに好戦的な人間ではない。だが勝手に行動が決定していく。自分の意思とは関係なくマクロが構築され、今にも何かを破壊せんとする行動を取りそうだ]
教えてくれ、そこの少女!
一体君は、いやこのherveyは何をしている!?
[冗談ではない。greigは死というものを超越するための研究をし、だからこそ死を理解すべく現実世界と直面していたのだ。もしこのゲームのルールが先程の女性が言ったとおりであれば、まったく持ってナンセンスだ。greigが望む死ではない。生の先にある生に没頭する前に、真実の生を見つめようとしていた。こんな結末は求めていない]
[光弾が打ち消されるのを見ると足を止めて、ルーサーが別方向へ放った焔の先を見た]
今日は入れ食いだな…敵の敵は…やっぱり敵だよなぁ…
[そうつぶやくとまた左の拳を強く握り締めた]
スクール・・・・・・ 少年か。
哀れな。
悪いが手加減は出来ないぞ。
[まだ発動すべきタイミングではない、そう悟ると軽くバックステップをして様子を見る。すぐ至近に降ってくるその男性を剣で斬り付けようと待ち構える]
[まともにカチあっちゃ勝ち目なんか無いってーのは十分承知。
んでも、この乱戦なら…
身を屈めてじっとそのタイミングをうかがってみたりするわけ。]
私にとっては全てが敵ですが、貴方は違うのですか?
[クピドは左右に離れると、Quincyの両側面から焔を放った。Quincyが光弾を放てば充分相殺出来るだろう。]
待て、hervey!!
今の会話で理解した、彼はまだ若い!
ここで消滅などさせてはいけない!!
[だがその叫びすらもう届かない。次々に打ち込まれる高度な戦闘行動パターン。そして皮肉にも現在装備しているプログラムは”zero-field”。通常は効果を瞬間的に相殺する障壁プログラムでしかないが、もしこれを相手に打ち込めば、その存在を表現し続けるコードを消滅させてしまう事も可能である。もしこれにmemento moriが相乗したらどうなるか。プログラムの完全な差し替えである。これだけは避けなければならない]
[greigの叫びに応え、託宣にも似た響きが彼の元に届けられる]
――とおい、きおく。
――あなたがわすれても、せかいはあなたをおぼえている。
――いつかあなたが、それをおもいだすときのために。
[飛び降りながら、両手首を空中で重ね合わせ、二つのドリル同士がぶつかる振動を、待ち構えているHarveyに向けて送る。硬質で耳に突き刺す様な高音があたり一帯に響いた。]
手加減なんていらないよ。
[挑発する様に、着地予想地点はHarveyの切っ先のすぐ近く。]
ああ、まったくあんたの言うとおりだなっ!
[そう叫び返すと両側面から放たれた焔を正面から突きぬけ、ルーサーの前に躍り出ようとする。
クインジーに浴びせかけられた焔が彼を構成するデータを確実に削り取っていた。
同じ事は二度出来ないと判断するに十分なダメージではあるが意に介することはない]
――Under/Street (廃棄領域/街路の一角) ――
[いつしか銀糸のように細い雨が注ぎ始め、路面を濡らし始めた。
空は光と影が複雑に入り組んで、混沌とした様相を呈していた。
しのつく雨に打たれ、地に倒れた少女の瞼がかすかに動いた]
……ぅ、……んっ、あ……れ?
……くしゅんっ。
[身を起こしきょとんとした表情で周囲を見回すも、この場所に辿り着くまでの記憶には大きな空洞。身体を打つ小雨が冷たく、わずかに残るアーケードの下へと這い進んだ]
ぐっ。
[脳に響くノイズ。こういうダメージを追うのは人間の特性だろう。
そういう戦闘スタイルか、厄介な相手だ。そう認識しつつも彼が目の前に降り立つのを確認する]
【挑発か。罠だろうな。ならば】
[即座にコードを引っ張り出す]
set zero-field to sword -60
set ./hyper-motion ./slash.doc
../test22/lightning ./atack.doc
[目の前にzero-fieldの斬撃を入れると同時に残像を残しつつ後ろに回りこみ、即座に2撃打ち込みながら障壁を展開するマクロを全て打ち込み、発動を開始する。次のコントロール復帰後のマクロを既に構築開始する]
【光弾のパターンを見たかったのですが…】
[Quincyが焔に包まれ、帽子に手を添えた。
焔が揺らめき、唐突にQuincyが躍り出る。]
策なく向かってきても、
効果的なダメージは与えられません。
[Quincyに体を向けたまま後方に移動しようとした]
[寒さに震えながら、荒廃した風景を怪訝そうな表情で見回した]
……どうして、誰もいないのかな。
……みんな、どこにいったんだろう。
――みんな? ふぁ、っくしゅん!
[口を衝いて出た単語に更なる疑問符。
けれどそれよりも身体の反応が勝って己が身を抱きしめる。
少女は――着衣と呼べる物を何一つ、身に着けていなかった。
――ただ一つ、その右手の、漆黒の革手袋を除いては]
ぐう・・・・・・
[その少女の声が脳裏に響く]
その境地には、まだ人は到達できない・・・・・・
時期、尚早の思考だ・・・・・・
[今はただ、このherveyの行動を抑止する事だけを考える。それが自身の崩壊へと近づく行為であると理解してかしないでかはわからないが]
どうしてこんなの、着けてるのかな。
[身体を覆い隠しもせず、まじまじと裏表を検分する。引っ張って脱がそうとしてみても外れるどころか動きもせず、皮膚感覚の延長のようにぴたりと吸い付いていた]
……なんなんだろ。
……いいや、それよりも先に――服、だよね。誰もいないとはいえ。
…雨?
[うっわ、つめてっ!
ぷるぷると身体を振って雫を飛ばす…ってコレじゃほんとにネコじゃんさっ。
雨宿りする場所探して走るわけで。]
…!!!
や、ってゆっか…いくら仮想空間だからって、ポンはないじゃん!?ポンはっ!!
[気にはなるけど見ちゃわるそーな、うわーぃ(汗]
[立ち並ぶ商店はいずれもシャッターが下り、錆付いた外観は閉鎖されてから長い事を示していた。溜息を吐き、路上に散らばった建材の破片を避けつつとぼとぼと歩き出した]
……どこからきたのかな、私。
……誰か、どこかに居ないのかな……
[暗雲と白光がモザイクを作るアーケードの遥か上方を見上げて、呟く。その視線の先に奇妙なものを見出し、息を詰めた]
勝つ為にやるんなら策の一つや二つは必要なんだろうがなぁ…
そんなものは必要ねぇんだよ!
[焔を突き抜けた先で、ルーサーが後方へ下がろうとするその足元に光弾を散らし足を止める事を狙った。
そして右手を握り締めると腰から少し後ろへ構えた]
『『Genitori, Genitoque Laus et jubilatio,
Salus, honor, virtus quoque Sit et benedictio:
Procedenti ab utroque Compar sit laudatio.
Amen!! Alleluia!!』』
[クピドが再度、声高く謳いあげると煉獄の焔がQuincyを包まんと迫った。]
……オーロラ……?
[天空の彼方には舞い踊る光の帯。
黄から碧、碧から翠、翠から蒼、そして藍色。
藍色がやがて紫に、また別の襞には赤と橙が入り乱れた]
[正面からやってきた一撃を、右手首から先をくぼませる事で内側に受けとめる。ダメージは受け止めたエネルギーごとフラクタルを構成する結晶の内部へと取り込まれ。
──残像が残る場所を左手のドリルで貫こうとして、後ろから来た攻撃に気付く。ギリギリで躱せば砂塵が舞う。
Geneは仕方なく、もう一度手首を重ね合わせ、軽い衝撃波の様なものを発生させる。]
…でも、ぼくだって。
戦う以外に何かあるなら──知りたいけれど?
[壮麗にして躍動的な空のタペストリ。けれど見つめる内に、どこか禍々しく不吉な気配を感じとって視線を背ける]
オーロラ……ここは、どこ――?
[極光の名の通り、地上であればオーロラなど余程の高緯度地方にしか出現し得ない。その知識に思い至って辺りを見回すと、自分を見つめる少年の姿が目に入った]
──世界と宇宙と宇宙と世界を血反吐を吐き肉を爛れさせながら瀕死で行き交い続け、開いた扉の先へと運命と共に誘われ浮遊する透明な発光体。
「光めて想起する記憶」
透明なドリルの内側の凹凸
乱反射する光
構成する結晶は
自己増殖し消滅へと向かうことの象徴。
既視感だけが、ぼくを動かす。
Mamの子どもとしてスクールに拘束させる栄誉よりも、好んで此処に来る──。
[にゃんこの姿じゃ流石に気づいてもらえないかと、人型に。かなりぞんざいな描画だが気にすんな。]
ここ?ここは電脳空間の割と下層の方…だけど。
ぁー、とりあえず服、着たら?
[適当にその辺のテクスチャ引っぺがして白っぽい色のワンピースに。]
あっ、――っ!
[驚きと喜びの色が表情を彩る。駆け寄ろうとして、裸身だったと気づいて屈みこんだ]
えと、その――あっち、向いてて?
[上気して紅潮し始めた顔だけを向け、少年に声を掛けた]
[続けた言葉はほとんど独り言の様だ。
人と関わる事が不得手で、外見よりも子どもで、内向的なのだろうか。言葉を選び、他人に伝えようと言う意識に欠ける。]
[ルーサーの放った焔に包まれながら右手を大きく振りかぶった]
『七つの星の元、七つの加護を受けし鍵を持ちてその結晶たる力を示せ!Noila-Tem!』
[解除キーの開放とともに光が集まった右手が大きく振るわれた。
位相をそろえた光条がその手の動きにあわせて文字通り自分の前方ほぼすべてをなぎ払う]
[クインジーを包んだ焔はそのままクインジーの体を焼き続けていた]
[受け取ってはみたものの具体的な着方が判らず、考え込んでやむなく口を開いた]
……ありがと。とりあえず、私の裸を見たことはゆるしてあげる。
……もう一度、私のお願い聞いてくれたら。
……これって、どうやって着るものなの?
>code end
[行動を全て完了するが、まだその男性、いや既に中身は少年であることが判明したPCは生存している]
こちらはまだ動くぞ。
[新たなマクロを完成し、打ち込む。今度はhervey自体にzero-fildを適用し、そのままlightningでその少年を貫くように障壁を何重にも展開させながら光速移動する]
な…!
[辺り一面が真っ白く発光する。
Lutherは光に包まれ「消滅」した。
「至近距離」から放たれた閃光は、
遠くまでを貫いたようだった]
や、その…ふつーに頭から被ってその穴から頭と両手出せばいいじゃん?
[まだそっちは見れずに。
ノースリーブの簡単なワンピースなわけで。]
投票を委任します。
書生 ハーヴェイは、見習い看護婦 ニーナ に投票を委任しました。
[ルーサーが消失するのを見届けるとゆっくりと倒れた。
その身を包む焔がクインジーの身体を消失させた。
そしてその周囲には複数のEyes Of Fuktが浮いていた。
少し時間を置くと空間にひずみが出来、その場にクインジーが現れた]
オレの場合、元々の構成が増殖型だからなぁ…
相打ちOKというのはある意味ズルイのかもしれないが、データの量を集めるにはコレが一番確実なわけだ…
[誰に聞かせるわけでもなくそう呟いたとき、Eyes Of Fuktがおかしなデータの動きを感知した]
[危なっかしい手つきで平板なテクスチャを広げて着込むものの、どこか不安げな面持ちで問い掛ける]
……ええっと、こう?
……前うしろだね。
……こう、かな。
[着なおしてところどころ確かめるように、黒革の右手で身体に触れる。満足したのか、はにかんだ笑みを少年に向けた]
[転移されてくる際、出現する周辺に
少しの重さを漂わせてしまう。]
ん……おや、オタノシミのトコだったのかい。
何もこんなトコまで来て、淫らだか爽やかだか
わからん交際しなくてもいいじゃないか、やれやれ。
[力なく片腕をだらりと下げて、眼前には少年と女の子。]
ん、まぁそんな感じ。
あとはてきとーに自分好みに修正したら?
[コードを拝借して書き換えるのは日常茶飯事だったので、さも当然みんなもできると思ってるわけで。]
ってーか、キミ誰。
[ワンピースを着た姿を見てぽつり。
こんなにお人形みたいに整った姿の少女なんて、みたことないわけで。]
他人と全く同じ視座と視野を持つのはここでは不可能異なるキャラクターとパーソナリティと記憶と可能性を、肉体ごと重ね合わせるようにしてまぐわう為に。
全ての必然フラクタルかつホロニックに煌きは多重多次元における多面体のめくるめく輝き様々な光認識における次元連結の1つ。
ぼくは、錯視=視覚の錯覚と触覚を望む。
[増大したエネルギーが直接的に向かって来るにも関わらず、Geneは避ける気は無いらしい。]
つまり、簡単に言うと防御はしない。
あなたの攻撃を内側に取り込み──交わるために。
[逆にlightningに自ら身を任せる様にして、Harveyの方へもたれ掛かる。元々襤褸だった衣服が裂け、血飛沫と共に白い傷だらけの肌が露出した。
外見は生身の人間そのもので、Geneの内部はフォトニックフラクタルと化す。]
でも、あまり強いと取り込みきれなくて、ぼくが気絶するか、死ぬか。死にたがりって訳でもないのさ。だから、弾かせて──ね。
[同時に五指が細いドリルになった両手をlightning自体を停止させる為に伸ばす。]
美術商 ヒューバートが「時間を進める」を選択しました
ぬぅぁ!! さっきの(検閲削除)なおっちゃん!!
[突然現れたヒゲ紳士にどびっくり。
某古いデータアーカイヴで見た動物をなで繰り回して舐める爺さんの名前を言ったが、流石にそれは秘密秘密。]
私? 私はニーナ。
ええっと……あとは憶えていなくて。
どうしてこんな所に、いるのかな。
[きょとんとした様子で口元に手を当て、考え込む]
電脳空間の……下層の方?
下層とか上層とか、あるのかな?
見習い看護婦 ニーナが「時間を進める」を選択しました
学生 ラッセルが「時間を進める」を選択しました
まぁ…終わってないだろう…とは思ったよ。
倒れたならそのデータが残るからな…。
久しぶりに一当てじゃ終わらない相手、ってのもうれしいもんだ。
さっきチラリと見えた奴らも気になるしな…。
ここで一度仕切りなおし、と言うのも悪くないかもしれんな…。
【おかしい…バックアップ系のデータにノイズが入ってる。
何かに侵入されたのか…?】
なんだ、そのムツなんとかというのは?
不思議なことを言う。それに、さっきのとは…
ああ
[舌なめずり]
君はさっきの、かわいい猫ちゃんか。
I'm coming to get you, baby...
ニーナ、かー。ふぅん。
俺ぁラスってんだけど…
つーかさ、だいじょぶ?
[きょとんとしたその子の顔の前で手をひらひら。
スペック足りてないからコマオチする残像になってるかもしんねっけど。
つーかおかしいって。ここに来てて、ここのこと知らないとかさぁ?]
――Under/Boulevard ... Really?――
『古来、天使に序列されているある天使が時間の神だと見做されていた事を知っていますか?出自不明の神であり、クロノスの息子とされた事もある。』
──The Room Of......──
・・・・・・
[zero-fieldによる障壁は全てのプログラムによる効果を無効化する、まさに”0”のプログラム。
今、少年を巻き込みつつもその障壁を連続で展開していく。このままいけば少年のプログラムを直接干渉し始める。
だがその正面のみの障壁はまた少年が伸ばした五指を止めることは出来ない・・・・・・ 筈だった]
・・・・・・
[高速で、彼のコンソール上に文字が打ち込まれ始める]
set zero-field infinity
set zero-field infinity
set zero-field infinity
set zero-field infinity
set zero-field infinity
set zero-field infinity
set zero-field infinity
[私の中で、“なにか”が動いた。くすり、と笑ったように思えた]
――電脳空間(ウェブ)には上も下も無いの。
――いいえ、本当は世界の何処にも。
――真理に至ったなら、乗り越えられない垣根など無いの。
――いつかそれに、あなた方が辿り着けますよう。
――いつかそこに、あなた方を導き出せますよう。
[どこか愉しげに、見守るように。そんな気配が揺らいで、消えた]
set zero-field infinity
set zero-field infinity
set zero-field infinity
set zero-field infinity
set zero-field infinity
set zero-field infinity
set zero-field infinity
set zero-field infinity
set zero-field infinity
set zero-field infinity
set zero-field infinity
set zero-field infinity
set zero-field infinity
[止まらない。全てをzero-fieldが飲み込みはじめる]
[Quincyの後ろに気配。
背から胸元にかけて貫こうとする。
硬いAttack Program。]
その天使の名を冠した部屋へ、ようこそ。
と言っても、貴方の先程の攻撃で後暫くで修復させる為にダウンさせなければなりませんが。
やめろ!!
[greigが叫ぶ]
僕の頭の中で喋るな!!
[どこにあるかわからないキーボードを探す。だがもはやダイブしたその神経ではキーボードの感触を手に入れることは出来ない]
止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!
わからない。だいじょうぶ、っていうのは何?
[回答はごく単純で簡潔。
無知なる事を示して無垢な微笑を返した。
他方から出現した意識体と聞こえた声に顔を向ける]
……猫? だれ、それ?
……あなたは、だあれ?
学生 ラッセルは、美術商 ヒューバート を投票先に選びました。
ちょ、おっちゃん?
やるなら…もっと広いとこいこ?な?
[引きつった笑顔で俺は言う訳で。
そこのニーナとかいう子はどうやらデータぶっとんでるみたいだし…]
[少女の言葉を受けて]
まあまあ、私のことなんかどうでもいいでは。
ただのしがないプログラムですよっと。
じゃあ、今度は私の質問する番だが。
[2人の目の前で、赤・青・黄に点滅する信号を発して]
君たちは、ハイスペックかい?
や、その、うん…めっちゃスペック低いから。勘弁っ!!
[視覚モードはモノクロ設定へ切り替え。それでも光の点滅がウザいってばさ!]
[背後からの声に振り向こうとしたとき、ざっくりと硬いモノで胸板を貫かれた]
ちぃっ…これが奥の手かよ!
しょうがねぇ…ここは負けといてやるぜ…
[貫かれた部分から徐々にデータが消失していくとクインジーの身体データが消失した。
まわりにはいつのまにかデータ取得の為かいくつかの目玉がういていたがそれも消失した。
そして残ったバックアップを使って少し離れた所で再び稼動する*手はずだった*]
・・・・・・ と、ま、れ。
>stop
[突如その多重障壁は解除され、中から疲弊したherveyが現れる]
はあっ、はあっ、はあっ・・・・・・
[ニヤリと笑って]
スペック低いんなら、諦めて尻尾巻いて
逃げればいいと思うけどなあ。
まあ、ガールフレンドの前で情けない姿は晒せないか?
なあ?
[少女に集中的に点滅信号。]
[Geneの指先が”0”のプログラムに対抗する様に、ジュリア集合を紡ぎ出しHarveyへ向かう。]
こちらは、違う次元を内包しているプログラムを所有しているんだ。…熱くて気持ち良いけども、キツい…ね。
ああ、ついでに名前だけ読めた。
あなた、Harveyって言うの。
[Harveyが攻撃で放出したエネルギーを内部に取り込みつつ、同時にダメージも受け。──そのまま、地面に崩れ落ちる様にして膝を付く。]
[三原色に光る指先をものともせずヒューバートを真っ直ぐに見つめ再び問い掛ける。その言霊は韜晦を排除する、純粋な本質の探求]
――What is your "Purelity of Essence"?
――あなたは、だあれ?
[少女の瞳は蒼く輝き、男性に吸い付くように疑問符を投げかけた]
[点滅を微動だにしない様子に、観念して]
……ハイハイ。私は、ファイル・データ
共有用プログラムで、正式名称Sharing Galaxy。
通称名Hubert。尤も、製作者のせいで
まともに共有用プログラムとしては機能しないが。
[ふん、と鼻息を荒く]
これで満足?
や、ガールフレンドとか、そんなんじゃねーってのっ!
[駆け出す、突っ込む、効果範囲を最小限に設定してその分密度を上げて設定]
ちょっかいかけてんじゃねーぞ!エロ親父っ!!!
[ヒゲおっさんの周囲に密着して、瞬時に展開する色とりどりの金平糖はアスタリスク。
触れれば炸裂誘爆ドッカンだっ!]
ぐっ!
[解除した瞬間、その五指が突き刺さる。特殊なプログラムで0を取り込もうとしていたが、既に少年は倒れかけている]
ぐ、ぐぐ。
[その五指を右手で握り締め、力づくで抜き取りにかかる。まさに先ほどとは別人のような愚直な行動]
In nomine Patris, et Filii, et Spiritus Sancti.
──Amen.
[Peculiar Spaceを解除する。暫くは使えない。]
貴方に神の祝福あれ。
再会時に煉獄へ送りましょう。
…彼はウィルス。Type-Wormでしたか。
[Lutherの姿は、一見した所Attack Programらしきものは見当たらなかった。]
………君は、本当にスペックが低いんだね。
見てたんじゃないの?
[溜息をつきながら]
私に密着するような展開の仕方は、
どういうことを意味するのか、解してないの?
[点滅を繰り返す三色の閃光は視覚野に到達する以前に検閲を受け修正される。微笑を深めて可憐な唇を開き、歌うように告げた]
駄目なのよ。
それでは私に届かないの。
もっと近くて、もっと深く。
もっと奥に来てくれなくちゃ。
[彼を見つめる表情が描く唇の曲線は柔らかで蠱惑的。
眼前に立つ男性へと一目で恋に落ちたかのように、あでやかに花開く――両腕を広げて]
――もしかして、私と踊りたいの?
[バランスを崩していた所を、Harveyが指を握った所為で、そのままHarveyを巻き込む様にして地面へ倒れる。
硬質なドリルに生身の人間の指が触れた様な感覚が、この場所にあっては新鮮だった。
倒れてから、もう一度ぱちりと瞬き…をしたつもりだったが。]
[ヒューバートの答えに浮かべたのはあからさまに不満げな表情。
眉根をきゅっと寄せて睨む]
足りないわ?
ぜんぜんどこにも本質なんて無いんだよ?
あなたは、だれ?
あなたは、なに?
あなたは、何のためにここにいるの?
そうかい、私は君と踊りたいんじゃなくてな。
[一歩も動かずに、プログラム内で故意に
無駄な処理を重ねていく。]
ワタ……に、望……は、
這いつくばってヒィヒィ言えってことさ。
[自身も重くなるのと引き換えに、周囲の
ある程度の範囲全体を緩やかだがある程度重くした。]
『『Sanctus, Sanctus, Sanctus,
Dominus Deus Sabaoth!!』』
[GeneとHerveyが疲労している事などに構う事はない。
煉獄の巨大な焔が二人に迫る]
!!
[何とか指を抜き去り、ため息をつく。その痛覚が電気信号だとわかっていても苦しいものだ。この研究をしている自分を少し呪った。
だがどうやら悠長に次の行動を決めている場合では無さそうだ。例のプログラムのロックがこちらに来たことがアラームとして検知される。警戒していて正解だった]
・・・・・・
[即座にlightningを発動しようとするが、足元に転がっている少年を放って置くのも心もとない]
立てるか、少年。こんなところで死にたくないなら、僕の足にしがみつけ。
[体が光を帯びる]
[lightningとは別種の熱源が迫り来ている事は知覚する事が出来た。意識を失いかけて──
Harveyに頷く。指先のドリルを解除して元の透明な腕輪に戻し、細く骨張った指先をHarveyの足に絡ませた。眩しい。]
[左腕は水平に伸ばし、一方で右腕は鉛直に。だらりと垂らした黒の手袋に一瞬、視線を向けた]
――そう。残念ね。
――なら、あなたは果てに至ることはないのでしょう。
――出て、良いよ。"Right-hand".
『――貴女ともあろう方が、一体何にかまけているのです。それにしても彼はなかなかの妨害コマンド群を形成しますな。いや、実際私もこうして話すのが精一杯で――』
−逃げ切れるか!?−
[転移してくるプログラムの向こう側へ、足にしがみついた少年ごと光速で移動を慣行する。今もしあのプログラムと事を構えるとなると、あまりにも分が悪い。心の中で、南無三、と独りごちる]
[金平糖は、ゆっくりと弾けて行く。
ポンと勢いは良かったものの。]
………が……っ…!!
[ゆっくりとした爆発は、だらりと下げた方の
手に軽度の損傷を負わせるも、それ以上には。]
[黒革の質感が流体に転じ、伸張して手首から肘の手前まで這い昇る。おぞましくそれでいてどこか懐かしい、闇の右手。
初老と思しき男性の慇懃な声が、辺りの空間を震わせた]
『――お初にお目通り致します、各々方。私は此方(こなた)に使えるAI――"The Right-hand of Darkness"。左記を以って固有名(パーソナル)と致して居ります』
――自己紹介なんていいから!
――設定がおかしいのかな。
[ぼやくように呟いて目を閉じる。ヒューバートの垂れ流す屑(トラッシュ)群は局所的にとは云えど街路(トラフィック)を阻害していった。足首からじわじわと泥沼に沈み始めていく感覚にとらわれる]
[意識を失いかけながらも、いつもの習慣が先刻取り込む事が出来たHarveyのエネルギーを義足の先に集め、転移し攻撃して来るLutherの方へ飛ばした。
Harveyは光速で移動して行くが──。]
もっと別の場所へ──移動出来れば。
[突如現れたその黒衣のプログラムの伸ばした手がherveyをかすめる。
だがそのままスルーし、少年の体ごとその遥か先を目指して駆け抜ける]
[刹那、ふわりと体が浮く。lightningとは違うベクトルが加わる]
これは・・・・・・ !?
[その力の主は少年だった。それに気がついた瞬間、緊張の糸が切れたように*意識が薄らいでいった*]
[ひとつ、ふたつ。体内に満ちた青を心に数え、唱える]
――"Solitaire"の問いに気づかぬ種子は根付くことなく。
――"Solitaire"の問いに捉われる種子は芽吹くことなし。
――ならば汝、浮雲の如く消え失せよ。
――現実は流れ逝く("Flow-real").
[ふくらはぎまでを覆う泥濘を弾き飛ばすようにその場で跳躍。自らに施した優先処理ループが外部トラフィックの干渉を拒絶する]
[睛を眇め、片頬を緩めただけでGeneが放ったHerveyのエネルギーを回避。Herveyに迫りながらも、別プログラムが起動するのを視て警戒をする。]
[一瞬のコマンド実行でデータ生成。
数ミリ秒だけの存在を許された足場を造りだす。
足がかりを得て再度跳躍、崩れたアーケードの天蓋に着地した]
……いけない、ごめんね、ラッセル!
そうだったよ。あなたが居るのをすっかり忘れちゃってた。
どうしよう? 此処では止した方が、いいのかな?
[逆さまに直立し、少女にとっては頭上にあたる二人を見比べた。尋ねる口調は外見相応の少女らしい素直さで響く]
[意識を失う途中で聞こえたのは何故か、耳慣れたJackと同級生の彼女の声。]
【Spade - Queen - Pallas.
…ぼくの知恵の女王は彼女なのか?】
[頭の奥で響く声の指示に従い、胸がはだける事にも気付かず、仕込んであった黒い球形の装備を心臓のすぐ横から取り出す。そして移動中のHarveyの足が触れる位置へ置く。
●球は◎拡大し、七色の光が渦巻く2M直径ほどになり、HarveyとGeneはその中へ吸い込まれる様にして消えた。]
[スケールフリーネットワークで十分に良い。Harveyがどこか別の移動先を選択出来るなら、linkを辿って移動する事が出来るだろう──何処かに。]
[何処へ移動したのかは分からない。
Geneも一旦*意識を失った*。]
…ちょ!!
[流石に耐えられず、黒猫の姿にダウングレード。]
なんとか多重プロセス止めねぇとっ!
[アスタリスクの金平糖が弾け、アトランダムにコードを上書き。]
……した、どうした?……は、まだまだイケ……。
[現実世界において、重力が過度に強くなってしまったら?
そういう世界を想像してみるといいだろう。]
[具体的にレベルを説明すると、ノーマルスペックの
プログラムであれば、指一本動作しないくらいの
ストレスを発している。ただし、Hubert自身への
ダメージは、かなりのものとなるだろう。]
[仮想体を維持しきれず黒猫の姿に堕した少年の叫びに、こくりと頷いた。見つめる瞳をラッセルからヒューバートに移し左手を掲げる。
真紅に光る刃を形成し、示す]
そうだね、止めないと、ね。
私もまだ大丈夫、だけど――"Right-hand"?
『――いつまで悠長に構えているのです』
申し込みを断るなら、きっぱりしなくちゃいけないよね。うん。
[天蓋からぶら下がったまま内部で走る"Solitaire"を解除。途端に外部トラフィックが流れ込む。奔流となったシーケンスの処理を全て執事に任せ、仮想重力を背にして一散に降り落ちた]
――汝舞い踊る屍の如く。
――"La Danza Macabre".
[落下と斬撃の間には一瞬の遅滞も無く、着地してバックステップ。ヒューバートに向けて再度突きかかった]
[対象の想定座標に刃を突き込みそのまま捻り入れる。半回転した刃先に全身のバネを乗せ、脇腹から肩口へと切り上げる――だがその動作は抵抗の無さに空を切った。
視線を上げてみれば既にヒューバートの姿は無い]
……何処かへ転移、したのかな。それとも、まだこの近くに?
……あ。ラッセル、は――
[眼球の動きだけで周囲を観察する。全身に鉛を流し込んだような重い疲労感が詰まっていた。少年の名を呼んで一歩、踏み出した直後。視野全域に白いフラッシュバックを感じ、感覚を喪失した]
見習い看護婦 ニーナは、美術商 ヒューバート を能力(襲う)の対象に選びました。
見習い看護婦 ニーナは、未亡人 オードリー を能力(襲う)の対象に選びました。
見習い看護婦 ニーナは、美術商 ヒューバート を投票先に選びました。
――Under/blank space――
[腕組み――完全に組まずに肘に手を添えて――をしてblankに佇んでいる。風もないのにストラが持ち上がり、落ちる]
未亡人 オードリーが「時間を進める」を選択しました
─Under/botanical garden─
[ドーム天井からガラスを破って二人は落ちる。
そこは学術研究に供するために、植物学の視点で、特性ごとに収集された植物、花卉、樹木などを生きたまま栽培保存し、かつ研究の基準となる搾葉標本など標本類を蓄積保存する施設としての植物園。
捻れ積み上げられた瓦礫だらけの中心部と比べると、随分と風情が有ったが、それでも朽ちかけている。
天井の穴の上には気怠げに曇った空、僅かにだけ太陽が見える。]
[植物の造形をワイヤーフレームで見たならば、随分と複雑に見えるだろう。何故か、薬草の匂いが漂っている様に思える。
柔らかな草の上、Geneは逆にHarveyを胸元に抱きこむ様な体勢で*昏倒している*。]
──SYSTEM:Mode automatic change...
[スリープの闇から意識がRISE]
……。
[しかし彼女は動かない]
[視界はフラクタルが踊るsaverの中]
──……。
[彼女は考える]
[どうするべきかを]
とにかく──。
今、どうにかしなきゃいけないのは"memento mori"。
memento moriの感染者をすべて破壊すれば……何か動くかもしれない。
あの子は違った。
Lutherは……おそらく違う。本当に?
[チェックPGMに意識の指先を引っ掛け]
Lutherをチェックする?……後手だわね。
安心するためにチェックしていたのでは、いつまで経ってもmemento moriは見つけられない。
だとすると──。
[脳裏に、今まで出会った"参加者"を思い浮かべ]
黒髪のボウヤに、かわいらしくて品の無いボウヤ。
あぁ、大通りに他にも居たわね。やたらと重そうなプログラムと、ゴーグルのボウヤか。
他にも参加者はいるはずだけど、私が知るのはその程度。
……情報が足り無すぎるわ。
──SYSTEM:Please set up the object to check.
──COMMAND>cancel
[チェック対象の設定を求めるPGMにキャンセルで返し、タスクに戻す]
・・・・・・ くっ。
[意識が戻ってくる。もっとも皮肉なことに助けることになった少年に貫かれた右肩の痛覚が彼を目覚めさせた。その少年はまるでherveyを抱きかかえるように眠っている]
ここは、一体。
[既に当初の予定とは違った場所に移動している事は明白だった。lightningは所詮指定した座標まで愚直かつ直線的に移動するだけのプログラムである。途中に明確な障害物が存在した場合はコマンドが停止する。故にその軌道上にもしこのような空間があったとしても進入することは無いだろう。それを理解可能な位、その風景は異質なものだった]
[ゆっくりと立ち上がろうと右手を動かそうとするが、うまく稼動しない。どうやら甚大なダメージを受けているようだ。もっとも、zero-fieldの暴走が始まらなければこの少年に消滅させられていたかもしれない。自身の戦闘能力の低さを呪いつつ、ゆっくりと立ち上がりながら辺りを見回す。
そこはまるで失われた都市に残された植物園のようだった。老朽化した建造物と手入れされた植物。よく観ればそれはアンバランスでもあった]
投票を委任します。
書生 ハーヴェイは、流れ者 ギルバート に投票を委任しました。
書生 ハーヴェイは、流れ者 ギルバート を投票先に選びました。
この少年が連れてきたのか。
しかし。
[まるで研究施設。彼が普段どんな生活をしているのか俄然興味を持った。だが彼が覚醒した後和解出来るという考えは甘いな、そう考えこの施設をゆっくりと調査する事にした。
一瞬、この覚醒した直後に敵になる可能性を持った少年を今のうちに破壊すべきなのかもしれないという思考が頭をよぎったが、残念ながら行動には至らなかった]
・・・・・・ 今は思考がクリアなようだ。
あの少女に接近してから何かがおかしい。
もっと冷静に行動しなければ、いたずらに犠牲が増える。落ち着くんだ。
投票を委任します。
書生 ハーヴェイは、見習い看護婦 ニーナ に投票を委任しました。
[Entry Name:Lutherは現実の世界をよく知らない。
現実世界は知識で理解され、電脳世界を構築するdateが何を指し示すのかは解読が出来るが人間の視覚として電脳世界を視た事はない。
だから、人間用視覚ソフトを通してみれば延々と続く真っ直ぐな荒野と有刺鉄線が周囲を境界のように隔てる場所を滑るように移動し、それらの区域が変化した時も、殆んど残骸となり周囲に簡単な「壁」が巡らされたspaceからdate量の多い――個々の空間構成dateの破損部分が多かった――spaceに入ったと認識されただけだった。]
見習い看護婦 ニーナは、美術商 ヒューバート を能力(襲う)の対象に選びました。
[寝転んだままぼんやりとガラスの割れた天井と弱々しい太陽を見上げる。血で染まったままのシャツに、小さな青色の蝶が止まっては、またヒラヒラとGeneの周囲を舞う。
Harveyは傍には居ない様だった。]
──ここは。
[しばらく部屋の中を探索し、戻ってきたところで少年が目を覚ましていた]
目覚めたか。どうやら危機は脱したらしい。君のお陰だ。
[部屋の中を見回しながら]
ここは普段君が根城にしている場所かい?
ずいぶんと凝った外観だなあ。
現実世界でも、植物は好きなのかい?
[まだ右腕の調子は戻らない。悟られないよう少年に向かって左斜めに体を向けて話しかける]
…鋳鉄とガラスに見覚えがある。
[起き上がろうとして、貧血に目眩を起こす。
視界が一瞬暗くなり、再び目を開くと声が降って来た。危機と言われ、プログラムに攻撃されて無理矢理移動して来た記憶が蘇る。]
ここに、以前。
同級生と来た事があったので──彼女の事を思い出して、あなたと一緒に自分をここへ転送したのだと思う。
[草の上に転がったまま、再び目蓋を閉じて言葉を紡ぐ。
HarveyのZero-Fieldとぶつかり合った時に、上着のシャツが裂けている。]
温室の左側の棟へ行けば、旧世界の東南アジアゾーンになっていて、少し改造すれば治癒に利用出来る薬草と──この植物園のメインプログラムが…。
[左側を指差そうとして腕を持ち上げる。
ぎりぎりで胸元を覆っていた上着が滑り落ちる。切傷の生々しい赤い色も、白い肌も、肋骨も、胸元も。左上半身がほぼ露出しまった事にGeneは気が付いて居ない。]
薬草が修復プログラムに利用出来るからには、他の参加者も。…根城にするには、安全とは。
スクールの上位フロアにも似た様な空間はあるけど、植物が好きなのはぼくのルームメイトの方…。
ふっ、君みたいな少年が殺し合いを好むなんてな。バーチャルリアリティも考え物だ。
薬草か、ではちょっと見させて貰おう。
ついでに君の上着も複製可能かもしれないから、少し貸してくれ。
[少年に近づくと、左手で服の一部をちぎる。なにやらぶつぶつと呟きながら薬草を探しに行く]
[転用可能な薬草のコード解析を開始する。
こういうときにプログラマーの修正が出てしまう。既に完成したものに手をつけたくないという他者への尊敬の念と、逆にそれを解析することで新たな何かを創造出来るかも知れないという興味。今はどちらも邪魔なだけだ。
どうやら修復可能なアイテムに変換可能らしい。同時にコンソールで少年の上半身の服を復元する。このアバターに装備されたコンソールは簡易なものである為、若干手間取ったが。
アイテムを適用することで、herveyの右腕が動くようになる]
どうやら何とかなったらしい。少年、傷を見せてみろ。
[回復アイテムと化した薬草を片手に近寄る]
…上着?
[草の上に横たわったまま、訝しげに上半身を見て自分の状態に気付く。薬草ならば後で自分で取りに行けば良い。他の参加者が居ても、この場所を破壊しようと言う者が居なければ、二度目に来たのだから勝手は分かる分効率が良い──。
天井に開いた穴の向こう側の太陽と重なっている輪。linkで空間を繋いだままになっているSP_Queen_Pallasを回収して…、と思った瞬間に。Herveyが戻って来た。速い。]
素直じゃない奴だ。
さっきも言ったが、logoffが今出来ない。
ここで回復しておかないと、その同級生と再会も出来ないぞ。ほら。
[無理やり薬草を少年の体へと接触させる]
これであとは勝手に回復するだろ。
僕は少し外に出て様子を見てくる。あとは君の好きにしろ。
[回復が始まるのを確認すると、立ち上がり外へと向かおうとする]
・・・・・・
[先程からアラームが反応している。あの男性プログラムが近づいている証拠だ。回復できたのは大きいが、今この少年を巻き込むのは性分に合わない]
触らないでください。
いらないと言ったらいらない!
[至って美しい薬草そのものの外見を保ちながらも(Herveyの改造が的確なのだろうか)、Geneの身体に適合しかけたプログラムを、去ろうとするHerveyに投げつける。
踵で下草ごと地面を蹴り上げ、無理矢理に立ち上がった。そのまま、Herveyが行こうとしたのとは逆方向へ向かおうと…。]
っと。
[投げつけられた薬草を受け取り、やれやれ、という表情を浮かべる]
まあいい。これはまた会うときまで預かっておこう。
[ここで時間をとっていれば、あのプログラムに少年ごと補足される可能性も高い。今はこのまま分かれておくべきと判断した]
[去っていくEugeneを見ながら、ため息をつく]
しかし、そんな性分だ。誰にも評価されず、皆から忌み嫌われる。まるで現実世界の僕をトレースしているみたいだな。
[今では一般的だが電気信号による五感再現という技術は賛否両論であった。若くして功績を残した彼は結局その研究の発端を評価されず、成果を出してもその研究は買収され自分の名前から離れていく。ならば一体何を求めたのか。知的探究心。それだけで人は生きていけるのだろうか。ほんの一握りの賞賛。光を浴びる場所。いつもそれが欲しかったのかもしれない。だが同時にそれを獲得する事が出来ない事も知っていた。人からしてみれば下らないであろう、その正直さ。それこそが自身を常に構成し、意味を持たせていたファクターであった。そして今もまたそれのせいで危機を迎えているわけだが、何故か悪い気はしない。元々長生きが出来る性分ではないと知っていたが、今回ばかりは自身を呪った]
Kyrie eleison.
[帽子から覗く睛は瞳孔を除き薄い茶色を含む――灰色をしていた。
笑みを含んだ柔らかい声音が響く]
もう来たか。
[こいつと付き合っていると体がいくつ合ってももたない。とりあえず、ある程度のダメージを与えて退けるか、隙を見てまた脱出するしかない]
せめてもっと有利な状況で出会いたかったよ、プログラム君。
もう一度言おう。僕はmemento moriには感染していない。他を当たってくれ・・・・・・ と言ってどうにかならないのかな。
Entry Name:Luther。
それがこのゲーム内での私の名前です。
私の本質は、memento mori如何に関わらず対象を破壊する事です。……ですが、貴方に一つ聞きたい事がある。
―under/Boulevard―
[目の前の、腕を無くした黒い胸像。
それに刺さった短刀を引き抜いた。
無限演算データと視覚感知システム錯乱データの消去。
過負荷からの開放により漸く通常を取りもどした彼に、早速ウイルスからの攻撃があった。
一太刀目で右腕を斬り離し、二太刀目は相手の左から後方へ回りこむ際に胴へ。
三太刀目、振り向きざまに左肩を斬れば、それは侵食と切断(とは言え太刀が速過ぎた為侵食量は大した事ないので殆ど切断のお陰)により身動きが取れない生きた胸像となり地に落ちた。
胸部に短刀を刺し、―念の為下半身腹部の切断面に片足先を突っ込み―「侵食」する。
5秒と掛からず染めきった。
下半身に足先を突っ込んだ際にこびり付いた、やや粘着質なデータすらも黒片と化し、マネキンのすべての部位を「蹴落とす」と、彼は顔を上げた。]
─Under/botanical garden─
考えているのですが、答えが出せないのです。
「memento mori」が、人間とプログラム両者の別なく襲うとされているのは何故なのでしょうか?
中々面白い質問だな。
僕に質問するということであれば、求めているのは機械的な返答じゃないということでいいのかな。
ならば、もしmemento moriに製作者がいたとしたら、君はこのプログラムの破壊行為の先にどんな意味を見出すのか。
誰かが創造したものであれば、目的は必ずある。最終的に破壊が端的な目的だろうが、プログラムにはただそれだけかもしれないが、それをこのネットにばらまいた人間にとってその先にある真の目的もまた存在するんだろうねえ。
ならば、僕はこう考える。きっとこのプログラムを創造した人間は、memento moriによって全てを滅ぼした後、memento moriという新しい世界の規律でこの世を満たしたかったんじゃないかと。つまり破壊の後に存在する世界の創造。
ならば、プログラムも人も関係ない。むしろ人間に作られたプログラムも既にmemento moriにとっては異物でしかない。memento mori以外の存在を否定することこそがmemento moriの破壊衝動じゃあないかな。
まあ、あくまで僕の考えだ。僕はmemento moriの創造者でもないし、memento mori自身でもないからね。
貴方は「memini mori」、自分が死すべきものであるという意識を持っていますか?「memento mori」はその言葉に則れば「死すべき定めを忘れず今の生を生きよ」と、現在喪われつつあるものを思い出させるかのように襲っています。
私達プログラムは、人間のように常時back upがされている存在ではありません。神の御業──人間を神とするなら──によってつくられ、存在理由がなくなれば破棄される存在に近しいでしょう。幾ら人間の友と言えど、私達の思考は調整されています。
[Lutherは、その話ではなく──と続けた]
「memenoto mori」、つまり死を忘れるなという意味以外にも、「汝は不死なる神に在らず、死すべき人間で在ることを自覚せよ」との解釈もされています。では、この対象は人間だけではないのでしょうか。
そもそも、「memento mori」は人間が製作したものなのでしょうか?
成る程、ようやく分かった。
君と僕においてmemento moriに対しての解釈がずれる理由は、その前提条件の違いだな。
僕はmemento moriが人間の意志の元に作成されたプログラムであるという前提で考えている。
だが君は、生と死という概念が人間固有のものであり、それを刺激するような活動を行う限りmemento moriは非人間側にとって味方ではないものの無害な存在であるべき、つまりその起源は人間の意志とは隔絶された箇所であると考えていたわけだ。
それについては、きっと君を説得させる事は出来ないだろうな。なぜなら僕はプログラマーだからだ。僕らが存在意義の無いプログラムを生み出すことは無いし、そんなものがここまで完全かつ脅威的な活動が可能なはずが無い。断言しよう。
そもそもAIとは何かね?
僕らの思考パターンがもし乱数を用いた複雑な電気信号の集合であるならば、AIも必ずいつかは人間と同じ域に達するだろう。プログラムは互いに恋をし、痛みを感じ、そして悲しみを抱き経験を積む。人間と違うのは有限ハードウェアにとらわれないことただ一つであり、もしそこにプログラムの消滅というイベントがあったとしたらそれは”死”ではないのかな?
僕らの死とは一体なんだと思う?
結局、バックアップを取ることの出来ないランニングプログラムでしかないんだよ。
ならば、memento moriにとって僕らと君では同じ死が存在すると思わないか?
「本来であれば」、「memenoto mori」は製作者が居るプログラムであると考えるべきです。
私はAIが逃れえるべきと考えているのではありません。
[Lutherはやんわりとherveyの否定する]
AIと人間の差は本当に縮まるのでしょうか。
私は懐疑的にそれらを捉えています。それは、理想的希望的なcomputer cultに過ぎないでしょう。
私達に、「人間達から」感情と呼ばれるものはがありますが、人間の電脳世界でのdate構築法と、AIプログラムの発展方法がそれぞれ別の歴史を辿り育ってきた筈です。
多分、縮まると思うね。
とは言っても、僕がそういうものの研究の一端を担っているというだけの事なんだけどね。
僕から言ってしまえば、人間の感情など逆に単純なものさ。刺激に対してのレスポンスを論理的に説明できない時に人間は感情というものを実感する。もしそれがただ単に一定条件の刺激をうけたときの行動パターンが無意識のうちに埋め込まれ、発動するだけなのだとすれば結局一緒だ。そういうものの組み合わせなんじゃないのかな。とそういう考え方が既にcomputer cultなのかもしれないな。
もしかしたら、僕は君らAIを過大評価しているのかもしれないな。だがそれが僕らの理想であれば、仕方が無いことだろう。
人間構造をそっくり情報化したものと、私達が人間のように(like human)行動する為のsystem機能がどれだけ違う事か。
私達が人間と同じ反応を行ったとしても、
プログラムAIは、人間を構成する四つの要素のうちの一つ、「言語」すらも本当の意味で理解する事はないのです。
言葉も所詮、刺激という電気信号の一つさ。
さて、ここからが本題だな。
例え感染していなくても破壊する、と宣言した君が一体どういう意図でそれを質問しているのかは分からないが、僕はmemento moriとは無関係だと宣言しよう。
墓守 ユージーンは、流れ者 ギルバート を投票先に選びました。
どちらの回答をしても、君は僕を破壊することには変わらない。違ったかな。
むしろ僕はここで、所有していると回答したほうが寿命が延びたのかな。
君の本当の目的は何だ。
─Under/Backstreet"JUNK SHOP"─
[コードを封印したアーカイブを眺めている]
ラッキーだわ。
これ、少しだけど"memento mori"のコードを含んでる。
……、このコード。最後に何か……。
[見極めようと目を細めたとき、水晶の中で踊るコードに道化が現れ]
──『Present for Dear. from XXX』
[道化はすぐさまコードと共に消滅]
──fxxk!!
まさか……悪い冗談だよ。
[精神状態を受けフラクタルが黒と赤に変化]
─Under/???─
[バックアップから復帰するのにはほとんど時間がかからない…プログラムの特性ゆえに…はずがまだ完全には復帰できずにいた]
【何かが復帰の阻害をしてやがる…防壁破られて負荷でもかけられてんのか…?
仕方がねぇ、再生に処理能力の大半を割り当てるか…】
[そう判断を下し、実行に移すとルーサーと戦いを演じた場所へと復帰した。
そこにはすでに誰の気配もない]
『……おい、出来たぜ』
[呼びかける声に、彼女は意識を内から外へ]
出来た?──見せて頂戴。
『そこさ。持って行きな』
[示された場所には黒い獣の姿]
なにこれ。随分デカくなってるじゃないさ。
[彼女が言うのはサイズと容量、二つの意味]
『おう。思いっきり改造してやったからな』
『GAMEを生き残るつもりならDaemon程度じゃ足りねえだろうよ』
[獣のコードに刻まれた銘は"series-D:BEAST"]
死、か。
覚えているというのは死に対しての恐怖を覚えているかということかな。
ならば、それはイエスだ。
もっとも、それは僕なりの思考による。
人がこの電子の海で制限を受けずに活動し、同じように刺激を受け快楽を得る事が出来るのもプログラムだ。そして僕はそれを研究している。
だからこそ僕は現実に固執し、そして己の肉体的な死というリミットを受け入れている。僕はデジタル技術の研究者にしてアナログな人間なんだよ。
……まあ、確かにそうだけど。
これじゃあ大きすぎて仕舞えないわ。
『諦めな。あ、ちなみにbattle mode移行でそいつ色々変わるから。後で試してみな』
そう。で、後の二つは?
『待ってな、今送る』
──COMMAND>Receiving mode.
──SYSTEM:Please wait...
──SYSTEM:Data reception complete.
[受け取ったデータを展開し、検分]
……A/Bはそんなに変わってないのね。JAMは……BOMBになってる程度か。
『まあ、A/BとJAMにはそんな手ぇかけてねえからな。使いようでどうにでもなるんだし』
『あとこれは俺からの心づけだ。受けとんな』
[言って投げられたのは紅玉の指輪]
なにこれ。
『お前さん、未だにコマンドだろうがよ』
『悪いこた言わん、それ付けときな。少しは早くなる』
──ありがと。
[礼を言って指輪を付け、PGMはタスクへ格納]
[そのまま去ろうとする彼女の後姿へ老人は声をかけ]
『これからどうすんだい?』
……"memento mori"を潰す。あんたの言うとおり、旧い馴染みに嵌められたらしい。
『潰すったって、どうやって見極めんだい。あれぁ、感染ファイルの判別つかねえだろうが』
……感よ。手当たり次第とも言うわね。
『相変わらずの鉄火かぃ』
うるさいね。ともかく、あたしはもう行くよ。
ありがとう。
『おう、まあせいぜいがんばんな』
[老人の言葉を背に、彼女は"店"を出る]
─Under/Backstreet"JUNK SHOP" → Boulevard─
─Under/botanical garden─
私の本質は、破壊(Attack)です。
ただ……一時的な現在把握の人格自己(パーソナル:コアセルフ)が貴方に訊ねろと言っている。
[帽子の鍔から手を降ろして、掌を上にゆらめかせ反転させた。鍔元から見えた睛の瞳孔はカメラが焦点を拡大するように元の形へと戻る]
・・・・・・ 結局、僕は作り物に身をゆだねるのが怖いんだろうな。だったら神から貰った肉体を愛すということだろう。やはり、実際の口で飲むコーヒーの苦さは格別だ。
-Under/Boulevard-
[実体化に成功して、改めて周囲を確認した。
ルーサーに後方から攻撃されてスペアを一つ潰された時の状況を思い返す]
今までになかったタイプの攻撃だったな…
解析がイマイチ上手くいっていないのがかなり困るが…。
スペアの製作よりも解析に処理を回すか。
次に会う時があればキッチリと結果を出さないといけないしな。
―under/Boulevard―
[人間視覚用表皮を一旦不可視にし、建物の影となる位置に居るウイルスにも攻撃を仕掛ける。
また一匹、廃屋の中で黒片と化す。]
―Under/Boulevard―
……手当たり次第とは言ったものの。
あんまり性に合わないわよねぇ、私には。
ねぇ、ディー?
[控える獣に語りかけ、煙管を咥え]
……ま、やるしかないか。
美術商 ヒューバートは、流れ者 ギルバート を投票先に選びました。
[この区域のあちこちに探索用の端末を飛ばし、自分自身はかろうじて残っている建築物の陰に身を潜めた。
放った端末がいくつかの戦闘後のデータの混乱を発見。
周囲の索敵を行うとともに現状の状況把握に努めるべきだ、との判断を下した]
[飛ばした端末がギルバートの姿に反応した。彼から少し離れた所を漂っている]
[と、人型のプログラムの横に何か人の形でないプログラムを見る。
見るに無作為に攻撃を加える様子はないが――念の為、簡易分析。]
──COMMAND>Absolute A/B /activate
──COMMAND>Servant Fang /Autonomous mode -b
[――外部破壊特化プログラム]
[人間の隣に大人しくしている、ウイルス?
彼はその文の前半を無視した。]
君。隣に居るのはウイルスだ。退いて置いてくれ。
[オードリーに声をかけるとまっすぐに距離を縮める。]
美術商 ヒューバートは、学生 ラッセル を投票先に選びました。
[自律制御の獣が吼え、刃を躱す]
[だが、獣は唸りもせずにただ男を見据え]
[彼女は男の言葉に失笑]
貴方の分析、正確さに欠けるわね。
この子はウィルスではないわ。
私の大切な"Daemon"よ。
[煙管から煙を吐き、男を見据え、紅唇を開く]
……貴方は"memento mori"かしら?
[獣は沈黙している]
ウイルスではないのか。すまない。
簡易分析しかしていないから、見誤ったようだ。
[刀を下ろす。]
「memento mori」。
最上級警戒ウイルスの名前だな。
「貴方は"memento mori"かしら」とはどういう意味だ?
僕はギルバートだ。それ以外の何者でもない。
[彼には質問の意味が分からない。
memento moriに関するデータは、「最上級警戒ウイルスである」事しか知らないから――もとい、それ以上のデータを消去したから。]
貴方はまだ知らないのね。
いいわ、教えてあげる。
GAME内で"memento mori"の汚染が確認されたの。
感染者に"殺"されればそれは現実の死──プログラムなら完全な消去を意味するわ。
知ってる?
このGAMEから既に逃げられなくなっていること。
──これが何を意味するか、貴方にはわかるかしら?
故に、私は貴方に"memento mori"かと聞いたのよ。
貴方が"memento mori"だとしたら、私は貴方を破壊しなくてはならないわ。
本当に"memento mori"ならね?
さあ、どうする?
──闘わなければ、解らないかしらね?
[煙管を片手に、嫣然と笑む]
お尋ね者 クインジーは、学生 ラッセル を投票先に選びました。
memento moriは汚染、つまり書換型のウイルスか。
そして感染者からの殺傷は修復不可能。
[オードリーから得られた情報を整理する。]
memento moriによるデータの書き換えが、感染者に分かるなら。
僕は感染者ではない。memento moriは汚染、つまり書換型のウイルスか。
そして感染者からの殺傷は修復不可能。
[オードリーから得られた情報を整理する。]
memento moriによるデータの書き換えが、感染者に分かるなら。
僕は感染者ではない。
だが、消去?逃げられない?
当たり前の事だ。
その事が何を意味するんだ?
君は何故僕にそんな事を聞くんだ?
[彼には「人間が偽りの死を味わいたがる」意味が全く理解できない。
人間は、無限の生を得る為に電脳化して来たと思っているから。
故に人間であるオードリーが参加者とも思っていない。]
そう。
貴方がそう思うならそれもいいでしょう。
[言葉を切り、続く問いに頷く]
私はただ"呼ばれた"だけよ。
この馬鹿げたGAMEにね。
呼ばれてノコノコ顔を出した私も馬鹿だけれど、このGAME──あの道化の主には腹が立つの。
だから生き伸びるの。
"死"を体験するためではなく。
だから闘うのよ。
"memento mori"を破壊して、"生"き伸びるためにね。
──貴方は、"memento mori"かしら?
可能性が少しでもあるならば──私は貴方を壊すわ。
[彼女の言葉に唱和するように、獣が唸る]
さて。
[うかつな撤退は出来ない。まだ近くに少年がいるだろう。ならばここは腹をくくるしかない]
あまり良い戦況ではないがな。
[剣が少しずつ光を帯びていく]
─Under/botanical garden─
『『Ave, Maria,』』
[Lutherは微笑を浮かべ両手を広げる。
周囲の植物が焔に照らし出され夕陽に染まったようなeffect。Twinsの上に緩やかな弧を描いて三つの焔。]
『『 gratia plena,
Dominus tecum; benedicta tu in mulieribus,
et benedictus fructus ventris tui,
Iesus.
Sancta Maria,
mater Dei,
ora pro nobis peccatoribus,
nunc et in hora mortis nostrae.』』
──Amen.
[3つの焔が時間差でherveyへ向かう]
牧師 ルーサーが「時間を進める」を選択しました
手数が多いのが一番苦しいんだけどな!
[まだ動くタイミングではない。カウンターでマクロの多重発動を行い一気に勝負を決めなければ分が悪い。今は相手が放つ焔を丁寧に消していくしかない。
zero-fieldを瞬間的に3度発動しながら距離をつめる。勝負は一瞬。だが相手は無尽蔵だろう。気が遠くなる勝負だ]
毎回ワンパターンだな、プログラム君。
……ここでこの子をチェックするっていうのも、アリかしら?
[思考し、気づかれないようにコマンドを打つ]
──COMMAND>Program Analysis /ad
──SYSTEM:CODE FA2DFB2C1FE/Gilbert
……あら、コード以外は解析不能?
随分面白い子ね。まあいいわ。
──COMMAND>memento mori Checking PGM /check -FA2DFB2C1FE
──SYSTEM:Program set the candidate for a check as FA2DFB2C1FE/Gilbert.
未亡人 オードリーは、流れ者 ギルバート を能力(占う)の対象に選びました。
流れ者 ギルバートが「時間を進める」を選択しました
流れ者 ギルバートは、見習い看護婦 ニーナ を投票先に選びました。
では、このワンパターンな攻撃を、貴方がどこまで持ちこたえられるのか試してみましょう。
[微笑み、後方に一度、二度と跳躍。
植物が構成されているdateを足がかりに。
一度の跳躍の間に、2.5発の速度でherveyへ焔を放つ]
墓守 ユージーンは、学生 ラッセル を投票先に選びました。
君は参加者なのか。
[彼の中に表情を作るシステムが組み込まれていたなら、目を見開いただろう。
が、何時もの無表情、そしてトーンの変わらない声。]
君の言う事は良く分からないな。このゲームに参加する事も。
僕はmemento moriではないと言った。そして今もmemento moriではないと答える。
でも僕を破壊すると言うなら、外部を破壊する意思を持つのなら――破壊する。
[獣唸るを見、短刀を構える。]
君は、このゲームの参加者として、他のプログラムを、僕を、破壊する意思を持つかい?
【参ったな】
[最悪のパターンだろう。今度は五発、しかも相手は移動を繰り返している。
これ以上の攻撃が来るとなると、1発2発は覚悟しなければいけない。だがそれが致命傷になる可能性も否定は出来ない]
ならばー
[ここが決め所ではない。だが打開しなければやられる。2発を消した後、lightning発動、ルーサーの跳躍先の真下へと移動し、上に向かってzero-fieldを3撃。ここまでを入力し、発動させる]
>../lightning attack.doc -yes
[発動]
ええ。
貴方が"memento mori"ではないとわかるまではね!
──COMMAND>Absolute A/B /modechange -grow
[コマンドを入力すると、彼女の周囲に透明な蔓のようなものが具象化する]
[絶対領域を応用した彼女の武器]
『ぐるる』
[獣が唸り、構える]
Survival?
[言葉と共に、Grid BOMBを放る]
[同時に蔓が直線の動きで男へと迫り]
─Under/botanical garden > left─
[herveyから逃げる様にして、隣の棟へ駆け込む。
英国風庭園の貴重な草木。プログラム作者の執念と言って良いヴィジョン再現へのこだわりが感じられる。
薬草を一度貼付けられたおかげで、傷口の出血は止まり、薄い膜が張っていた]
流れ者 ギルバートは、書生 ハーヴェイ を投票先に選びました。
見習い看護婦 ニーナは、お尋ね者 クインジー を投票先に選びました。
[誰が何の為にこの場所を1つのプログラムとして作ったのか、秘密の花園の様だと言ったのは、偶然此処を見つけたGeneの同級生の彼女だったが。]
──…hervey。別にぼくは彼女が死んでも泣かないし、彼女はぼくが死んでも泣かないんです。
――Under/Street (廃棄領域/街路の一角) ――
[記憶を埋めつくす白の闇
幾重にも重なって互いが互いを内包する相似形の記憶
関連性を見つけようとする度阻害されて
手がかりは朧に消え失せた]
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