情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
集会場は不信と不安がない交ぜになった奇妙な空気に満たされていた。
人狼なんて本当にいるのだろうか。
もしいるとすれば、あの旅のよそ者か。まさか、以前からの住人であるあいつが……
どうやらこの中には、村人が7人、人狼が1人含まれているようだ。
あー、諸君、聞いてくれ。もう噂になっているようだが、まずいことになった。
この間の旅人が殺された件、やはり人狼の仕業のようだ。
当日、現場に出入り出来たのは今ここにいる者で全部だ。
とにかく十分に注意してくれ。
自警団長 アーヴァインが「時間を進める」を選択しました
さて、順当に村人ですね。
当たり前だろうけど。
さーてさてさてさて…
最後に入ってきた分、皆と絡んでる時間がなかったからなぁ…
噛ませ犬的な立場が良いのかなぁ?
[夜が明けた。
いや、元々夜など存在すらせず、ただ闇の中を蠢いて、這いずり回りながら、生きていると錯覚しているだけじゃないか。と、時々ナサニエルは考える。
少なくとも、彼がウェンディと出会ったのは、まだ家族が存命だった頃で、その頃はナサニエルも小さかったから、普通に可愛い子だな。程度にしか考えなかった。
しかし、その後唐突にやってきた絶望に家族が飲み込まれると、彼女が慰めを交えながら簡単に事情を説明してくれて、自分だけが悲劇ではない。
目的が目に見える分、彼女よりはマシなんだと、心の中にドロドロとしたものを溜め込んで、家族の血が拭い取れていない家の中で、餓死寸前だったところを、先生に助けられた。
それから、彼が殺し屋だとあっけらかん名乗ると、即座に弟子入りした。
暗闇の中で、相手の正体すらわからない仇には、自分も同様の闇を抱えて殺すと決めた瞬間だ。
昨晩、主催者と名乗る二人組は、金以外のものも与えると言っていた。
もし、それが本当なら、仇がわかるかもしれない。
そうしたら試験など受けずとも、目的を達成できる]
[チェイン=ファングを握る手に力が込められる。
あの夜。
ウェンディに慰められる前夜。
就寝していた彼の家にやってきた漆黒の闇。
隣で寝ていた両親を、まるで化け物のような怪力で捻り千切り、筋肉繊維と骨の欠片が、呆然としていた幼いナサニエルの頬を打つ。
仇は、それを楽しげに見つめると、彼をそのままに家を去った。
仇の姿だけが、あまりの出来事にすっぽりと空白になっている記憶の中で、ただ一つ、彼を見て笑った際に浮かんだ白い三日月だけは忘れない
あいつを思うだけで怒りで体が打ち震える。
だが、今手を伸ばせば届くのであれば――]
誰であろうと邪魔させない。
[普段の柔和な様子など微塵も感じさせず、ナサニエルは瞳に闇を宿した]
[だが元々殺し屋といえど、ナサニエルと先生は、正面から殺しを宣言するという変わったスタイルを持っているので、どちらかというと格闘家に近い感覚はある。
もちろん、一般的な殺しとしてのテクニックは持ち合わせるが、どんなに闇の仕事と言えど、胸を張っていけ。というのが教えだった。
だから、彼はいつでも闘いを開始できるよう準備を整えて、纏えば腰まで隠れるマントを着てから、酒場へと下りた]
[ここ数日と違う雰囲気に、マスターも目を丸くして、ナサニエルを出迎えた。
だが、これでも旅人を預かる宿の主人。
それ以上何も言わず、ナサニエルが注文するのを待っている]
……昨日と同じでウォッカ。
それと、大豆系の食べ物を。
[大豆と聞いて首をかしげるマスターに、ナサニエルは小さく頷いた]
少量で必要なエネルギーを吸収できるからな。これからの闘い、食べ過ぎて動けないなんて、くだらない失態は犯せない。
[――与えられた個室。
魔力(マナ)は充分に体内に溜まっている。
ポーチの中には、薬瓶が詰まっている。
恐らく、鞄を持ちながら戦う事は無理だろう、と…
腰の後ろに付けてあるポーチだけが生命線である。
…準備は完了した]
…落ち着いて…大丈夫。
母様も言ってた…冷静になれ、熱くなりすぎると、周りが見えなくなる、って…
[一度、深く深呼吸。
主催者の言葉を思い出す。
ソレを信じるならば、今日、話を…]
…そして…戦うかも、かぁ…ぁー、やだなぁ…
[溜め息と共に弱音も漏れるが、その表情には変化はなく…]
相手は人間…殺しちゃ、ダメ。
狩りのように動いて…出来るだけ…
[一度、掌を開いて…閉じる。
その感触を確かめると、ふ、と表情は少女のものに戻った]
…ぅぅ、ご飯食べるの忘れてたからなぁ…
[軽くお腹をおさえると、小さく呟いて…鞄は置いたまま、少女は部屋を出る。
階段を降りれば…
酒場はいつも通りの活気…だと思われる。
格好が格好だけに、やはり集まる視線を自らの視線を逸らす事でやり過ごす。
カウンター席に座ると、ふと、マスターは…]
…
[参加者の一人。
声をかけるべきか悩む。が]
…ぁ、ぇ、えーっと…
サラダと、パン…後、何か、ジュースを…
[マスターが戻ってきたので注文を入れた]
/中/
…ふむ、ナッシュ中は文章書きかなぁ?
そんな感じの癖がちらりほらり。
文章メインじゃなくても、創作はしてる予感。
違ったらどうしよう?(どうしようもない)
[たん、たん、たん、と軽い音をたてて、階段を降りてくる少女。これから鍛錬にでも行こうというのか、動きやすそうな軽装の上に紋章入りの皮の胸当て、古びた弓を背負い、腰には短剣。
姿を現したウェンを見て、宿屋の主人がカウンターの隅を指差した]
………?
なあに?
[そこには、メモとリンゴ飴]
見習い看護婦 ニーナが「時間を進める」を選択しました
[横にやってきた嗅ぎなれない気配に、ちらりと一度だけ視線を送ると、そこにはニーナという女が一人座っていた。
ただ、同じ参加者という事で、ナサニエルに意識を向けているのはわかる。
が、今はその時ではなく、また彼女に殺気はない。
そうしていると、今度は幼い頃から知っている気配が二階から降りてきた。
マスターの指の先にあるものを察知して、振り向かないまでも事情を知ってるため、ウォッカを一口含んだ]
[冷ややかな眼でメモを手に取り、読む]
……………。
私、こんなのもらって機嫌をなおす歳じゃないんだけど。
[俯き、肩を振るわせる。それを見た主人が眉を下げ、許してやりなよと言う眼で見る]
……く、くくくく……あはははははは!
[彼女は怒りに震えていたのではなかったのか?
否。笑っていたのだ]
ほんと、発想がお子様よね、ラッセルって。
[その言葉には小莫迦にした響きはなく、怒られた子犬がお気に入りの玩具を持ってきて許しを請うような、ついそんな彼を想像してしまい、おかしくてお腹を抱えて笑っていたのだ。]
[…視線を感じるも、すぐになくなり…
もう一度、マントを羽織った男の方をちら、と見ると、出されたサラダにフォークを刺した]
…
[…更に階段から下りてくる足音。
降りてくるのは参加者しか居ないだろう…
…見えたのは、自分よりも幼そうに見える少女…
しかし、その姿はまさしく兵士のモノで…]
…
[サラダに視線を戻すと、フォークを口へと運んだ。
弓。飛び道具は獣は使っては来ない。
やはり、獣と同類で考えてはいけないだろうか…悩みつつも口を動かす。
…聞こえてきた少女の兵士の声に軽く目を向け…
少なくとも、周りの喧騒寄りかは気になったのかサラダを食べつつ見ている]
[これで怒り出すのなら……と、少しは思っていた。
だが、ウェンディの笑い声に、そんな心配は杞憂だったと、小さく微笑んだ。
それよりも、隣から改めて視線を投げられ、戦闘思考に入っているナサニエルには、少しイラっとするものだった]
……何か用か?
二度も、俺のことを見たみたいだが。
[そうニーナに視線すら向けずに、大豆をふんだんに使ったスープを食べている]
[家政婦は…もとい、ラッセルは見た。
見ている。
階段を降りた辺りの柱の影から出来る限りその後ろに身を隠し、気配までも殺して、じっと見ている。
ウェンディがメモと林檎飴を手に取り、肩をふるわせ、終いには大笑いする姿を…]
やったぞ…
超喜んでる!
[心中万歳三唱中]
[それからリンゴ飴を手に取り、酒場内を見渡す。カウンターに昨日現れた看護婦姿の少女。そしていつもの隅のテーブルにナサニエル。
ウェンはまずナサニエルに微笑みながら手を振り、傍でウェンが大笑いするのを見ていただろうニーナに、はにかみながら笑って挨拶した]
あなたも参加者なのね。
ウェンディよ。よろしくね。
[それから、主人にオレンジジュースと軽いものを注文し、ナサニエルの座っているテーブルに向かった。
兵士のなりをしているが、およそこれから誰かと戦おうという空気は微塵もなく、普段と変わらない。]
[軍の執務室で次々と部下に指示を出し、処理を進める。膨大な仕事がみるみる片付いていき、ひと時の休息。アーヴァインを呼びつける]
決行の日取りを決めました…あの日です…
離宮に王族が集うあの日、おあつらえ向きでしょう?
私だけは、参加を許されませんでしたけどね…
[少し寂しげに微笑む]
そもそも警備が甘い上に、その警備を私の第二軍が担当します。
このときをおいて、他に日はありません。
細かな調整に関しては、あなたに任せます。
報告だけは欠かさないでください。
[アーヴァインを下がらせ、一人部屋に残る]
親族殺しの大罪。
大逆の罪。
その程度のものがどうしたと……すべて受け入れましょう。
それが私の望みをかなえるうえで、必要であるならば…
[自らの思いを振り払うかのように、軍舎練武場に赴き日課の鍛錬を始める]
[ゆっくりとした動きの套路を、何度も何度も、気が遠くなるほど繰り返す]
[160あるかないかの背丈、華奢な体、魔力や気といったものがあつかえるわけでもない、そして女性。その身を守るためには、技でありロジックに頼るほか無かった]
疾!!
[数万ではきかないほど繰り返された末の、完成された動き]
[最後に、練武場にすえつけられた巨大な花崗岩の岩塊に歩み寄る]
ヒュー……
[呼吸を整え、ゆっくりと岩塊に手のひらを押し付ける]
………アーヴァイン、少し話があります。
執務室まで来てください。
[だれもいない練武場でそう呟くと、場を後にした。後に残されたものは、放射状にひびが入り今にも崩れそうな岩塊のみ…]
あんなに喜んでくれるなんて。
なけなしのお金をはたいて良かったー。
…ようし、これはぼくが自分で食べようと取っておいたオマケに貰った苺飴だけど。
でもあげちゃう。
もっとニコニコにさせちゃう。
食らえ〜♪
[…笑い声。
まぁ、少女には何があったのか分からないので、その様子もきょとん、と見るだけに終わったのだが…]
…へ?
ぁ…ご、ごめんなさいっ…
[聞こえてきた声。
それが同じくカウンター席に座っている男の物だと気付くのに少し時間がかかり…]
その…あまり、こう言う所に慣れていないので…
視線とか、気になって…
[視線は男には向けず。ただサラダの上でフォークを弄っている。
…レタスがフォークで何度も刺されていた]
[自分の座るテーブルにやってきたウェンディに、昨日までの悲壮感は感じられない。だから、戦闘思考といえど、ナサニエルも微笑を返した。
と、その向こうにラッセルの微塵も隠れているように見えない喜ぶ姿も目に映った]
ま、アイツはほっといても大丈夫だろう。
[…気まずい空気。
そんな中、渡りに船、とはにかみながら笑む少女に、軽く微笑んで]
は、はじめまして…
あたしは、ニーナ、って…申します…
よろしく、お願いしますね…?
[カウンターから立って、軽く頭を下げ…
もう一度カウンターに座ると、落ち着こうとグラスを傾けた]
なれない、か。
その感覚は、俺もわかるな。
[あの日。
ウェンディが慰めた次の日。
周囲の全てが敵に見えた。その視線が、お前は家畜だといっているようで、怖かった。
ニーナがそれと同じ感覚かはわからないが、少なくとも視線が怖いという部分は一致しているだろうと読んだ]
なぁ、お前……ニーナと呼んでいいか?
視線が怖いなら、俺の後ろの席だと、入り口付近の視線は届かない。そっちで食べてたらいい。
[戦闘思考になっていても、結局はシャーロットの言っていたとおり、彼は変な部分で苦労性のようだ]
いやーっはっは。
[...はとりあえず柱の影から出て、何事も無かったかのように三人の所に歩み寄って行った]
ニーナさんって言うのかぁ。
ぼくはラッセルです。よろしくね!
[さり気なさを装いつつ]
ナサニエルさんにもう、それあげちゃう。
それは苺飴です。食べてね!
[ナサニエルに微笑まれたので、またウェンも嬉しそうに微笑み返した。
彼の方が自分より3つほど年上だったけれど、出会った頃は自分とそれほど変わらない背丈だったのに、今では横に並んで立ったとき、見上げた遥か頭上に彼の顔があった。
今目の前にある彼の顔も、昔の面影を多少残しているとはいえ、すっかり成人した男性の顔つきだ。
自分だけ、時が止まっている事を歯がゆく思ったが、表情には出さなかった]
ナサニエルー。
眉間に皺よってるわよー。老けちゃうわよ??
[付き合いも長くなり、彼の抱える闇に気づかないわけではなかったが、ウェンはそれをはっきりと口にしたことはない。
おそらく自分の兄は生きている。しかし彼は違う。彼の気持ちが自分にわかるわけがないのだから、口に出来るはずもないのだ。]
[…ウェンディが側に言った男から、何か声が聞こえたような気がしたが…
酒場の喧騒が手伝って、上手くは聞き取れず…]
は、はいっ?
[不意に名前で呼ばれると、目を丸くし小さく声を上げ]
は、はい、構いません、よ…?
…はぁ…よろしい、のなら…
[正直、視線は気になっていた。
マスターにトレーを借りると、グラスとサラダ、パンの皿を乗せ…
男の後ろの席…に腰を下ろした。
…ナサニエル、と、言うのだろうか。
ウェンディが言った言葉に、小さく思いながらフォークを持った]
…はぁ…
[そして…ラッセルと名乗った、少年…いや、青年…?
に、目を瞬かせながら小さく呟き]
よろしく、お願いします…
[軽く頭を下げると、ナサニエルの持っている飴とラッセルを軽く見比べて…目を瞬かせた]
[突っ返してやろうかと思ったが、折角ウェンディとラッセルが仲直りしたのを水をさす訳にもいかない。飴はありがたく頂くことにした]
あ、ああ。ありがたくもらうよ
[但し、甘いものは苦手なのだが、それは口にしなかった。
そんな心情を刺されたかのように、ウェンディが眉間によっていた皺を指摘してきたのに、頬が少し恥ずかしさで赤くなる]
……これでもまだ若い。
それに男は少し更けて渋めの方がいいんだ。
[もちろん、もてない先生の持論である]
(ふふ…照れてる照れてる)
[一体どういう解釈か、あからさまに自分を無視してサラダばかりを相手にしているウェンディに対して、そんな表情でニッコリと笑み]
…あ。ごめんね。ごめんね。
ニーナさんの分無くてごめんね。
[ナサニエルの持つ飴と自分の顔を見比べて目を瞬かせるニーナのことも、そんな解釈]
何言ってんの。
男も女も、いつまでも若々しい方が良いに決まってるよ。
少し更けて渋めの方がいいなんて、もてない年男の負け惜しみ負け惜しみ。
[若さだけは胸を張れるラッセルは、きっぱり言ってのけるのだった]
もてるのはねぇ…どんなに食べたくてしょうがなくても、欲しがってる女の子がいたらプレゼントできる男さ。
[だからその苺飴、ニーナさんにあげなさい。
そんな顔で席に着く]
マスター、昨日と同じ定食くださーい。
ナサニエルはそのままでも十分素敵よ?
[恥ずかしいのか憮然とした表情で持論を言うナサニエルを見て、くすくす笑いながら言った]
はぁ…お気になさらずに…
[…それより、その飴…確か、飛んできたような気がしたのだけど…
微かに視界に入った風景と一緒に思うが、恐らくウェンディの様子、そして昨晩の問いかけ…から考えるに…
…そういうタイプなのだろう。
少女は割り切る事にした]
…
[ナサニエルの論と、ラッセルの論。
そのどちらが良いのだろうか…
ろくに他人と関わった事のない少女には分からない疑問だった]
ナサニエルさんは眉間のシワシワを無くして、変なでかでかマント脱いで、女の子に苺飴をプレゼントできたら素敵よ?
[運ばれて来た種類と具がたくさんな定食を、ひたすらぱくつきながら言った]
[ニーナの雰囲気に昔を思い出しているところに、ラッセルの年攻撃をくらい、さすがにショックが襲ってきたところに、ウェンディの微笑みがトドメとなった。
ナサニエルは撃沈した]
ど、どうしたの? ナサニエル。
[自分は褒めた心算だったので、彼が相当凹んだ様子なのが判らない。ラッセルをねめつけ]
………あなたは若いんじゃなくて、子供なだけよ。精神的に大人になってから言うのね。
[…背後のナサニエルの様子(気配)に…何というか、困ったような表情でパンを千切って口へと放り込む。]
…ぇ…?
ぁ、えーっと…
確かに…その、ラッセルさん、の、言うのは…
優しいから、で、好かれるかも…知れない、ですね…
[ラッセルの同意に…考えたこともなかったことに、頭を悩ませつつも言葉にする。
…しかし、ナサニエルの自分にした事はどうなのだろうか…?
ぐるぐる。やはり頭を悩ませていた]
[ころん。シーツに包まって...が寝返りをうつ。
自称主催者の言葉やウェンディの言葉
それにこの町に来てからの言葉がない交ぜになって頭の中をかき混ぜ寝むれず。
とろとろと、浅くまどろみ、何度も寝返りをうつ。
――閉ざされた鎧戸から薄く日が刺し込んで、
...が寝るのを諦め起きるまでそれは続いた。]
―森の中―
[ゆっくりと槍を回転させる。長い柄の先で刃が日を受けて光る。
そのまま一歩、踏み込んで突き、払う…極初歩の形。]
[極僅、刃と柄のつなぎ目に巻かれた飾り布がぶれる。
…それは心のブレ…理由はわかってる。]
[迷うのだ。それぞれの事情、それぞれの理由。それぞれの譲れないもの。
それらを聞くと…とても…]
……それでも……
[もう一閃。身体の回転を加えた大きな凪。
――…今度は飾り布も静かに静止した…――]
なさにーがいつの間にか弄られになっている…
てっきり、ラッセルの専売特許かと思ってたんだが…(ぇ
さてさて。
もーそー膨らみますな。
[...は、酒場の戸を開けると、まず開口1番]
とりえず、エールと枝豆を頼む。
[と、主人に告げ、見慣れた顔の方へ槍を持ったままポテポテと近づく。]
なるほど、戦争中。ね。
なら、北方から来て、遅れた事の言い訳にもなるなぁ。
ついでに、グラードが居なくなったのも戦争に行った殻の可能性が高いー、と。
なるなるなる。
[ナサニエル撃沈]
あっ…弱いものイジメは、ここらへんにしておこっと。
ふっ…
[ウェンディからの指摘にも臍を曲げたりしない。
余裕の表情で唐揚げを摘みながら]
ぼくが子供かどうかだなんて、そんなことはぼく自身が決めるよ。
若い。確かにぼくは若い。希望と未来と可能性がたくさんつまった、素晴らしきかな若さよ。
でもそれでいて、精神は大人だもんね。
って言うか、肉体も割と大人だもんね。
見る?力コブ見る?
[見せたいらしい。]
えっ…
[ニーナの“優しいから好かれるかもしれないですね”にはやたら照れている。
無駄に身をくねらせながら]
そんな…えへ…でも…ぼく…まだ15だし、あなたとはまだ会ったばかりだし…
結婚はもうちょっと待って。
[ラッセル三段論法:好かれるかもしれない→わたしはあなたが好き→結婚して]
[昨日の状況がなかったかのような
ラッセルとウェンディに、喜ばしいけど首を傾げつつ。
聞こえてくる、ラッセルの長口上には、小さく溜息をつく。]
ああ、ただいま、ラッセル。
……何を、お主は気持悪くクネクネしておるのだ…?
[近づいてきた気配に気付くも、入り口には背を向けているのでよくは分からず…
きょとんとラッセルの言葉に目を瞬かせた]
…は…ぃ…?
[ぐるぐるが、ぴた、と止まる]
結婚…?
[何処からどうなってそうなったのか、全然分からず…首を傾げ、一人で恥ずかしがっているラッセルを怪訝そうに見つつ]
はぁ…というか、年上は嫌でしょうし…
別に、結婚を…申し込んだ、わけでは、無いのですが…
のう、ウェンディに…なんと言う名かは知らぬが
最後の一人のお嬢よ。いったいこの二人…
[そう言って、...はクネクネラッセルと突っ伏すナサニエルに首を傾げつつ見る]
何故この状況なのかを知っておるか?
まさかラッセルがナサニエルに愛の告白を照れながらして
ナサニエルが突っ伏したとかでもあるまいに。
[水菜をもしゃもしゃ食べながら、ウェンディに反論する]
だから止めたじゃん。
すぐ止めたじゃん、弱いものイジメは。
どう評価するかは、ぼくじゃなくて他人だって?
…早く他の皆のカチカンも、ぼくに追いつくといいなー。
[シャーロットに胸を張り、答えて曰く]
ちょっとニーナさんに結婚を申し込まれまして。
[ニーナの言葉に肩を落とし、ガッカリして曰く]
え…違うの?
紛らわしいなぁ、もー…
[扉をノックし、許可を得たので中に入るアーヴァイン]
えへへ
[そこには見知らぬ女性。アーヴァインは絶句する]
どう?
私は十まで、市井で自らの境遇を知らず育てられてたのよ。
で、そのころはこういう格好していたの。
[質素な服を纏い、メイクを変え、言葉遣いまで変えた姿は、身近な者ですら戸惑うものであった]
そんな顔をしないでください、わかっています。
彼らは使い捨ての駒となる可能性も高い。
本当は、接触を避けるべきなのでしょう。
でも私はそうであるからこそ、彼らのことを知る必要があると思うのです。
私が背負うべきものの一つですから…
では行ってきます。
[...は一人宿に向けて歩き始めた]
[声をかけられ…まぁ、確かにこの二人を見たらそう言う考えに行き着くのかも…
そう、小さく思いつつも…
今までのあらましを簡単に説明する。
…が、ナサニエルが何故突っ伏しているか、は、少女には分からなかった]
…あの、それはそうでしょう…?
いくらなんでも…昨日の今日、で、相手の事を、よく知らないのに…結婚を、申し出る事は致しません…
[ラッセルの言葉に小さく溜め息をつく。
…ましてや、自分は見習いとは言え魔女なのだ。
伴侶となる者は慎重に選べ、と言いつけられている。
…最も、男性とのつき合いは、この様に話すのでさえ稀なのだが…]
……、と。
[手摺りへと軽く手を添えながら階段を下れば、
見知った顔ぶれが眼に入り、無意識に僅かに眉を上げた。
昨夜の出来事が、頭の端をチラリと掠めたが
小さく溜息を吐いて、早々に思考を切り上げる。
悩もうと何をしようと、現状が変わる訳でも無し。
…増してや、何を言ったとて同じことだ]
―――皆揃ってるんだな。
[主人へオーダーを投げながら、
ひらりと手を上げつつ、そちらへと近づいて]
私が今までに直接手にかけた人数は147人。
私の指揮の下で死んでいった部下は、4万と712人。
私が指揮をして殺させた人数は………
相手のことはわからない。
でも、配下にいた者たちのことは全部憶えています…
名前も…歳も…出身も……
この業は背負わねばなりません。
そのために、知らねばならないのです…
[ラッセルの発言に「なんと物好きな女子もいたものだ…」と心底驚いたが
最後のお嬢とラッセル自身の発言からそれは事実ではないとわかると]
……うむ、そうであろう…そうで。
[と、深く一度頷く。]
[ラッセルをどこからともなく取り出したハリセンで叩いてから]
ええい! いい加減にボケ倒すなぁぁぁぁぁぁ!
[今までの彼を見ていれば、それは壊れたように見えるが、昔のナサニエルは、こんな元気少年だった。
つい、ダメージが大きすぎて、昔に戻ってしまった]
………全力で拒絶するわ。
[自分が愛の告白をしたらみんな喜ぶというラッセルの主張に、ぼそりと呟いた。
そんなことをしていると、階段から降りてくるハーヴェイに気づき]
こんばんは。
……えーと、ハーヴェイ??
[確かシャーロットが彼をそう呼んでいたと思い出し、微笑みながら声をかけた]
おお、ハーヴェイか。良い所に来た。
私と一緒にお主も
”クネクネするラッセルと突っ伏すナサニエルの因果関係”
に、ついて考察等してみぬか?
[現われたハーヴェイにひらりと手を振りつつ。
耳に入るラッセルの言葉に飛ぶナサニエルのハリセンに。]
ほほぅ、今度は”どつき漫才”とやらか?
あぁ、ハーヴェイで間違いない。
……そっちはウェンディ、だったか。
[向けられた笑みに大して、口元に柔い弧を描けば
確かナサニエルがそう呼んでいた、と
数日前の記憶を辿るように、彼へと視線を向けて]
……随分と、今日は元気がありあまってるんだな…。
[いつもと違う快活なツッコミに、思わずポツリ]
[ニーナにもしっかり抗議している]
そんな事ないって。
一目会ったその日から、恋の花咲く時もある!
相手のことをよく知っていようが知っているまいが、恋が花咲いたなら、昨日の今日で結婚を申し込むくらいのこと、ありありさー。
そうでしょ!
[降りて来たばかりのハーヴェイに、早くも同意を求めている。
とにかく自分の意見に同調し首を縦に振ってくれる人さえいれば、個人的にはそれでいいらしい]
そうでしょハーぶぇ!
[必死の同意を求める声、最後まで出せず。
突然姿を現した波線状の白い悪魔が、ナサニエルの手でもって襲ってきたのだった。
あまりの唐突さに回避行動・受け止め行動も取れなかった。
テーブルへ撃沈していきながら]
そ…そうかそれが…ナサニエルさんの本当の武器…!
[唐突に宿の扉が開く]
こんにちわ〜
[そこにいたのは、質素な身なりの女性]
えーっと、この宿で間違いないですね。
よろしく〜
[周囲に愛想を振りまく]
[ウェンは豹変したナサの様子にさして驚かず、むしろ元気が戻ったことに安堵している。一度カウンターに行って主人から水の入ったグラスを受け取ると、ナサニエルの前においた]
はい。
ついでにではあるが
「ぼくが愛の告白したなら誰も突っ伏さないよ、喜ぶよ!」
に関しては、私もウェンディと同意見だな。
[そう言って、疲れたようなナサニエルを見やると
けらりと笑いながらエールを飲む。]
いや、これは……その……。
[つい勢い余って地を出してしまった事に、先程とは比べ物にならないくらい恥ずかしさがこみ上げてくる。
撃沈したラッセルをもう一度ハリセンでトドメをさしておき、照れ隠しにみんなに背を向けてウォッカをちびちびと飲み始めた]
…こちらこそ。
[撃沈するラッセルを横目に見ながら、
ウェンディから向けられた笑みに、小さく笑み返して。
ふと、突如開く店の扉に微かに意識を其方へと向ける。]
[皆に背を向けてしまったナサニエルのその背中を、小さな手でぱたぱたと元気付けるように叩いていると、宿屋の扉に現れた、少女。]
―――?
こんにちは。
[挨拶されたので、とりあえずこちらも挨拶を返す。]
…そう、なのですか…?
一目惚れ…は、ある…かも、知れませんが…
[そんな簡単に結婚するの?
目を瞬かせながら、ハーぶぇ!と呼ばれた男性へと視線を移し]
…
[即答で突き放したのを見て、やはり、この少年の言う事は簡単には信じてはいけない、と思ったとか思わなかったとか]
[逆に、ナサニエルは復帰したが、ラッセルがダウンしてしまった。
その様子に大丈夫なのかなぁ…とパンの最後の一口を口に放り込んだ]
ハーヴェイの基本行動原則
・初対面の人間には、基本自分から近づかない。
ので、メイに絡みたくても進めない件。
く…っ!やはりこのキャラは…!(後悔し始めた)
バトルするのは向いてるんだけどなぁ…。
げふっ
う、うーん…
[もう一度衝撃が下されたからだろうか。
白い魂がどうにかその身に吸収し直され、ラッセルは目を覚ましたようだ]
えらい目にあった…
…油断しちゃ駄目だね。
闘いはもう、始まっているのだから…!
[きりりと引き締めた表情で、唐突に開いた酒場の扉にも機敏に反応する。
何奴と油断ない目でそちらを向き、そして――]
………!
[そこに居た女性に大きく瞳を見開く]
…?
[ふと、周囲に笑顔と共に挨拶を交わす少女が目に入り…
久しぶりの街…酒場では、こう言うのが普通なのだろうか。
小さく思いながら、その様子を見ている]
>>59
[ハーヴェイの考察に、...は「ふむ」と思案]
なるほど、そう言う解釈もあるな。
そうなると、ナサニエルは随分なもの好きとなるが…
>>55
どうかしたか、お主?
誰ぞ待ち合わせでもしておるのか?
[ずかずかと店の奥に入ってくる。その姿には素人としては妙に隙がない]
ここにいらっしゃる皆さんが、いわゆる参加者の皆さんですね。
申し遅れました。
わたくし、サツキと申します。
皆さんのお世話と、使いを申し渡されました。
[ウェンディの用意してくれた水をウォッカの合間にちびちびとしながら、唐突に挨拶しながら酒場に入ってきた少女に、肩眉を跳ね上げる]
(今……? いや気のせいか?)
[シャーロットやウェンディ達が普通の反応を示しているので、首を振って自分の考えを否定した]
(これだから殺し屋は……)
[そう小さく嘆息した]
シャーロット……、そろそろ君もボケ倒すのを止めてくれ……。ラッセルとそういう関係になるなんて、死んでも嫌だ。
[さすがにげんなりしている]
[ぱっちりした瞳がかわいい。
短く、後がちょっと跳ねてる感じの毛がかわいい。
丸い頬がかわいい。
愛想たっぷりの口許もかわいい。
こんにちは恋。
...はポッと頬を赤らめたりとかしている。
誰かにばっかじゃないのとか言われたことや、違う誰かにハリセンでもって殴られたことへの仕返しも、即答で意見を否定されたことへの抗議も、何だか全部、どうでも良かった]
[店の奥…つまり、距離が縮まっていく少女の口から聞こえた言葉。
参加者。その言葉に目を丸くした]
…はぁ…主催者、さん…達とは違って…
[態度が違うなぁ、とじーっと見つめ…]
…何か、主催者さん、から…言伝、とか…ありますか…?
>>67
[”サツキ”と名乗った少女は、なんとも言えぬ振舞いで集団に近づいて
...はその少女の面影に記憶を刺激される。]
…ほぅ…世話がかりのサツキ…か。
私はシャーロット。時に、お主…
[そこまで口にし、少女の面影に刺激された記憶の糸を辿る。]
誰ぞ、有名人に似ているとは言われぬか?
[辿りついた答えの姿と、その少女は重なるが重ならず。]
けけけけけけ…
[薄気味悪い笑いではない。
一目会ったその日から、恋の花咲く時もあり、相手のことをよく知っていようが知っているまいが、恋が花咲いたなら、今日の今日で結婚を申し込むくらいのこと、ありありなはずだ。
だって闘いはもう始まっているんだから。
思考までも支離滅裂になりながら、ラッセルの口が開く]
け、けけ、けっこ…
…駄目だ!ぼくには言えない…
[結婚して下さいとか言えない。
ああ、だけど何だか皆さんのお世話と、使いを申し渡されましたとか言っている。ならば]
サツキさん初めましてぼくはラッセルです!
お世話って何してくれるんですか?使いって何を使いしてくれるんですか?年はいくつですか?あと水ください!
>>69
[ナサニエルの声にケラケラと笑って]
すまん、ボケ倒したのではない、わざとだ。
見事な突っ伏しぶりとその後の反応がおかしくての。
つい調子にのってしまった、許せ。
[ぺちぺちとナサニエルの背中を叩いていたが、ぴたりとと止まる。ただの世話係にしては、何かがひっかかるのだ。
何が気になるのかまでは、判らないのだが。]
……………。
そなの。うん、よろしく。
[投げかけられる質問を聞いて、微笑む。そして、非常に軽い感じで喋り始める]
お世話といっても、これといってすることはないんだけどね。
どちらかというと、質問なんかもあるでしょうし、それに答えるために来たというべきかな。
[シャーロットのほうを向く]
わたしですか?
後姿が、「姫将軍」に似てるなんて言われるよ。
でもわたしのほうが美人ですよぉ。
こんなこと言ったら、怒られますけど…
[ラッセルに微笑む]
女性に歳を聞くのは失礼です。
[どーぞ、といいながらグラスに水を入れ手渡す]
[ラッセルが椅子の背もたれにぶつかったのを見て哀れに思い
凪いで追撃しようとしたハリセンを止めしまう。]
[>>75ハーヴェイの返事に…彼はマジなのか
自分と同じようにからかってるだけなのか。前者なら楽しいと思いつつ]
……ふむ…生温かく見守ると言う奴だな。
[と。]
…はぁ…質問…
[目を瞬かせながらサツキと名乗った少女を見つめる。
しかし、質問なんて…もちろんある、が…]
…姫将軍…?
[ふと、サツキの言った言葉をなぞるように呟き…]
あの…姫将軍…って、言うのは…?
[軽く首を傾げてみせる。
…初めて聞く言葉。そちらの方が尋ねやすそうだと]
ふっ…ちょろいもんだぜー。
[縋る目なんて作戦だいという顔で、ハリセンをしまったシャーロットにこっそり舌を出すが]
姫将軍…?姫将軍ってサツキさんに似てるの?
そんな偉そうな人の顔、よく知ってたねシャーロットさん。
[シャーロットを見直す目を向けていたが、サツキから水を手渡されて嬉しそうに両手で受け取る]
ありがとうございます…何ておいしそうな水だー。
[大事そうにテーブルに置くと、ごめんなさいもう年のことは聞かないよと頭を下げ、同じく申し訳無さそうな顔でナサニエルに向き直る]
よく分からないけど…シャーロットさんとハーヴェイさんの話を聞くに、ナサニエルさん…ぼくのこと愛してたの?
ごめんね気付かなかった…その愛には応えてあげられないよ…
神への愛みたいな愛なら分けてあげるけど…
[ぼくのことは諦めてください。
そんな感じの哀れみの目で、慈母の如く優しく手を握る]
>>78
[隙の見えない動作に心はざわつくが、
確証どころか間近な距離から”メイ様”こと”姫将軍”を
拝見したわけでもない...には、それ以上そこに関して何も言えず。]
…そうか、お主もなかなか言うのぅ
[と、だけ。]
[パンと手を打ち合わせる]
ああ、そういえば地方から出てきてる人もいるんだった。
末姫様のことだよ。
王女にして、第二軍を預かる将軍。
だから「姫将軍」なんて街じゃ呼ばれてる。
まあ一種の偶像崇拝だね。
わたしは、戦争やってるトップの人間をあんまり評価したくないけどね。
[質素な衣服を身にまとった町娘風の少女に、どうにも違和感を感じ、そして脳裏で誰かが警告を発している。
気をつけろ、気をつけろ、気をつけろ―――!
しかし、何に気をつけろというのか?
ナサニエルの背中においたままの手に知らず力が入る。]
そう。
いかにもてはやされようと、やっていることは所詮人殺し…
でももう引き返せない…
わたしが将を降りれば、わたしを慕ってついてきてくれている兵が、無能な人間に預けられることになる…
彼らを見捨てることは…もう出来ない…
『姫将軍』…―――メイフォリア王女か。
[ちらりと。記憶の端から該当する
人物の陰を思い出そうとして。
記憶に薄いのか、目の前の少女と残像がチラつくのか
それが叶わないと悟れば、小さく舌打ちを鳴らした]
正面切って見た事がある訳でも無いが…
確かに、似ていると豪語するだけでは有りそうだ。
[美人かどうかは知らないが、隙の無い所なんざ特にな。
僅かに眼を細めれば、ぽつりと]
末姫…将軍、ですか…
[サツキの言葉に小さく頷き]
…あたしも、です。
戦争は…関係の無い人まで…巻き込み、ますし…
イザコザで…やっている事は、結局は…私腹、ですから…
[軽く視線を落とすも、戻して]
…こんな事言ったら、危ない、のでしょうか…?
[軽く辺りを見回し…怒り出す人影は見えず、小さく息を吐いた]
[ニーナに微笑む]
いいんじゃない?
わたしもろくなもんじゃない、って思ってるし。
まあ街中とかでいうと、変に興奮する人もいるから気をつけたほうがいいと思うけど…バカみたいだよね、人殺しなのに…
へぇ…。
[サツキの、姫将軍と呼ばれる人物についての説明に目を丸くする]
お姫様な上、将軍だなんて…
何だかズルいね。
きっと毎日ご馳走で、何不自由なく贅沢三昧な暮らししてるんだろうなー。
悩みとかも無いんだろうなー。
いいなぁ。
[彼に言われてはお終いかもしれない。
暢気なラッセルは目の前の人物がそうなのだと、町娘然とした姿と隙のない所作との違和感にも気付くこと無い]
[それまで黙って聞いていたナサニエルは、そこでおやっと口を傾げた。
この口調、昨日の仮面の人物とかなり似ていると。いや、言葉自体はまるで違うのだが、そう、組み立てが同じに見えるのだ。
見ると、ウェンディやシャーロット、ハーヴェイまでもが緊張感を表情に浮かばせている]
(……少し、つついてみるか?)
[鬼が出るか蛇がでるか……。とナサニエルは一度だけ目蓋を閉じてゆっくりと開きなおした]
そういえば、昨日来たおまえの主人であるお嬢様のご機嫌はどうだ?
へえ、そうなんだ。
[姫将軍に後姿が似ているって言われると言う少女に相槌をうった。
ウェンは、姫将軍の存在はさすがに知っているが、一介の国境を守る兵士に過ぎない彼女に、その姿を見たことがあるはずもなく、それ以上の感想は言えない。]
[ニーナやサツキの言葉に]
……人殺し……か
[今だ己の手が血塗れたことがないとは言え…武官を目指す身には…
それは事実の1面でもあるだけに言葉すくなに肩を竦めるしかなく。]
[ナサニエルのほうを向き、心の奥を見通すような目で見つめる]
さあ?
わたしはアーヴァインっていうおじさんから、言われてきただけだからねぇ。
あの人、目の前にいても気配ないから気持ち悪いし、やること聞いたらとっとと出てきたから、よくわかんないよ。
[サツキの微笑みに小さく笑んで]
そう、ですか…良かった…同じ、考えの方が、居て。
…街中では、気を付けますね。
…ただ…護るべきモノだけは…守り抜かなければならない、と。
母様の言葉、ですけどね…
そのためには、戦わなければならないならば、力を持って伏せよ、って…
[…少女の住む森…ホールレイの森。
この街より北方に位置する森は、長く続いている戦争…領土争いの現場に近い。
もしかすれば、森を護る魔女として。魔女グラードは今も…]
…大切なモノを…護る為に、戦っているのなら。
あたしは…何も、言えない、ですけど…ね。
[小さく呟く。
ふと、ナサニエルとサツキのやりとりに目を瞬かせ…]
…お嬢様…?
お嬢様…
[...は、ナサニエルの言葉に、昨日酒場へと訪ねて来た主催者と名乗った人物を思い出す。
小柄な身体。
人を威圧する雰囲気。
仮面の奥からのくぐもった声。
覚えているのは、それだけだ]
…あの人女の人だったの?
>>92
[ナサニエルとサツキのやり取りにふと首を傾げる]
…はて?お主、どちらかと言うと質問に答える為に来たと言っておったが…
一体何に答えられるのだ?
なんとも、その話しを聞くと質問しても
さしたる回答を得られなさそうに思うのだが…
それともお主が、アーヴァインとやらに取りついで、
そこから主催に話しが通じるのか?
[もしそうならば、なんともめんどくさい…]
[サツキの回答は、ナサニエルにどこまで満足のいくものだったのか。
それでも彼は小さく口の端を持ち上げるような笑みを浮べると、それ以上追求はせずに、ウォッカを口にした。
そこにニーナが疑問を口にした]
ああ。
気にするな。ちょっとした勘違いさ。ちょっとした、ね。
[そしてそれ以上は何も語らず]
アーヴァインっておじさん…
ああ、あの主催者さまの金魚のフンかぁ。
[確かに気配が無くて気持ち悪かった、でもあの人の方は確かにおじさんで間違いないよねと、うんうん頷く]
ナサニエル…この男は不必要に勘が鋭すぎるかもしれません。
また、感受性も過剰な気がします。
腕を見ないことにはなんともいえませんが、手綱を取るのは難しいかもしれませんね…
[急にやわらかい表情になって、シャーロットのほうに振り向く]
大丈夫だよぉ。
わたしには答えて良い範囲のことしか、教えてないってさ。
だから、答えられない質問はお伺いも何も無くダメ。
そういうことらしいよ。
…そう、ですか…
[ナサニエルの言葉に少し首を傾げるも、サツキの言葉にうーん、と小さく唸り]
…じゃあ…ほとんど、聞いてもダメ、かな…
主催者さんの、名前…とか。
[徹底してるんだなぁ…
ちゃんと、情報とか…集めないといけないのに…]
>>98
そうか…いっそ、お主に、その
”答えて良い範囲のこと”を今全部話してもらった方が早いかものう
[サツキの返答に苦笑しつつ、
皆の反応でやっとナサニエルが主催者のことをお嬢と言ったのに気づくが
反応遅れでリアクションも出来ず、ただ言葉がひっかかったまま残る。]
[食事を終えたらしく、受け取った水をも一滴残さず飲み干すと、紳士然とした顔つきでナプキンを使い口の端を拭いた。
空の食器を覗きながら、ふっとため息]
ぼく達と来たら、毎日毎日タダでご飯を食べて、タダでお風呂に入って、タダでベッドで寝て、タダの空気を吸ってる…
いかに全部主催者さまのオゴリと言っても、こんな自堕落な生活、タダだらだら過ごしていていいんだろうか…
もっとこう、やるべきことがあるはずだと思うんだよね。
だからサツキさん…
やはり、皆必要以上に怪しんでいますね…当然でしょうが…
まともな催しではなく、主催者も胡散臭い、あげく実際に使い捨ても考えている…
それをどこかで感じ取れないような人間では、困るのも事実ですが…
…
[構えていたモノの…今すぐ戦え、とか言われると思っていた少女には、この穏やかな空気は不思議なモノだった。
しかし…本来の目的が少女にはある…
もう少し、休んでおこうかな…
ラッセルの言葉に小さく思い]
…ご馳走様でした。
あたし…久しぶりに、沢山の方と、話したので…
疲れちゃいましたので…少し…休んで、おきますね…
その…ありがとう、ございました。
[そう言って、席を立って軽く頭を下げると、階段を*昇っていった*]
[ラッセルに微笑む]
うふふ、かまわないよ。
そうだね、大学なんてどう?
この近隣国家では、最大規模だよ。
賢者の卵が色々と勉強してる。
まあ、最近は貴族たちが箔をつけるために子弟を送り込む、堕落した場所になりかけてるけどね…
でも、見ておくことはけして損しないと思うよ。
[ようやく注文したウォッカを飲み終えたナサニエルは、ニーナが部屋に戻るのを見送ると、自分の席を立った]
さて、それじゃ俺も少し部屋で休む。
それじゃ、サツキだったか? 色々と「よろしく」な。
[別に言葉に抑揚をつけた訳ではないが、それでもその瞬間だけ視線をきつくし、すぐに解くと、ウェンディに無理しないように言って*部屋に戻った*]
>>102
なるほどな、まったく…なんとも、釈然としないが…
とりあえず、今ききたいことは…私は観光地ではなく
大会日程と、出来れば対戦形式…1対1なのか乱戦なのかチーム戦なのか…
昨日主催者が言うに双方と言っていたから1対1か?
ならば対戦相手やチームなぞも聞いておきたいところだな。
[下がるニーナに会釈しつつ]
[ナサニエルに声をかけられ我に返る。]
うん、ありがと。
おやすみ、ナサニエル。
[微笑みながら、階段を昇っていくナサニエルに手を振った]
………さて、と。
ちょっと出かけてくるね。
[弓を背負いなおし、ちら、とサツキを見るが、すぐに興味をなくしたように視線を扉に向けると、宿屋を*出て行った*]
いいよ〜
[シャーロットに向かい合う]
日程は、まず第一戦が明後日。
形式は1対1。
対戦相手だけどね、まだ聞いてないよ。
まあこれは、ギリギリまで教えないで急場の実戦での力を見たいってことじゃないかな?
それにね、わたしの感想も決定に際して考慮するらしいしね…
ハーヴェイ…つかみにくい人物です。
実戦という意味において、もっとも信用できる人物でしょうか…
しかしそれゆえに、扱いが難しい…
ラッセル…もっともつかみ所のない人物。
私は小娘に過ぎません…しかし、宮廷で、戦場で腹の探り合いを繰り返し、その目にそれなりの自信を持っています…
しかしわからない…注意が必要でしょう。
油断は許されません…
[ナサニエルとウェンディに手を振りつつ]
>>111
明後日から開始、一対一…そして対戦相手はまだ発表はなしと…
[サツキの言った連絡事項を復唱するように呟く。]
正直、それくらいは聞く前から伝達して欲しいものだが…
…そして、お主の”感想”も対戦相手決定に考慮…
[サツキの挙動は素人と言うには隙がなく。
むしろ、測れないようにしていると言うのなら…
そんなことを考えつつじっとサツキを見ていたが…]
ふむ…現状はそれぐらい聞いておけばそう困ることもあるまい。
伝達役…お疲れ様だ、サツキ
[普段なら”御苦労であった”という所を、無意識の何かが抑える。]
…では、私も明後日に向けて丁寧にコンディションを整えるとしよう。
まずは睡眠…だな。おやすみ、皆の者
[...は、そう言うと空になった食器を片し、残る者に礼をすると自室へと*足を向けた*]
シャーロット…もっとも利用しやすい人物でしょうか…
彼女を動かすための餌は、容易に提示できるでしょう。
しかし、逆にそれが私の慢心となっては意味がありません。
最も重要なことは、その力なのですから。
[外に出て行くウェンディ、上にあがるシャーロットを見送る]
うふふ、オヤスミ。
さて、私も伝えるべきを伝えたし、報告に戻ろうかな。
じゃあね、皆には期待してるよ。
オヤスミ〜
[ラッセルにウインクを投げると、現れたときと同様唐突に宿を出て行った]
わたしはこの中から、一人を選ばなければならない…
利用するために…
利用できるものは何だって使う…そう決めたんですから…
[一人闇の中、自らに言い聞かせるように*そう呟く…*]
[…まだ、始まる気配はない。
騒ぎとか、使いだとか。そう言う風なモノが来る気配がないからである。
部屋の窓を開け、外から入ってくる風に微かに目を細め…賑やかに人が行き交う下界を見下ろす]
…うーん…
[小さく呟く。
この武闘会やらの闘技場…戦う場所。そして組み合わせ…
そういえば、まだ何も知らない。
招待状を見ても、それらしい記述はない…
と言う事は、ちゃんと聞いておくべきだったのだろうか…?]
…誰か、居る…かな?
――真夜中の森の中――
[ひんやりとした泉に足先を浸し、ぽてっと寝転んで天を仰ぐ。木々の間から星が見える。ラッセルに貰ったリンゴ飴を舐めながらそうしている姿は、本当に童女のようだ。
ウェンは、ぼんやりと、昔を思い出す。
ウェンがナサニエルと初めて出会ったのは、まだ”目覚めて”間もない頃だ。何か手掛りが掴めるかもしれないと、シスターに連れられて、それほど遠くない隣町マイキアに行ったときのことだ。
ふとしたことがキッカケでナサニエルと知り合い、仲良くなり、教会のお使いとして隣町に行くたびに家に一晩泊めて貰っていた。2つの街を1日で往復できるほどには、子供の足には近くなかったからだ。
あの日も用事を済ませて彼の家に行くと、大人たちに子供は入るんじゃないと制止された。日も暮れかけて漸く中に入ることを許可されると、赤く染まった床に彼だけが虚ろな眼をして座り込んでいた。
彼の家の床は、白だったはずだ]
[彼と彼の家族に何があったんだろう?
問いかけても彼は答えなかった。代わりに、様子を見守っていた大人が事情を説明してくれた。曰く、彼の家族は”何か”に襲われ、彼以外みな死んでしまったのだと。
虚ろなナサニエルは物を口にすることを拒否し、幼いウェンにはまったく死にたがっているように見えた。だからとにかく必死で慰め、励ましたのは覚えている。
そういえば、自分の身の上を詳しく彼に話したのは、あの時が初めてはなったか?
『でもね、ナサニエルが居るから、今わたしは寂しくないんだよ。だからナサニエルまで死ぬのはイヤだよ。だからね、今度はナサニエルが寂しくないようにわたしが傍に居るよ。』
そんなことも、言ったような気がする。]
[励ましが功を奏したのか、ナサニエルの眼に少しだけ生気が戻った。相変わらず食べたがらないので心配で仕方がなかったが、お使いに来ているのだから、自分は教会に戻らなければならない。
後ろ髪を引かれる思いでマイセルに戻り、次にマイキアに行ったとき、彼が街から姿を消したことを知った。
どこに行ってしまったのか心配ではあったが、彼は生きる気になったのだと安堵した。
それから、旅人としてのナサニエルに数度出会う機会があった。そのたびに彼の身長は伸びていたが、自分は昔と変わらないままだった。]
[…階段を降りる…酒場は繁盛しているようだった。
ただ、気になったのは…
妙にくねくねしている一人の青年]
…
[思わず、その様子にマスターの方を見てしまう。
…しかし、そのマスターも苦笑いを浮かべているだけに過ぎない。
彼しか今は尋ねる事が出来ない、と判断すると、少し躊躇いつつも声をかけた]
あの…ラッセル、さん…?
[気の抜けた…というか、色惚けした声が返ってくる。
ちゃんとした返答が出来るのか、心配になったが…
こちらの知りたい事にはちゃんとした答えが返ってきた。
…相変わらず、声はそのままだったのだが]
一対一…明日、ですか…
[…とりあえず、聞きたい事は聞けたし、彼の幸せそうな雰囲気を壊すのは…なんだか、とても躊躇われた。
礼を言って頭を下げると、カウンター席に着き…]
…サラダ…と、スープ、お願いします。
[マスターに注文を言う。
とりあえず、何かを食べてから…何をするか考えるようだ]
(彼は、私が言った事、覚えているかな……?)
[おそらく覚えてはいないだろう。なぜなら彼は、ウェンを必要としていないからだ。
出会うたび、彼がただの”旅人”でなくなっていくのが判る。彼が何を欲しているのかうすうす感づいているが、ウェンはそれを止める気はない。
もしリックが死んでいたら、ウェンにも彼と同じ道を選択する可能性が十分あるからだ]
………。
[狼が傍を通っていく。しかし風上に居るのでウェンには気づかないようだ。
気配を読むことはいまだに苦手だが、消すことはかなり上達した。少なくともそれが出来なければ、森を守る国境警備兵は務まらない。]
[ゆっくりと身を起こし、静かに弓を構えた。
矢を番え、弦を引く。右手に光りが集まるのとともに、弓はじょじょに撓っていく]
ライトニング
【雷撃矢】
[ウェンの宣言にやっと狼は気づき振り返った。が、既に遅い。弓から放たれた光の矢が狼の横腹に刺さる。狼はキャン、と一声鳴き、その場に倒れた。
それを確認してから、ウェンは狼に近づくと、狼が恨みがましい眼でウェンを見上げたが動かない。いや、動けないようだ]
……ごめんね。
[倒れている狼の傍に跪き、ポーチから軟膏を取り出すと、こげた横腹に塗ってやった。
指先にぴりっと電流が走る]
加減した心算なんだけど、ちょっと強かったね。ごめんね。
[大きく息をつく。
やはりあの従者と名乗る少女、彼女がが……。
だが、だからと言ってどうする事もない。勝てば情報をもらえるのであれば、相手が誰であろうと、その代償がなんであろうと、構いはしないのだから。
ただ……――]
ウェン……。
[彼女とは、できれば闘いたくはない。背負った弓や、体から溢れる雰囲気でわかったが、彼女もまた色々と考えて闘う道を選んだのだろう。
いや、そう考えれば、ラッセルのあの天然的な明るさも何か裏があるのかもしれないし、シャーロットだって背負うものがあると思う。ハーヴェイはあまり感情を表に出さないが、それなりに心に思う部分もあるだろう。最後にやってきたニーナに関しては、まだ判断つかないが。
ただ全員を蹴落とさなければならないのだから、誰と当たっても同じだ。
それでも、ウェンディとは当たりたくなかった]
階下から気配が消えた。
あの女は帰ったか。
[おもむろに体を起こすと、ようやく冷えた頭が今後の事を思う]
武闘会というくらいだから、おそらくバトルロイヤルはないだろう。あるとするなら一対一か、一対ニか。
あ〜、せめてそれくらい聞いておけば良かった。
[頭をガシガシと掻き毟り、今更呟いても遅いと溜息をついた]
誰か、何か聞いてないかな。
[そうしてナサニエルは少し前にくぐったばかりのドアを再度酒場に向けて通過した]
…ふむふむ。
ウェンディはサンホラ知ってる人かな。
心算=つもり
この書き方をするのは…うん。
…とーざーされたーしょうじょのひとみはー♪
って事は、なさにーが優秀者に選ばれて、ウェンディが戦う、って言うのがアツイ展開なのかな?かな?
[そうして再び空を見上げると、うっすらと白みを帯びている。]
いけない。
戻って、体を休めないと。
[武闘会があるのに。……と思ったが、ため息をついた。どうにもやる気が起きないのだ。
ひっかかっていることは、『どうにも話が美味すぎる』ということ。
何か裏があるはずだ。法外な賞金が約束されるほどの名のある武闘会ではないし、集められた人間も、自分を含めそれに見合った力量の持ち主というわけではない。
目の前にぶら提げられた『賞金』に心が惹かれないわけがないが。]
……リック、如何したらいいと思う?
[泉に映った自分の顔を見てそう呟いたが、勿論影は答えない。
あの人は何を知っているんだろう。
自分の体のことだろうか? 兄の行方だろうか? それとも失われた12年間のことだろうか――。
考えても答えが出るわけがないのだが、思い悩みつつ、酒場へと戻っていく。]
[騒がしくもある酒場の中。
ぼんやりとスプーンでスープを掬う…
皆、何を望んでいるのだろうか…
見たところ、ただ…金だけの為に居る、という姿は見当たらなかった気がする。
つまり、他の皆も、自分と同じように…何か、望むモノ…または、護るモノが、ある?]
…退いてはくれなさそう…
[ポツリと呟く。
その口にスプーンを運ぶと、小さく息をついた]
[酒場に下りると、何やらくねくねと、先程以上におかしな動きをしているラッセルと、カウンターの席で相も変わらず怯えているような様子でサラダを食しているニーナの姿が目に入った。
どちらに聞こうかと思案していると、ラッセルが「一対一が〜」とか「彼女は僕の〜」とか、支離滅裂に呟いているのに気付いた。
横を通り過ぎる間に複数の単語を繋ぎ合わせた結果、一対一のタイマンで、更に町全体が会場であることなど必要なものを全て教えてくれた]
……こんなに無防備でいいのか?
[いいのかもしれない。と思い直し、ニーナとは離れた何時もの席に腰を下ろす]
ついでに飲みなおすかな。
マスター、ソルティードックを。
さて、どうしたモノでしょうね。
第二戦を見越した組み合わせの方が良いんでしょうし…
そう考えると…どうなるんだろう(ぉぃ
[…ふと、階段の方から足音が聞こえる。
少しだけ視線を向けてみると…ナサニエルが居て]
…
[視線を戻すと、サラダにフォークを刺す。
彼もそうなのだろうか。
…そして、彼の武器は…?
自然と、思考は対峙する時の不安に変わっていた]
…落ち着いて…
[指で自分の頬を軽く触り…息を吸い…吐く]
…考えるよりも…かな…
[ちょっと薄汚れた感じで、外から戻ってきた。森で夜間の鍛錬を行っていた様子だが、背負っている弓には相変わらず弦は張られていない]
良い匂いがするー!
[酒場に戻って開口一番。しかし]
……でも先に汚れを落としてくるね。
[ナサニエルとニーナにひらひら手を振り、階段を上がっていく。ラッセルはあえて視界に入れなかったようだ。]
[ぱたぱたと軽い足音と、帰宅の挨拶にナサニエルは振り返らずに手を上げて挨拶した。
そしてそのままの体勢で少し考えると]
マスターからだが冷えないようにスープと、そうだな、チキングリルをウェンディに頼む
…うん…部屋の中、なら…
分からない、よね…
[外だと、酔っぱらいなどにあの姿を見られるかもしれない…
ましてや、この格好…ちょうど良い強請のカモに見られるかもしれない。
…タダの破落戸には負ける気はしない。
あの薬を使えば、だが…大会の前に、無駄な力を使う事はない]
…。
ウェンディ、さん…?
[…暗い思考は酒場の入り口から聞こえてきたドアの音、そして少女の声で打ち止められた]
…はぁ…行って、らっしゃい。
[軽く汚れている様子を見て、身体を動かしてきたのだろうか?と、思いつつ…手を振りかえす。
階段を昇っていくのを見送ると、視線を戻した]
メモでのやりとりが…(笑
ウェンディvsなさにー、かぁ…なさにーがフツーに攻撃をくわえそうとか言ってるからなぁ(笑
学生 ラッセルが「時間を進める」を選択しました
双子 ウェンディが「時間を進める」を選択しました
というわけで、ランダムの実験です
<<冒険家 ナサニエル>>vs<<学生 メイ>>
<<書生 ハーヴェイ>>vs<<書生 ハーヴェイ>>
<<村長の娘 シャーロット>>vs<<冒険家 ナサニエル>>
[当然大人がそれなりに快適に入れるサイズに作られた湯船なのだから、それにうっかりたっぷりお湯を張ると、入るのも出るのも一苦労なら、油断すると溺れてしまう]
……………。
[まったく不便な身体だ、とつくづく思う。物理的にも、――精神的にもだ。どうやらサツキに一目惚れしてしまったらしいラッセルの様子を思い出し更に苦く思う。]
……………いいな。
[ポツリと呟いた]
なーにが「そのままでも可愛い」よー!
私が大人なら絶世の美女なんだからー!
[自棄になって声をだし、両手を振り上げたものだから、勢い良く湯船に沈み……ばしゃばしゃとしぶきをあげながら慌ててヘリを掴んでお湯の中から顔を出す]
………なにやってんの、私、ラッセルみたいなこと……
[自分に幻滅した]
決定方法ルール
[[ who ]]を使って決めます。
[[ who ]]を大量に並べて、名前の出てきた順番に割り振り。
割り振り方は
1vs4
2vs5
3vs6
とします。
<<学生 ラッセル>><<双子 ウェンディ>><<書生 ハーヴェイ>>
<<冒険家 ナサニエル>><<書生 ハーヴェイ>><<双子 ウェンディ>>
<<双子 ウェンディ>><<村長の娘 シャーロット>><<書生 ハーヴェイ>>
<<学生 ラッセル>><<双子 ウェンディ>><<学生 メイ>>
へーくしょほーい!
[豪快なくしゃみを一度。
魔法から解けたかのように、くねくねを中断する]
あれ…大して寒くもないけどな。
…ははん。
誰かぼくのことウワサしてるな?
以上より
1:ラッセル
2:ウェンディ
3:ハーヴェイ
4:ナサニエル
5:シャーロット
6:ニーナ
よって
ラッセルvsナサニエル
ウェンディvsシャーロット
ハーヴェイvsニーナ
となります。
あくまで暫定ですので、まだ考えます。
こっちのほうが面白そう、とかw
[タオルで髪を乾かしたものの、まだ十分水気を帯びている金髪を背中にたらし、特に武装もせず階段から降りてくる]
誰もあなたの噂なんかしないわよ。
[呆れたようにラッセルに言った]
寒い…
寒いよう…
[ナサニエルをチラチラ]
風邪をひかないように、あったかいスープと肉的な何かが必要だよう…
[ナサニエルをチラチラ]
…ん?
[ナサニエルをチラチラ見ようとして、降りて来たウェンディを凝視した]
それって、水も滴るいい女って言われたいの?
誰もぼくの噂をしないかはともかく、髪もっとちゃんと拭きなよ。
風邪ひくよー。
[…くしゃみ。
騒がしい酒場の中でも、大きく聞こえたくしゃみ]
…
[思わず、軽く身構え…何も殺気や変な雰囲気など(主に視線)は感じない事を感じると、すぐに肩を下ろし…そちらの方を見やる]
…
[先ほどまでくねくねしていたラッセルは、ナサニエルの方を見ている…
…ぁ、震えだした]
…
[階段の方からウェンディの声が聞こえると、目を瞬かせ…また二人に視線を戻す]
…一対一、か。
[サツキが宿を去ったのを見れば、ぽつりと。
先ほど聞いた言葉を、今一度口の中で復唱させる。
戦場に立っていれば、そんな状況なんざ
幾ら望もうとも簡単に叶わない。
元より、対複数であっても簡単に負けるつもりも無かったが
それを考えれば、一人に対し集中して対応出来る
このルールは青年にとって、好ましいものだった。
ふと、階下へと降りてくる
ウェンディの声に気付けばそちらへと視線を向ける]
……まだ、濡れてるぞ?
[湯冷めするぞ、と短く告げながら小さく息を吐く。]
[ラッセルにはうるっさいなーという眼を向けたが、ハーヴェイには]
あは、空腹に耐え切れず……そんなにひ弱じゃないから大丈夫だよ。
[照れ笑い。何この差。
カウンターの前で一度立ち止まり、何を食べようかとメニューを見上げた]
/中/
ふむ、ニーナか…。
戦ってみたいと思ってた相手だから
個人的には良い感じかなぁ。接近戦同士ー。
欲を言えば、ナサとウェンは様子見したい所かなー。
飛び道具ってのが、そもそも不向きなのと(笑)
魔法弓はともかく、魔法銃…。
…超人にならないと、物理的に勝てる気しねぇ!(笑)
なに、みんなして過保護なんだから。ナサニエルまで子ども扱い。
[口をへの字にしつつ、拗ねたのか今日はナサニエルの座るテーブルではなく、ニーナの隣に座った。
自分が子供のように見られるのは、おそらく姿形からだけではないということを、本人は気づいてないだろう]
…
[ラッセルって、女の人…じゃ、ない、よね…?
なんだか、言動とかが妙に、少女の描く男性像とはかけ離れていたらしく…うーん、と首を傾げ]
…
[隣に来たウェンディに目を瞬かせた]
[やがて運ばれてきた温かいスープとチキングリル。まずスープを口に運び、美味しそうに味わう。
ニーナの視線を感じ、スプーンを口に加えたままで横を見て、にこっと笑った]
[…ラッセルの物悲しそうな表情。
そして、その後の行動と言動。
…後ろを見て見るも、後ろにはカウンター。そしてウェンディに料理を出すマスターが居るだけである]
…
[…マスターが少女の視線に気付けば、困ったような表情で首を横に振った。
もう一度、ラッセルに視線を戻す]
…いえ…別に、スープは…今、食べてますし…
[恐らく、自分に言っているのだろう、と言う事で軽く首を振った]
[日が地平線を姿を現す頃に寝台から降り、
身支度をして午前中一杯を鍛錬にあて。
午後は翌日に控えゆっくりと休養を取る。
そうやって一日を過ごし、足を拠点の酒場へと向ける]
―森→酒場―
[ラッセルから視線を外すと、ウェンディと目が合い…]
…
[笑みを浮かべるウェンディに、目を丸くするも、すぐにつられるように微笑み、マスターの方を向き]
…あたしも、チキングリル…一つ、お願いします。
[背を向けるマスターから視線を逸らすと、小さく笑って]
みんなが食べてて…あたしも、食べたくなっちゃいました。
[...は酒場の戸を開ける。そこには馴染みの顔。]
ああ、皆の者…揃っているようだの。
私も混ぜてもらってもかまわぬか?
[と、承諾をとっているけど、返事を聞く前にポテポテと。]
あれ…ぼくとハーヴェイさんって似たようなこと言ったと思うけど…
あ、ありがとうございますー。
[何、ウェンディさんその態度の差。
みなまで口には出さねども、溜息をつかれながらもナサニエルから食事を差し出されると、ちょっと拗ねた顔でスプーンを口に運ぶ。
しかし、ニーナの断りの声が耳に届くと]
…え?
[ちょうだいって意味じゃなかったの?
じゃあこれ全部ぼくが食べていい?いいんだね。
色々と思惑渦巻き、結果]
わーい
[喜んで全部自分のもんだという顔で食べている]
シャーロットか。
[戸の軋む音にそちらへと視線を向ければ、
見知った顔に、ひらりと右手を上げる。
亭主の手によって運ばれてきたエールを受け取れば
シャーロットに向けて、何か頼むか?と短く問い]
[ウェンディの手招きに、にっこり笑ってその傍らに
ハーヴェイの問いにはコクリと頷き、
だけど明日のことを考えてノンアルコールドリンクを注文する]
[続いて、チキングリルに齧りついていたが、ナサニエルの嘆息とハーヴェイの苦笑]
………はーい。
[観念して、一度部屋に戻るともう一度きちんとタオルで髪の水気をとってから、再び戻ってきた。]
偉いなぁシャーロットさんは。
[彼女は今回は酒を注文しないようだ。
明日から始まる武闘会のことを考えてのことなのだろう。
相変わらず酒を注文して飲んでいるナサニエルや、注文するばかりか人に勧めてまでいるハーヴェイを物言いたげな目で見やる]
大丈夫なの二人とも…?
ま、飲み過ぎて足腰たたない方が、仮にも対戦する可能性のあるライバルとしては楽でいいけどさ。
へろへろな奴倒したってちっとも名誉じゃなくなるんだから、ちょっとは気をつけてよね。
そういえば、シャーロット。
[傍らに座ったシャーロットに顔を向け質問した。彼女は武闘会について詳しく聞いていたはずだ]
武闘会のこととか、判った??
場所とか、対戦形式とか。
良かったら教えてもらえないかなぁ。
それにしても、ラッセルとウェンディは何ぞ微笑ましいのぅ
[>>165のラッセルのウェンディに対する棘がある発言と
ウェンディのどこ吹く風な表情を見て笑いつつ]
[出されたチキングリルにかじりつくと、軽く目を細め…]
ん、美味し…
[今思えば、獣化の力を出来るだけ抑えるには、多めに食事を取っておけばいいのだろうか…
そう、小さく思いつつ、ウェンディの問いには少しだけ目を向け…]
…
[…しかし、シャーロット…とウェンディが言った女性が言った言葉は、ソレの返答ではなく…
二人がその言葉に反応するのを見ると、頬が緩んでいた]
[ニコニコと場の状況を眺めていたが、>>170で質問をされれば…]
ああ…なんと言うかそういうことぐらい全員にちゃんと伝達して欲しいが
…主催者とサツキが言うに、
実戦は明日から。対戦形式は1VS1、
対戦場所は詳細はまた伝達があるやもだが、この町の全て。
双方の合意や主催の指示で、どこでもいいそうだぞ。
そうそう、対戦相手はまだ告知なし。
その決定にはあのサツキの感想も考査対処うだそうな。
[注文したグレープフルーツジュースに口つけながら答える]
書生 ハーヴェイが「時間を進める」を選択しました
[飲物に口をつけたのは、喉を湿らせると言うよりも
>>172と>>174の反応に笑いを我慢できなかったので、言葉が途切れたので
ついでに飲んだようだ…...の肩が小さく揺れる]
[扉が開く音は無かった。人が入ってくる気配も無かった。しかし扉の前には、”主催者”と名乗ったフードの人物]
こんばんわ、皆さん。
[聞き憶えのある、ごく最近聞いた憶えのある声]
茶番は終わりです。
皆さんに伝えるべきこと、皆さんに答えるべきこと、それをなしに来ました。
[音も無く、店の奥に進んでいく]
………………
結局主催者がくるのではサツキの意味があるまい…
[...は主催者と自称するフードの人物の方に向きなおり、小さくそう零す]
この街の、全て…
…サツキさん、の…感想が?
[朦朧としていたラッセルからは聞けなかった話に、小さく呟き…
不意に聞こえた声に酒場の入り口の方に目を向けた]
…
[全然気付かなかった…
片腕を下ろし…すぐにでも後ろのポーチに手が届くようにすると、主催者の様子を見ている]
[予想通りというべきか、主催者がやってきたのを、グラスをおいて視線を向けた。
相変わらずの格好に、少し皮肉めいたように口元をゆがめながら、次の言葉を待っている]
[気付いたら酒場の中に人物が一人増えていて、存在を把握できたのは声をかけられてからだった。
ぎょっとして、思わずチキングリルを皿の中へ取り落とす。
振り向いてみれば、そこに居たのは主催者と名乗ったフードの人物。
だけども声はもう性別すらわからない潰れたものではなくて、まるでつい最近聞いたあの可愛らしい人の声そのもの]
………?
[訳が分からなくなって、音も無く店の奥に進んでいく人物の動向をただ見守っている]
[奥に進み、皆が見える位置に立つとフードに手をかける]
気づいていた方もいたようですね。
身に染み付いた癖は、意識しても漏れてしまうものです。
[フードを下ろし、見覚えのあるであろう素顔を晒す]
読書が趣味ってのは、否定しないんだがな。
…酒豪っつーか、身体が慣れてるだけだ。
別に毎日浴びる様に飲んでるわけじゃない。
…酒でも飲まなきゃ、あの場所はやってられなかったんでね。
[くつくつと喉を鳴らす。
続く言葉に、僅かに眼を細めて。
…と、突如現れたフードの人物に気付けば口を噤む。
ジョッキをテーブルへと置きながら、そちらへと視線を向け。]
[フードが降りればそれは昨晩いた顔。でも、その喋りと雰囲気は、
サツキによって思い浮かんだ…けれどぶれて一致しなかったもう一人の姿。]
…………メイ……様?
[...の口から一致しなかったもう一人の姿の名が零れる。]
[フードを完全に脱ぎ去る。その下には簡素な、しかしその地位を明確に示す軍の装束]
私があなた方を招待した”主催者”です。
私の名は、メイフォリア・レイ・レスザール。
王位継承権第9位を持つものにして、第二軍を預かる将です。
しばらくの間ではありますが、以後お見知りおきを…
[優雅に一礼をする]
…あの場所?
[ハーヴェイの言葉にやはり分からないというように首を傾げていたが、奥に進んできた人物はフードに手をかける]
……あっ
[世話役としてこの酒場に来た可愛い人とほとんど同じ声で、しかし態度は主催者がこの酒場に来たときの威厳溢れるそれ。
謎の人物が素顔を晒してみれば、果たしてその正体は]
サツキさん…?
…
[フードを下ろす主催者…
しかし、その下にあるのは仮面ではなく…]
…サツキ…さん…?
[しかし、それにしては昨晩と話し方が少し違い…
どういう事なのか、測りあぐねていると、シャーロットから聞こえた名前に目を向けた]
…メイ…様…?
[…確か、最近、その名前を聞いた気がする…
ローブを取るサツキ…いや、メイの姿、そして名乗りに呆然と呟いた]
…姫、将軍…
……………。
[主催者の正体。あの、”姫将軍”。その武勇は国境警備隊にも伝わっている。
その姫将軍が主催者?? 何故??
鼓動がゆっくり、しかし大きく打つのを感じる。]
―――…薄々は気付いていた、が、
[姫将軍直々とは。 ぽつりと呟いて。
フードが落ちると共に、僅かに眼を細める。
す、と右拳を左胸へと当て。]
今更だが―――お初に、御目に掛かり光栄ですメイフォリア王女。
…いや、この場合は将軍殿とお呼びした方が?
[軍の装束を認めれば、短く問いを含みつつ
容ばかりとも言える形式の挨拶を返す。
その言葉に、忠誠への意思は僅かでも含まれていたかどうか]
[再び警告を発する声が聞こえる。ウェンの疑問は深まるばかりだ。
それでも、椅子から降り、この国の一兵士として、王位継承権を持つ者に礼を返した。]
……お目にかかれて光栄です。
皆さんのことを少し知りたかった、というのが一点。
そしてお気づきでしょうが、私はことを表沙汰にしたくありません。
そのための準備が出来るまでは、例え気がつかれていたとしても証拠を出すわけにいかなかった、これがもう一点。
この二点により、皆さんには茶番にお付き合いいただきました。
重ねてお詫びします。
[...はその身分を考えれば、無造作なほど簡単に頭を下げた]
[メイの礼に、...も席を立ち膝をついて臣下の礼を取る
自身が士官しているわけではないので、臣下と言うわけではないのだが…]
シャーロット=エヴァンス、知らぬとは言え御無礼仕った。何卒お許しを。
……しかし、メイ様あろう者が、何故このような…
[場所に?催しを?振るまいを?…どの言葉を続けるべきか
迷いあぐねているうちに>>195の発言に語尾が消える。]
冒険家 ナサニエルが「時間を進める」を選択しました
[完全に予想通りだった。
まず、言葉使いや雰囲気の一端がまるで一緒であり、あのタイミングで従者を全員に見せる意味合いが何処にもなかった。見せるなら、あんな変な時間ではなく、最初からつれて歩けばいいものを、つれていたのはアーヴァインただ一人。幾らお忍びとは言え、使いを頼む程の親しい仲である従者を、今更一人で使いに寄越す時点で、ナサニエルは予測を立てていた。
そして、一番なのは先程の「お嬢様」。そしてその後、さも違うと言わんばかりに、「おじさん」つまりは男二人と決め付ける発言は、あまりにお粗末だ。
恐らく、軍隊戦の思考は持ち合わせても、少人数にあわせる虚偽の思考はまだ育成途中なのだろう。
そんなメイに、次々と挨拶をしていく参加者とは違い、一人、奥の席で屈辱を味わった憤慨と、明日から始まる闘いに眼がどす黒く輝く]
…
[姫将軍。
昨晩話した内容を思い起こし…視線を落とす。
自分で自分の事を人殺しと言った将軍に…
何か、不透明な、すっきりしない感情に陥る]
…準備…
[表沙汰にしたくない。
しかし、姫将軍は姿を現した。
つまり…]
…終わるまでは、帰してくれそうにない、かぁ…
[極々小さな声で呟いた。
一国の王女ならば、確かに間者や情報屋をしらみつぶしにすれば、自分の名前が分からなくもないだろう、と。
頭の中でそう思いつつも…頭を下げる者も居る中、頭を下げず、メイを見つめている]
[...はメイフォリアが頭を下げるのを、目を丸くして見ている]
は…あ、そ、そんな。どういたしまして…
[自分が仕える小さな城の主とすらもこんなにも近く顔を会わせたことなど無いというのに、それよりももっとずっと上の地位にある女性が頭を下げる姿に面食らって、彼女の言葉がすぐには理解できない。
ようやく意味を伴って言葉が頭にまで届くと、さすがに疑問が生まれ]
え…でも、「表沙汰にしたくない」って、どうしてなんですか?
何が目的で……いらっしゃる、ので、ございまするでしょうか?
[全員の顔を見回す]
まずは、皆さんの一番大きいであろう疑問に答えましょう。
私の目的ですが、皆さんの力を見たい、これは本当です。
しかし、力を見てどうしたいのか、これに関してはあなた方は知る必要はありません。
[静かに、しかしはっきりと言い切る]
先にお伝えしたように、試合は明日より、一日に一試合。
場所は、この街のあらゆる場所。双方の合意がある、あるいは私が指定した場所です。
勝敗は、降伏もしくは戦闘不能になった場合。例外として私が止めた場合も含みます。
命を奪う必要はありませんが、事故に関しては責任を持ちかねます。
試合の組み合わせは、
ラッセルさんとナサニエルさん
ウェンディさんとシャーロット殿
ハーヴェイさんとニーナさん
の組み合わせとします。
順番については、おって指示します。
報酬も先に伝えたとおり。
限界も、不可能なこともあるのは認めますが、基本的に望むままに与えましょう。
[ふと、ナサニエルを見た。
まただ、と思った。ときおりナサニエルから感じた闇。彼のブルーブラックの瞳が、その黒さを増している]
………。
[視線を床に戻した。
………。私はどうすればいいんだろうか?]
[片膝をついたまま、メイを見つめ、言葉を聞く。
知る必要がない理由…は今は…なのか、これからもなのか。
市街地も含むこの場所全てと言う指定。
選び出された自分を含むメンバー…これらから何か答えが得られるだろうか?]
……私の相手は…ウェンディですか…
[思考の最中告げられた対戦相手。幼女の外見をした同年代の女性。
先日、キャベツを焼いた時の技を思い出す。]
>>203
貴方が知る必要がない…と言うのなら
現状こちらからは理由を伺いません。
[自分はなすべきことをし、考えるべきことを考えるだけ、
そう自分に言い聞かせ、言をつのりたくなる気持を抑える。]
[そう言って片膝付きの姿勢を崩し、すっと立ちあがり
ウェンディに向き合う]
と、言う訳で私がお主の対戦相手だ。
よろしくな、お互い全力を尽くそうではないか。
[そう言って、笑う…今までの笑い方とは違う堅い笑い方で。]
目的とかは教えてもらえないけど…
別にタダで強制的な命令に従えってわけじゃなくて、報酬は前に言ったとおりで貰えるんだ。
そっか…
[じゃあ良かったのかなと、とりあえずほっとして胸を撫で下ろす]
やっぱりこの街のどこでも良くて…
一対一で…
[自分の相手はナサニエル。
そう聞くと僅かに緊張の面持ちで、姫に頭を下げるでもなく佇むナサニエルを見る。
少し薄暗く見える奥の席で、彼の眼がどす黒く輝いて見えてごくり生唾を飲み込んだ]
[…試合についての説明…ある程度、聞いたとおりで小さく頷き…]
…ハーヴェイ…さん。
[ちら、とそちらの方を見て…武器を隠しているのか、良くは相手の事が分からず…]
そう、ですか…順番は、追って…
[…他の人にも、戦っている姿を見られるのだろうか?
あんまり見られたくないんだけどな…
ふぅ、と息をつく。
あらかた話し終えたのか、質問、と問われると、少し考え…]
…勝ったとしても、負けたとしても…
ちゃんと、帰しては頂けるのですか…?
[………身分が上位のものが「知る必要がない」ということは、下の者にとっては良くないことが多いということを、経験的に知っている。
しかも、優勝すれば望みはほぼ思いのままという。一体何を交換条件に突きつけられるのか。
舌打ちしたい気持ちを、ウェンは必死で抑える。
横のシャーロットが立ち上がったので、ふと見上げると、お互い全力を尽くそうと声をかけられた]
……うん。
よろしくね、シャーロット。
[自分も立ち上がり、右手を差し出した]
[対戦相手が決定したのを聞いて、内心ほっとしている自分に気付く。
やはり割り切ったつもりでいても、ウェンディとは当たりたくなかったと、ようやく気付いた。
そういう意味では、ラッセルはある意味闘いやすくみえる。
ウェンディは言うに及ばず、ハーヴェイは自分と同じく実力を隠しているし、シャーロットの槍の技術も未知数だ。ニーナに至ってた戦闘パターンすら想像できない。
そういう意味では片手剣とほぼ決まっているラッセル相手というのは組みやすい]
(だが、実力のほどが知れないのは同じか)
[結局は戦いになって初めて、両者のそこが見えるのだと意見を落ち着けると、ナサニエルはゆっくりと立ち上がり……]
『ヒュン!』
[その一瞬の隙に、持っていたナイフをメイに向けて放った。
しかし当てるつもりなど毛頭ないナイフは、メイの髪を数本切り落として、背後の壁に突き刺さった]
何を考えているか知らないが、大人しく全てを聞くと思うな。
[そう言い放ち、そのまま彼は*酒場を後にした*]
[外に出て行くナサニエルを見送りながら、小さく呟く]
甘いですね…当てるつもりがはなから無い…それがはっきりわかるようでは…
しかし、良い目をしています…経験が無いのが惜しいところですが…
>>209
[ウェンディの差し出された右手を、...の右手で握る。
彼女の右手は外見から想像しうる柔らかい手ではなく、
日々弦を引く為に所々堅さがある手]
場所に関しては…メイ様から指定がなければ…
お互いに有利なヶ所が違いすぎる武器だ、
折衷点を考える必要があるな…がそれは明日でよいか?
そろそろ、寝てコンディションを整えたいところでな。
[硬い表情をちょっと綻ばせ肩を竦める]
…無事で、あるならば…
[…つまり、死ななかったり、怪我を負わなかったりしなければいい、と言う事なのだろうか…?
幸い、傷を治す魔法薬も持ってきている。
いざとなれば、その日の魔力を使い切ってでも、傷を治すのに専念すれば…]
…分かりました。
[降伏も許されている。
ならば、よほどの事がない限り、大丈夫だろう…
小さく息を吐いた]
…!
[とんっ…壁にナイフが刺さる音に軽く顔を上げ…
立ち上がったナサニエルが投げたのだと分かると、そのまま行ってしまったナサニエルの背中を見送った]
[しかし、表時を弛めたのも一瞬。
ナサニエルがメイに…当てる気はないだろう一閃を目にし緊張が走る。]
先ほどまでのようには…もういかぬ雰囲気だな。
[元々…非公開とはいえ武闘会の為に集まった人物が
和気藹々としていたことの方が規格外かも知れぬな。
それでも、...はそれまでの雰囲気が好きだったが…と思いつつ。]
[メイにもう一度深く礼をすると、残っている者に手を振り*自室へ足を向けた*]
村長の娘 シャーロットが「時間を進める」を選択しました
[手中のナイフに視線を落とす。
――無駄のない動きだった。
彼はきっと、彼のたった一つの目的を達成するためだけに、技を磨き、心を闇に染めていくのだろう。
刃に自身の目が映り、視線が合った。
ふるり、と頭を振って顔を上げ]
それでは、私も失礼させていただきます。
[メイに一礼し、階上の自室へと*戻っていく*]
なっ…
[彼の全身から醸し出される雰囲気に、気圧されているかのような気持ちは一瞬にして霧散した。
ゆっくりと立ち上がったかと思えば、あろうことかメイフォリアに向かってナイフを投げたナサニエルに対して目を剥く。
ナイフはメイの髪を数本切り落としただけで、背後の壁に突き刺さっただけだったが]
な…な…
何考えてんだー!
[...は地団駄を踏んで怒り顔を向ける]
危ない!
姫将軍さまを殺す気?
そもそも開催者さまの言うことを、大人しく聞かないでどうするのっ
文句があるなら、口で言いなよ!
いちいちナイフ投げて抗議するなんて、不良じゃないんだからっっ
[…ふぅ、と息を吐く。
殺気だった空気も薄れていくにつれ、息苦しさから解放される]
…他には…今は、無い…です…
[…個人的に聞きたい事なら、ありますけど。
ソレは心の中で呟いて。
メイの背中を見送ると、視線を落とした]
…
[部屋に戻っていった二人。
そして、外に行ってしまった者と組み合わせられた二人。
…両方とも、この武闘会の姿であり…もう一度溜め息をついた]
[いつの間にか、すぐ後ろにアーヴァインが寄り添って歩いている]
収容先の手配のほうも、おおむね済んだようですね。
あなたには、そちらでの詰めをお願いすることになります。
もはや歯車を止めることは出来ません。
私が滅ぶか、それとも……いえ、気にしないでください。
それでは幕を開けましょう。
滅びと再生の舞台の幕を…
[怒りとも、悲しみともつかない、*美しい微笑を見せた*]
[ナサニエルの立ち去り際の睨み顔にも、眉を吊り上げて睨み返していた]
あ、ちょっとどこ行くの!
説教はまだ終わってませんよ!
だいたい対戦相手だけわかったって、他にやることあるでしょっ
ぼくに言うことあるでしょっ
よろしくねーとか、
お手柔らかにねーとか、
俺が使う武器はこれだよおーとか、
俺の弱点はここなんだあーとか…
[無茶苦茶言っているが、怒っていること変わりはない]
それに、闘う場所はどうするのー!?
[叫んでみたところで、ナサニエルはとっくに酒場を出ていた]
……もう!
100回ギャフンと言わせてやるからっ
[今から闘志を燃やしていては燃料切れを起こしそうなものだが、とにかく今のところラッセルのやる気は*十分のようだ*]
…
[まだ残っている…一回目の対戦相手である、ハーヴェイの近くまで歩いていく]
…それでは…試合になりましたら、よろしく、お願いいたします…
…お手柔らかに。
[そういうと、頭を下げ…]
…戦う場所は…人気がない場所なら、あたしは構いません…
罠が、無ければ…尚更、良いです。
[顔を上げると、階段の方へと歩いていき…一度だけ、ラッセルの方に振り返った]
…あたしも、休ませて頂きますね…
[では…と、階段の方に向き直ると、上の階へと*上っていった*]
ふと起きる。
…明日……
13日が一番都合良かったんだがーがががー。
どうかな、帰宅間に合うかなー。
そして勝敗とかは、流れで決めるもんかとてっきり…
(勝ち残りパターンと墓下パターンと、2つ考えてた人)
[青い髪の女性―――ニーナと言ったか―――が
歩み寄ってくることに気付き、そちらへと自然視線を向ける。
そうして頭を下げる目の前の女性を一瞥し、僅かに眼を細めた。
武器を携えている様には見えなかったし(人の事は言えないが)
その華奢とも言える身体も、決して鍛えている訳では無さそうに見えた。
そして何より、『最後の参加者』として酒場へと入ってきた時から、
……そして今現在も、気弱そうな印象に青年の中で変化は無い。]
―――此方こそ宜しく。
…お手柔らかに。
[僅かに思考を巡らすものの、僅かに瞼を伏せれば、
口元に柔く弧を浮かべ、短く返事を返す。
…仮にもこの武闘会に招待された人物だ。
どんな形であれ『戦闘』に秀でているのは間違いない。
寧ろ手の内が曝されていない分、手強いとも言えた。]
―――此方も、場所に関しては強い希望は無い。
強いて言うなら足場がシッカリしている処、かな。
[罠、と言う単語に微かに眉を顰める。
少なくとも当人に使う算段は無いが…
罠が張り巡らされた場所がそう街中に在るものだろうか。
思わず考え込むものの、
善処しよう、と相手へと短く告げて。
そうして階段を上っていくニーナの後ろ姿が視界から消えれば
静かに青年は酒場の扉を軋ませて、闇へとその身体を踊らせた。
闇に溶けた姿を、眼にした者がいるかどうか―――…
―――闇の帳は、まだ*明けそうにない*]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新