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村は数十年来の大事件に騒然としていた。
夜な夜な人を襲うという人狼が、人間の振りをしてこの村にも潜んでいるという噂が流れ始めたからだ。
そして今日、村にいた全ての人々が集会場に集められた……。
自警団長 アーヴァインは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
●舞台設定
ここは守護者の里。
対人狼の希望の星の一つ、守護者になることを夢見た者達が集まり、学び、遊び、暮らす里です。
里の中心には守護者学園。
あなたはそこの先生だったり、生徒だったり(ちなみに年齢制限がないのでどんな年齢でも一年生だったりがありえます)、卒業生だったり、よそからの留学生だったり、入学希望者だったり、新入生だったり、元々の里の住人だったりするでしょう。
武器に魔法、からくりや機械、武術や己の肉体、はたまた口八丁に至るまで様々な能力で、能力の高低はあれ、人狼から人を守るための力をつけるべく修練の日々を送っているのです。
ですが、そんな守護者の里にある日人狼達が入り込みます。
彼らはまだ人を殺す力はない若輩だったり、一人前でも殺傷する気は無い狼のようですが、人狼として人に成り代わる能力は完璧。
人狼にとって面倒な、守護者の里を潰そうと目論んでいます。
☆一日目☆
そんなわけで里の中心人物でもあるアーヴァイン学園長に学園へと集められたあなた達は、閉じ込められるわけではありませんが、人狼の容疑がかかっている事を伝えられます。
もしもあなたが元からの住人だろうと、関係ありません。
人狼というものは、完全に人に化けられるものですからね。
☆二日目☆
何とアーヴァイン学園長は、人狼に浚われるという憂き目に遭ってしまいました。
学園長は殺されたわけではなく、人狼の手によって昔から学園の地下にあった謎の開かずの間に閉じ込められてしまっています。
間といっても、暮らしていけるだけの様々なものが揃っているよう。
どうやら、人狼にのみ伝えられる技術で扉は開くようなのですが…
(プロローグは
→里での日常を描きつつ、主に関係{親兄弟友達、幼なじみだったり、先生と生徒だったり、知り合いだったり、初対面なら知り合うなど}を決めたり、親睦を深めたりしましょう。
一日目にまで超過したり二日目以降でも臨機応変に決めてしまって構いません。メモや表で中の人(中/)発言で相談するのも可)
続、二日目以降について
もちろん誰が人狼だなんて呼びかけても、出てきてくれません。
彼らの置き手紙によると、毎日こっそり一人づつ、そこに里の皆を閉じ込めていき二度と出さないと脅す事で、里を解散させようとしているらしいのです。
そこであなたがたも一計を案じて、扉が開かぬならと地下めがけて床に穴を開けてしまい、毎日一人づつ疑わしきを突き落とすことにしました。
穴の上から助けたり、穴の中から這い上がったりするにはずいぶん高い上、何より開かずの間の不思議な効果で一方的な状態、落ちて入る事ができても登って出ることができないため…
人狼を皆閉じ込めてしまえば、彼らの技術で扉を開けざるをえないだろうとの考えからです。
人狼が皆を閉じ込めてしまうのが早いか、
皆が人狼を全員突き落とすのが早いか。
日々修練を怠らずに模擬護衛訓練(バトル)や勉強、恋に喧嘩に友情、もちろん遊びなんかもしながら、里の真剣な…それでいてちょっぴりお気楽な戦いが始まります。
(とは言え、厳密な世界観はありません。
言ったもの勝ちの、緩いものです。
また良い村にする為の助言、提案などがあれば、お待ちしてます)
●言い換え
○人狼→人狼
○村人→守護者の卵
(一人前・先生などの場合は卵ではない守護者ですが、襲撃ではない、守る気がない、守っていたのとは違う人物が襲われた等の様々な理由((自由設定))から、残念ながら護衛成功できません{システム的に守護者が存在しないため})
○処刑→突き落とし
○襲撃→閉じ込め
※処刑襲撃は、話が面白くなるかなという個々の判断で自由に。
決まらなければランダムも可。
あるいは…(※A.B.へ続く)
※A.人狼は「RP的に皆に正体を知られてしまった状態」にならない限り、正体を知られても処刑されるとは限らないので…
(例えば個人にバレる・白状するなどしてもその相手が、バレた/白状した人狼を突き落とすために動こうとしなければ、処刑されるとは限らないため)
【望めば、「閉じ込めRP」(閉じ込められRP、後述)が可能】
・一方的な描写のみの場合は、更新後などにモノローグになるでしょう。
・メモ話し合いで折り合いがつけば、更新前に「閉じ込め・閉じ込められRP」が起こるでしょう。
※B.同様に、対立、激しく疑っている、模擬護衛訓練(バトル)中にウッカリなどで…
【望めば、「突き落とし・突き落とされRP」も可能】
・一方的な描写のみの場合は更新後にモノローグで、権利は処刑者に投票した者のうちから早い者勝ちになるでしょう。
・メモ話し合いで折り合いがつけば(または例えばバトルの場合、最終的な結果を乱数[[ fortune ]]で決めるなどすることもできます)更新前に「突き落とし・突き落とされRP」が起こるでしょう。
●簡単な自己紹介もどうぞ
例)
名前、
年齢、
何者か
(学園生、教師、里滞在者、里住人など)、
守護使用技術
(弓、剣、魔法、忍法、機械、格闘術、未だ無能等)、
住所
(学園寮、里内の自宅、里店に下宿、店そのもの等)、
などなど。
異国人 マンジロー が参加しました。
異国人 マンジローは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[里を前に、嬉しそうに見上げる男が一人]
ここが噂に名高い守護者の里か!
いやー、良さそうな所だね。
…おっと。
里に入る者は、質問に答えろって?
身元を確かめられると言うわけか…無理もない。
人には憧れの守護者も、人狼共には恨みの的ってもんだからな。
怪しい者は入れないと。いやしっかりしたものだ。
ますます気に入った!
□1.名前
如月 万次郎。…いや失礼、マンジロー・キサラギだ。
和国っていうずっと東の国から来た。
□2.年齢
とうに元服は済ませた。
だもんで、そろそろ嫁を探せってうるさくてよ…
守護者になるとか言って逃げ…あ、こっちの話。
元服は何かって?ふん。数えで19、これでいいか?
□3.何者か
この格好が妙だ?俺は別に、怪しい者じゃない。
…学園入学希望者、ってことになる、かな。
□4.守護使用技術
刀を使う。カタナだカタナ。俺の国流の剣。
心配しなくてもこれは木刀だよ、またたび丸ってんだ。
これでも故郷じゃ、剣術道場に生まれた男さ。
兄上達には勝てた試しないけどな。…弟にもだけど。
□5.住所
安価な学園寮がいいか気楽な下宿先を探すべきか…
まだ決めあぐねてる。これから探してみるつもりだ。
[ううんと手を頭の後にやってのびをすると、変わった格好に物珍しげに見てくる者達の視線ももう気にならず]
んーいいねぇ、この里の雰囲気!
[活気溢れる里は、露店から居を構えた店まで沢山賑わっている]
騒々しいくらい賑やかで、何より自由だ。
こいつぁ心ゆくまで堪能しなくちゃいけませんやっと♪
…ほう!
四角い焼石を積み上げて…レンガってやつか。
きれいな色、してるもんだなぁ。
「護り手の宿」、ね。
お泊りは二階…
一階は昼は食堂、夜は酒場です…いいね。
昼飯はここで食おっと!
おいおい奉行所は勘弁してくれっ
これでも故郷じゃ若とか呼ばれる立場なんだからな!
お付きの者なんかもいたりして、金だって今までそいつに払わせてた訳で……え、そいつを出せ?
…い、いやいやいや。
あまりに口うるさい野郎なんで、この守護者の里に入る前に撒いて来……
ごめんなさいごめんなさいごめ……あ。
わかった、働く!
…そうだよ。俺をここで雇わないか?
どうせこの銭使えないんでは、学園に入学どころじゃないもんな。
宿と飯の心配も無くなって、逆に具合がいいってもんだ
……イエイエイエ、こっちの話。
[そんな訳でマンジローは、とりあえず護り手の宿にて住み込みで働く事となった。
昼は食堂、夜は酒場となるその宿の仕事は給仕のみならず、買出しや配達、宿の掃除やベッドメイキングなど、彼がラッキーと思うほど仕事が無いわけではないのだが…]
―護り手の宿、入り口前―
らっしゃいらっしゃい!
今日の昼飯内容は、卵付き鶏肉飯に、飴色汁、葉っぱにキュウ…
……えー。
『どなた様もいらっしゃいませ!
本日の日替わりランチメニューは、チキンライス目玉焼き添えに、コンソメスープ、グリーンサラダで、お飲み物は自由にお選び頂けますっ』
って、そうだったのか?
選べるなら美味いものを選べば良かったな。
俺、水しか飲まなかっ…
……っえー!
『どなた様もいらっしゃいませ!
本日の日替わりランチメニューは――
[――持ち前のテキトーさを発揮して、サボったり里や学園を覗きに行くことだろう。
とりあえず今はジト目をかます店主を監視を前にして、着物の上にエプロン姿で*呼び込みを続けているが*]
双子 ウェンディ が参加しました。
双子 ウェンディは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[黙々とランチを空にしていく金髪の少女。
少女の頭の上では朱金に輝く石が滞空を続けている]
[少女は時折ぴたりと動きを止める。
それは丁度、頭上の石が不安定に揺れ動いた時。
安定する石の下で、フォークを片手に少女は息を吐いた]
うまくいかない…
[小さく泣き言を呟いて、少女は食事を再開する]
[少女の持つ学生証に彼女の素性は記されている]
■名前
ウェンディ・エインズワース(Wendy=Ainsworth)
■年齢
11歳
■所属
学園一年生
■専攻
魔法全般
■住所
里内の自宅
補足/
両親が学園の教師らしい。
魔法に関しては潜在魔力は膨大なのだが制御が不得手。
更に補足/
リックで入村される方が双子設定にするなら応じられます。
親に関しての設定変更なども問題ありませんのでどしどしどうぞ。
勿論、血縁関係のない赤の他人でも構いません。
里に生まれて育った子なので、知人友人大歓迎。
[空になった食器を片付けると、少女は食堂を出て行く。
石に意識を向けながらも平静を保とうと努力しているのだが。
不慣れ故かその歩みは酷く遅いもので]
寝るときもこのままは無理だよぅ…
[呟きに、朱金に煌く石が小さく*揺らめいた*]
双子 リック が参加しました。
双子 リックは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[リックは木の上でぼんやりと下を眺めていた。]
…ぃよいしょっと。
[枝の付け根ですっくと立ち上がり、右手を上げた。呪文を唱え、神経を集中させる。]
ん〜〜〜〜〜………っ!
[リックの全身を無数の白い糸が包み込み、やがて糸の群れはリックの背中で翼の形を成す。]
えいっ!
[糸でできた翼をバサバサと動かしながら、リックは木から飛び下りた。]
[ぐちゃぐちゃになったプリントが入っているバッグの中から、彼のIDカードが覗く。]
■名前:リック・エインズワース(Rick=Ainsworth)
■年齢:11歳
■所属:学園一年生
■専攻:罠作成、隠密行動等
■住所:里内の自宅
《中補足》
>ウェンディ
双子設定、よろしくお願いします。姉弟と兄妹どっちがいいですか?
・ウェンディとは違い、魔法の才能はからきし。自分が操る特殊な糸以外の魔法生成物は全く操れない。
・糸は罠作成、対象を縛ることができる。また、オブジェを作成することもできる。色は白〜透明が基本。(ある程度は可変)ただし制御しきれない時も……
・糸は普段、ベルトの両脇についているキーチェーンに、小さいキーホルダー状になってくっついている。(巻かれた釣糸みたいな形)
よっし!次は馬だ!
家まで乗って帰る馬!
ローラースリング!
我が手のうちにありて、その能力を解放せよ!
いでよ!真っ白な馬っ!
[リックの言葉と共に、手の中で真っ白な糸がシュルシュルと集まってゆく。]
『ワンワン!!』
[彼の目の前に現れたのは、尻尾をちぎれんばかりに振る、真っ白な犬。]
……………。
学生 メイ が参加しました。
学生 メイは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
[膝下までの草が生い茂る野原。クリスタルのように透き通った刀身を持つロングソードを構え、両目を閉じ、神経を研ぎ澄ませている。さやさやと柔らかな風が頬を撫で]
……やっ!
[一閃。刀身から放たれる光の疾風。そして彼方まで一直線に伸びる疾風の痕]
……ふぅ。
[どさっ、とその場に崩れるように座り込み、天を仰いだ]
威力は増した……かなぁ。でも、もう少し自在に操れないとダメだよねー。
……人狼どころか、ラッセルにも勝てないよ。
[座り込んだ勢いで、学園証が胸ポケットから落ちた]
■名前:メイ=アンセム・エスター(May=Anthem・Esther)
■年齢:16歳
■所属:学園6年生
■専攻:剣術
■住所:学園寮
かつて人狼に滅ぼされた村の生き残り。幼馴染のラッセルと山へ遊びに出かけていたため、たまたま助かった。村を滅ぼした人狼をいつか二人で敵討ちすると誓い、守護者の村へ。
守護者としての才能は決してないわけではないが、優等生のラッセルにいつも一歩及ばない。
<中補足> ラッセルで入村されたい方へ
幼馴染にするか、そっくりさんにするかはお任せします。
必ずしも設定にあわせて欲しいとお願いしているわけではないので……。
[自分が作り出した犬の頭をわしゃわしゃと撫でている。]
うーん。どうしたら思い通りに作れるのかな?馬のはずが犬……うーん。
オレが魔法使えないからかな…?
[道の真ん中に座り込み、腕を組んで考える。]
『ワフワフ!!』
えーと次は、人参ね…
人参の一番安い露店は次の角を右に……っはあ。
[腰に木刀を結わえ付けた着物の上からエプロン姿の男は、左手に玉ねぎのたくさん入った籠、右手にお使いメモを持って溜息一つ。]
ったく、人使いの荒い…
ちょっとくらい、里をぶらぶらしたって罰は当たらないだろ。
あっと、落としちゃった。ラッセルに怒られるー。
[...は慌てて学園証を拾い上げ、砂を払った。
それを大事そうに再び胸ポケットに直し、同時に切なそうになるお腹]
むー、訓練したら、おなかすいたなぁ。
[ハーフパンツのポケットから財布を取り出し小銭を数える]
たまには、寄り道しようっかな。
[人参の最安価露店を探す気の無さも露わに、里をぶらぶら歩きしていると]
…うお。
[道の真ん中で、真っ白な犬に手を噛まれている子供を発見]
大丈夫か、そこのお子様!
[右手から離されたメモは柔らかな風に浚われ、左手から落ちた籠の中の玉ねぎが土の上で跳ねる。
マンジローは腰の木刀を構え、犬を退治してやろうという気だ]
今その可愛い姿で子供を襲う、不届きな犬ころから助けてやるぞーっ
[キン、と澄んだ高い音を立てて、長剣は質素な鞘に納まった。
町の中心部に向かってテクテクと歩き出すと、道でうずくまっているリックを見つけた]
あれ、リックー?
[手をぶんぶんと振った]
【中】
人狼自粛期間は半月で終了ー……orz
最近は大人向けのログとかエロスRPに傾倒していたので、久しぶりに子どもRPをやってみようかなーと♪
以前「エインズワース」姓を審問のRP村で使っていたこともあり懐かしくなったので、ウェンディに追従するカタチでリックで入村しちゃいました……orz
バトルRP自体も初めてなので、楽しみです。
こら危ない!
そこのお子様その2も退けっ
[犬に手を噛まれるお子様1に、のんきに手など振って近付いていくお子様その2ことメイにも警告の声を発しながら、マンジローの激しい動きにひらめくエプロン。
男は駆け出しざま、大きく木刀を振り上げて――]
くらえ悪犬ーーーっ
[着物にエプロンをつけた男が、ものすごい勢いでこちらに近付いてくるのが見える。]
え?大丈夫だよお兄さん!!
これはオレが作ったモンだし。
ローラースリング!我が手のうちに戻れ!
[両手を伸ばすと、真っ白な犬は糸の塊に変化し、吸い込まれるようにベルトの脇へと収まる。]
………な?
あっ、メイ先輩!
[声を掛けてきたメイに手を振った。]
[そこへ近づく見慣れない異邦人]
あれ、誰だろ。
[木刀を構え、リックに駆け寄っていく様は、まさにリックを襲おうとしている侵入者]
こらぁ、そこの変な服来たポニーテール男!!
[腰のロングソードに手をかけ、地を蹴った]
[妙な格好をした男は自分の方に木刀を振り降ろし、さらにメイがその男に向かって剣を振りかざす。]
わー!わー!わーっ!!
ちょ、ちょっと待って!!
なんでいきなりバトルなんだよっ!!
[長剣を振りかざすメイに対して]
なんか、悪犬がどうとか言ってた。
多分、オレが作った犬に噛まれたのを見てたんじゃん?
[今は姿が見えない犬に噛まれた手をペロリと舐める。]
は!?作っ……
[金髪の少年が両手を伸ばすと、犬は犬ではない糸の塊のようなものに変わって、吸い込まれるようにベルトの脇へと収まっていく]
な、なっ
[しかしマンジローは急には止まれない]
〜〜っっ!
[渾身の力で振り下ろした木刀が、地面の土を抉ってマンジローの手を痺れさせる]
いててて…
[息を吹きかけながら、長剣を上段に構えたまま止まっている少女に目をやって]
何かさっき、俺を変な服着たポニーテール男とか言わなかった?
…じゃなくて。
さっきの変な技おまえがやったのか、金毛のお子様!
守護者の技ってやつだろうか……凄いな!
大丈夫?お兄さん。
[木刀を地面に叩き付け、硬直している男を見つめている。]
金毛って……せめて金髪って言ってよ。それに、オレにはリックって名前があるんだし。リック・エインズワース。この村の守護者の学校の1年生だよ。
[リックのベルトの両脇から、糸がシュルシュルと伸びる。]
そ。これはオレの武器だよ。「ローラースリング」っていうんだ。魔法はからきしなオレのために、守護者の学校で先生をしている父さんが作ってくれたんだよ。
[リックが伸ばした糸は地面を潜り、その先端は手の形となって男の背中の5メートル後ろで揺れている。]
[メイの言葉に]
どじっこって……しょうがないじゃん。まだうまく使いこなせないし、ウェンディとは違ってオレは魔法とかダメだし。
[メイに言われるがままに、犬に噛まれた手を差し出す。]
お兄さんもひどいなー。戦闘訓練ってわけじゃないけど。
[そもそも犬を作るつもりは無かっただなんて言えなくなってきたようだ。]
ところでお兄さんは守護者の学校の人……?あんまり見掛けない顔だけど。
[変な服着たポニーテールの人という言葉にプッと笑いそうになる。]
マンジロ……珍しい名前だね。
和国って、ここから遠い所?
専攻は違うみたいだけど、お兄さんもオレと同じ学年になるんだ。じゃー、改めてよろしく!
[メイの掌との間に、暖かくて柔らかな空気が生まれる。みるみるうちに手の傷が塞がっていくのを、リックは黙って見つめていた。]
うん……まあ、これはオレ専用の武器だし。
頑張る。
[メイの励ましにコクリと頷いた。]
あれ?マンジローさんって剣術専攻じゃないの?てっきりオレは剣士になるのかとばっかり。
一応魔法とかも、回復魔法とかの基本的なモノは学校で教えてくれるよ?オレは魔法の授業じゃーいっつも追試だけどさ。オレが操れる魔法生成物ってこの糸だけだし。
[ウェンディの話になれば、]
うん。ウェンディって、オレの双子のきょうだいなんだ。ウェンディは同じ1年生で、魔法専攻なんだよ。
>>38 メイ
これにはちょっとした訳があってだな…。
…ん。妙な服って中の方を言ってるのか。
これは着物と言って俺の故郷で普通に皆着てる服で…
[俺の国に来たらおまえらの方が変なんだからなと言う目で、誇らしげに胸をはるメイを見返して、少女が手をかける柄を見る]
君もあんまり、剣を使うようには見えないけどな。
女も使うとは思わなかった。
[透明に輝く刀身を思い出して]
ずいぶん美しい刃をしていたし…あれは実用のものなんだろうか?
[手合わせを願われると慌てて目を逸らし]
いや、どうせ俺が負け……ゴホ、ゴホ。
……女人とはやらぬ主義です。
[メイに抱き締められ、頭をわしわしと撫でられたリックは、メイの胸の中で赤くなってひどく困惑している。]
[その遠くで、白い糸の手から玉葱がボトボトと落ちる音が聞こえた。]
>>39 リック
まだうまく使いこなせない、か。
そこらへんはまだ一年生らしいなあ。
[微笑ましく笑う]
できの良過ぎる俺の弟達とは大違い…お子様はそうでないと。
ひ、ひどいとか言うなよ。
あれでも助けようとしたんだから。
俺は守護者の学校の人…になるって言って出てきたし、一応そのつもりではあったものの……
[遠い目をしている]
ああ。和国は海を越えてずっっっと東だなぁ。
…そうか。俺入学したら、リックと同じ学年か…。
[ずいぶん年に開きがあるなとやや複雑そうな顔だ]
…おお。基本的なモノであろうとも、やはり入学すれば魔法を教えてもらえるのか…
[カッコ良さそうだなと表情を戻し]
剣士になるというか俺はもう剣士のはずなんだがな。
[守護者に憧れていることは確かでも、何かを目指すというより、どちらかと言えば色々とうるさい実家を出てみたかっただけというのはちょっと言いにくい]
[とてとてと歩いてくる少女は遠くに見慣れた姿を見つけて右腕を振る]
あ、リックとメイおねーちゃんだーっ
…あれ?おにーさん誰だろう?
[振った手を頬にあて、不思議そうに首を傾げる。
意識が其方に完全に移ったのか、頭上の石がぽとりと]
あや…落ちちゃった。
[光を失えば赤いだけの石を拾い上げ、その辺りに転がっている玉葱も拾い集めていく]
大丈夫だよ、マンジローお兄さん。
守護者の学校にはいろんな歳の人がいるし。
オレがいる罠生成ゼミはオジサンばっかりだよ?「罠なんて大人になってから作った方がいいんだ」ってよく言われるし。
[再び白い糸の手で玉葱を拾っている。]
>>41 メイ
うーん…
[リックの傷を治すメイに、それも魔法か凄いなと感心する目を向ける]
ああよろしく、メイ!
こっちの奴らは名前で呼ぶんだよな。
俺のこともマンジローで構わんよ。
ろっ…6年生か。
[じゃあ軽く6年程自分の上を行っているんだなと動揺する目を向けるが、しげしげと着物を観察されて]
…小さな国で悪かったな。
そうだ、皆こんな格好だよ。男はな。
っはは…
[しかしメイが抱きしめ頭を撫でて赤くなるリックを見ると笑って機嫌を直し、玉葱が落ちる音に振り向く]
…まずい、忘れてた。
リックにメイ、ここらへんで一番安く人参を売ってる店を知らないか。あとじゃが芋も。
ちょっと手違いがあって持参してる金が使えず、俺、この里の護り手の宿ってところで働いてるんだよね…
[玉葱を拾い終えた手を糸に戻し、再びベルトへと収める。]
このお兄さん……マンジローさんが、今度守護者の学校に入るんだってさ。
オレやウェンディと同じ学年になるねって話だったんだよ。ウェンディ。
>>51 メイ
そういや動きやすさで言えば、メイ達の服の方がずっと良さそうだな。まあ紐で縛ったりする時もあるんだが、言うとおり慣れの問題かもしれん。
…へぇ。
ここに来るまでは剣を握った事がなくて、あの動きか。
[俊敏な身のこなしと、声をかけられて動きをぴたりと止めた反射神経を思い出す。生まれた時から刀を握っていたはずの自分と、何という違いか]
そりゃずいぶん、努力したんだろうな…
[翳され陽光を透かし輝く刀身に眩しそうに目を細め]
精神の力を剣に込めると本来の力が引き出される…?
そんなものまで眠っていたとは。
全く、聞けば聞くほど君らの通う学園ってのは凄いね。
…ああ、綺麗だな。
君には軽くて、他の者には重い…?
[不思議そうに首を傾げるが、残念と言われて垂れる汗一筋]
…き、君に怪我をさせては悪いしな、メイ。
おっとっと…
[リックが拾い――そして落としている玉葱を目にして、自分が落としたのだからと慌てて拾いに行く]
>>54 リック
罠なんてものも作るのか…そうか、守護者なんだしなぁ
[ありがとうと玉葱を拾…落としている白い糸の手に礼を言いながら、自分でも拾って行き]
里の中心にある露店か…助かった。
メモはどこかに飛んで行ったみたいでどうしようかと。後で行ってみる。
>>59 メイ
東に歩いて2つ目の角を曲がったところの、れべっかさんのお店……具体的だ、きっとそこだな。
お、覚えた。覚えたぞ……たぶん。
いや悪い、誰もかれも知らないって言うからついなぁ。
ほう、それでも奨学金を貰っているなら大したも…
……奨学金制度があるのか!
[一瞬目を輝かせたものの]
…あ。いや無理だなどうせ。
[果たして並の成績も得られるかどうかわからない]
[そして眼に入る範囲の玉葱を拾いきったところで漸く、玉葱を拾ってくれたらしいウェンディに気がついた]
こりゃまた…リックによく似てる。噂のウェンディかね。
>>63 ウェンディ
そう、俺はマンジローだ。
拾ってくれたんだな、ありがとう!よろしくなお嬢ちゃん
[にこりと笑み返して籠を受け取る。
守護者のお勉強するんだねという言葉には、にっこりしたままで]
うんまあ、入れたらな。
…売り上げを伸ばすため、たんまり給金を貰うため、ひいては学園に払う金を貯めるため、護り手の宿をご贔屓に。
[売り上げを伸ばす以前にサボっているのだが]
>>65 メイ
そうかメイ、君もこの里の出身じゃあなかったんだな。
はは。
俺の故郷にだって、山と川と海くらいしか無かったさ。
[でも遊びに行ってたのは街中だったとこっそり呟いて]
ん。そうか…だろうな。
[手を強く握りしめて答えるメイが何を思っているかは知らないまでも、茶化さず努力を称える顔で頷いた]
>>68メイ
誰にも重くて扱えなかった謎の剣…
[マンジローはどう見ても、どちらかと言えば細く見えるメイの腕をじっと見た]
筋の力のあるなしの問題じゃあ、無さそうだな。
魂…精神のありよう、力が問題なんだったりしてね。
>>69ウェンディ
やはりか、リックの妹のウェンディだな。
いや、確かメモに書いてあったのは拾ってくれた玉葱、人参の他はじゃが芋だけだったと思う。
店の場所も記してあった筈だが、人参の店は二人に教えて貰ったことだし、じゃが芋くらいは最安価の店で買わなくとも。俺の雇い主だってそれくらい…
[自分をジト目で睨む護り手の宿主の表情を思い出し]
……いや、頼むよ噂の魔法少女。
無くし物を探す呪文でもあるのか?
>>71メイ
そうかぁ、俺は新鮮なのが好みだな。
…雇い主は値段のことだけ気にしてたようだが。
[小首をかしげるメイに]
…もし受かっても今の所払う金が無ぇ。
でもそうだな、受けるだけ受けてみるのも手だ。
……とは言え、もうぶっちゃけちまうと。
俺守護者に憧れてるのは間違いないし、教えて貰えるって話の面白い技や魔法やらにも興味湧いてきた。
んでも俺の生まれた家、剣術道場やってるんだよな。
もう俺も子供でも無いわけで、色々面倒に自由もきかなくなってきてさ。実家を出て、やいのやいの言ってくる口煩いのからも逃げて、楽しく外国暮らしを満喫したかった……なんて言ったら怒る?
>>72ウェンディ
はははテキトーに頑張るー
[のんきな微笑み]
おう、お子様にも安心料金!いつでもおいでなさい。
中/
折角リックが応じてくれたのに絡めてない…実力不足orz
うーん、まだ見てるかな、寝てないかなぁ。
…ネタがないよぅorz
>>76マンジロー
[マンジローの失せ物を即座に見つけたウェンディを、相変わらず鋭いなぁと眺めながら]
メイも、どっちかというと新鮮なのがいいけど、お財布事情には勝てないよねー。
だからってレベッカさんのお店のお野菜が、新鮮じゃないってわけじゃないけど。
[マンジローのぶっちゃけ話には一瞬きょとんとし]
怒らないよ。
だって、家を出るのに、皆が皆、立派な名目がいるわけじゃないでしょ??
守護者の里がマンジローが家を出るきっかけになったのなら、いいんじゃないかなって思うよ!
そっか、マンジローの実家は剣術を教えてるんだね。
それはますます、一度行ってみないと!
>>74メイ
いつまでも、一人前になりたくない俺の耳には痛いお言葉。
[籠を腕にぶら下げたまま、耳たぶを耳の穴に入れる仕草をしながら苦笑い]
メイの村と似てるかもしれない?…ははは。そんな事思ってたら、きっと驚くだろうなあ。
[着物に目を丸くしたメイの表情を思い出して笑う]
…いや、本当に似てたりして?俺も観光に行ってみるかね、君の村。
どうして君だったか、か。ううん。
[腰の剣を同様に見下ろして肩を竦める]
ま、小さな体に強い精神が宿ることもあるし…その逆も然り。努力家のメイは心が勇者なんだろ。
>>75ウェンディ
へえ…生気。えなじー。
[聞き慣れない言葉を口の中でくり返す。
興味深そうに自分の手を掴むウェンディの両腕を見ながら、持ち物にも移るという言葉に]
…店主の生気が移っていやしないだろうか。おっと。
[ぱたたたと駆けて行くのを目で追う]
見つかったのか?
>>78メイ
ほんと…金ってのは大事だね。
ここへ来て最初に学んだのは、お財布事情ほど人を縛るものはないってことだった。最強なんじゃないか?
[家に居た頃は好き勝手に放蕩していたのであろう男が、とほほと肩を落とした。
それでも怒らないと言われると、やはりここには今の所お財布事情以外で俺を縛るものはないなと、自由さに嬉しそうな顔で]
…ん、ありがたい。
家にか。
メイなら、兄上達ともいい勝負になるんじゃないかな。
リックくらいの末っ子もいるんだが、強い上に生意気だから気をつけろ。
…何より、うっかり勝って弟達の誰かの嫁にされないように気をつけろ。
>>80ウェンディ
まさしく!
[渡されたメモに大きく目を見開いてまじまじ眺め、
次いでウェンディをまじまじ眺め、長い感心の溜息]
…大したもんだ。
[ぺこんと頭を下げるのに、今度は小さく笑って]
探し物をうまく見つけられる上、素直で礼儀正しい。
……大したもんだ。
未来の淑女の小さな手に掴まれるくらい、何てことない。どういたまして。見つけてくれてかたじけない。
[少し丁寧なお辞儀で感謝の気持ちを表す]
>>82メイ
[きょとんとした目で素直な問いをぶつけられるものの、やはり立派な名目なんて無いので答えにくそうに]
一人前ってつまりあれだろ。
[指折り数えて]
…責任は重い、自由はきかない、側仕えの口煩さはますます上がる、失敗は許されない、勝手ができない、好きに遊べない、一日中眠れない、美味しいものだけ食べられない、気の向くまま出かけられない、強くなれ、少しは強くなれ、兄たち程とは言わん、せめて弟には勝て、習練訓練鍛錬習練訓練鍛錬……だあ!!
[最悪の道楽息子マンジローは真顔だ]
……面倒くさい。
>>82メイ
少なくとも、君が考えてるのとは違うだろうな。
[メイの頭の中でくり広げられるワールドを何となく想像しながら、ぽつり。寂しそうに答える姿には]
…なに、心の勇者を輩出した村だ。
つまらないなんて事は無かろう。見る物があるだろうさ
[どことなく励ますように言い、続いた自分の実家に対する疑問は、明るくぶつけてくるのに安心しながらも]
……そ う い う家なんだよ。あそこは。
[剣を握る女人を侮り、そして彼女の勝利の暁には手の平を返して、目の色も変えて、嫁にしたがるだろう両親や兄や側仕えを思い、額に手をやる]
>>83リック
へぇ、それが魔法ってやつのからくりか。面白いもんだ
[困ったような顔のリックにそんな事を言って見送る]
またな!
>>84ウェンディ
…まずい。俺が探させたから?
[目を泳がせながらもリックを追うウェンディを見送る]
ほんとありがとな、またー!
>>86マンジロー
[マンジローの主張をあっけに取られて見ていたが、聞き終わるとくすっと笑い]
……マンジローって、実はイイトコのお坊ちゃん育ち??
[うーん、と難しい顔をして小首をかしげ]
そういう身分の人の、難しい事情は、メイにはわからないけど……。
少なくとも『一人前』ってマンジローが言うようなコトじゃないと思うな。
さっきリックにも言ったことだけど、マンジローにはマンジローにしか出来ないことがあって、そしてマンジローがやるべきこともきっとあって、それを達成できる自信と力がついたときが『一人前』なんじゃないかなってメイは思ってる。
[にっこりと屈託なく笑ってマンジローを見上げ]
マンジローがこの里に来たのは、その何かを見つけるためなんじゃないのかな??
>>90メイ
身分なんて大層なもんじゃないぞ。
…アレを「イイトコ」と呼ぶならな。
[くすっと笑うメイに、疲れたような表情で答える。しかし難しい顔の後の言葉には、少しだけ感じ入った様子で]
俺にしか出来ない、やるべきことがあって…
達成できる自信と力がついた時が『一人前』、か。
そして俺がこの里に来たのはその何かを見つける為…
[屈託なく笑うメイの顔を真剣な顔で見下ろした後、じっと手を見る]
何かやるべきこと…
[暫くの間そのままだったが、ふと顔を上げて呟く]
……お使いだ。
[ぐしゃぐしゃと髪をかき回しながら首を振って言う]
…その後今度はこちら風の服に着替えて酒場の給仕。
そんなもんさ、今の所は。
>>91メイ
ん、そうか…?
だが何もないって、本当に何も無いわけであるまいし!
[顔を上げ、元気のないメイに今度はからかう様に言うが、やはり生まれた村を語る時の様子は気になる]
まあ…あまりつまらないとか、がっかりするとか言うなよ、自分の故郷なんだし……な。うん…
[窺う顔でそんな間を繋ぐだけの言葉しか出ない。
だが家に関して聞かれると、そんな忠告めいた事を言った側から]
そう…だいたいそんな感じだな。
女にはどっちかって言うと従順であることを望むだろが、家の場合強けりゃそりゃもう、欲しがる事だろうよ。
強さこそ全て……つまらん家だろ。がっかりだよな。
[そしてメイの中で新たな誤解が生まれた事も知らず、お使い行かなきゃと、籠とメモを手に歩き出す。
それでも去る前、一人前の定義について言ってくれた事について思い出し、一度だけ振り向いてにっと笑む]
…でも、ありがとう。
定員に達しなかったため、村の更新日時が24時間延長されました。
【ローラースリング設定】
●動力源
リックのエナジーを糸が吸収することで発動。
●強度
通常モード(3〜30m)では、ナイフ類で切れる程度。素手で引きちぎることは不可能。
また、糸は一定の長さを超えると強度に変化が現れる。
・発動範囲を短くする場合
ナイフ類では切れなくなる。(強度強化モード。近くにいる対象を確実に捕らえる時に使用。対象範囲は半径3m以内。対象が近付けば近付くほど強度は上がる。)
・発動範囲を長くする場合
素手でちぎれたり、対象が暴れると勝手に切れることもある。(範囲強化モード。遠くの対象を捕らえる時に使用。威嚇や挑発などにも効果有り。対象範囲は30m〜100m。遠くなればなるほど強度は下がる。)
※数値は仮のものです。
罠作成時は通常モードで作ることがほとんど。強度強化モードは戦闘時に、範囲強化モードは逃亡する対象を捕らえるために使います。まあ、リックがここまで使いこなせるかどうかは謎ですが……。
【ローラースリング設定(2)】
《使用方法》
・罠作成(糸の色を透明にし、掛かった相手を捕らえる)
⇒捕らえた相手は行動不能状態に。
・対象緊縛(糸で対象を拘束)
⇒対象は行動不能に。攻撃用として使う場合は、急所を締めることで対象にダメージを与える。
・オブジェ作成(動植物や無生物を作る。ただし色は白〜透明。)
⇒発動の成功率や使用者に対する従属度は、使用者の魔法力に依る。(リックが馬を作るつもりで犬を作ったり、自分が作った犬に噛まれたのは、リックの魔法力が低いため。←いや、即興だったんだけどw)
【中】
ぎゃー!www
「スリング」じゃなくて「ストリング」じゃないかwww
……今から訂正します。orz orz orz
《中補足》
すみません!
リックの武器名は「ローラーストリング」に訂正させてください!orz orz orz
「弦、糸」=string
「投石器、パチンコ、三角巾」=sling
……単純なミスでした……orz
ちーっす昼飯持って来…
………えー。
[マンジローはカンペをチェックしている]
『どうも〜
予約を頂きました、ランチ配達サービスです〜
ご注文は、ブルーチーズロールと、ロースカツレツ・キャベツ大盛り、コーンスープに、デザートはチェリータルトで宜しかったでしょうかー』
うお、何すかその顔。
もし間違ってても、用意したの俺じゃないぞ。
俺は、ただ運んでるだけで…
…え。
そもそも頼んですらいない?
おかしいな…あんた、彩亜区のスカーフェさんだろ?
…なぬ。最悪のスカーフェイスさんですと?
あっはっはっは!
だよな、だよなー。
あんた、ちぇりいたるととか頼むような面してないもんな。
いやぁ悪い悪い、俺配達先間違えたよー。
じゃ、そういう事で〜
…え。
「それ置いてけ」って?
いやいやまずいよお客さん、殺されるよ店主に。
俺が。
うぇえ!?じゃあ殺すってか!
まずいよお客さん人殺しは!
…ん、待てよ借金チャラになるか?
……って、「殺すのはてめえだ」?
てめえって俺?
ちょちょちょ待ってくれっ
俺に傷一つ負わせようものなら大変な事になるぞ君っ
これでも常に側に仕えて、陰に日向に守ってくれる奴が俺にはいてだな!今までだってちょっとでも危機的状況になるとそいつが助けてくれてた訳でほら、この里の守護者学園知ってるだろ、そこ出身だからとにかく激強くてあんたなんか一捻り……え、そいつを出せ?
…い、いやいやいや。
肝心の守る者に逃げられた護衛人ほど怪しい奴はいないと思うし、追って来るにしても門番に止められて入れないんじゃないかなと思……ああっ
ごめんなさいごめんなさいごめ……あ。
わかった、戦う!
[腰に手をのばすと、颯爽と構えようとして――
ひっ掴んだ木刀を叩き落とされた]
……イエイエイエ、さっきの冗談。
中/
…うわぁ超やりたい側仕え(ぁ)
ヒューバートとかそういうので。
私だとうっかりナサとか使っちゃいそうだけどおいといて。
うー、惜しかったなぁ…抜ける気は更々ないけど。
[学校からの帰り道。
リックは同じクラスのおじさん生徒から貰ったお菓子を食べながら歩いている。]
………もぐもぐもぐ。
半分はウェンディにあげようかな……どうしようかな……。
ローラーストリング!
我が手の内にありて、その能力を解放せよ!
いでよ、真っ白な犬!!
[リックの手に白い糸が集まり、形を成す。]
『にゃー』
………………。
[目の前に現れた真っ白な猫を見て、リックはまたいつものようにがっくりと肩を落とした。]
うわわっ!!
な、なんでマンジローさんまで!?
[猫とお菓子を取り合っていたはずが、いつの間にかマンジローという強敵まで現れた。]
なにやってるんだよっ!
いたっ
いたたたっ
…は!
[真っ白い猫の爪による攻撃によって、三本ほど赤筋のついた顔でマンジローは我に返った。
よく見ると割と可愛いその小動物を、両腕に抱えて顔からひっぺがえしつつ]
す、すまんリック。
……夕飯、もらえなかったんで。
[どんよりとしたオーラを撒き散らすマンジローに若干引き気味になりながら、おそるおそる問う。]
……どうしたの?マンジローさん?
夕飯もらえなかったって……
ははは…
彩亜区のスカーフェさんと見せかけた悪漢、最悪のスカーフェイス野郎にさすがの俺も敵わず。
[マンジローはどこか遠くを見る目をしている]
…そいつに奪われた配達物の代償として、俺のまかない飯が抜かれました。
ひどい世の中だよね…実際。
[魂が抜けそうな溜息をついて元気を出さねばとぶんぶん首を振り、リックをの方を向くと]
しかしリック、君こそどうした?
道の真ん中で、昨日は犬に噛まれ、今日は猫と菓子の取り合い。
主に対して恩を知らぬ小動物達だが…何かの訓練か
ふーん。
……で、スカーフェさんとこは配達物もらえなかったの?
[「まかないを抜かれた」という事の重大性をイマイチ理解していないリックは、引き続きお菓子をポリポリ。]
うーん。オレが作った動物って、あんまし言うこと聞かないんだよ。魔法力が足りないからかな?いっつも作る気無いヤツばかり出来上がるし。
そこのところは問題ない。
空腹の哀れな男の手からスカーフェさんは、配達が遅れた事を憤慨しながらも、ランチを持って行かれた。
…その分俺の飯が抜かれた、と。
[思わずリックが齧るお菓子を凝視してしまいそうになるのを、武士は食わねど高楊枝とか呪文のように呟きながら、腕を組んで目を細めた上で顔を背けつつ]
ほー…魔法力が足りないと、言う事聞かないのか。
ウェンディがリックのようにその道具を使いこなせれば、完璧だったな。
まぁ逆に、これから君が魔法力を付ければ解決か。
作る気無いヤツ?
[そっと足元に下した白猫を見下ろしながら]
本当は何にするつもりだったんだ。
魔法を使える能力なんて、結局生まれつきの才能だよ。オレにはそんな才能無いから、父さんが自動的に俺のエナジーを吸収してくれる道具を作ってくれただけだよ。
魔法の才能無いヤツは無い知恵振り絞って戦えってことじゃん?だからこんな武器作ってくれたんだよ、きっと。
[足元で地面を引っ掻く猫を見つめて]
これは、初めは犬を作る予定だったんだよ。昨日みたいな犬。
魔法の才能も知恵も、凄い道具を作れる有能な父君もいない者は一体どうすれば…
[あ、体力があるかと木刀を握りしめる]
犬を作ろうとして猫か……ふむ。
…ま、似たようなもんだ!どっちも…
どっちも……
[共通点を探している]
どっちも可愛い!
[マンジローの「どっちも可愛い」という発言に、ただただ驚いている。]
そんな共通点、めちゃくちゃ大雑把過ぎるだろって!!
……だいたい、自分が作ったモンを自分で操れないなんてバカみたいなことあるかよ……
リック…
[マンジローは親指を立てた手をおろし、光らせていた歯も大人しく仕舞った]
何ていうか…力を落とすな。
ほら…ほら……
[何か慰める良い例を探している]
…そう!
ほら、俺も言うなれば父上と母上に作られたわけだ。
だが両親に作られた俺は、大人しくその二方の言う事を聞いているか?
否!
家ばかりか故郷すらも飛び出し、今は遠い異国の地の宿食堂兼酒場で、注文された酒なんぞ運んでいるんだぞ。
どうだ?
作ったからって、操れる方が逆におかしい!なっ!?
[マンジローの言うことが分からず、首を傾げる。]
うーん…………………。
父親と母親に作られただなんて、エロいなマンジローさん。
……ハッハッハ。吐くものなど何も無い。
[捨て鉢なのか、胸を張ってすらいる]
そうか…人は…空腹で死ぬんだよな。
[常に満腹まで食べていただろう男は、どこかしみじみと呟く]
うん。空腹でも簡単に死んじゃうってさ。同じクラスのオジサンがよく言ってる。
人間、食いっぱぐれるのが一番不幸だって。だからお前も気をつけるようにってさ。
……お菓子、いる?
[マンジローに貰ったお菓子を差し出した。]
くっ…
[涙を堪えて、差し出してくれたお菓子をゲット]
……お菓子、もらう。
[早速ぱくぱくと、結構な勢いで齧りつきながら]
ああ…人間、逆に言えばちゃんと食べられるのが一番幸せだなぁ。とりあえず今は、そんな気持ち。
心からありがとう、リック。
もしかすると今日終わったかもしれない俺を救った、君は命の恩人だよ。
…簡単に、か。
[ぶるぶると身を震わせて、最後の一口]
その同じクラスのオジサンは、苦労してそうだな。
いや、礼を言われるほどでも……
[今度は、かなりの勢いでお菓子にかじりつくマンジローに驚いている。]
うん。オジサンはなかなか大変な人生を送ってきたんだって。一時期、住む家も無かったとかさ。今も寮で暮らしながら働いているみたいだし。
オレのクラスにいる人って、ほとんどそんな人ばっかりだし。
ううむ謙虚なお子様だ。
俺なら君くらいの頃ちょっとでも礼を言われようものなら、その後延々と恩に着せてたな。
[食べ終わった指までも舐めつつ]
まさに苦労人だな。
一時期、住む家も無い……ん。
ちょっと俺に似ている…か?
[真面目に言っている]
…少なくとも俺の今の境遇には、ちょっと似ている。
なるほど寮で暮らし働きながら、学園か…
[顎に手をあて何事か考えてから]
そんな苦労人の集まるクラスに君とウェンディ…いや、ウェンディとは別々か?とる授業が違うだけかな。
どちらにせよ、君たち二人、可愛がられてそうだな〜
うーん。苦労人もいれば、ちっちゃい子どももいるよ。歳はみんなバラバラだし、何歳からでも入れるし。オレもウェンディも、周りから見たらよくいる年齢のヤツらって感じかな。
……って、マンジローさんは守護者の学校に入るんだよね?入学手続きとかしないの?
じゃ、まるで一つの小さな世間だな。
それだと俺が入っても、浮く事も無さそうだ。
……その前に一つ、質問がある。
入学試験……どうだった?
入学試験は……あんまり難しくなかったよ。特待生になるならそれなりに難しいのかもしれないけど、入るだけなら大丈夫。
給食は……おいしいよ?
休み時間は……普通。
寮のことはよくわからないな。
……って、マンジローさん、あんま自信ないとか?
………なんだかなぁ。
[目を逸らしたマンジローを見て、首を傾げる。]
まあいっか。
あ、そうだ。マンジローさんに飴あげるよ。喉痛くなったら舐めといて。
じゃ、オレは家に帰るね。また明日ー。
[真っ白な猫を糸に戻し収納すると、リックは*家路についた*]
…呆れられてしまったか?
[首を傾げて家路についたリックが見えなくなるまで見送って、貰った飴を口の中に放り込む]
ん、飴は甘い。
リックありがとう。
[ちんぴら風情にもあっさり叩き落されてしまった木刀の感触を手で確かめながら、首を鳴らして]
ふぅ…ま、受けるだけ受けてみるとか。
……そのうち。
[俺もそろそろ戻らねばと、リックほどに足取りは軽くなく、護り手の宿・一階酒場へ戻って行く]
定員に達しなかったため、村の更新日時が24時間延長されました。
※1.
あと3人来てくれないですね。
手軽な24時間進行村にしてみようかとも思うのですが、どう思いますか?
※2.
また、COするもしないも設定も自由で、
――――――――――――――――――――――――
占い師や霊能者
(自由につきあくまで一例:学園長から人狼の正体を知る魔法道具を授かっていた、守護者志望は仮の姿で実は占い師や霊能者だったなど)
守護者
(自由につきあくまで一例:学園長の息子/娘であったり特別な血筋や決意を持つ者で、実際に殺されるのではない閉じ込めであろうともそれを阻止しようとする者、などなど)
――――――――――――――――――――――――
の役職も加えてみようかなとも思うのですが、どうでしょうか。
加える場合は新たな役職の希望バレを防ぐため、各々一回づつ村を出てからまた入って貰うことになると思います。
参加者の皆さんのご意見待ってます。
《中》
個人的には48hがありがたいです。(48hだから入ったのもあり)
役職配分ですが、正直守護者はいらないかなーと。入れるなら占い師か霊能者のどっちか1つでもいいかな?と思いますよ。両方入れても良いですが、それだと狼不利のバランスになるかもしれないので。
個人的には霊能者だけ追加というのが人間側にとってマゾくて良いかしらーとか(笑)現状のバランスだと、人狼探すヒントが無さすぎて人間側に不利かなと。
せっかくのRP村なので、珍しいバランスの村にしたいとは考えておりますが。
見よ!
我を学園へ入学せしめた、この華麗なる刀捌きをっ
[マンジローが滅茶苦茶ともいっていい動きで、木刀を振り回すと――]
トォ!!!
[なぜか皿の上に落ちてきた大根は、輪切りにされている。どっと沸く店内]
返答ありがとうございます。
元々48時間進行村で建てましたので一人でも都合の良くない方がいたら、そのまま48時間進行でいこうと思っておりました。
【進行は48時間のままにします】
その場合2日づつでそれなりの長さになるので、日数が延びる可能性のある守護者は、やはり入れないままが良いかもしれないですね。
引き続き
※占い師や霊能者を入れるべきか
※入れるなら両方か、片方ならどちらを希望するか
(守護者を入れてほしいか)
の意見を待っています。他にもありましたら何でも。
いやーっはっはっは!
それほどでも〜……ある、かな?
試験官にも刀は珍しがられてな〜。
まさかこんな事で合格できるとは。
芸は身を助くとはまさにこのことっ
入学試験、恐るるに足りぃいいいいブホッッ
[最後のは荒すぎる鼻息ではなく、ふんぞり返るマンジローを店主が殴った結果だ]
《中》
占い師と霊能者のどちらを追加するかは、他の方の意見を待ちたい所です。私は、何でも良いと考え気味。
あと、村宣伝をどこかで(掲示板とかSNSサイトとか)やった方がいいかなとも思うのですが、いかがでしょうか?村建て主さん、お願いできますか?
リックは少しRPを抑えておきます。
将来ある守護者候補を殴るものではない、店主!
え、この大根をどうするかって?
おでんの具にでもすれば良かろう。
…おでんを知らんか?
しょうがない。
ならば店主、俺が特製和国料理でも披露してやろ…
…しんぜましょう。
鍋持って来〜い!
[そんなわけで今夜の食堂メニューはおでんとなった]
人狼ファンBBSで良ければ、【とりあえず】廃村の危機を救うスレ【誰か来て】内へ
人狼物語http://asbntby.sakura.ne.jp/sow/?css=junaで
自由設定8人村で、あと3名様を募集中です。
30 【RP村】守護者の里
tutehttp://asbntby.sakura.ne.jp/sow/?vid=30#newsay
※人狼審問の後継ではありません。
※テストサーバーであって、本格稼動の予定はないそうです。
完全RP村がお好きな方はぜひ。
――――――――――――――――――――――――
守護者になることを夢見た者達が集まる、守護者の里。
里の中心には守護者学園。
入り込んでいた人狼によって、里の中心人物でもあるアーヴァイン学園長が人狼に浚われ、閉じ込められてしまいます。
その日から、日々修練を怠らずに模擬護衛訓練(バトル)や勉強、恋に喧嘩に友情、もちろん遊びなんかもしながら、里の真剣な……それでいてちょっぴりお気楽な、人狼との戦いが始まります。
――――――――――――――――――――――――
こんな感じでどうでしょう?
※そしてすみませんが、新たな質問です。
更新時間5時は現実に即する意味、更新時間に不在を無問題にする意味なので、当然その時間に起きていることは必要ありません。
が、どうせなら更新時間を0時などにして、その場に存在する時に日が変わった方がいいでしょうか?
農夫 グレン が参加しました。
農夫 グレンは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
***名前***
グレン・ホーランドだよ。
***年齢***
24歳さ、実は近くの村に許婚がいるんだ。
***何者***
里の住人で文字通り農夫さ。
***技術***
守護者か…
子供の頃は俺もなるんだって張り切ってたけどね。
***住所***
里の外れの小屋に住んでるよ。
[人の少ない酒場でビールのジョッキを傾けながら窓から見える守護者学園を眺める]
…守護者かぁ。
やっぱかっこいいよな、守護者は。
でも親父も爺さんもこの守護者の里を支えるために
あえて農夫であり続けたんだから、俺もその意志を継ぐべきだよな…
ありがとうございます。
SNSや他に良い掲示板などをご存知の方で、村宣伝をして下さるならご自由にお願いします。
(その場合「※人狼審問の後継ではありません。」「※テストサーバーであって、本格稼動の予定はないそうです。」明記が必要のようです)
では私は>>#14を人狼ファンBBSへ。
[リックは糸でカタツムリを作ったようだ。]
……くそぅ。なんで猫が……。
[いつも通りの愚痴をこぼしながら、ヨーヨーのごとくかたつむりを引き連れている。かたつむりはリックの傍を離れることなく、従順に後を着いてきている。]
飲みすぎると明日が辛いな。
そろそろ小屋に帰るか。
[勘定を済ませ酒場を出たところでリックを見かける]
…かたつむり。
俺にもあんな不思議な力があれば
親父の反対を押し切ってでも学園に入ったんだけどな。
んーと……
これ、猫を作るつもりが……ううっ。
グレンさん、人参ください。
[日に日にパワーダウンされてゆく創作物を目の当たりにして、リックは心なしか相当がっくり気味。]
やあやあそこのお二方!
[袖をまくった着物の上からエプロンを着て、今日は店主を指図しつつ煮た大根を…
マンジローは店の外でも、首から紐で提げた箱の中の鍋、言うなれば駅弁販売の如く、おでんを鋭意販売中]
おでんはどうかね?
麦酒のつまみにも…。
……たぶんきっと合う、和国のうまい汁で煮た大根はどうよ?
ってなんだ。一人はリックかー。
[なぜか二人揃ってがっくりしているようにも見える、リックと男に手を振りながら近付いていく]
知り合いか?
おお。今日はかたつむりと人参か!
こんにちは。
君も守護者学園に入学しに来たのかい?
[フリフリのエプロンを見て何かを思い出したようだ]
…あ、昼間大根を買って行ってくれた人だね。
いただこうかな。
[かたつむりは地面をうねうねしている。少し水分が足りないようだ。]
……あ。マンジローさん。
だんだんとオレの作るもののレベルが下がってるよ……しくしく。
[地面を指でじりじり]
まいどっ
おお、よく見ればあなたは昼に大根を売ってくれた方!
[グレンの呟きが聞こえたらしい]
いやーはっはっは!
今日の昼までの俺を見ているようだ。
守護者になるのって案外簡単だったぞ。
…いや、正確には守護者学園に入学するのは思いの他容易かった。
[にっこりと大根を渡しつつ]
そうとも入学しにきたのさ。
大根切るだけで入学できた。
…あなたが売ってくれた大根だよ!
ってわけでお代は取るまい。熱いから気をつけて。
というか人参はあなたのものか。
かたつむりだけだったんだな。人参食うの?
大根切るだけで…
な、なら俺にも…
いや、やめておこう。
どうせ俺はただの農夫だよ…ふぅ。
[ウネウネしている かたつむりを じっと見つめる]
……凶暴……だったり、するのかな?
[地面をいじいじする手を止め、すっくと立ち上がり、ビシッとかっこよく右手を挙げた。]
かたつむり!
お前が真の戦士なら、そこの人参に噛みつけ!!
………………。
[※かたつむりは特に真の戦士というわけでは無かったようだ。]
>>154
い…いやいや。
れべるが下がってるなんてとんでもない。
[地面に行き場の無い思いをぶつけているリックに、どうにか慰めようとする顔で]
…ほら、そのうねうね具合!見事なものだっ
これほどうねうねするかたつむりなんて、ちょっとしたものだろう〜。
とても作られたものとは思えない!な?
>>155
…そうだろう?
[故郷の料理を褒められてか嬉しそうににっこりしつつ]
不思議な格好?ああ、これはエプロンといってだな…
じゃなくて中身の方か。
着物といって、和国の服だ。
メイにも珍しがられたよ。で、こっちは刀。木製だがな。
そうとも関係ある。
俺は、刀を使う剣士として守護者になる者だからな!……たぶん。
【中】
えーと。
私、ネタあんまり得意じゃないんです……。
こんなんで大丈夫ですか?(あせあせ)
マンジローさんとグレンさんに助けられてるなー(笑)
ある時は農夫、しかしてその正体は…
た、確かにかっこいいかも。
お、俺頑張ってみようかな!?
実は体だけは鍛えてあるんだよ。
農作業自体それなりに力仕事だしさ。
毎日槍の訓練だってしてるんだ。
…鋤でだけどさ。
明日学園に行ってみようかな。
[なんだかとても浮き足立っている]
人狼ってどのぐらい強いんだろう?
やっぱり棒切れで池の水を
全部吹き飛ばすぐらいの技量がいるのかな?
学園に入って修行すればそんぐらい強くなれるかな?
[構えたスコップを、傍にあった樹に向けて突き出す]
でりゃ!
[スコップは樹に突き刺さった…]
>>164
……え?
[エプロン+首から提げたおでん鍋というアレな格好で木刀を構えて見せていたマンジローは、間の抜けた顔でグレンに振り向く]
この木刀で鉄を切り裂いたり…
一瞬で何百回も突きを繰り出したり…
でっ……で、できる!!
……ようになるんじゃないかな、そのうち。
[明後日の方向を向いて呟く。
やる気が出たらしいグレンが浮き足立っている様子を知ると振り向いて]
お、おお。その意気だその意気だ!
体は鍛えてあるって?それは素質ありかもなあ。
鋤でとはいえ、槍の訓練か…はっはっは。
見上げた根性!
学園で試験受けてるんなら、応援するぜ。
とりあえずこれでも振ってみなよ。
どれくらい力が付いてるか見てやろう!
[偉そうな態度で恭しくグレンに木刀を差し出そうとし――]
[張り切るグレンに話しかける。]
そういえば、グレンさんってどういう武器を使うの?やっぱり、槍?いっそ鋤をそのまんま使った方が意表をついて面白そうっていう気もするけれど。
……って、あ。
[樹に突き刺さったスコップを無言で見つめている。]
……………。
…な、なかなかやるようだね。
[樹にスコップを突き刺すグレンを見て、リックのように内心はシクシク泣いているのかもしれない]
や、やべぇ、抜けない。
[突き刺さったスコップを引き抜こうと力んでいる]
誰のかもわかんないスコップなのに。
あ、抜けそうだ。
[スコンという小気味のいい音と共にスコップは気から抜けると、ついでにグレンの手からもすっぽ抜け天高く飛んで行った]
…弁償かな。
……………。
…ど、どんだけ力付いてるんだろう?
[天高く飛んでいくスコップを見ながら、入園を許された剣士としての威厳を保つのも忘れて呆気に取られている]
あー………
[天高く飛んでゆくスコップを見つめながら]
ローラーストリング!
我が手の内にありて、その能力を解放せよ!!
[無数の糸の群れが、スコップへと伸びる。]
《中》
リックのトライが成功したか失敗したかはさいころで決めます。合計数が奇数なら成功、偶数なら失敗で。
{3}{2}
[敵を見つけたと、ラッセルが情報を掴んできた。
行かなくては。そう思った]
……絶対、戻ってくるから。
[...は、和気藹々と楽しげに話している3人を遠くからそっと見つめ、呟いた。
いくよ?とラッセルが声をかける。
こくり、と頷き、村を背に]
学生 メイがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(学生 メイは村を出ました)
やったー!!
オレにもできたー!!
[糸を引き寄せ、スコップをキャッチする。その表情にはどこか自信と安堵が戻ってきたようだ。]
っていうか、もし逃したらヤバかったー。オレ、ウェンディみたいに魔法でスコップ探し出すことなんて絶対できないもんなー。
[嬉しそうなリックを見て何か思うところがあったらしい]
…そっか、守護者の学園って言っても
そこに入ってから長い修行の日々があるんだね。
だったら俺もせっかくこの里に住んでるんだし
ダメで元々で入学してみようかな。
農作業と両立させるのは大変だろうけど、俺頑張るよ。
[着物の胸の辺りで拭いたトマトを、早速がぶり。
ほうと目を細めて残った歯形を覗き]
うまい。ありゃあきっと、里一番の農夫だぞ。
そして里一番の守護者になるかどうは…俺次第。
……たぶん。
[少しは頑張ろうという気も生まれたのかもしれない]
ああ。リックもまたな!気をつけて帰れ。
さて、俺は…。
おでん〜
和国風煮汁のたっぷり染みた大根いらんかね〜
おいしい、おいしいおでんだよ〜。
[つまみ食いをするものだから、どんどん数を減らしていくおでんの行商を続けるのだった。
鍋の中身が完全に無くなるのも時間の問題だ]
定員に達しなかったため、村の更新日時が24時間延長されました。
…今日は心底驚いたよ実際。
露店を店じまいにしてから学園に願書出しに行ったら
すぐに試験官が来て入学試験させられたのはいいんだ。うん。
ある程度想定の範囲内ってやつだ。
たまげたのは試験官にうちの親父が混じってた事だ…
親父の奴、開口一番「やっと決心したか馬鹿たれ」だもんな。
なんのことはない、
親父も爺さんも昨日マンジローが言ってたみたいに
「農夫とは世を忍ぶ仮の姿、その実態は守護者」だったってことだ。
「守護者とは単なる強者ではなく文字通り正義を体現する存在と知れ」
だとか、「時には自らの死を以って人々を救うのだ」だとか
色々言ってたけど…
結局俺試験らしい試験受けてないんだけど。
グレンのさ、顔グラのさ、
口がさ、なんかさ、ウジウジしてる感があると思わない?
上目遣いも「俺なんかどうせ」って感じがするし。
ずごごごご…
すぴぴぴぴ…
……んはっ
[居眠りしていたマンジローは、がくんと学園図書室の椅子から落ちそうになり、きょろきょろと辺りを見回す]
いかんいかん。
我が学び舎となる学園見物のつもりが…
あまりに広く静かな図書室だったので、気持ち良く寝過ぎてしまったよ。
…また寝に来よう。
ん?
[立ち上がる彼の目に、学園図書室の窓を通して、苦悶の表情で道ゆくグレンが映った]
あれは昨日の農夫…あんな浮かない顔をして……
はっ。
………元気出せ?
[そして同情の気持ちもあらわに叩かれるグレンの肩]
君を入学させないとは、学園も見る目ないよ…
だがまた来年が、あるさ。
その時は先 輩 と し て君を迎えるっ
[振り向いたなら、限界まで眉を寄せたマンジローの顔が見えるだろう。なぜか口許は緩いのだが]
いい…いいんだ、何も言うな。
[そのままの顔で空いている手を振り上げて空で止め]
日々守護者になるための力をめきめき付けて行く俺達を尻目に、来年の試験を待つ……そう、言わば浪人生活は辛いだろうが。
今日だけはそんな事を忘れて飲め、食え。そして歌え。
なあに食堂の給仕が付いている。
奢ることはできないが、こっそり多目に盛ってやるから…入学試験に落ちた憂さを晴ら………は?
入学はできた??
[そこまで言ってやっと、人の話が耳から入って脳に到達したらしい。見開いた目でグレンの顔をまじまじと見]
…じゃあ何でそんな顔してるんだ、紛らわしいっ
胡瓜もらうよっっ
[ガッと奪うように取って、かぶりついた。
気恥ずかしさの八つ当たりを胡瓜にしている]
なぁ、マンジロー。
入学試験ってどんなだった?
大根を切ったって言ってたけど
やっぱり大根を放り上げて
その木刀を一振りしただけでみじん切りにしたとか…?
…うーん美味い。
[とりあえず、新鮮なキュウリはおいしかった]
はあ、入学試験?
何で聞くんだもう合格したくせに。
[でもキュウリを貰ったので律儀に答える]
うん、ま、そんなところだ。
…一振りじゃなくて何回も振るし、みじん切りじゃなくて輪切りだったけどな。
おお、やって見せようか。
何しろこの技を覚えるんなら、野菜は抵抗しないし向かっても来ない、俺が痛い思いをすることもない上、台所の若女中にもきゃあきゃあ言われるってんで、よく練習したもんだよ。
ほいっとな…
[マンジローは腰の木刀に手をやると、食べかけのキュウリを放り上げた]
[落ちてくるのを真剣な表情で見極めると、木刀を抜きざま――…やはりあまり格好良いとは言えない無茶振りをくり返し、空いた手を広げて落ちてくるキュウリを受け取ると、手の上で斜めの輪切りにされている、それ]
ふふふ。
[自慢げな顔でどうだ、とグレンを見る]
ざっとこんな感じだった。
…あれ?
なんかイメージとだいぶ違うな…
いや、なんでかって言うと
俺守護者の心得みたいのを延々と聞かされただけで
特に試験らしい試験なかったもんだからさ…
それに…いや、やっぱりなんでもない。
[手の上の斜め輪切りなきゅうりを一枚、木刀をしまった指でつまみ上げて口に放りながら]
ん?いめえじが違うって何のことだ。
…なぬ。
心得みたいのを延々と聞かされただけで、特に試験らしい試験がなかった?
あ…でも確かに合格って言われた後、何か延々言ってたような……聞いてなかったけど。
でも何でだ!何で試験なしで入学できたんだっ
なんでもないって気になるだろ、言えよー!
.。oO(親父が試験官だったなんてやっぱり言っちゃダメだよな)
浮かない顔してたのは…
俺、何にも技とか無いのにいいのかなぁ、
そう思ってたんだよ。
[マンジローに詰め寄られ困惑する]
その、やっぱり守護者とかにも代々守護者の家系とか
そういうのってあるのかな。
ほら、医者のの息子は大して優秀でなくとも医者になったりするだろ?
守護者って実際どの程度の技量があればなれるのかなぁと…
ふん…。
何にも技とか無いのにいいのかなぁって?
ばかだなあ、そんなの技をつける為に入学するんだから良いんだよ。
[ちょっと悔しそうに]
……だいたい、あんなに怪力じゃないか。
小手先の技なんて必要ないと思われた……のかもな。
ん、代々守護者の家系か。それはありそうだ。
この里って守護者の里として有名だものな。
代々それを生業としている家があってもおかしくない。
医者の息子は大して優秀でなくとも医者に…
[道場の息子は大して優秀でなくとも剣士に…
ちくりと胸が痛み、フォローしたい気持ちに]
や、や、それは…それは無いだろ?
いくら医者の息子だからって、人の命を救うどころか殺すような奴が医者になったら大変じゃないか。
やはりある程度の技量は求められると思うよ!
…どのくらいかは分からんが。
俺が話に聞いてる守護者は
黒い魔剣を操ったり、
誰にも気付かれないうちに村全体を監視してたり、
人狼でも妖魔でも関係なく愛されたり、
とにかく超人的な技を持ってるもんらしいけど
俺、そういうの全然無いのに学園に入学して
ちゃんとした守護者になれるのかな。
[再び憂鬱な顔になる]
技をつけるために…
そうだよな、そのための学園だよな。
[昨日リックが自分の技が成功していた事を喜んでいた様子を思い出したようだ]
俺、何か勘違いしてたみたいだ。
最初からすごい奴なんていないよな、そうだよな!
え?怪力?
うちは親父も爺さんも俺より力持ちだけど?
ある程度の技量は求められる、か。
入学してからの方が大事、そういうことだね。
[マンジローの言葉に感心している]
実はさ、うちの親父も爺さんも守護者だったらしいんだ。
俺は全然知らなかったんだけどさ、
時々作業全部俺に押し付けてどっか行ってると思ったら
守護者の仕事だったんだなぁ…
異国人 マンジローがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(異国人 マンジローは村を出ました)
異国人 マンジロー が参加しました。
異国人 マンジローは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
へ、へえ。
魔剣を操ったり、気付かれずに村全体を監視してたり…
何者にも関係なく愛されたり、超人的な技をね……。
[マンジローも憂鬱な顔になりかけたが――]
…そうとも。
そのための学園さ。
最初から凄いなら、学園なんか行かずにいきなり守護者やってりゃいいんだ!
そしてこの学園じゃ、名のある守護者を多く輩出してるって話だし。
その者達だって、いきなり6年生だったりしない。
始めは彼らもまた皆1年生だったんだか………えぇ?
君の父上もお爺様も……君より力持ち?
[――やっぱり憂鬱な顔になった]
っていうか、守護者だったのか。道理で!
[ただの素人が守護者を目指す者より怪力でなくて良かった。そんな感じでマンジローは復活した]
うまいうまい。ありがとなっ
[笑顔で、貰った冬瓜をボリボリ食べている]
はあー。
じゃあ代々守護者の家系っていうのは、君の家のことなんじゃないか。
早く言ってくれたら良かったのに。
しかし君まで守護者になると…
…今度は誰に、作業を押し付けるんだ?
[あくまで真顔で]
…確かに
[誰に作業を押し付けるのかと聞かれ考え込む]
あ、まさか親父の奴そのために早く結婚しろって言ってるんじゃ…
可哀想に、労働力目的で俺なんかと見合いさせられたのか…
[最後の方は小さな声で呟いた]
補足/グレンは許婚のことをよく知らないので
もしもグレンの許婚という設定で入ってこようという
奇特な方がいてもどんな設定でもオッケーです。
…父の結婚勧め話にはお互い、苦労してるようだな。
[遠い目でここではないどこかを見る]
しかし年頃だからそろそろっていうのですらなく、重労働目的…?
となると、確かに可哀想だ。
俺は無いから、見合いすらする前に逃げて来たけど。
…妻を娶る気、君はあるのかグレン。
ああ、将来のことを考えると早いに越した事はないんだろうな。
農家の嫁が大変だっていうのはお袋を見て知ってるから
どんな女性でも大事にするつもりだよ。
くっ…
(…大人だ!)
[淡々と語るグレンに大人の影と後光が射して見える。
彼を見る目が変わりそうである]
どんな女性でもって、でも、じゃあ…
…例えば資産家の娘で気位は高く。
その癖、髪はけばけばしい紫、瞳の上の化粧も濃く、茶色い黒子は鼻くそのよう。
唇がなめくじほどに分厚く、鼻の穴おっぴろげながら、あは〜んだありーんとかすり寄って来るそういう女性だとしても、そういう人外だとしても、君は大切にするか?
本当に大切にできるか?
[懐の広さが何だか悔しかった。
狭量な所が見たい様子]
[マンジローの提示した女性像に少し戸惑う]
…な、なんか凄そうだけどそんな人本当にいるのかな。
でも、その、あは〜んだありーんとか言ってすり寄ってくるってことは
向こうとしては愛情を持って接してくれるわけだよね。
…じゃあ、それに…応えるべき…かな?
くっ…
[この国に来て初めて見た種の、世にも恐ろしかった女性を思い浮かべながら口にしてみたのだった。
その者が人間であると気付くのにも、時間がかかったものだ。
だがそれをもあっさり受け入れるグレン(うまく想像できていないだけだが)
――敗北。
その二文字がマンジローの頭によぎった]
俺は、あなたを見くびっていた…
ただの力持ち農夫と思っていたが、なるほど守護者一族の出であるだけのことはある。
男として人間として……ちょっと尊敬した。
でも、負けないからな!
[同じ学園一年生として!
結わえた木刀の柄を握りしめながら、肩をいからせて宣言]
そういえば、マンジローってその…いわゆるサムライなのかい?
最近ここからは近くないけどある町で
強盗団に襲われた女性を助けに入った自警団が
多勢に無勢でやられそうになったところを救った
サムライの守護者がいるらしいよ。
いかにも、俺はそのいわゆる侍であるッ!!!
……と言えれば格好良いんだが。
まあ、しがない道場の倅です。
はあ、強盗団に襲われた女性を助けに入った自警団…を救ったサムライの守護者。
それは実は、俺の仕業ですッ!!!
……と言えれば最高なんだが。
他にも居るんだろうかな…諸国漫遊中の和国出身者。
…ム。
[微妙に最近生き別れた金魚の糞を思い出したが、奴は里出身者だしとぶるぶる頭を振って怖い追跡者の予感の棄却を図る]
おおおお!そうだったのk…ってなんだ、違うのか。
[サムライと和国の剣士の違いがわからず首を傾げる]
そういえば、その守護者はこの国の人間らしいよ。
サムライソード(注、刀の事)を持ってたからサムライなんだろうな。
(ちなみに実話です)
そうあからさまに、がっかりせんで下さい〜
[地面にのの字とか書き出しそうな目で]
和国だってねぇもう国も開いてるし、将軍様やら御家人様やらのわんさと居た時代から、ちょっとは進みもするんです。
……え。
[だがしゃがんで、地面にのの字を書こうとする手がぴたりと止まり、ぎぎぎとグレンを見上げる]
この国の人間で刀を持ってる強い守護者…はははは。
まぁさかあ〜。
…居たとして、奴だとして、近くない町にいたんでしょ?
……近くまで来たとして、怪しい奴は門番が入れない。
うん。
大丈夫大丈夫。
[里の片隅でちるるとジュースを飲む少女が一人。
ちるちるとストローで吸い上げながらも目線は別。
朱金の光を放ちながら滞空する石を見つめている]
ぅー…安定しない…
[少女の言葉の通り、石は時折ふらりと揺れる。
はふん、と息を吐き出して、石を頭上に移動させ相変わらずふよふよと浮かべたまま、とことこと道を歩き出した]
グレンさんと…えーと…そうだ、マンジローさんだ!
[二人に向けて挨拶の言葉とともに右腕をぶんぶん振って。
集中の切れた石は光を失い、こつんと少女の頭に落下した]
ぁいたっ
…あーん、また落ちちゃったー。
[気の抜けた声で、大丈夫大丈夫と笑っている]
はははははは……ハ?
何だありゃ。
[その目が捉えたのは、朱金の光を放ちながら滞空する謎の石。
子供の身長のウェンディはまだ見えないが、彼女の頭上で輝くその石は、遠目にも道の中にあって目立っている。それを指差して]
ちょっと、あれ見えるかグレンさん。
…人魂?
ああ…ウェンディ。
ほんと、ウェンディだったなグレンさん。
[だんだんと近付いてくるそれに思わず身構えたところで、聞き覚えある少女の声が届く。
と同時に、その頭へと落ちる石]
こりゃどうも、我が同級生さん。
魔法の訓練にも耐久力が必要とはね。
[大丈夫かと痛がるウェンディに軽く笑いながら、挨拶をして迎える]
[ウェンディにリンゴを差し出すグレンを見ると、つい口元を手で覆う。くすくす笑って]
グレンさんは、出会う度に人に野菜や果物をやっているな。
それではあなたの畑は、あっという間に空になりはしないか?
[農夫としての腕は本物という言葉に感激した]
そ、そうか、なんかそういう風に言われると照れるな。
あ、せっかくだけど俺そろそろ帰るよ。
明日から学園に通うために色々準備しないといけないからな。
それじゃあまたな、マンジロー、ウェンディ!
全員0時更新可能、希望意見もありということで
【更新時間を0時にします】
占い師霊能者の追加役職に関してですが、入れるとして一つで両方はないというのは全員一致。
希望は占い師1名と霊能者2名ということで、霊能者にさせて頂きます。
そのように村設定を変えますが、これからも何か意見要望ありましたら、遠慮なくお願いします。
村の設定が変更されました。
学生 ラッセル が参加しました。
学生 ラッセルは、霊能者 を希望しました(他の人には見えません)。
[そこに見えるのは、メイとともに人狼退治の旅にでた一人の学生。だがこんな夜更けに、服はボロボロで、籠手と脚甲、それに手にした黒いアタッシュケースには乾いた血液が付着している。息は荒く、足取りも不安定だが、目に宿る力だけは歪まず、それが彼の意識がしっかりとしている証拠になっていた]
くそ……。
メイと逸れたか……。
[...は、呟いてから、自らの武器である拳を見た]
さすがに無理させ過ぎたか。少しは休まないと持たないかもな……。
[歩くたびに、体中の力が吸われていく感覚。それがじわじわと背筋を這いずる羽虫のように、足元から上半身へと侵食を開始する。
どこか遠くで、これが死なのかと達観している自分を感じながら、マンジローが働く店の前で倒れた]
■名前:ラッセル=アーセナル(Rasel=Aercenl)
■年齢:18歳
■所属:学園守護隊研修生(村のエリートコース)
■技術:格闘と音楽
■住所:学園寮
[...は、そうかかれた身分カードを胸に下げていた]
>>246
ま、そうだよな…守護者一族でないとなれないとしたら、学園の門戸が広く開かれている事に何の意味が……ん?
[赤くなったウェンディを見て、何故かマンジローも赤くなる]
…い、いやいやいや。違うからな。
俺が君に今愛を捧げたわけじゃないから。うん。
[だとすればちょっとした犯罪かもしれない。
言いながら、ぶんぶん首を振るマンジロー]
え?
[道端でウェンディと話し込みながらも、誰かが倒れるのを目の端に捉えた気がした]
気のせいか……いや、どうかな。
[既に夜の闇が覆う中、辺りを見回すと――
護り手の宿前が、まだ残っていた僅かな客達でちょっとした騒ぎになっている]
…やっぱり何かあったんだろうか。
ウェンディ、行ってみるか?
[不意に少女は顔を巡らせる。
視線が留まったのは護り手の宿がある方角]
…何だろう。
あっち、エナジーがいっぱい集まってる。
[少女が呟くと同時、マンジローもそれに気付いたらしい]
……マンジローさん、一緒に行こう?
[くい、とマンジローの袖を軽く引いてそちらへ向かおうと]
[ぱたぱたと少し走って。
人垣は更に周囲から集まってそれなりの量になっていた]
[それを小さい体を生かして潜り抜けて――]
…ラッセルお兄ちゃん!!
[メイと共によく見かけた姿。
ぼろぼろの衣服で倒れているのが彼と気付き慌てて駆け寄り]
聖なる父よ!
我が祈りを灯火と変え、彼の人の傷を癒さん!
Healing!!
[言葉は無意識の内に呪文を成し、ラッセルに向けた両の掌に金の光が灯る]
どうもどうも、宿にて働く従業員です。
ちょっと通して下さい、よ……
[ぐいぐいと小さな人の輪を押しのけて、その中心にある者を目にすると、さすがに言葉を失う]
……ひどいな。
[時代がかった道場破りに門下生が打ちのめされた時も、こうは酷くなかったのではないか。
籠手や脚甲を身につけてはいるようだが、それでも服はボロボロ。
手にした物にまで誰のものか、血が付いていて、彼の拳がまたずいぶんな有様に見える。
マンジローはとりあえず上半身だけ抱え上げてみた。
返事はなく、意識が無いのなら痛みの具合も聞けないことになる。
そのままウェンディの方を向いて]
ウェンディ、回復の魔法とか…使えるか?
――お見事!
[だが小さな魔法使いはとっくにそれを行っている]
らっせるおにいちゃん?
そうか…知り合いか。この里の者なんだな。
一体、何があったんだろう…
[子供らしい柔らかな両掌に宿った金の光を見るとほっとして、マンジローの顔もいくらか緊張の面持ちから戻る]
…でも君の魔法があれば、すぐに元通りだな!
[彼の体に黄金色の光が降り注ぐと、傷がゆっくりとだが塞がって行く。それに合わせて少なくなった出血のせいか、顔に若干の色が戻ってきた]
う……、こ、ここは……?
[周囲の人垣を見回し、体を支えてくれているマンジローと、目の前で回復魔法を使用しているウェンディの姿が目に入った]
そうか。俺は戻ってこれたのか……。
[そう独りごちて、大きく天井を仰いだ]
[魔法の授業の追試ですっかりクタクタになったリックは、道をとぼとぼと歩いている。]
あ〜〜〜〜〜……………
もう、ダメ。
ばたっ。
……何だろう、あれ。
いや、これくらいこの里じゃフツーだけど……
でも、あの魔法の色と温度……
もしかしてウェンディ?
[リックは光の方へと走り出した。
[マンジローに答えを返す余裕はなく、ただただ両手の光を維持することに集中する。ラッセルの傷は次第に塞がり、酷い傷が然程目立たない程度に]
[意識を取り戻したらしいラッセルの声に、緊張し切っていた肩がかくんと落ちて]
……よかっ、たぁ……
ラッセル、おにい、ちゃ…無事……
[自身の力を制御することが不得手な少女は、自身の限界にも力を止めることはできなかった。
安堵の息が漏れ、緊張の糸が切れると同時に。
ふっと、意識を失って*倒れ込む*]
お…目を開けた。
[おお、という人々のどよめき。にこりと振り返り]
いやぁ良かった。
この小さな守護者候補のおかげで、お兄さんも無事意識を取り戻しました。
…皆さんお帰りの際は、どさくさに紛れて金を払い忘れないように。
[しっかり釘を刺した後、再びラッセルに向き直り]
やあ、災難だったなあ君。
「戻って来れたのか」って一体何が…
[そこまで言ってからギクリと緊張に身を強張らせる]
…ラッセル。ラッセルって、メイが言ってた幼なじみの?
あんた…メイと一緒にどこか行ってたとかか?
[天上を仰ぐラッセルに、続きを促すように肩を揺さぶる]
[目の前の少女が、糸の切れたマリオネットのように倒れた瞬間、彼の体が瞬時に動いていた。
ウェンディを胸で受け止めると、大きく嘆息した]
ふぅ……。無理をさせた……。
悪いな。ありがとう。
[そう、ウェンディの額にかかった髪を整えてから、自分をささえてくれていたマンジローに振り返った]
アンタもありがとう。
おかげで助かったよ。
[光の差す方へ走る。
目の前に現れるは、護り手の宿。
リックは息を切らせながら走っている。]
ウェンディ?ウェンディ!!
この魔法の量は大きすぎる…
一体何があったんだ?
[大人達の群れをかき分けようとしては窮屈そうに一人でおしくらまんじゅうをしながら、押し戻される。]
ウェンディー!
面倒くさいっ。
ローラーストリング!
我が手の内にありて、その能力を解放せよ!
[無数の糸の群を左手から床にたたきつける。そこに現れた「ただの糸の塊」を踏み台にして、大人達の頭の上からその中央部分をのぞき込む。]
ウェン……
あ、あれは……ラッセル兄ちゃん!!
お見事。さっきまで怪我人だったとは思えない動きだ。
そうかウェンディは疲れただけ…なんだな?
休めば戻るんなら、良かった…
…ご覧の通り、俺は何もしてないよ。
礼はそのウェンディが起きたらたっぷり……
[リックの声に気付いて立ち上がる]
あの声はリック?
兄妹ってのは凄いな。
繋がる何かが気付かせたんだろうか…
[すう、と大きく息を吸って]
ほらそこの客ども!
妹を心配する兄に無事顔を見せてやるくらいしても罰は当たらないぞ、退かな――お、おお。
[突然鳥のように大人達の頭上から現れたリックに驚きながらも、ウェンディは大丈夫なはずと頷く]
…そうだ、その質問にはまだ答えてもらってなかった。
[優しく微笑む姿に、そのままになってしまっていたラッセルを心配するリックの声で、再び向き直って]
本当に、何があったんだ?
少しばかり言葉を交わしただけだったが、…それでもメイや、その幼なじみだっていう君の事を心配しても罰は当たらないよな。
>>262
けが人とはいえ、俺も守護者の一人。女の子一人支えるくらいの余力は残しておかないと、紳士じゃないからな
[そうジョークを交えて、口の端を少しあげると、ウェンディをリックに渡して、改めてマンジローに向きなおした]
俺はラッセル。ラッセル=アーセナルだ。学園守護隊の研修生をしている。
[そこで、リックの自分を見ている顔が、自分の格好に疑問を浮かべているのを用意に想像できるものだった。半分苦笑と半分自嘲を交えた表情を浮かべてから、これまでの経緯を話した。
メイとともに生まれ故郷の村を壊滅させた人狼七斉という人狼集団を倒しに向かったこと。
七斉は強く、まだ修行中の二人が決死の覚悟を賭しても一匹に深手を与えるだけだったこと。
そして逃げている最中、気付いたときにはメイの姿がなかったこと。
語り終えると、自分の手荷物を悔しげに撫でた]
……こいつさえ俺がちゃんと使いこなせていたら、アイツらなんか……
[瞳の奥に、後悔の念が深く渦巻いていた]
…………………!
そ……んな………
何でだよ!?ラッセル兄ちゃんだってメイ姉ちゃんだって、学園じゃあんなに強いのに……!
[悔しさを露にするラッセルの表情に、ひどく困惑している。]
そんなに外にいる人狼は強いのか………っ!
[自分の身体がガクガクと震えるのを、リックは理解しながらも抑えることはできずに、絶句したままその場に立ち尽くしている。]
[自分の話に震えだしたリックに、ラッセルは自分の話が悪かったとため息をつくと、ポンと頭に手を置いた]
ああ、相手は強い。
でも、俺だってメイだってまだまだ修行中の身なんだ。一人前じゃない。そんな俺たちがやられても、一人前になれば戦える。
それに、無理に一人で戦わなくてもいいんだ。そのための学園だ。そのための仲間だ。
もっと視野を広げろ。周りを見つめろ。そうすれば、いつだって道はある。
今、おまえは怖いかもしれない。
それでも、必ず強くなる。心も体も。そうしたら、リックは俺より強くなるさ
[だから怖がらなくてもいい。最後にそう結んだ]
>>265
俺はマンジロー・キサラギ。
和国から来て今はこの宿の世話になっているが、つい昨日守護者学園に入学を許された。
[口の端をあげてそう笑むラッセルの冗談にも笑わず、淡々と相手の言葉を聞いて名乗り返す]
…そうか。
紳士っていうのは、強い仇を無謀にも同じ故郷で生まれた女子と二人で討ちに行って、帰りは一人で戻ってくる奴のことを言うのか。
[自分にこの里でマンジローにしか出来ない何かを見つけろと言ってくれた少女の顔を思い出しながら、ついそんな言葉が俯いた口から漏れる。
しかし顔を上げれば自分では到底できないだろう勇気ある仇討ち人の片割れの瞳の奥に、後悔の念が渦巻いているのに気付いて、しまったと悔やむ顔をしながら]
いや…、今はあんたの無事だけでも確認できて良かった。メイもきっと、大丈夫に違いない…そのうちひょっこり、帰ってくるんじゃないかな。無傷で。
[笑おうとする顔で悔しげに撫でられる手荷物を目にし]
…そりゃ何だ?
[マンジローの一言に、強く唇をかみ締める。血が流れるのも無視して、床に視線を落とした]
……ああ、俺は彼女と逸れたからな……。
そういう紳士でしかなかったんだろう……。だけど!
[そう叫んで、近くのテーブルを強く叩いた]
このままじゃ終わらないさ。
たったこれっぽっちのプライドしかない紳士であっても、自分のケリは自分でつける。
[そうしてあげた顔には、皮肉を甘んじ、それでも先を見据える決意が秘められている。
そして手荷物に移動したマンジローの疑問に、ああ。と呟いた]
これは……よっと。こういうもんだ。
[中からでてきたのは、何と一本のサックスだった]
>>266
リック…
[妹を心配して大人たちの頭上を飛び越えた時はあんなに勇敢だったのに、立ち尽くすリックの膝が今は震えているのにかける言葉も見つからず、瞳に映すばかり。
ラッセルが少年の頭に手を置き声をかけるのに頷いて]
…そうとも。
相手が強すぎるなら逃げりゃいいんだ。
生きてる限り、次がある。
次は…あんたの言う通り周りを見つめて、視野を広げて、そんな強いのに、二人っきりで挑まないことだね。
向こうさんがうんざりするくらい仲間を引き連れて、取り囲んでぼこぼこにしたって勝ちは勝ちさ。
故郷の仇だから…どうしても二人でないと嫌だって言って死んだら、何もならない。
………………………。
うん。分かったよ、ラッセル兄ちゃん。
[ラッセルに軽く頭を叩かれ、ただ一言だけを呟き――頷く。震えは止まったようだ。]
……………………。
[ギュッと両拳を握り締め、しっかりと両足を床につけ、踏みしめるように立っている。]
【中】
サックスって金管楽器でいいんだっけ?(うろおぼえ)
それにしても、現在ジャンプイズム祭り。とてつもなく楽しいわ♪(笑)
このてをーはーなーすもーんかー(ハイ)まっかなちかーいー♪
……合いの手が抜けません……orz
[マンジローの忠告に、今度ははっきりと頷いた]
ああ。
相手との力量も測れた。こんな言い方は嫌だが、今回の経験は次に生かすさ。
そしてメイも探し出す。
もちろん、言い出したんだから、助けて七斉を倒す中にアンタも入ってるんだろう?
今更逃げるなよ?
[そういって口に浮かんだのは、若干優等生染みた上からのものだった。
その隣でリックのまん丸の目に気付いた]
リック、生命が生きていくには、必ず水が必要だ。そして水は湖面に投げ込んだ小石が波紋を広げるように、波を起こす。
そして生命が波立たせるには、空気を振動させればいい。
こいつは、音楽という音の振動を、生命固有の振動数にシンクロさせて、相手を内側から波砕させることができる特殊な楽器だ。
人間や一般的な生き物、物質は固有振動数と言って、決まった振動数が存在する。そこをピンポイントで揺らせば、どんな物体も砕ける。
>>269
[噛み締められた唇から流れた血が床に落ちるのを項垂れたまま見、テーブルを叩く音にはっと顔を上げる]
ああ…確かに聞いた、その言葉。
俺の国じゃ男が言葉を翻したら笑われるんだ。
…ちゃんと覚えとく。証人になるからな。
[決意の秘められたラッセルの顔つきに、応援する目で頷く。そして彼が手荷物を開くと]
変わった――……杯だな。
そんなもんを、戦いの場に持って行ったのか?
使いこなすとか、意味がわからない。
[全身全霊でもって本気な真顔で首を傾げて、マンジローとしてはギラギラした無駄に飾りも付いている面白い形の湯飲みだと思っている]
…直接口で吸えるのは便利そうだ。
だけど、人狼は一匹一匹、この振動数が違うんだ。
だから殴り、蹴り、相手の振動数を確定させてから、こいつを吹けば……
[右手を上に向けて、パっと開いて見せた]
こうなる。
だけど、今回は相手が強すぎて確認ができなかった。
俺はもっとこいつを使いこなさなければならない。
へー……………
[どちらかというと「ほへー…」という表情で、ラッセルの説明に頷いた。理解しているか否かは定かではない。]
奥の手……弱点……。
つまりラッセル兄ちゃんのその楽器は、それを探るために、まずは敵の行動に隙を作らなくちゃいけないんだ……。
そうだよね?
なら、2人なんかじゃ足りない……
うぐぐぐぐぐぐ…
[ラッセルの難解言語使用説明攻撃によってマンジローの脳内は大岩を投げ込まれた湖面のように激しく振動し、何というか内側から砕けて破裂しそうだ]
…ち、ちなみにおれ、カタナつかう。
[ゆるゆると覚束ない手で木刀を掲げ上げながら]
せいめいがいきていくには、いたくないことがじゅうようだ。そしていたみは、てきをいたがらせる。
そしててきをいたがらせるには、ぼくとうでたたけばいい。
カタナは、いたみというサイアクのツラさを、てきにあたえて、ごめんなさいと謝らせることができるスゴイ武器だ。
にんげんやぜんぶのいきもの、物だってたたけばこわれる。つよいちからで叩けば、どんなものもこわせる。
学生 メイ が参加しました。
学生 メイは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
[ずる……ずる……
刀身は赤茶色に乾いた血糊で薄汚れ、常ならば気高く澄んだ光を湛えていたが、今は澱んだ光を放っているそれを杖代わりにして、今にも倒れそうによろめきながら村近くの草原を歩いている]
おも……
[初めて、自分の相棒を重く感じた。少女にとって利き腕の左腕は、肩からだらりと垂れ下がり微塵も動かない。
霞んだ瞳に見慣れた門を見とめたとき、やっと安堵の表情を浮かべ]
ラ…
[門まであと数十メートルというところで崩れ落ちた]
[リックの指摘に、ラッセルは目を瞬き、そうだな。と呟いた]
二人じゃ足りない……いや、足りなかったよ。だから、今度はおまえも手伝ってくれるな?
[一人の戦士として、リックを見据えた。
隣で、リックのサックスの説明に、謎の呪文と行動をとっている(ようにラッセルには見えた)マンジローにすまんと苦笑で謝った。
その時、何処か近くで彼を呼んでいる気配を感じ、唐突にドアの向こうを見た。
何もない。導かれるままに外へ出る。そして――]
メイィィィィィィィィ!
何だどうした、
[唐突にドアの向こうに目をやって、外へ出て行くラッセルの姿にぎょっとして立ち上がる]
…「メイ」?
帰ってきたのか!
[それはただ感じただけである。
店の外。
程なく見える門の向こう。
ただそこに、昔から隣にいてくれた力を感じただけだった。
それでも、疑惑は確信になり、マンジロー達を待たずして、門の向こうまで一気に走りぬける。途中で抜け落ちた血液が、己の足りなさに体中で悲鳴をあげるが、かまっていられなかった。
草に半分埋もれているメイを、理性など意味を持たない感情の渦に突き動かされ、血まみれの体を抱きしめた]
メイ、メイ!
しっかりしろ! メイ! メイ!
メ……あ……。
[そうして数秒も建たない時の後、唐突に意識がぶつりと途切れる感覚が、脳髄を襲った。
そのままラッセルは*意識を失った*]
[自分の名前を呼ぶ声に、ぴくり、と指先がかすかに動いた。
意識は完全に失っていたし、呼ぶ声も実際風に乗って耳まで届いたわけではなかっただろう。
ただ、離れようとしていた魂はそれで思いとどまったらしい]
…速いなあいつ!
さっきまで大怪我してたくせに大丈夫か?
[後を追うように、一気に門の向こうまで走り抜けて行ったラッセルの後道を走る。
見失い闇の中、目を凝らしているとメイの名をくり返し呼ぶ声が聞こえ、近付いてみれば――]
あ…。
[意識を失ったラッセル。
半分草に埋もれるように地に伏している、血まみれのメイ。彼女もまた、腕をひどくやられているように見える。
美しかった刀身も今は見る影もない]
本当に、いる…。
生きてる、よな?メイ。
[恐る恐る首に触れて脈を確かめる。
――まともな状態とは言えなくとも、感じられる確かな動き]
[澱んでいた刀身が、徐々に光を取り戻して行くのに、マンジローは気づいただろうか。
そして、その光とともに、メイのほほに赤みが戻ってくることも]
[ウェンディの手当てを受けたはずだから大丈夫なはずだが念の為と、ラッセルの脈も確かめ一安心]
よし…大丈夫だな。…無茶走りするからだぞ。
じゃあラッセル、悪いけどちょっとだけ離れてな…
[メイを抱く形で意識を失った二人を一時離すと、右腕の方にラッセルを、左腕の方にメイを抱え上げる。
メイの剣までも一緒に運ぶのは無理そうだ。
他の誰にも使えないのなら、盗られる心配もない筈。
意識が戻ったら取りに行って貰おうと決意し、地面を踏みしめ呻きながら立った]
…ま、グレンさんじゃなくても俺でもこれ、くらいは…
ウェンディにはもう無理させられないけど、リックもいてくれる…とにかく戻ろう、な…
[とにかく傷に響かないように丁寧に、できるだけ急いで宿へ向かおうと一歩を踏み出す]
…いや、今は剣どころじゃなかった。
[確かにその微かさがマンジローには蛍を思わせる、人の目を奪う透明な光が宿ってはいる。
だが見入ってしまった顔をふるりと振って、男は再び宿を目指した]
行こう…あのけちな主だって、いくら何でも怪我人を追い出したりしないはず。
……おお。
[宿に戻るとリックもまた、疲れていたのだろう。
横たわるウェンディの傍で眠っているように見える。
そしてマンジローの右腕には意識を失ったラッセル。
左腕には、満身創痍のメイ]
く…俺リックとウェンディの家知らないな、今日はこのまま宿で寝かせ……っというか、とにかくこの血まみれのメイが心配だ、手当て、手当てを……ど、どうやって?
こっちのラッセルも放ったらかしというわけには…
おおい店主!一人一部屋づつ四部屋を用意し……
できない?できないってあんた!この状態を!!
うおお満室!?………な、ならしょうがない。ですね。
わかったよ、俺の部屋に全員寝かせといてくれっ
いたたた…おま、ちょっとあんた、抵抗しない方が身のためだぞ。
…いや違う!俺は強盗でも変人でもなくて、宿の中に怪我人が。三人ほど診て欲しいんだ。本当に。頼むよ!
[何やら言い争う声を響かせて、医者らしき男を引き摺って宿へ戻ってきた。
すかさず従業員用に宛がわれた、小さな部屋の扉を開ける]
…な?本当だったろ。
特に一人はえらい怪我してそのままだから、早めに頼む。俺は邪魔しないように外に出てるから。
[そして四人が横たわり、中に医者が入るとそれでもう一杯な部屋を出て、扉の横で壁に凭れて蹲る]
大丈夫だろこれで…怪我はあの医者に任せて俺は…
[守護者として人を守る為の第一歩とばかりに、木刀を抱いて前面を見据える。二人を追って人狼でも来ようものなら追い払うという目付きだが、じき*眠ってしまう*]
定員に達しなかったため、村の更新日時が24時間延長されました。
双子 リックがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(双子 リックは村を出ました)
双子 リック が参加しました。
双子 リックは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[疲れてしまっていたようで、いつの間にかリックは眠っていたようだ。]
……………すーすー。
[リックはマンジローの部屋で*まどろんでいる*]
[ゆっくりと自然に目蓋が開いていく。
見覚えのない天井に、数人の気配が部屋中から感じ、ラッセルはすばやい動きで身を起こそうと……]
うぐ!
[だが、昨晩のダメージと疲労の蓄積、そして失った血液の量は、彼の口から苦悶の色を落とさせた。
それでもゆっくりと深呼吸を重ね、次第に落ち着いてくると、周囲の状況が見え始めた]
こ、ここは……学生寮じゃない、な。するとリックとウェンディ……の家でもないか。幼子二人の家に連れて行くことは難しい。
消去法でマンジローの部屋か。
[仲良さげにくっついて眠る双子に、見張りをしてくれていたのだろう、マンジローの姿が目に付く。そして自分の隣には――]
メイ。
[痛む体に鞭打って、メイの傍らに立つと、彼女の存在が夢ではないと自分に信じさせるように、頬をゆっくりと撫でた。
それでようやく心の漣が落ち着くのを感じると、一度自分とメイの着替えを用意しようと、マンジローの部屋を後にした]
[学園の庭、そこに設置された大きな鉄球が鎖で吊るされたブランコのような装置、その前で疲労困憊の態のグレン]
…他の生徒がこんなことしてるところ見たこと無いぞ、俺。
明らかに新品だし、この器具。
…いつまでも休んでないで頑張るか。
[グレンは立ち上がり、鉄球を思いっきり蹴りつけた。凄まじく重いはずの鉄球が大きく移動し、振り子の要領で戻ってくる。かなりスピードの乗ったその鉄球を無防備に待ち構えるグレン。そして直撃]
べふっ
[蹴飛ばされた石ころのように吹っ飛び、地面に叩きつけられる]
……寝ちまった。
参ったな……守護者ってのはもしかすると毎晩、徹夜とかするんじゃなかろうか?
一晩でこれじゃあなぁ……。
[立ち上がり、部屋の中で眠る四人の様子を確かめる。
寄り添うようにして眠る双子。
医者の手当てを受けたメイに…]
…ら、ラッセルがいない。
[くらっと目の前が暗くなりそうだったが]
い、いやいや落ち着け…
いくら俺でも二人が討ち損なった人狼辺りが来て、仕返しやりにきたんなら起きるって……たぶん。
それにその場合ラッセルだけ浚って、メイは置いていったってのも変な話で……起きたんだな、普通に。うん。
[ふぅと額の汗を拭うマンジローにゆらりと影が落ちる。
――『たっぷり休めたようだね、マンジロー君』]
…うげ。
[人を恐怖させるに十分な店主の笑顔がそこにあった]
[一瞬気を失ったグレンの脳裏に、今朝の父の言葉が思い出される]
父「グレン。お前は残念ながら不器用だ。
人狼の攻撃をうまく捌いたり、素早く動く奴らに攻撃を当てるのは至難の業だろう。
それにお世辞にも身が軽いとは言い難い。
従って人狼の繰り出す目にも止まらぬ攻撃をかわすこともできまい。
だが幸いお前には一族譲りの強靭な肉体と筋力が備わっている。
何度避けられようとも必殺の一撃を打ち続けろ、そのためには敵の攻撃を何度受けても立っていられるだけのタフさが要求される。
わかるな?」
[むくりと起き上がる]
その前に死ぬんじゃないのか俺。
[日が昇り、まだそんなに時間が経っていないのか、まだ吸い込む空気の中に清清しさが混ざっている。
その中を一歩一歩痛みを感じながら歩いていた彼は、可笑しな鳴き声に足を止めた]
べふ?
なんの声だ?
[少々警戒しながら、音の方向に進んでいくと、そこに鉄球を受けて転がっているグレンを見つけた]
……農家のグレンか?
なんでこんなところに……いや、なんで寝てるんだ?
[起き上がった拍子にラッセルと目が合う]
やぁ、ラッセル。
なんか俺に負けず劣らず格好がボロボロだなぁ。
あ、そうだ、実は俺も学園に入学したんだ。
よろしくたのむよ。
[入学したというグレンをまじまじと見つめていたが、あのラッセルですら動かせなかった鉄球をあっさりと動かしている様を見ると、納得できる部分があった]
そうか。
これからよろしく。
で、それはいいとして、何で鉄球を受けているんだ?
[働き者の従業員としての勤勉な態で、カレーの良い匂いをさせている布で覆われた籠を手にして、走る。
学園の教員の居る部屋への扉をノックすると]
ちわーっす、飯届けに…
…えーと、『護り手の宿よりお届けの、三日煮込みの野菜カレーをお持ちしました。ご注文のお客様〜?』
ええ、ええ……俺ですよ。
この間入学したマンジローです。
…真面目な勤労青年を笑わんで下さい!
働きながら通うの、禁止じゃないんでしょう!?
…そ、『それでは失礼しますー。食器の方はまた取りに参りますのでー』
[早々に逃げ出す形で教員室の扉をバタリと閉める。
そして学園を出ようとして庭を通っている所で]
――ん?
[鉄球にやられているグレンを発見。ざっと腰の木刀に手をやり]
て、て、敵か?それ敵かっっ!?
[何故鉄球を受けているのかと尋ねられ少し恥ずかしそうにする]
俺もさ、できれば「当たらなければどうということはない」
とか言いながら人狼の攻撃を華麗に避けたいんだけどさ。
どうもその辺不器用で、
「当たったところでどうということはない」を
目指すように指導されたんだ。
―護り手の宿・マンジローの部屋―
[むくっ]
………あれぇ…?
[きょろり、周囲を見回せば、最初に目に入るのは隣のリック]
…あれぇ?
[隣で寝るなんて最近はなかった筈なのに。
それに部屋の様子も見覚えのないもののようで。
更に視線を巡らせ、目に付いたのは]
……メイお姉ちゃん!?
[思わず大きな声が口から出て、慌てて両手で塞いだ]
[グレンの理由に口元に手を当てて考える]
ふむ。
確かに、鉄球を喰らったところで、まるで答えていない。その強靭さは見事だと思うよ。
だけど、人狼の爪や牙は、『鋭さ』がある。
キミはその『鋭さ』に関してはどうなんだ?
もし、『鋭さ』に弱いなら、結構受けるのも厳しくないか?
[そこに、鉄球に驚いて突貫してきたマンジローに気付き、軽く手を上げた]
おはよう。
昨日は……色々と助かった。ありがとう。この恩は忘れないよ。
[心からの感謝を込めて深く頭を下げた]
[ラッセルの「鋭さ」についての指摘に愕然とした]
…俺もね、この器具どうなんだろうと思ってたんだ。
でもさ…親父や学園長にそのこと言うと…多分…
この鉄球をトゲつきにされると思うんだ。
俺死ぬよね?死ぬよね俺?
最初から…これに慣れたら
トゲ付きにする予定なんじゃないかっていう嫌な予感もするけど。
[グレンとマンジローのやりとりに一度深く頷くと]
すまない少し部屋に用事があるから、明日とかになるが、よかったら俺が守護者として動きとかを良ければ教えられる。
人を相手にするよりも難しい部分も多いからな。
それじゃすまないがまた後で。
[そう言って。ラッセルは、また少し足取りも危なげに*部屋に戻っていった*]
[両手で口を押さえたまま、メイの顔を覗き込む。
流れた血の量が多かったのだろうか、顔色は良いとは言えず。
それでも傷のほとんど全てに手当が成され、呼吸を繰り返す様子を見ればゆっくりと安堵の息を吐いた]
[そうしてリックの方を改めて見る。
深く眠っている様子に起こすのは忍びなく]
[眠る二人を部屋に残し、宿の主人のところへ。
両親には伝えておいたという主人の言葉に何度も礼を告げ。
ぱたぱたと学園に向かって駆けて行く]
ラッセルが色々教えてくれるのか、それは…ぷるぁ
[先ほど蹴ったときにから未だ揺れていた鉄球に弾き飛ばされる]
ま、またなラッセル。
ああ、ついでに良く休めよ。
[少しふらつく足取りで部屋に戻って行くラッセルを、軽く手をあげて見送る]
…まだ調子悪そうだしな。
[やり取りを不思議そうに見ていたグレンに向き直って]
昨日夜遅くにな…ラッセルとメイが帰ってきたんだ。
…故郷を滅ぼした人狼を討とうとしに行ったらしい。
うまくはいかなかったみたいなんだけど。
二人とも傷だらけで意識を失ったりしたからな、従業員室に寝かせて医者を呼んだりしたのさ。
さっきのはそれに対する礼だと思う。
……大丈夫ですか?
[また鉄球に弾き飛ばされたグレンに心配そうに言いながら……鉄球が怖いから近付かない]
人狼と実戦を経験してきたのか!
す、すごいやラッセル。
マンジロー、ラッセルから色々教えてもらおう。
俺たちも早く一人前になれるように頑張ろうな。
[門を抜け、庭を駆け過ぎる――前に。
何だか妙な音が聞こえてきた]
[見えるのは揺れる巨大な鉄球の振り子。
その前には二人の姿。組み合わせにちょっぴり既視感。
ぱたぱた、足音軽く駆け寄って]
こんにちわーっ
[ちなみに。
石を浮かせる特訓はすっかり忘れている]
書生 ハーヴェイ が参加しました。
書生 ハーヴェイは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[学園の蔵書内の一角には本が散乱されたまま片付けられずに本の地面を作っていた。と、地震でもないのに散乱した本が揺れる。]
ぶっふぁっ…窒息するかと思った。
まさか本の中で死んだりなんて洒落にしかなんねぇよ。
[起き上がった青年は真面目に不真面目なことを呟いた]
どっちって何!?
まさか死ぬよりも恐ろしい事が!?
あ、ウェンディだ。
[鉄球の近くに置いてあった荷物の中からトマトを三つ出す]
一旦休憩しよう。
マンジロー、トマトいるか?
あ〜。でも良く寝た。
[言葉どおり起きぬけなのだろう、寝癖であちこち髪がはねており、服もお世辞にも整っていない。その胸ポケットに、かろうじて身分カードが引っかかっており、そこにはこう記されていた]
■名前:ハーヴェイ・アグニ
■年齢:17歳
■所属:学園二年生
■専攻:封術
■住所:学園寮
■武器:仮現の指輪
補足/
一年前ふらふらと守護者の里にやってきて、そのまま入村し学生になった者。西のほうから来たという話だけで。それ以前のことは村の者は誰も知らない。
学園では、サボり魔、奇人。等の悪評で有名。
それなりに楽しそうに暮らしているが普段の授業の評価は最低。でも定期的に行われる重大なテストでは点を掻っ攫っていくため教師からの評価は真っ二つに割れている。
またサボり魔といっても特に誰かに迷惑をかけるわけでもなく、追い出すほど不真面目でもないため、学園側からは厄介者的存在となっている。
現在交友関係はほとんどないため普段も何をやっているのか知られていない。
中/
わぁい揃ったー!
うーん…希望変える間はなさそう。
霊やりたい気もしたんだけど。
まぁいっかー(いつもそんなんだなおまえ)
ま、でもだいたい読んだか…にしても散らかってんな〜
[...は近場の本をぺらぺらめくりながら、自分で読み散らかしたというのにまるで他人事のように呟く。]
片付けるのめんでぇ…放置してもいいけど、それで叱られるのもまためんでぇ
…どうするよ。これ……八方塞がりか?
[思わず、考えていないでさっさと片付けろ。と言いたくなる場面である]
[しばらくあれでもないこれでもない。果ては、もう一度寝なおすか。とか腹減ったとかまったく関係ないことを考えてからようやっと重い腰を上げる]
片付けるか。
[どうやら片付けるのと叱られるのを天秤にかけたら主に叱られる煩わしさとその間に取られる時間を考えて片付けるほうを選択したらしい。]
き、気絶……。
[壮絶な訓練模様に、グレンから貰ったトマトが手からぽろりと落ちそうになる]
…とと。
とりあえずのグレンさんの敵は、人狼じゃなくて、あなたにそういう訓練をさせようとする人物かもしれない…
[そして自分はどういう訓練をする事になるんだろうかと、もやもやした黒いものが胸に渦巻くのを感じていたが、ふと見れば泣きそうな顔をしているウェンディ]
優しい奴だな…ウェンディは。
でも君も、あまり無理するものではないよ。
人を治してあげるためとは言え無理して倒れてしまったら、周りの人間も心配するしな。
[特にリックがという目で言外に昨日の事を仄めかす]
…君の元へ駆け寄った時のリックはなかなかどうして、格好良かったが。
ふぅ〜…
[ため息を一つつき、小声で何か呟くともに左の目が光を失い虚ろいでいく。そして、もう一言何か呟くと、密室の中風もなど起こりようもないというのに、本がバタバタと開いたり閉じたりを繰り返し、一つ、また一つと浮遊すると。本棚の開いているところに自ら入っていった]
はい。終了。あ〜。がんばったがんばった。
[全て終えたと同時に、左目には元のように鈍い光が戻った。ちなみに表紙が逆だとか、入れる場所が滅茶苦茶だとか。そういうことは自分の寝癖と一緒でまったく気にもかけなかった]
[しばらくぐっすり寝ていた様子であったが、ふとした物音でリックは目を覚ました。]
………はうっ!
[辺りを見回すが、あまり見覚えのある光景ではない。部屋の片隅に山積みにされた荷物を見て、そこが成人男性の部屋であることに気付いた。]
……誰の部屋?
って、メイ姉ちゃん……!
[辺りをキョロキョロ見回した視線の先に、満身創痍のメイの姿が入った。]
ど……どうすれば……オレは回復魔法使えないし……
[口元を拭って体を起こす]
…とりあえず危ないから止めよう。
[先ほどラッセルとの会話中に吹っ飛ばされた事を思い出し、姿勢を低くして迫り来る鉄球に飛びついた]
ぬぅ…
[ずずず、地面と足が音をたて、そして鉄球の振り幅は当たっても危険の無い程度のものになった]
受け止める方がしんどい…うぇっぷ
[リックは天に手をかざし、習ったばかりの魔法の呪文を記憶した通りに唱える。]
ん〜〜〜〜〜〜〜!
[しかめつらで手に小さなを溜めている。それをメイに向けてかざすと、]
『ぽむっ。』
[すかしっぺよりも小さな空気が、リックの手から僅かに放出された。]
……………。
だからオレ、回復魔法の試験は、来週再々追試なんだってば………。
[床に向かって指でいじいじしている。]
あ〜。にしても。ここはいいなぁ。
ほんっと。わるく…ない。
[と、どこか遠くを見るように呟くが、次の瞬間にはそんな気配は微塵もなくなって]
さって、どうすっかね。今日は。
とりあえず外の空気でも吸いにでもいくかね〜。
[...はふらふらと蔵書を後にした]
[しばしいじけた後、メイの様子をじっと見つめる。]
…………あ。
よく見たら、メイ姉ちゃん治療済んでる。
あー良かった。
オレだけ残されてても、回復できないもんな。
[バタンと大きな音を立てて、フローリングの床に寝転がる。]
………………。
って、それじゃ守護者失格じゃん。
[じっと天井を見つめる。]
……んあ?
[食事を〜。と学園内から歩いていたら、鉄球にしがみついている男と、頭の上に石を浮かしている少女と、奇妙な服装をした男を見つける]
……なんだありゃ。
[その組み合わせに共通点がまるで見つけれずにいつの間にか足も止め、ぽかーん見つめた]
え、誰って?
[グレンの指摘に目をやりかけるが、それよりも彼の血走った目の方が気になる]
グレンさん、もしこれでこのまま無理しすぎて死んだら、墓に刻まれる銘は…
ある時は農夫、真なる正体は守護者のグレン
――残念マシーンで訓練中に死んで残念!
とかになるかもしれないぞ。
いいのか。
それでいいのか。
[しかしウェンディまでも何者かの存在を指摘するのでくるりと振り向き]
……なんだありゃ。
あのアホ面も…学園生?
[ぽかんと見つめているだけだからそう見えるだけなのだが、俺よりばかそうなのが居て良かったなあなどと呟きつつ、怪訝な目でハーヴェイを見ている]
残念!って、なんかマンジローに切り殺されたみたいだ。
ハーヴェイか…思い出せないはずだ、
名前知らなかったよ、ははは。
[血走った目が少しづつ普通の状態に戻っていく]
……まいっか。
[何か色々と騒がしく、また興味がそそらないといえば嘘にはなる光景だが、今は自身の飢えを満たすということに専念することにして宿のほうへと向かった]
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