情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
昼間は人間のふりをして、夜に正体を現すという人狼。
その人狼が、この村に紛れ込んでいるという噂が広がった。
村人達は半信半疑ながらも、村はずれの宿に集められることになった。
1人目、ダミー ちんこじゃんぷ がやってきました。
ダミー ちんこじゃんぷは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
村の設定が変更されました。
【★私立 SKS学園にようこそ★】
ここは都会の喧騒から離れた、緑豊かな学び舎だ。
私立と言えども、なんと入学費・授業料共に無料!!偏差値自体も極めて低いわけでもなく、生徒達の素行が悪いという噂も聞かない。
何か裏がありそうだが……。
------------------------------------------
【参加者の皆様へ】
★全員、村人希望でおながいします
■ニンゲンの方…貴方は今日からこの、私立「SKS高校」に転入してきました。
素敵な高校生活をえんじょいしてください。
なお、貴方はここがしょくしゅの学校であることを【知りません】
学年やクラスはなんでもかまいません。詳細が決まったら、メモ貼りしてもらえると助かります。
■しょくしゅの方…今日から、ニンゲンのお友達が何人かやってくるみたいですやったね☆
転校生には親切に、手取り足取り腰取りいろいろとおしえてあげてくださいませ。
※しょくしゅ+ニンゲンか、しょくしゅのみの参加か選べます。
この辺も詳細が決まり次第、メモ貼りしてくださいませ。
■教師…生徒を生暖かく見守ったり指導したりおもちゃにしたりしてください。
※教師は、元しょくしゅ(だったもの)です。今は不定形にはなれませんが、昔は今の生徒のようにニンゲン相手にいろいろにゅるにゅるして勉強してました。(ぇ
・とりあえず48時間進行にしてみました。
・村の一日終了→学校での一日終了 となります。
・その辺を踏まえて、適当に時間を動かしてくださいな。
・月曜夜か、火曜の午前くらいに開始して、ガチャピン誕生の日までにエピに突入したいと思っています。
・発言禁止時間等は設けませんが、基本【リアル大事に】開いた時間に適当参加でおっけーなのですよ。
2人目、小説家 ギムレット がやってきました。
小説家 ギムレットは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
― 職員室 ―
……ああ、今日でしたか。
すっかり忘れていました。
[少し呆れ顔の教頭を前に、いつもと変わらない表情で淡々と答える。]
…何人でしたかね、今回は。
3人目、破戒僧 リアハンテ がやってきました。
破戒僧 リアハンテは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
う〜ん、春風っぽい風が気持ちいいいなあ!
[ぼくの名前は戸口万寿次郎!
今日からこのSKS学園に通う学生2-Cの男の子!
どこにでもいるごく普通の男の子のぼくだけど、
素敵な学園生活を送りたいな。
そんな希望に胸を膨らませ、(春になったら)桜吹雪の舞(いそ)う(な)校門を潜り抜ける。]
4人目、館主の娘 ロロ がやってきました。
館主の娘 ロロは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
春風っぽい風が気持ちいいですね。
[私の名前は戸口万寿子。
今日からこのSKS学園に通う学生2-Aの女の子。
どこにでもいるごく普通の女の子の私ですが、
素敵な学園生活を送りたいですね。
そんな希望に想像を巡らせ、(春になったら)桜吹雪の舞(いそ)う(な)校門を潜り抜ける。]
……ということで別のクラスになりましたので、
何かあったら私を呼ぶように。
[隣を歩く万寿次郎に犬笛を渡した。]
無茶をしてはだめですよ。
ただでさえ貴方は軟弱なのですから……。
[木刀をぶら下げた万寿子は、
返事を待たず、一足先に校舎へ向かった。]
5人目、しょくしゅ ふぃーあ がやってきました。
しょくしゅ ふぃーあは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
うん。分かったよ姉ちゃん。
ぼくも早く、
姉ちゃんみたく筋肉でぶいぶいいわせたいな!
[万寿次郎は瞳を輝かせ、犬笛を受け取る。]
……姉ちゃんは相変わらずかっこいいなあ。
よし。ぼくはもっと強いおとこになるために
学園を散歩してみよ……………
6人目、しょくしゅ ふゅんふ がやってきました。
しょくしゅ ふゅんふは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
7人目、しょくしゅ ぜくす がやってきました。
しょくしゅ ぜくすは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
しょくしゅ ぜくすが村を出て行きました。
7人目、しょくしゅ ぜくす がやってきました。
しょくしゅ ぜくすは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[ふらふらと歩いていると、
図らずも校舎の方へやってきた。]
やっぱり都会の学校は広いなあ!
よーし。
早速この扉に「調べる」コマンドだ!
[万寿次郎は適当な扉(職員室)をあけた。]
すみませーん(ガラッ
わっ
[扉が閉じられてしまった。]
やだなあ。
ゴリラじゃないですよ。
[万寿次郎は無理矢理扉をこじ開けた!]
今日転校してきた戸口万寿次郎です!
(バキッ
[扉は無惨にも砕け散った。]
あ、教頭。
校長のコレクションの猟銃持って来て下さい。校長室の棚に飾ってあるやつ。
[足元に飛んできた扉の破片をチラと見て、大きく溜息をついた。]
……転校生君の戸口君、ね。
君に一つ言っておくことがある。
世の中には二種類の人間しかいない。
僕が勃つ人間と、勃たない人間だ。
[くい、と眼鏡のズレを直すと戸口の顔を見る。]
……残念ながら、君には僕の愚息はちっとも、まったく、マイクロ単位でもぴくりともしない。
つまり、君に労力を割く気が欠片も無いわけだ。
理解してもらえただろうか。
そんなわけでお引き取り願おう。
8人目、踊り子 リリア がやってきました。
踊り子 リリアは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
ありがとうございます、おじさん。
[運転をしていた中年男性へと頭を下げる。
「すまないね、リリア・・・」
謝罪の言葉を呟く中年に、リリアと呼ばれた少女は首を横に振った。]
大丈夫です。私が自分で選んだんですから。
――。
[走り去る車を見送る。
大丈夫、と言った。
すまないと謝る中年の顔にあったのは申し訳なさではなく、保身を意味する安堵の色だったのだ。大丈夫だと、言うしかなかった。]
――などと、そんなシリアスっぽい雰囲気で物語を始めつつ。
[やおら飄々とした表情で呟いて。]
かくしてボクは遂に自由の身を手に入れたのであったー。
村の設定が変更されました。
立つ人間と、立たない人間…
[万寿次郎は目を見開いた。]
なるほど。
分かりました。
[猟銃を向けられながら
万寿次郎は木刀を構えた!]
ぼくが(腕の)立つ人間だと、証明します!
うぉおおぉぉ!
[万寿次郎は、瞬く間に距離を詰めた。
木刀を振りかぶり、猟銃を巻き上げる。]
…脳内まで筋肉とは、救いようがないとはこの事だな。
[木刀どこから出したケツの穴からか、とか少々疑問を抱きながら、巻き上げられた銃を離すと戸口の背後に瞬時に移動した。]
…そうそう、言い忘れていたが僕はギムレット。美術教師だ。
君にはお姉さんが居るようだね。
いつでも美術室で待っていると伝えてくれたまえ。
[そう言うと、職員室を後にした**]
[ただし木刀はケツから出る。]
あっ。
[美術教師のギムレットは職員室を出て行ってしまった。万寿次郎は背中を見送る。]
ギムレット先生っていうんだ。
綺麗な歩法を会得している人だなあ。
[万寿次郎は木刀の先をじっと見つめた。
睨んでいるようにしか見えないのが玉に瑕。]
姉さんはぼくより脳筋なんだけど……いいのかな。うーん、達人同士の果し合いも見てみたい気がするけど……。
よし。
あの人に弟子入りしよう!
もっともっと強くなるぞ!
[万寿次郎は大きな決意をした。
早速美術室を探すべく、職員室を飛び出した!]
……破壊音ですか。
物騒ですね。
[万寿子は、教室に荷物を置いて
敷地内を散策していた。]
都会ということもあってか、人が多い。
人が多いのは苦手です。鍛錬ができません。
[万寿子はきょろきょろと見渡した。]
あそこにしましょう。
[体育館へ向かった。]
失礼します。
[時間帯もあってか人も疎らだった。
適当に一角を借り受ける事にする。]
やはり知り合いがいないというのは不安です。
私も、弟のような大胆さが欲しいもの。
こんな時に万寿男くんがいれば、気とか念とかで相手の性格・運気・趣味・性別・早漏・実力・健康・婚期などを調べてくれるところですが…。
[万寿子はイトコの万寿男くんを想いながら
体育館の一角で正座をはじめた。]
9人目、魔王 嫁 がやってきました。
魔王 嫁は、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
魔王 嫁が村を出て行きました。
9人目、メイド サラ がやってきました。
メイド サラは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
んっ……
[緊張で溜まった唾を飲み干し、拳をぎゅっと握る]
うー……ドキドキ、してきた、ぁ……ッ
[握った拳を平らな胸に押し付けた]
10人目、魔王 嫁 がやってきました。
魔王 嫁は、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
─ 校庭の花壇 ─
……ん、 あれ?
あたしなにか呟いちゃったかな。
一瞬、別人になってたような。
なってなかったような。
[なんの変哲もない何処の学校にでもありそうな、手入れの行き届いた校庭の花壇。ホースで水やりをしながら、額に手をやる。]
11人目、従者 レジオン がやってきました。
従者 レジオンは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
―学園―
……。
[青い髪を揺らしつつ、
肩掛け鞄を肩にかけなおす。
片手には校内の見取り図があるのだが]
………―― ん…
[難しい顔をした。 迷ったようだ。]
地上の日差しが、あたしにはキツいよう。
文化祭までには、もうちょっと涼しくなると良いなあ。
[(将来の)魔王嫁(予定)を夢見る平凡な女子生徒が、見上げた真っ青な空には雲ひとつない。]
……あ。
もしかして。
今日は転校生が来る日だっけ?
1人じゃなく、何人かいるって
ウワサ、本当なのかな?
[背中についている羽根がパタパタと動き、悪魔のしっぽがきゅるんと揺れた。]
……困ったな…。
[小さく呟いてから辺りを見回す。
桜吹雪の気配はこの学生には感じられないようだ]
……。
[校内見取り図の下には
提出用の書類が何枚か。
氏名のところには「レジオン」と書いてある。
じっとしていても仕方がないと思ったか
とりあえず、歩き出した。
建物の方には向かっている。]
12人目、少女 ミウ がやってきました。
少女 ミウは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
ミウちゃん、おはよ。
[ホースの水を止めて、ミウを振り返る。]
ねー。
どんな子が来るんだろうね。
職員室の方、行ったら
ウロウロしてたりするかな。
あっ
[悪魔のような爬虫類のような羽根をパタパタさせながら、ミウに耳打ち。]
あっち、校舎の方。
何か見たことない男の子が歩いてる。
行ってみよう、よ。
なんだかよくわからないけれど10人目の魔王嫁からずっと入村した人全員のチェックが外れてて会話が見えなくなってた。
「地球防衛村2を覗いて全員非表示にする」という操作をしてきたのが原因かにゃ。
[戸口万寿次郎
HP:99999999
MP:99999999
はいかいがたモンスター。
ランダムでエンカウントする。
かならず、バックアタック。]
[戸口万寿次郎は、
「ともだちの基本」
を読みながら徘徊している
1.屋上
2.地下迷宮
3.体育館
4.美術室
5.ジャングル
6.校舎付近
{1}]
─ 校舎 ─
[転校生が楽しみなのか、尻尾をきゅるんきゅるんと回しながら歩く。一応、羽根で飛ぶのは人間っぽくないと言うことは理解しているはず。
校舎に入る時、屋上で長い棒を振る人影が見えたような気がした。]
真っ直ぐで
ぐねぐねしてないなんて、
変なしょくしゅ?
……ううん、にんげん?
[ところで、この女子生徒の苗字が「魔王」なのは、帰化する外国人にありがちなセンスによる過ちである。なにせ触手なので。
下の名前は、
ふぃーあ
ふゅんふ
ぜくす
のどれかって事で、そのうち。]
[風を切る音が聞こえてびくっと肩を震わせた]
魔王ちゃん、今何か聞こえなかった?
上からかなぁ?
にんげん? にんげんが来てるの?
どんな子だろうね!
[校舎の中を歩いているとどうやらそれらしい人影を発見した]
あの人かな?
上から音、それに風が真っ直ぐに降りてきたね。
うん、にんげんなのかも!
どんな子だろうねー。
[戸口万寿次郎くんの攻撃力はどれくらいなの? と言うのはさておき。
校舎の中、「あの人かな?」と言うミウに頷いてレジオンの背後から声をかける。]
……あっ、
あの う。
もしかして:転校生
さん ですか?
道に迷ったのなら、
あたしたち案内しますよう**。
あの人ちょっとかっこいいね。
ニンゲンってみんなああなのかな?
[魔王嫁の後ろからもじもじ]
案内、しますよ?
わからないこととかあったら、なんでも聞いてくださいね?
[ちょんと顔を出しながら*もじもじ*]
13人目、パイロット ゼロ がやってきました。
パイロット ゼロは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
−校門−
・・・・・・嗚呼、判っているよアイン。
[胸のペンダントを開く。中からは幼い頃に同じときを過ごした幼馴染の写真が入っていた]
この学校には何らかの秘密がある。
そう、その秘密を解き明かし、そして僕は・・・・・・
違う世界線への移行を遂げなければいけないのだ!!
運命を、変えるんだ!!
[自称タイムトラベラー・零はこの学校でこれから起きるであろう事件の事など何も知らない。
しかし、この学校でこれから起きる事件が起こしたバタフライエフェクトが近い未来に起きる(と思い込んでいる)第四次オイルショックの引き金になった事に確信を得ている。
彼は歴史を変える為にここに来たのだ。多分**]
14人目、執事 ヤマオカ がやってきました。
執事 ヤマオカは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
─ 女子トイレ ─
フン♪フフンフ♪フ〜ン♪
[鏡に映るのは、ロマンスグレーを丁寧に撫で付けた老紳士の姿。
微塵も曲がっていないスラリとした背格好には、長いテイルコートが映える。年輪の如く幾筋も刻まれた皺。温厚そうな笑みを湛えた口元の髭を整えながら、漏れる鼻歌は軽快だ。
最後に丸眼鏡のレンズを磨いて鷲鼻に乗せると、鏡で出来栄えを確認しつつふむと一つ頷く。]
最近の若者の間では、執事がブームとか。
わたくしめも、なかなか捨てたものではないでしょう。
[満更でもなさそうな表情で、鏡に語りかける。
その姿がぐにゃりと歪み、溶け、――数秒の間をおかず再構築された。]
執事 ヤマオカが村を出て行きました。
14人目、近侍 アンディ がやってきました。
近侍 アンディは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
いや、さすがに老執事では学生は名乗れませんよ。
用務員として雇われているにしても不自然ですし、
学園から確実に浮いてしまいます。
校長の秘書……あたりでも苦しいかと。
[唇の弧はそのままに。けれど薄っぺらく、温度のない笑み。
秀でた額を見せ付けるように真ん中から分けられた癖のない金髪。さらりと掻き上げても、頬の輪郭を隠し真っ直ぐに滑り落ちる。
今までに見たものを。
これから見るであろうものを。
識った情報を継ぎ接ぎして創りあげる、ヒトのカタチ。]
――おや?
[背後から気配を感じて、笑っていない笑顔のまま振り返る。覗くには丁度良さそうな按配の窓から、野良猫の射抜くような視線。]
野生の獣はさすがに勘が鋭いですね。
[抑揚なく呟いて、ゆっくりと歩き出す。距離が縮まるに比例して、猫の毛が逆立つ。伸ばした手に、容赦なく振るわれる牙と爪。]
――ッ、
[指先から、緋ではなく透明な液体が滴り落ちる。駆け去る猫の後姿が消えるまで、表情を全く変えることなく見送って、そっと傷を嘗めた。
そうしてまた、足元から唐突にヒトガタが崩れる。]
近侍 アンディが村を出て行きました。
14人目、令嬢 シンシア がやってきました。
令嬢 シンシアは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
……………………やだぁ。
[次に瞬いたのは、霜のような銀の睫毛。ピンクを基調としたやたら少女趣味のフリフリドレスを着た小柄な影は、既に儚い涙声だった。]
猫……恐い……人間……恐い……。
転校生が、いっぱい、くるの?
……いや……いや…………おうち…………かえる…………。
[両手で自分の震える肩を抱き、怯えた様子で手近な個室に引き篭もる。くすんくすんと、怪談よろしく啜り泣き。]
令嬢 シンシアが村を出て行きました。
14人目、空気 嫁(ホール付属) がやってきました。
空気 嫁(ホール付属)は、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
ちょっとー!
こんっなに狭くて暗くてじめじめして
辛気臭くて穢らわしいトコロに
閉じこもってどうするのよ!!
[真紅のハイヒールが、扉を壊す勢いで蹴り開ける。背後でジャーと流水音。]
そんな調子だから、いつまで経っても"あの方"たちみたいになれない、
未熟で不定形な落ちこぼれ扱いなんじゃない!
[豪奢な金髪巻き毛を揺らしながら、腕組みをする勝気な少女。つかつかと鏡に乗り出すようにして叱咤する。]
(CV:くぎゅううううう)
人間が恐いぃ?
あんたそれでも触手の端くれなの?
久し振りすぎてヤり方を忘れてるんなら、
<<しょくしゅ ふゅんふ>>似の空気夫あげるから
それで練習でもしてきたらどう。
[尊大な仁王立ち。小馬鹿にしたように肩を竦め、つんと鼻を上向けた。]
あっ、あたしは人間なんて下等生物の相手、
してる暇なんてないんだから。
全っ然! これっぽっちも! 転校生なんて気になってないし!!
勘違いしないでよね!!
[一頻り吠えてから、そそくさと姿を変える。]
空気 嫁(ホール付属)が村を出て行きました。
14人目、フットマン ソウル がやってきました。
フットマン ソウルは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
─ 女子トイレ ─
……何故そこで、人間の真似事などという
退屈極まりない戯事が、このオレに盥回しされてくるのだ。
[千変万化。最初の老執事の若かりし頃、といった風情の青年は、仏頂面で不機嫌オーラを撒き散らす。]
このような場合は、警戒され難い女子供の姿をして
近付くのがセオリーだというのに。
全く、解せぬ……な。
[チ、と短く舌打ち。]
まあよいだろう。しばし偵察くらいは
このオレが直々に馳せ参じてやろうではないか。
―校内―
……は?
[廊下をさまよっていたレジオンは見てしまった。
トイレから、男性が出てくるのを。
いや、普通のトイレならよかったのだが
――男性が出てきたのは女子トイレ。
例のトイレのマークを2度見した。]
[廊下。校長室にて転入手続きなどを一通り済ませ、宛がわれた1−Aという教室を探して歩き回っている。]
ん、なんだろ。
[きょろきょろと見渡す。行き交う生徒たちからの視線がねっとりと絡みつくように思える。
転校生という立場上、在校生から注視されるのは当然とはいえ――]
トリハダがー。
[ぞくぞくする感覚を必死に堪えながら、1−A発見**]
15人目、売人 スカイライン がやってきました。
売人 スカイラインは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
うん、もちろん。
あたし達も、SKS学園の生徒だよ。
そこの教室の一年生。
あたしは、魔王 ふぃーあ って言うの。
[繰り返すが「魔王」は「山田」とか「鈴木」と同じく苗字である。苗字を考えた触手のセンスがざんねんだっただけの。]
[レジオンを見上げる、(将来の)魔王(になる者の)嫁(予定)の生徒の青い髪には、髪留めにしては大きなドクロがふたつ。着ているのは、黒色のテカッとした素材の悪魔的なデザインのワンピース。
一見するとコスプレのような格好だが、作り物にしては精巧な背中の羽根は、ぱたぱたと動いて、悪魔のようなしっぽがワクワク感をごまかすように時々揺れる。]
職員室はこのまま真っ直ぐ、
突き当たりなんだけども。
えっと、えっと。
何年生の方 ですか?
先輩なのかなあ。
[そこまで尋ねてから、思い付いたようにもじもじしているミウの背中をえいっとレジオンの方へ押し出した。]
まおう。
……変わった名字だな。
格好も。
[羽と尻尾に、
直球な感想だった。]
職員室はあっちか。
悪い、助かった。
おれはレジオン・ガーランド。
転校してきた、2年生だ。
…先輩、になる な。
[と、もうひとりが押し出されて来るのにまた眼を瞬かせる]
ほらほら、せっかくの転校生さんだから、
ミウちゃんも、話せば良いんだよ。
二年生のレジオンさん
魔王 おぼえた
──ッ て、
[動いていた羽根と尻尾がマズいとばかり、ビクンと震えて止まる。ミウを押し出すついでに、今度はふぃーあがミウに隠れつつ。]
ええっと、うちの旧家の親戚は
みんな「魔王」なの、なの。
格好は、わわわ
文化祭が近いから、ね!
転校生はやはり
珍しいか?
[押し出された方の生徒―ミウに尋ねつつ。]
…隠れなくてもいいだろ。
[うろんげに見た。]
…ふぅん。
ところ変われば名も違うな。
[レジオンは遠くから来たらしい。]
文化祭が?
知らなかった。
凝った格好だな。
[完全にミウに隠れるようにしつつ、ミウに「ば、ばれてないよね。ばれてないよね」「にんげんは珍しいよね」と早口で囁く。]
女の子は、み。
みんなシャイなのお。
文化祭の準備は楽しいよ。
たぶん、クラスごとになにかやるはず。
おばけやしきとか、劇とか。
明日は、あたしのとこは、
屋台で出す食べ物を作る練習するのッ
[「おいしそうだよね」「まずいよ、まずいよ、あたし変身下手だから尻尾と羽根がなかなか隠せないの」とミウにごくごく小さなの涙声で訴えつつ。]
えっと、 う、ん。うん。
あ、たし、水やりと植物の観察記録を
担任の先生に出さなきゃ!
ま、たね、レジオンさん!
[ふぃーあはミウとレジオンを置いて、担任がいる教室へ逃げ出した**。]
―女子トイレ前―
[冷たく鋭い一瞥を向けられて
レジオンもまた不機嫌そうに眉を寄せる。]
……女子トイレだろ、そこ…
[声を聞くに女性でもなさそうだった。
警戒も顕に横目で睨むように見つつ
その場を立ち去る不審な生徒(という認識)を記憶に止める。]
[青い影が人成らざる速度で駆け抜ける。
廊下の角を曲がったところで、先に立ち去った女子トイレ使用者の触手に盛大にぶつかってみたり。]
やあ、あんッ
ご、めんなさいッ!**
……。
……そうか…。
[シャイってレベルを超えている気がする。
と眼が語っていた。]
転校早々、賑やかになりそうだな。
…校内の雰囲気が何処か浮き足立ってるのは
そのせいなのかな…。
[こそこそ呟きは、聞こえない。]
ぁ?
ああ。わかった。
またな。
[ものすごく脱兎の勢いで
青い影が走っていった。速い。ものすごく速い。]
…あいつは陸上部かなにかか?
[勘違い。]
女子トイレは何か不味いのだろうか。
ヒトガタ維持の緊張から解放される憩い空間は、
女子用の方が多く都合が良いのだが。
[角を適当に曲がったところで神妙に独りごちる。]
――!?
[背後から衝撃。うっかりつられて、こちらの姿もどろどろ蝋の如く溶け出した。]
御免で済むなら警察は要らない、というのが
人間どもの格言らしいぞ。
全く、浮かれすぎだふぃーあ。
[不穏に左右に揺れるゲル状の塊。蠢く無数の微細な触手。振り子のようなブレはやがて治まり、長身痩躯が涼しげな表情で立っている。]
早急に、あの不恰好な羽と尾を何とかして
オレのような完璧な擬態を習得するのだな。
いつまでも文化祭を言訳にはできんぞ。
[殊更偉そうに青い彗星、もとい触手を睥睨してから歩き出す。通った道には足跡代わりに、蛞蝓が這った後のようなぬめぬめが*残されていった。*]
―校内廊下(トイレ近く)―
……へんなやつ。
[ぽつ、とつぶやくが
それはミウにはどう聞こえたやら。]
…それじゃ、おれは職員室に行くから。
[ずれた鞄をもう一度肩にかけ直し
青い髪の転校生は職員室へと向かった。]
[一方その頃。
万寿次郎は地下迷宮に挑戦していた。]
なになに。
ここは生存率0%……鉄の試練……?
[『賢者にのみ道は開かれる』と書かれた看板。
迷宮の名の通り、謎を解かなければ先へは進めない。甚大な路と、試練を踏破する知恵。二つが揃って初めてSKS地下迷宮は乗り越えられる。]
ええい! まどろっこしい!
[万寿次郎は壁を破壊して先へ進んだ。]
―職員室方面―
[前の学校では制服だったのだが、
此処はどうやら自由な校風であるらしい。
などと思いつつ。
ノック2回、軽く叩く。]
…失礼します。
本日転校してきたレジオン・ガーランドです。
…担当の先生は、いますか。
[やや緊張気味であった]
−3-A教室−
というわけで、今日からこのクラスで世話になる事になった。よろしく頼む。
名前は……
[黒板に名前をすらすらと書き始める]
玄武王 猟馬(げんぶおう かるま)というハンドルネームだと覚えておいてくれ。
[そうクラスメートに本名であるタイムトラベラー零という名前を告げずに挨拶をすませ、席につく。
当然両足は机の上に投げ出しつつ足を組み、椅子は若干斜めになるように後ろに重心をとりながら、両腕は頭の後ろに組み、そして常に校庭の外を見つめる。
ただの格好つけだ。形から入る男。それがタイムトラベラー零。
また誤解がないように言っておくが、彼はアメリカ出身なのでファミリーネームが零である。
念の為に言っておくがタイムウォーカーでは無い。ここは大人の約束だ]
[戸口万寿次郎
らんだむもんすたー
こうげきりょく:30000000
ぼうぎょりょく:300000000
まりょく:∞
とくせい:かならずバックアタック
じょうたいいじょうをひきおこす
『ぼくのバンダナはフローラル』にちゅうい。
こうこつ・そうろう・きんがん・ばんこん
いずれかのじょうたいいじょうをふせぐ
ぼうぐがひつよう。]
[戸口万寿次郎は、光の向こうへ飛び出した!
1.再び野地下迷宮
2.プール
3.ジャングル
4.体育館
5.職員室
6.3-A
{1}]
−1−A教室−
うわあ、ほんとなにこれ。
[授業中。クラスメイトのほとんどの瞳に感情らしい色を伺えず、ひとり気味悪がっていた。
そしてチャイムが鳴る。]
ボ、ボクちょっとお手洗い、に。
[何時限目かの授業を終え、乾いた笑いを浮かべながら教室から逃げ出した。]
―職員室方面―
……、2-B、ですか。
[諸々の説明を受けて、書類を提出した。
親元を離れているので細々とした手続きも
自分で行うこととなる。
学校は細かいことには突っ込んでこない。
レジオンにとっては好都合であるが。]
わかりました。
ありがとうございます。
[場所を教えられ、職員室を後にした。]
-売店-
この粗暴な気は……万寿次郎ですか。
やんちゃに育ったものです。
[万寿子は授業の合間に購買でおにぎりを買っていた。具の入っていない塩にぎりだ。]
何か飲み物が欲しいのですが。
[万寿子が売店の人に尋ねると、ペットボトルの麦茶が出てきた。追加で払って今日の食事を手にいれた。]
−売店−
ああ、よかった普通な感じっぽい人!
[教室を出たところで見かけた万寿子の姿に思わず声をあげる。
とりあえず目には精気がある。普通 っぽい 気が、す る。]
あの、すみません。ちょっとお話いいですか?
え。
[万寿子は声のした方へ振り向いた。]
なんでしょう。
もしや、最後の一つになってしまった
この塩むすびが食したかったとか……?
[売店の人が『塩むすびは売り切れました』のプレートを出していた。人気商品のようだ。]
いや、ボクそんなハラペコキャラじゃないから。
[きっぱり。]
あの、ボク転校してきたばかりなんだけれど・・・
なんかクラスの子たちがみんな精気がないっていうか雰囲気が怖いっていうか、この学園ってこういうものなのかなって。
ハラペコキャラ…ペコちゃんのようなものですか。なるほど。
貴女はペコちゃんではないのですね。人類。
[頷いた。]
奇遇ですね。
私も転校してきたばかりなので確かなことは言えません。ですが、彼らの気は人の形を構成しながらも、僅かに雑なものを感じています。
雷神が急いで雨雲を集めたら、隙間が出来てしまってそこからお天道様が覗いてしまったかのような。
[notペコちゃんをじっと見つめた。]
貴女は気に乱れがありませんね。
雑念はありますが、許容の範囲です。
どうやら貴女は人類のようだ。
私も人類です。
よろしくお願いします、人類。
[万寿子は手を差し出した。]
[まさかその蛞蝓のようなあしあとが
先ほどの無愛想な男子生徒とつながるわけもなく
あとで先生に伝えようと、その程度しか考えていない。
――さて、しばし後。
レジオンは再び、迷っていた。]
[うわあ、違う意味で普通じゃなかった違う意味で!
言っていることの半分も理解できないけれどどうやら彼女も他の生徒についてなにやら思う節があったらしいことだけは理解できた。]
よ、よろしく人類。
[差し出された手をにぎって握手。そして名乗っていないことに気がついて慌てて自己紹介。]
あ、ボク、リリアっていうんだ。よろしくね。
─ 一階 廊下>>70>>71 ─
ふわああ、ごめんまさッ
[どろりと溶けるヒトガタの背中にのめり込みながら、青い触手はぷるぷると揺れて何やらアクアブルーとトロトロとした粘液が廊下に滴った。人間の格言に動揺しているらしいが、どう言う液体なのか。
すぐにゲル状の塊から怜悧な男性の姿に戻った相手と違い、ふぃーあがにんげんの形に戻るには時間がかかる。]
だ、だって。
なんでだか、羽根と尻尾が出ちゃう。
一年生のにんげんの女の子の
平均身長にぜんぜん足り無いしッ
胸に、あんぱんか肉まん
つめた方がいいよって言われるし!
はぢめてみる、にんげんは美味しそうだし!
難しいんだものお、お。
[睨まれて何とか、人間形態に戻る。
悪魔のような羽根は折りたたまれて、尻尾はしゅんと垂れている。
ふぃーあは、まるで泣いているように目元に手を当てているが、涙は流れておらず、髪飾りのように見える二つのドクロの口から、透明な液体がてろてろっと零れた。]
……くすん。
文化祭が終わったらどうしよう、先輩。
にんげんの転校生が来ても、
何時の間にか行方不明になったり
(身の危険を感じて登校拒否になったり)
(誰かが食べちゃったり)
(時空の狭間に引きずり込まれちゃったり)
するって言うけど、ももも。
[先輩か先生に変身の特訓をお願いしようか。尻尾の先でのの字を書いて悩んでいる間に相手は去ってしまった。]
わ、ん。
あたしも教室に行かなきゃ!
[立ち上がる。
もちろん廊下なんて見ていないから、冷たそうな男性に変身している先輩の足跡、もといナメクジが這ったような粘液にすべって、顔面からずべしゃっと転んだ。]
ぎゃん。
[1-Bの教室へ急ぐ*。]
――未だキャラが定まりきっていないが、
ガキの守りがオレの領分ではないことは確かだ。
[言いながら、勝手にわたわた溶け出すアクアブルーを前に、やれやれと頭を振る。無骨な指が、髑髏から垂れ流される液体に拭うように触れた。また、そこから数本の細い触手へと変じる。]
気を散じているな。
羽根と尻尾が出ちゃうなど、締まりの悪い証拠だ。
[絡めていた触手は指の形を取り戻し、どことも知れぬふぃーあの触手の先端を、ぴんと弾いた。]
まあ……ばれそうになったなら、いつものように
記憶ごと理性が壊れるまで、快楽と悪夢で塗り潰してしまうまで。
獲物は一匹ではないらしいし、早まらず検分すればよかろう。
[くく、と喉奥で飢餓を滲ませる昏い笑み。]
……あまりに美味なる贄を見出したなら、
オレも襲わず堪える自信はないがな。
[同属の粘液で転ぶふぃーあを冷ややかに見下ろしながらも、期待にか切れ長の瞳に妖しい光が宿る。]
――人間どもで遊ぶ合間に手が空けば、
特訓くらいには付き合ってやろう。感謝しろ。
確かな情報を得たならば、詰め物などなくとも
豊満な胸部を再現することは容易い。
てっとり早いのは、巨乳の人間を――……。
[それ以上は言わずとも分かるだろうと口を閉じ、とりあえず羽と尾をつけたままの姿が視界から消えるまで、見守っていた。]
[じーっと魔王の後ろから見ていた所を、背中を押されて飛び出る]
ま、魔王ちゃん…!?
もう、ひどいよぅ!
[ぷんぷんと眉を怒らせて振り返る]
レジオン君…2年生なんだね。
1年先輩だ。
で、でも、学校の中じゃ私たちが先輩なんだから。
隠れなくてもっていわれても、恥ずかしいんだもん。
[見られるとびくっとして俯いた]
魔王ちゃん?
うん、そうだね。大丈夫だと、思うよ?
[囁かれた声に頷く。涙声に髑髏を撫でた]
…あ、魔王ちゃんたらずるい!
[一人逃げ出した背中を見送り、振り返る]
魔王ちゃんは足が速いんだよ。
でも変じゃないと思うんだけど、なぁ。
はーい行ってらっしゃい。
[レジオンが行くと、慌てて教室に向かって駆け出した]
…もうサボってやろうか…
[――学生として残念な思考が頭を過る。
転校の理由である事件以来
上手く場所把握の能力が働かないのか
迷いやすくなってしまったのだった。
こめかみのあたりを押さえ
首を横に振った。]
─ 売店 ─
[この姿の時は、一応3-A組に所属しているのだが、転入生の自己紹介が行われている頃、男の姿は売店にあった。]
人間どもの餌は、あのカスカスの灰のような物質だったな。
[形だけを再現した舌では、そもそも触手の脳では、味覚など分からない。それ以上に甘美なものを識って以来、おにぎりやらパンやらは無味乾燥として、食べる意義を見出せずやめてしまった。せいぜい、人間に怪しまれない程度に、食べたふりをして体内に取り込む程度。それも消化せずに排出してしまう。]
昼休みには、毎度修羅の如き争奪戦により不毛の地となる。
何故あのような不味いものに群がり売り切れになるのか……謎だ。
[しみじみ呟いた視線の先では、耳慣れない挨拶とともに触手、もとい握手を交わす転入生らしき人物。]
レジオン・ガーランド
祖父が軍人。
ガーランド家の発言力を危惧したノースランド家より
強盗に見せかけて襲撃され
こめかみへの一撃を喰らい記憶障害→回復→
空間把握能力欠如による方向音痴 になる。
都会に居ると危険と判断、
こちらに避難形式で転校することになった。
いまひとりぐらし。
という無駄な設定を追加する
結託……密約か?
ふ、ふ――愚かな人間どもが束になったところで
オレたちに敵うとでも……。
[柱の影に隠れ、人類の動向を逐一観察している。]
−3-A教室内−
……風だ。
[窓は開いていないのだが、間違いなく風が吹いている。そう、タイムトラベラー零を呼ぶ声のようなものだ。
ちなみに今は休み時間。そう今決めた]
悪いが俺は目覚めた。もはやこの教室に用はない。
さらばだ、また会おう闘いの円卓(テーブル)でぐびゅ!!
[そう言ってすくっと立ち上がろうとしたがまだ机の上に足を組んでいる状態だったので盛大にこけた。教室内にがたーん!という椅子が倒れる音が響く。
強か舌を噛んだ気がするが気が付かれないようにすくっと立ち上がり、教室を出ていく。
ちなみにクラスメイトからは羨望の眼差しで見つけられていた。気がした]
−3-A教室側の廊下−
[びくぅっ!!!!
っと顔を上げた。]
…ッは…?
[驚きすぎて心音が跳ね上がった。
見れば、なにやら教室から出てくる人影一つ]
[食べ物も渡した。
名も名乗りあった。
この辺りで死合いをしてこそ真の友――
などと考えていると、混ざり合う別の気配。
明らかに見られている。覗かれている。
考えるのも面倒なので
ここは一気に必殺技で仕留めるべきか。
渾名の元となった刹那六十六斬――
思考時間:0.5秒]
――何かを渡した!?
そうか、あれが秘策の兵器というわけだな……。
なかなか楽しませてくれるではないか、人類よ。
[額に脂汗を滲ませながら、二名のやりとりを注視している。
緊張のあまり、うっかり五指が発光し有り得ない長さまで伸びかかったので、慌てて手の形状を保つ。]
[教室を出ると、外には レジオンの姿。
しかし、零には判った。彼は特殊生命体(イノセントライブズ)に違いない。
見てみろ、今彼は指をこめかみにあて、首を左右に振ることで照準を定めている。
これは間違いない、奴らだけが放つことが出来る古代兵器光撃(ロストチャイルド)の準備である。
あと数秒後、この後者に宇宙(そら)からごんぶとの光柱がぶしゃーって降り注ぐに違いない。そうぶしゃーーーーーっと]
ホールドアップ!!
[かつてレジオンだったその人物に、左手の掌を突き出し、右手はその左手に添える。
奴がロストチャイルドるなら、即座にダイダロスクラッシュをクラッシュする準備を整える。
これで彼とは千年戦争に突入した。たぶん]
/*
普段、ボケにはボケを重ねて悪ノリ斜め45度なもので、
ツッコミ側って難しいな。
自分があまりネタれなさそうな点。
しかも触手で常識人て。常識触手て。どうなの。
妙な緊張感が最後まで保てるだろうか。
―美術室―
…もっと足を開いて。――そう。
奥まで見えるように…。
[木炭を片手に、白いキャンバスのまえに佇む。
ゆっくりと被写体とキャンバスの間を視線が往復すると、少しずつ白い領域は炭で埋められていった。]
[しかし技の射程内にリリアがいる。
下手をすれば彼女まで巻き込んでしまう。
ここはどうすべきか――。
1.面倒だから斬る
2.試しに斬る
3.戦争の気配がしたので斬る
4.校舎ごと斬る
5.鬱屈した世相ごと斬る
6.リリアを慮ってなにもしない
{5}]
…僕はね、この真っ白いキャンバスを炭で汚していく作業が好きだ。
穢れ無き乙女を、僕の黒い汚い欲望で陵辱していくかのような――
[口元だけに浮かぶ、笑い。
ちら、と被写体を見ると白いシーツの上で力尽きたように倒れ込んで、ぴくりとも動かない。]
……やれやれ。
…少し食べさせすぎたかな。
[ふっ、と苦笑いを顔に浮かべ、被写体の三毛猫の元へ歩くと、大きな腹を上向け寝息を立てている身体に、そっとタオルケットをかけた。]
モンプチ・リッチマグロ味は食いつきが良い、と…。
[Q.リリアはどうなりましたか?
A.柱は斬りましたが、リリアは17%の確率で回避しています。
万寿子の残像と共に
六十六の斬撃が全くの同時、廊下を削岩した。]
あっ。
[いかん、千年戦争に突入したらこの世界の世界線の移行が出来なくなるではないか。
ちょっと突き出した手を緩め]
ふっ、判ればよろしい。今日はこれくらいにしてやろう。
[と威嚇した。そう、戦士にとってはリップサービスすらもつばぜり合いに等しいのだ]
で、この俺が何者かだと?
[にやり、と笑い]
仲間内では、蒼龍神 雷牙(そうりゅうじん・らいがー)と呼ばれている。
[その名乗りにご満悦な表情を浮かべるが、数秒後に]
めんどくさかったら、ゼロでいいが。
[ちょっとだけ弱気になった]
――な、に!?
[掛け声が耳に届くより先、膨れ上がる気配に反射的に身体が動いていた。殺意を越える鬱憤を孕んだ一撃を、微動だにせず腕で止める。そう、それは腕に見えてはいるが、構成しているのは人間の細胞とは根本的に異なるもの。
だが、斬られたからには何かは切れていなければ、不審がられてしまう。廊下だった壁が、床が、粉砕されるのを尻目に、エリート触手は敢えてそこまで気が払えるからこそ、エリート足り得るのだ。
結果――青年の身を包んでいた服が、千々に破れはらはらと舞い落ちた。一糸纏わぬ姿が衆目に露されようとも、表情は些かも揺らがず、泰然自若と正にエリートの風格を漂わせる。構成物は異なれど、適度な筋肉がつき均整の取れた肢体は、いっそ羨望の溜息を誘うほど。]
この程度の奇襲で仕留められると思ったか。
――片腹痛いわ。
え、あ、えと。
[ご飯を渡された。ハラペコキャラじゃないのに。
だけど戸惑っている間に事態は急転直下だった。]
ありが とうわひゃひゃひゃひゃあっっ
[お礼を喋る最中に万寿子の姿がぶれたと思えば突然斬撃の惨劇があめあられ。慌ててご飯を抱えて横っ飛びに避けるも全方位への攻撃がかわしきれるはずもなく――]
ええい、木の葉隠れの術っ
[咄嗟に懐から大量の枯れ葉を取り出せば、それらは変質しひとつの大きな盾となりリリアの身へ降り注ごうとする攻撃を弾いた。]
/*
あれ おかしいな
あっという間にネタ空間できあがりだよこんちくしょう。
すみません。
フられたらホイホイ乗らずにはおれないんです。
芸人だからorz
シリアスに鬼畜に頑張る意気込みが、一時間も保たなかったっ!
――浅いか。
やはり果し合いでなければ使えませんね。
[一息。
視界の端で全裸になっている男を一瞥した。]
どうやら童貞のようではないようですね。
……と。無事ですか、リリア。
…………リリア?
[周囲を探せど、そこにあったのは
無残にも盾に変わり果てたリリアの姿――]
おおリリア。
このような姿になってしまって……
[無念そうに首を横に振った。]
実に愉快だ。
このような手荒な歓迎は久し振り過ぎて、――滾るな。
[最早己が何も身に纏っていないことなど忘れたように、悠然と襲撃者へ歩み寄る。双眸は刃物の鋭さを秘めたまま、嗜虐に満ちた舌嘗めずり。
布切れに混ざって飛び散った枯葉を、煩わしそうに払った。]
童貞か否か。
一つ情報を得た者からは、その代価を戴かねば。
――問おう、オマエは処女か?
[白昼堂々、全裸で踏ん反り返る。]
要素だと。ならば君に聞こう。
この物騒なデジタル世界が蔓延した中でそんなにたやすく個人情報が確定しそうなハンドルネームをつけてどうしたいのだ。ヘタにつぶやけば芸能事務所から切られるのが関の山だ!
[言いたいことは判るが一般的な表現ではなかった気がしたが後悔も反省もしない]
[しかし、確かに爆発音がした]
何、第三の敵の襲来だというのか・・・・・・!
ならば仕方ない、そこの君!えーと、とりあえず君の名前を種内太(しゅないだー)としよう。
シュナイダー!現場に急行するぞ、ついてこい!!
[そう言うと、シュナイダーの背中をぼんっと爆発音が聞こえたほうへと突き飛ばした。斥候は任せたぞ!]
−3-A教室側の廊下>>120−
…ハンドル、ネーム…って
此処は学校だろうが、
ハンドルネームを名乗ってどうするんだ!
……個人名を特定できないようにというのは
理解できるところ、だが…いやそういう問題じゃないだろお前芸能人なのか?
[どんどん趣旨がずれて行っている気がする。
ちなみにレジオンがこの学校に転校した理由は身を隠すためというのがひとつである。眉を寄せた。]
第3…?第1と第2がもういるのかお前には。
は?シュナイダー?!誰だそれは!
おれの名前はレジオ… ッうわぁ!!
[すっごい勢いで突き飛ばされた。バランス崩して前につんのめった。なにをするきさまー!!]
――よし、バレてない!
[亀の甲羅のようにリーフシールドを背負い、廊下を匍匐前進で逃走開始――]
うわ、わきゃっ
[が、全裸に踏まれかけて慌てて静止した。]
非童貞。
男性経験は無いですね。
そも、剣術道場の跡継ぎを考えるならば
養子で事足りますので、必要もありませんが。
[全裸で歩み寄ってきた男に首を傾げる。]
それ以上その体でリリアに近付こうものなら
戸口家剣術道場師範代として、
全力でお相手しますが。
[リリアが踏まれかけてるとかほぼゼロ距離とかはご愛嬌。木刀を握り直した。]
ついて来いって
おれに先行させてるじゃないかこのばかッ!!
[柱に手をついて転倒を免れながら
とりあえず現場には向かう様子である]
――問おう、オマエは新種か?
[足元から上がった声に、まじまじと枯葉製甲羅の中身にも問いかけた。]
気配は人類のようだが……面妖な。
新種の呼称はリリア。
オマエらの忠告を聞き入れる必然性は全くないし、
全力の応戦も心踊るものだが。
戸口とやらに近付く分には構わぬのか?
[次の一歩で甲羅を大きく跨ぐと、木刀の女も通り過ぎた。背後を取った。振り返った。]
あいにくですが、私の血糖値は82mg/dlです。
必殺技には血糖値を消費するもので。
[背後を取られても特に振り返る様子はなく
ぐうとおなかが鳴った。]
近付く分には構いませんが、
気が邪なので何をしようものなら腕を落とします。
[リリアの盾ってどれくらいまで耐えられるのかなあ、などと考えつつどっちの方向へ逃がそうか考えている。窓から放り投げる?]
問われたならば応えよう。
ボクはDWN.016、ウッドマンだ! エアーマンなんか怖くないぞ!
[盾として構えられたままの姿勢で強がる。
ウッドマンなんてもちろんウソだ。だけど、草の一族として自分の正体を明かすなど断じてできない。だって拙者、ニンジャーですから!]
決闘値が溜まらねば、先ほどの華麗な剣捌きは
披露して貰えぬ、か。面倒だな。
[ふと斜め上に視線を彷徨わせる。全てを達観したような、ダビデ像のポーズ。]
本能に忠実であることを、邪と称すのはオマエ等の勝手だが。
先ほど落とせなかったではないか。また試してみたいのか?
[目線を真っ直ぐ、顔を向けぬ女の方へ戻した。背をたっぷりと覆う漆黒が邪魔で、うなじのラインが見えないのが残念だ。]
とりあえず、呼ばれたい名があるなら一つに絞るのだな。
木男でも空気男でもリリアでもエンジェルでも、
好きな名で呼んでやろう人類。有難く思え。
[新種の亀型触手偽装を看破し、やや呆れ気味に肩を落とす。何やら狼狽している様子の相手にも、眉一つ動かさない。
だが引き続き全裸だ。]
本能がどうであるかは微塵も興味はありませんし、そも私には戦闘本能くらいしか思い当たる節がありません。
貴方や私の都合は些事ほども関係は無く
邪であるかどうかは、害意が認められるかどうかでしょう。貴方が応じれば果し合いですが、通行人を斬ればただの辻斬り。つまりはそういうことです。
[※さっき無差別破壊していました。]
試す必要はありません。
斬れますので。
斬れと仰るのであれば、斬りましょうか。
[木刀に、仄かな梵字が浮かび上がり――]
ウッドマン!?
あなたがあの、気高き自然の大戦士
ウッドマンだったのですか!?
[万寿子は目を輝かせてリリアに問いかけた。
梵字は消えました。]
ええと、どうしよう。
[全裸と万寿子の様子を見て思う。
これはまずいんじゃないかな、敵を欺くにはまず味方だけすぎる。だけど後には引けないこの感じ。]
さ、さよう!
ボクの名前はウッドマン! 戦士・万寿子よ、ボクのリーフシールドは必ずキミを護るだろう。だから恐れずに防御を気にせず戦うといい! さあ、ボクを床に置きその武器を両手で構え一気に突撃だ!
[葉っぱで敵を指差し、叫んでみた。]
くっ、ここでもすでに闘いが始まっているというのかっ!!
[とりあえず様子を見つつ、シュナイダーという名のレジオンを盾として装備しながら売店を覗く]
よしシュナイダー、斥候ご苦労。
後はこの俺に任せろ。
[と言いながら、いつの間にか手に持ったヴァイオリンケースからP90(サブマシンガン)を取り出し売店前に躍り出る]
ホールドアップ!!
[何が問題かと言うと、今まで散々厨二病を患ってきたがP90はモノホンという事である]
闘争本能も、生物としてごく自然に備わっているものだ。
生存戦略――うむ、問題ない。
害意の奇襲は仕掛けておいて、反撃は赦さぬと?
何ともムシのいい話だが。
オレは単に、オマエ(の情報)が欲しい。それだけだ。
[木刀女の言い分は触手には半分くらいは理解不能だったが、意味深そうな為たり顔で頷いておいた。]
まだ時間は存分にある……焦ることもなかろう。
オレから逃げられるとは、思わぬことだな。
[最後にフッと酷薄な冷笑を残すと、余裕綽々で歩み去る。
背中は一見無防備ながら空き。しかも全裸。]
おお、この状況下でも敵に礼節を以って
全力で死合いを行えとは
まさしく私の憧れたウッドマン!
分かりました。
共に戦いましょう!
[右手に木刀、左手にウッドマンを構え
万寿子は敵へと向かい直ろうとし――。]
……!
なんということでしょう。
ウッドマンと出会えた感動に我を忘れ
新たな気配に気付かないとは。
まだまだ未熟。
[銃っぽいのをつきつけてきた闖入者に
木刀を構えなおす。
ウッドマンという名の盾を前に出しつつ。]
―売店近くの柱の陰―
おい、…っ、おれを盾にするな!
[振り向きつつすごく抗議した。]
シュナイダーじゃない、
おれはレジオン… は…?ッ
[ゼロが取り出した「武器」に、眼を見開いた。]
FN P90(ファブリックナショナル プロジェクトナインティ)…!?
…本物じゃないか…、なんで…
[眉を寄せながら小さく呟く。]
……!?
[そして裸の男が居る。]
どうなってるんだこの学園は…!!
[頭を抱えてから
向かいに女性も居るというこのストリーキング状態]
莫迦か!
さっさと服を着ろ!!
[男に向けて自分の上着を叩きつけるように投げた。]
服は先ほど、そこの大胆で情熱的な女性に無残に切り刻まれたのだ。
しかし、その程度で動じては男が廃るというものだろう。
[正確には、動じるとヒトガタが保てなくなる、だが。
くいと顎で万寿子を示し、放られた衣類を腕にかける。]
これはあれか。
ハンカチーフを叩き付けられたら――血糖だッ!
[即座に険しい面持ちになった。]
――ボクこのまま万寿子に捕まえられてるままでいいのかなあ。
[状況を眺めながらちょっと考え中。
どうやら新たに現れた二人の男子のうち片方が立ち去ろうとした全裸に結党を挑んだようだ。敵が組織化するのは好ましくない。次の手を考えなくては。]
なんだ、詳しいじゃないかシュナイダー。
[軽く目を伏せ、過去の自分の過ちに懺悔する]
そうだ、この俺は元イギリス陸軍所属の特殊作戦部隊、正式名称は第22SAS連隊……通称”SAS”に所属していた軍人だ。
決闘ですか。
なんと勇敢な戦士なのでしょう。
[と、ウッドマンから新たな計略が齎された。]
徒党はまずい、ということですね。
私が全員斬れば事足りる気もしますが――
[万寿子はきりっとした表情になった。]
そこの男子三人!
新党を結成しても知名度と信頼がなければ
意味は無いのではないでしょうか!
ファブリックナショナル プロジェクトナインティという政党名もどうかと想いますし!
[叫んだ。]
女性が居ることと、服を着ることの
因果関係が分からないな。
そもそもあちらが服を奪ってきたのだし、
困惑しているのはオマエ一人のようだが?
[面喰らった様子の相手に、訝しむ視線を返しながら。
はて己の裸身はどこか人間と違っているのかと、羽根や尻尾をうっかり出しっぱなしにしていないか触って確かめる。背面に異物は見受けられない。]
第一、何を恥じらう必要がある。
男であらば、その身体一つで女性を魅了してこそだろう。
な、なにい。血統だと!?
[いみがわからないよ]
よくは判らないが、俺の戦友でもあるシュナイダーを傷つけるならば、この俺が黙ってはいない!!
[そう言うが、よくよく考えたらこの場にいる人間全員のケットウという言葉の意味がずれている気がする]
……う、うん?
ファビクンショナルプロビクンナインティ刀?
[いみがわからないよ]
懲りぬ女だ。だが悪くはない。
切れるものなら切ってみせよ。
ただし次は、服以外を、な……。
[渋い声と不敵な笑みを残して、そろそろ去りたい。]
[不穏な一言を残して男は去っていく。]
ふう。
やりましたよウッドマン。
見事、結党を阻止しました。
[汗を拭った。]
ファビクンショナルプロビクンナインティ刀……
何故あなたがあの伝説の刀の名を――
[?]
何の話かと言われれば
大戦士・ウッドマンの御前にございます。
控えおろう、というやつですね。
どうぞウッドマン。
誉あるお言葉を。しなやかに。
[ウッドマンを二人の前に降ろした。]
な、なんだってシュナイダー!
お前の祖父が一体なんだというんだ!?
ま、まさか……
ふ、ふふふ。あーっはっはっは!
見つけたぞ、この世界線を移行するための鍵(キー)が!!まさかお前だったとはなシュナイダー!!
[彼らの間にあるその因果とは何なのか。
この学校の異変とは全く関係ない所で物語は進展していくのであった]
んで、このファビクンショナルプロビクンナインティ刀がどうしたって?
[背中からそのファビクンショナルプロビクンナインティ刀を抜いて片手で構えてみた。え、これってそんなすごい刀だったの?武器商店で500Gで貰ったんだけど?]
いま此処だけ邪気眼村
wwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwww
[凄まじい速度で物語が展開している。
しかし万寿子には話の一割も理解できていない!]
おむすび食べたい……。
[独り言です。
だが片方の男が刀を構えるとはっとなった。]
ええ、その刀は
伝説の侍・万寿太郎が使っていた刀。
その使用者は巨万の富を得ます。
ただし、その刀で一度でも人を傷つけると
どうしようもない早漏になります。
一説にはリア充を恨んだ万寿太郎の怨霊が
今も刀にのろいをかけているとか。
[真顔。]
なんだかあっちがうるさいのね。
[授業を抜け出し廊下の曲がり角からそっと顔を出した]
転校生がいっぱい…。さっきのレジオン君もいる。
楽しそうなことしてるのかなぁ。
[おむすび、と聞いて売店を見た。
結構惨憺たる状況だ。]
…はあ…
……転校早々わけがわからない…ぞ。
…もう、サボりでいい かな…
[頭を抱えてそのへんの壁に適当に凭れかかった。]
…ってそんな略し方があるか!
[顔半分手で覆いつつ異を唱えた。]
略?
ビクンビクンって全裸のお兄ちゃんのことかなぁ。
[2年と3年のやり取りを眺めながらどうやって忍び寄ろうか*考えている*]
こほん。
いえ、適切な略し方だと思いますが。
[空腹の話題に移りそうになって動揺したが
聞かなかったふりをした。危ない。]
おや。どうされました。
頭痛が痛いのですか?
[首を傾げた。
新たな気配は、小さすぎてまだ気付かない。]
ビクンビクン刀は、その刀で誰かを害すると
自分の意とは関わらずビクンビクン――
有体に言えば柳の風にもビクンビクンしてしまい――
あっ。
[殺意の無い甘刺し。]
……シュナイダー。彼はもうだめです。
[早漏の呪い的な意味で。]
…なんか一気に力が抜けた…
[適切か。ばかな。]
……意味の重複だ、それは。
馬から落馬する、じゃないんだぞ…。
いや。まあ、…頭はちょっと痛い。
[指の間から黒髪の少女を見やる。
窺う気配にはまだ気づかず。]
……な、なんだって?
それはシュナイダーが駄目なのか、それとも君がシュナイダーに対してもう駄目なのかよく判らないじゃないか!
そして、なんてとんでもない呪いなんだこの刀。
よし、この刀の能力を「範囲限定超加速(セラフィム・ディザスター)」と名づけよう。
[ぷすっ、ぷすっ]
…いや だからおれは
シュナイダーじゃなくてレジオン…
…は?
[見てなかった。刺してる。]
……お前もなにやっとんだ!!
[まず突っ込むのはそっちでした。]
意味の重複……
早い早漏、みたいなものですか。
[頷いた。]
頭痛がするのであれば、医務室にでも。
尤も、単独では危うい気がしますが。
魑魅魍魎天上天下唯我独尊の気配がします。
武力99は必要でしょう。
[ぷすぷす刺されまくっている。]
シュナイダーはダメかもしれませんが、シュナイダーとて生きています。たとえ私にダメだと言われようとも、賢明に生き抜くシュナイダー――私は好きですよ。シュナイダーの生き様は。
[人生論になった。]
童貞の恨みは恐ろしいということですね。
思わぬところで暴発しないように気をつけてください。路地裏で少女と二人きりの時に暴発した場合、刑罰に処される可能性があります。
[木刀の梵字が光った。
傷が みるみるうちに 回復 してゆく!]
おお。
自ら実験材料になるとは。
見上げ果てた根性です。レギオン。
[目を輝かせた。]
………しかしレギオンが早漏になるかを確認する為には、彼が刀を使わなければならないのでは?
[比較的まともな突っ込みが入った。]
ふう、しょうがないなあシュナイダーは。
君にはまだこの刀は早かったようだ。早く大人になるがいい。
[と、ビクンビクンしている刀を背中の鞘にしまった]
しかし、その話が本当だとするとシュナイダーが抱えているDTボムは危険だな。
仕方がない、君の祖父の手前もある。
この学園にいる間は君のボディーガードになってあげようじゃないか。
[世界線への鍵を握る彼の行動も逐一マークしなくてはならない。まさに持ちつ持たれつ。
なんか用法が違う気がするが気にしない]
二人でDTから卒業し、大人の階段を昇る。
美談ですね。
[どこからかの声を拾って独り言。]
東の国の果ての、が何を指すかは分かりませんが、これは戸口流剣術の秘奥。梵字による細胞の活性化です。
その分寿命が縮みますが。
[血はあとで洗わないといけないなと思った。]
レジオンの(DTを護る)ボディーカード。
素晴らしい。ここに一つの主従の形が。
戦闘員としてならお役に立てますので
必要ならいつでもお呼びください。人類。
[言って、犬笛を差し出した。]
細胞は分裂回数が決まっていますから。大丈夫、今の傷なら数秒程度でしょう。
[木刀をぬぐった。]
犬笛です。
気で誰が吹いているか分かるので、笛ならなんでも良いのですが、師範の万寿男がこれを、と。
DT連合の気は覚えましたので、お気がねなく。
貴方たちの犬となり剣となり、敵を貫きましょう。物理的に。
……テロメアというやつだったかな。
[木刀を見つつ。]
……
[そろりと犬笛を受け取った。]
っ、その呼び方やめろ。
物理的に、って…物騒なやつだな。
…学園で暴れすぎるなよ?
生徒なんだろ?
そう。そのテロ……
……
細かい名前は良いのです。
[覚えられなかったらしい。]
生徒ですが、人類です。
人類である以上は大丈夫です。
校長も教頭も事務員も科学部員も、皆、物理的に叩き伏せます。
[売店の時計を見た。]
では、私はそろそろ。
またお会いしましょう。
[万寿子は、颯爽と去っていった。*]
くっ、俺までDT扱いするとは!
シュナイダーと一緒にするな!!
[しっしっ]
しかし、不思議な学校だな。
……まともな人間が、一人もいない。
前途多難な学園生活の始まりって事か。
[やれやれ、という表情を浮かべる]
だからおれは
シュナイダーじゃなくてレジオンだ!
[負けずにツッコむ。]
…お前が言うなッ!
[やれやれ風味のゼロへ、
全力でひとこと物申した。]
あのおねーさんも綺麗な人だなぁ。
私も大きくなったらあんなふうになれるかな?
今度試してみようっと。
DTだと思ったのに、そうじゃないのね?
本当に?
[壁の向こうから首を傾げて、その場を離れようと背を向ける]
ぁ……
クラスに挨拶すら
してないじゃない、か…。
[気づいた。]
……行くだけ行くか…。
[と、顔をあげたところで誰か見つけた。
確かミウ、とかいったはず。]
ん、…何やってんだ、お前。
いや、あんだけ騒いでたら当たり前か…
─ 売店 ─
[戸口万寿子が颯爽と去って行った後の売店付近。明らかに背中の羽根で階段を滑空しながら、ふぃ−あが売店に現れた。ミウが潜んでいるのとは反対側からである。]
おばちゃーん。
あん(ごらもあ)パンと、
イケニエパン残ってるかな!
って、また誰か性欲を持て余した生徒が暴れたの?
地下迷宮とかはぜんぜん良いけど、
売店を破壊するのはダメだよう。
っと、では俺も一度クラスに戻ろう。
またな、シュナイダー。
[そう言いながら踵を返し、颯爽とシュナイダーの元から去っていく。
次は何て名前でレジオンを呼んでやろうか、と考えながら**]
もしかして:性欲をもてあましてるのは、
レジオンさんなの?
……それとも、
[何故かレジオンをシュナイダーと呼んで去って行った見慣れない生徒の背中に視線を注ぐ。]
今の人が……。
[尻尾をぴんと張ってから弛緩させ、何故かゴクンと唾液をのみこんだ。]
[──と、説明しよう。まず、
【あん(ごらもあ)パン】
とは、餡に使われている物質が得体の知れない緑色のぶにゅぶにゅである以外は、形状も味も普通のあんぱんである。
その丸さと大きさが適切であると言う理由で、肉まんのない季節は、自身が変身した姿にコンプレックスのある女生徒に、即食用以外の目的で偶数個求められる事も多い。
【イケニエパン】
は、鯛焼きとフランクフルトの中間のようなものを思い浮かべてもらうと手っ取り早い。要は、にんげんの形をしたドッグの中に木の棒付きのソーセージがささっており、にんげんの口から微妙に先端がはみ出る構造になっている。
ソーセージを落とさずに、手足を真半分に引き裂いて食べる事が出来れば、両想いになれるという伝説があるため、老若男女問わず人気の高いパンだ。]
……だからおれは
シュナイダーじゃなくて
レジオンだっていうのに。
[背中に負けずに名前を名乗って。
はあ、と息を吐いた。]
…… 授業も受けてないのに疲れたぞ…
どうなってやがる…。
[それからちらりと魔王のほうを見た。
――尻尾がどうみても動いている。]
授業中に、地下ダンジョンで
あれだけ暴れて──
まだ昇華されない性欲なんて……。
[破壊された後のダンジョンだけを見たふぃーあは、破壊活動をやらかした犯人がどちらも戸口さんだと言う事を知らないのだった。
ほっぺたに両手を当てたまま、レジオンと遠ざかりつつあるゼロの背中を交互に見つめる。]
わ、ああ!
レ、レ、レジオンさん
何するんですか!
[目の前でひらひらする手のひらに、パチンッと電気に撃たれたように顎をのけぞらせて、瞬きをする。一瞬、カプッとレジオンの手のひらに飛び付きそうになった。
イケニエパンよりも、美味しそうな匂い。]
[シャーと猫のような声をあげ、正体がばれないように用心深く間合いを開けながら、]
えっと、えっと。
売店を壊したのは、
レジオンさん ですか?
後、あの人の名前とクラスと学年はッ!
[片手でほほを押さえたまま、去って行くゼロの背中を指差す。]
…っ、!?
…なんだよ、
そんなに驚かなくてもいいだろ…?
[少々申し訳なさそうに手を退いた。
おいしそうなにおいと思われてるなど
ゆめにもおもわない。]
は?
壊したのは……おれじゃない。
多分、ええと、…黒髪の女か、全裸だな。
[名前を聞いていなかった気がする。しまった。]
あいつ?
[ゼロの去っていった方を振り返り]
あいつは……らいじn……
いや、ゼロだ。3年生だと思う。
3-Aの教室から出てきたから。
お、驚いてないよ。
ダイジョウブ。 へ、えへへ。
[誤摩化しながらまた一歩後ずさり。途中、不自然にスンと鼻を鳴らす。良い匂い。お腹へったなあと思いながら。]
黒髪の女の子か、全裸?
名前は、分からないんだ。
[そんな暴れん坊の女子生徒は居ただろうか。大抵大暴れする触手は、多大な能力を秘めているにも関わらず、何故か変身だけが極端に下手だったり、ストレスや反動で暴れてしまいがちな生徒なのだ。
上げられた特徴と、前科者の生徒とがむすびつかない。]
…ん、ん。
じゃあ、このヒトって分かったら
その時に教えてもらえたりしないかな。
あっちは 3-Aのぜろさん。
魔王 おぼえた。
えっとねえ。
甚大な被害を出すだけの力がある
すなわち……
あっ、ミウちゃん!
[不思議そうにふぃーあを見て来たレジオンに答える前にミウを見つけた。ミウとふぃーあ、ちょうど同じくらいの身長の二人である。
また、ミウをレジオンの方、前面に押し出して、その後ろに隠れることにした。まあ、正直隠れられないけど。]
売店が壊れちゃったの見たら、
あたし、すごいお腹減ったよう。
お腹すいたの?
私もちょっとお腹すいちゃったな…。
[そういってからレジオンをじぃっと見上げた]
暴れてたの?
新しい顔ばかりだったけど、みんな転校生だったのかな…。
レジオン君の髪、きれいだねぇ。
ええっとねえ。
あたし、売店名物のイケニエパンを
まっ二つに引き裂いて
食べたかったんだあ。
[ハの字に下がる眉。でもすぐにピコーンと明るい表情に変わる。]
あ、でも、食堂はあるよ。
売店の奥、奥。
食堂は、おうどんが美味しいの。
[ぐうとお腹が鳴った。]
暴れたくてあばれたいんじゃない?
[1-Aに転校生が来たと言うのは隣クラスなので知っていたが、レジオンがピンク髪の女生徒を思い浮かべてるとは想像も出来ない。]
先輩が特訓してくれるかもしれないから、
あんまり時間ないけど、
一緒にお昼食べる?
秘めた力が沢山あるってことは、
すなわち──
…すいてないつもりだったんだが
話聞いてたらすいてきた。
[小柄な2人を見下ろしつつ。]
……。
…ちいさいな。
[思わず口に出た。]
……見ない顔か、おれにとっては
みんなはじめてだからな。
…転校生が多いのか?
ん?…あぁ…、どうも……
[髪に軽く触れつつ]
小さいって小さいのは仕方ないもん。
まだまだ大きくなるんだから。
レジオン君は大きいねぇ。
何食べたらそんなに大きくなるんだろ?
[少しむっとした表情]
うん、多いよ。知らない顔ばかりだったもん。
先輩だから知らないんじゃないよ?
見たことない顔ばかりだったからね。
[きゅるり、とお腹の音がなった]
イケニエパンって…
それはまた ブラックユーモアのきいた
ネーミングだな。
[想像した。ジャムパンだった。]
食堂があるのか、それなら行くか?
うどんは、好きだ。
[――奇妙な姿が見え、てはいない。
鈍いのである、おそらく。]
─ 校舎の片隅 ─
ふう、危ないところであった。
長時間の擬態となると、オレもまだまだ、だな……。
[苦悶の表情を浮かべた男が、斜めに傾いた上体を壁に預けている。ぽたり、と顎先から、汗にしてはねっとりとした液体が糸を引き零れ落ちる。]
いちいちパージするのは煩わしい。
服を着ろと咎める人間も居た。
かといって今一度攻撃を食らった場合、
生身に傷一つなければ、正体がばれ兼ねない。
かくなる上は――ッ!
[足元から、ざわ、と無数の触手が迫り上がり、男の全身を包み込む。無駄にキラキラしいエフェクトを撒き散らしながら、使い回し上等の変身シーン。]
――かくして、ボクは置き去りになっていた。
[売店の脇、置き去りにされたリーフシールドに身を隠したままの姿勢でさてどうやってこの場を逃げ出そうか思案していた。]
[オトナの都合な眩い光が集束した先には、無骨な漆黒の甲冑で一切の肌を隠した長身が君臨していた。これまた裏地まで漆黒の長いマントを悠々と翻し、シュコーシュコーと謎の呼吸音とともに、重々しい足音を響かせる。]
これならば、多少内側で本体に戻ろうとも、問題あるまい。
(BGM:帝国のマーチ)
─ 食堂へ ─
[売店のおばちゃんが、あん(ごらもあ)ぱん一個だけなら無事だよ、と声を掛けてくれるが。]
一個だと、詰め物にならないもん。
う、ううん。
そんな小手先の誤摩化しよりあたし、
変身頑張るんだから!
[レジオンに小さいと言われて、思わず背を高くみせようと爪先立ちになり、食堂の入り口の縁でまた転びそうになった。]
はうう。
う ど ん。
うどんもおいしいよね。
あ、待って魔王ちゃん。私もご飯食べに行く。
[ぱたぱたと食堂へ向かった]
大丈夫?
[転倒した魔王に声をかけて――]
なんだろう?
[リーフシールドが目に入った]
おおう。どうやら面々が退散する様子。
したらばこのままおとなしくしてれば大丈夫ね。
[売店から食堂へと向かう動きを見て呟く。人の視線が途切れたら何事もなかったかのように立ち上がり歩き出そうそうしよう。]
[つんのめって中空で回転する途中、何故か売店の傍で不自然に木の葉が舞っている空間がある事に気付く。あれは触手の持つ能力では無い気が。]
う ど ん ?(じゃありません)
えっと。
転校生が一気に何人か来るはずなんだけど。
あたしは転校生が来るってイベント自体はぢめてなんだけど。
もしかして:何か今までに無い事が起ひ て、
る
ッみゃ?
[リーフシールドに木を取られて、回転したにも関わらずぺしょっと地面に転けた。舌を噛んだ。]
大丈夫そうじゃないよ?
[舌噛んだ様子に眉がぎゅっと寄った]
魔王ちゃんもあれ見たのね?
あの葉っぱなんだろう。
[ぱたぱたと近づいていくとツンツンつついた]
!!
[つつかれた!
これは危険。大ピンチです。
でも焦らないで大丈夫、こんな窮地を脱するための手段は古来よりちゃんと存在する。それも完璧に誤魔化せる手段が。
心を落ち着かせ、静かに息を吸い込むと目を見開いて。]
…おい 魔王、だいじょうぶか。
[呆れたようにしつつ
転ぶ魔王に声をかける。
可能ならば首根っこあたりを掴んで
こけるのを止めるつもりだが]
[またドクロの髪飾りっぽいパーツから謎の透明な液体がてろりと零れた。首根っこをレジオンが掴んだなら、間近で見えてしまうだろう。]
へ、いき!
[動揺でにゅるにゅるっとスライムのように毛先がうごめく髪。
猫の鳴き真似は聴こえた。]
ミ、ミウちゃあん。
猫が居るなら、食堂に連れていこうよ!
あたし、うどん山盛り注文するる。
時代は、ぶっかけだよね──☆
にゃんこ?
[猫の声に目を輝かせた]
にゃーん。出ておいでー?
にゃーにゃー。
[猫の鳴きまねをしながらさらにつついた]
ン?食堂に? 大丈夫かなぁ。
……魔王ちゃん、髑髏から何か垂れてるよ!
[姿が解けかかってるとはいえずにそんな言葉をかける]
…!?
[とろり、髑髏から落ちる液体。
手の甲について眼を瞠る。
ついで動くのは髪の毛。]
…あ
…あぁ…
[動揺で少し声が退く。
手をそっと離してから]
…ぶっかけか、…うん、美味いな。
[もう一度魔王の髪の毛をじっと見た。]
ジョーキョーアッカ! ジョーキョーアッカ! こんなのぜったいおかしいよどうしよう!
[努めて小声で慌てふためく。
ええとええとどうしよう、そうだこうしようきっとだいじょうぶ閃いた!
イチ、ニィ、サンとタイミングを計ってリーフシールドを解除する――と同時に作戦開始。]
ぷはーっ
よかった助かったーっ
[目の前のミウの手をがしっと掴み。]
ありがとう、ボクなんか知らないけれど葉っぱに絡まれて動けなかったの、助けてくれてありがとー!
[大げさ・オーバー・棒読みに誤魔化しながらミウの手をぶんぶん振った。]
[髪がうにゅっとノの字を描きかけ。不自然に空中で静止する。]
えっと、
そのう、
食堂のおばちゃああん!
ぶっかけ山盛りでお願いしますッ
[と、注文したものの。ガショーン、ガショーンと言う地響きが、先輩の足音だと気付いて、また人成らざる速度で逃げ出そうとする。]
わああん、先輩ッ!
[廊下を食堂から逆走して急発進。
そして、木の葉の影から現れたリリアに気付いて、急ブレーキ。明らかに、背中の羽根で移動しているのだが。]
あっ、1-Aの転校生だ!
あたし隣のクラスだから名前知ってる、
リリアちゃん!
ふぇ? エ?
えーと?
[ぶんぶんと振られる手に呆気に取られた]
絡まれて?
あれ、にゃんこは?
[ガシャンガシャンの音は耳に入らなかったようだ]
ひゃあっ?
[名を呼ばれ驚き。]
あ、うん、そう、転校してきたばかりなの。よろしく ね?
[よかった誤魔化せれているみたいだ。]
え、にゃんこ? 猫ちゃん? ええと、ボク知らない なあ。
[きょろきょろとあらぬ方向へ視線を泳がせた。]
リリアちゃんていうんだ?
転校生なんだね。
私ミウ。よろしくね。
[取られていた手をぎゅっと握った]
にゃんこどこか行っちゃったのかな…。
[きょろきょろ]
んと、今からご飯なんだ。リリアちゃんも食べる?
おばちゃん、私もぶっかけうどんお願い。
─ 体育館裏 ─
ここまで来れば大丈夫、か――。
[思えば、猫一匹に対しては長大すぎる距離を移動してきた。校庭のトラック18周を含んでいたので、物理距離は労力に比べて少ない。]
この学園の人類を制圧した暁には、
あの野良どもも駆逐してくれる。
[ぜいぜいと肩で息をする。全身に瀝る汗のような液体ごと、甲冑姿もずるべしゃと崩れ落ちそうになり、慌ててまた元の体裁を取り繕った。]
うん、いろいろわからないからこの学園のこと教えてね?
[握られた手をこちらからも握り返し、まじまじとミウを見る。
元気そうで、感情豊かな感じでクラスメイトたちとは違う――目にもほら、感情がある のか な?]
あ、それじゃボクも同じものを――あ。
[どかかしらに違和感を覚えながら、でも誘われた食事には乗ろうと思ったところでなにやら万寿子から包みを貰っていたことを思い出し――それは儚くも潰れていた。]
…………。
[体育館裏と言えば、ひっきりなしに告白とリンチと果し合いが行われ、時にはバッティングする混沌とした区間である。今もまた、繁みの奥で乳繰り合う成立したばかりのリア充カップル(だが触手だ)や、チェーン状の触手とヨーヨー的な触手が交錯し、カオス空間を作り上げていた。]
――構わん、続けたまえ。
[きっとみんな、美味しそうな転校生たちの気配に浮かれきってお花畑状態なのだろう。黒甲冑は悠然と腕を組み、単身佇んでいる。]
レジオン君、気にしちゃ駄目だよ。
そんな細かいこと。
[疑問ににっこりと笑った]
うん、教えられることならねぇ。
…?
[見つめてくるリリアに首を傾げた。これでもニンゲンになるのは得意なので、目に生気はちゃんと宿っている]
同じもの食べるの?
リリアちゃんは転校生だから転校生用の食事にしたほうが良いよう?
食べても大丈夫だとは思うけど。
……、
…細かいか?
[眉を寄せつつ、呟く]
お前も転校生なのか。…おれも転校生だ。
[と、リリアに向けて謂った。]
転校生が流行しているかのような
状態だな…。
[リリアに、]
あたしは、魔王 ふぃーあって言うの。
1-Bだからミウちゃんと同じ。
[この転校生=リリアは黒髪ではないなあとか思ってる間に、先輩を見失ってしまった。先輩が行きそうな場所は何処だろうと空中で首を傾けていると。
うどんあがりー!と食堂の方から声が響いて来た。
そう、転校生用のうどん、触手用うどんの間には越えられない壁が。]
生きてるうどんって
美味しいよね。
噛まずにのみこむのがコツだよう。
[生きているうどんの踊り食いをする頃には(空腹もあって)姿も多少は落ち着いており。
うどん食べながら、売店がどうして破壊されたのかの話を聞いたりして、それから先輩を捜しに行くんじゃないのかな**。]
細かいよ?
だって飛ぶくらいならまだ、ううん。なんでもない。
生きてるうどんは喉越しが良いよね。
[出来上がった自分のぶっかけを美味しそうにつるつる]
レジオン君もリリアちゃんも、たぶん今からもっと驚くことがあるかもしれないけど、がんばってね?
[売店の話をしながらうどんずるずる。
食べ終わったら食後の運動にでも行こうかな?**]
うん、今日付けで転校してき――え?
[レジオンの、転校が流行という言葉に目をぱちくり。
洒落ている。いやそうじゃなくて。]
そういえば万寿子ちゃんも転校してきたばかりって言ってた。
うーん、どういうことだろ。
偶然、じゃ ない ナニ、か?
ボクは借金のカtとと、親代わりだった叔父さんの都合でなんだけれど、キミはどんな理由で?
[――という、レジオンへの問いは]
生―――――――っ!?
[レジオン当人の叫びと、リリア自身の叫びにより*かき消された。*]
[転校のこと、
もう少し聞きたかったのに。
うどんがにゅるりと踊るのに、
思わずレジオンは椅子をがたんと鳴らすような動きをした]
――――っ、な、
んで
動いて…!!!
[これは動かしちゃダメだろ――――いや、そういう問題以前だが]
っ、…
[見間違えか?
だが脳内処理を施すには現実が少々高レベルすぎた。]
…あ、あまり腹は空いてないから…
[苦しい言い訳と共に席をたつ、という選択肢。戦略的撤退。]
あ、あは、あは、あはははっ
[引きつった笑い。]
ぼ、ボクも、ボクもほらそういえばご飯もらってたから、やっぱ、遠慮 して おくね。
[つぶれた包みを見せながら後ずさり。
そして席を立とうとするレジオンの腕をがっしり掴む。
訴える眼差しは「独りで逃げないでっ」]
-食堂-
うーん。おいしいうどんだなっ。
[戸口万寿次郎は、食堂の一角でうどんを食べていた。ちゅるる。うぞうぞ動くやつ。]
16人目、しょくしゅ あいんす がやってきました。
しょくしゅ あいんすは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
しょくしゅ あいんすが村を出て行きました。
16人目、風来坊 ヨシュア がやってきました。
風来坊 ヨシュアは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
―食堂―
[――そういえばクラスに挨拶もしてなかった気がするが、この際気にしないことにした。うどんのほうが怖かった。]
…しばらくうどんは食えないな…
[ぽつり 呟きつつ。]
…よし、行こう。
[食堂から 逃げようとした。]
17人目、みなしご トーマ がやってきました。
みなしご トーマは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
─ 体育館裏 ─
……おっと。いけないいけない。
[触手用うどんが物議を醸しているとは露知らず。
触手的酒池肉林の妄想から覚めた時、気を抜いていたからか、頭が溶けて兜が転がり落ちていた。よいこら、と被り直してみるものの、どうにも首の据わりが悪い。]
さすがに頭部がないと、人間扱いはされないだろうな。
[そんなわけで、黒甲冑は頭だけ {6}
1.ウサギ
2.クマ
3.カエル
4.ぞうさん
5.ガ○ャピン
6.QB
とすげ替えられた。]
18人目、しょくしゅ どらい がやってきました。
しょくしゅ どらいは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
ああ……まただ。
お腹が空いてるとすぐに擬態が解けちゃう。
[むぅ、と困った顔をしながら
襟首から覗いていた触手を掌で押さえつける。
そのままそっと手が離れれば、
そこには何の変哲もない肌。]
……ふぅ、とりあえずご飯食べよう。
[少年はため息をひとつ吐けば
てくてくとどこかへ歩いていった*]
[できるだけ何気なく 食堂から逃げた、つもり。
リリアにこそこそと話しかける]
…… …何だと思うあのうどん。
…もとい、普通に食ってたあいつらは。
[一人人間が混ざってるなんて
知ったこっちゃない。
普通のうどんはあわれ、
放置の憂き目を見ることとなる。
見た目はどっちもうどんなのでたちが悪い。]
19人目、愛人 ユリア がやってきました。
愛人 ユリアは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
20人目、バター 犬 がやってきました。
バター 犬は、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[乾いた笑みでミウや魔王に手を振り振り、レジオンと共にそそくさ食堂を出た。]
うどんも普通じゃないし、食べてるのももう人間じゃないよほんと――。
[万寿子の言った、人類という単語が頭をよぎる。じゃあ、あのうどんを食べていた彼らは人類ではないということか?
いや、そんな いや、いや まさか ねえ?
人間らしい一人も人類じゃなくて野人とか原人とか、そのクチじゃないだろうか。]
――ね、食堂のメニューってことはさ。
この学園の生徒はあれが普通ってこと・・・?
[嫌な、推測。]
―食堂から出ていきつつ―
…… 踊り食いってレベルじゃないよな…。
[こそこそリリアに話しかけつつ]
……「わたしは人類です」か…
…変わっやつだと思っていたが
実は本質をついてたってことか…?
[渡された犬笛をふと見つつ。
人間らしいひとり。レジオンにはくべつがつかない!]
……――… かも しれん
[眉を、寄せた。]
と、とりあえずほんとに肝だめしするわけじゃないし。
一度ここで、かな。
[別れを切り出し。]
ボクはリリア。苗字は色々あって忘れちゃったから、リリアだけ。
1−Aに転入したから、なにかあったら呼んでもらえたら。
[言って、右手を差し出し握手を求めた。]
ああ。
[頷いて。]
…おれはレジオン・ガーランド。
聞いてたかもしれないがシュナイダーじゃない。
おれは2-Bにいる。
[よろしく、と握手してから離し]
…何だかわけがわからないが、
気を付けろよ。
うん、気をつけるね。それじゃ。
[ひら、と手を振って歩き出し――目の前が自分のクラスだった。そのまま1−Aの教室へと*入っていった。*]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新