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アタシァ約束なンざァ直ぐ忘れちまうけど、遥月の兄さんはそう謂うたまでも無さそうだったンだけどネェ。
其ンなら如何仕様も無い理由でもおありなンじゃないかえ?
礼を言われたンなら司棋の兄さんが何もしてないと思っても遥月の兄さんは司棋の兄さんから受け取ってたンだろうさァ。
[ただ、涙だけが止まらずに。
彼と同じ名の月だけを、見つめている]
本…懐?
…昔の、大事な人の所に…帰ったの…かなぁ…
だったら…無事に…帰れたら…
[後はもう、声にもならず]
[気配に視線を映すと蝶を胸に抱いていた男]
やれ、人騒がせな兄さんだネェ。
司棋の兄さんは遥月の兄さんが消えちまったと思ってへたっちまったヨゥ。
蝶ならさっきそっから来て其ん内に消えて往っちまったさァ。
司棋の兄さんのお迎えも来た事だしアタシァそろそろお暇するヨゥ。
[藪の音と人の声、振り向けば…]
遥月…!
[傷ついた体の痛みなど、感じもせずに、ただ、その胸元へ]
遥月、遥月…!
[子供のように、泣きじゃくり]
本……懐?
嗚呼、そうかもしれませんね……。
あの方の「罪の意識」と、「生きた証」……
赦され、月へと帰ったのでしょうかねぇ……
[まさか自分が消えたと思われているとは思いも寄らず……遥月はぽつりと呟いた。]
還れたンなら好かったじゃないかィ。
司棋の兄さんにゃ世話ンなったネェ。
遥月の兄さんは司棋の兄さんの事ァ宜しく頼むヨゥ。
縁があればまたネェ。
[遥月と司棋の様子に肩を竦め]
[其れ以上言葉をかける事無く]
[髑髏を抱いてふらりと何処かへ]
[まだ泣き止まず、涙流すもそのままに]
約束、ずっと手を離さないって。
ずっと、一緒って。
お願い、もう、どこにも行かないで…
ずっと、傍に…
最後に、差し上げます。
[ふぅ、と小さく蛍火飛ばし。真理の髪へ、咲かせるはいつぞや咲かせた小さな桜]
その桜が散る前に、また、お会いしたく思います。
…ありがとう、ございました…。
[夜斗も寂しそうに、見送るように真理を見つめ]
ええ………常盤様。ありがとうございました。また、いつか……。
[髑髏を抱いて去る常盤を見送り、遥月は司棋を見つめた。]
……司棋。
[左胸の襟を開ける。其の場所には、蝶は無く――]
……わたくしの呪いは、どうやら消え去ってしまったようで。
元よりわたくしは、ヒトから成りし妖……。だいたい、ヒトを犯して襲うのに、蝶やら虫けらやら、ましてや餓鬼の姿などしても、誰も引っ掛かってはくれませぬよ。
[左胸の襟を戻し、司棋の頭を抱いて囁く。]
司棋がわたくしに、「どんな姿でも良い」と告げてくださらなければ……そして、そこに恐れや躊躇の心が無ければ……わたくしは、戻ってくるつもりはありませんでした。
けれど、司棋は違った……
[司棋の身体を抱き締め、そして……]
ありがとう、司棋。もう離しませんよ……
[去り際にかけられる声]
[立ち止まり振り向いて]
[司棋の顔見てニィと笑み]
生きてりゃまた会う事もあろうさァ。
其ン時ァまた髪に華を飾ってお呉れヨゥ。
[謂うより早く飾られる桜に俯き加減に口許綻ばせ]
[寂しそうな様子に夜斗の頭を撫ぜ司棋に向き直り]
[そぅと赤い髪を梳き頬を撫ぜて頬に口接けをひとつ]
いっとう好きな花も覚えてて呉れたんかえ?
有難うネェ。
夜斗も、司棋の兄さんも遥月の兄さんと仲良くおしヨゥ。
…元気でネェ。
[ふわり微笑む表情は柔らかく]
[子を見る母親の様かも知れず]
[もう振り返らず社を後にして]
[カラコロカラリ下駄の音響かせて]
[結界の解けた異形の祀りを歩くも]
[髑髏持ち血に染まる姿に誰も寄らず]
ひとつお呉れヨゥ。
[何食わぬ顔で瓢箪酒ひとつ買い求め]
[骸骨持って赤鬼の骨置く地へと戻り]
[瓢箪から一口煽って骨に酒をかける]
呪い…消えたんですね…。
よかった…。
蝶が飛んできた時…
遥月、死んだのかと思った…。悲しかった。
でも、それ以上に約束破られたことが悲しかった…
[涙止まったその顔は年相応の笑顔で笑い。抱きしめられて、目を瞑りながら]
ずっと、離さないで下さい。
約束ですよ。
呪いが消え去って……良いのですかねぇ。
おかげで、わたくしはヒトとも妖とも付かぬ半端者に相成りましたよ。
わたくしは、一介の化粧師。
ただそれだけの存在です。
けれど……やっと言えましょう。
司棋……愛していますよ……
僕も似たような半端者ですから、大丈夫。
でも呪いは消えてよかったと思ってますよ。
だって
[くすりと笑い]
僕もやっと言える。
[まっすぐに目を見て微笑み、口付けを送りながら]
遥月…ずっと、*愛してる*。
[ひらり]
[ひら]
[はら]
[はらり]
[散り始める満開の桜の木の下で]
[膝に骨抱き安らかな寝息を立て]
[*名も無き女の見る夢は幸せで*]
日は開けてませんが次回接続が何時になるか未定なので此方でご挨拶を。
今回はご参加頂き有難う御座いました。
正直予想以上に早く枠が埋まり驚きました。
少しでも楽しんで頂けたなら幸いです。
魂の件やら何やら色々と大変申し訳ありませんでした。
駄目な村立て人で本当にごめんなさい。
RPも可能ですし以降は中発言も可としますので自由にお寛ぎ下さい。
参加頂いた全ての方とログを読んで下さる方達に重ねて。
ありがとう。
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