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く、これはまた激しい…ね!
だけど、ボブはまだ倒れない、倒れないよ!
ここで、ここで倒れるわけにはいかないよ。
ぎゅっと握り締めた、この手紙のためにも!
─ そして ─
[永遠に続くかに思われる嵐の時間が過ぎた。
海の家があったはずの場所にいまだ立っている人影は──ひとつ、ふたつ?
(※召還やら何やらで避けた人は除いてね!)]
流石、Bob……。
わ、かりました。
後の事は全てあなたに任せましたわ。
……と、
そ
の、手の拳、は?
[何かを強く握りしめたままのボブに疑問符が残るものの。
もはや問うだけの(空)気は残されていない。えあ子は(空)気を失い砂地に倒れた**。]
[――嵐は去った。
後に吹き荒ぶのは荒涼とした風。
白き砂はのたうつ“ショクシュ”に掻き回され、
見るも無残――語るも哀れ。
襤褸切れのように水着がはためくばかり。]
……――これは……
[ざ、と砂を踏んで目を伏せる。
倒れ伏す、戦士が ふたり―――]
……、嗚呼……
[青年は(空)気の失せ切った少女(らしきもの)の側へ近づくと片膝をつき、そっとビニールテープ(補修用)を取り出した。]
お前は……お前たちはまだ、
こんなところで終わっちゃ、ならない。
[そのまま、ブラック(仮)へも語りかける。
そっと取り出したのは黄金の蜂蜜酒。
砂地に垂らし、魔法陣を描く]
“Ph’nglui mglw’nafh
Cthulhu R’lyeh wgah’nagl fhtagn”
[ささやく様な青年の声に呼応して、
ワインレッドの光が立ち昇る。
いつの間にか傍らにいたハスター(犬)の影が
ゆらぁりと赤黒く伸びていき―――]
[そのとき 私の意識は
途切れ途切れであったのです。
気づけば そう、あの男だ。
あの男、あの男に この鉄槌を振り下ろさねばと
気づけば立っていたのです。
――ああ、窓に、窓に――あの男の影が!!!]
[忍び寄る触手の影
これは力の代償か――
――いやだ!俺は、俺は飲まれたりしない!!
無我夢中の私の脳裏にひとつの声が響きました。]
やったねボブ 明日も生きてるよ
というわけで 沈めるの
冒険家さんにするか DDさんにするか 悩み中
朝覗けたら もう一回確かめる ね
…、……うん!
負け犬らしい見事な最後だった!!
[監視モニター前で腕を組みつつ、なるほど!と頷いた。
だってどっちもある意味勝者だもの…。
2嫁ともあらゆる意味で天才なんだもの……。
驚きの結末だったが、これが地球を防衛するというコトなんだ!
…たぶん!]
[ついでに、舞台裏にてエアーポンプを用意しましたので
補修用テープで黒子さんによる修理が終わりましたら
空気嫁さんは是非復活の足掛かりにご利用下さい。
セルフサービス**]
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