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いや、あの乗り心地と言われても
乗ったことがないもののはわからなくて。
[オロオロして言っていることが微妙に支離滅裂になりつつ]
/中/
ハーヴェイなら、邪魔だから襲撃でしょうか
シャロは決勝なのでなしで。
なすは保護とは違う気がしますね
コーネリアスは……弱ってるようだしアーヴァインに好印象いだいてないっぽいし?
とりあえずラッセルセットしてますが違うのにするなら言ってください
多分七時すぎなら見れると思います…ではお休みなさい
それじゃ、みなさんも失礼しませんか。
って、わ。大丈夫ですか…っ!
[良くは判らないが、ナサニエルが場を収めてくれたらしい。
ラッセルは医者に任せて、クインジーがハーヴェイを
手伝っているのを見やれば、とりあえずそちらも任せることにして。
頭を下げて、早々に病室を出て行こうとした矢先
戸口でぺしょりとつぶれたコーネリアスに大慌て。
でも、カミーラに手を貸しているので、思ったように手助けが出来ず
とりあえず、手を差し伸べてみたり。]
…ンマッ、ヴァナちゃんたら。
アタシ空気は読まないケド、動物の心は読んじゃうわヨ。
あんまり余計な顔してると、デコピンの鼻版、略して鼻ピンしますからネ。
[ハーヴェイを支える手の人差し指で、ぺいっと指弾の形に弾き、ヴァナルガンドを脅して見せた。
ごまかそうとする声が耳に届くと、ふっと笑って顔をヴァナルガンドからハーヴェイへと戻し]
ふふ、乗り心地はこれが初体験なワケよね、せいぜい楽しんだらいいワ。
…コーネちゃんとハーヴェイちゃん、どっちがより疲れてようが、アタシには同じことヨ。
左腕でハーヴェイちゃんを…
右腕でコーネちゃんを…
各々支えて、肩にのっけて運ぶくらいアタシできるわヨ?
[ちょっと乗り心地は悪くなるかもしれないけどと付け加えながら、試してみる?と笑って]
何ならついでに頭の上にヴァナちゃんをのっけて、乗り合いタクシ…あら。
[自分とは比べ物にならない細腕で、既にカミーラに手を貸していても、コーネリアスへも手を伸ばすシャーロットの姿に、やっぱり優しいコよネと表情を和らげて]
フフフ…じゃ、ハーヴェイちゃんはこのまんま。
悪いケド、ヴァナちゃんは自分の足で歩いてネ。
シャーロットちゃんの柔らかそぉな腕には負けるかもしれないけど、もう片方の余ったコーネちゃんの手にも、アタシのセクシィな肩くらいなら貸せるわヨ。
シャーロットちゃんが二人分の重みで潰れない程度には、頼っていいワ。
[結局ハーヴェイを横抱きにしたまま、シャーロット達の所へと歩み寄る。
同じペースで進むことで、肩を貸す気のようだ]
や、その…大丈夫ですよー。
[シャーロットの手に触れたら、多少そこから脱力感を感じさせちゃうかもしんない。]
さっさと戻って休んだ方がいいみたい…。
[当の白鳶は、肩の上で羽毛に頭うずめる形で丸まって、うつらうつらしていたりするわけで。]
……いえ、かなり大丈夫じゃなさそうなんですけど。
[おろおろとコーネリアスに手を差し伸べて、
相手が捕まったのは良かったものの。僅かに感じる脱力感に首を傾げ。
いつの間にか疲れたかな、と考えるものの、今はそれどころではない。
流石に二人も支えて戻れるだろうか、と眉を寄せて思案している所に
近寄ってきたハーヴェイ on the クインジーに気付いて]
あ、クインさん。
…えと、じゃあ、少し手伝って頂いても良いですか?
[私一人じゃ流石に、お手伝い出来そうになくて。と
肩を貸すとの申し出に、ふわりと笑んで。
…まさか手を貸すことで、ドレインされるとは思ってない]
[ヴァナルガンドはクインジーの言葉に最初は
”やれるもんなら、やってみなー”と言う表情だったが
……軽く椅子を叩き割った力を思いだし”…ナンデモナイヨ-”と言う表情に
ヴァナルガンドの世渡りレベルが1上がった。
氷の王フェンリルとしてのプライドが1下がった。]
…………
それじゃあ、大道芸人じゃないですか。
[クインジーの言い出したことに目を丸くし
さらにうっかり想像してしまって、思わず小さく吹いてしまう。]
乗り心地の件に関しては「え…あぅ…」とか、言葉が途切れてしまいつつも
横抱きにされれば、また少しジタバタしたかもしれないが
コーネリウスにも肩を貸す姿に暴れて
邪魔になるわけにもいかず大人しくなって。]
……ありがとうございます。
[と、小声で言いつつ、落ちないように左手でクインジーの上着を掴む]
[コーネリウスがドレインしてるなんて知らず、
集団でアーヴァインの病室を後にするのだろう
ハーヴェイは部屋を出る間際にアーヴァインに頭を下げる。]
[当のアーヴァインは、ナサニエルに自慢話しをした後は
環境などきにせずぐうぐう寝るだろう]
ウフ…ちょっとしたハーレム気分。
[――という訳でダメージは蚊に食われた程度にしか感じないものだから、何食わぬ顔で寄りかかられるのを喜んでいる]
もちろんヨ、シャーロットちゃん。
ナンならカミーラサンのことまでアタシ…
[触、もとい、支えても良いとニヤつこうとして、シャーロットの軽やかな微笑みに、己の不純な動機が流石に恥ずかしくなって、黙る。
黙ったまま、任せなさいという表情で頷いた]
…あらヤダ。
[ワンちゃんのステータス変化はともかく、上着を掴むハーヴェイの仕草に目を瞬かせた。
実際嫌なのではなく、こみ上げてきた不思議な感情に驚いたようだ。
それは常のような隙あらば触ってやる気分とは別の、保護欲に似た気持ちだったらしい。
決して落とせないなと、痛くはない程度にしっかと抱き直しながら、より慎重な足運びを心がけつつ]
……どういたしまして。
いえ、私は元気なのに…
カミーラさんの事まで、助けて貰う訳には!
[クインジーの頼もしい頷きに、ありがとうございます。と
小さく礼を告げて(…まさか不純な事を考えてるとは思っていない)
医者にラッセルの事を頼めば、病室を後にする。
そのまま、クインジーに手伝ってもらいながら
全員を送り届けるのだろう。
…が、自宅に帰り次第、三度父に怒られる可能性は*否定できない*]
[クインジーの返礼に笑みつつも、昨日まで脅威の人だった筈が…
クインジーに抱き直されてより安定したから安心したのか
疲労が貯まっていたのも有って、
ハーヴェイは抱えられたまま眠ってしまうだろう。]
[ただ、眠るまでの間、先ほどの少女…
ただの少女…と言うには最上階に侵入、逃走を用意にした姿
闇の扱い方に尋常ならざるものを見て…そう言えば詠唱無しに
”力”を制御していたような…何か人間ならざるものを感じて
昨日何気なくしてた会話や、調書を書いて絞りこんだ対象を思い出し
チラリとシャーロットが抱えるカミーラの方を見るだろう。]
ネ…、ハーヴェイちゃん。
[当のアーヴァインはぐうぐう眠っているのにも関わらず、退室の際には頭を下げるハーヴェイの態度にちくりと胸が痛む。
やはりどう見たって、この恩義に厚く人を思いやる子が父と慕うほどに、アーヴァインは相応しい男とは思えない]
一体全体この街で何が起こってるのか、アタシには想像するかないケド。
アタシは運ばれたって聞いたのに、どの部屋を探してもこの病院のどこにも、ウェンディちゃんは居なかったのよネ…あのやたら目立ってたお髭のお爺ちゃんも、今日は見ないワ。
昨日メイちゃんとステラちゃんが居なくなっちゃったみたいに、今日二人が居ないことも何かあってのことなのカシラ。
それで、何かあってのことだとしたら…。
…こんなコト、ハーヴェイちゃんに言うべきでないって分かってる。
けど、アーヴァイン…アーヴァインサン、今日のあの人のウザッたらし…ごめんなサイ。
つまりあの、人を愉快にさせない喋り方を聞いていても思ったワ。
あの人きっと…、この街は自分のモノ気取りなのネ。
街を自分のモノだと思ってる人なら、その街の住人や個人のことくらい、何とも思わず好きにできちゃうんじゃないかと思うの。
……やっぱりあの人が、今回の失踪事件に関わっていたりする、わよネ?
もしそうだとして、ハーヴェイちゃんはあの人のコト庇うのカシラ…。
アナタの態度見ていて思うのだけど、アーヴァインサンに恩があるとして、アナタは十分にそれを返して生きてきたんじゃない?
恩義を返したなら、もう、縛られる必要も無いと思う。
だとしたら次にやるべきは、庇うことじゃなく、正すことだと思うのよネ…。
…ほら、アナタを支えたい支えようと思う人って、昔はどうだったか知らないケド、今はたくさん居るわけじゃない。
会って数日のアタシすらそう思うのヨ。
一人じゃないって分かったなら、今まではアナタの唯一の人だったかもしれないアーヴァインサンを失うまいとすることじゃなくて…正そうって気に、ならない?
[今日の出来事を思案していれば、クインジーに語りかけられ]
ウェンディさんのことは…俺にはまだ…何が有ったのかわかりません
同様にステラさんに関しても
ただ、ダニエルさんは…メイさんのように薬物使用疑惑で連れて行かれたと…
ステラさんとウェンディさんに関して
アーヴァインさんが何か知ってるかと聞くつもりだったんですが…
[と、自分視点の事実を答えつつも、続く言葉に
次第にハーヴェイの口数は減っていき、
最後の方には、上着は握ったまま、ただ俯き黙ってしまい
そして*意識が途切れるだろう*]
[昨夜、彼女が万全な体調だったなら、ハーヴェイの視線に気付いたかもしれない。
しかし彼女は気付けずに、やがてそのまま宿に戻って]
闇翔
[*名を呟いて、深い眠りに落ちた*]
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