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[舞い、唄い始めたラッセルの周りを蝶も乱舞する。衣の揺れにあわせ蝶も揺れる。
幻想的な情景に]
綺麗…
[白き神の使いの事も忘れ、ほぅっと感嘆の息が漏れる]
>>213
[頷いてセシリアをその場所に下ろせばピアスを片方持たせて]
ではしばらく我慢していて下さいね。
[セシリアの周りにきちんと結界が張られ、旋回していた管狐がその周囲にいるのを確認すれば、飛び上がり真っ直ぐ巨大蛙の下へと飛ぶ。ヘンリエッタの射線に入らないように真上から相手を見定めると、拳を握り悪魔の手を蛙へ振り下ろす。たまに伸びてくる舌には身を翻して避けて]
[迷う暇などなかった。
銃を持たぬ方の手でスカートの花弁の下、細い右脚に巻かれたベルトに連なるケースの留め金を跳ね上げる。手に零れるは、珠より上質の宝玉。それを手早く銃に装填する]
[カシャン、カシャ]
[込められしは封魔と破魔。焔より赤い紅玉と虹色に煌く蛋白石。]
【あら面白の遊楽や そも明月のその中に
まだ初月の宵々に 影も姿も少きは
如何なる謂はれなるらん
そは西岫に入日の未だ近ければその影に隱さるる】
[声は静かに響き、難易度の高いはずの唄は楽しさまでも感じながら進められていく。囲んでくれているのは色とりどりの蝶達と、愛らしくも今は頼もしい管狐達。
焔色の珠、閃くナイフ、多数の光球、かかる式――
日々研鑽を積み極められつつある仲間たちの術は、舞いの最中にあっても美しくすらラッセルの目に映る]
【喩へば月のある夜は 星の淡きが如くなり
青陽の春の始めには 霞む夕べの遠山
黛の色に三日月乃 影を舟にも喩えたり】
[息を大きく吐き、指はまた一つ折られた。
残り一本。不安そうな色はその瞳にない。
皆の攻撃が次々と決まっていくのに、知らず綻んでいく口許を引き締め直しながら、もはや倒せることを確信した目。それでも最後の一呼吸に集中する]
[ダニエルへと蛙の意識が逸れたその時]
――おやすみなさい?
[パンッ]
[放たれるは紅玉、封魔の珠。
飛び切りの一粒であるそれは、ボス蛙を守るイボ――人面祖をことごとく巻き込んで濁り行き]
[カツーン]
[本体は巻き込めずに地に落つ。指は折られ、残るは一本。]
[ダニエルが捨て身の技で蛙の口を開かせている。
ラッセルのおられる指は残り一本。
時間はあまりない。
雑魚散らしばっかで、いいのか?俺。]
んにゃろっ
[陀仁衛縷Cに当たりそうになった舌めがけて、
いつもは鉛筆の芯を削るために使っている
カッターの刃を投げた。]
ちょ、とまて!
[それではスピードが足りないと感じたのか、
ラッセルを守っていた管狐のうち一匹が
それを持ったまま突風となり蛙に衝突。
ダメージにはなったようだが、...はヒヤヒヤしている。]
[すぅ、と息が止まる。焦り。
そんな頭を、ぽふ、と管狐が叩く。主の代わりのつもりらしい]
えぇ、わかっていてよ。…逃がすものですか。
[不敵に薔薇の唇を綻ばせれば、すぅと差し伸べられる手。
もう、邪魔なイボはなく、皆が援護してくれている。
――そしてラッセルが、指を曲げた瞬間]
[パンッ]
[放たれた白い光は、ボス蛙の口の中へと狙いあまたず飛び込んで。
ぶよんっ!
揺らめくは、存在か空間か――!]
[頭の猫耳がピクリ。遥か遠くから放たれるヘンリエッタの攻撃を感じ取り、とっさに宙高くへと舞い上がる。飛んできた珠──宝玉は蛙の口へと飛び込んで行き…]
………。
[上空で固唾を飲んでその様子を見守る]
【また水中の遊魚は 釣針と疑ふ
雲上の飛鳥は 弓の影とも驚く
一輪も降らず萬水も昇らず 鳥は月下の波に伏す
聞くともあかじ秋の夜の 鳥も鳴き 鐘も聞こえて
月もはや影かたむきて明方の 雲となり雨となる】
[シャーロットがイボ蛙に悪魔の手を振り下ろす。
コーネリアスが投げたカッターの刃を管狐が押し込む。
陀仁衛縷が揺れるように歩を進ませると7つの分身を分け、その口を開けさせた。
――ヘンリエッタが迷いの無い動きで銃に球より煌く宝玉をこめ、そして]
【この光陰に誘はれて月の都に入りたまふよそほひ
あら名残惜しの面影や 名残惜しの面影】
[ついに合図の手も下がり、膝をつく。肩で息をしながら、ラッセルの影はまだ敵にかかってはいるが、もう動きを止めてはいられない。
最初に見た時には小山のようだったイボ蛙を見上げるラッセルの目に、飛び込んでくるのは――]
[破魔の珠に力の源を吸取られた蛙は、がむしゃらに周りの霊を取り込もうとする。それに気づき、分身五体が一体に収束し]
させぬわ!
北 斗 仙 気 雷 弾 !!
[練り上げた闘気を全て、夥しい数の光球となり、蛙の周りの自縛霊を浄化していく。その光が弾ける中、虹色を纏う白い珠が蛙の口目掛けて消えるのを見守った]
……やっ…た…?
[揺らめく存在、それとも空間――
宝玉がイボ蛙の口中に飛び込んでいった瞬間、まばゆいばかりの光が弾けるのすら感じられ、そして確かな事が一つ。もはや舞い唄わずとも動かないイボ蛙の姿]
…やりました、よね?
倒したんだ…イボ蛙を!
[膝をついたままで喜ぶラッセルはしかし、そんな自分を情けないとも思わない。
目も顔も手も足も体の全ては歓喜に満ち溢れている。
襲う気だるさまでも心地良い]
ああ…見ました?
止めをさしたヘンリエッタさんのあの…!
[消耗の中でも興奮した瞳で、扇を少女が銃口を向けた時の格好をなぞって持ち上げて――ぱたりと落ちる。
意思とは関係なく、体も地に伏した。
土を頬に押し付けられたのだとラッセルは思った]
――……あれ?
>>228
[動かぬ蛙に終わったのかと安堵の息を漏らすも、倒れ伏すラッセルが目端に入れば傍へと飛び寄ろうとする]
ラッセルさん大丈夫ですか!?
[まばゆい光に手をかざしいつも以上に目を細めた状態で
巨大蛙の最期を見ていた。…が、ふと振り返れば]
…ラッセル!?
[地面に伏したラッセル。
体力が尽きたのかと思ったが、どうも様子が。
管狐が心配したか、彼の周りに集まった。]
[いや、違う。
自分が倒れたのだ。
ずるりと魂が肉体から剥がれ出ていくかのような感覚]
そっか…
…深く、入り込み過ぎちゃったんだ…うまくできたと思ったのに、まだまだ未熟だった。
[名を呼ぶ者達に手を差しのべたいのに、それもできない]
僕、一緒に連れて行かれるみたい…
[イボ蛙と共に異界に送られていくのだろう。
歪んだ空間への入り口を目にすることができる事で、それがわかる。時間がないと知って、それを恐怖する感情が生まれていない事を感謝した。
ここではないどこかに行かなくてはならいことを恐ろしく思うよりも、今は。
ラッセルは短い間でも共に戦ってきた仲間達の顔を一人一人、目に焼き付ける――]
[その声がちゃんと出せているかはわからずとも、願いだけは込めていた。
陀仁衛縷さん、セシリアさん、シャーロットさん、コーネリアスさん、ヘンリエッタさん、ヒューバートさん、管狐さんに戒狷さんも……皆、皆ありがとう。
短い間だったけど僕はとても楽しかった…
…これからも戦いの続く皆に、武運あれ。
皆に、勝利の女神が微笑みますよう。
クインジーさんや僕が居なくなっても、今までみたいに笑って過ごす時間をたくさんたくさん楽しめます様に…
[初めての仲間達の記憶の中ではせめていつも笑って在りたく、ラッセルは微笑む顔のまま*消えて行く*]
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