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柳生の人間か。
成る程、魔力は低くても腕っ節は強いという事か。
貴様の名、心に刻み付けておこう!!
[去りゆく好敵手と書いてライバルの背中を、いつまでも*見つめていた*]
― 深夜 樹那森林公園南部 発掘調査現場 ―
[テントが揺れ、中から人が出てくる。ランサーだ。]
……。
ヒサコ。
[久子用のテントの外に立ち、囁く。]
ぼくは。
使命を果たさなくてはいけない。
[左目から涙がすぅと零れ落ちた。]
どんなに残酷な事でも
どんなに辛い事でも
王ならば、成さねばならない
[護符に守られたテント。踵を返して、教会へ向かう。]
−教会、セイバーがバーサーカーと戦った前日の深夜−
[覚醒してからまもなく、ようやく意識がはっきりとしてきた]
・・・・・・
[もうすぐこの世界は終わる。
正義を貫くために必要な犠牲達。
今はまだつかの間の平穏を味わっていればいい。
この俺もまた人形種。聖杯に願いを伝えた暁には滅ぶべき種族の悲劇を思い涙も流そう]
スパーン
[なんとか体を動かして戻って来た、宗冬を履いていたサンダルで叩く。いい音がシャッターの下ろされた商店街に響き渡った。]
お前……ありゃあ、感じる魔力から察するにサーヴァントじゃねぇか。
何、素手で遣り合ってんだよ!
何で爽やかに別れてるんだよ!!
刀使えよ!
[そう言うと「相手はたかが小刀、刀を抜くには及ばない、それになかなかいい奴だ」と訳のわからない事を言った。]
ああ、もういいよ!警察とか来る前に帰るぞ!
[と、言うとビデオと漫画の続きがほしいと駄々をこねる。]
あー、もう早く離れないといけないってのに……
あとで買ってやるから!
とりあえず逃げるんだよ!解った?
[そう言うとようやく承知をしたようだ。
もう今は、宗冬の持っている木々が何かも問いただす気力もなかった。
ケネスは自転車に宗冬をのせると、とにかくその場を離れる事にした。]
何だ、言ってみろ。
聖杯を手に入れるためなら何でも聞いてやる。
あと、既に沖田敬一郎という存在はいない。
これからはアドなりエデムなり呼んでくれ。
― 自室 ―
[宗冬に買わされる羽目になった、漫画とビデオを置くと、ケネスは溜息をつく。]
俺は何してんだろ……絶対他のチームはいろいろ情報集めたりしてるはずだよな。
こんな事してる場合じゃないってのに……
[そうつぶやくと、「どうした真殿」と宗冬が無神経に声をかけてくる。
昨日、ビデオ屋で無理矢理出させられた免許証、その名前を見たに違いなかった。]
俺を…俺をその名前で呼ぶな!
俺はケネス・グランドだ!!
[まだ、外の日は高い、だが魔力の消費もあってケネスは疲労感を感じていた。]
少し昼寝でもするか……
[訳の解らない木々を置き、早速ビデオを見始める宗冬を後にして、ケネスは少しソファで*休む事にした。*]
……アド・エデム。
こうして、きみの絶望に間近に触れると心が激しく掻き乱される。そして、成さねばならぬ使命に胸が張り裂けんばかりだ。
宝具トリシューラ……
数ある神々の武具の中で、何故これが、今回シャクティ(魔力)の器に選ばれたかは分からない。だが、完全な形で現界出来ないのでは問題がある。
人々を殺戮し、力を得る方法も考えたが、それでは時間がかかる。アド・エデム、きみなら魔力を得る方法を知っているのではないか。
成る程。
なら、ここで少し休んでいくといい。
ここは霊脈の上に建設されている。一晩もすれば充分な魔力を手に入れることが出来るだろう。
セイバーの調子があれだからな、あまりあてにならん。
お前達が頼りだ、魔力が枯渇したらまた来い。
["器"の中に魔力が溜まってゆく事により――コップの中に水が溜まってゆけばゆく程、開かれる仕組みの蛇口のように――"扉"が、開いてゆく。]
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