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[戻って来るなり傍に来て、背中を撫ぜるステラの仕草に、無防備な表情で顔をあげる。]
……ありがとう…ステラさん。
[小さく礼を述べて。微かにだが笑顔を滲ませる。そして、何度も躊躇いがちに視線を彷徨わせて居たが。
思い切ったように会話の口火を切った]
あの…ね、ステラさん。ちょっと聞きたいことがあるんだけど――
[誰かの足音に耳を傾けていたが急に声を掛けてきたローズマリーに反応する]
…はい、何でしょうか?
[視線をそちらに向け微笑む]
[柔らかい微笑を浮かべたステラに、どこか安堵したように表情を和らげ]
あのね、一昨日夕飯をご一緒した時にチラッと話していた…狼の話を…、もし詳しく知っているのなら教えてくださらないかしら?
ちょっと気になることがあって――
――一階・ロビー――
[階下に下り、食堂のドアに手を掛けようとして、中からの話し声に気付く。
ローズマリーの声はどこか切迫していて、まるで秘密の話でもするかのようで。
そこに踏み込む事も出来ず、ロビーの椅子に座って耳だけで食堂の様子を伺っている]
…狼の話ですか?
ごめんなさい。
私が知っているのは何もないんです。
ただ、出掛ける間際に牧師様にそう教えていただいただけなので、どう言う者かとかまでは…。
お役に立てなくてスミマセン。
[視線をローズマリーからずらす]
[扉の向こうにある、人の気配には気付かず。
ステラから返された言葉には、ほんの少しだけ落胆の色を滲ませたため息を吐いて――]
そう…ううん、気になさらないで?わたしの方こそごめんなさい。急に変な話を振っちゃって…。
――ただ…アーヴァインさんが…人狼にって言っていたから…何か手掛かりになる事があればと思っただけだから…。
[申し訳無さそうに視線を伏せるステラを気遣うように首を横に振って。
最後の言葉は独り言のように呟いた。]
[肩をがっくり落とすローズマリーを横目で感じながら]
…ローズマリーさんの気持ちは分からなくはないの。
[息苦しくなる胸元を掴み]
…私も…昔…愛した人を狼に…。
…ただ、私はそこには居合わせて居なかったから。
弔ってあげる事すら出来なかった…。
でも、ローズマリーさんはちゃんとアーヴァインさんを…辛いかもしれませんが…。
[悲しげだけれども心配させない様な顔で微笑む]
――自室から一階へ――
おれが元気に笑うだけでも、他の人の支えになると思うから、か。
[おっと一部を除いてと、呟くナサニエルは口許で薄ら笑っている]
気ぃ遣わせたかな…でも。
[嬉しいこと言ってくれる、と、空の食器を手に降りていくナサニエルの様子は、幾らか落ち着きを取り戻しているようだった。
自室を出ると、階段を降りて行く]
ま、今おれにできる事って言ったって…食べ終わった食器を、片付けることくらいだろうけどさ。
ステラ…さん…も?
[返ってきた言葉に、ローズマリーは目を見開き。そして視線を伏せて――]
そう…なんだ――
でも…『居合わせられなかった』のと、『居合わせてしまったの』って…一体どっちが良いの…かしら…ね――
[気遣うように微笑む笑顔が、何故だか痛々しくて、泣き笑いのような表情になってしまう。
死を認めざるを得なかった状況下は確かに辛かった。
しかし、最後の別れすら告げられなかったステラを思うと――
ローズマリーは苦しそうに唇を噛みしめた。]
[小さく溜息。食堂から聞こえる声は哀しみの記憶]
……これ以上悲しいことが起きなければ良いな。
俺にはなんの力もないけど……
――ロビー――
[洗い場を使おうと、食堂を通って厨房へ向かおうとして]
ああ…ハーヴェイ。
飯、持ってきてくれてどうも。
…おれって単純だね。
腹が膨らむと元気出てくるんだ。
パンも白い汁も美味くてさ…しかし海の幸なんぞ入ってて、山の上だってのに凄……ン?
[ハーヴェイがロビーの椅子に座ったまま、食堂に耳をそばだてているようなのに気が付く]
……何、やってんの?
[つられたように食堂へ目を向ければ、確かにそこに、深刻そうな顔をしたローズマリーとステラが居たのだが。
中に入り込んだり必死で耳を澄ませなたりしなくとも、会話を耳にすることはそう難しく無かった]
あぁ、ちょっと入りにくくてね。
女性を慰めるのは苦手なんだ。
[それでなくても聞こえる会話にナサニエルも気付くだろうけれど]
所詮は「無いもの強請(ねだ)り」ですよね…。
『そこに居なければ良かった』『そこに居れば良かった』だのって。
なってしまった事を嘆いてもどうしようもないのですから…。
時間は掛かりますが自分が強くなるしか方法がないのです…って、何か説教染みていますね。
お子様な修道女が言っても意味がない気もしますが。
[...はちらりとドアの方を向き]
そこのお2人さん、盗み聞きはマナー違反ですよ?
[洩れ聞こえた言葉を思わずくり返して呟く]
アーヴァインさんが人狼にって言っていたから、何か手掛かりになる事があれば…
[どうやらそれが、ローズマリーの言で]
昔愛した人を、狼に…。
[それはステラの言だった。
思わぬ過去を盗み聞く形になってしまったことに、軽い罪悪感を覚える。
未だ彼女が苦しみを伴って思い出すのだろう、そのステラの記憶に、感情が感染したかのように僅かに眉を寄せた。
あれほどまでにローズマリーが泣いていた理由にも、その言葉でようやく思い当たることとなる]
”人狼”、か。
[居るわけが無いなどとはもう、笑えずに]
居合わせられなかったにせよ、居合わせてしまったにせよ――愛した人を失ったって意味じゃ、どっちも同じくらい辛いことなんだろうな。
[小さく溜息をついていたが、こちらに気付いて微笑みを向けてくれたハーヴェイに]
ハーヴェイ、人のこと、軽〜く慰めることができるようなあんたが、何の力もないとは思わないけどさ。
うん…そうだな、何も起きなければいい。
[女性を慰めるのは苦手との発言には、そんな事言ってそつなくこなしちゃうんじゃないのと、笑みを見せた]
無いもの…強請り…。そう――なのかしら?
[ステラの言葉に頷きつつ思う。では、自分の力は無いものに取っては羨ましいものだろうか。
事切れた後に僅かに言葉を交わせる事の出来る、自分のこの力を。]
でも…なってしまったものは仕方が無い物と何処かで割り切らないと…。何時までも悲しんでいられないものね?
[お子様な修道女という言葉には、小さく笑みを零して]
そんなこと無いわよ…。あなたは立派なシスターですわ。現に今、わたしを救ってくださったし。心強いわ。ありがとう――
[素直に礼を述べ、続いた言葉に再び瞬きを繰り返す。どうやらドアの向こうに人が居る事すら気付いていなかったらしい。]
―食堂―
[暖炉のそばにいた赤は、その話が始まって、そっとそこを離れる。
それでも声は聞こえていて。]
殺された、か。
人狼に。
…………
[厨房の中で、少し、泣きそうに顔をゆがめて。]
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