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[ヴィンセントの戦慄きから、ジェーンは如何に自分を大切にしていないかに気づいてしまった。
現状――仮に生き長らえればの話――この村で生きていく事は叶わず、この村で生きていこうとするなら、今後、どんな事でも受け入れるしかないという諦念。]
[ジェーンを嬲るように頭の上から爪先まで眺める。]
怪我をしていて面相は腫れ上がってはいるが、美人だ。
[愉快そうに嗤う。]
……エロイーズ様。
勝手に話を進めて申し訳ありません。
差し支えなければ、ジェーンを昨日“見定めた”ことにして宜しいでしょうか。
[握り締めた拳を震わせながら、言葉を絞り出す。]
いいだろうとも!
私が証人になろう。
せめて……詰め所の部屋でやるべきじゃないのかね?
――ジェーン。
貴女は残念ながら、“人”を見る目がない。
「アーチボルド家で暮らしていた間、私はずっと――娘だと思っていました」と先程云っていたな。
セシリアが狼に成り代わっていても気づかなかったのだ。
私は見ての通りの男でね――
アーチボルド家で私が貴女を襲わなかったのは、ほんの気紛れでしかなかったかもしれないのだから。
[「いいだろう」という医師の言葉に、恭しく礼をした。]
ありがとうございます、先生。
――それにしても、先生はお優しい。
[「せめて詰め所で」という言葉に、皮肉めいた笑みが浮かぶ]
彼女の“娘”はあそこであのように晒し者になっているというのに――
ギャドスン先生、先生はセシリアのことをよく知っているのだと思っていました。先生は、娘とその母親をそのように分け隔てなさるのですか?
[ジェーンは目の前の男に完全に呑まれていたが、しかしこう言った。]
……貴方は人の心が分かるのに、――肝心な心は分かっていないのですね。この、愚かしい心を。
[冷たい雨が濡らしていた。]
……抵抗はしません。
貴方がそう願うのなら……どこへなりとも連れていって下さい。
[ヴィンセントの傍らでそう呟いた。]
[虚ろだった焦点が一度合う──。
彼が──…母を尋問するのか…。眉根を寄せた。
此処まで来ている流れを止める村人は、何処にも居ないだろうと思った。]
…彼女はか弱い人間だ。
────それをどう言う風に見定めようと?
[医師の言葉に]
セシリア、お前の扱いはどうやら先生にとっても、犬とさして変わらぬようだ。
[セシリアに侮蔑的な言葉を投げかける]
“人狼”とは惨めなものだ――
では、先生。もし、ジェーンが“人狼”であると証が立ったなら、先生はジェーンをやはり犬のように扱われますか?
流れからは、ジェーンを“人”と見定めようと思っていますが。
先程の主との対話を作為ゆえと見て、私の出した結果に疑いを持ってくれる者もいるやもしれません。
主の考えはいかがか。
心から信じておられる……
[クインジーの表情に名状しがたい感情が浮かんだ。]
貴方がもう少し早くこの村を訪れ、セシリアと会っていたなら――
やはり同じように云っていたでしょうか?
[それは、問いかけというより茫漠とした述懐めいた言葉だった。]
先生の協力を得られるに越したことはありません。
では、詰め所で――
[ジェーンとギャドスン医師を詰め所にいざなう]
[ギラギラとした好奇の目が、激しい雨で遮られた向う側。
観客席の立場で──尋問が始まろうとする気配を、固唾をのんで見つめている。
有罪の人狼を娘に持ってしまった母親。
その母親──寡婦と縁故のある裕福な村外の男。
異端尋問官と言う非日常の存在。それまではただの風車番に過ぎなかった男。
その三者の構図を。]
[虚ろだったセシリアの目の焦点が合う──。]
お母さんの事はヴィンセントさんに頼んだわ。
もう、彼等とは別れを告げた…──。
私は人間セシリアの人生に区切りをつけた。
[雨の中、遠くにウェンディの姿が見えた。
檻の傍らには、雨に濡れるのも構わずカミーラが来ている。他の村人達に比べて、人狼に村を滅ぼされた女は肝が据わっているのだろうか──。]
私に人の心などわかろうはずがない……
[ジェーンに答えた声は、感情が籠もらず平板だった]
――人の心など、とうになくしたのだから
/*あまり、中の人発言はしたくないのですが。赤ログの話し方がガチ過ぎる気がします。表ログとの会話との落差が気になる。*/
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