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[其の時、唐突に天賀谷が眼球が零れんばかりに目を見開き、身体を起こした。枚坂が繋いでくれていた医療設備に天賀谷は気付く事も無く、強引な動作で、幾つかの管がブチリと音を立てて外れた…──。]
[皆から江原と呼ばれる男の嘲笑に、嘲笑を返しながら]
はて、私がいつ喚いたとおっしゃるのでしょうか?
喚いているのはむしろ、あちらの刀を持った青年では?
いやはや、音楽などをやっておりますと、こちらには敏感になるものでしてね。アレが聞こえないという豪胆さには感じ入るものがございますよ。
ほら、あちらの女性もそう仰っているではありませんか?
[あくまでも、柔和なままに。
そして、視線の先には]
……水もしたたる、というには冗談が過ぎますか、ね。
[2人の女性から水をかけられようとするサムライ]
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ…!
[鍔鳴りを押さえ込もうとする望月に向け、ザバリ、パシャリと水がかけられる。ものの見事に濡れ鼠]
……カタカタ、…カタ。
[望月は濡れた絨毯に座り込む]
……ふう。
[鍔鳴りは止んでいた]
[天賀谷はそのまま寝台から転げ落ちそうになり乍ら、しかし、寝台から無理矢理に降りる。取り憑かれた様に、書斎へ繋がる階段の方へ──…二階へ行こうと言うのか、蟲の様に這って行こうとする。]
…完成させねばならん。
[扉の傍の来海の声は勿論、仁科や枚坂の姿すら視界に入っている様子は無い。やはり、倒れる前と同じく、何かに取り憑かれた状態の様に見える。]
アマゾンの説話なのだが、川を巨大なアナコンダが遡り、
5種類の人間になったとされる。
首長、シャーマン、戦士、楽師、奴隷…
………これは実際の社会秩序の順なのだが。
[コルネールの方も見ようとしない。]
貴様は楽師か。なるほど、楽師とは卑しき身分よ。
[もはや彼とは話すことはないとばかりに、
望月の様子を*凝視している*。]
失礼しました、望月さま。
直ぐに何か拭くものを。
[夜桜は裏手にとって返すと、大きなタオルを持ってきた。跪き、水の滴る髪や肌、服の水分を吸収させてゆく。]
[絨毯の上を這う天賀谷の背が何かに押されひしゃげた様に曲がる。グゲッと言う両生類の様な声を出して、十三はその場に吐血した。]
……俺は、阿呆だ。
[頭を垂れる]
身を清く保たなければ、いつ何時こういうことを招くか分からない、とよく親父に説教されたのに。
簡易な水垢離だが効果があってよかったよ。
[二人の女性を見上げつつ、どんな顔をしていいのか分からずにいる]
ええと。
[夜桜に触れられていることを急に意識して、少し緊張]
その、自分でやるよ。いや、やり、ます……。
[自分で自分が情けなくなったらしい]
[タオルをもう一枚、と思ったが
夜桜が既に持って来ていた。]
ごめんね、夜桜さん。
ありがとう。
[頭を下げると雑巾を手にし
床を掃除し始めた。]
……禊ですか。
[朝、井戸の水を浴びたことを思い出しながら]
もし、気になられるようでしたら
裏手に綺麗な水を汲める井戸がありますから……
[...にとってしてみればさつきともそう変わらず完璧な優雅さを以て目に映る、シロタのカップを口に運ぶ所作]
はい…、シロタ様やすべてのお客様に快適にご滞在頂けますよう…
[昨夜は倒れた天賀谷を気遣う様子も見せずに、食事を続けたシロタ。
だが静かに啜った後の非のうちどころなしとの感想に、万次郎はそれを彼の紳士らしい優しさによるものと信じ昨夜のことは意識から外れた。
恐縮して再び頭を下げたのだった]
…使用人一同、身を粉にして尽くさせて頂きます。
[だから本当は響いた唾鳴りの音も、幻聴だと肯定したかったのだ。
だがそれも、どうやら叶わない。
翠の否定する言葉を肯定し、黙って頷いた。
――そして望月は叫ぶ。水をかけてくれと]
……ええっ?
[言われた通りをすぐさま行う度胸も無ければ、水をぶちまげる夜桜や翠を慌てて止める行動力も無い。ぽかんと見守った]
あ……。
[だがどうやら効果はあった。
絨毯と望月を水で濡らして、少なくとも鍔鳴りは止まる。]
天賀谷さん!!
[天賀谷の躰になにか不自然な力が加わったかのようだった、どす黒い赤色が床に飛散する。]
なんだ!?
[私は慌てて眼鏡をかけ直した。]
[天賀谷は大量の血に続き、白っぽい肉の様な物。
内臓を次々にその場に吐き出し始めた。
臓腑を引き摺り乍ら、十三は其れでも二階の書斎へ続く階段へ向かおうと──。
押し潰された身体の側面、背中からも出血がはじまる。身体の何処にどの様な圧力がかかっているのか、外側からは伺い知る事が出来ない。血液は皮膚を内側から破り、複数の噴出口を有する噴水の様に勢い良く吹き出し始める。]
いいえ、望月さまは凝っとしていて下さい。
[流し目で微笑み、やんわりとタオルに伸ばした指を留めて首を振った。]
あたしもここで働いているんですから。
当然です。
[掃除をし始めた翠に]
[夜桜に身を拭われ、翠に掃除をさせている現状をようやく認識する。下賎なる庶民として、途方にくれるべきというかもしかすると喜んでしまいかねないこの現状に恐縮してしまう]
ああ、いや。
何もかも俺が悪いんだから、自分で掃除もするし、濡れた服なんか脱げば済むよ、うん。
[二人に世話してもらうのは正直なところ嬉しい。嬉しいのだが]
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