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[厨房の裏手から聞き覚えのある声が届く。
かなり興奮しているのか声音は隠さぬ大声]
あの声はナサニエル、だよな?
獲物が掛かった、と見たね。これで一つコツってモンを覚えるだろうし、一歩前進、かな?
[そうして返ってきた返事には笑って]
ま、風呂くらいはゆっくりって気持ちはわかるよ。
そういう所は本当に変わらないね。
[そういっていると噂の主が顔を出し]
こんにちは、ラッセル。
やっぱりお風呂に居たのは君だったんだ?
―食堂―
[食堂へ顔を出すと、二人の人影]
おっ、ハーヴェイにギルバートさん。
あんたらも飯か?
…いや、ギルバートお坊ちゃまは、ご自分のお部屋で、お一人でお食事をおなさりにおなるのが、お好みでいらしゃった?
[くすりと笑いつつ、持ってきたパン籠を給仕風に掲げて、恭しく頭を下げる。
そんな冗談をしながら席に着いて]
ああそうそう、夕食会の話もう聞いた?
今晩なんだってさ。
ご馳走なんだろうなァ。
[入って来たラッセルにも手を振って]
よっラッセルも飯?ん…。
[髪が湿っているのを目にして]
何だラッセルもステラさんみたく、朝っぱらから雪遊びでもしてきたのか?
ちゃーんと乾かさないと、風邪ひくぜ。
ええと、お先に失礼しました。
[ギルバートにはそう言って、ぺこりと頭を下げた]
とてもあったかくって気持ちよかったよ。
ハーヴェイも、入ったらいいと思うんだ。
[にこにこと笑って]
雪遊びなんてしてないよ。
ぼくはお風呂に入ってきたんだ。
[ナサニエルの言葉に少し憤慨したような様子でそう言う。
それから自分の赤い髪を、指で絡めて]
風邪は大丈夫だと思うよ。
ここ、あったかいし。
…それもデカい独り言かな?
それとも言わなかったことにした言葉かな?
[ギルバートの「うるせ〜の」の単語を耳聡く耳にすると、細めた目で軽く睨み]
どっちにしろ、「うるせ〜」本人の耳には届いてるけどね。
まったく…今晩のご馳走の一つを、うまいこと捕獲してきたおれに対してその言い草。
夕食会に兎の肉が出ても、ギルバートさんにゃ分けてやんねぇからな。
[ついでに持ってきたパンも分けてやらないとばかりに、大きな丸パンを両手に持って齧り付く]
[パンを差し晩飯を話し出す様子には表情も変えず]
…あそ。出るか出ないかはまた後でな。
せめてお前がもう少し静かにしてくれるなら行くよ。
[頭を下げるラッセルへもやはり表情を変えず]
髪くらい、乾かしとけよ。
……うるせーの?
[呟く声に、あぁ、と納得して]
本当に変わらない、な。
[そういてる傍から声の源が顔を出し]
こんにちは…と、あまり人を揶揄するもんじゃないよ。ナサニエル。
…夕食会?ふーん…
[傍に座る友人をちら、と見て]
全員参加、なのかな?
夕食…?
[少し首を傾げて]
今日、夕食会なんてあるんだ。知らなかった。
そういえばまだ宿代もはらってないなぁ…
[それからギルバートにも言われて]
…やっぱり乾かしたほうがいい?
[少し考えるように、言った。]
ん?ん?
コツとか何とか聞こえたぞ。
[ニヤリとハーヴェイを見て]
…教えてしんぜようか。
うまく獣…や、獣は大げさだけど…
ともかく、うまくとっ捕まえるコツはだなぁ。
獲物は寝て待て、だ!
[親指を立て自信満々に。
何しろ宿でゆっくりと眠り、起きて、見に行ったらかかっていたのだ。
ラッセルの少し憤慨したような様子には、その勢いもややそがれて]
え…あれ、外れ?
今外、ちょっと降ってたもんだからつい。
[僅かに自分の髪に付いた雪が、室内の温かさで小さな水滴になったのを、帽子と一緒に払いながらぼそぼそ呟く]
そっか暖かいだけじゃなくて、温かい湯にも朝から浸かり放題ってわけだなこの宿は。
ほんと良いとこだー。
[若干剣呑な気配を纏う友人に、軽く溜息をついて]
本当に変わらないなぁ…無意識なのはわかってるんだけど。
ナサニエルも気を悪くしないでくれよな?
ギルバートも悪気があって言うんじゃないんだしさ。
うん、はずれ。
[ナサニエルにはにっこり笑う。]
あ、降ってたの?
それはいいなぁ…雪は綺麗だし。
…でも今のまま行ったら、髪の毛、白くなっちゃうかなぁ。
[やっぱりちゃんと乾かそう、と、暖炉のそばに近寄った。]
いいところだよね。
もうちょっと休ませてもらっちゃおうって、思っちゃった。
[軽く、右の足をあたたかさから遠ざけて。]
風邪引きたくないならね。
自己判断、自己責任。
[溜息つくハーヴェイには少しジト目をくれ]
怒るってことは図星さされてるからだろ。
別に俺の悪気とかは関係なくないか?
俺はうるせーから静かにしろといっているだけだ。
[あくまで、自己中、友人のフォローは意にも介さず]
ギルバートさんとナサニエルさんは、仲が悪い?
[ふと首を傾げてそんなことを言ってみる。
仲裁しているようなハーヴェイに、目を向けた。]
仕方ないから、髪は乾かすよ。
…雪も見たいし。
[お前がもう少し静かにしてくれるなら、と言うギルバートに]
何だよ、よっぽど騒がしいのが嫌いなんだな。
…悪かったよ。
[もごもごと齧ったパンを咀嚼することに集中するから、飲み込むまでの僅かな間だけは静かかもしれない。
飲み込み終わると、案の定]
そうは言うけどさ、ハーヴェイ。
ギルバートさんのおれへの辛辣な態度ときたら…
[「聞こえるように言っていることに気がつけ」の言葉に、八つ当たりのようにもう一口パンを齧ってから]
他には割と親切なのにな。
[彼にむくれても仕方が無いだろうが、ハーヴェイに愚痴を零すが如くそう言って]
ん?どうだろ、宿の夕食会が義務とも思えないし、
自由参加じゃないかな。
おれに言わせりゃ、せっかくのいかにもご馳走が出そうなそれをすっぽかす奴の気が知れねぇけど。
…あ。
すっぽかしてくれた方が、その分一人当たりの飯の量が増えるか…?
[割と真剣な表情で]
[右足を庇うようなラッセルの仕草に目を止めて]
足、大丈夫なのか?
湿布くらい張っておけば?確か常備されてたと思うけど。
[此方を見るジト目には半ば諦めたように]
うん、分かってる、それも。
伊達に付き合いは長くないからね。
[あまり言うのも逆効果と思い、それ以上は言えず]
……やっぱ俺って苦労性かなぁ。
湿布、冷たいから嫌いなんだ…
[とっても重大なことを言うような顔で、赤はそう言ってハーヴェイに笑う。]
それにほうっておけば治るって。今日は痛み止め、のんでないだけだから。
[愚痴るナサニエルには少し苦笑しながら]
俺は誰に対してもこうだよ。
お前は人一倍声がでかいしな。
夕飯、俺の分も食いたいなら勝手に食っとけ。
そこまで俺は大食いじゃねぇよ。
[食事を終え、立ち上がろうとしたがラッセルが暖炉から足を遠ざけている様子と包帯を巻いていない両足を見て]
…お前、足まだ痛むんじゃないのか?
[まだ宿代も払っていないと言うラッセルに]
宿代…おれなんか、今んとこ罠にかかった獲物で払っちゃってんだぜ。
そんなんでも悪い顔はしないのが、ここのご主人の良い所さ。
[ギルバートの剣呑さを謝るハーヴェイの様子に、ふっと息を吐き]
…ハーヴェイの苦労の原因ってさあ、ギルバートさんみたいな人のせいな気がしないでもない。
人の分まで謝って、フォローしてやるなんて。
無理言わないでくれよ、悪気があるとしか思えないっすよ。
でも大丈夫!
おれ、三歩歩きゃ嫌なことも全部忘れちまうから。
[気にするなと言うように笑って]
でも…よく友達やってられるよなぁ。
性格真逆に見えるのに。
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