情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[開けた瞬間、鼻腔を擽る生臭い匂いに、そこで何が行われたのか。確認しなくても判った。]
――そう…そういう…事だったのね…。
[すっと体から力が抜けて、ずるりと女はその場に座り込む。
やがてゆっくりと視界に映った光景。それは変わり果てたナサニエル、本人そのものだった。]
アーヴァインさんの次は…ナサニエルさん…。あなたは…ちゃんと姿が見えるから…人…だったのね…。
――ごめんなさい…わたしっ…あなたの役に…立てなかった…。
[亡骸がある場所ではなく、何も無い宙を見つめて、ローズマリーは力なく微笑む。瞳からは一筋の涙が零れ、彼女の衣服に染みを作る。
こういう時だろうか?自分の力が中途半端に思えるのは。]
――痛かった…でしょう?でももう…怖いものは無いから…痛みも何も無いから…。
だからゆっくり…おやすみなさい…。
[損壊が激しい身体を隠すかのように、自らが身に着けていたショールを彼の体に掛け、見開かれたままの瞳を掌で閉じた。
微かに感じる温もり。しかし、彼からは命の鼓動も、呼吸すら感じられない。]
[一人、この異常事態にもマイペースで行動するのはなぜか。
適当に冷蔵庫から食材を取り出し、軽食を作って摘んでいる。勿論肉類は入っていない。
先着1名分だけ余分に作ってはあるが]
飯時になったら真っ先に降りてきそうなあのナの字とかはまだ寝てるのかね。
人が死んでいるのに暢気なもんだ。
――一階・食堂――
[階下に下り、人の気配を感じて食堂へと顔を覗かせ、そこにある姿を見つけ必要以上に安堵する]
…ギルバート?おはよう。
他のみんなは、まだ……?
[いつもと変わらぬように見える友人に、それだけを訊ねて]
[入ってきた友人へ軽く手を挙げ挨拶]
よ。おはよ。
まだ他の連中は見てないな。
寝てるんじゃないのかね。
…食う?
[相手の前へ、残っていた軽食の皿を押し出し]
あ、ありがとう。
[目の前に出された軽食に礼を言うと席に着く]
寝てるのかな…昨夜はみんな遅かったみたいだし、いろいろあったし…。
何もないなら良いんだけどさ。
[そういって軽食を口に運ぶ。
腹が減っては…と言うわけでもないだろうけれど]
あったらあった、でそれまでだ。
でも俺とお前は生きてるよ。
まだ大丈夫だ。
[くん、とほんの僅かに香る生臭さ。
恐らくローズマリーが保管庫を開けたせいか。確実に、自分の作った食事の食材のものではない]
…ん?
[一瞬、顔を顰める]
うん、少なくとも俺達は生きてる。
どうしたんだ?
[ギルバートが顔を顰めるのに気づいて、回りの様子を伺って。
微かに感じるのは、昨日と同じ、あの……]
……何だ、これ……
まさか……
[確認するように、友人の様子を伺って]
[青ざめたような友人の顔へ、取り繕うも無駄と知り]
そのまさか、だな。
…匂いはどこからかはわからない。
ちょいと捜しに行かないといけないか?
またお嬢さんや気の弱いボウヤたちが見る前にな。
食事中申し訳ないが、少しつきあってくれないか?
多分食欲がなくなると思うから、食べられるだけ食べてからでいいけどな。
[その臭いが、それ、だろうと友人は告げる]
……だろうね、他にありえないから。
うん、早く見つけないと。
[そういって食事を置いて立ち上がる]
これはもう良いよ。
むしろ食べない方がいいかも、だし。
……行こう。捜しに。
…わかった。
[一緒に立ち上がり]
万が一もあるし、一緒に行動した方がいいと思う。
今は少し匂う程度だったが冬の気温の低い中でもわかるほどだとすると案外近いのかもしれない。
[そういって、手近な所からドアを開けていく。
だんだんと匂いが強くなっていくのを感じ、行き着くところは…保管庫]
ここからか?
[半分あいているドアノブに、手をかけた 瞬間 ]
…!
[一緒に行動した方が、と言う声に頷き共に移動する]
この状況でコレだと…相当、だと思うし。
[距離と、そして恐らくは量が。
辿り着いた場所からは、昨日の比ではない匂いが漂う]
気をつけてよね。
[それだけ言って、友人の後を追い
立ち止まり絶句する友人の後ろからその光景を見た。
掛けられた布で全ては見えない、でもその髪の色は]
………なさ…に、える?
[嘘だろ?と絞るような声は周りに聞こえただろうか?]
――保管庫――
[あやすように宥めるように、ナサニエルの血に塗れた口許をハンカチで拭っていると聞こえた微かな足音。
そして開かれたドアに、声を掛けるタイミングを失い――]
……あまり…見ないほうが良いわ。損傷が酷いから…。
[掛けられた言葉はただそれだけ――]
[内心、驚きと…悲しさは満ち溢れていたけども、表に出すまいと。傍に佇むローズマリーへ視線をやり]
…ローズ…か。
お前さんが、傍にいたのか?
どうして、ナサがこんな所に…?
[ナサニエルの傍に居るローズマリーの言葉。
それは既に彼の命が尽きている事を示して]
……どうして…
[それだけしか言えず、二人の声を聞く]
[ナサニエルの顔を見れば、あの騒がしい時とは打って変った物言わぬ静かな顔。
顔に損傷がなかったのはせめての救いか。
血に濡れた髪に、右手を伸ばして少し撫ぜ]
…お前、行きたい所…沢山あったんだろう?
やりたいことも、見たいものも、沢山…
俺は…静かにしろとは言ったが…死ねとはいっていないぞ…。
[表情こそ変わらないものの
感情を表したように握り締めた左手は、爪が食い込み血が流れた]
[静かにナサニエルから手を離し、困惑と怒りで震える友人へ宥めるように肩を叩く。
…俺と、お前と、ローズはこの際、完全に外していいはずだ。ローズが人狼なら、マスターを殺せる訳がない。
お前と俺はお互い疑う必要もないしな。。
そして今、ナサが死んだ。
…なら…残るはステラと…ラッセル。
…この2人…。
[友人がその遺骸に手を伸ばし呟く声を聞く。
淡々としたようなそれは、付き合いの長い自分には感情を抑えた反動とわかり、軽く唇を噛む]
成長したいって、そう思ってたはずなんだ、ナサニエルは。
だから、ここに居る間に色々教えて、励まして……
まだ、これからじゃないか、ナサニエル。
寝てる場合じゃないだろう…
[いつの間にか、側に膝をついて。
まるで子供に言い聞かせるように呟いて]
……残りは、二人……
[肩を叩かれ、友人の声に顔を上げる]
あの二人のうちに…居るんだね。
どっちも、考えたくないけどそうは言っていられない。
あの二人を捜さないと。
これ以上…お前やローズマリーさんを殺させるわけにいかない。
ラッセルは多分、部屋にいるだろう。
ただ…今あいつを調べるのは…。
[最悪の事態が十分考え得る状況。無意識に彼への調査をためらった]
ステラを先に捜したい。
手伝ってくれ
[きっぱりと、疑問を受け付けないかのような物言いで]
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新