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アナタがヘンリエッタと本当に本物の絆を結べたなら、他のエイリアンと地球人たちにもそれができるはずね。
偽りの普通より、等身大の自分でぶつかってみたら?
いや、むしろ結べてないのはおっさんじゃないのか。
ああ、でも。
ベルは侵略しようとしてたな。
…本物の絆ね。
少なくとも偽りの普通じゃなかった。俺にとっては。
隠し事はよくないって話よ。
自分がヘンリエッタのこと大切に思ってるって、ちゃんと伝えてみたらいいんじゃない、って、提案ね。
ま、好きにしたらいいと思うけど。
また成敗してほしくなったら弱点を知ってるアテクシのところに来なさいね。次はダジャレで凍りつかせる技をあなたに見せてあげるわよ。
[今回は出せなかった。また来週!]
−自室−
[ケネスの絵コンテは、ラストシーン近くまで進行していた。]
男と対峙して善意で行動していると知った主人公は、止めるように説得を試みるが、その言葉は男に届かない。
だが、このままにはして置けないと、主人公の焦りは募っていく。
そんな主人公を見つめ、男は囁く。
響きわたる、何かが外れた音。
主人公は男に飛び掛り、両腕で喉を締め上げながら押し倒す。
ぎりぎりと喉を絞められ、呻きながらも薄っすらと笑う男。
[ここでケネスは一旦、手を止める。]
さて、殺すべきか、殺さざるべきか。
[そうつぶやき、少し考えた後、再び描き始める。]
苦悶しながらも沸き上がる衝動に抵抗し、ゆっくりゆっくりと、主人公は両腕を男の喉からはずす。
男はそれに驚き、初めて主人公の言葉を聞きたいと思い、問いかける。
「また、枷がはまっている……何故ですか?何故、苦しみながらあえて自身に枷をはめるのです」
主人公は、苦しさに息を乱しながらも男を見据えて言う。
「それは―」
[時計の針が刻まれる中、シャプーペンシルの音が辺りに響き、そして止まった。]
……できた。
[ケネスはそう言い、深く息をついた。
東の空が白んでいるのが見える。どうやら、そろそろ夜が明けるらしい。]
お疲れさん。
[ケネスはそう言い、傍らにあった缶ビールを手に取ると、その蓋を開けた。*]
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