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[伸ばされた白い手をそっと取れば、
目前に焔を翳し歩を進めようとするも]
…………メイ?
[耳に届く微かに揺らぎを持った声に首を傾げ]
[眠そうな顔をしながら、階段を昇る。]
……しっかし、何すればいいんだか。
フツーに抱き締めても、またちょっとあってもまたすーぐゴネるし……。何も求めないフリして、実はいちばんワガママなのな。
あの気まぐれなお姫様はどうやって捕らえればいいんでしょ。悪の帝王は随時思案中です。
[階段を昇りきる。]
うーん……連れ出しても組み敷いても、多分結果はそんなに変わらなさそうな予感。刹那的なことをやっても、一時的には効果あっても持続はしないし。何をしてあげれば喜ぶんだか。
……いきなり、結婚?
そりゃあまりに急展開すぎだろ……。
[ある扉の方から、………な声が聞こえるのを無視しつつ、ローズマリーの部屋に向かう。]
…ん?
………やっぱり…ナサニエルは優しいね。
ほんの少し違うだけでも気付いてくれる。
[編み上げのブーツのつま先を見詰め俯いた侭に囁き
ゆっくりと顔を上げれば焔に照らされる青を見上げ]
巧く、嘘、吐けないじゃない。
[微笑みを浮かべようと試みるも泣き笑いの表情で]
優しく、ないよ…
[僅かに瞳を伏せれば、ゆるりと首を振って]
[顔を覗き込むように顔を少し斜めに傾ける]
…優しかったら、…メイに、そんな顔…させない。
[ごめんね、と囁く言葉は自己満足だろうかと]
[覗かれ紡がれる言葉に珍しく声を荒げ]
違うよ!
ナサニエルは悪くない…悪くないの。
[繋いだ手をそうっと白い頬に引き寄せ]
大好きなの。
でも、だから………
[首を振りごめんね、と同じ言葉を返す]
[一転した声の調子に、瞳を幾度か瞬かせる]
[手が緩く引き寄せられるのを見送れば、
手袋越し伝わるのは少女の頬の柔らかな感触]
…だから…?
[眇めた青の眼差しを向けるも、直ぐに首を振り]
…………ん。
メイが…言いたくない、なら…聞かない、よ?
[問い掛けに青を見上げれば揺れる濃い青
桃色の唇は幾度か躊躇った後に開かれる]
大好きだから、手に入らないものまで、望みそうになって…
苦しくて、哀しくて、寂しくなる。
でも、其れは、ナサニエルのせいじゃなくて、欲張りな自分のせい。
…だからナサニエルは悪くないの。
[頬に触れていた手を僅かに滑らせれば、
指先は少女の耳元に零れた碧をそっと掬う]
手に、入らない…もの?
[首を傾げ鸚鵡返しに問えば彼の青い髪は微かに揺れ]
―ローズマリーの部屋の前―
ローズマリー……ごめんな。
こんな時、俺はどうしていいのか分からない。
抱き締めればいいのかな?
2人で何処かに抜け駆けとかしようか?
……違うよね。
ローズマリーが求めてるのは、そんなんじゃない。
それは俺も分かってる。
[ジッポの蓋を、カチンと1回開ける。]
誰よりも好きだよ、ローズマリー。
……それだけじゃ、足りない?
[ローズマリーの部屋の前から立ち去った。]
じゃ、また明日な。
―自室―
[ギルバートは、ベッドの上に自分の身体を投げ出した。]
………ヤバ。
なんでまた「夜這いの風習」を思い出すんだ俺!
あー………………サイアク。
[腕で目の辺りを塞ぎ、乱暴に寝返りをうつ。]
なんかこう、キレイな白い肌だったなー……。すごく柔らかくて。
……やっぱりあの時ヤッちゃえば良かったかなー……
[昨日の温もりを思い出しつつ、悶々とした何かを持て余しながら、ギルバートは眠れるんだか眠れないんだかよくわからない夜を過ごして居た――*]
[矢張り上手く意味は取れないのか緩々と首を傾げ]
[何と返せばいいものか迷い、口唇は言葉を紡げず]
[唯、碧の双眸からは目を離せずにいて]
[首を傾げるのに碧い双眸は優しげな色を浮かべ
名を紡がれるのに青の瞳を見詰めたまま微笑み]
ナサニエルが大好きなの。
只、其れだけ。
変な事、言って、ごめんね。
[引き寄せたままの手にもう一度だけ頬寄せて]
あの家に、帰ろう、ナサニエル。
待つ人は居なくても、今は一人じゃないよ。
[手を下ろし小首を傾げればふんわり微笑んだ]
……、…………うん。
ううん。
[曖昧な、返事ともつかない声を返しながら、
彼の浮かべる表情は微笑とも何とも言えないもので]
ごめん、…ありがとう、メイ…。
[謝罪と感謝を述べるも、其の意味は自分でも解らずに]
[ゆらり、青の瞳を揺らめかせて、少女の微笑を見詰めて]
…………解った。帰ろう。
[瞳を細めて、頷く]
[謝罪と感謝とどちらに対してなのか緩緩と首を振って]
んーん、ありがとう、ナサニエル。
[ごめんね、と同じ様に逆の言葉を並べても意味は違い
揺れる青の瞳を柔らかな色を浮かべ碧い双眸が見詰め]
…ん、一緒に、帰ろう。
お腹、減っちゃった。
ナサニエル、冷えちゃったね、帰ったら温まらないと。
[頷けば揺れる濃い青にか眼を細め漸く歩き出そうかと]
そう、だね。
…ああ、でも…家、何もない…かも。
[会場に寄って行けば何かあるかな、と呟いて]
[少女が歩み出すのに合わせ、彼も歩を進める]
…………うん、一緒に…。
[小さく返した言葉は躊躇いがちだったけれど、
繋いだ少女の白い手を握り直すのに躊躇いはなく]
[ランタンの灯火を見詰める横顔は物思いに耽る様子で]
[遅くまでも元気な実行委員に夜食の御裾分けを貰えば]
[彼の家へと帰り、ただいま、と声をかけて*食卓を囲むのだろう*]
[握り直される手をそうっと握り返して頷いて
焔に揺れる横顔を時折覗き見ながら帰りつき
会場で貰った食事を居間で並んで軽く摂って
食後はミルクを解かした闇の薄まった珈琲と
冷たいレモネードを飲んで客間に案内される]
パジャマも着替えも、集会所だった。
[青の瞳を見上げ何時も通りふんわり微笑み]
ありがとう、おやすみ、ナサニエル、素敵な夢を。
[自室に戻るナサニエルに告げ静かに扉を閉め室内を見回し
ベットに腰掛ければ窓の外を眺め碧い双眸はゆらり揺れる]
…ありがとう………ごめんね。
[呟きは何に対してか其の内にはころりとベットに横たわり
胎児のようにか仔猫のようにか丸まり何時しか*夢の中へ*]
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