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[また暫く俯いていたが、ぽつりと話を]
レイ…。
ラッセルに似ているといった知り合いだ。
俺の…初恋の人で…大切な人だった。
今の俺をずっと、支えてくれてた人だったんだ。
俺のことを、好きだといってくれた。
俺も好きだと言った。
優しい、強い奴だったよ。
ずっと傍にいると、約束をくれたのに。
俺が、死なせた。
大学の研究員生でな。
菌を扱った実験で失敗をして、感染した。
この国の医学ではどうにもならない細菌で…
苦しさに耐え切れなかったのか…俺に殺してくれといった。
最初で最後の願いだったから。
俺はそれを叶えてやった。
[小さく、こくんと頷き]
…だから、ラッセルを見たときは驚いた。
レイが生き返ったのかと思った。
同じ声で笑って、同じ顔で怒って。
同じ仕草でしょげていた。
…正直、嬉しかった。
別人だと、わかりきっていることなのに。
どうしてもレイと被った。
あんな小さな体で頑張っていたから。
守ってやろうと、思った。
でも…それも、もうできないようだ。
[一筋、涙が伝ったが、外からは俯いた顔のそれは見えず]
[守りたい、と、そう語る言葉に、これまでの二人を思い出しふと微笑みかけて。
最後の言葉と、それが含む声音に友人を見る]
……出来ないって、なぜ?
守ってあげればいいだろう?
……お前の…お前が苦しんでいるのは、それ、か?
[微かに震える声は、彼の苦悩そのものなのだろうか?]
ステラが死に際に呟いたのを、お前見たか?
「まだ終わらない。皆、死ね」
そう呟いていた。
恐らく仲間がいるようでな。
今の状況で…それがありえるのは…
ラッセルだけだ。
[最後はきっぱりと、言い切った]
まだ人狼がいるのなら始末しないといけない。
俺らがここから出ることができても彼がいつの日か人に害を為さないとも限らない。
…殺すべきだろうな。
[ステラの最後の足掻きがそれを意味していたとは知らず]
そんな事を?
まだ仲間が……でも…
……ラッセルが?
[否定しようにも、それ以外に可能性は無く]
ラッセルが、人狼だ、と?
……そんな……
[それが友人の苦悩の全てと知り言葉に詰まる]
殺す…?
確かに人狼は生かしては置けない、でも
まだラッセルがそうだとは……
[ふと思い出す、彼にはそれを知る手段があるのだ、と]
…とりあえず、ラッセルの部屋へ。
誰かが死んでからでは遅すぎる。
逃げるなら…殺すだけだ。
[先程の苦悩など微塵も感じさせないほどはっきりと言い切る]
来い、ハーヴェイ。
[ウェストポーチの中身を確認しつつ、ハーヴェイを促す]
[どれだけの時が過ぎたのか。ようやくそこから顔を上げる。]
もう泣かないよ。
[口唇が小さく呟いて。
それから、ベッドの脇に皮袋を置く。]
明日、かなぁ。
朝のうちに、―――を弔って。
それから、崖を降りようかなぁ…できないだろうけど、落ちても多分、死なないし…
[右足首はまだ痛めど、痛みが残るばかりで、怪我には強い。
見える程度の場所に落ちていた体を思い出す。
あそこならば、なんとかなるだろう。]
[急かす様な友人の様子に戸惑いはするものの、人狼であれば、との思いに立ち上がる]
わかった、行こう、ラッセルのところへ。
[そういって友人の後を追う]
[一片の迷いもなく「殺す」と断言した。
一体どんな思いで口にしたのかは本人しかわからない。
胸の痛みとざらつきは耐え切れないほど大きく自分にのしかかってきたが、目は迷っていなかった]
…ラッセル、いるか?
[2階、ラッセルの部屋。今から人を殺すかもしれないとは微塵も感じさせず]
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