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[ハーヴェイの手によってやっと窮屈な衣服から開放されたそれは、天を仰ぎそそり立つ。
唇を舐め、忙しない呼吸を繰り返しつつ、その手をハーヴェイの膝裏に掛けた。]
[私は呼吸が止まりそうになる事に抵抗するように、息を付く。それは小さな吐息にしか成らない。けれども、私の口内はまだ血の味が残り、以前よりも僅かに尖った鋭利な犬歯が見えてしまうはずだった。
俯せを選択された事に、私は内心安堵した。
また、最初の侵入者パパではなく、ソサエティと言う謎の言葉を残した死体採集者であった事に感謝した。お陰で私は愛する人を喰らわずに済んだのだから。]
どこ…近い? 駄目だわ、分からない…
[ネリーは手足を折り曲げて小さくなっていた。激しい疲労のせいで腰の辺りを中心に、歩くことも覚束ない。
ネリーは小さく呼吸をしていた。]
[獲物の身体から邪魔な衣服を全て引き千切るように剥ぎ取り、膚を剥き出しにすると、足を取って開かせ、その間に身体を割り込ませる。]
──バンクロフト邸・バスルーム──
[衣服を脱ぎ捨て、白い裸体を晒したバスルームで、
睫毛を伏せ、頤を上げて頭から水道水の雨を被る。
その姿はまるで祈りを捧げる殉教者のように──。]
水よ──、罪も穢れも全て洗い流して。
私をただの一人のヒトに、戻して──。
[過去も未来もない一人の人間として、現在(いま)を見たい。
今、この町に何が起きているのか。
何者にも縛られない自由な視点で考えなければ。]
[───けれど。]
『──嘘。』
……この罪は私だけのものじゃない。
この穢れは父からの贈り物。
罪も穢れも、私達を繋ぐかけがえの無い、
蜘蛛の、糸──…。
[喪いたくない。
喪えば父は自分の手の中から居なくなってしまうだろう。
手を伸ばしても届かない処。
母の──、
──ソフィアの元へ。]
[切なげに、閉じた睫毛を震わせる。
うなじの疵を指先で撫でると、官能が背筋を駆け上がった。]
──……ハ…ッ…。
[唇から熱い吐息が零れ出す。
精神だけでなく、身体まで敏感になっているのだろうか。
それとも、ココロがカラダに影響を与えているのか。]
これは……私が、私である、証。
お父さん──『イアン』が私にくれた、私だけの徴。
[存在を確かめるように、傷痕を、鎖骨を、胸の膨らみを、
順に指先で辿りながら、陶酔したように呟く。
視線は此処ではない何処か──、記憶の中、
自分を見下ろす情欲に彩られた父の眼差しを視ている──。]
ふ……っ…ぁ…!
[少し触れられるだけでも肌があわ立つ。
見下ろされるギルバートの顔がまるで情欲の鬼のように、しかしこの夜の下、濡れた瞳は魅入られるほど美しく。
割り込まれたからだの熱が下半身から伝わる。
受け入れるべき衝動への期待に身が震えた]
はっ はぁ……っ
ロティ、ああ……
――私のすべて
[彼女の身を気づかい抑制しようとする試みは長くは続かない。荒々しく彼女の躰を求めてやまぬ衝動のままに、掌が、指先がひたすらその感触を求め続ける。熱い唇が押しつけられ、舌は彼女の味覚を味わい尽くすかの如く這い回る。
ぬらぬらと絖りを帯び淫らな光沢を帯びた裸身を抱きしめ、躰全体でたおやかなその存在を慈しんだ。私の硬い腹筋や胸筋は、少女の柔肌の感触に歓喜に満ち打ち震えた。]
この身は――
肌も、血も、肉も……
……すべて
[舌がしなやかに撓るを首筋を這い、歯が触れる。]
私のそばに――
ずっと……
[激しい抽送。浅く、早く、そして深く。腰を打ちつける音が闇の中に反響する。]
ああ、ロティ――
私と共に
くぁ……っ
[波濤のように押し寄せる欲情が一際高まり、頭蓋を圧するほどの激しい血流に眼前に火花が散る。
全身が砕け散り、魂は真っ白に拡散し溶けゆくような快楽と共に、私は命の水をシャーロットの内奥に注ぎ込んでいた]
[両脚を抱え上げ、筋肉で鎧われた厚い肩の上に乗せる。
正面のハーヴェイを、黄金の瞳が見下ろす。]
ああ……
[渇望に餓えた吐息が、笑みを刻んだままわななく唇から洩れ。]
[そして、何の準備も施していない、その深奥へと肉欲の楔を打ち込んだ。]
[それから、幾度、シャーロットの躰を求め続けたことか。
私の欲望は、汲めども汲めども尽きることがなかった。
それは、黄金の瞳を覗き込んだ所以だったのか。
この日のおぞましい数々の出来事に、これまでにない異常な昂ぶりを感じていたためか、定かではない。
私は、シャーロットの片膝を抱きかかえるように側位で、時に躰全体を抱き上げ包み込むような座位で、はたまた両足を抱きかかえるように腰を高々と掲げ陰部をあらわにして、ひたすら彼女と交わり続けた。
それが彼女に命を吹き込む儀式として必要なことであるかのように、彼女の中に生命の証を注ぎ込みながら。]
[焦げている故に、新鮮ではない故に、
新たな息吹の血肉となれなかった青白い光。]
ウゥゥゥ……喰らうことで、他の子らはキミの中で
新しい血肉になるのだろうか…………。
[恨み言のように振り絞る。]
私たちは、キミの血肉にもなれずどこにも行けず…
口惜しい…口惜しい……口惜しい…。
せめて、あのときの答えを聞かない限りは…。
[呪縛のように、彼の炎は上にも下にも動けずにいる。]
今のキミ、何色のソウルなんだ?
[それだけ発すると、青白い炎は呻かなくなった。]
[ざらりとした舌先が、私の背筋を繰り返しなぞる。
抱きすくめられた瞬間から濡れていた私の身体は、次に来る快楽から逃れようと陸に打ち上げられた魚のように跳ねる。]
…ぁあ、パパ。
だめ、そんなにすぐに入れたら──ぁ、
[容赦無く両の乳房を揉みしだかれる感触。その感触よりも行為のいやらしさに私は羞恥心をおぼえる。そして──]
…ああ、入って。入って来るわ。
パパが、私の中に…また……ぁ、ああ…ん。
[自分の指は最早自分の物ではないように感じる。
頭の芯が痺れるように、──甘い。
掌で泡立てた石鹸の泡を白い肌に置き、優しく伸ばす。
汗も汚れも、煩わしい思考さえも溶かす、心地好い愛撫。]
………違う…。
そうじゃない……駄目よ……。
[しかし、官能を求めて動き出そうとしていた手を、
泣きそうに潤んだ声が静止する。
それはいつだってソフィーを縛る、忌々しい楔。理性の声。]
いつまでも二人きりの世界には居られない。
鳥籠は壊れ始めてる……。
わかっているんでしょう──…?
[シャワーの雨に紛れて、頬を透明の雫が伝った。]
[ギルバートの唇が笑んだ。
ぞっとする何かが背筋を駆け抜ける。
そして次の瞬間、とてつもない痛みが全身を駆け抜けた
いくら慣れていたとはいえ、何の準備も施さないそこへの挿入は想像以上の苦痛をもたらす。
先程までの快楽は全て吹き飛び、苦しさに目を見開き悲鳴を上げる]
う…あぁあああっ!
あ…あ…ぁ……!
[受け入れるにはあまりにも大きい衝動を、体を硬くして受け入れる。中はギチギチにギルバートを締め付ける]
ギ…ル……!
[それは、この世で最後の叫びとなっただろうか──]
[果てることのない欲望をようやく自らが律することができるようになった頃、シャーロットの身に付着した汚れを濡れたタオルで叮嚀に拭い身を清めた。淫水を滾々と湧きだたせる生命の泉に封印を施すかのように綿をさし、元のようにシャーロットに服を着せた。
できあがったファロスを置き、立ち上がった。]
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