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[ターニャに続いてモニタールームを後にしたランクスを見送ってぽつりと]
そんなにヤバいことになってたのかあ、俺たち。
あの擬似狂気が強烈過ぎるの以外は平気だと思ってたんだけど。
……とりあえず今日は寝ようかな。
結果は気になるけど、体のこともあるしな。
つー訳で俺は寝ます!みんなもリアル大事に!
んじゃおやす〜♪
[そう高らかに宣言すると、手を振りながらモニタールームを出た。
最後に見たモニター内の微笑ましい光景に*少しだけ目を細めた*]
おめでとう!
[再び店の明りをつける。眩い店内は、どこか別世界のようで。ラッセルは目を細める]
ハーヴェイもこれで19歳か。
あーあ、僕も早く19歳になりたいよ。
ハーヴェイばっかり一人で大人になってさ。ずるいな。
[腕を頭の後ろで組んで、屈託のない笑みを浮かべる。そこにいるのはいつもの彼]
ああ、そうだ。忘れないうちに……ハーヴェイに、誕生日プレゼントがあるんだ。
手、出して。こうやって、両手。
ふふ、すぐに君も大人になるよ。
時間が経つのは、あっという間だから…
[この短い間に、いろんなことがあった。
あれだけ沢山の人がいたのに、皆居なくなって。
楽しい時間は、もう戻らない。
過ぎ去った人は、もう帰ってこない。
…そして、自分も、多分]
え、両手…?何があるんだい?
いつもどおりの彼を見ていると、自分自身が疑っていた事も忘れ。
...は、素直に両手を差し出した]
[青年は笑顔で彼に近づいた]
[無邪気な、悪意の欠片一つ見えない笑顔]
[ゆっくりと胸ポケットに手を差し入れて]
[青年の手の上に、差し出した]
[じゃらん]
[重みのあるそれは]
[――銀の懐中時計]
お誕生日おめでとう。心から祝福するよ。
そして永遠にお休み、ハーヴェイ。
[ランクスの言葉は耳に届けど心に響かず。
まるで酔い痴れたかのようにモニターを――否、石榴を見詰める。
ただ、レジーヌを捜すとの声には、柳眉がピクリと動いて]
……アァ、そうだ。黄玉は何処へ…?
恐怖と絶望のセレナーデを愉しみにしていた愛しき幼子よ。
最期の舞台、さぞ美しき哀惜の旋律が奏でられるであろうに……
[心の底から残念そうに、嘆息。
それから後は――彼の人に見惚れるまま、*三日月は沈まない。*]
(―――え?)
[手に乗せられたそれは、以前に見覚えがあるもの。
確かキャロルが持っていて、ヒュ―に差し出した……]
これは、懐中時計……何故、君が
(――まさか)
>>+107
蒸しパン……(何か思い出したらしい)
いえあれはあれで中々にデンジャラスというか視床下部にえもいわれぬ刺激を与えるものでしたから!
とにかく危ないのでやめときましょうそうしましょう。
[何がなんだか分からないことをまくし立てた後、話を断ち切るように、立ち上がった]
さて、とにかくターニャさんに、話を聞いてきます。傷についてしっかり確かめてきます。
[モニタールームのドアを通る前、最後に見たのは幸せそうな、3人の姿。見ていて、胸が痛いのは、まやかしだと、分かっているから。今までの経過を見ていて、...も、「グレン」にも、確信があった。
*ボブは人間、なのだ*]
…え?
[その声はずいぶんと間の抜けたものだったに違いない。
ラッセルが取り出したそれが何であるかに気付くと、...はその場に硬直した。]
あ、あなた…それ…。
なんで…。
どうして…。
ねえ、どうして…。
[青ざめた顔で言葉にならない声を紡ぐ。]
[灰碧の瞳が煌いて、鋭い一閃。ハーヴェイの喉を鋭い爪が切り裂いた。青年の笑顔には、あってはならないはずの白い牙。赤毛の腕がゆっくりと掲げられ、うっとりと彼は呟いた]
長かった……長かったよ。黒曜、黄玉。
ボクはようやく。ようやく……君たちを追える。
[赤毛の腕に浴びせられた血をぺろりと舐めとって、ローズマリーに優しげに微笑みかける。]
どうして?えっと、言葉にしないとわからないかな。わかってくれると思うんだけど。
ボクこそ、最後の人狼だからだよ、ローズマリー。
[にっこり。]
[熱い。感じたのはそれだけ。
何かを喋ろうとしたけれど、ひゅう、と喉が鳴るだけで、それは言葉に成らなかった。
崩れ落ち行く中、ゆるりとラッセルに視線を向ける。
――ああ、やはり、君が]
(……ありがとう、これで漸く、)
[ローズマリーをちらり、と見る。
君を守れなかった。ごめんね?
僕はやっぱり、ナイトにはなれなかったよ。
霞み行く意識の中、二人の声が聞こえる。
――眠くなってきた。これでようやく、寝られるよ。
永い、永い、眠りに]
(悪夢を終わらせてくれてありがとう)
[きっとこの気持ちは届かないだろうけど。
僕は君に、感謝してる。
さよなら。仲間に、あえるといいね。
*おやすみなさい……――*]
[深紅に染まる大切な友。驚愕し怯える愛しい女性…何よりの御馳走。
コエは聞こえずとも、歓喜の声は耳に届く。あぁ、あぁ、ついに!]
……アァ、長かったな…石榴。
今宵の月も闇も血も君だけの為に。さぁ奏でるがいい歓喜の歌を!
[それはモニター上の出来事。血は単なる赤色で匂いもない。
けれど【彼】にとっては極上の葡萄酒のように、酩酊をもたらす。]
[空を切り裂く、鋭い一閃。
...には一瞬、何が起きたのか理解できなかった。
次の瞬間、辺り一面に飛び散る血飛沫…。
生暖かい血糊が、...の頬にもかかる。]
…ハー…ヴェイ?
[血の気の引いた顔で、思わずその目を見開く。
首から鮮血をあげて崩れ落ちるハーヴェイの姿が、ひどく緩慢にその目に映る。
おかしい。
こんなはずでは…。
こちらを振り向き、微笑むラッセル…。]
…いや…いやよ…。
…そんな…そんなのいや…。
[ままならない呼吸で、ぽつりぽつりと声を紡ぐ。]
いやあああああぁぁぁぁぁぁぁぁああああああっ!!!!
[崩れ落ちていくハーヴェイには見向きもしない。足音もなく、ローズマリーに歩み寄る。柔らかな薔薇色の唇、濃い深緑の知的な瞳が歪んで]
ボクは……ボクは、ずっとずっと待ち望んでた。
この一瞬を、この一時だけど、待ち望んで生きてきた。
ねえ、ローズマリー。わかるでしょ?
君なら、ボクのこと。
[柔らかな新緑の髪を一房、掬い上げてそっと口付けた。耳元をつんざく悲鳴が過ぎていく。紅い髪の青年は口元を綻ばせた]
そう、その声。その叫び。
ボクはそれが聴きたかった。
これでようやく君はボクだけを見てくれる――ローズマリー。
[まるで物語の一幕のように、恭しく姫君の髪に口付ける騎士。]
………
[眇められる瞳には、愛しさとほんの少しの切なさが揺らめいて。
ただ、その時を――静かに見守る。]
[首から血を流し、崩れ落ちるハーヴェイ。
明らかに人間のものとは違う、鋭い爪を振りかざすラッセル。
...の最後の支えだった二人は、もはやその面影を残してはいなかった。
悪夢のような状況で...が正気を保っていられたのは、二人の存在があったから。
最後の砦は、完全に崩れ去った。]
…ゃ…ぃゃ…ぃゃょ……。
[眼前に迫る紅い髪に、もはや抵抗することはできなかった。]
さぁ、これが最期。
大好きだよ、ローズマリー。これは本当。
黒曜と、黄玉の次に、君の事を深く愛していたよ。だからもっとボクのためにその声を聞かせて。甘い甘い血で、もっとボクを酔わせて蕩かせて――。ねぇ。
[ローズマリーを抱き寄せて、碧の瞳に触れるだけの口付けを。そして耳元に密やかな囁きを]
ずっと、愛してる。ローズマリー。
[月の夜。深い闇。そして、最期は舞うように紅い血飛沫。鋭い爪が、彼女の心の臓に突き立った――]
[胸にかけていたロケットが床に落ちる。
中には、一枚の小さな写真…。
薄れ行く意識の中、...が最後に見たものは、幼い日の3人の姿だった。
――“ローズマリー”の記憶は、そこで途切れる。]
[三日月の笑みを深く刻んだまま、すぃと手を伸ばしコンソールに触れる。筋張った、けれど滑らかな肌を持つ手が、踊るようにその上を滑って。]
……どんなに愉しい刻にも、いつか終りは訪れる。
サァ、最期の幕を下ろそうか――
[リズミカルな旋律が、ゲームオーバーの旋律を奏で――]
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