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学生 メイ に 1人が投票した
学生 ラッセル に 6人が投票した
学生 ラッセル は村人の手により処刑された……
次の日の朝、双子 ウェンディ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、書生 ハーヴェイ、冒険家 ナサニエル、学生 メイ、村長の娘 シャーロット、見習い看護婦 ニーナの5名。
[正直言って、基準がわからなかった。
宿にいたメンバーの反応を見る限り、勝者としてこの場に残っているのは自分一人のようだ。
つまり、軍営へ移動する方が勝者側と見られる。
だが、それにしても負けた人間を未だ宿に残すとなると、メイが自分でも口にしたように、かなりきな臭くなってくる。
自分がいた軍営。
その一軍全てが待機しているような規模。
それにメイの発言。
全てのピースが昨日嘲笑した己の考えた絵を描き出していく。
荷物を持って移動していくウェンディ、ニーナを見送りながら、ナサニエルは*一人酒を飲んだ*]
[…目が覚める。
ある程度の回復は出来た…と、思う。
それよりも、空腹で目が覚めていた。
ポーチを付けると、階下におり…
マスターに食事を頼む]
…
[そして…メイが来たのだった。
有る意味、三回の戦闘…全員が一回は戦ったのだから、当たり前と言えば当たり前である]
…移動…治療?
[食事をする手を止め、メイの方を見た。
治療なら必要ない…そう言おうとするも。
多数の兵士が酒場に入ってくるのを見ると、流石に閉口した。
有無を言わさず、らしい]
はぁ…では、少し、待っててください。
…違います。
荷物…薬を持ってくるんです…
[兵士の高圧的な物言いに、不機嫌そうに視線を向ける。
黙って部屋へと向かう。
…一人、兵士が着いてきていたようだが、本当に鞄を取りに行くだけだったので、ホッとしていた様子…
…新米なのだろうか?]
では、参りましょうか。
…後、そんなにせっつかなくても、自分で歩けます…
[溜め息混じりに言うと、兵士達と共に*外に出た*]
[食事を摂っていると、突然メイフォリアが配下の兵士を引き連れ宿屋にやってきた。そして有無を言わさず、ウェンとニーナを昨日は入れなかった軍営に引き立てていく]
……なーにが、失礼のないように、よ……。
[怒りで体が震えそうになるが、それをなんとか押さえこんでいる。
軍営内を移動する際、目隠しをされなかったので、ある程度は自由に歩いても良いということらしい。ご丁寧に購買の位置まで教えられた。
軍営の規模、体制を注意深く観察し……、ウェンの脳裏にはある1つの単語が浮かび上がる。
最初はそれをまさかと即座に否定したが、と、同時にいろいろなメイの言動を思い出し、否定すればするほど疑惑の色は濃くなっていった]
―――…随分と。
[面倒臭い事になったな、と
小さく零れかけた言葉は飲み込まれる。
最終目的こそ今だ不透明だが、
主催者である王女が持つ、"大会の狙い"は
ほぼ青年の中で確証へと変わった。]
[将軍直属の兵士だと言う彼らと共に
宿を後にする後姿を眺めながら
―――ただ、小さく溜息を吐く。
そ、と伏せられた瞼によって齎された微かな闇に、
重く湿った吐息は、空へと*霧散した*]
―酒場―
……え?
[勝者が残るものだとばかり思っていた。
だから自分は残らないものだとばかり
だから二の句がつげなかった。]
…………
[非公開な段階で、何らかのことは有るとは思ってる。
その何らかのことにこの残ったメンバー残されなかったメンバー
…からの状況考察はとても重要なんだろうけど]
[けれど、それでもシャーロットは状況に呆然としていた]
[軍営内を進んでも、ウェンとニーナは目隠しされることもなく、やがて1つのテントに放り込まれた。そこには先客――頭に包帯を巻いたラッセルがいた。]
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