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―車中―
[ルーサーは車を走らせながら、ナサニエルの悪態を思い出し、どこか張り詰めていた緊張の糸が緩むのを感じずにはいられなかった。
彼からは破滅型の人間特有の悲壮感や気負いがまるで感じられない。きっと死の谷に対する恐怖から自由であるのだろう。
それだけにルーサーは彼の未来を思うとき、不憫な気持ちを抱かずにはいられなかった。]
放蕩息子、か……
[ルーサーは彼のために祈りながら、車を走らせた。]
[移動中の車の中、ぼんやりと流れる景色を窓から見る。さっきからぶつぶつと小言を言っているシャロへ、笑いながら子供のような言い訳を]
俺あんまり医者って好きじゃないんだよ。
ほら、映画によくあっただろ?
頭見てもらったついでに変なチップ埋められるとか。
今も結構本気で信じててさ。そんなことをする医者ってやつが凄く怖いんだよね。
[シャロが自分の心配をしてくれているのは素直に感謝しつつ、答えをはぐらかす。そしてピアスについての質問へは少し眉を顰めたが、すぐに普段の表情で]
これ、アレキサンドライトっていう石なんだよ。
太陽光にあたると赤紫に、それ以外の光だと青緑になる。
別に珍しくはないんだけどここだと天然のアレキってあんまり見つからなくてね。
―車中/移動中―
へぇ。ロティはやっぱり、女の子だけあって目ざといな。
[思わず、笑みが零れた。バックミラーごしに、ハーヴェイの耳にかかるピアスを気にしながらハンドルを切る。
ハーヴェイがピアスを(それもなぜか片耳だけだ)をしていることには以前から気がついていたが、装身具について理由や由来を尋ねる気持ち自体はあまり持ち合わせていなかった。
ハーヴェイは服を用意したものに着替えてくれていたようだった。何度か訪れる彼にあった服は、当然のように用意している。見た物をそのままに記憶する特技がある私には、人よりも服のサイズを見定めるのに多少はアドバンテージがあったことだろう。]
[ネリーは独り考えていた。これからどうやってこの場を脱すべきなのか。
自分の秘密は誰にも知られてはいけない。よほど身の回りを調べられていなければボブだって気づいていないはず。そう、自分の欠けたモノが。
ばれてしまうと何をされるか解ったものではない。穏便に、穏便にしなければ――
何を思ったのか、素肌が見える顔の下半分が少し動いたように見える。舌を転がし、腰や肩を動かし、顎を確認している。
その後、ネリーはほっと息を吐いた。]
だ…大丈夫よきっと……
[シャーロットは、白いキャミソールに、白い小花模様のレースのプリーツスカート。左手首に、以前の誕生日に両親から贈られた細いチェーンのブレスレット。当然、右腕には包帯──と言った姿だった。]
ラング先生も、随分怖がられたものだなあ。
[変なチップ、というハーヴの言葉に思わず吹き出す。 石の説明をするハーヴェイに、私も質問を投げかけていた。]
そういえば、もう片方はどこにあるんだい?
――ん?なぁに?ローズ…。もしかして気持ち…良いの?
[わたしは彼女の呼びかけに答えながら、ローズのシャツの釦に唇を宛がい器用に外していく。これも昔に仕込まれた所作の一つ。煽情を逆撫でするには有効的な手段。
やがて外れて露になった下着をそっとずらし。わたしは滑らかな動きで素肌へと触れる。
柔らかい――]
…あ…駄目よ…ローズ…。あなたがこんな事するなんて…穢れてしまうわ…
[吸い付くような素肌の白さにふくらみの弾力に垂涎していると、彼女の右手がわたしの胸を弄る。その仕草に喜悦を感じると同時に、彼女自身を穢したくはない気持ちが働き、思わず制止の言葉を投げかけてしまう。]
[息を殺して店内を覗き込むと、美しいエメラルドの髪を背中に散らしたローズマリーの後ろ姿が見えた。
そしてその向こう。
ローズマリーの首に腕を回した、モノトーンの聖女の姿も──。]
──…!!
[ほんの一瞬視界に映った光景に、ソフィーの目は釘付けになった。
心臓が口から出そうな勢いで早鐘を打っている。
二人がただ再開を喜び合っているだけでない事は明白だった。]
穢れる? どうして?
[ローズマリーは少し息をあげながら、ステラに問い返す。
穢れているというのなら、もうすでに私は穢れきっている]
もう片方…?
[聞かれた瞬間、ぎくりとした表情をした。
もしかしたら見られたかもしれない。失態だった]
…さぁ。ピアスは小さいですからね。
どこか行ってしまったのかもしれませんね。
俺最初から片方しか開けてなかったし。
だからこれなくしたら終わりですよ。
[この話も終わりにという意味合いをこめて返答を返す]
[装身具、といえばシャーロットは左手首にかつての誕生日プレゼントを身につけている。
純白のその装いに、「そういえば下着は着けてくれているのだろうか」と常の父親なら心配する必要がないであろう疑問が浮かぶ。]
ロティ?
あの……いや、なんでもない……。
[少しだけ赤くなった表情を背けるように視線を反らした。
ハーヴェイやラング牧師の前で不測の事態があったなら、私の動顛は計り知れないものになるだろう]
どうしてって…
[わたしはローズから返された言葉に困惑する。]
それはわたしが――…
[喉から出かかる言葉。でも言えない…。
未だ言えない。彼女には、わたしの秘密なんてまだ――]
ううん…女同士でこんな事をするなんて…穢れているとしか思われない…でしょう?きっと。
だから――…
[それは嘘ではない。紛れも無い本心。だからわたしは迫害された。慕いし者達から。]
へえ、それがアレキサンドライトって言うのね。
実物ははじめてみたわ──
マジックみたいに色が変わるんでびっくりしちゃった。
何時もは髪に隠れているけれど……すごく面白い。
[顔を顰めたことは、やはり傷口が痛むのでは──と心配をした。ただ、口うるさ過ぎたかも、と思って口にはしなかったが。
ヘンなチップと言う言葉にシャーロットも受けたように笑う。
ヒューバートがピアスが片方だけであることを訪ねた。]
『──…あ。
もしかして、同性愛の目印だったらどうしよう……。』
あー、そっち。その道まっすぐ。
吐き気は治まってきた……と思う。多分。
んあ………?
蜂鳥、飛んで無かったか?
まあいいや。
[訳の分からないことを言いながら、男は家へと案内する。]
[エメラルドの滝の間を見え隠れするステラの指先。
ローズマリーの細い腕も同じようにステラを抱き寄せて。
交わされる囁き。
吐息混じりに互いの名を呼ぶ女神達。]
『──何故、ステラさんが。』
[見てはいけないと理性が叫ぶ。
すぐに目を逸らして忘れてしまいなさいと訴える。
なのに。
ソフィーは睦みあう二人の姿から目を離す事が出来なかった。]
[どのくらい経ったのか。やがて一軒の家の前に辿り着く。
朦朧とした態の男の耳元に大声で呼び掛ける。]
ここか?ここで良いのか?
[下着の事を父親が心配しているとは思いもよらず、不思議そうに首を傾けた。]
…パパ?
もう、パパはよそ見運転しちゃだめなんだから。
一つしかないのにつけてるということは、それだけ大事なものなんだね……。
[返答は、質問というよりは感慨をただ伝えるように発せられていた。
シャーロットへと視線を向ければ、何かを問いかけるような眼差しでハーヴェイを覗き込んでいる。私はその問いを知らず、首をかしげた。]
よそ見運転しちゃダメだって?
そいつは至難だ。
なにしろ、“その人”以外に見るべき価値のあるものはほとんどないというのに。
[そんな冗談めいた言葉を紡ぐ]
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