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――神父
勝手に始めてしまって申し訳ありません。
[ルーサーの姿を見いだし、声をかける。]
神父もセシリアにお聞きになりたいことがあれば、どうぞ。
[ウェンディはネリーの姿を見つけた。ネリーは少し離れた所で立っているので、私が今こそこそ――ちょろまかと動けば摘み出されるかもしれない。
ネリーに事情を聞いてみたくなったが、そこはぐっと押しとどめてクインジーの演説を話半分に聞いていた。]
実の兄貴の葬儀なのによ、俺ぁ出れねえんだぜ。
あの神父めに、教会の敷地への立ち入りを
拒否されちまったからよぉ……。
[兄貴を殺された不幸な弟を印象付けようと。]
そ、そうだったね。
ともかく私はアーヴァインに会ってこよう。
ではいずれ。
ああ。忘れるところだった。
それを使う時はぜひ知らせてくれ。
[あわただしく出て行った。]
[ウェンディなりに、かなりの時間粘ったが、結局クインジーや神父様の演説は最後まで理解できなさそうだ。ウェンディはとうとう直接聞きいる事を投げてしまうことにした。
小足で人混みを掻き分け、ネリーのそばに寄った。]
ねねねねね、ネリーお姉ちゃん。セシリアお姉ちゃんどうなるの?
[ウェンディは小声でネリーに尋ねた。肥桶等にはあまり気づいていない。]
[声を掛けられ、ルーサーは顎に当てていた手を降ろした。
海が割れるように開いた人垣の間を、クインジーを見据えてゆっくりと近付く。]
……私から付け加えることは何もありません。見事なものです。
[頭を回して檻の中のセシリアに視線を向ける。]
[近付いてくるウェンディに、ちらりと視線を送る。]
さァ………オレにァ、わかんね。
ただ……あのクインジーとかいう御方がよォ、あの化けモンをどうにかしようとしてンじゃねェかなァ……
村長さまァがしたみたく、「ずんもん」でもすンのかなァ………
[ぽつりと呟いた。]
[ネリーが自分の事をオレと指している事に驚きつつも、のべつまくなしに聞くウェンディ。
一応、聴衆が皆聞き入っているので、自分だけ派手に動くのもまずいのか、視線を檻に向けながら話す。]
「ずんもん」って何?
[恐ろしいものである事はつゆ知らずに。]
さて、人狼や悪魔は狡猾にして、容易にその尻尾を掴むことはできない。従って、推定の根拠=インディキア=が確認できれば、拷問によって罪を認めさせることが必要になる。
セシリア。
今のうちにすべてを自白してしまうことだ。
罪を認め、残りの人狼をすべて告白し、神へ悔悛したまえ。
お前が無罪放免となることは最早あり得ないと思っていい。
そうすることが苦しみをまだしも少なくする唯一の方法だ。
[酷薄な響きの言葉が彼女に突きつけられる。]
[クインジーはこれからいかなる拷問が行われ得るかを一つ一つ話していった。これは、尋問の予備拷問=ケスティヨン・プレパラトワール=の段階にあたる。
これによって、自供を強要するのが手続きの第一段階だった。
無論、これは罠だ。
拷問を受ける前の自供はその真実の価値が低いものと見なされており、被告は結局拷問によって供述を確認させられるのが常だった。]
時に、ジェーン。
貴女の知る、セシリアについて話しては貰えないだろうか。
セシリアが人狼へと変じた切欠や、その奇行の徴候らしきものを知っていたならば。
或いは、無実たる証拠があるならば。
心証だけでもいい。
過去の出来事についても特筆すべきことがあれば話してもらいたい。
[クインジーは証人席のジェーンに向き直り、問いかけた]
「ずんもん」かェ?
オレもよォ、村長さまァからはくわしーぃ話は聞いてねンだがよ。
なんでも、あの狼っ子に話を聞くだとがいうことだってよ……
[敷き藁を桶の中に詰め込み、ウェンディと同じように檻に目をやる。]
たァだ……
そンために、「からだに聞く」こともあるとがいう話だったなァ……
[気がついたら、檻のある場所には人々が集っていた。そのせいか、多少の平常心をとりもどす。]
…試しに檻の中へ、行ってみるか…。
[カミーラは、自分の目の前で豹変したセシリアに近づくため、檻の中に入っていく。愛用のナイフを手に。]
狼っ子。やっぱりセシリアお姉ちゃんは狼なのかな…最初に私が見た時は全然分からなかったのに。
大人の人って調べるのが上手よね。
その。「からだに聞く」って、どういう意味なの?
―檻―
[檻の中でセシリアから聴取していたクインジーは剣呑な雰囲気を身に纏わせたカミーラに、訝しげな眼差しを向ける]
? カミーラ?
どうかしたのか?
[ギラリと鈍い光がその手に煌めいているのに気づく]
――な
何をしようとしている。
実はオレもよ、
[目を凝らして檻の中を見る。]
……あの「狼っ子」……セシリアとかいうのが狼の姿してンのは、見たことねェんだ。たァだみんなが、あン娘が狼っ子だとか騒いでっからよォ……証拠があるとか言ってっからよォ……ま、用心にァこしたことねェってことだな。
……とはいえ、オレぁあの「狼っ子」の世話係……メシやってるとこで噛まれりゃァ、一発で神様ンとこ行きだァ。
[ふぅ、と溜め息が漏れる。]
……ま、そんなオレがよ、「ずんもん」だの「からだに聞く」だのいう話のくわしーぃことなんか、教えてもらえるわけ、ねェよな。
―檻の中―
[クインジーの問いに、落ち着いた口調で答えた。]
何を…って、決まってるだろ。
この化け物を切り刻みにきた。
[次の瞬間、セシリアに向けて無言でナイフを振りまわし、彼女の身体をズタズタに切り刻み始めた。]
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