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[食事を進めながらナサニエル達のやり取りを見て]
ふふ、牧師様もナイジェルさんにかかれば形無しですかしら?
これはナサニエルさんにも当てはまるかしら。
[小さく笑ってカップに紅茶を注ぎ足す。周りを見回して「お代わり如何ですか?」とも訊ねた]
[牧師の表情を見れば労わり方を間違えたぽいのはなんとなく察し、如何すれば良いだろうかと先程から牧師と会話の弾んでいる男に問う様な視線を送り、修道女の言葉に不思議そうに首を傾げ]
「ステラ、なら、如何、やって、ルーサーを、労わる、かな」
[お代わりを訊ねられればこくりと頷いて]
ナイジェルは、父性本能をくすぐるタイプじゃないかな。
だから女の子らしい、よ?
[くすくすと笑ってみせる。
手にしていたフォーク、次の一口の料理に伸ばそうとして
止める。
これ以上受け付けそうにない。]
……、
[具合。
問われても、言葉が出なかった。
明るく振舞おうとしても、けほ、と小さく咳き込む。]
……ごめッ、ん
[口元を押さえてガタンと席を立ち、
厨房へ急いだ。]
>>418
[少女がいつか自分がしたのと似た方法で、ルーサーを慰める。
今度は噴き出さず、微笑ましく目を細めてそれを見守っていたが]
…小さい、子供。
[小さい子供みたいと言い表して自分に視線を移されると、複雑そうな表情で見返す]
いや、一応もう…
[大人のはずだけどなぁと呟く抗議の言葉は、少女のふわとした微笑につられて返す笑みの中に飲み込まれる]
>>419
神さまも、あんたのために天罰を下すほど暇じゃ…
[ぶつぶつ言う文句の言葉も、少女に撫ぜる仕草をされて複雑な表情になるルーサーに満足して飲み込まれて]
…あ、くれるか?
[お代わりを尋ねるステラにカップを掲げた>>421]
[少女からのルーサーの労わり方について問うような視線には、
それでいいとばかりに笑っているだけだったが]
やっぱりあいつ…、調子悪いのかな。
[口元を押さえて席を蹴り、厨房へ走っていくシャーロットを見送りながら表情を曇らせる]
[シンクに凭れるように、胃の中のものを全て吐き出して、蛇口を勢いよく捻る。口の中を洗っては、幾度も咳き込み、蛇口を開けっ放しのままで、ずるりとその場にしゃがみ込んだ。]
[典型的な拒食症の症状。
あの薬では効かない。]
……も、やだ。
[心的な理由があるなら、それは一体何だろう。
自分ではわからない。わからない。――わか、らない]
「お父さんて、どんな、だろう
親の、顔、知らないし、良く、判らない
でも、私より、シャーロットの、方が、可愛い」
[大した量でも無い筈だがちまちまと漸く食べ終えロールケーキに手を伸ばしかけ、青の少女が手を止め咳き込むのにぱちぱちと瞬いて、音を立てて席を立つのを見開いた瞳が見上げ]
「シャーロット」
[唇だけが其の名を紡ぎ慌てて立ち上がる]
[男の声に不安気に揺れる紫水晶を映し、其処に在る複雑そうな表情や微笑みに幾らか安堵し]
「ナサニエルの、そう言う、ところも、好き、だよ」
[行って来る、と唇は動き厨房へと向かいシンクの傍にしゃがみ込む青の少女に、瞳を見開いて慌てて足を引き摺りながらも駆け寄り、傍らにしゃがみ込んで]
「シャーロット、シャーロット、シャーロット」
[如何すれば良いのかも判らず、唇だけが青の少女の名前を幾度も紡ぐ]
[広間に残った面々を見回し]
誰かいい薬でも持ってたら、シャーロットに…
[分けてやったらと言いかけて、シャーロットがどう具合が悪いのかわからないことに気付く]
…何にでも効く薬、とか…無ぇよな。
[ナサニエルの声に小さく首を振り]
……生憎と薬の類は一切……
救急箱の中に胃薬とかならあるかもしれませんけど……
そんな都合のいい薬は、ありませんね……
[ネリーは料理を誉めてもらいながら上機嫌で皆の会話を聞いていた。 まるでこれまでの生活が嘘かのようだ。]
気に入ってもらえてよかったわ。
[シンクに額をつけて目を瞑ったまま。
傍に気配。音は無いけれど、名を呼ばれている気がして。
俯いたまま、微かに自らを嗤う]
情けないよね。
厭なことがあると身体がおかしくなっちゃう。
厭なことがあると心がおかしくなっちゃう。
ごめん。ごめん。
[流しっぱなしの蛇口から勢い良く溢れる水が
ぱしゃりぱしゃりと跳ねて、少女の服に染みを作った]
こんなわたし、死んじゃえばいいと――……
[言い掛けて。
気づいていた。こんな言葉を吐けば心配されるのは当然。
全てはエゴイズムだ。――故に、自責は白い手首に刻まれた]
[ネリーはシャーロットの動きに気づいた。 思わずネリーは足が動きそうになった。
ナサニエルがナイジェルに目線を送る。多人数で駆け寄るのもシャーロットに悪いと思い、少し自重気味になる。]
シャーロットさん、どうしたのかしら…
[ぱしゃり]
[ぱしゃり]
[跳ねる水]
「シャーロット」
[青の少女の言葉にふるふる首を振り泣き出しそうな顔で]
「そんな事、無い」
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