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―雪山の中―
[目を覚ましたのはいつ頃か、少し寒さを感じたようだった。
崩されていた襟元に手をやって、しっかりと着る。
包帯はもう見えない]
急ごう。
山の天気は移ろいやすい
[皮袋を持つと、道を歩きはじめた。
少し先に屋根を見つけ、足の運びは早くなった。]
一晩の宿をお借りしたいんですが。
[少年のような格好。しかしその声は少女であってもおかしくはない。
どこか性を感じさせない赤を、アーヴァインは受け入れた。
感謝の言葉を述べて、その中に*足を踏み入れる*]
――ロビー――
[暫し俯き本に浸ってはいたが、来客の気配に主が立ち上がるのを目で追い、来客は恐らくは女性の声で、軽く此方に会釈を残しすぐに部屋へと消えた。]
……あの服装は…シスターか?珍しいな。
[そう呟き、再び本へと。
暫くして、またドアを叩く音]
……?
また?
この時期には珍しい事もあるもんだな。
[そう呟き、ドアへと目を向ける]
[ドアより現れたのは赤い髪。
見たところ...よりもかなり年下のようで、少年とも少女ともつかぬその容姿と声に僅か首を傾げ]
新しい客人かな?アーヴァインさん。
[元より他人の事情に口を挟む趣味などなく、軽く会釈をすれば視線は本へと落とされて。
それでも、聴覚は伺うように周りの会話を拾うだろうが]
――宿のロビーへ――
ふーっ、寒。
まあこれでしばらく待って、運が良けりゃ、ご馳走がひっかかってくれているという訳よ…。
はいちょっと、ごめんよ。
[冷えた身体を温めるべく、ロビーの暖炉の前に直行する。
身を屈めて手を翳すと、よみがえりの声がする]
あぁ…生き返る。
[傍のソファーの男に気付いて]
…あれハーヴェイ、まだ本読んでたの?
よく持つよなぁ集中力…。
おれならこんな暖かい所で本の3ページほど読み進める頃には、とっくに夢の中だね。
―宿の一室―
[案内された先に幾人かの姿。
赤は軽く頭を下げて、一度、部屋にあがった。
もしかしたら相部屋になるかもしれない、と、主人は言ったろう。
それでもかまわないと、赤は答えた。]
…ぼくが泊めてもらう側なのだから、何なら何か作るよ。
ああ、でも今日は無理かな。ごめんね。
[少し疲れているという言葉に、ゆっくりするといいと言われ。
部屋を出て行ったアーヴァインを見送ると、しばらくの間はベッドにいた。
それからやがて、ふらりと、階下へとおりてゆく]
――ロビー――
[声をかけられて、ふ、と顔を上げる。
いつの間に外に出ていたのか、ナサニエルが暖炉に手を翳しながら此方を見ているのに気付いて]
あれ?外に居たんだ?気がつかなかった。
[どうにも集中すると周りが見えなくなるようで、軽く苦笑して。
ふと見れば、先程の少年がやはり此方を伺い頭を下げるのに気付く]
やぁ、君もここに泊まるのかな?
[どことなくおとなしそうな様子に、それだけ言葉を掛けて]
あ…、こりゃどうも。
[立ち上がって帽子を取り、軽い会釈を返す。
それから自分が、暖炉を占領していることに気が付いて]
おっとこりゃ失礼…。
きっと同じく寒い外からお客がおいでだったってのに、おれ一人暖炉の奴を独り占めしちゃまずかったね。
[それでも暖炉の傍から離れることはせずに、身をずらして真正面から熱量を吸収し続けることは止めたようだ。
恐らくナサニエルの隙間から、暖炉の暖かい空気はロビーを満たすだろう…と、本人は思っている]
え…と。
[赤い髪の人物は少年に見えるが、少女でもおかしくない。
あんたと言うべきかお嬢さんと言うべきか、暫しの逡巡の後]
おれはナサニエル・ドーソンって言うんだ。
この宿には初めて来たんだけど、良い所みたいで割かし気に入ったから、気が済むまでいようと思ってるのさ。ここには常連さんが多いみたいだけど。
あん…あなた…
[ハーヴェイもその人物へ話しかけており、君と呼びかけている。
なるほど良いなと真似をした]
…君も常連だったりするの?
[先に答えのあったナサニエルには、その困惑は気づかぬふり。]
ナサニエルさん。
宿で一緒になるのも、きっと何かの縁だろうし、どうぞよろしく。
でも残念ながら、ぼくは常連ではないよ。
常連が多いの?
[暖炉の前に近寄りはしないまま、質問を返す]
[その少年の声は年齢のわりに高く感じたが、その話し方は少年のもので。
やはり客であると言われて一つ頷き、その後の言葉に軽く眉を顰める]
足を?転んだのかい?それとも……
腫れたりはしていない?
……あ、そうだ、まだ名前を言っていなかった。
俺はハーヴェイ・マクミラン。堅苦しいのは嫌いだから呼び捨てで良いよ。
おいおい危ねえなぁ。
集中力は、誇るべきことだろうが…。
周りにも目がいくようにしてないと、もし雪崩か何か起きて「逃げろー!」って大騒ぎしてる時、聞こえなかったらどうするよ?
[ニヤリと笑って、ハーヴェイ>>65に付け足して言う事には]
ま、そんときゃおれが颯爽と担いで救出してやらないでもないけどな。
そうそう、外に罠仕掛けてきたから、うまくいきゃ兎肉でもご馳走できるかもよ。
[ラッセルと名乗った、どうやら少年からの答に頷いて>>67]
足を捻った…。
そりゃ、すげぇ疲れたどころじゃないな…大丈夫か?
ああ、ここのご主人はずいぶん親切だし、代だって金だけでなくて現物で払えたりするんだ。
怪我人とあれば、もしかしたらタダにしてもらえるかも。
まぁ風呂にでも浸かって、のんびり癒しなよ。
ああ、うん。大丈夫。
足は、平気だよ。
鎮痛剤もあるし
[と、声を潜めて、いたずらのように]
木の根っこにつまずいちゃったんだ。
わかった。ぼくのことも、呼び捨ててほしい。
よろしく、ハーヴェイ。
そうだね。
でもこういうところにあるなら、これくらいの大きさでちょうどいいんだと思うよ
[ナサニエルの嬉しそうな様子に、何が嬉しかったのかな、なんて赤は疑問に思うけれど、
それを問いかけることはなく。]
そっか。常連さんがいるなら、とても良い場所なんだろうね。
暖かく迎え入れてくれたことだけでもわかるけど。
って、そんなに笑うのはひどいよ、ナサニエルさん。
ぼくだって好きで躓いたわけじゃないんだよ。
って、罠なんてしかけてたの?
……危なかった。
[心底ほっとしたように]
[ナサニエルの話に、彼自身がここに来た時の事を思い出し少し笑って。
罠を、と言う言葉に彼が外に居た理由を見つけ]
それで外に?
上手く掛かると良いね。
[それは本当に期待をしながら。
ラッセル、と名乗った少年に顔を向けて]
そう?なら良いんだけど、捻挫は軽く見ると癖になるからね。
無理せずちゃんと治さないといけないよ?
木の根、かぁ…雪に埋もれてると解り難いからな、あれ。
>>72
痛くないなら良かっ…
…良いのかな?
[鎮痛剤ということは、体に対して痛みを誤魔化しているだけなのではなかろうかと、良いのか悪いのか分からなかった。
しかし当の本人はにこにこと笑っているので、とりあえずそれ以上の心配そうな顔は止めて]
タダは悪いから、怪我は内緒?
偉いなラッセルは。
おれならそりゃもう激しくアピールして、タダにして貰えるもんはタダにしてもらう。
[悪い事を企むような顔で、神妙に呟いた後]
…お金はたくさん持つと重いばかり。
はは、いいねェ君。どっかのお坊ちゃんか何か?
一度でいいからおれも、重くて困るくらい金を持ってみたい!
そうだね。
ちゃんと治すように、無理はしないようにする。
[ハーヴェイの言葉に神妙に頷いて、赤は自分の右足を見やる]
うん、とてもわからなかった。
ハーヴェイも、躓いたこと、ある?
>>74
ま…それもそうか。
デカ過ぎて維持しようとするだけで金がかかって大変で潰れちまうとか、馬鹿みたいだもんな。
[人から敬意を払った態度を取られる事も少なく、さん付けで呼ばれる事も同様で、だからこそ嬉しかったと見えるが、だからと言って「さん付けなんて滅多にされねえからさァ」などとは説明しない。
彼にもプライド的なものはあるようだ]
ははは、かからないように、まあ気をつけてくれ。
…ってか、吊り橋渡ってくるこれからの客のが危ないか?
立て札立てとくべきか…しかし獣の奴にまでバレたりしたら…
[獣に文字は読めないだろうが冗談でも無さそうな顔で言って、学者様に助言をお願い申し上げる]
な、ハーヴェイ…上手くかかってもらうためのコツとか知らない?
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