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[短刀がギシリと音を立てる。
無表情なLutherの睛が帽子の下から覗く。
スロゥモーションのように残骸が落ち──縮めていた、もう片方の足の蹴りが下からGilbertの顎を捉えた。その勢いで、後方のdateの残骸へ着地を──第二段を繰り出そうと]
投票を委任します。
牧師 ルーサーは、見習い看護婦 ニーナ に投票を委任しました。
ID:Audreyを。
君が?
「死」を、与えた?
君は。
「memento mori」、なんだな。
被害をこれ以上増やしてはいけない。
破壊する。
[彼は「秘密」と同様に「嘘」も持たない。
勿論それをルーサーが持つかどうか知らない。]
[ヨハネの黙示録のあの光景にも似た、壮絶と言える目の前の焔。現実に雨の中、この様な焔はどうやって燃え広がり動くのだろうか。其処に居れば自分は何を感じるのであろうか。]
…ニーナ。
世界の本質とはなんだろう?
ぼくは、分からない。
本格的にMamの子どもとしても失格なのだと思う。ぼくはただ、自分の内側にある──…得体のしれない感情とも衝動とも言い難い、でも、切実な──“此れ”しか…。
ただ、生きるしか出来ない。
[片手で自分自身の胸を押さえる。]
─Under/Amusement park─
[朽ちた遊園地にAcid rainが降り注ぐ]
[ウィルス除去を目的としたその"雨"は彼女に軽い酩酊感を覚えさせる]
[以前ならば絶対領域を傘としたが、今は叶わない]
……雨は嫌いだわ。
[そう呟いたとき、"雨"の中を舞う蝶が見えた]
["雨"をものともせず舞うそれは彼女の前で停止]
──錬金術師の蝶?
[言う間に、蝶は歪み輪郭を変え、文字列へと変化]
はい。私は「memento mori」──。
[herveyがAudreyを破壊した事──「memento mori」によって──は、Lutherと同一視となっている。]
…そうだね、ニーナ。
ぼくはMamの腕の中から、今まで本当に逃れる気はなかったんだ。
でも、分かった。
箱から出るよ。
その為には、生きて此処から出なくては──…。
[ルーサーの蹴りを避けきれない。
顎を蹴り上げられ、ふっ飛ぶ。
――このままでは次の攻撃をまともに喰らってしまう。
左手から光弾をルーサーに放ち、彼自身はその勢いでより遠くへ、距離をとろうと]
世界の本質とは輪廻。
すべては移ろい流れ変わるということ。
けれど、今はただ何もかもが繰り返されるだけ。そこからはどんな変化も生まれない。死産した可能性しか、この世界には残されていない。
[陰鬱な視線で四囲を見回した]
牧師 ルーサーは、見習い看護婦 ニーナ を投票先に選びました。
……それがあなたの意志?
……あなたは世界を変えることはなくただ“奇跡”を望むというのね。
……なら、良いでしょう。それも選択の一つ、なのだから。
『Audrey.H。
NIGREDの感染と今回のゲームがLizの仕業として、この先あなたはどう動く?どんな結末がお望みだい。
そのPGMをどう使うかは、あなた次第だよ。』
[飛ぶ中でニーナの言葉を聞く。
「死から脱却してヒトは人間らしさを失った。」
「だから私は"memento mori"を造った。」]
君が、人間に死を思い出させるために、作った?
[受身を取る事を忘れ、瓦礫に頭から突っ込む。]
牧師 ルーサーが「時間を進める」を選択しました
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