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……ギルバート!!
[静止は間に合わず、爪は彼の首を突き刺して。
だけどその直前に、彼の手におさまった銀の光がラッセルに吸い込まれ]
……あ……そんな……
[噴出す赤
流れる赤
揺れて崩れるラッセルの髪の赤]
……どうして……っ
[命を枯らして逝く二人に、なす術もなく]
[狙いはぶれていたか、正確か。
赤にはよくわからずに。
胸に刺さったそれに、一度、体はびくりと震え、それからどこか呆然とそのナイフを見る。]
……
[自分の爪が傷つけようとも、それはもう気にしないで。
ただ、体が力を失い、腕の中に落ちるのを感じた。
解けた包帯が、少し膨らんだ胸をあらわにさせて。
気づくか、気づかぬか。
自らの手を動かして、その短刀を、引き抜いた。]
うわあああん・゚(゚ノロ`)゚゚・。
ボクの可愛いルーが…。
うぅ…。
――憎い。
奴らが憎い。
ボクのルーに酷い事をした奴らが…。
[徐々に力を失っていくラッセルの体を支え、
ハーヴェイへ静かに話しかける]
…2人に、してくれないか?
俺…みっともない所…みせちまいそう…なんでな。
頼む…。
[首から流れる血は止まらず、しかし、言葉は途切れながらもしっかりと]
…母さんと一緒…?
[自らの目の前で殺された彼女も、緋く染まっていた。
赤は知らないが、ウラルも、雪と共に緋く染まって。]
[ふらつく足で二人に近付き、その血を止めようと。
もう、手遅れとわかってはいたけれど]
死ぬな…っ…頼むから……
[それは確かな願いではあったけれど。
ギルバートの望みは
だからそれ以上何も言えず、何も出来ずに]
/中/
うー。あー…
やりとりしようよやりとり。
白ログで。
だ、駄目だもう。何をいっていいのかがわかんないとか。
確定ロールやっぱやめようよ、うん。
動けないじゃないか。
orz
ラッセル…大丈夫か?
痛いこと…しちまって…ごめん…な?
お前は何も…悪くなかったんだ…な…。
こんなに…怯えて…震えて…
ごめん…本当に…ごめん…な…。
[ラッセルの耳元で囁くように、宥めるように呟いた]
……二人に……?
[その出血からは信じられないほどのしっかりした言葉で、友人が告げる。
恐らくはそれが、彼の最後の望みだから]
……わかった……
[立ち上がり、ドアの傍
一度だけ振り返る。
友人に告げる、最後の言葉]
……おやすみ、ギルバート。
[それはまるで、ただ眠りにつくだけであるかのように
笑って
ドアを出て、もう振り向かずにそれを閉じる]
ごめんね、―――
[かすれた声は、先にいなくなった仲間へ。
殺されたというのに、殺したという人を殺すことができない、そのことに対しての謝罪か。
それとも違うのか。
そして口唇が小さく震え、動きを止めた。
ただ目は、まだ*開かれたままに*]
[ラッセルを抱きとめたまま、ずるりと壁沿いにしゃがみこむ。首の血は、止まらない]
…ハーヴェイ、セシリアを大切にな…。
お前に…会えて…よかった、よ…
ごめんな、最後まで。
流れ者 ギルバートが「時間を進める」を選択しました
[ドアの外
それが閉まる音が耳に届いて
崩れるようにその場に座り込む]
………う…っ……
[落ちる雫
声は抑えて、中に聞こえないように]
………っ………
[嗚咽は
死に逝く友の為か
儚き赤い髪の少年の為か
何も出来ぬ自分を嘆いてか
ただその場に座り込んで]
ナサ…俺もそっち行くから…静かにしててくれ…よ?
マスターの晩飯…食いそびれちまったから…食わせてもらわないと…
ローズさんも…どうか…別の人と幸せになってくれれば…なぁ…
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