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[自らの置かれた状況が出来ないまま、なんとか実体化には成功していた。
今、自分がいる位置を特定する余力もなく、暴走する攻性プログラムを必死に処理していた。]
いったい何が起こってるんだ…
自らの支配下にあるはずのものが暴走するなど外部的介入がないと起こりえないはず…。
オレに干渉してるのはなんだ…知識にあるはずなのに知覚できねぇ…オレ自信にも影響してやがるのか…
[誰に聞かせるでもなく、つぶやくと出力を抑えきれずに光が漏れる右手の拳を押さえていた]
[崩壊後に転移されたこの空間では、飛行の軌跡は緩やかな様だ。ドリルで灰色のベアを突き刺し、白い綿を溢れさせる。ベア一体一体はフワフワとしてさしたる攻撃力も無い様にみえる。ただ、テクスチャの剥がれ目から次々に沸き出し、Geneの周囲を真綿で包む様に囲んで行く──。]
邪魔…だ。
前が見えないよ。
[無理矢理、指先でベアを引き裂いて、空のテクスチャの継ぎ目を掴んで破る。空を引き裂いた先には、]
―under/Boulevard―
[彼は、サーバーノイズに弾き飛ばされた他の自律プログラムと違い、サーバー情報の深部に絡め取られた為に座標移動はしなかったようだ。
ゴーグルの知覚システムを、確かめるかのように広域に展開する。]
[メタリックシルバーに光る、無数の扉ばかりが延々と並び構成された空間、暗い土地から見上げれば、蛍光灯に照らされた金属が眩しい幅2M程の廊下。奥は見えない。]
こんな空間は、はじめてみるよ。
[辺りを見回し、ゴーグルの情報と人間視覚化システムの情報を照らし合わせる。
異常がない事を確認する。]
[彼は目を閉じると、さらに広域を調べようと――]
──Under/Backstreet "Alchemist's LABO"──
『……やれやれ。
全く誰なんだ、こんなAIを造ったのは。──ボクだ。
組みかけの六重防御壁に、これでもう元に戻せなくなった。』
[揚羽蝶科の模様を所々破れさせて、出てくる]
『ボクのコマンドを受け付けない。
「これはこれで興味深い」
何とか、memento moriのデータらしきところを……何て荒く広範囲に──粗雑と言えそうな……巧みにシールしながら持ってきた。変に取り込んでいる。
防御壁に、一つ前のversionのanti PGMを組み込んでおいてよかったよ』
[そして、Audreyの肩に再びとまる]
―under/???―
[荒い息をつきながら反応が鈍い身体を立ち上がらせた。
右手が熱を帯びているかのように熱く、そして漏れ出る光は強大な干渉力を持つ光の糸となって周辺を荒らしている]
ここは…どこだ…。
索敵システムもはたらかねぇ。
オレの身体はどうなってやがるんだ…。
[再び肩にとまった蝶をちらりと見遣り]
サンプリング、出来たの?
侵されなくて良かったわね。
[皮肉を投げ、次いで顎でLutherを示す]
ところで彼、再起動しないの?
動かないままなんだけど。
『ボクはこれから解析に入る。』
[あえて、コピーを渡すと此方からは言わない。
皮肉には仕返しを]
『損傷と要らない負荷を、
回復/処理出来たら目覚めるさ。』
あ、ちょっと待って。
一応読みたいからコピーぐらい置いてってよね。
Lutherは放っておけば勝手に起動するのね。
じゃあそのままにしとくわ。
[正直、再び攻撃を仕掛けられると、と思うと少し怖い]
[地上に居るニーナに手を差し出す。]
一緒に移動する?
それとも、此処でぼくを殺そうとする?
(勿論、殺すと言うならぼくは君と戦う。)
ニーナのその帽子の黒十字のマークに見覚えがある。…特殊なI.N.Cだよね。Harveyはぼくを単なる子どもだと思ったみたいだけど、ぼくが居るのは普通の学校じゃない「スクール」なんだ。
勿論ふつうの学校も世界には存在する、Underではスラム育ちだなんて同い年に会う事もあるけど。
違う論理社会に所属している者も居る。
──なんだろう。
ぼくが、もう一度彼に会わなくてはならないと思う理由は。
[発見した自律プログラムの座標へ近づくと、辺りは邪魔する物の殆ど無い開けた場所。
視覚が光糸を発するクインジーを見つけた所で、分析を開始する。]
『ボクは優しいから置いていくよ、勿論。』
[anti PGMに保護されたコピーデータ──透明な蝶が紙の蝶から離れ、Audreyの顔の近くへ。]
『ああ──通称Twinsなんだが、』
[紙の蝶々はAudreyの肩から離れながら]
[すぐ近くにギルバートが来ているのがわかった。
今、自分がどこにいるのかも分からない、だが…自らが為すべきことは分かっている]
後どれだけ持つかわからねぇがな…
来てくれてありがてぇぜ…
このまま一人でフリーズしたらどうしようかと思っちまったよ…。
[そうつぶやくクインジーの表情はとても明るかった]
…Harvey。
いや、ID:harveyだった。
IDは固有名詞では無くただの文字列なのだろうね。
[Ninaの吸い込まれそうに美しい、無垢と言って良い様な瞳をじっと見つめる。]
何故だろう。
ぼくは、彼に会うまで
此処から消えたく無いんだ。
[声が金属質の廊下に反響する。]
話を聞くより、こっちの方が早いかしら。
[開いたままのBOXにコマンド]
──COMMAND>Program Analysis /ad -3EBF89CA
──SYSTEM:CODE 2A43EE5DFF/hervey
hervey、ね。私はAudrey.H.よ。よろしく。
……ねえHervey。今から私のすること、怒らないでね?
安心したいだけなの。
[彼女は言って、更にコマンドを打つ]
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