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――管理室――
[湯上がりに昨夜のご馳走があった場所に足を運ぶ。
中は暗闇だがウラルには見えていた。
――ご馳走があった場所が。
まだ漂う紅の匂い。
しかし、それは時間が経っていて美味しそうではなかった]
…ねぇ、貴方は結局誰を愛していたんだい?
外で永遠に眠っている女?
それとも…。
中で一時の眠りの彼女?
[ウラルは昨夜のご馳走だった物の胸に鋭い爪を突き刺す。
何をするわけではなく。
ただ弄ぶ為に――]
[ラッセルの部屋は知らず、仕方なしに自分の部屋へ。
起さないように静かにベッドへ寝かせ、上掛けをかけてやる。
苦しくないように、上のボタンを外してやると目に入るのは真っ白い包帯]
…?なんだ、これ。
怪我でもしてんのか?
[気にはなったけれどもそれ以上は触れようとせず。
細い赤い髪を指に遊ばせ溜息を一つ]
レイを忘れることは…できないよなぁ…。
俺は…こいつを…レイと重ねているんだろうか…。
[ラッセルが自分に興味を持っていないことは知っている。自分もきっとラッセルにレイを重ねているだけろうがそれでも胸が痛む]
寝顔も、笑顔も、しょげた顔も、全部同じ、か。
神様は結構残酷なこと、するねぇ。
――二階・客室――
[部屋に戻り、念のために鍵を掛けて何度も確認をして。
そして心底疲れた、と言うように、着替えもせずにベッドに倒れこんで]
……人狼、かぁ。本当に、居るんだよな……ここに?
[ローズマリーが聞いた、と言うアーヴァインの声はその存在を物語って。
あの傷を思えばそれは合点が行く話で]
……俺…大丈夫、だよな…
[もう一度ドアを見る、鍵は掛けたけれど]
……きっとギルバートが見つける、見つかる筈だ。
だから、大丈夫だ。きっと。
[見つかった人狼をどうするか、そこまでは今は考えずに]
[刺し込んだ爪を抜くと幾らか紅が付着した。
それをペロりと舐めるが]
……まずっ。
[興ざめしたのか部屋を後にし、2階のルーの元に向かう]
[自嘲気味に笑い、指を髪から離すと小さく頬を撫ぜ]
お休み。良い夢を。
[小さく額へ触れるだけのキスを。その表情はきっとレイにだけ向けたそれと同じもの。
自分は備え付けのソファでごろりと横に。
飄々としてはいたが、知らない間に疲れや緊張を溜め込んでいたようで。
ある安堵を含んだ睡魔は直に...の意識を*奪った*]
流れ者 ギルバートは、学生 ラッセル を能力(占う)の対象に選びました。
流れ者 ギルバートは、冒険家 ナサニエル を投票先に選びました。
[...を調べるまでもない、と、言い切った友人の言葉をもう一度思い浮かべ、苦笑ともつかぬ笑いを浮かべる]
まったく…あいつは……
[人を苦手とする彼に、そこまで信用されていた事が嬉しくて]
お前も、俺の一番の親友だよ、ギルバート。
[本人には、多分嫌がるだろうから言わない言葉を呟き、ポケットから写真を取り出す]
大丈夫、必ず戻るから。
君を悲しませたりしないから。
おやすみ、セシリア。
[もの言わぬ写真にそう囁いて、いつしかそのまま眠りに*落ちていくのだろう*]
――ラッセルの部屋――
[――コンコン。
ノックをするが返事がなく、ドアノブに手を掛けると薄ぐらい部屋に月の光が差し込んでいた]
ルー?
カーテンも閉めないで…。
[ベッドを覗くが姿はない――]
何処だろう?
[ルーのベッドに座り白銀の世界を眺め]
/中/
だからどうしていつもその日の最終発言なんだろう、と。
まぁ、あれだ…
ラッセル人狼でFAだと思うんだ。
この人数でさ、俺占って白だと、残りの灰3に2、で。
他にいないもんなぁ?
ステラが狼だと(それっぽい雰囲気はあるし)狼CO無いときついかなぁ…
[皆が寝静まった頃――。
今宵も...は白銀の世界を眺める。
昨晩とは打って変わって穏やかな天気。
銀色に輝く月が藍色の空に浮かんでいた]
晴れて良かったです。
明日はアーヴァインさんを弔うって言ってましたから――。
[急な寒気に...は身震いをし、振り向くが、そこには何も無く首を傾げる。
しかし、何かを悟ってしまったのか悲しみの表情を浮かべ]
[暫くぼんやりとして居たが立ち上がり部屋を後にする。
去り際に振り向く顔は一体どんな表情か一概には分からなく――]
――Arrivederci.
[パタン――とドアを*閉める*]
――暖炉前――
[座り込み弱くなった炎に薪を焼べ、ローズマリーの話しを思い出す]
……人狼は憎悪の塊だから形を成さない…?
はは…。
[その笑いは何に向けてなのか――]
確かにそうだ、ボクは――。
[そこで咄嗟に口を塞ぎ辺りを見回し、誰も居ない事に安堵する。
誰に語るわけでもなく...は呟く。まるで懺悔の様に――]
漸く貴方の傍に行けそうですよ?
私が(食べたい位に)愛したヒューバートおじ様…。
[...は胸元を抑えニヤリ――と嗤う。これから皆が予期せぬ何かが*起こる事を思って――*]
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