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8人目、書生 ハーヴェイ がやってきました。
書生 ハーヴェイは、占い師 を希望しました(他の人には見えません)。
―生体実験室―
〔アクリルガラス越しに、忙しない動きを見せるラット達。眺める男は、端末のキーを叩いて個体毎の所見を記録する。〕
――病原体持ちの薬漬けじゃ、食料にはならんよな。
〔良かったな、等と独り言を吐く。いつも手離さないボイスレコーダーを胸ポケットに滑り込ませて立ち上がり〕
〔ラットの次は犬、鶏――その他諸々。新薬を投与された小動物達を診るルーチンワーク。
実験動物達のケージは、感染症予防の為に溶接されている。清掃も給餌も、薬物投与も半自動。其のための設定を済ませ、見詰め返してくる瞳の主達へと生真面目に浅く頷きを返す〕
では諸君、…また後程。
〔狭い実験室の足元には、銀色の医療キットが幾つか。煩わしげに足先で軽く蹴りを入れ、*廊下へと出る*〕
定員に達しなかったため、村の更新日時が24時間延長されました。
―自室―
[色鮮やかな極彩色の家具に囲まれた――壁や天井も其々に鉛丹色と群青色で塗装が施されている――部屋にラッセルを通し、臙脂色の椅子を彼に勧め自身は皺の寄った錆鼠色のブランケットの置かれたベットへ腰掛け、コーネリアスに教えられた通りの手順を説明し崩し将棋を開始する。
ラッセルが駒を動かすのを静かに見詰め、促され――自身の説明したルールをきちんと理解しているのか常と変わらぬ様子で、ラッセルと比べるならば聊かぞんざいに――指先は駒を動かし、危うく倒れかける駒をぎりぎりで引き出しては、骨ばった指先の感覚を確かめる如く視線を落とす]
――…
[将棋盤から月白色のテーブルに落ちる駒が、ぱちりと小さな音を立てる以外は静かだったけれど、盤上で崩れる駒の悲鳴を前に緩やかに瞬く]
倒壊。
[態々口にするまでも無い筈の事実を小さく囁く口唇には、刹那ほんの僅か笑みらしき弧を描くも、常の貌に戻り崩れた駒の山を静かに見詰めた儘]
人間みたい。
直ぐ――…
[壊れる、と口唇だけが*微かに囁いた*]
[何度の順が回ったろうか―音を立てて崩れるそれに瞬き一つし]
―自分の勝利。…で良い?
[首を傾げて真顔で問うのはルールを把握しきっていないからだけでは無く敗者であるはずのギルバートの常と変わらぬその調子故か]
―確かに。
[微かな動きを読み取ったか同じ感想を持っただけか―小さく頷き返して]
…いっそ理性なんて無い方が良い。下手に理性があると動けなくなる。そして他者に押し付け傍観する―正気と言う名の狂気の形の一つ。
[すぅ、と深く吸い込んだ息は胸のうちへ支援を運び、仄かな菫の薫りをもたらす。
焼けた灰は携帯のアッシュトレイへと押し込めて]
…さて、どうしたもんか。
[煙草をはさんでいた指が髪を一筋絡めて壁から身を起こす]
定員に達しなかったため、村の更新日時が24時間延長されました。
〔無菌の持ち場から廊下へ出ると、微かに揺蕩い残る紫煙が香る。無意識に鼻がむずついて視線を先へ遣る―コーネリアスと目が合って〕
…死に方を念頭に置いて動く、…だな。
〔彼の呟きを拾ってか、歩みを緩め低く*応じた*〕
[問い掛けにゆっくりと首を傾け――細かいルールは判らないらしい――たのも束の間、崩れた駒の山からラッセルへと視線を移し、頷きの代わりに瞬き一つを返し敗北を認め]
ラッセルの、勝ち。
[賭けて無いけど、と勝敗に拘りは無いのか変わらぬ口調で告げ崩れた駒の一つを摘み、視線の高さに持ち上げて、黒い「歩」の駒から奥の頷くラッセルへと視線を移し]
裏と――…表。
[自身に紅い「と」の見える様に駒を裏返すと、ラッセルの瞳には逆の順で駒の絵が変わるのが映るだろう]
裏返ると、変わる。
人間みたい。
[ぱちりと盤に歩を置きながら同じ言葉を*繰り返した*]
既にこの旅に飽いていた者は多いと聞く。
モニターと首っ引きになる必要のない僕には、
幸いにしてわからんことだが――
〔言葉を途切れさせて、暗黒広がる窓方を見遣る。母なる蒼は幻にさえ現れず…結果、耐熱ガラスに映るコーネリアスの横顔を僅かばかりの間観察することとなり。得られたか得られずか、向かう先へと視線を転じる〕
……
医務室を見てくる。
〔無論報告の義務はないが、そう言い添えた〕
――廊下→医務室――
そう。
[頷いて]
確かに。人間は皆複数の自分がある。親しい相手にしか見せない面―それは本当に良い面?
[俗に言う『内弁慶』の様に身内にしか見せない悪い面もある―それでも気になる相手の裏を知りたいと思えるのが不思議だった]
[灯りをつけたまま眠ってしまった。
支障はないけれど、なんとなく体が重いような気がする]
闇は癒しでもある…?
[強化硝子を何枚か隔てた向こうに見える闇と光を見つめ]
ギルにでも聞けば答えの出る可能性はある。
訊いてみるべき……。
[伸びをして、着替えを始める。途中、ドアのロックがかかっていることを確認して]
うん。
[悠々と着替えを済ませると、自室を*出た*]
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