情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
大丈夫よ、パパ。私はずっとあなたの傍にいるわ──。
だから泣かないで。ねえ、お願い…。
[私の身体は震えてはいないのだろうか。
私の声はパパには届かないほど小さいのだろうか。
私の肌を濡らす温かい彼の涙。
昨夜のように自由に両腕をのばし、彼が痛いと言うまでパパを抱きしめ、目許にくちづけ、溢れるその涙をすべてぬぐい去りたいたくて仕方が無い。]
私は何時でも決してパパを悲しませたりはしたく無いのに──。
[パパの口唇が私の耳朶に触れた瞬間、背筋に小さな官能が走った。濡れた舌先が首筋をくすぐる。…あぁ、今まで彼の舌にこんな風に触れられた事は一度もなかった。
ブラウスの釦がはずされていく。
冷たい外気に素肌が触れる感覚は、脇腹をなぞられるくすぐったいような感覚、そしてやや乾いた厚い絹のような男の掌に乳房を触れられる感触へと、すぐに置き換えられた。ネリーの着替えを手伝った時のそうだったように、今は私の丸い乳房が彼の手に揉みしだかれ、何か別の生き物のようにやわらかに動く。]
──…信じられないわ。
[彼の手は今、彫刻のデッサンのために動いているのでは無く、父親としてでもなく、ただ一人の男として…──、私の乳房を覆うブラジャーの内側へ手を伸ばしているのだと分かっていた。
モデルの時もそうだったけれど、胸の先端に触れられると意識が其処に集中してしまい、もどかしいような感覚がうまれはじめる。最初は何でも無い事のように思えるのに。…ああ、もし身体が動いたなら、私は身を捩り、これ以上この感覚が全身に伝染しないように、彼の手から背を背けようとしただろう。
「綺麗だ」と言う言葉が、私の感じている快楽を肯定しているように思え、また意識が昂揚した。経験の無い私は完全に未知の世界に来ていた。けれども、次に彼の手が何処へ向かうかはすぐ理解出来た。]
[しゃりしゃりとした手触りのスカートの、内生地の更に内側へ侵入がはじまった。
抵抗する事の出来ない私の脚は人形のように簡単に持ち上がる。パパの手が私の膝を軽く押し開き、普段ではあり得ないような場所に、何時もと変わらぬやさしいくちづけが降りそそがれた。私はその行為の落差に小さく息をのむ。
タブーへの抵抗感は恐ろしい事に何処にも無かった。
ハーヴの事もすでに忘れ果てていた。
敏感な内股をシルク越しに撫でさする指がやがて素肌に触れる。彼の動きの振動だけで繊細なレースが肌をくすぐり、私は簡単に下着がぬめりを帯びて行く事に頬が紅潮するのを感じた。紅潮と共に指先がジンと痺れた。
ショーツはあっけなく片脚から抜き取られてしまった。]
[パパが私に触れる事で高揚して行く様子が、何故か私には手に取るように分かる。
…私は知っていた。
彼が私のあたたかな液体が滴り落ちそうなその場所に、舌先で触れたいとずっと以前から願っていた事を──。彼がその場所に触れるとどうなってしまうのか、私には見当もつかなかった。
あぁ、今の私は彼のモデルでは無い。
舌先で秘めておくべき場所を探られる。襞のひとつが征服される度に、私はパパの前で私自身の欲望を曝けだして行く。吐息を堪えなくて良い事は幸いだったかもしれない。私が自由であったなら、彼の熱い息吹がわずかに触れただけで、はしたないような声をあげてしまったかもしれないから。]
[私が、一人で行為を行う時に決まって触れる小さなその場所は、快楽の洪水に埋もれ触れられる前から熱を帯びていた。
カーヴを描いた硬いともやわらかいとも表現出来ないものに押され、続いて私自身の指とはまったく異なる繊細で柔らかな舌で震わされる。声を上げる事が出来ないと言う事は快楽を逃がす事も出来ないと言う事だ。その場所の熱が高まり、硬く尖って行くのが手に取るように分かる。
爪先が電流を流されたように痺れ、太腿が緊張する。
私は口唇を小さく開こうとする。
尖りきった小さな快楽の中心部を自ら震わせ…──、私があっけなく達しそうになった瞬間、
──…パパ自身が私の中へと入って来た。]
[グチュリと言う音がして、柔襞が押し広げられ、先端が私の内側に埋もれて行く。指とは異なる圧倒的な質量と独特のフォルムをもった熱く硬い屹立が、暗く濡れそぼった洞窟をゆっくりと押し広げて行く。
私は彼の形状にあわせるように、私自身のその場所が形を変える事に先ず驚いた。
彼自身が内側にめり込むほど、私の身体とパパの身体は密着して行く。
「ひどく痛かったら済まない。」と言うパパの声。]
ちっとも痛く無いわ。
…それよりパパとこんなに近くに居られるなんて。
[そう思った瞬間、身体の内側に侵入に抵抗する場所がある事に気付いた。私は唐突にやってきた鋭い痛みから逃げ出したくて、背筋を撓らせる。パパは目を閉じて私を捕えるように両腕で抱きしめた。
…あぁ、ごめんなさいパパ。
私、怖くても痛くても逃げたりしないわ。]
[鋭い痛みはやがて去り、彼自身のすべてが収まり私の奥へぴたりと押し当てられたまま静止する。私とパパの間にはもう誰も入る事は出来ない。]
愛してる。パパ
誰よりも、私はパパを愛してる。
私はずっと、パパの傍に居るわ。
ねえ、泣かないで。
[ひとつに重なっているのだと身体が理解するほどに、彼と同じ悲嘆が私を覆った。私に縋りつき大声で泣く彼を、抱きしめ返したかった。
渾身の力を振り絞り、動かぬままだらりと横たわる腕を持ち上げるようとする。絶望が襲う。ああでもしかし、僅かにわずかに指先が、今、涙を隠そうともしない彼の背に触れたのでは無いだろうか。]
[私はそこで力尽きてしまったのかもしれない。
やさしく髪を撫で、背中の敏感な部分をなぞる腕と、破瓜したばかりの場所には荒々し過ぎる挿出。それに、達する前に放り出されてしまった私の快楽。みずからの指先でもたらす細い波しか感じたことのなかった私は、すべてが入り交じり、痛いのか心地良いのかすら何も分からない奔流に私は意図もたやすく飲みこまれてしまった…──。
首筋に鋭い痛みを感じて意識が一瞬覚醒する。
押上げられると痛いのか心地良いのか分からない再奥に、一層硬くなったパパの先端が強く押し当てられ、震えとともに温かいものが注ぎ込まれるのがわかった。]
[一瞬、荒波が緩むと、スカートに赫の混じった透明な液体が止めどなく滴り沁みを作って行く。]
──…だめ、スカートが汚れてしまう。
[けれども、パパは私の内側で硬度を取り戻し再び挿出をはじめる。私の内側は彼自身を止めたいのか、排出してしまいたいのか、私の意志とは無関係に何度も何度も痙攣を繰り返す。
もうこれ以上は、と思った所で*私の意識は途絶えた*。]
─自室─
[ほんの僅かな時間であっただろうか。自分のベッドに突っ伏していたネリー。やがて伏せているのを止め、立ち上がった。]
ああ……起きなくちゃ。旦那様、帰ってきてないのね…
わんちゃんの散歩にも行かないといけないし。どこへ行ってしまわれたのでしょう。
酒場の看板娘 ローズマリーは、修道女 ステラ を能力(守る)の対象に選びました。
酒場の看板娘 ローズマリーは、美術商 ヒューバート を投票先に選びました。
[狂犬がニーナに飛び掛るその瞬間、置いてあった清涼飲料水の壜を掴み、犬の頭に向かって投げつけた。
鋭く重い一撃を頭に喰らい、犬は甲高い鳴声を上げてよろめいた。弾かれた壜は床で砕け、ガラスの破片と泡立つ水を撒き散らす。
犬は頭部に加えられた衝撃に朦朧としていたが、獲物のニーナの側に撒かれた水に気付くと、弾かれたように後ずさる。]
[その隙に、ギルバートは殆ど一飛びでレジスター側に近付き、脱いだレインコートを犬の頭部に巻きつけた。
狂犬は新たな敵──ギルバートに牙を剥く暇も有らばこそ、頭部をぐるぐる巻きに拘束され、くぐもった唸り声を上げた。]
[彼は更に、レインコートの一端を握ったまま犬の首を後ろから片腕で締め上げた。苦痛にもがく獣の四肢が宙を掻く。
その腹に、ギルバートは手にしたナイフを幾度も突き立てた。
鮮やかな血が飛び散り、店の床や陳列物を、レジ側にへたり込んだニーナを、赤く染めた。]
[やがて、弱々しく四肢を震わせるだけになった犬の頭を掴んで床に押し付け、その頚部に切っ先を捻じ込み、頚椎を断ち切った。]
[──血臭の漂う店内に、奇妙な静寂が訪れた。]
[ギルバートは浅く肩を上下させながら、顔に飛び散った血飛沫を手の甲で拭った。
擦られてかえって広がった血の汚れを肌につけたまま、ニーナに顔を向けた。]
……大丈夫か、ニーナ。怪我は無いか。
─翌日─
[その後は、強いショックを受けていたニーナを宥めて寝かしつけ、一晩中側についていたのだった。
何とか眠りに落ちたニーナを寝室に置いて部屋を出ると、家中を捜索して顧客名簿が無いかどうか探し始めた。
ようやく目当てのものを探し出し、ある人物の自宅と、他に何箇所かの住所を調べ、メモ用紙に書き留めた。
ついでにヘイヴンの地図も一緒に失敬して、目当ての場所に印をつけた後、小さく折りたたんで、ポケットにしまった。]
[最後にもう一度ニーナの部屋に戻り、別れの挨拶をした。──彼は店を出た。]
[彼は狩り獲るべき対象を捜し求めて*歩き出した。*]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新